JP2011244141A

JP2011244141A - 可視光通信ｌｅｄ照明システム

Info

Publication number: JP2011244141A
Application number: JP2010113278A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Sako; 浩行迫
Original assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 2010-05-17
Filing date: 2010-05-17
Publication date: 2011-12-01

Abstract

【課題】複数の展示物を効率良く照明できるとともに複数の展示物を効率良く音声紹介できる可視光通信ＬＥＤ照明システムを提供する。
【解決手段】可視光通信ＬＥＤ照明システム１０は、特定の展示物情報に対応した固有のアドレスを持ち、アドレスを光点滅信号に変換して特定の展示物１、２、３、４、５、６を照射する照明器具１１と、全ての展示物情報が登録され、受光素子を有する携帯端末１２とを備え、照明器具１１からの光点滅信号を携帯端末１２の受光素子にて受光し、光点滅信号を照明器具１１が持つ固有のアドレスと照合し、照合された特定の展示物情報を音声信号に変換する。
【選択図】図３

Description

本発明は、例えば展示物の展示会場において展示物毎に照明するとともに展示物毎に音声紹介する可視光通信ＬＥＤ照明システムに関する。

従来より博物館や美術館等において展示物にスポットライト等によりライトアップすることは知られている。
また、その展示物を音声紹介するシステムとして、展示物の前に設置されたボタンを押すと紹介音声が単純に流れたり、その展示物前に立つと専用の携帯端末により音声が流れて展示物の説明を行ったりするものがある。
ところが、それらのシステムは展示物に対して互いに干渉することなく説明するために、それぞれの展示物間の距離が必要になり、展示スペースとして広い空間が必要になったり、音声紹介が見学者に聞きとれなかったりする。
一方、近年、ＬＥＤ照明が普及してきており、ＬＥＤ照明の光応答性が良い事を特徴として可視光通信に応用展開されることが多くなっている。このような従来の可視光通信ＬＥＤ照明システムとして、情報サーバが、映像情報または音声情報を光送信部から可視光通信として送信し、エリア内にいる携帯端末を所有しているユーザーが情報を受け取るものがある（例えば、特許文献１参照）。

特開２００８−２３６２３９号公報（図１、請求項１）

ところが、前述した特許文献１に記載された可視光通信ＬＥＤ照明システムは、ある狭い空間での複数の展示物を互いに干渉しないようにライトアップすることができない。

本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、複数の展示物を効率良く照明できるとともに複数の展示物を効率良く音声紹介できる可視光通信ＬＥＤ照明システムを提供することにある。

本発明に係る可視光通信ＬＥＤ照明システムは、特定の展示物情報に対応した固有のアドレスを持ち、アドレスを光点滅信号に変換して特定の展示物を照射する照明器具と、全ての展示物情報が登録され、受光素子を有する携帯端末とを備え、照明器具からの光点滅信号を携帯端末の受光素子にて受光し、光点滅信号を照明器具が持つ固有のアドレスと照合し、照合された特定の展示物情報を音声信号に変換する。

本発明に係る可視光通信ＬＥＤ照明システムは、特定の展示物情報を持ち、展示物情報を光点滅信号に変換して特定の展示物を照射する照明器具と、光点滅信号を受光素子により受光する携帯端末とを備え、携帯端末が受光した光点滅信号から特定の展示物情報を選択して音声信号に変換する。

本発明に係る可視光通信ＬＥＤ照明システムは、照明器具がスポットライトである。

本発明に係る可視光通信ＬＥＤ照明システムは、携帯端末が携帯電話端末である。

本発明の可視光通信ＬＥＤ照明システムによれば、複数の展示物を効率良く照明できるとともに複数の展示物を効率良く音声紹介できるという効果を奏する。

本発明に係る第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおける照明器具のブロック構成図図１の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおける携帯端末のブロック構成図図１の可視光通信ＬＥＤ照明システムが適用される展示場の平面図図３の展示場の外観斜視図本発明に係る第２実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおける照明器具のブロック構成図図５の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおける携帯端末のブロック構成図図５の可視光通信ＬＥＤ照明システムが適用される展示場の平面図図７の展示場の外観斜視図

以下、本発明の複数の実施形態に係る可視光通信ＬＥＤ照明システムについて図面を参照して説明する。
（第１実施形態）
本発明の第１実施形態である可視光通信ＬＥＤ照明システム１０は、照明器具１１と、携帯端末１２とを備える。

図１に示すように、照明器具１１は、天井施工面の下面に設置されるスポットライトであり、器具本体１３と、レンズ部１４と、直流電源部１５と、制御部（マイコン内蔵）１６と、ＬＥＤ駆動部１７と、複数のＬＥＤ素子１８とを有する。器具本体１３は、床面側である下方を開放しており、下方の開口部にレンズ部１４を取り付けている。器具本体１３は、天井施工面の内側に埋め込まれて取り付けられる。レンズ部１４は例えば透明や乳白色の樹脂製レンズである。なお、照明器具１１としては、スポットライトがもっとも好ましいが、照射範囲を確定できるダウンライト等を適用しても良い。

直流電源部１５は交流電源１９を直流電源に変換してＬＥＤ駆動部１７に与える。制御部１６は、特定の展示物情報に対応した固有のアドレス信号を持ち、アドレス信号を光点滅信号に変換してＬＥＤ駆動部１７に与える。このとき、制御部１６は、アドレス信号を変調し、ＬＥＤ駆動部１７を通じてＬＥＤ素子１８からの可視光に変換する。ＬＥＤ素子１８は、ＬＥＤ駆動部１７から与えられた直流電流および変調されたアドレス信号（光点滅信号）を所定の照射範囲（図３参照）θ１に照射する。ＬＥＤ素子１８は、ＬＥＤ駆動部１７から与えられた直流電流により、白の単色光やＲＧＢの組み合わせによる白色光を発光する。

図２に示すように、携帯端末１２は、携帯電話端末であり、受光素子２０と、制御部（マイコン内蔵）２１と、スピーカ２２と、イヤホン出力端子（イヤホン出力）２３とを備える。受光素子２０は、例えばフォトディテクタであって、携帯端末１２が特定の照明器具１１の照射範囲θ１内に入ると、特定の照明器具１１から照射されているアドレス信号を受信して制御部２１に与える。制御部２１は、展示場（図３参照）１００における全ての展示物（図３参照）１、２、３、４、５、６の展示物情報が登録されている。制御部２１は、受光素子２０により受信されたアドレス信号と、照明器具１１が有する固有のアドレス信号と照合し、照合された特定の展示物１、２、３、４、５、６の展示物情報が選択された後に、選択された展示物情報を音声信号に変換する。制御部２１により変換された音声信号は、イヤホン出力端子２３に接続されたイヤホン２４から来場者の耳内に音声紹介として再生される。このとき、イヤホン出力端子２３にイヤホン２４が接続されていない場合はスピーカ２２から来場者に向けて音声紹介が再生される。なお、携帯端末１２は、携帯電話端末であって展示場１００におけるサーバからの情報を受信可能な環境に設定されている。そのため、展示場１００には展示物専用の携帯端末を設置する必要がない。

次に、展示場における可視光通信ＬＥＤ照明システム１０の作用について説明する。図３、図４に示すように、展示場１００には、例えばコ字形状に配置されているテーブル１０１上に展示物１、２、３、４、５、６が順次並べて展示されている。

展示物１上には、展示物１用の照射範囲θ１を照射する展示物１用の照明器具１１が取り付けられており、展示物１用の照明器具１１が展示物１の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば０００１）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。展示物２上には、展示物２用の照射範囲θ１を照射する展示物２用の照明器具１１が取り付けられており、展示物２用の照明器具１１が展示物２の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば００１０）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。

展示物３上には、展示物３用の照射範囲θ１を照射する展示物３用の照明器具１１が取り付けられており、展示物３用の照明器具１１が展示物３の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば０１００）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。展示物４上には、展示物４用の照射範囲θ１を照射する展示物４用の照明器具１１が取り付けられており、展示物４用の照明器具１１が展示物４の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば１０００）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。

展示物５上には、展示物５用の照射範囲θ１を照射する展示物５用の照明器具１１が取り付けられており、展示物５用の照明器具１１が展示物５の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば００１１）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。展示物６上には、展示物６用の照射範囲θ１を照射する展示物６用の照明器具１１が取り付けられており、展示物６用の照明器具１１が展示物６の展示物情報に対応したアドレス信号（例えば０１０１）を光点滅信号に変換して照射範囲θ１内に照射している。このとき、各照明器具１１は、展示物１における照射範囲θ１と、展示物２における照射範囲θ１と、展示物３における照射範囲θ１と、展示物４における照射範囲θ１と、展示物５における照射範囲θ１と、展示物６における照射範囲θ１とが互いに干渉せずにそれぞれ独立して設定されている。

そこで、この展示場１００に来場した来場者が携帯端末１２を持って展示物１における照明器具１１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末１２において、受光素子２０により受信された光点滅信号変換の展示物１のアドレス信号（０００１）と、照明器具１１が有する固有のアドレス信号とが照合され、照合された展示物１の展示物情報が選択される。そして、携帯端末１２により、選択された展示物１の展示物情報が音声信号に変換され、展示物１の展示物情報がイヤホン２４やスピーカ２２を通じて来場者に向けて音声紹介される。

次に、来場者が展示物２における照明器具１１の照射範囲θ１内に入らずに、展示物３における照明器具１１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末１２において、受光素子２０により受信された光点滅信号変換の展示物３のアドレス信号（０１００）と、照明器具１１が有する固有のアドレス信号とが照合され、照合された展示物３の展示物情報が選択される。そして、携帯端末１２は、選択された展示物３の展示物情報を音声信号に変換し、展示物１の展示物情報がイヤホン２４やスピーカ２２を通じて来場者に向けて音声紹介されることになる。

このように、各照明器具１１により各展示物１、２、３、４、５、６において互いに干渉しないように設定されている照射範囲θ１に、携帯端末１２を持参している来場者が特定の照明器具１１の照射範囲θ１内に入ることにより、携帯端末１２の受光素子２０により受信された特定の展示物のアドレス信号と、照明器具１１が有する固有のアドレス信号とが照合され、照合された特定の展示物の展示物情報が選択されて来場者に向けて音声紹介されることになる。

従って、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、各照明器具１１により、各展示物１、２、３、４、５、６において互いに干渉しない照射範囲θ１が設定されている。そして、携帯端末１２を持参している来場者が特定の照明器具１１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末１２の受光素子２０により受信された光点滅信号変換の特定の展示物のアドレス信号と、照明器具１１が有する固有のアドレス信号とが照合され、照合された特定の展示物の展示物情報が選択されて来場者に向けて音声紹介される。
これにより、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、複数の展示物１、２、３、４、５、６を効率良く照明できるとともに複数の展示物１、２、３、４、５、６を効率良く音声紹介できる。

また、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、照明器具１１にスポットライトが適用されている。
これにより、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、狭い空間において複数の展示物に対して、互いに干渉することなく照明器具１１が照明できる。

加えて、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、携帯端末１２に携帯電話端末が適用されている。
これにより、この第１実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム１０においては、来場者が個別に持参している携帯電話端末を通じて音声紹介できるために、展示場に携帯端末を別途に設置する必要がなくなって省エネに貢献できる。

（第２実施形態）
次に、本発明の第２実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システムについて説明する。なお、以下の第２実施形態において、上述した第１実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。

図５に示すように、本発明の第２実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム４０は、照明器具４１と、携帯端末４２とを備える。
照明器具４１は、制御部４３に特定の展示物情報が登録されており、制御部４３は、特定の展示物情報を光点滅信号に変換してＬＥＤ駆動部１７に与え、光点滅信号に変換された展示物情報が変調されてＬＥＤ駆動部１７を通じてＬＥＤ素子１８からの可視光に変換される。

図６に示すように、携帯端末４２は、制御部（マイコン内蔵）４４が、受光素子２０により受信された特定の照明器具４１から与えられた光点滅信号から特定の展示物情報を選択し、選択された展示物情報を音声信号に変換する。

次に、展示場における可視光通信ＬＥＤ照明システム４０の作用について説明する。図７、図８に示すように、展示場２００には、例えばコ字形状に配置されているテーブル２０１上に展示物１、２、３、４、５、６が順次並べて展示されている。

展示物１上には、展示物１用の照射範囲θ１を照射する展示物１用の照明器具４１が取り付けられており、展示物１用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物１の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。展示物２上には、展示物２用の照射範囲θ１を照射する展示物２用の照明器具４１が取り付けられており、展示物２用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物２の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。

展示物３上には、展示物３用の照射範囲θ１を照射する展示物３用の照明器具４１が取り付けられており、展示物３用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物３の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。展示物４上には、展示物４用の照射範囲θ１を照射する展示物４用の照明器具４１が取り付けられており、展示物４用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物４の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。

展示物５上には、展示物５用の照射範囲θ１を照射する展示物５用の照明器具４１が取り付けられており、展示物５用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物５の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。展示物６上には、展示物６用の照射範囲θ１を照射する展示物６用の照明器具４１が取り付けられており、展示物６用の照明器具４１が光点滅信号に変換された展示物６の展示物情報を照射範囲θ１内に照射している。

そこで、この展示場２００に来場した来場者が携帯端末４２を持って展示物１における照明器具４１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末４２において、受光素子２０により受信された展示物１の展示物情報が選択され、展示物１の展示物情報が音声信号に変換され、展示物１の展示物情報がイヤホン２４やスピーカ２２を通じて来場者に向けて音声紹介される。

次に、来場者が展示物２における照明器具４１の照射範囲θ１内に入らずに、展示物３における照明器具４１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末４２において、受光素子２０により受信された展示物３の展示物情報が選択され、展示物３の展示物情報が音声信号に変換され、展示物３の展示物情報がイヤホン２４やスピーカ２２を通じて来場者に向けて音声紹介されることになる。

このように、各照明器具４１により各展示物１、２、３、４、５、６において互いに干渉しないように設定されている照射範囲θ１に、携帯端末４２を持参している来場者が特定の照明器具４１の照射範囲θ１内に入ることにより、携帯端末４２の受光素子２０により受信された特定の展示物情報が来場者に向けて音声紹介されることになる。

従って、この第２実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム４０においては、各照明器具４１により、各展示物１、２、３、４、５、６において互いに干渉しない照射範囲θ１が設定されている。そして、携帯端末４２を持参している来場者が特定の照明器具４１の照射範囲θ１内に入ると、携帯端末４２の受光素子２０により受信された特定の展示物情報が来場者に向けて音声紹介される。
これにより、この第２実施形態の可視光通信ＬＥＤ照明システム４０においては、複数の展示物１、２、３、４、５、６を効率良く照明できるとともに複数の展示物１、２、３、４、５、６を効率良く音声紹介できる。

なお、第１実施形態、第２実施形態で使用した器具本体、レンズ部、直流電源部、ＬＥＤ駆動部、ＬＥＤ素子等は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。

１、２、３、４、５、６展示物
１１、４１照明器具
１２、４２携帯端末
２０受光素子

Claims

特定の展示物情報に対応した固有のアドレスを持ち、前記アドレスを光点滅信号に変換して特定の展示物を照射する照明器具と、
全ての前記展示物情報が登録され、受光素子を有する携帯端末とを備え、
前記照明器具からの前記光点滅信号を前記携帯端末の前記受光素子にて受光し、前記光点滅信号を前記照明器具が持つ固有のアドレスと照合し、照合された特定の前記展示物情報を音声信号に変換する可視光通信ＬＥＤ照明システム。
特定の展示物情報を持ち、前記展示物情報を光点滅信号に変換して特定の前記展示物を照射する照明器具と、
前記光点滅信号を受光素子により受光する携帯端末とを備え、
前記携帯端末が受光した前記光点滅信号から特定の前記展示物情報を選択して音声信号に変換する可視光通信ＬＥＤ照明システム。
請求項１または請求項２に記載の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおいて、
前記照明器具がスポットライトである可視光通信ＬＥＤ照明システム。
請求項１ないし請求項３のいずれか１項に記載の可視光通信ＬＥＤ照明システムにおいて、
前記携帯端末が携帯電話端末である可視光通信ＬＥＤ照明システム。