JP2011258478A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】コネクタが基板の一方側においてほとんど突出せず、しかも他方側に飛び出している高さも低くなるように構成し、基板上に直接箱体が設置できるコネクタを提供すること。
【解決手段】接続端子の周囲にコネクタ嵌め込み部が形成されたプリント配線基板2と、ケーブルと、を接続するコネクタ1において、コネクタ1は底面部と底面部から垂直に立設された少なくとも2面の側面部とを有し、両側面部は、コネクタ嵌め込み部と嵌合するように、底面部から所定高さ離れた位置に底面部と平行に形成されたスリット部を有し、底面部には、コネクタ1のプリント配線基板2上の位置を固定する固定手段が形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】接続端子の周囲にコネクタ嵌め込み部が形成されたプリント配線基板2と、ケーブルと、を接続するコネクタ1において、コネクタ1は底面部と底面部から垂直に立設された少なくとも2面の側面部とを有し、両側面部は、コネクタ嵌め込み部と嵌合するように、底面部から所定高さ離れた位置に底面部と平行に形成されたスリット部を有し、底面部には、コネクタ1のプリント配線基板2上の位置を固定する固定手段が形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、プリント配線基板に取り付けるコネクタ、及び、これを用いた点光源用面照明光源装置に関し、詳しくは、プリント配線基板への取り付け方法を複数選択することができるコネクタ及びこれを用いた点光源用面照明光源装置に関する。
電気及び電子機器には、機器内部の回路配線間或いは外部回路などとの接続用に様々なタイプのコネクタが使用されている。これらの様々なタイプのコネクタの中で、基板若しくは端子にスリットを設け、コネクタをスリットに挿し込むことで基板若しくは端子に固定させるタイプのコネクタが知られている(下記特許文献1、2参照)。
このうち、下記特許文献1に開示されているコネクタを図8を用いて説明する。なお、図8Aは下記特許文献1に開示されているプリント配線板とコネクタの接続部分の斜視図であり、図8Bはプリント配線板の斜視図であり、図8Cはコネクタの正面図であり、図8Dはコネクタの側断面図である。
このプリント配線板50とコネクタ51との接続構造は、プリント配線基板50の一端に形成された複数の凹部52からなるスリット部53と、スリット部53に設けられ、電気信号入出力用導体を形成する接触部54と、プリント配線基板50に設けられたコネクタ抜け防止穴55を備え、コネクタ51内にはプリント配線板50のスリット部53と噛み合うように形成された複数の貫通孔56と、貫通孔56内の一側面側に配置されてプリント配線基板50の接触部54と係合する金属導体57と、貫通孔56内に設けられ、コネクタ抜け防止穴55と噛み合わせ可能なコネクタ抜け防止用ツメ58とを備えている。
下記特許文献1に開示されているプリント配線板50とコネクタ51の接続構造によれば、プリント配線板50に設けられたスリット52と、コネクタ51とが、コネクタ51の中心がプリント配線板50に挿し込まれるように取り付けられる。これにより、プリント配線板50上にコネクタがなくなり、回路ユニットの小型化を図ることができると共にハンダ付けにてコネクタをプリント配線板に固着することがなくなってリード部のハンダ付けが不要になり、且つクラックの発生を防止することができるというものである。
次に、下記特許文献2に開示されている回路基板とコネクタの接続構造を図9を用いて説明する。なお、図9は下記特許文献2に開示されているコネクタの概略斜視図である。
この回路基板60とケーブルコネクタ61の接続構造は、回路基板60上にスリット63が設けられており、回路基板側シールドケース62をスリット63に嵌合させ、この回路基板側シールドケース62内に位置するスリット63にケーブルコネクタ61を嵌合させることによって回路基板60とコネクタ61とを電気的に接続させるものである。
下記特許文献2に開示されている回路基板とコネクタの接続構造によれば、回路基板に接続するケーブルコネクタ側に、接触圧の確保をさせるとともに、その接続部のシールドも確保させるようにしたので、伝送回路の接続構造としても充分に信頼性のおけるものとなる。加えて、回路基板側の導体片の部材が削減されるため、コストダウンに繋がると共に、その導体片等によるインピーダンス変化は無くなって、接続部のインピーダンス変化が小さくなり、高速信号の伝送回路として有利になるという効果を奏するものである。
しかしながら、上記特許文献1ないし2に開示されているコネクタを回路基板に取り付けると、回路基板から上部へコネクタが飛び出してしまい、回路基板上に他の装置を直接設置しようとした場合には邪魔になってしまう。このため、他の装置を回路基板上に直接設置する必要がある場合は、回路基板を大き目に形成し、他の装置が設置されていない箇所にコネクタを取り付け、ないしは飛び出しているコネクタが当たらないような空間を他の装置の下部に形成しておくなどの工夫が必要であった。
ここで、面状照明装置に基板を取り付ける場合、面状照明装置の内部は全面が反射率の高い部材で構成されていることが望ましいものである。その一方で、面状照明装置はできる限り厚さを薄くしたいという要望もある。そこで、従来の面状照明装置では、面状照明装置の内部にコネクタを設置し、面状照明装置の厚さが薄くなるようにしていた。しかしながら、コネクタを面状照明装置に取り付けると、面状照明装置を薄くすることができるが、光源からの光がコネクタに当たってしまい、均一に拡散せず、照度が不均一になってしまう。
このように、従来の面状照明装置では、面状照明装置の内部にコネクタを設置しているため、光の利用効率が下がってしまっており、十分な照度が得られないことがあった。また、コネクタを面状照明装置の外部に取り付けた場合でも、コネクタの厚さの分だけ面状照明装置の厚さが増加してしまい、面状照明装置を薄くするという目的を達成し難かった。
発明者等は、上記の問題点を解決することができる構成を種々検討した結果、基板上に箱体、特に点光源を用いた面照明光源装置を取り付ける必要がある場合に、コネクタが基板の一方側においてほとんど突出せず、しかも他方側に突出している高さを低くすることによって、基板上に直接箱体を設置することができ、更に、このような構成のコネクタは、コネクタの突出する向きを適宜選択することができることを見出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、基板への取り付け方法を複数選択することができるコネクタ及びこれを用いた点光源用面照明光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明におけるコネクタは、接続端子に隣接したコネクタ嵌め込み部が形成されたプリント配線基板上の前記接続端子と、ケーブルと、を接続するコネクタにおいて、前記コネクタは底面部と前記底面部から垂直に立設された少なくとも2面の側面部とを有し、前記側面部は、前記コネクタ嵌め込み部と嵌合するように、前記底面部から所定高さ離れた位置に前記底面部と平行に形成されたスリット部を有し、前記底面部には、前記コネクタの前記プリント配線基板上の位置を固定する固定手段が形成されていることを特徴とする。
本発明のコネクタによれば、底面部と平行に形成されたスリット部をプリント配線基板に形成されたコネクタ嵌め込み部内に嵌合させるのみでコネクタをプリント配線基板に設置することができるので、コネクタのプリント配線基板への設置が容易となる。しかも、本発明のコネクタによれば、プリント配線基板からの突出高さを底面部からスリット部までの所定高さとすることができるため、この所定高さを小さくすることによりプリント配線基板からの突出高さを低くすることができる。加えて、コネクタをプリント配線基板から突出する高さが高くなる方向に取り付けることもできるので、本発明のコネクタの使用形態が広くなる。
本発明のコネクタにおいては、前記所定高さは、1mmよりも小なることが好ましい。
本発明のコネクタによれば、プリント配線基板からの突出高さを1mmよりも小さくすることができるようになる。なお、前記所定高さの下限は、0mmであるとコネクタの底面部と平行にスリット部を形成することができず、コネクタを強固にプリント配線基板に固定できないため、0.1mm程度とすることが好ましい。
また、本発明のコネクタにおいては、前記コネクタは前記底面部が前記プリント配線基板のプリント配線回路側となるように取り付けられることが好ましい。
このような構成とすると、コネクタのプリント配線基板からの突出高さを、コネクタの底面部からスリット部までの所定高さとすることができるため、任意に変化させることができるようになる。
また、本発明のコネクタにおいては、前記コネクタは前記固定手段のみで前記プリント配線基板のプリント配線回路を有する面に取り付けられることが好ましい。
本発明のコネクタによれば、特に複雑な構成を設けなくても容易に前記プリント配線基板のプリント配線回路に接続することができるようになる。
また、本発明のコネクタにおいては、前記固定手段は前記底面部から外方へ向けて突出された板状部であって、前記板状部は前記底面部と平行かつ前記側壁部と垂直になるよう取り付けられていることが好ましい。
本発明のコネクタによれば、底面部と平行に形成されたスリット部をプリント配線基板に形成されたコネクタ嵌め込み部内に嵌合させるのみでコネクタの固定手段である板状部をプリント配線基板の表面に当接することができるようになるので、コネクタのプリント配線基板への固定が容易となる。
また、本発明のコネクタにおいては、前記板状部は前記プリント配線基板とはんだ付けによって固定されることが好ましい。
本発明のコネクタによれば、板状部が前記プリント配線基板とはんだ付けによって固定され、コネクタとプリント配線基板との間の固定が強固となるようにすることができる。
本発明の面照明光源装置は、上記のいずれかに記載のコネクタを取り付けた前記プリント配線基板と、前記プリント配線基板に設置された点光源と、前記点光源からの光を均一な面状光源へと変換する光導通反射板とを有していることを特徴とする。
本発明の面光源装置においては、光導通反射板とプリント配線基板との間の高さをコネクタのプリント配線基板からの突出高さと等しくすることができる。そのため、本発明の面光源装置によれば、この突出高さを小さくすることにより、例えば1mm以下とすることができるので、面光源装置の厚さを薄くすることができるようになる。
本発明の面照明光源装置においては、光照射方向に開口部が形成されているケーシングと、前記ケーシングの底面部に取り付けられた前記プリント配線基板と、前記ケーシングの前記開口部が塞がれるように取り付けられた前記光導通反射板とを有する面照明光源装置において、
前記ケーシング及び前記光導通反射板は反射率の高い部材で形成され、
前記光導通反射板は、前記点光源からの距離が長くなるに従って光の透過率が上昇し、光の反射率が低下するように構成されていることが好ましい。
前記ケーシング及び前記光導通反射板は反射率の高い部材で形成され、
前記光導通反射板は、前記点光源からの距離が長くなるに従って光の透過率が上昇し、光の反射率が低下するように構成されていることが好ましい。
本発明の面照明光源装置によれば、厚さが薄く、かつ、照度が均一な面照明光源装置を得ることができるようになる。
本発明の面照明装置においては、上記のいずれかに記載の面照明光源装置と、前記面照明光源装置を単数若しくは複数収容し、光照射方向に開口部が形成されているハウジングと、前記ハウジングの前記開口部が塞がれるように取り付けられた拡散板とを有しているものとすることができる。
本発明の面照明装置によれば、厚さが薄く、かつ、照度が広い面積範囲に亘って均一な面照明光源装置を得ることができるようになる。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するためのコネクタを例示するものであって、本発明をこのコネクタに特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のコネクタにも等しく適応し得るものである。
以下、図1、図2を参照して本発明の実施例におけるコネクタの概要について説明する。なお、図1Aは本発明の実施例におけるコネクタの前面からの外観斜視図、図1Bはコネクタの背面からの外観斜視図、図2Aはコネクタの正面図、図2Bはコネクタの側面図、図2Cはコネクタの背面図、図2Dは図2CにおけるIID部分の拡大図である。
本実施例におけるコネクタ1は、底面部11aと、底面部11aの各長辺から垂直に立設している右側面部11c、左側面部11dと、底面部11aと対向し、右側面部11c及び左側面部11dに連接された上面部11bと、底面部11a、両側面部11c、11d及び上面部11bに囲まれ、且つ、垂直に立設された支持部11eとで形成されたコネクタ本体と、支持部11eに支持され、コネクタ本体の中心部を通っている一対のリード線12と、底面部11aから右側面部11c、左側面部11d側にそれぞれ突出するように取り付けられたフィン14とで構成されている。
底面部11aは短辺が例えば7.5mm、長辺が10mmの矩形状である。各側面部11c及び11dは例えば長さが底面部の長辺と同じ10mmであり、高さは5mmである。また、両側面部11c及び11dの前面部側における上部分は底辺及び高さが例えば6mmの直角二等辺三角形部分が切り取られている。支持部11eには各リード線12を通すための孔110が底面部11aから例えば高さ5mmの位置に、2.5mmの間隔を開けて平行に2つ設けられている。各リード線はこの孔110を通り、リード線のコネクタ前面部側に突出している部分は、底面部方向に垂直に折り曲げられ、底面部11aと同じ高さでコネクタ前面部方向に垂直に折り曲げられている。各リード線12の端部12eは、コネクタ本体の前面側へ例えば2mmほど突出している。
両側面部には底面部11aから例えば高さh2=0.6mmの位置に、底面部11aに平行な溝状のスリット13が設けられている。スリット13の幅h1は例えば1mmである。このスリット13は後述する基板5に設けられたコネクタ嵌め込み部に嵌め込まれる。また、底面部11aに取り付けられているフィン14は底面部と平行に取り付けられており、両側面部から突出している大きさは、例えば長さ2mm、幅3mmの矩形状である。このフィン4を、後述する基板上にはんだ付けすることによって、コネクタ1と基板とが強固に接続される。
コネクタ1の底面部11a、両側面部11c及び11d、上面部11b及び支持部11eはプラスチック、グラスファイバー強化プラスチックなど、一定の強度を持った軽い物質で形成されている。リード線12は導電性の高い部材、例えば銅、鉄などで形成されている。フィン14ははんだづけの出来る部材、例えば銅、真鍮、鉄などで形成されている。
次に、図3、図4を参照して、本発明の実施例におけるコネクタを取り付ける基板について説明する。なお、図3Aは基板の平面図、図3Bは図3AのIIIB−IIIB線の断面図、図3Cは図3BのIIIC部分の拡大図、図4は本発明の実施例におけるコネクタを基板に取り付けた外観斜視図である。
基板2は、図3A及び図3Bに示すように、所定の肉厚及び大きさを有する矩形状の基材2aと、この放熱板の片方の面に設けられた絶縁層2b、及び絶縁層2bの上に設けられた導電層2cからなる。基板2の厚みは、前述されたコネクタ1に設けられているスリット13の幅h1と同じ1mmである。
基材2aは、所定の熱伝導率を有し、比較的安価な材料、例えば金属材が使用される。金属材としては、熱伝導率が高く、軽量かつ安価なアルミニウム或いはアルミニウム合金(以下、これらを纏めて「アルミニウム」という)を用いるのが好ましいが、鉄、銅、その他の材料を用いることもできる。
基材2aの片面には、導電性を有する基材2aとその表面に設けられる導電層2cとの間を絶縁するために、絶縁層2bが形成されている。この絶縁層2bは、導電層2cを基材2aに固定させる接着層を兼ねており、ポリイミドなどからなる公知の絶縁材料が用いられる。
導電層2cは、LED3と図1に示したコネクタ1とを電気的に接続するための配線パターン22を形成するためのものであり、本実施形態では導電性が高い銅薄膜からなる。導電層2cは、接着性を有する絶縁層2bによって、基材2aに固定されている。この導電層2cをエッチングすることによって、配線パターン22が絶縁層の表面に形成され、LED3及びコネクタ1を電気的に接続することができる所定のパターンが形成される。配線パターン22は第1の配線パターン22a、第2の配線パターン22bからなり、所定の間隔をあけて配設されている。第1の配線パターン22aには両端にコネクタ1の一方のリード線端部12eが接触されて電気的に接続され、この第1の配線パターン22aは隣接する他のLED用照明基板の同様の配線パターンに電気的に接続される送り線となっている。第2の配線パターン22bは、一端にコネクタ1のもう一方のリード線端部12eが固定され、他端にLED3の一方の端子が接続されるように形成されている。
導電層2cの表面には、接続部を除く基板2の全面を覆うようにさらにはんだレジスト層2dが設けられている。このはんだレジスト層2dを設けることにより、はんだ付けが不要な部分にはんだが付着することが防止される。はんだレジスト層2dには公知のはんだレジスト材が用いられており、その詳細な説明は省略する。
基板2にはコネクタ1を取り付けるためのコネクタ嵌め込み部21が設けられている。コネクタ嵌め込み部21は基板2の一部を切り取ることで形成されており、切り取られている部分はコネクタの底面部と同一形状、すなわち、矩形状である。コネクタ嵌め込み部21の幅及び長さは、それぞれ、コネクタ本体の幅と長さと同じ、すなわち、それぞれ7.5mm及び10mmである。
コネクタ1を基板2に取り付ける際、コネクタ1の底面部11aが基板2の導電層2c側となる向きとなるように、コネクタ1に設けられているスリット13を基板のコネクタ嵌め込み部21に嵌め込むことによって取り付けられる。このとき、コネクタ1から突出しているリード線端部12eは、基板2の配線パターン22と接触している。この接触部分をはんだ付けすることによって、コネクタ1とLED3とが電気的に接続される。さらに、コネクタ1の底面部11aに取り付けられたフィン14を基板2上にはんだ付けし、コネクタ1が安定した状体で固定される。基板1上のフィン14がはんだ付けされる箇所には、はんだレジスト層2dは設けられていない。コネクタ1の底面部11aが基板2の導電層2c側となる向きとすることによって、コネクタ1が基板2の導電層2c側からの突出する高さh2を小さくすることができるため、後述する面照明光源装置4を基板2上へ直に取り付けることができる。なお、このコネクタ1が基板2の導電層2c側からの突出する高さh2の最小値は、コネクタの材質により変化するが、0.1mm以上が好ましい。また、スリット13を基板2のコネクタ嵌め込み部21へと嵌め込むことによって、コネクタ1の突出する高さをスリットの幅h1分低くすることができる。
基板2の略中央にはLED接続部23が設けられ、LED3の端子をはんだ付けすることにより、基板2にLED3が電気的に接続される。LED接続部23は配線パターン22の一部となっており、はんだレジスト層2dが除かれて導電層2cが露出した状態である。なお、図2Aにおいては既にLED接続部23にLEDの端子が接続された状態を示している。
このLED3は金属製の基台と、この基台上に固定された1つの一つの発光ダイオード或いは複数の発光ダイオードからなる発光ダイオード群(以下、これらを総称して、「LED素子」という)と、このLED素子を覆うレンズと、LED素子から導出された端子とを有している。このLED3には、カソード放熱型のもの及びアノード放熱型のものがあり、いずれのタイプのものも使用できる。なお、アノード放熱型のものを採用した場合は、放熱コンタクトを基板2に直接固定できる。このLED3は、表面実装型LEDと呼ばれる汎用性の高い比較的安価なものが使用される。
次に、図5、図6を参照して本発明の実施例におけるコネクタを用いた面照明光源装置について説明する。なお、図5は本発明の実施例における面照明光源装置の外観斜視図、図6は本発明の実施例における面照明光源装置の分解斜視図である。
この面照明光源装置4は、内面が反射部材で形成され、点光源を取り付けるための孔40が開けられている底板部41aと、底板部41aの周囲に立設された内面及び外面が反射部材で形成されている側板部41b〜41eと、を備え、底板部41aと対向する側が開口された箱型のケーシング41と、底板部41aに設けられたLED3が取り付けられる孔40と、ケーシング41の開口を覆い、LED3からの光を反射及び導通させる光導通反射部材42と、底板部41aに配設された、コネクタ1が取り付けられた基板2によって構成されている。
側板部41b〜41eは底板部41aからそれぞれ垂直に立設されている。面照明光源装置4の高さはH、側板部41b〜41eの長さはそれぞれ等しく、Laである。
側板部41b〜41eは底板部41aからそれぞれ垂直に立設されている。面照明光源装置4の高さはH、側板部41b〜41eの長さはそれぞれ等しく、Laである。
底板部41a、側板部41b〜41e、及び光導通反射部材42は、高光反射率を有し、低光透過率及び低光吸収率の材料、例えば超微細発泡光導通反射部材で形成されている。なお、この超微細発泡光導通反射部材には、反射率98%、光透過率1%、光吸収率1%のものがある。その他の材料として、チタンホワイトの微粒子をエマルジョン化したもの、ポリテトラフロロエチレンの微粒子をエマルジョン化したものを塗布或いはスクリーン印刷により設けたものを使用することができる。
また、底板部41a、側板部41b〜41e、及び光導通反射部材42に用いる部材として、チタンホワイト又はポリテトラフロロエチレンの微粒子を含む塗布膜も適している。LED3からの光を効率的に利用するため、ケーシング41の内部には反射率の低い部材は用いていない。
光導通反射部材42は、中央の中央反射部42aと、この中央反射部の外周の外方反射部42bとに区画されている。中央反射部42aは、LED3の真上部分を中心にして所定半径(直径φ)の円形状をなし、LED3の真上部分にあって、このLED3から最も強い照射光を受ける領域となっている。この中央反射部42aは、LED3から最も強い光を受けるので、この部分が暗くならずしかも明るいスポットが発生しないように所定の反射率及び透過率になるように調節されている。また、外方反射部42bは、中央反射部42aから外方へ離れるに従って、光透過量が多くなるように所定大きさの開口を設けたものとなっている。本実施例では、中央反射部を円形状にしたが、その他の形状、例えば楕円形或いは矩形状など任意の形状にしてもよい。また、開口の形状を円形としているが、その他の形状、例えば楕円形或いは矩形状など任意の形状にしてもよい。
このような面照明光源装置4の底面部41a側に、図3、図4で説明した、コネクタ1を取り付けた基板2が配設される。このとき、基板2に設置されているLED3は、面照明光源装置4の底面部41aに開けられた孔40から露出される。
また、上記面照明光源装置4を単独若しくは複数配置し、光導通反射板42から所定距離隔てて拡散板を設けることによって、面照明装置が形成される。
また、本発明のコネクタは、上記以外の方法でも基板2上に取り付けることができる。本発明のコネクタの取り付け方法の他の例を図7を用いて説明する。なお、図7Aは本発明におけるコネクタを取り付けた基板の他の例の外観斜視図、図7Bは図7AのVIIB部分の拡大図、図7Cは本発明におけるコネクタを取り付けた基板のさらに他の例の外観斜視図、図7Dは図7CのVIID部分の拡大図である。
図7A及び図7Bに示されているように、コネクタ1が基板2のはんだレジスト層2d側に突出されるように、コネクタ1のスリット13が基板2のコネクタ嵌め込み部21へと嵌め込まれている。すなわち、コネクタ1の底面部11aが基板2の基材2a側となるように取り付けられる。基板2に面照明光源装置4よりも大きい部材を用い、面照明光源装置4が載置されていない部分にコネクタ1を取り付けられるようにした場合、このようにコネクタ1を取り付けることによって、面照明光源装置4の高さを低くすることができる。また、面照明光源装置4などを、基板2に直接載置しない場合、コネクタ1の突出する方向を適宜選択できる。
また、図7C、図7Dに示されているように、コネクタ1の底面部11aは基板2のはんだレジスト層2dの面上に直接載置させてもよい。この場合、コネクタ1のフィン14を、はんだレジスト層が設けられていない基板2上にはんだ付けすることによって、コネクタ1が固定される。このように基板2上に直接コネクタ1を載置させることで、基板2の加工が難しく、嵌め込み部21の加工が出来ない場合でも、コネクタ1を基板2の部分に取り付けることができる。また、フィン14と基板2とがはんだ付けによって固定されているので、強固に接続され、簡単に外れてしまうことがない。
本発明のコネクタによれば、底面部と平行に形成されたスリット部をプリント配線基板に形成されたコネクタ嵌め込み部内に嵌合させるのみでコネクタをプリント配線基板に固定することができるので、コネクタのプリント配線基板への固定が容易となる。しかも、本発明のコネクタによれば、プリント配線基板からの突出高さを底面部からスリット部までの所定高さとすることができるため、この所定高さを小さくすることによりプリント配線基板からの突出高さを低くすることができる。加えて、コネクタがプリント配線基板のプリント配線側に突出される方向に取り付けることもできるので、本発明のコネクタの使用形態が広くなる。
1 コネクタ
11a 底面部
11b 上面部
11c 右側面部
11d 左側面部
11e 支持部
110 孔
12 リード線
12e リード線端部
13 スリット
14 フィン
2 基板
2a 基材
2b 絶縁材
2c 導電層
2d はんだレジスト層
21 コネクタ嵌め込み部
22 配線パターン
23 LED接続部
3 LED
4 面照明光源装置
11a 底面部
11b 上面部
11c 右側面部
11d 左側面部
11e 支持部
110 孔
12 リード線
12e リード線端部
13 スリット
14 フィン
2 基板
2a 基材
2b 絶縁材
2c 導電層
2d はんだレジスト層
21 コネクタ嵌め込み部
22 配線パターン
23 LED接続部
3 LED
4 面照明光源装置
Claims (9)
- 接続端子に隣接したコネクタ嵌め込み部が形成されたプリント配線基板上の前記接続端子と、ケーブルと、を接続するコネクタにおいて、
前記コネクタは底面部と前記底面部から垂直に立設された少なくとも2面の側面部とを有し、
前記側面部は、前記コネクタ嵌め込み部と嵌合するように、前記底面部から所定高さ離れた位置に前記底面部と平行に形成されたスリット部を有し、
前記底面部には、前記コネクタの前記プリント配線基板上の位置を固定する固定手段が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記所定高さは、1mmよりも小なることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記コネクタは前記底面部が前記プリント配線基板のプリント配線回路側となるように取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
- 前記コネクタは前記固定手段のみで前記プリント配線基板のプリント配線回路を有する面に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
- 前記固定手段は前記底面部から外方へ向けて突出された板状部であって、前記板状部は前記底面部と平行かつ前記側壁部と垂直になるよう取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記板状部は前記プリント配線基板とはんだ付けによって固定されることを特徴とする請求項5に記載のコネクタ。
- 請求項1〜6のいずれかに記載のコネクタを取り付けた前記プリント配線基板と、前記プリント配線基板に設置された点光源と、前記点光源からの光を均一な面状光源へと変換する光導通反射板とを有していることを特徴とする面照明光源装置。
- 光照射方向に開口部が形成されているケーシングと、前記ケーシングの底面部に取り付けられた前記プリント配線基板と、前記ケーシングの前記開口部が塞がれるように取り付けられた前記光導通反射板とを有する面照明光源装置において、
前記ケーシング及び前記光導通反射板は反射率の高い部材で形成され、
前記光導通反射板は、前記点光源からの距離が長くなるに従って光の透過率が上昇し、光の反射率が低下するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の面照明光源装置。 - 請求項7または8に記載の複数の面照明光源装置と、前記面照明光源装置を単数若しくは複数収容し、光照射方向に開口部が形成されているハウジングと、前記ハウジングの前記開口部が塞がれるように取り付けられた拡散板とを有していることを特徴とする面照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010133430A JP2011258478A (ja) | 2010-06-10 | 2010-06-10 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010133430A JP2011258478A (ja) | 2010-06-10 | 2010-06-10 | コネクタ |
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JP2011258478A true JP2011258478A (ja) | 2011-12-22 |
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Family Applications (1)
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JP2010133430A Pending JP2011258478A (ja) | 2010-06-10 | 2010-06-10 | コネクタ |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014174941A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2017-02-23 | ソニー株式会社 | コネクタ、データ送信装置、データ受信装置及びデータ送受信システム |
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2010
- 2010-06-10 JP JP2010133430A patent/JP2011258478A/ja active Pending
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JPWO2014174941A1 (ja) * | 2013-04-26 | 2017-02-23 | ソニー株式会社 | コネクタ、データ送信装置、データ受信装置及びデータ送受信システム |
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