JP2011247224A - 風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発電効率が高く、かつ低コストで製造できると共に、強風に耐えられる強度を有する風力発電装置を提供する。
【解決手段】 風圧を受ける風受け板2を回転可能に支持する風受けユニット3と、風受けユニット3を移動可能に支持するフレーム4と、発電機5と、風圧を受けた風受け板2を支持する風受けユニット3がフレーム4の始端から終端を移動するときの運動を発電機5に伝達する発電伝達機構6と、風受け板2を風受けユニット3のフレーム4の始端から終端へ移動する方向とほぼ直交方向及び平行方向に交互に回転させると共に、風受け板2をこれらの直交方向と平行方向にそれぞれ固定する風受け板固定回転機構7と、風受けユニット3をフレーム4の終端から始端まで移動させる戻し機構8とを有する風力発電装置とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、風圧を電気エネルギーに変換する風力発電装置に関するものである。
従来の風力発電装置は、風を受けて回転するプロペラ等の回転軸に発電機を接続し、風圧を電気エネルギーに変換するものが一般的である。大きいものでは、ローターの直径が78メーターで、4000KWの発電能力を有するものがある。
また、下記特許文献1で示されるように、エンドレスチェーンに支持された風受け板が開いた状態で風を受けて後方に移動し、前方に戻るときに風受け板が折り畳まれる構造の風力発電装置も提案されている。
米国特許第5134305号公報
しかしながら、プロペラ等を用いる風力発電装置は、強風に耐えられる強い支軸とプロペラ自身の強度を強くする必要から、装置が大がかりになり、コストを要すると共に、プロペラの重量のために微風ではプロペラが回転せず、発電効率が良くないという問題点を有する。
また、特許文献1で示された風力発電装置は、風受け板が中央下部でエンドレスチェーンに1本の支柱によって支持されているだけであるので、強風のときに破損するおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、発電効率が高く、かつ低コストで製造できると共に、強風に耐えられる強度を有する風力発電装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の風力発電装置は、風圧を受ける風受け板を回転可能に支持する風受けユニットと、前記風受けユニットを移動可能に支持するフレームと、発電機と、風圧を受けた前記風受け板を支持する風受けユニットが前記フレームの始端から終端へ移動するときの運動を前記発電機に伝達する発電伝達機構と、前記風受け板を前記風受けユニットの前記フレームの始端から終端へ移動する方向とほぼ直交方向と平行方向とに交互に回転させると共に、これらの直交方向と平行方向にそれぞれ固定する風受け板固定回転機構と、前記風受けユニットを前記フレームの終端から始端まで移動させる戻し機構とを有することを特徴とする。
本発明の風力発電装置の発電機構は、フレームが、風圧を受ける風受け板を回転可能に支持する風受けユニットを移動可能に支持しており、この移動方向と直交する方向に風受け板が風受け板固定回転機構によって固定されると、風受けユニットは風受け板が風圧を受けてフレームの始端から終端まで後退し、その間に発電伝達機構によって風受けユニットの運動が発電機に伝達され、発電される。また、フレームの終端に達した風受けユニットの風受け板は風受け板固定回転機構によって風圧を受けない移動方向とほぼ平行方向へ回転された後、風受けユニットが戻し機構によってフレームの終端から始端まで戻され、風受け板は風受け板固定回転機構によって移動方向と直交する方向へ回転される。これによって、風受け板は風圧を受け、風受けユニットはフレームを始端から終端に向かって後退する。
このような動作をさせることにより、本発明の風力発電装置は、風受け板がフレームを往復運動し、風圧を受けて後退する間に運動エネルギーを電気エネルギーに変換することができる。
本発明の風力発電装置は、風受け板が面で風圧を受けて移動するときの運動エネルギーを利用しているため、発電効率が高い。また、風受け板を組み込んだ風受けユニットがフレームを移動する構造であり、フレームは製缶によって製造することができるため、低コストで製造できると共に、丈夫であり、強風に耐えることができる。
また、本発明の風力発電装置は、前記構造に加えて、前記フレームを回転自在に支持するリング状のレールと、風の向きを検出する風向計と、前記風向計で検出された風の向きに前記フレームを向けるように前記フレームを前記レール上で回転させるフレーム方向変換機構とを有する。
これによって、風受け板の移動方向と直交する方向、即ち風受け板が常に風と向き合うようにフレームの向きを調節することができる。
また、本発明の風力発電装置は、前記構造に加えて、前記フレームの中心近傍に、前記リング状のレールの中心と一致する中心回転軸を備え、前記フレームが前記中心回転軸を中心として回転可能である。
これによって、フレームは中心回転軸を中心としてレール上を回転することができる。
本発明の風力発電装置は、発電効率が高く、かつ低コストで製造できると共に、強風に耐えられる強度を有する。
本発明の風力発電装置の一実施形態の全体を示す平面図である。 本発明の風力発電装置の一実施形態の全体を示す正面図である。 本発明の風力発電装置の一実施形態の風受けユニットを示す正面図である。 本発明の風力発電装置の一実施形態の風受けユニットの上部構造を示す平面である。 本発明の風力発電装置の一実施形態の風受けユニットの上部構造を示す側面図である。 本発明の風力発電装置の一実施形態のフレームの後端部の側面図であり、発電伝達機構の一部と発電機を示す。 本発明の風力発電装置の一実施形態のフレームの後端部の一部正面図であり、発電伝達機構の一部を示す。
以下、本発明の風力発電装置の実施の形態について説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1〜図7に示す本発明の風力発電装置の一実施形態について、これらの図面を参照しながら説明する。本発明の風力発電装置は、風受け板を回転自在に支持する風受けユニットがフレームを往復運動することに特徴がある。
本実施形態の風力発電装置1は、風圧を受ける風受け板2を回転可能に支持する風受けユニット3と、風受けユニット3を移動可能に支持するフレーム4と、発電機5と、風圧を受けた風受け板2を支持する風受けユニット3がフレーム4の始端から終端を移動するときの運動を発電機5に伝達する発電伝達機構6と、風受け板2を風受けユニット3のフレーム4の始端から終端へ移動する方向とほぼ直交方向及び平行方向に交互に回転させると共に、風受け板2をこれらの直交方向と平行方向にそれぞれ固定する風受け板固定回転機構7と、風受けユニット3をフレーム4の終端から始端まで移動させる戻し機構8とを有する。
風受けユニット3が移動するフレーム4は、図1及び図2に示すように、細長い直方体の4つの長辺が例えばH型鋼、断面がL字型の山型鋼、溝型鋼等の形鋼や鋼管で構成され、それぞれの長辺を構成する鋼材間を接続する梁や筋交いが設けられている。フレームの4つの長辺を構成する鋼材に風受けユニット3の後述する車輪が乗る溝型鋼のレール41(図5参照)が配置されている。図1及び図2に示すフレーム4の左側が前端部であり、右側の発電機5が設置されている方が後端部とする。
次に、主に図3〜図5を参照して、風受けユニット3について説明する。風受けユニット3は、扁平で水平方向に長い直方体の各辺をH型鋼、断面L字型の山型鋼、溝型鋼等の鋼材が構成し、それらの鋼材を補強する鋼材で組み立てられた走行フレーム31を有する。走行フレーム31の上下の両端部の4箇所に、例えばウレタンゴム等のエラストマー製の車輪32が回転自由に取り付けられており、走行フレーム3はフレーム4に設けられたレール41(図5参照)の上を図3の正面と直交する方向に車輪32を介して走行(移動)可能である。風受け板2は走行フレーム31の中に収まる矩形状の鋼板製であり、長辺中央を通る垂直回転軸21が設けられ、走行フレーム31に垂直回転軸21を中心として回転可能に支持されている。
本実施形態の風力発電装置1は、図1及び図2に示すように、フレーム方向変換機構9を備えている。フレーム4の平面中心にはフレーム方向変換機構9を構成する中心回転軸91が設けられ、中心回転軸91は架台92によって支えられており、フレーム4は中心回転軸9を中心として回転可能になっている。また、中心回転軸91を中心とする円周上に配置された複数(本実施形態では8本)本の支柱93の上に掛け渡されたリング状のレール94を備えている。リング状のレール94の中心は、中心回転軸91の中心と一致する。フレーム4の前方と後方のそれぞれの下部にフレーム4の両方の側方へ突き出るようにアーム95が配置され、そのアーム95の4箇所の先端部分に車輪96を回転させる防水・ブレーキ・減速機付電動機97が取り付けられ、車輪96はレール94の上を走行することができるようになっており、フレーム4の重量は車輪96を介して主にレール94によって支えられている。中心回転軸91と架台92は、フレーム4の重量を支える構造ではなく、主にフレーム4の横揺れを防止するものである。
電動機97を駆動させることによって、車輪96が回転してレール94上を走行し、中心回転軸91を中心にしてフレーム4を時計方向及び反時計方向へ回転させることができる。また、フレーム4の上端には、風の向きを検出する風向計98が取り付けられている。風向計98は風の方向の急激な変動によって向きが極端に変化することを防止するため、例えば図示しないダンパーが設けられている。
フレーム方向変換機構9は、風向計98で電気的に検出された風の向きの信号によって電動機97が駆動され、車輪96が回転してレール94上を走行し、これによってフレーム4が中心回転軸91を中心にして風の向きに応じて時計方向又は反時計方向へ回転し、フレーム4の長手方向を常に風に向かって向けるようになっている。
走行フレーム31には、風受け板固定回転機構7が設置されている。図4及び図5を参照すると、油圧ポンプを含む油圧ユニット71、油圧ユニット71に接続されたアキュームレーター72、アキュームレーター72と接続された油圧シリンダー73が設けられ、油圧シリンダー73は風受け板2の回転軸21と固定されているアーム74と連結されている。油圧ユニット71が作動すると、アキュームレーター72を介して油圧シリンダー73が伸縮し、アーム74を介して、風受け板2を走行フレーム31の走行方向に対して直交する方向(風圧を受ける方向、フレーム4の長手方向と直交方向と同義)から走行フレーム31の走行方向に対して平行な方向(風圧を避ける方向、図4の二点鎖線で示した方向、フレーム4の長手方向と平行方向と同義)に回転させて固定することができると共に、風受け板2を走行フレーム31の走行方向に対して平行な方向(風圧を避ける方向)から走行方向に対して直交する方向(風圧を受ける方向)に回転させて固定することができるようになっている。
次に、図6及び図7を参照しながら発電伝達機構6について説明する。本実施形態の風力発電装置の発電伝達機構6は、風力を受けた風受け板2を組み込んだ風受けユニット3がフレーム4の始端から終端への走行するときの運動エネルギーを発電機5に伝達するためのものである。走行フレーム31の上側の車輪32近傍に両末端が固定された上側伝達チェーン61がフレーム4の長手方向の両端面のそれぞれの上側に固定されている一対の一方向クラッチ付スプロケット62間に掛け渡され、走行フレーム31の移動に伴って上側伝達チェーン61がこれらの一対の一方向クラッチ付スプロケット62間を動く。同様に、走行フレーム31の下側の車輪32近傍に両末端が固定された下側伝達チェーン63がフレーム4の長手方向の両端面のそれぞれの下側に固定されている一対の一方向クラッチ付スプロケット62間に掛け渡されている。フレーム4後端の上下方向中央部には2つのフライホイール64が取り付けられている棒状回転軸65が水平方向に回転可能に取り付けられ、棒状回転軸65の両末端には第1平歯車66が固定され、この第1平歯車66と噛み合う第2平歯車67がフレーム4に取り付けられ、第1平歯車66と下側の一方向クラッチ付スプロケット62との間に第1ローラーチェーン68が掛け渡され、第2平歯車67と上側の一方向クラッチ付スプロケット62との間に第2ローラーチェーン69が掛け渡されて、それぞれ無限軌道を構成している。棒状回転軸65には発電機5の回転軸の先端に固定されているスプロケット51とローラーチェーン52が無限軌道として掛け渡されているスプロケット53が固定されている。
一方向クラッチ付スプロケット62は、走行フレーム31が後方に向かって走行しているときには上側伝達チェーン61と下側伝達チェーン63を介して回転し、その回転を第1平歯車66と第2平歯車67に伝達し、走行フレーム31が前方に向かって戻るときには、上側伝達チェーン61と下側伝達チェーン63が動いても空転して第1平歯車66と第2平歯車67は回転しないようになっている。
次に、戻し機構8について図1及び図4を参照して説明する。戻し機構8は、フレーム4の前端側の始端から後端側の終端に達した風受けユニット3を始端まで戻すもので、フレーム4の前端と後端との間に、フレーム4の4つの長辺を構成するそれぞれの鋼材とそれぞれ平行に4本の戻り用ローラーチェーン81が掛け渡されている。一方、図4に示すように、走行フレーム31の長辺を構成する鋼材と平行でこれらの長辺の中間に同調軸82が回転可能に走行フレーム31に支持されている。同調軸82の両端部にはそれぞれ戻り用駆動スプロケット83が固定されており、走行フレーム31の一端側に設けられている油圧モータ84の駆動軸に固定されたスプロケットと対をなすスプロケットが同調軸に固定され、これらのスプロケット間にはローラーチェーンが掛け渡されて、無限軌道を構成している。また、一方の戻り用駆動スプロケット83のやや下方の左右に1対のスプロケット87が配置されており、戻り用ローラーチェーン81が戻り用駆動スプロケット83の上側と左右のスプロケット87の下側に掛け渡されて逆U字状に屈曲しながら戻り用駆動スプロケット83と噛み合っている。このように戻り用ローラーチェーン81を屈曲させることによって、戻り用ローラーチェーン81と戻り用駆動スプロケット83の噛み合いを確実にしている。
駆動モータ84の駆動によって、同調軸82が回転し、同調軸82の両端に固定されている戻り用駆動スプロケット83が駆動され、戻り用ローラーチェーン81と戻り用駆動スプロケット83の噛み合いで風受けユニット3はフレーム4の終端から始端まで戻される。
風受けユニット3のフレーム4における位置に対する風受け板固定回転機構7と戻し機構8の動作について説明する。風受けユニット3がフレーム4後端部の終端に達すると、フレーム4の終端には図示しない緩衝器が設けられ、風受けユニット3は終端で緩衝器によって滑らかに停止する。フレーム4の終端には風受けユニット3の位置を検出する図示しないリミットスイッチ等の位置検出装置が設けられており、風受けユニット3が終端に達したことを位置検出装置が検出すると、風受け板固定回転機構7の油圧ユニット71が作動し、風受けユニット3の移動方向と直交する方向、即ち、風向きと直交する方向に配置されていた風受け板2を風向きと平行方向に回転軸21を介して回転させ、停止して保持する(図4の2点鎖線で示した風受け板2)。風受け板2の回転が停止した後、戻し機構8が風受けユニット3をフレーム4の始端まで戻す。フレーム4の始端にも緩衝器と風受けユニット3の位置を検出するリミットスイッチ等の位置検出装置が設けられている。風受けユニット3が始端に達すると、緩衝器の作用で停止し、位置検出装置が風受けユニット3が始端に達したことを検知すると、その信号によって風受け板固定回転機構7の油圧ユニット71が作動し、風向きと直交する方向に回転させ、停止して保持する。これによって、風受け板2が風圧を受けて風受けユニット3が後退を開始する。
本発明の風力発電装置の一実施形態の全体の動作を説明する。フレーム4の向きは、フレーム方向変換機構9によって、風の向きを検出し、風の向きと平行になる方向、即ち、風受け板2が風圧を最大に受ける方向へ常に向くように調整される。始めに、フレーム4の前端側の始端に存する風受け板2は、風の向きと直交する方向に向けられ、風圧(図1の右方向を向いた白抜き矢印)を最大に受けて後退力が生じる。これによって、風受け板2が組み込まれた風受けユニット3はフレーム4内を後端側へ走行する。このとき、風受けユニット3の運動エネルギーが発電伝達機構6によって発電機5に伝達され、発電機5によって電気エネルギーに変換される。フレーム4の後端部の終端に達して停止した走行フレームの風受け板2が風受け板固定回転機構7によってフレーム4の長手方向と平行の方向、即ち風圧を避ける方向へ回転され維持されると共に、戻し機構8によって風受けユニット3はフレーム4の前端部の始端へ戻される。始端に戻されて停止した風受けユニット3の風受け板2は風受け板固定回転機構7によってフレーム4の長手方向と直交する方向、即ち、風受け板2が風圧を最大に受ける方向へ回転されて維持される。そして、再び、風受け板2が風圧を受けて風受けユニット3が後退を開始する。
このように、本発明の風力発電装置は、風受け板2がフレーム4内を往復運動し、風圧を受ける方向に維持されたまま後退し、戻されるときに風圧を避ける方向へ回転されるものである。
本実施形態の風力発電装置は、フレームや風受け板などのほとんどが製缶加工で作製できるため、制作費が低廉である。また、プロペラ式と異なって風圧を風受け板が面で受ける構造となっているので、微風でも作動し、エネルギー変換効率が高い。強風下では、プロペラ式ではブレーキ機構やプロペラを固定する機構が採用されるが、本実施形態の風力発電装置では、強風下でも破損する部品がないため、特に強風対策の機構が無く、強風下でも発電が可能であり、この点でも発電効率が高い。また、装置全体の高さを抑制できるため、プロペラ式のように転倒することがない。
40kwの定格出力(風速15m/s)の場合、例えば、フレームの長さは約20メートル、全体の高さは約5.5メーター、風受け板の大きさは、横3.5メーター高さ2.5メーターで、全体の重量は約5〜10トンである。
本発明の風力発電装置は、全体が扁平な構造とすることができるため、例えば、積み重ねて、風力発電タワーとして設置することができる。
上記説明では、風受け板は中央にある垂直軸を中心にして回転するように記載しているが、風圧を避ける方向に回転させられれば、どのような軸を回転軸としても差し支えない。また、フレーム後端に配置されている発電装置と走行フレームを発電伝達機構を介して接続していたが、発電装置を走行フレームに設置し、フレーム上に設置した凹凸をスプロケットを介して発電機の回転軸を回転させる発電伝達機構を採用するようにしても良い。
本発明の風力発電装置は、風力を電気エネルギーに変換して電力を供給することができる。
1: 風力発電装置
2: 風受け板
3: 風受けユニット
4: フレーム
5: 発電機
6: 発電伝達機構
7: 風受け板固定回転機構
8: 戻し機構
9: フレーム方向変換機構

Claims (3)

  1. 風圧を受ける風受け板を回転可能に支持する風受けユニットと、前記風受けユニットを移動可能に支持するフレームと、発電機と、風圧を受けた前記風受け板を支持する風受けユニットが前記フレームの始端から終端を移動するときの運動を前記発電機に伝達する発電伝達機構と、前記風受け板を前記風受けユニットの前記フレームの始端から終端へ移動する方向とほぼ直交方向及び平行方向に交互に回転させると共に、前記風受け板をこれらの直交方向と平行方向にそれぞれ固定する風受け板固定回転機構と、前記風受けユニットを前記フレームの終端から始端まで移動させる戻し機構8とを有することを特徴とする風力発電装置。
  2. 前記フレームを回転自在に支持するリング状のレールと、風の向きを検出する風向計と、前記風向計で検出された風の向きに前記フレームを向けるように前記フレームを前記レール上で回転させるフレーム方向変換機構とを有することを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。
  3. 前記フレームの中心近傍に、前記リング状のレールの中心と一致する中心回転軸を備え、前記フレームが前記中心回転軸を中心として回転可能であることを特徴とする請求項2記載の風力発電装置。
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