JP2011238450A - 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム - Google Patents

接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2011238450A
JP2011238450A JP2010108413A JP2010108413A JP2011238450A JP 2011238450 A JP2011238450 A JP 2011238450A JP 2010108413 A JP2010108413 A JP 2010108413A JP 2010108413 A JP2010108413 A JP 2010108413A JP 2011238450 A JP2011238450 A JP 2011238450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
detection device
detectors
terminal
detector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010108413A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Furuno
克拓 古野
Yu Ujita
祐 氏田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2010108413A priority Critical patent/JP2011238450A/ja
Publication of JP2011238450A publication Critical patent/JP2011238450A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

【課題】ノイズに強く、アプリケーションに応じて接触検出器の数の増減が容易で、接触位置も特定可能な接触検出装置を提供する。
【解決手段】 2接点スイッチと抵抗値のそれぞれ異なる抵抗器から構成される複数の接触検出器を、リファレンス電源線、アース線および信号線からなる接続ケーブルで信号処理部に接続する。信号線には接触有無と接触時のその位置を表す信号が検出され、この信号から信号処理部で接触状態と接触位置を判別し検出する。また、この接触検出装置をロボットの腕、胴、頭など各部位に装着しその接触状態を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、物体の接触を検知する接触検出装置と接触検出装置を適用したロボットシステムに関する。
産業用ロボットでは、人の安全を図るためにロボットの周囲を柵で囲うなどして安全対策をとっていた。しかし、人と介在するサービスロボットなどでは、人に接近して作業を行うため、ロボット自身で障害物を認識して回避するしくみ(センサなど)が必要とされている。
一般的に、障害物認識用接触検出装置としてはタッチセンサなどが利用されており、複数のタッチセンサをロボットの周囲に複数独立に配置したり、複数のタッチセンサを直列に接続し、タッチセンサの配線ケーブルの省配線化を図った例があるが、物体(人)が接触した場所を特定できないという問題があった。
従来の他の接触検出装置では、1接点(押しボタン)スイッチと抵抗値の異なる抵抗器を並列接続し接触器を構成し、この接触器を複数直列に接続した接触検出器により接触物体の位置を検出する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
接触検出器は抵抗値の異なる薄膜抵抗が直列に接続され、おのおのの薄膜抵抗の両端には薄膜短絡電極からなるスイッチが設けられている。この接触検出器には電圧を供給する直流電源と実測抵抗値を計測する電流計が備えられており、電源電圧と電流計から得られる電流値とから実測抵抗値を算出し、その値から接触位置も含め検出することができる。
特開2008−123918号公報(第16頁、図2)
しかしながら、前述の従来の接触検出装置では、フィルム状の薄膜短絡電極を利用したON−OFFの1接点押しボタンスイッチを用いているため、チャタリングが発生しやすく、また電極間OFF時にはノイズが乗りやすいため、安定した接触検出信号が得られないという問題があった。
また、従来の接触検出装置は、1接点スイッチと抵抗器からなる組合せを直列に接続し、薄膜電極で同一基板上に構成されるため、検出器の増減がしづらいという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、アプリケーションに応じて接触検出器を増設しやすい構成とするとともに、スイッチ部のチャタリングが少なく、安定した接触検出信号を得ることができる接触検出装置を提供することを目的とする。
また、他の目的は接触検出器の種類を少なくすることでコストを抑え、また、検出速度など性能を落とすことなく、接続できる接触検出器の個数を増やし、接触検出装置の判断処理を簡略化することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明における代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は第1のスイッチ機構と第1の抵抗器からなる複数の接触検出器と、接触の有無と接触時の位置を検出する信号処理部と、複数の接触検出器と信号処理部を接続する信号線、リファレンス電源線およびアース線からなる接続ケーブルを有する接触検出装置であって、信号処理部は、信号線に接続される増幅器と、増幅器出力から接触の有無と接触位置を演算する演算部と、リファレンス電源線とアース線間に電圧を供給するリファレンス電源からなり、第1のスイッチ機構はCOM端子と2接点を有する2接点スイッチであり、COM端子は第1の抵抗器を介して信号線に接続され、2接点スイッチの一方の端子はリファレンス電源線に、他方の端子はアース線に接続したことを特徴とすることを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は接触検出器のいずれか1つの接触検出器を複数の中間接触検出器を介して接続ケーブルに接続し、中間接触検出器は第2のスイッチ機構と第2の抵抗器からなり、第2のスイッチ機構はCOM端子と2接点を有する第2の2接点スイッチであり、COM端子は隣接する中間接触検出器の2接点の一方の端子に接続され、信号線に直近の中間接触検出器のCOM端子は信号線に接続され、第2の2接点スイッチの他方の端子は第2の抵抗器を介してアース線に接続され、中間接触検出器の先端に接続されるいずれか1つの接触検出器のCOM端子は第1の抵抗器を介して隣接する中間接触検出器の第2の2接点スイッチの一方の端子に接続し、第1の2接点スイッチの一方の端子はリファレンス電源線に、他方の端子はアース線に接続したことを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は全ての接触検出器を複数の中間接触検出器を介して接続ケーブルに接続したことを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は複数の接触検出器に設置されるおのおのの抵抗器の抵抗値が異なることを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は接触検出器1を複数のグループに分け、1つのグループ内の抵抗器の抵抗値は同じとし、各グループ間では抵抗値は異なることを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は接触検出器と中間接触検出器のすくなくとも一方に、信号線とリファレンス電源線とアース線を接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
接触検出装置は接触検出器と中間接触器のコネクタは2箇所にあり、信号線、リファレンス電源線とアース線はコネクタ間で直結され、、接触検出器内と中間接触器内で接続されていることを特徴とするものである。
本発明における他の代表的な構成は次の通りである。
ロボットシステムはロボットの腕、胴、頭の各部位の少なくとも1箇所に請求項1乃至8記載のいずれか1項記載の接触検出装置を搭載したことを特徴とするものである。
請求項1、4に記載の発明によると、スイッチ機構がCOM端子と2接点を有する2接点スイッチであり、信号線に接続されるCOM端子は必ずリファレンス電源線11か、アース線12に接続されるためスイッチ部のチャタリングが少なく、ノイズを拾い難く安定した接触位置の検出が出来、また接触検出器の増減が容易で、接触検出器の一部が開放状態で故障したとしても接触検出装置の全体が動作不良とならず、安定した接触検出信号を得ることができる。
請求項2、3記載の発明によると、複数の中間接触検出器を接触検出器の代わりに設けることによって、演算部で行う接触位置特定のための判断処理を簡略化でき、高速に行うことができ、CPUの処理をその他の制御に利用可能となる。接続できる接触検出器や中間接触検出器の個数を増やすことができる。
請求項4記載の発明によると、接触検出器の抵抗値を異なるようにすることによって、接触場所を容易に特定することができる。
請求項5記載の発明によると、接触検出器1を複数のグループに分け、1つのグループ内の抵抗器の抵抗値は同じとし、各グループ間では抵抗値が異なるようにしているため、演算部で行う接触位置特定のための判断処理を簡略化し高速で行うことができ、CPUの処理をその他の制御に利用可能となる。また、抵抗値の種類を少なく抑え接触検出器の機種を絞り込むことができる。また、抵抗値の種類を少なくすることにより、接続できる接触検出器の個数を増やすことができる。また、ノイズなどによる接触部位の判定誤まりなどの耐ノイズ性も上げることができる。
請求項6、7記載の発明によると、接触検出器1と前記中間接触検出器4にコネクタをもうけることにより、アプリケーションに応じて接触検出器を増減しやすい構成とすることができる。
請求項9記載の発明によると、ロボットの各部位に接触検出器や中間接触検出器を設けることによりどの部位に物体が接触したか容易に判断することができる。内部に設置される抵抗器の抵抗値を変えておくことで、抵抗値の種類を少なく抑え、接触検出器の機種を絞り込むことができる。また、抵抗値の種類を少なくすることにより、接続できる接触検出器の個数を増やすことができる。
また、抵抗値の種類を少なくすることにより、どの部位の接触検出器に接触しているか特定するための判断処理を簡略化することができ、CPUの処理をその他の制御に利用可能となる。
本発明の接触検出装置を利用したロボットの概略図 本発明の第1実施例の接触検出装置を示すブロック図 本発明の第2実施例の接触検出装置とそれを適用したロボットを示すブロック図 本発明の第3実施例の接触検出装置を示すブロック図 本発明の第4実施例の接触検出装置とそれを適用したロボットを示すブロック図
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の接触検出装置を適用するロボットの概略図を示す。
ロボットは下腕部40、上腕部41、胴体部42、頭部43を備える。接触検出器1がそれぞれの部位に設けられている。
図2(a)は本発明の第1実施例の接触検出装置を示すブロック図、また同図(b)は本発明の接触検出装置に用いる第1の2接点スイッチの構造を示す。
図2において、接触検出装置は複数の接触検出器1を有し、その1つの接触検出器#1は第1のスイッチ機構である2接点スイッチS1と、第1の抵抗器R1およびコネクタ13で構成される。複数の他の接触検出器1も同様な構成をしているが、接触検出器#1の先端のコネクタは使わないので、省略するようにしても良い。
第1の2接点スイッチS1のCOM端子30と第1の抵抗器R1の一方の端子が接続され、第1の抵抗器R1の他方の端子は信号線10に接続される。第1の2接点スイッチS1の一方のA端子31はリファレンス電源線11に、他方のB端子32はアース線12に接続される。したがって信号線10に接続されるCOM端子30は常にリファレンス電源線かアース線のいずれかに接続され、オープンになることはないため、従来の1接点スイッチを用いた方法に比べノイズを拾い難い構成となっている。
信号線10、リファレンス電源線11およびアース線12は両端のコネクタ13間で直結され、また第1の抵抗R1および第1の2接点スイッチS1との結線は接触検出器内で結線され、さらに同様な構成から成る他の接触検出器#2、・・#i・・#nおよび信号処理部20に接続される。
信号処理部20は、増幅器21と、AD変換器24と、CPU25とリファレンス電源23で構成される。増幅器21の出力端子と入力端子間には、Rfの帰還抵抗器22が設置されている。第1の抵抗器Ri(i=1、2、・・、n)は、増幅器21の入力抵抗として動作する。なお、信号処理部20はロボットの胴体部42などに設置されるが、設置場所は特に限定されるものではない。
第1の2接点スイッチSi(i=1、2、・・、n)が人や障害物などに接触するとCOM端子30はアース線12に接続され(ON状態)、開放されるとリファレンス電源線に接続される(OFF状態)。接触したときの増幅器21の出力電圧Voutは、接触した接触検出器の第1の抵抗器の抵抗値をRiとすれば、式(1)となり、出力電圧から接触場所を検出できる。
Figure 2011238450

接触検出器1が複数個所で接触した場合は、その抵抗値分がさらに変化する。
各接触検出器1の第1の抵抗Riを場所が判別できるように異なるものにしておけば、接触場所も含めて増幅器21の出力電圧から判別できる。
増幅器21から出力されたアナログ信号は、AD変換部24とCPU25からなる演算部に入力され、AD変換器24にてデジタル信号に変換され、CPU25によって演算処理される。CPU25の演算処理により、接触場所も含めた接触検出器の接触状態を検出することができる。
本発明の構成において、それぞれの接触検出器はコネクタを介して接続されるため、接触検出器の増減を簡単に行うことが出来る。また、たとえ接触検出器1の抵抗器Riが開放状態で故障したとしても複数の接触検出器は信号線に対して並列に接続されているため従来例のように検出装置全体が動作不良になることはない。
なお、信号処理部の演算部20としてAD変換器24とCPU25からなる構成で説明したが、この構成に限られるものでなく、アナログ処理、またはCPUを含まないデジタル処理およびそのアナログ/デジタルの混合処理など、要は増幅器の出力から接触の有無および接触位置の演算が出来る演算部であればよい。
図3は本発明の第2実施例の接触検出装置とそれを適用したロボットのブロック図である。ロボットの用途によっては、どこの部位で接触が発生したかの検出が出来ればよく、どこの部位のどこの場所で接触したかを検出する必要が無い場合がある。第2実施例はこのようなロボットに適用可能な接触検出装置に関するものである。
すなわち、前述の図1で示したロボットの下腕部40、上腕部41、胴体部42、頭部43のロボットの各部位に、実施例1で説明した接触検出器1が3個ずつ設置され、信号線、リファレンス電源線およびアース線からなる接続ケーブル9で接触検出器と信号処理部間が接続されている。なお、実際に使用の際には各部位に配置される接触検出器1の数量は3個に限定されるものではなく、必要に応じて増減される。
本発明が第1実施例と異なる部分は、ロボットの各部位にグループ化された接触検出器1が複数配置され、各部位に配置された接触検出器1の第1の抵抗器Riの抵抗値は同じもので、かつ各グループ間の抵抗値が異なっている点である。すなわち、下腕部40では抵抗値RAの抵抗器を使用し、上腕部41では抵抗値RBの抵抗器、胴体部42では抵抗値RCの抵抗器、頭部43では抵抗値RZの抵抗器を使用する。また各部位の抵抗値は、他の部位の抵抗値および各部位に接続される接触検出器1の個数分までの合成抵抗が互いに素、すなわち同一の抵抗値になることが無いように抵抗値が設定されている。
このように、接触検出器内部に設置される抵抗値をロボットの各部位に応じて変えるが、同一部内での抵抗値を同じにすることにより、接触部位の検出をした上で抵抗値の種類を少なく抑え、接触検出器の種類の数を絞り込むことができる。
また、各接触検出器で全て異なる抵抗値の抵抗器を使用した場合、信号処理部20にて検出される増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nは、抵抗値の種類をMとすれば、N=2Mとなる。前述のようにロボットの各部位で同一の抵抗値のものを使用した場合、信号処理部20にて検出される増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nは、ロボットの各部位の接触検出器の数をLp個(i=1、2、・・、q)とすれば、N=(L1+1)*(L2+1)*(L3+1)*・・・*(Lq+1)となり、各接触検出器で異なる抵抗値の抵抗器を使用した場合と比較して少なくなる。例えば第2実施例において、抵抗値の数Mは下腕部、上腕部、胴体部、頭部に各3個でM=4*3となり、各接触検出器で異なる抵抗値の抵抗器を使用した場合の増幅器21の出力電圧Voutのパターン数NはN=2^12=4096となる。一方、ロボットの各部位で同一の抵抗値のものを使用した場合、各部位の接触検出器の個数は下腕部、上腕部、胴体部、頭部に各3個で、増幅器21の出力電圧Voutのパターン数NはN=(3+1)* (3+1)* (3+1)* (3+1)=256となる。検出された増幅器21の出力電圧Voutから接触箇所の判別は、例えば、検出される増幅器21の出力電圧Voutのパターンと接触検出器の接触状態をCPU25に保持しておき、これと検出された電圧を比較することで行う。
検出すべき増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nを削減することで、接続できる接触検出器の個数を増やすことができ、接触検出器の個数が同数ならば接触場所の判別に必要となるCPUでの演算処理のステップ数を少なくすることができ、電圧パターン数が少ない分ノイズなどによる接触部位の判定誤まりが無くなり、耐ノイズ性も上がる。
なお、図3では接触検出器#3と接触検出器#4間をケーブル接続しているが、他の部位同様、すなわち、接触検出器#1から接続ケーブル9に接続してもよい。
図4は本発明の第3実施例の接触検出装置を示すブロック図である。
実施例1と異なるのはさらに中間接触検出器を設けた点である。
実施例1で述べた接触検出器において、その一部の接触検出器に関しその周辺(したがって詳しい位置の特定は必要でない)で接触状態を詳しく検出したい場合、第2実施例で述べたように同じ抵抗値の接触検出器を使用することで増幅器21の出力電圧Voutのパターン数を削減することができる。しかし、同じ抵抗値の接触検出器1の個数が増加すると増幅器21の出力電圧Voutのパターン数は増加し、CPUでの演算処理のステップ数は多くなる。第3実施例の中間接触検出器を追加した構成はこのような場合に適した接触検出装置である。
図4において、実施例1で述べた接触検出器1と信号処理部20の構成において、ある特定の接触検出器(図4では#2)は複数の中間接触検出器4を介して信号線10、リファレンス電源線11およびアース線12からなる接続ケーブルに接続されている。
中間接触検出器4は、第2のスイッチ機構である第2の2接点スイッチSdj(j=1,2、・・・k)、第2の抵抗器Rd、信号線10とリファレンス電源線11とアース線12を接続するためのコネクタ13で構成される。第2の2接点スイッチSdjの構造は、図2の(b)で示した第1の2接点スイッチと同じものである。
第2の2接点スイッチSdj のCOM端子は隣接する前記中間接触検出器の2接点の一方のA端子31に接続され、信号線10に直近の中間接触検出器(図4の例では#k)のCOM端子30は信号線10に接続される。第2の2接点スイッチSdjの他方のB端子32は第2の抵抗器Rdを介してアース線12に接続される。
中間接触検出器4の先端に接続される接触検出器(図4の例では#2)の第1の2接点スイッチのCOM端子は第1の抵抗器R2を介して隣接する中間接触検出器の第2の2接点スイッチの一方のA端子31に接続され、第1の2接点スイッチの一方の端子はリファレンス電源線11に、他方の端子はアース線12に接続される。
信号線10、リファレンス電源線11およびアース線12は実施例1と同様にコネクタ13を介して他の接触検出器#1、#3、・・、#nおよび信号処理部20に接続される。
中間接触検出器4の第2の2接点スイッチSdjが接触すると第2の抵抗器Rdを介してアース線に接続され(ON状態)、開放されるとリファレンス電源線11に接続される(OFF状態)。中間接触検出器4が接触した場合、増幅器21の出力電圧Voutは、その先に接続される接触検出器#2の接触状態によらず、接触検出器が接触した場合と同じ電圧となる。先端に接続される接触検出器が同じの中間接触検出器4が、複数個所で接触した場合も個別に接触した場合と等しい出力電圧となる。各中間接触器4の第2の抵抗器Rdの抵抗値は、増幅器21の出力電圧Voutに影響せず、任意に設定することができる。
今、図4で示す中間接触検出器4のいずれか1つの第2の2接点スイッチSdjが接触しONになると、増幅器21の出力電圧Voutは、式(2)となる。これにより接触検出器#2か、それに接続された中間接触検出器のいずれかで接触したことが検出できる。
Figure 2011238450


以上、接触検出器#2の動作で説明したが、他の接触検出器に対しても同様な構成と動作を行なうことができる。
したがって、中間接触検出器の個数に係らず実施例1に示した構成とCPUでの演算処理のステップ数は同じで、中間接触検出器で更に多くの接触状態を検出することができる。


図5は、本発明の第4実施例の接触検出装置とそれを適用したロボットのブロック図である。実施例4は、実施例2と同様に部位毎の検出が出来ればよく各部位内の接触場所を検出する必要が無いロボットにおいて、実施例3で説明した中間接触検出器を利用し、接触位置を特定するための判断処理を簡略化した接触検出装置に関するものである。
前述の図1で示したロボットの各部位には、実施例1で説明した接触検出器1が1個、実施例3で説明した中間接触検出器4が2個設置されている。なお、実際に使用される場合、各部位に配置される中間接触検出器の数は2個に限定されるものではなく必要に応じて増減される。
本発明が実施例1と異なる部分は、ロボットの各部位に複数の中間接触検出器4とその先端に1個の接触検出器1を配置する点である。各接触検出器の第1の抵抗Riは、実施例1と同様に場所が判別できるように異なるものであればよい。
このように、ロボットの部位毎に1個の接触検出器1と任意の数の中間接触検出器4を設置することで、ロボットの部位の個数をZとすれば、信号処理部20にて検出される増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nは、N=2となり、各部位で抵抗値を変えた場合と比較して、信号処理部20の増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nを少なくすることができる。例えば実施例4において、ロボットの部位の個数Z=4となり、信号処理部20の増幅器21の出力電圧Voutのパターン数NはN=16となる。
したがって、多くの検知器で接触の検知とそのロボット部位を検出すべき信号処理部20の増幅器21の出力電圧Voutのパターン数Nを増やすことなく、接続できる中間接触検出器の個数を増やすことができ、接触場所の判別に必要となるCPUでの演算処理のステップ数を少なくすることができ、電圧パターン数が少ない分ノイズなどによる接触部位の判定誤まりが無くなり、耐ノイズ性も上がる。

なお、この接触検出装置を適用するロボットの部位としては、以上の実施例では下腕部、上腕部、胴体部、頭部で説明したが、適用されるロボットの部位はこれに限定されるものではなく、たとえば足、手首など含め全てのロボットの部位に適用できることは言うまでもない。

1 接触検出器
S1、S2、・Si・Sn 第1の2接点スイッチ
Sd1、Sd2、・Sdj・Sdk 第2の2接点スイッチ
R1、R2、・Ri・Rn 第1の抵抗器
Rd 第2の抵抗器
4 中間接触検出器
5 抵抗設定器
9 接続ケーブル
10 信号線
11 リファレンス電源線
12 アース線
13 コネクタ
20 信号処理部
21 増幅器
22 帰還抵抗器
23 リファレンス電源
24 AD変換器
25 CPU
30 COM端子
31 A端子
32 B端子
40 下腕部
41 上腕部
42 胴体部
43 頭部

Claims (9)

  1. 第1のスイッチ機構と第1の抵抗器からなる複数の接触検出器と、接触の有無と接触位置を検出する信号処理部と、前記複数の接触検出器と前記信号処理部を接続する信号線、リファレンス電源線およびアース線からなる接続ケーブルを有する接触検出装置であって、
    前記信号処理部は、前記信号線に接続される増幅器と、前記増幅器出力から接触の有無と接触位置を演算する演算部と、前記リファレンス電源線と前記アース線間に電圧を供給するリファレンス電源からなり、
    前記第1のスイッチ機構は、COM端子と2接点を有する第1の2接点スイッチであり、前記COM端子は前記第1の抵抗器を介して前記信号線に接続され、前記第1の2接点スイッチの一方の端子はリファレンス電源線に、他方の端子はアース線に接続したことを特徴とする接触検出装置。
  2. 前記接触検出器のいずれか1つの接触検出器を複数の中間接触検出器を介して前記接続ケーブルに接続し、
    前記中間接触検出器は第2のスイッチ機構と第2の抵抗器からなり、前記第2のスイッチ機構はCOM端子と2接点を有する第2の2接点スイッチであり、前記COM端子は隣接する前記中間接触検出器の2接点の一方の端子に接続され、前記信号線に直近の中間接触検出器のCOM端子は信号線に接続され、前記第2の2接点スイッチの他方の端子は前記第2の抵抗器を介してアース線に接続され、
    前記中間接触検出器の先端に接続されるいずれか1つの接触検出器の前記第1の2接点スイッチのCOM端子は前記第1の抵抗器を介して隣接する中間接触検出器の前記第2の2接点スイッチの一方の端子に接続し、前記第1の2接点スイッチの一方の端子はリファレンス電源線に、他方の端子はアース線に接続したことを特徴とする請求項1記載の接触検出装置。
  3. 全ての前記接触検出器を前記複数の中間接触検出器を介して前記接続ケーブルに接続したことを特徴とする請求項2記載の接触検出装置。
  4. 前記複数の接触検出器に設置されるおのおのの抵抗器の抵抗値が異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の接触検出装置。
  5. 前記接触検出器を複数のグループに分け、1つのグループ内の前記抵抗器の抵抗値は同じとし、各グループ間では抵抗値は異なることを特徴とする請求項1記載の接触検出装置
  6. 前記接触検出器と前記中間接触検出器のすくなくとも一方に、前記信号線とリファレンス電源線とアース線を接続するためのコネクタが設けられていることを特徴とする請求項1乃至5記載のいずれか1項記載の接触検出装置。
  7. 前記接触検出器と前記中間接触器のコネクタは2箇所にあり、前記信号線、前記リファレンス電源線と前記アース線はコネクタ間で直結され、前記接触検出器内と前記中間接触器内で接続されていることを特徴とする請求項6記載の接触検出装置。
  8. 前記信号処理部の演算部は前記増幅器出力のアナログ値をデジタル値に変換するAD変換器と、前記AD変換器出力を演算処理するCPUからなることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載の接触検出装置。
  9. ロボット各部位の少なくとも1箇所に前記請求項1乃至8記載のいずれか1項記載の接触検出装置を搭載したことを特徴とするロボットシステム。

JP2010108413A 2010-05-10 2010-05-10 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム Pending JP2011238450A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010108413A JP2011238450A (ja) 2010-05-10 2010-05-10 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010108413A JP2011238450A (ja) 2010-05-10 2010-05-10 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011238450A true JP2011238450A (ja) 2011-11-24

Family

ID=45326219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010108413A Pending JP2011238450A (ja) 2010-05-10 2010-05-10 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011238450A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11581899B2 (en) 2020-08-26 2023-02-14 Denso Wave Incorporated Analog-to-digital converting device and control system
WO2023162162A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社ニコン 接続装置及び方法、ロボットハンド装置、並びにロボット装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11581899B2 (en) 2020-08-26 2023-02-14 Denso Wave Incorporated Analog-to-digital converting device and control system
WO2023162162A1 (ja) * 2022-02-25 2023-08-31 株式会社ニコン 接続装置及び方法、ロボットハンド装置、並びにロボット装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070085553A1 (en) Method for using touch signals and a touch unit
DE602004026468D1 (de) System und verfahren zur fernerkennung elektrische
JP2008541065A5 (ja)
US20140028538A1 (en) Finger motion recognition glove using conductive materials and method thereof
AU2010342458A8 (en) Monitoring a supporting and propulsion means of an elevator system
CN102798791B (zh) 用于确定电故障的系统和方法
CN106414877A (zh) 用于机动车的传感器装置
TW200802058A (en) Scanning control device for capacitive touch panel
CN104339364A (zh) 机器人以及机器人的紧急停止方法
US8868295B2 (en) Movement input apparatus applied to steering apparatus and mobile control system using the same
EP1178430A3 (en) Touch-panel device
CA2497757A1 (en) System and method for determining an operational condition of a torch
JP2013008314A (ja) 操作端末
JP2015135601A (ja) 異常検出システム、携帯型検出器、及び異常検出方法
JP2011238450A (ja) 接触検出装置および接触検出装置を適用したロボットシステム
JP2006337193A (ja) 電力計測装置
CN101124459A (zh) 位置检测器
JP6337789B2 (ja) 電流検出回路、電流検出装置及び切替え装置
JP2014091495A (ja) 短絡検知回路
KR20140132001A (ko) 시퀀서 아날로그 출력 유닛
JP2012122986A (ja) 非接地回路の地絡検出回路
US20100211353A1 (en) Registering unit for recording input signals caused by mechanical action on said unit, and method for recording measured values and processing signals
JP4830676B2 (ja) 排気ガスセンサの故障診断装置
CN100543433C (zh) 利用推动接触的位移响应传感器
JP2007535739A (ja) 操作部品の評価方法