JP2011239485A - 車載用電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワー半導体素子、パワー半導体素子を冷却する冷却機構、リアクトルおよびコンデンサを備えるDC/DCコンバータを筐体内に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、コンデンサに対するパワー半導体素子からの熱の影響を抑制して信頼性向上を図る。
【解決手段】最も発熱の多いパワー半導体素子2を最上部に配置し、次いでヒートシンク3、リアクトル4、コンデンサ6の順に上から並べ、縦方向に積層配置して筐体7内に収納する。これによりパワー半導体素子2で加熱された空気がコンデンサ6の付近に移動して滞留することを抑制でき、コンデンサ6およびDC/DCコンバータ10の信頼性が向上し、小型化も図れる。
【選択図】図1

Description

この発明は、パワー半導体素子を備えたDC/DCコンバータ等の電力変換装置に関し、特に車両に搭載された車載用電力変換装置に関するものである。
従来の電力変換装置として、主変換回路・電源回路基板、制御回路基板などを筐体ケースに収納したインバータ装置では、発熱部品と、高い周囲温度に敏感な電気部品である電解コンデンサとの間に対流防止板を設ける。これにより、筐体ケース内部の温度上昇に伴う対流は、対流防止板により下部の対流と上部の対流とに分断され、上流側の発熱部品からの発熱が、対流防止板よりも下流側に設けられた高い周囲温度に敏感な電気部品に影響するのを抑制する(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−092632号公報
従来、エンジンを有する自動車では主要な熱源はエンジンであったが、電気自動車では、DC/DCコンバータなどの電力変換装置内のパワー半導体素子が主要な熱源となる。このため、高い周囲温度に敏感な電気部品であるコンデンサに対し、パワー半導体素子等の発熱体からの悪影響を防止する技術が重要となる。
上記のような従来の電力変換装置では、対流防止板を回り込む気流がコンデンサ付近に滞留することがあり、発熱体からコンデンサへの熱の影響を抑制するには限界があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、車載用電力変換装置内のコンデンサが発熱体から受ける熱の影響を低減して、コンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させることを目的とする。
この発明に係る第1の車載用電力変換装置は、コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載される。そして、上記パワー半導体素子、上記冷却機構、上記リアクトル、上記コンデンサの順に縦方向に積層して配置したものである。
またこの発明に係る第2の車載用電力変換装置は、コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載される。そして、上記パワー半導体素子および上記リアクトルを上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側に上記コンデンサを配置したものである。
またこの発明に係る第3の車載用電力変換装置は、コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載される。そして、上記パワー半導体素子を上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側に上記リアクトルを配置し、上記コンデンサを上記冷却機構の側方に配置したものである。
またこの発明に係る第4の車載用電力変換装置は、コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載される。そして、上記パワー半導体素子および上記リアクトルを、上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、上記コンデンサを上記冷却機構の側方に配置したものである。
またこの発明に係る第5の車載用電力変換装置は、コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載される。そして、上記筐体として第1、第2の筐体を有し、上記パワー半導体素子、上記リアクトルおよび上記冷却機構を第1の筐体に収納し、上記コンデンサを第2の筐体に収納したものである。
上記第1の車載用電力変換装置によると、パワー半導体素子、冷却機構、リアクトル、コンデンサの順に縦方向に積層して配置するため、コンデンサはパワー半導体素子に対して冷却機構およびリアクトルを挟んで遠方配置となるため、パワー半導体素子からコンデンサへの熱の影響を低減できる。このためコンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させ、また床面積を抑制して小型化が図れる。
また上記第2の車載用電力変換装置によると、パワー半導体素子およびリアクトルを冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側にコンデンサを配置するため、冷却機構によるコンデンサを冷却する効果が得られ、コンデンサが熱の影響を受けるのを低減できる。このためコンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させる。
また上記第3の車載用電力変換装置によると、パワー半導体素子を冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側にリアクトルを配置し、コンデンサを冷却機構の側方に配置するため、発熱部品から対流する空気にコンデンサが曝されるのが防止でき、コンデンサが熱の影響を受けるのを低減できる。このためコンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させると共に、各部を電気的接続させる電路が長くなるのが抑制できる。
また上記第4の車載用電力変換装置によると、パワー半導体素子およびリアクトルを、冷却機構の上下方向の一方側に配置し、コンデンサを冷却機構の側方に配置するため、発熱部品から対流する空気にコンデンサが曝されるのが防止でき、コンデンサが熱の影響を受けるのを低減できる。このためコンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させると共に、装置の上下方向寸法が低減できる。
また上記第5の車載用電力変換装置によると、第1、第2の筐体を有し、パワー半導体素子、リアクトルおよび冷却機構を第1の筐体に収納し、コンデンサを第2の筐体に収納するため、コンデンサが他の部品からの熱の影響を受けるのを排除できる。このためコンデンサおよび車載用電力変換装置全体の信頼性を向上させると共に、装置の配置における自由度が向上する。
この発明の実施の形態1によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態1の別例によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態2によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態3によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態3の別例によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態4によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態4の別例によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。 この発明の実施の形態5によるDC/DCコンバータの概略構成を示す図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による車載用電力変換装置について図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による車載用電力変換装置としてのDC/DCコンバータ10の概略構成図である。
図1に示すように、DC/DCコンバータ10は、制御基板1と、パワー半導体素子2と、パワー半導体素子2を冷却する冷却機構としてのヒートシンク3と、リアクトル4と、コンデンサ6と、全ての部品を収納する筐体7とで構成されている。
この場合、最も発熱の多いパワー半導体素子2を装置最上部に配置する。また、パワー半導体素子2に次いで発熱が多いリアクトル4を、ヒートシンク3を挟んでパワー半導体素子2の反対側であって、コンデンサ6の上部に配置する。このように、パワー半導体素子2、ヒートシンク3、リアクトル4、コンデンサ6の順に上から並べ、縦方向に積層配置する。
このようなDC/DCコンバータ10では、ヒートシンク3の上下に最も発熱の多いパワー半導体素子2と次いで発熱が多いリアクトル4とを配置するため、パワー半導体素子2およびリアクトル4が効果的に冷却できる。またコンデンサ6は、ヒートシンク3およびリアクトル4により、パワー半導体素子2から離されて遠方配置となり、パワー半導体素子2で加熱された空気がコンデンサ6の付近に移動することを抑制できる。
これによりコンデンサ6およびDC/DCコンバータ10の信頼性が向上する。
また、全ての構成部品を縦方向に重ねて配置しているので、床面積を小さくできDC/DCコンバータ10の小型化が図れる。
この場合、ヒートシンク3以外の構成部品を発熱の多い順番に上から並べて配置している。パワー半導体素子2やリアクトル4で発生した熱は、ヒートシンク3により吸収されるが、一部は周囲の空気を加熱し、加熱された空気は筐体7内で対流により熱源上方へ移動する。このため、加熱された空気が装置下部に配置されたコンデンサ6の付近に滞留することはない。従って、加熱された空気の上方への流路を別途要することなく、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが容易に防止でき、コンデンサ6への熱の影響を効果的に低減できる。
なお、図2に示すように、リアクトル4とコンデンサ6との間に断熱材8を配置してDC/DCコンバータ10aを構成しても良く、この場合、パワー半導体素子2やリアクトル4から輻射される熱によりコンデンサ6が加熱されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響をさらに低減できる。
また、上記実施の形態のように、パワー半導体素子2が装置上部に、コンデンサ6が装置下部に配置するのが、コンデンサ6への熱の影響を低減するのに効果的であるが、逆に、パワー半導体素子2、ヒートシンク3、リアクトル4、コンデンサ6の順に下から並べ、縦方向に積層配置しても良い。その場合も、コンデンサ6は、ヒートシンク3およびリアクトル4によりパワー半導体素子2から離されて遠方配置となり、パワー半導体素子2で加熱された空気がコンデンサ6の付近に移動することを抑制できる。このため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響を低減できる。また、全ての構成部品を縦方向に重ねて配置しているので、床面積を小さくできDC/DCコンバータ10、10aの小型化が図れる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による車載用電力変換装置について図に基づいて説明する。図3はこの発明の実施の形態2による車載用電力変換装置としてのDC/DCコンバータ10bの概略構成図である。
図3に示すように、DC/DCコンバータ10bは、上記実施の形態1と同様に、制御基板1と、パワー半導体素子2と、ヒートシンク3と、リアクトル4と、コンデンサ6と、全ての部品を収納する筐体7とで構成されている。
この場合、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の上方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の下方側に配置する。
このようなDC/DCコンバータ10bでは、リアクトル4を、ヒートシンク3に対してパワー半導体素子2と同じ側に配置し、パワー半導体素子2はリアクトル4と並んで配置される。コンデンサ6は、ヒートシンク3を挟んで発熱源であるパワー半導体素子2およびリアクトル4の反対側に配置されているため、コンデンサ6が加熱されることが防止でき、コンデンサ6がヒートシンク3により冷却される効果も得られる。このため、コンデンサ6が熱の影響を受けるのを低減できる。これによりコンデンサ6およびDC/DCコンバータ10bの信頼性が向上する。
またこの場合、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の上方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の下方側に配置しているため、パワー半導体素子2やリアクトル4で発生した熱により加熱された空気は筐体7内で対流により上方へ移動し、コンデンサ6の付近に滞留することはない。このため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが容易に防止でき、コンデンサ6への熱の影響を効果的に低減できる。
なお、上記実施の形態のように、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の上方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の下方側に配置するのが、コンデンサ6への熱の影響を低減するのに効果的であるが、上下が逆であっても良い。即ち、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の下方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の上方側に配置する。この場合も、コンデンサ6は、ヒートシンク3を挟んで発熱源であるパワー半導体素子2およびリアクトル4の反対側に配置されているため、加熱された空気がコンデンサ6の付近に移動することを抑制でき、コンデンサ6が加熱されることが防止できる。また、コンデンサ6がヒートシンク3により冷却される効果も得られる。このため、コンデンサ6への熱の影響を低減できる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による車載用電力変換装置について図に基づいて説明する。図4はこの発明の実施の形態3による車載用電力変換装置としてのDC/DCコンバータ10cの概略構成図である。
図4に示すように、DC/DCコンバータ10cは、上記実施の形態1と同様に、制御基板1と、パワー半導体素子2と、ヒートシンク3と、リアクトル4と、コンデンサ6と、全ての部品を収納する筐体7とで構成されている。
この場合、パワー半導体素子2をヒートシンク3の上方側に配置し、リアクトル4をヒートシンク3の下方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の側方に配置する。
このようなDC/DCコンバータ10cでは、ヒートシンク3の上下に最も発熱の多いパワー半導体素子2と次いで発熱が多いリアクトル4とを配置するため、パワー半導体素子2およびリアクトル4が効果的に冷却できる。またコンデンサ6は、パワー半導体素子2およびリアクトル4の側方に配置されることになり、加熱された空気がコンデンサ6の付近に滞留することが防止できる。このため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響を低減できる。これによりコンデンサ6およびDC/DCコンバータ10bの信頼性が向上する。
また、各構成部品のパワー半導体素子2、リアクトル4およびコンデンサ6は、バスバーなどの電路によって電気的に接続されているが、この実施の形態による配置では、各部品間の相互距離を短くでき、電路の長さを短くできる。このため、電路で生じる電力損失や、浮遊インダクタンスを抑制できる。
またこの場合、最も発熱の多いパワー半導体素子2をヒートシンク3の上方側に配置し、リアクトル4をヒートシンク3の下方側に配置している。このため、加熱されて上方へ移動する高温の空気にコンデンサ6が曝されるのが容易に防止でき、コンデンサ6への熱の影響を効果的に低減できる。
なお、図5に示すように、パワー半導体素子2、リアクトル4およびヒートシンク3の配置空間と、コンデンサ6との間に断熱材8を配置してDC/DCコンバータ10dを構成しても良く、この場合、パワー半導体素子2やリアクトル4から輻射される熱によりコンデンサ6が加熱されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響をさらに低減できる。
また、パワー半導体素子2とリアクトル4とは配置が逆であっても良く、その場合も、コンデンサ6は側方に配置されているため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響を低減できると共に、各部品間の相互距離を短くできて電路の長さを短くできる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4による車載用電力変換装置について図に基づいて説明する。図6はこの発明の実施の形態4による車載用電力変換装置としてのDC/DCコンバータ10eの概略構成図である。
図6に示すように、DC/DCコンバータ10eは、上記実施の形態1と同様に、制御基板1と、パワー半導体素子2と、ヒートシンク3と、リアクトル4と、コンデンサ6と、全ての部品を収納する筐体7とで構成されている。
この場合、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の上方側に配置し、コンデンサ6をヒートシンク3の側方に配置する。
このようなDC/DCコンバータ10eでは、リアクトル4を、ヒートシンク3に対してパワー半導体素子2と同じ側に配置し、パワー半導体素子2はリアクトル4と並んで配置される。またコンデンサ6は、パワー半導体素子2およびリアクトル4の側方に配置されることになり、加熱された空気がコンデンサ6の付近に滞留することが防止できる。このため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響を低減できる。これによりコンデンサ6およびDC/DCコンバータ10eの信頼性が向上する。
また、構成部品のパワー半導体素子2、リアクトル4およびコンデンサ6は、横方向に並べて配置されるので、DC/DCコンバータ10eの高さ方向の装置寸法を低減できる。
またこの場合、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の上方側に配置したため、加熱されて上方へ移動する高温の空気にコンデンサ6が曝されるのが容易に防止でき、コンデンサ6への熱の影響を効果的に低減できる。
なお、図7に示すように、パワー半導体素子2、リアクトル4およびヒートシンク3の配置空間と、コンデンサ6との間に断熱材8を配置してDC/DCコンバータ10fを構成しても良く、この場合、パワー半導体素子2やリアクトル4から輻射される熱によりコンデンサ6が加熱されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響をさらに低減できる。
また、パワー半導体素子2およびリアクトル4をヒートシンク3の下方側に配置しても良く、その場合も、コンデンサ6は側方に配置されているため、コンデンサ6が高温の空気に曝されるのが防止でき、コンデンサ6への熱の影響を低減できると共に、DC/DCコンバータ10eの高さ方向の装置寸法を低減できる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5による車載用電力変換装置について図に基づいて説明する。図8はこの発明の実施の形態5による車載用電力変換装置としてのDC/DCコンバータ10gの概略構成図である。
図8に示すように、DC/DCコンバータ10gは、上記実施の形態1と同様に、制御基板1と、パワー半導体素子2と、ヒートシンク3と、リアクトル4と、コンデンサ6と、パワー半導体素子2、ヒートシンク3およびリアクトル4を収納する第1の筐体7aと、コンデンサ6を収納する第2の筐体7bと、第1の筐体7aと第2の筐体7bとを接続する電力用ケーブル9とで構成されている。
この場合、第1の筐体7a内では、ヒートシンク3の上方にパワー半導体素子2を、下方にリアクトル4を配置する。
このようなDC/DCコンバータ10gでは、コンデンサ6を収納する第2の筐体7bが、パワー半導体素子2、ヒートシンク3およびリアクトル4を収納する第1の筐体7aから分離しているので、パワー半導体素子2およびリアクトル4により加熱された空気が、コンデンサ6に影響を与えるのが防止できる。これによりコンデンサ6およびDC/DCコンバータ10eの信頼性が向上する。
また、第1の筐体7aと第2の筐体7bとは電力用ケーブル9で接続されるため、各筐体7a、7bの配置における自由度が向上する。但し、パワー半導体素子2、ヒートシンク3およびリアクトル4を収納する第1の筐体7aから発生する熱が、第2の筐体7b内のコンデンサに影響を与えないよう、第2の筐体7bを第1の筐体7aの上方以外の位置に配置するのが望ましい。
なお、第1の筐体7a内において、パワー半導体素子2とリアクトル4との配置は逆でも良く、同様の効果が得られる。
また、上記各実施の形態1〜5では、冷却機構としてヒートシンク3を示したが、冷媒や冷却風を流す流路を構成するなど、冷却機能を有するものであれば良い。
また、車載用電力変換装置としてDC/DCコンバータを示したが、DC/DCコンバータと一体化された電力変換装置や、インバータ等、他の車載用電力変換装置であっても良い。
2 パワー半導体素子、3 冷却機構としてのヒートシンク、4 リアクトル、
6 コンデンサ、7 筐体、7a 第1の筐体、7b 第2の筐体、8 断熱材、
10,10a〜10g 電力変換装置としてのDC/DCコンバータ。

Claims (11)

  1. コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体内に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、
    上記パワー半導体素子、上記冷却機構、上記リアクトル、上記コンデンサの順に縦方向に積層して配置したことを特徴とする車載用電力変換装置。
  2. 上記パワー半導体素子が上に、上記コンデンサが下になるように縦方向に配置したことを特徴とする請求項1に記載の車載用電力変換装置。
  3. 上記リアクトルと上記コンデンサとの間に断熱材を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の車載用電力変換装置。
  4. コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、
    上記パワー半導体素子および上記リアクトルを上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側に上記コンデンサを配置したことを特徴とする車載用電力変換装置。
  5. 上記パワー半導体素子および上記リアクトルを、上記冷却機構の上方側に配置したことを特徴とする請求項4に記載の車載用電力変換装置。
  6. コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、
    上記パワー半導体素子を上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、他方側に上記リアクトルを配置し、上記コンデンサを上記冷却機構の側方に配置したことを特徴とする車載用電力変換装置。
  7. コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、
    上記パワー半導体素子および上記リアクトルを、上記冷却機構の上下方向の一方側に配置し、上記コンデンサを上記冷却機構の側方に配置したことを特徴とする車載用電力変換装置。
  8. 上記パワー半導体素子、上記リアクトルおよび上記冷却機構の配置空間と、上記コンデンサとの間に断熱材を配置したことを特徴とする請求項6または7に記載の車載用電力変換装置。
  9. コンデンサと、パワー半導体素子と、冷却機構と、リアクトルとを筐体に収納して車両に搭載した車載用電力変換装置において、
    上記筐体として第1、第2の筐体を有し、上記パワー半導体素子、上記リアクトルおよび上記冷却機構を第1の筐体に収納し、上記コンデンサを第2の筐体に収納したことを特徴とする車載用電力変換装置。
  10. 上記第1の筐体と上記第2の筐体とは接続され、上記第2の筐体を上記第1の筐体の上方以外の位置に配置したことを特徴とする請求項9に記載の車載用電力変換装置。
  11. 上記コンデンサ、上記パワー半導体素子、上記冷却機構および上記リアクトルを備えたDC/DCコンバータが上記筐体に収納されることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに1項に記載の車載用電力変換装置。
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