JP2011247129A - 排気ガス浄化システム - Google Patents

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弘幸 石川
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Abstract

【課題】再生要求頻度を減らすことができ、利便性の向上が図れる排気ガス浄化システムを提供する。
【解決手段】ディーゼルエンジン10の排気管11に排ガス中のPMを捕集するDPF12bを接続し、該DPF12bのPM堆積量が一定量を超えたとき、ポスト噴射を行ってDPF再生を行い、該DPF再生毎にダイリューション量を積算し、該ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに手動再生を促すようにした排気ガス浄化システム1において、DPF再生時に、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出し、該総ポスト噴射量に基づいて前記ダイリューション量を設定するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPM(Particulate Matter;粒子状物質)をDPF(Diesel Particulate Filter)で捕集する排気ガス浄化システムに関する。
ディーゼルエンジンから排出されるPMをDPFと呼ばれるフィルタで捕集して、外部へ排出されるPMの量を低減する排気ガス浄化システムとして、DPFと、DPFの上流側に設けられたDOC(Diesel Oxidation Catalyst)とからなる連続再生型DPF装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この連続再生型DPF装置では、排気ガス温度が約350℃以上の時には、DPFに捕集されたPMは連続的に燃焼して浄化され、DPFが自己再生されるが、排気ガス温度が低い場合には、DOCの温度が低下して活性化しないため、PMを酸化してDPFを自己再生することが困難となる。その結果、PMがDPFに堆積してDPFの目詰まりが進行し、排圧上昇の問題が生じる。
PM堆積量は、DPF前後の排気の差圧を計測する差圧センサの出力値に比例するため、差圧センサの出力値が所定の差圧を超えたときに、ECU(Engine Control Unit)がフィルタの目詰まりを検出し、ECUが自動的に(自動再生)、或いは手動(手動再生)で行う場合には、キャビン内に設けられたDPF警告灯(DPFランプ)を点灯し、車両の停止後、ドライバーが再生ボタンを押すことで、DPF再生を開始する。
排気ガス浄化システムでは、シリンダ(筒)内において燃料のマルチ噴射(多段遅延噴射)やポスト噴射(後噴射)を行うことにより、DPFに流入する排気ガスの温度を強制的に上昇させて、DPFに捕集したPMを燃焼除去するDPF再生が行われている。マルチ噴射は、エンジンから排出される排気ガスの温度を昇温し、DOCを触媒活性温度まで昇温させるために行われる。ポスト噴射は、多量の未燃燃料を排気ガス中に供給し、供給した未燃燃料をDOCにて酸化(燃焼)させることで、DPF入口における排気ガス温度をPMが燃焼する温度以上に上昇させるために行われる。
なお、フィルタの目詰まりの検出は、DPF前後の排気の差圧以外にも、走行距離に基づいてなされる場合もある。この場合は、走行距離が所定の距離を超えたときに、上述したように自動或いは手動でDPF再生を開始する。
DPF再生が開始されると、ECUが燃料噴射や排気スロットル、排気ブレーキバルブを制御し、排気ガス温度を上昇させ、DPFに堆積したPMが燃焼される。このDPF再生においては、ポスト噴射を行うことにより、エンジンオイルに微量ながら燃料が混入するため、所謂ダイリューションと呼ばれる現象が発生する。このダイリューションにより、エンジンオイルの希釈が進むとエンジンの故障を招く虞がある。
ダイリューションに関しては、車両の走行中に行う自動再生では、停車アイドル状態に比べて排気ガス温度の制御が難しいので、排気ガス温度を目標温度まで昇温させるためには多量のポスト噴射が必要となり、その結果として、ダイリューション量が多くなる。これに対し、車両を停止させて行う手動再生は、排気ガス温度の制御が容易に行えるため、ポスト噴射量が少なくて済み、自動再生に比べてダイリューション量を抑えることができる。
手動再生は安定してDPF再生を行えるので、自動再生に比べて手動再生の方が効率が良いと言う特長があるが、手動再生を行うには車両を所定の時間(例えば、20〜30分程度)停止させる必要があり、利便性の面では自動再生に劣っている。このような理由から、自動再生と手動再生を状況に応じて適宜選択して行うDPF再生制御が行われている。
自動再生と手動再生の選択は、蓄積ダイリューション量に基づいてなされる。蓄積ダイリューション量とは、DPF再生によって増加するダイリューション量を積算すると共に、走行によってエンジンオイルに混入した燃料が揮発して減少するダイリューション量を減算して計算されるものである。
具体的には、図3に示すように予め蓄積ダイリューション量に所定の閾値を設定しておき、計算された蓄積ダイリューション量がその閾値未満のとき、自動再生を行い(A部分)、蓄積ダイリューション量が閾値を超えているとき、ドライバーに手動再生を促すようにしている(B部分)。
このように、蓄積ダイリューション量が多いときは、ダイリューションの発生が少ない手動再生を行い、蓄積ダイリューション量が少ないときは、利便性の優れた自動再生を行っている。
更に、自動再生と手動再生の選択は、DPF再生終了から次のDPF再生開始までの走行距離である再生インターバルに基づいてもなされる。具体的には、再生インターバルが設定した手動再生閾値未満のとき、蓄積ダイリューション量に関わらずドライバーに手動再生を促すようにしている(C部分)。
再生インターバルが短くなる、即ち走行距離が短いのにも拘わらずPMがDPFに閾値を超えて堆積する理由としては、先のDPF再生でPMが十分に除去されなかった可能性が考えられる。そのため、再生インターバルが手動再生閾値未満のときは、安定してDPF再生を行える手動再生を選択し、確実にPMを除去するようにしている。
特許第4175281号公報
ところで、従来の排気ガス浄化システムにおいては、前記蓄積ダイリューション量を試験値で演算して求め、ダイリューション量が環境変化に関わらず余裕を見た量となっていたため、再生要求頻度が増え、利便性が悪かった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、再生要求頻度を減らすことができ、利便性の向上が図れる排気ガス浄化システムを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、ディーゼルエンジンの排気管に排ガス中のPMを捕集するDPFを接続し、該DPFのPM堆積量が一定量を超えたとき、ポスト噴射を行ってDPF再生を行い、該DPF再生毎にダイリューション量を積算し、該ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに手動再生を促すようにした排気ガス浄化システムにおいて、DPF再生時に、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出し、該総ポスト噴射量に基づいて前記ダイリューション量を設定するようにしたことを特徴とする。
DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出した後、該総ポスト噴射量から再生直後のダイリューション量を決定し、次の再生開始までの走行距離でダイリューション減少量を算出し、前記再生直後のダイリューション量から前記ダイリューション減少量を減じて、実ダイリューション量を決定し、該実ダイリューション量を積算していき、該実ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに前記手動再生を促すようにすることが好ましい。
1回のDPF再生に要した総ポスト噴射量に見合ったダイリューション量がテーブル化されていることが好ましい。
前記PM堆積量は、前記DPF前後の差圧、又は走行距離に基いて検出されることが好ましい。
本発明によれば、再生要求頻度を減らすことができ、利便性の向上が図れる排気ガス浄化システムを提供することができる。
本発明の実施形態に係る排気ガス浄化システムの全体構成を示す図である。 ポスト噴射量積算値とダイリューション量の関係を示すグラフである。 走行距離と蓄積ダイリューション量の関係を示すグラフである。
以下に、本発明を実施するための形態を添付図面に基いて詳述する。
図1に、本実施の形態の排気ガス浄化システム1の構成を示す。この排気ガス浄化システム1は、ディーゼルエンジン(以下、単にエンジンともいう。)10の排気管11に排気ガス浄化装置の一つである連続再生型DPF(或いはDPD:Diesel Particulate Defuserともいう)装置12を備えている。この連続再生型DPF装置12は、排気ガス中のPMを捕集するDPF12bと、このDPF12bの上流側に設けられたDOC12aとを備えている。前記DPF12bは、CSF(Catalyzed Soot Filter)からなる。連続再生型DPF装置12の下流の排気管11には、サイレンサ13が配置されている。排気ガスGは、連続再生型DPF装置12により浄化されて、浄化された排気ガスGcとしてサイレンサ13を経由して大気中に放出される。
前記DOC12aは、多孔質のセラミックのハニカム構造等の担持体に、白金等の酸化触媒を担持させて形成される。DPF12bは、多孔質のセラミックのハニカムのチャンネルの入口と出口を交互に目封じしたモノリスハニカム型ウオールフロータイプのフィルタ等で形成されている。このフィルタの部分に白金や酸化セリウム等の触媒を担持している。排気ガスG中のPM(粒子状物質)は、多孔質のセラミックの壁で捕集(トラップ)される。
そして、前記DPF12b上のPMの堆積量を推定するために、DPF12bの前後に接続された導通管にはDPF12b前後の差圧を検出する差圧センサ31が設けられている。また、連続再生型DPF装置12の下流側の排気管11には、排気絞り手段としての排気スロットル弁14が設けられ、連続再生型DPF装置12の上流側の排気管11には、排気ブレーキ20が設けられている。
連続再生型DPF装置12内のDOC12aの上流側には、DOC12aに流入する排気ガスの温度を検出するDOC入口排気温度センサ32が設けられ、DOC12aとDPF12bとの間には、DPF12bに流入する排気ガスの温度を検出するDPF入口排気温度センサ33が設けられている。
エンジン10の吸気管15には、吸気口からエンジン10側にかけて、エアクリーナ16、MAFセンサ(吸入空気量センサ)17、ターボチャージャ36のコンプレッサ36b、吸気スロットル弁(インテークスロットル)18が設けられている。吸気スロットル弁18は、吸気マニホールド37への吸気量を調整するためのものである。排気マニホールド38から排出された排気ガスは、ターボチャージャ36のタービン36a、排気ブレーキ20を通って、連続再生型DPF装置12に流入するようになっている。
また、吸気マニホールド37と排気マニホールド38には、エンジン10から排出される排気ガスの一部を吸気マニホールド37に戻すためのEGR管19が接続され、このEGR管19には、吸気マニホールド37に戻す排気ガスを冷却するEGRクーラ39と、吸気マニホールド37に戻す排気ガス量であるEGR量を調整するEGR弁21とが設けられている。
MAFセンサ17、DOC入口排気温度センサ32、DPF入口排気温度センサ33、車速センサ34、エンジン回転数センサ35からの信号は、エンジン10の全般的な制御を行うと共に、DPF再生制御も行う制御装置であるECU(電子制御ユニット)40に入力され、このECU40からの制御信号により、排気スロットル弁14、排気ブレーキ20、吸気スロットル弁18、EGR弁21、燃料噴射装置22等が制御されるようになっている。
排気ガス浄化システム1は、総ポスト噴射量算出部2と、蓄積ダイリューション量演算部3と、再生インターバル測定部4と、強制再生部5とを備えている。これら総ポスト噴射量算出部2、蓄積ダイリューション量演算部3、再生インターバル測定部4、強制再生部5は、ECU40に搭載されている。
総ポスト噴射量算出部2は、1回のDPF再生に要した総ポスト噴射量を算出するようになっている。
蓄積ダイリューション量演算部3は、DPF再生毎のダイリューション量を積算すると共に、走行によって減少するダイリューション量を減算して、蓄積ダイリューション量を演算するようになっている。
再生インターバル測定部4は、DPF再生終了から次のDPF再生開始までの再生インターバルを測定するようになっている。
強制再生部5は、DPF12bのPM堆積量が所定量を超えたとき、蓄積ダイリューション量が所定の閾値未満であり、かつ再生インターバルが所定の閾値以上であるという条件(以下、自動再生条件という)を満たせば、車両の走行中に自動でDPF再生する自動再生を行うようになっている。また、強制再生部5は、自動再生中には、自動再生ランプ(緑色)24を点灯するようになっている。
また、強制再生部5は、DPF12bのPM堆積量が所定量を超えたとき、自動再生条件を満たさなければ、車両の停車中に手動でDPF再生する手動再生を行うようドライバーに促し、車両の停車中にドライバーの操作により手動再生を行うようになっている。強制再生部5は、DPF12bのPM堆積量が所定量を超え、かつ自動再生条件が満たされないときには、手動再生ランプ(橙色)23を点滅させることで、ドライバーに手動再生を促す(警告する)ようになっている。また、強制再生部5は、手動再生中には、手動再生ランプ(橙色)23を点灯させ、手動再生中であることを表示するようになっている。さらに、強制再生部5は、ドライバーが停車中に手動再生ボタン(DPF手動再生実行スイッチ)25を押すことにより、手動再生を実行するようになっている。
ここで、PM堆積量は、差圧センサ31で検出したDPF12b前後の差圧、或いは車速センサ34で検出した車速を基に演算した走行距離に基づいて検出される。つまり、強制再生部5は、DPF12b前後の差圧が所定の閾値を超えたとき、あるいは、走行距離が所定の閾値を超えたときに、DPF12bのPM堆積量が所定量を超えたと判断する。
DPF再生では、DOC入口排気温度センサ32、あるいはDPF入口排気温度センサ33で検出される排気ガス温度が第1判定値(DOCの活性温度、例えば250℃)より低い時には、燃料のマルチ噴射を行って、エンジン10から排出される排気ガスの温度を上昇させ、DOC入口排気温度センサ32あるいはDPF入口排気温度センサ33で検出される排気ガス温度が第1判定値以上になったときに、ポスト噴射を行うPM燃焼除去制御を実施し、DPF12bの強制再生を行う。PM燃焼除去制御では、必要に応じてマルチ噴射とポスト噴射を組み合わせる。なお、手動再生においては、排気ガス温度が第1判定値以上となるまで排気ブレーキ20を閉じ、排気ガス温度を急速に上昇させるようになっている。また、手動再生においては、PM燃焼除去制御時に排気スロットル弁14を閉じて排気絞りを行い、排気ガス温度を上昇させるようになっている。
さて、本実施の形態に係る排気ガス浄化システム1では、DPFのPM堆積量が一定量を超えたとき、マルチ噴射とポスト噴射を行ってDPF再生を行い、このDPF再生毎にダイリューション量を積算し、このダイリューション量の積算値(蓄積ダイリューション量)が閾値を超えたときに手動再生を促すことを前提としており、DPF再生時に、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出し、この総ポスト噴射量に基づいて前記ダイリューション量を設定するように構成されている(図2)。これは、ポスト噴射時に噴射される未燃燃料の一部が筒内壁を伝わって潤滑油に交じり、潤滑油の希釈化すなわちダイリューションを起こすことから、ダイリューション量を実測値により近いものとするために、1回のDPF再生に要した総ポスト噴射量に基いてダイリューション量を設定するようにしたものである。この場合、潤滑油に交じった未燃燃料はエンジンの駆動により揮発して排出されることから、再生開始から次の再生開始までの走行距離でダイリューション減少量を算出することが可能である。そこで、強制再生部5は、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出した後、総ポスト噴射量から再生直後のダイリューション量を決定し、次の再生開始までの走行距離でダイリューション減少量を算出し、前記再生直後のダイリューション量から前記ダイリューション減少量を減じて、実ダイリューション量を決定し、この実ダイリューション量を積算していき、この実ダイリューション量の積算値(蓄積ダイリューション量)が閾値を超えたときに前記手動再生を促すように構成されていることが好ましい。
また、総ポスト噴射量に見合ったダイリューション量がテーブル化されて蓄積ダイリューション量演算部3に組み込まれていることが好ましい。
以上説明した排気浄化システムによれば、ディーゼルエンジンの排気管に排ガス中のPMを捕集するDPFを接続し、該DPFのPM堆積量が一定量を超えたとき、マルチ噴射とポスト噴射を行ってDPF再生を行い、該DPF再生毎にダイリューション量を積算し、該ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに手動再生を促すようにした排気ガス浄化システムにおいて、DPF再生時に、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出し、該総ポスト噴射量に基づいて前記ダイリューション量を設定するようにしたので、手動再生を促す再生要求頻度を減らすことができ、利便性の向上が図れる。
また、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出した後、該総ポスト噴射量から再生直後のダイリューション量を決定し、次の再生開始までの走行距離でダイリューション減少量を算出し、前記再生直後のダイリューション量から前記ダイリューション減少量を減じて、実ダイリューション量を決定し、該実ダイリューション量を積算していき、該実ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに前記手動再生を促すようにしたので、ユーザに何度も手動再生を要求するような事象を減らすことができ、従来に比べてユーザの利便性を改善することができる。
さらに、1回のDPF再生に要した総ポスト噴射量に見合ったダイリューション量がテーブル化されていることにより、現在のダイリューション量を直ちに認識することができる。
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。排気ガス浄化システムの排気ガス浄化装置としては、上流側のDOC12aと下流側のDPF12bとの組み合わせを例にして説明したが、酸化触媒を担持したフィルタであってもよい。また、DOC12aの上流側に未燃燃料(HC)を供給する方法としてポスト噴射で説明したが、排気管11に未燃燃料供給装置を配置して、この未燃燃料供給装置から直接排気管11内に未燃燃料を噴射する排気管内直接噴射の方法を採用してもよい。排気管内直接噴射ではダイリューションを起こさないため、ダイリューション量の加算をしないことにすることにより手動再生要求頻度が減り、利便性が向上する。
1 排気ガス浄化システム
10 ディーゼルエンジン
11 排気管
12 連続再生型DPF装置
12a DOC
12b DPF
40 制御装置(ECU)

Claims (4)

  1. ディーゼルエンジンの排気管に排ガス中のPMを捕集するDPFを接続し、該DPFのPM堆積量が一定量を超えたとき、ポスト噴射を行ってDPF再生を行い、該DPF再生毎にダイリューション量を積算し、該ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに手動再生を促すようにした排気ガス浄化システムにおいて、
    DPF再生時に、DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出し、該総ポスト噴射量に基づいて前記ダイリューション量を設定するようにしたことを特徴とする排気ガス浄化システム。
  2. DPF再生に要した総ポスト噴射量を算出した後、該総ポスト噴射量から再生直後のダイリューション量を決定し、次の再生開始までの走行距離でダイリューション減少量を算出し、前記再生直後のダイリューション量から前記ダイリューション減少量を減じて、実ダイリューション量を決定し、該実ダイリューション量を積算していき、該実ダイリューション量の積算値が閾値を超えたときに前記手動再生を促すようにしたことを特徴とする請求項1記載の排気ガス浄化システム。
  3. 1回のDPF再生に要した総ポスト噴射量に見合ったダイリューション量がテーブル化されていることを特徴とする請求項1又は2記載の排気ガス浄化システム。
  4. 前記PM堆積量は、前記DPF前後の差圧、又は走行距離に基いて検出されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の排気ガス浄化システム。
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