JP2011501879A - ビーム形成装置を伴うダイオードレーザ - Google Patents

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Abstract

ビーム形成装置を有するダイオードレーザ(34)を提案する。ここでは、1つのコリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)内に複数の機能が集約されている。これによって、必要な構造空間、製造コストおよび取り付けコストが格段に低減される。

Description

内燃機関およびガスタービンに対するレーザ点火装置は既に公知である。このようなレーザ点火装置は、ポンピング光源、導光装置およびレーザ装置を有している。レーザ装置は、ポンピング光源によって形成され、導光装置によって伝達されるポンピング光によってレーザパルスを形成する。このレーザパルスは、いわゆる点火点にフォーカシングされる。この点火点は、内燃機関の燃焼室内に位置している。
ポンピング光源によって放射されたレーザ光をできるだけ少ない損失で、導光装置内に入力することを可能にするために、ポンピング光源と導光装置との間に、ビーム形成装置が設けられる。
DE10200400692B2号から、ビーム形成のための装置を備えたダイオードレーザが公知である。このダイオードレーザでは、入力側で、導光ファイバーの終端部が次のように変形されている。すなわち、この終端部が、隣接する導光ファイバーと溶融され、矩形の断面を得られるように変形されている。これによって、ダイオードレーザのエミッターによって放射されたレーザ光が可能な範囲で最良に、導光ファイバー内に入力される。
今後計画されている、レーザ点火装置の大量生産においては、大量の数が製作されるべきなので、レーザ点火の全構造群を低コストで製造することは、経済的に非常に重要である。
発明の開示
本発明の課題は、ビーム形成装置を備えたプラズマ光源として適しているダイオードレーザを提供することである。ここでこのビーム形成装置はその構成部分数、必要とされる構造空間、信頼性、個々の構成部分の製造コスト、および取り付けコストに関しても、従来技術に比べて格段の利点を有している。
上述の課題は本発明では、次のようなダイオードレーザによって解決される。すなわち、少なくとも1つのエミッターアレイと、このエミッターアレイから出射するポンピング光に対するビーム形成装置とを有しており、ここでこのビーム形成装置はファースト軸コリメーション(FAC)レンズ、スロー軸コリメーション(SAC)レンズおよび有利には、非球面フォーカシングレンズを含んでいる形式のダイオードレーザにおいて、SACレンズの機能とフォーカシングレンズの機能とが、1つのコリメーションおよびフォーカシングレンズにまとめられていることを特徴とするダイオードレーザによって解決される。ここで、1つまたは2つの機能を、エミッターアレイに向けられた表面上またはエミッターアレイの方を向いていない表面上で実現することができる。択一的に、これらの機能のうちの1つまたは複数、例えばFACレンズの機能を、グレーデッドインデックスレンズによって実現することが可能である。このようなレンズに対する情報は、例えばインターネットで、www.grintech.deで見つけられる。これは本願に参照として取り入れられている。本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズの重要な利点を以下に示す:
まずは構成部材の数が低減される。これは、製造コストおよび必要な構造空間に有利に作用する。さらに、従来技術において、別個のレンズとして構成されているSACコリメーションレンズおよび非球面フォーカシングレンズをそれぞれ、ポンピング光源に対して正確に位置付けする必要がなくなる。2つの機能を1つのレンズ内に組み込むことによって、1つのアライメント過程だけが必要となる。
最後に、光学的な構成部分の数が少ないこと、および2つのレンズを相対的に位置付けする必要がないことによって、システムの高い信頼性を保ちながら、取り付けコストを格段に低減することもできる。
コリメーションおよびフォーカシングレンズの1つまたは2つの表面が、自身から出射するポンピング光を分割し、2つまたはそれより多くの焦点にフォーカシングすることによって、システムコストをさらに低減することができる。このような分割および複数の焦点へのフォーカシングは例えば次のことによって行われる。すなわち、コリメーションおよびフォーカシングレンズの光学的にアクティブな表面が、相互に隣接して配置された複数のコリメーションおよびフォーカシングレンズのように作用することによって行われる。ポンピング光を分配することによって、これは所期のように導光装置の種々のファイバーに入力される。これによって、ダイオードレーザから導光装置へのポンピング光の移行時に、非常に僅かな損失しか生じない。
変換損失を格段に低減させることは次のことによって実現される。すなわち、ビーム形成装置がファースト軸コリメーションレンズを含んでおり、ここで、FACレンズの光学的に作用する表面が、エミッターアレイの直前に配置されることによって実現される。
これによって、ファースト軸方向における約30°〜60°のポンピング光の比較的大きい放出角度を比較的強くコリメーションすることができる。従って、ダイオードレーザからの導光装置内へのポンピング光の移行時の損失はさらに低減される。付加的に、FACレンズがさらにフォーカシング機能を担うこともできる。これはエミッターアレイまでの間隔に依る。
FACレンズの焦点距離は有利には、0.6mm〜1.2mmの間の範囲にある。
本発明の特に有利な構成では、エミッターアレイの方を向いている、コリメーションおよびフォーカシングレンズの表面が、FACレンズとして構成されている。これによってさらに、製造コスト、必要な構造空間および取り付けコストに関する上述した有利な効果とともに、光学的な構成部材を省くことができる。
本発明のコリメーションレンズおよびフォーカシングレンズのスロー軸コリメーションの機能は、隣接して配置された複数の円柱レンズによって実現される。ここでこれらの円柱レンズの長手軸は、ダイオードレーザのファースト軸に対して平行に延在している。
これと相応して、FACレンズとして構成されている、本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズの表面は例えば、柱状に、殊に円柱状に構成される。この場合には、柱状の、FACレンズとして構成された表面の長手軸は、ダイオードレーザのスロー軸に対して平行に延在している。
本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズは、次のような場合にも使用可能である。すなわちダイオードレーザが、ファースト軸方向において相互に重なって積層化されている複数のエミッターアレイを有し、これらが1つのマイクロスタックエミッターアレイを構成している場合にも使用可能である。ここで特に有利には、マイクロスタックの個々のエミッターの間隔が数マイクロメータであり、僅かであるので、マイクロスタックないしはマイクロスタックエミッターアレイの相互に重なって配置されている全てのエミッターに対して、1つの共通のFACレンズで充分である。殊に、要求されている使用目的、すなわちレーザ点火装置に対するポンピング光の供給に対して必要なビーム形成の精度も得られる。
本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズは、ホットプレスによって製造される。従って、製造コストはさらに低減され、必要な光学的な質が保証される。
本発明のさらなる利点および有利な構成は以下の図面、図面の説明および特許請求の範囲に記載されている。図面、明細書および請求項に開示されている全ての特徴は単独でも、相互の任意の組み合わせにおいても本発明の本質である。
レーザによる点火装置を有する内燃機関の概略図 図1に示された点火装置の概略図 本発明のダイオードレーザの簡略化された図 ダイオードレーザビーム形成装置の図 ダイオードレーザビーム形成装置の図 ダイオードレーザビーム形成装置の図 本発明のビーム形成装置の実施形態 本発明のビーム形成装置の実施形態 本発明のビーム形成装置の実施形態
図1aにおいて内燃機関全体に参照番号10が付与されている。これは、図示されていない自動車の駆動のために用いられる。内燃機関10は複数のシリンダーを含んでおり、図1にはこのうちの1つだけが示されており、参照番号12が付与されている。シリンダー12の燃焼室14はピストン16によって制限されている。燃焼に必要な燃料は直接的に、インジェクター18を通って、燃焼室14内に、または図示されていない内燃機関10の吸気管内に噴射される。インジェクターには同じように、レールと称される燃料蓄圧器20から燃料が供給される。
燃焼室14内に噴射された燃料22は、レーザパルス24によって点火点ZPにおいて点火される。レーザパルス24は、レーザ装置26によって燃焼室14内に放射される。このためにレーザ装置26には、導光装置28を介してポンピング光が供給される。このポンピング光は、ポンピング光源30から供給される。ポンピング光源30は、制御装置32によって制御される。ここでこの制御装置は殊に、インジェクター18も駆動制御する。上述の構造群はいわゆるレーザ点火装置27を構成する。
図1bから分かるように、ポンピング光源30は、種々のレーザ装置26に対する複数の導光装置28へ供給する。これらのレーザ装置はそれぞれ、内燃機関10の各シリンダー12に割り当てられている。このためにポンピング光源30は複数のポンピング光源34を有している。これらは、パルス電流供給部36と接続されている。複数の個別ポンピング光源34が存在することによって、いわば、種々のレーザ装置26でのポンピング光の「静かな(ruhende)」配分が実現される。従って、ポンピング光源30とレーザ装置26との間で光学的な分配器等は必要ではない。
レーザ装置26は、受動的なQスイッチレーザ(Gueteschaltung)46を備えた例えばレーザ活性固体44を有している。これは、入力ミラー42および取り出しミラー48とともに、光学的な共振器を構成する。ポンピング光源30によって生成されたポンピング光を加えて、レーザ装置26は、それ自体公知の方法でレーザパルス24を生成する。このレーザパルスは、焦点合わせ光学系52を通って、燃焼室14(図1a)内に存在する点火点ZPにフォーカシングされる。レーザ装置26のハウジング38内に設けられているコンポーネントは、燃焼室窓58によって燃焼室14とは別個にされている。
図2は、ポンピング光源34の概略的な平面図を示している。図2から分かるように、ポンピング光源34は複数のエミッター35を有している。これらのエミッター35から放出されたポンピング光60は、レーザ装置26(図1b)ないしはレーザ装置内に配置されているレーザ活性固体44を光学的にポンピングするのに使用され、導光装置28内に入力される。
導光装置28は多数の導光ファイバー68を含んでいる。これらは以下で、ファイバー68とも称される。エミッター35から放射されたポンピング光60をできるだけ少ない損失で、導光装置28のファイバー68内に入力することを可能にするために、ポンピング光源34と導光装置28との間に、1つまたは複数の、図2に示されていないビーム形成装置が設けられている。これを以下で詳細に説明する。
図3には、ダイオードレーザとして構成されているポンピング光源34の例が、正面で示されている。本発明では、用語ポンピング光源34とダイオードレーザ34が同義語で使用されている。
図3では、全体で、9個の線形エミッター35が示されている。これらの全てには、分かりやすくするために、参照番号が付与されていない。これらのエミッター35は線形の光源であり、その高さは約1μmであり、幅Bは約60μm〜200μmである。ここで図示の例では、ファースト軸の方向においてそれぞれ3つのエミッター35が相互に重ねて配置されており、いわゆるマイクロスタック37を構成している。マイクロスタック37内に集約されているエミッター35の間隔は、僅か数マイクロメートルである。従って、マイクロスタック37も線形の光源として見なされ得る。実際のダイオードレーザ34では、エミッター35およびマイクロスタック37の数は格段に多い。分かりやすくするために、図では比較的少ないエミッター35およびマイクロスタック37しか示されていない。
中心から中心までの、スロー軸方向における隣接する2つのマイクロスタック37の間隔は、しばしばピッチ39とも称され、例えば450μmである。
スロー軸方向において隣接して配置されたエミッター35の各列は、エミッターアレイ40と称される。図示の例ではスロー軸方向において全部で3つのマイクロスタック37が、1つのアレイになるように配置されているので、本発明では、マイクロスタックアレイ41についても言及される。ファースト軸方向において、マイクロスタック37の延長は僅かであるので、エミッターアレイ40の光学的な特徴およびマイクロスタックアレイ41の光学的な特徴は実質的には同じである。これによって、ビーム形成装置の構成に関して格別の効果が奏される。
図4は、ダイオードレーザ34の側面図および本発明のいわゆるファースト軸コリメーションレンズ62の実施例を示している。ファースト軸コリメーションレンズを以下で、FACレンズ62とも称する。マイクロスタック37から放射されたポンピング光60は、ファースト軸の方向において、約30°〜60°の非常に大きい放射角度を有しているので、ポンピング光60は、FACレンズ62を通ってコリメートされなければならない。このFACレンズは通常は、マイクロスタック37のすぐ近くに配置されている短焦点距離の円柱レンズである。これは、スロー軸に対して平行に延在している。
ダイオードレーザ34とFACレンズ62との間の間隔Aは例えば、強制的にではなく、90μmである。FACレンズ62の焦点距離は典型的に、0.6mm〜1.2mmの領域にある。この場合には、FACレンズは、マイクロスタックエミッター37から出射したポンピング光60をコリメートするためだけではなく、同時に、このポンピング光60をフォーカシングする。
図3から分かるように、マイクロスタックエミッター37は、この実施例において相互に重なって位置している3つのエミッター35を有しているので、マイクロスタックエミッター37の焦点F、FおよびFは、ファースト軸方向において相互に間隔をあけて位置している。これら3つの焦点F、FおよびFのこの間隔は、レーザ点火装置内での使用時には問題とならない。
図5には、従来技術に即したポンピング光源34と、前置接続されたビーム形成装置の平面図が示されている。図4に基づいて既に説明したように、ポンピング光源34の直前に、FACレンズ62が配置されている。さらに、スロー軸コリメーションを実現するためにSACアレイ64が設けられており、これは、相互に隣あって配置された複数の円柱レンズから成る。ここで、マイクロスタック37の数は、SACアレイ64の円柱レンズの数に相応する。
SACアレイ64によって、ビームクオリティ、殊に、スロー軸方向における、マイクロスタック37から放出されたポンピング光60の焦点合わせ性が改善される。ポンピング光源34のスロー軸ダイバージェンスを低減させる能力は、エミッター35ないしはマイクロスタック37の幅によって、およびマイクロスタック37間のピッチ39によって定められる。このピッチ39は、熱導出を改善するために、最低値を下回ってはいけないので、ポンピング光源34から放射されるポンピング光60のビームクオリティが設定され、コリメートされなければならない。150μmのエミッター幅と500μmのピッチ39とを備えた通常の構造では、スロー軸方向におけるポンピング光のダイバージェンスは最大でファクター2.3だけ低減される。
ポンピング光60を導光装置のファイバー68(図2)内に入力することを可能にするために、ポンピング光はSACアレイから出射した後、さらにフォーカシングされなければならない。大きい角度(高い開口数)が必要なので、このために例えば非球面のレンズ66が使用される。
従来技術から公知のビーム形成装置を概略的に示している図5の平面図から容易に分かるように、このようなビーム形成装置に対するコストは非常に高い。まずは3つのレンズ、すなわちFACレンズ62、SACアレイ64および非球面フォーカシングレンズ66が必要である。これによって当然ながら非常に高い製造コストがかかる。さらに全てのレンズ62、64および66が、ポンピング光源34に対して正確に位置付けされなければならない。ここから非常に高い取り付けコストおよびアライメントコストが生じる。
図6には、本発明のビーム形成装置の実施例が等尺で示されている。ここではSACアレイの機能およびフォーカシングレンズの機能が、本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズ68内にまとめられている。従って図6に示された実施例ではポンピング光源34の方を向いていない、コリメーションおよびフォーカシングレンズ68の表面が、非球面フォーカシングレンズと、SACアレイの機能を有する複数の相互に平行に延在する円柱レンズとの重畳から構成されている。コリメーションおよびフォーカシングレンズ68の非球面状湾曲によって、ポンピング光源34までの円柱レンズの間隔は異なる。円柱レンズの焦点(図6において参照番号が付与されていない)は、ほぼマイクロスタック37の光出射部に位置しなければならないので、個々の円柱レンズの焦点距離も位置に依存して、相互に異なる。
図5と図6の比較から既に分かるように、SACアレイ64とフォーカシングレンズ66を、1つの共通のコリメーションおよびフォーカシングレンズ68にまとめることによって、構成部分の数が減るだけでなく、構造空間も大幅に削減される。
ここで、図7に示された第2の実施例に示されているように、ポンピング光源34から放射されたポンピング光が全体で4つの焦点上で、導光部の例えば4つのファイバー68に入力されるべき場合には、次のことが可能かつ有利である。すなわち、相互に間隔があけられた4つの焦点へのポンピング光のこのような分割およびフォーカシングを、例えば、ポンピング光源34の方を向いていない、コリメーションおよびフォーカシングレンズの68の表面内に組み込むことも可能かつ有利である。このような実施例では、コリメーションおよびフォーカシングレンズ68は1つの焦点上にだけフォーカシングするのではなく、ポンピング光源34から放出された光を4つの焦点上にフォーカシングする。これらの焦点は図7においてF〜Fで示されている。これによってポンピング光源34から放射されたポンピング光を複数の部分ビーム60.1〜60.4に分け、個々のファイバー68を1つの導光装置28に割り当てることが可能になる。このために、ファイバー68の終端部を焦点F〜F内に配置することが必要である。
4つの部分ビームに分けられたポンピング光には図7において参照番号60.1、60.2、60.3および60.4が付されている。このような実施例では、ポンピング光源34において、図3〜図5の簡略的な図に示されているように、3つのマイクロスタック37が存在しているだけでなく、格段に多くのマイクロスタックが設けられている。従って、例えば19個のマイクロスタック37(図6および7には図示されていない)が設けられていてもよい。図7に示されたこの実施例に応じて球面レンズを4つの別個の非球面レンズに分けることによって、さらなる機能、すなわち、4つの異なる焦点F〜Fでの、ポンピング光の分割およびポンピング光60のフォーカシングを、付加的な製造コスト無く、かつ付加的に構造空間を必要とすること無く、本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズ68内に組み込むことができる。これによって、当然ながら、取り付けコストも低減する。
図8に示されているように、FACレンズ62の機能もコリメーションおよびフォーカシングレンズ68内に組み込むことによって、構成部分の数および取り付けコスト並びに必要な構造空間をさらに低減させることができる。このような、低コストにもかかわらずかつ、特に省スペースな実施形態では、本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズ68を、ダイオードレーザに対して位置付けするだけで、FACコリメーションもSACコリメーションも、これに続くポンピング光のフォーカシングおよび分割も必要な精度および正確さで行うことができる。これによって、必要な構造空間および製造コストに関してさらなる利点が得られる。本発明のコリメーションおよびフォーカシングレンズ68は約1mm×3mm×10mmの寸法を有しているので、相応する成形工具内へのホットプレスによって、充分な正確さで、許容可能なコストで製造することもできる。
基本的には全ての機能を、ダイオードレーザ34の方を向いているまたは向いていない、本発明によるコリメーションおよびフォーカシングレンズ68の表面で実現することができる。

Claims (13)

  1. 少なくとも1つのエミッターアレイ(40)と、当該エミッターアレイ(40)から出射するレーザ光(60)に対するビーム形成装置とを有するダイオードレーザであって、
    前記ビーム形成装置は、SACレンズ(64)と、有利には非球面のフォーカシングレンズ(66)とを含んでおり、
    前記SACレンズの機能と前記フォーカシングレンズの機能とが、1つのコリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)内にまとめられている、
    ことを特徴とするダイオードレーザ。
  2. 前記SACレンズの機能および/または前記フォーカシングレンズの機能は、前記エミッターアレイ(40)の方を向いていない、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)の表面上で実現される、請求項1記載のダイオードレーザ。
  3. 前記SACレンズの機能および/または前記フォーカシングレンズの機能は、前記エミッターアレイ(40)の方を向いている、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)の表面上で実現される、請求項1記載のダイオードレーザ。
  4. 前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)は、当該前記コリメーションおよびフォーカシングレンズから出射するポンピング光(60.1〜60.4)を分配する、請求項1から3までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  5. 前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)は複数の焦点(F〜F)にフォーカシングする、請求項5記載のダイオードレーザ。
  6. 前記ビーム形成装置はファースト軸コリメーション(FAC)レンズ(62)を有しており、当該FACレンズ(62)は前記エミッターアレイ(40)の直前に配置されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  7. 前記エミッターアレイ(40)の方を向いている、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)の表面をFACレンズとして構成する、請求項8記載のダイオードレーザ。
  8. 前記FACレンズの機能および/または前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)をグレーデッドインデックスレンズとして構成する、請求項1から7までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  9. 前記エミッターアレイ(40)の方を向いていない、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)の表面上に、相互に隣接して配置され、かつ前記ダイオードレーザ(34)のファースト軸方向に対して平行に延在する複数の円柱レンズが構成されている、請求項1から8までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  10. 前記円柱レンズの焦点距離は、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)と前記エミッターアレイ(40)との間の間隔に依存する、請求項6記載のダイオードレーザ。
  11. 前記FACレンズとして構成された、前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)の表面は、柱状、殊に円柱状である、請求項8から11までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  12. 複数のエミッターアレイ(40)が前記ファースト軸の方向において相互に重なって積層されており、少なくとも1つのマイクロスタックエミッターアレイ(41)を構成している、請求項1から11までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
  13. 前記コリメーションおよびフォーカシングレンズ(68)はホットプレスによって製造されている、請求項1から12までのいずれか1項記載のダイオードレーザ。
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