JP2011234087A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被制御回路のソース電位を精度良く制御する回路構成を小面積で実現する。
【解決手段】電源線6及び接地線4に接続された被制御回路1のソース線5と、前記接地線4との間に、前記ソース線5の電位を制御するソース制御回路2と、前記ソース線5と前記接地線4とを導通、非導通状態へ制御する、前記ソース制御回路2と並列に接続された遮断スイッチ回路3とを有する。ソース制御回路2は、ダイオード回路2aと、前記ダイオード回路2aと並列に接続された抵抗回路2bとを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、被制御回路の待機時にトランジスタのソース電位を電源電圧と接地電圧との間の中間電位へ制御し、リーク電流により発生する被制御回路の待機時電力を削減する技術に関するものである。
近年、半導体集積回路装置ではプロセスの微細化による小面積化、単位面積当たりのトランジスタ数の増加に伴い、リーク電流の増大が大きな課題となっている。この課題に対し、被制御回路に供給される電源電圧、基板電圧を制御し、低消費電力化を図る技術が実用化されつつある。
しかし、電源電圧を変更するためには、電源ICから供給される電圧の変更、又は電源ICから供給される電圧に対しDC−DCコンバータを使用し電圧を変更する仕組みが必要となる。これを実現するためには、電圧可変機能を有した電源ICやDC−DCコンバータが必要であり、面積増等の課題があった。
この課題に対し、例えば特許文献1に記載された技術等を用いて被制御回路のソース線の電位を電源電圧と接地電圧との間の中間電位へ制御することにより、被制御回路に印加される電位差を小さくし、低消費電力化する手法が検討されている。この技術では、電源ICによる電圧変更は必要なく、かつDC−DCコンバータを使用した場合よりも小面積で実現可能であり、近年特にメモリ等にて実用化されつつある。
特開2004−206745号公報
ただし、特許文献1に記載された技術では、被制御回路のプロセス、温度ばらつき等に対するリーク電流の増減に対応して、ソース電位を精度良く制御することはできず、条件によってはソース電位が低下し所望のリーク削減効果が得られない課題があった。
具体的に説明すると、特許文献1では温度ばらつきに対し、高温時のリーク電流に合わせて所望のソース電位となるように回路構成を設定した場合に、常温〜低温時のリーク電流が比較的小さい状態ではソース電位が低下し、低消費電力化効果が得られない課題があった。
本発明の目的は、被制御回路のソース電位を精度良く制御する回路構成を小面積で実現することにある。
前記課題を解決するため、本発明の半導体集積回路装置は、被制御回路のソース線と接地線との間に、前記ソース線の電位を制御するソース制御回路と、前記ソース線と前記接地線とを導通、非導通状態へ制御する、前記ソース制御回路と並列に接続された遮断スイッチ回路とを有し、前記ソース制御回路は、ダイオード回路と、前記ダイオード回路と並列に接続された抵抗回路とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ダイオード回路及び抵抗回路にてソース線の電位を制御するため、小面積で所望のソース電位へ制御可能となる。
本発明の実施形態1の半導体集積回路装置のブロック図である。 図1中のダイオード回路を表した回路図である。 図1中の抵抗回路を表した回路図である。 図1中の遮断スイッチ回路を表した回路図である。 本発明の実施形態2の半導体集積回路装置にて抵抗回路と遮断スイッチ回路とを兼用化した図である。 図5の回路を使用した動作シーケンスを説明した図である。 本発明の実施形態3の半導体集積回路装置のブロック図である。 本発明の実施形態4の半導体集積回路装置のブロック図である。 図8中のヒステリシス回路を表した回路図である。 図9のヒステリシス回路の動作について表したグラフである。 本発明の実施形態5の半導体集積回路装置のブロック図である。 本発明の実施形態6の半導体集積回路装置にてデータ保持実力電圧に応じたソース線制御の状態を表したグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《実施形態1》
図1は、本発明の実施形態1を表したブロック図である。ブロック構成としては被制御回路1、ソース制御回路2、遮断スイッチ回路3、電力制御回路7にて構成されており、ソース制御回路2内にはダイオード回路2a、抵抗回路2bが構成されている。被制御回路1へは電源線6の電圧が供給され、被制御回路1のソース線5と接地線4との間にソース制御回路2と遮断スイッチ回路3とが入る。また更に、電力制御回路7によりダイオード回路2a、抵抗回路2b、遮断スイッチ回路3をそれぞれ制御する構成となっている。なお、以下の説明ではソース線5の電位を適宜VSSV電圧という。
図2は、ダイオード回路2aの回路構成を表した図である。本回路はMOSトランジスタによって作成されたダイオード素子22と、N型MOSスイッチによって構成されたダイオード選択スイッチ23とによって構成され、ダイオード素子22とダイオード選択スイッチ23とが直列に接続され、ダイオード素子22のアクティブ/非アクティブ状態をダイオード選択スイッチ23のオン/オフ制御により選択可能な構成となっている。更にダイオード素子22とダイオード選択スイッチ23との直列構成が複数並列化した構成をとり、ダイオード選択スイッチ23のオン状態の選択数変更により、ダイオード素子22の能力変更が可能な構成となっている。なお、ダイオード素子22はMOSトランジスタに限らず、一般的なダイオード特性を示すデバイスであればよい。また、ダイオード選択スイッチ23についても同様でスイッチ特性を示すデバイスであればよい。
図3は、抵抗回路2bの回路構成を表した図である。本回路構成はN型MOSスイッチ31が並列に接続された構成であり、1つ又は複数のN型MOSスイッチをオフ状態とすることで、N型MOSスイッチ31のソース・ドレイン間の電流能力を変更可能な構成となっている。
図4は、遮断スイッチ回路3の回路構成を表した図である。本回路構成はN型MOSスイッチ41を複数並列に接続した構成となっており、1つ又は複数のN型MOSスイッチをオフ状態とすることで、N型MOSスイッチ41のソース・ドレイン間の電流能力を変更可能な構成となっている。
次に、被制御回路1のソース電位制御動作について図1を用いて説明する。図1の被制御回路1は、通常のLSI回路構成を有し、内部にはロジック回路(フリップフロップ(FF)回路)、メモリ等が含まれる。被制御回路1の通常動作時には、遮断スイッチ回路3を電力制御回路7からの制御によりオンさせ、ソース線5と接地線4との間を導通状態とする。また、被制御回路1が待機状態の場合には、遮断スイッチ回路3を電力制御回路7からの制御によりオフさせ、ソース制御回路2を電力制御回路7からの制御によりオンさせ、VSSV電圧を電源線6と接地線4との間の中間電位へ制御することで、被制御回路1に印加される電位差を小さくし、被制御回路1に流れるリーク電流を削減する。更にこの際、被制御回路1内にある回路(フリップフロップ、メモリ等)のデータを保持しつつ電位を制御する。
だたし、この制御では、ソース線5の電位(VSSV電圧)を上昇させることで、被制御回路1へ印加される電位差が小さくなり、リーク電流削減効果としては向上するが、被制御回路1内にある回路(フリップフロップ、メモリ等)のデータを保持する必要があるため、データを保持することができる限界の電圧(以後リテンション電圧という)を超えたVSSV電圧へは制御することができない。よって、リテンション電圧を超えない範囲で、VSSV電圧をできる限り高く制御することが望ましく、これによりデータを維持しつつ大きな低消費電力化効果を得ることができる。なお、ここで言う「通常動作」とは回路内のデータのH/Lが伝播する状態、又はデータのやり取りがされている状態を、「待機状態」とは回路内のデータのH/Lが伝播しておらず、固定された状態、又はデータのやり取りがされずにデータが保持された状態をそれぞれ表す。
次に、実施形態1の動作をプロセストリミングステップ、温度制御ステップに分けて説明する。
〈プロセストリミングステップ〉
このステップでは、被制御回路1、ソース制御回路2のプロセスばらつきに対し、ソース線5を所望のソース電位(VSSV電圧)へ制御するために、ダイオード回路2a内のダイオード素子22の並列数を変更しVSSV電圧を調整する。この際、被制御回路1は待機時状態とし、ソース制御回路2内のダイオード素子22はダイオード選択スイッチ23によりいずれかをオンさせ、抵抗回路2bは内部のN型MOSスイッチ31を全てオフ、遮断スイッチ回路3もオフ状態とする。
(ステップ1)基準となるダイオード素子22をダイオード選択スイッチ23によりオンさせ、VSSV電圧を上昇させる。この際、被制御回路1のプロセスばらつきと、基準となるダイオード素子22のプロセスばらつきとに応じたVSSV電圧が出力される。
(ステップ2)ステップ1にて得られたVSSV電圧を観測し、被制御回路1とダイオード素子22とのプロセスばらつきを把握する。
(ステップ3)ステップ2にて得られたVSSV電圧情報をもとにトリミングテーブルを用い、ダイオード素子22の並列数を変更し、VSSV電圧が所望の電圧範囲となるように調整する。トリミングテーブルは、ステップ1の際に測定したVSSV電圧情報をもとに所望のVSSV電圧範囲に制御するために必要なダイオード素子能力変更幅(サイズ変更幅)の設定内容を予め記述したものである。以上のステップ1〜3を経て、プロセスばらつきに対し所望のVSSV電圧範囲へトリミングを実施する。ステップ1〜3は検査時に実施され、トリミングテーブルも予め検査プログラムに組み込まれ検査される。このような検査を実施することで、チップ毎の被制御回路1のばらつきに対応したVSSV電圧を設定することが可能となる。
次に、もう少し詳しく例を上げて説明する。例えば、プロセスばらつきとして被制御回路1内の回路がプロセス速度増加方向(低閾値)にばらついていた場合、被制御回路1のリーク電流は大きくなる。これに伴って、VSSV電圧は上昇してしまい、被制御回路1へ印加される電位差は小さくなる。これにより被制御回路1のデータ保持ができなくなる危険性がある。この状態を防ぐために、VSSV電圧がリテンション電圧を超えるような値に設定されてしまう場合には、ダイオード素子22の能力を増加させ、VSSV電圧を下げ、所望の電圧範囲へ制御する。前述したような方式により、プロセスばらつきに対し、VSSV電圧を調整する。なお、ここではダイオード回路2aによりプロセスばらつきに対し調整する方式を説明したが、これを抵抗回路2bで実施してもよい。
〈温度制御ステップ〉
次に、LSI周辺の温度状態、又はLSI内の温度状態、又は被制御回路1及びソース制御回路2の温度状態に応じて、VSSV電圧を調整する。被制御回路1は温度のばらつきによってリーク電流が増減する(高温ではリーク増、低温ではリーク減)。この特性に対し、高温時(リーク増時)には、VSSV電圧が上昇しないように、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31をオン状態とする並列数を増やすことで抵抗回路2bの電流能力を上げ、VSSV電圧を下げる。また、低温時には、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31をオン状態とする並列数を減らすことで抵抗回路2bの電流能力を下げ、VSSV電圧を上げる。このように制御することで、温度変化に対するVSSV電圧の変化を抑え、所望のVSSV電圧へ制御することが可能となる。
このように、前述したプロセストリミングステップと温度制御ステップとを実施することで、被制御回路1、ソース制御回路2のプロセスばらつき、温度ばらつきに対応した、所望のVSSV電圧への制御が可能となる。
《実施形態2》
図5を用いて、図3の抵抗回路2bと、図4の遮断スイッチ回路3との兼用化について説明する。抵抗回路2b及び遮断スイッチ回路3の両者共にN型MOSスイッチ31,41の構成を持つ。よって、図5にあるように、単一の構成を、あるときは抵抗回路2bとして用い、あるときは遮断スイッチ回路3として用いることが可能である。通常、遮断スイッチ回路3は接地線4から所望のソース電圧(VSSV電圧)へ、所望のソース電圧(VSSV電圧)から接地線4へそれぞれ制御する際の、急峻なVSSV電圧の立ち下がり、立ち上がりを防ぐために少しずつ能力を上げる又は少しずつ能力を下げる等の制御を実施する。これを実現する回路構成としては、例えば遮断スイッチ回路3内の複数あるN型MOSスイッチ41のサイズが少しずつ違う構成とし、1つ又は数個ずつ、サイズの小さいものから徐々にN型MOSスイッチ41をオンさせることで、急峻にVSSV電圧が変化することを防いでいる。本構成において遮断スイッチ回路3内のサイズの小さいN型MOSスイッチ41を抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31として兼用することで、抵抗回路2bの面積を削減することが可能となる。
図6を用いて、兼用時の制御シーケンスについて説明する。図6には、図5にあるダイオード回路2a内のダイオード選択スイッチ23のゲート制御に用いられる信号A、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31のゲート制御に用いられる信号B、遮断スイッチ回路3内のN型MOSスイッチ41のゲート制御に用いられる信号C、VSSV電圧の各状態について、被制御回路1の動作状態(ソース制御時、通常動作時、遮断時)ごとに分けて説明してある。
まず、ソース制御時には、VSSV電圧を電源電圧と接地電圧との間の中間電位へ制御する。この際、信号Aはオン(“H”)状態、信号Cはオフ(“L”)状態とし、信号Bは被制御回路1のプロセス、温度ばらつき等の状態に応じてオン(“H”)又はオフ(“L”)に制御する。次に、通常動作時へ移行する際には、信号Aはオフ(“L”)状態、信号Cはオン(“H”)状態とし、信号Bはオン(“H”)状態とする。このとき、信号Bがソース制御時に既にオン状態となっていた場合には、そのままオン状態を継続する。次に、遮断時には、信号A、信号B、信号C共にオフ(“L”)状態とし、VSSV電圧はハイ・インピーダンス(HIZ)状態とする。このように、被制御回路1の状態に応じて信号Bの制御は異なるが、ソース制御時、通常動作時の両方に抵抗回路2bを使用しても問題ないため、兼用が可能となる。
なお、遮断スイッチ回路3内の複数あるN型MOSスイッチ41のサイズが全て同じ構成であってもよい。
《実施形態3》
図7を用いて、実施形態3について説明する。本回路構成は、図1にある実施形態1の構成に対し、温度センサ回路71を加えた構成であり、温度センサ71による温度情報を電力制御回路7へ入力し制御する構成となっている。この構成により、実施形態1に対し、実際にLSI内部又は周辺の温度状態を温度センサ回路71により観測し、その結果から電力制御回路7を通して抵抗回路2bを制御し、温度ばらつきに対し、所望のVSSV電圧範囲へ制御することが可能となる。
《実施形態4》
図8を用いて、実施形態4について説明する。本回路構成は、実施形態1で説明した図1の回路構成と同様の被制御回路1、ダイオード回路2a、抵抗回路2b、遮断スイッチ回路3に加えて、新たにヒステリシス回路81を有し、被制御回路1には電源線6の電圧が供給され、ソース線5と接地線4との間にダイオード回路2a、抵抗回路2b、遮断スイッチ回路3が接続され、ソース線5の電位を制御可能な構成となっている。更に、ヒステリシス回路81はソース線5の電位(VSSV電圧)に応じて、抵抗回路2bのゲート電圧を制御可能な構成となっている。このヒステリシス回路81は、ダイオード回路2a内のダイオード選択スイッチ23、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31、遮断スイッチ回路3内のN型MOSスイッチ41の各ゲート電圧を制御する、又は並列数を変更し能力を変更することでも同様にソース線5の電位を制御可能であり、本技術内容も含むものとする。
図9に、ヒステリシス回路81内の回路構成について示している。本回路構成は、NAND回路101と、インバータ(低Vt)回路102と、インバータ(高Vt)回路103とから構成されている。
図10に、ヒステリシス回路81の動作を示す。インバータ(低Vt)回路102は0.2V以上の電圧が入力されると“H”を出力し、インバータ(高Vt)回路103は0.4V以上の電圧が入力されると“H”を出力する回路構成となっているため、L⇒Hステップでは、ヒステリシス回路81の入力端子INへ0.4V以上の電圧が入力された場合に、出力端子OUTに“H”出力(1.2V)が得られる。また、インバータ(低Vt)回路102は0.2V以下の電圧が入力されると“L”を出力し、インバータ(高Vt)回路103は0.4V以下の電圧が入力されると“L”を出力する回路構成となっているため、H⇒Lステップでは、ヒステリシス回路81の入力端子INへ0.2V以下の電圧が入力された場合に、出力端子OUTに“L”出力(0V)が得られる。
なお、前述したL⇒Hステップ、H⇒Lステップでは“H”出力、“L”出力の閾値電圧の例として、0.2V、0.4Vとしていたが、インバータ(低Vt)回路102、インバータ(高Vt)回路103の閾値を変更することで、前記閾値電圧も変更可能である。
次に、ヒステリシス回路81の構成を使用したソース制御の動作例を説明する。
〈プロセストリミングステップ〉
このステップでの実施内容は、実施形態1、実施形態3とほぼ同様であるが、実施形態1、実施形態3では、電力制御回路7によりダイオード回路2a、抵抗回路2b、遮断スイッチ回路3を制御する構成としているが、本構成ではヒステリシス回路81を使用し、ダイオード回路2a、抵抗回路2bを制御することでVSSV電圧を制御することが可能な構成となる。次に、具体的な制御フローについて説明する。
〔VSSV上昇時〕
ヒステリシス回路81の動作にて説明したように、本ヒステリシス回路81は0.4V以上のVSSV電圧入力に対し“H”出力し、0.2V以下の電圧入力に対し“L”出力する。この回路を使用し、VSSV電圧がプロセスばらつきにより上昇した場合、例えば、VSSV電圧が0.4V以上に上昇した場合に、VSSV電圧が0.4V以上となったことをヒステリシス回路81が検知し、“H”出力を出す。この出力信号をダイオード回路2a、抵抗回路2bが受け、各ダイオードの能力、各抵抗の能力を上げるよう制御する。ダイオード能力を上げるとは、ダイオード選択スイッチ23によりダイオード素子22の並列数を増やし、能力を上げることを指す。抵抗能力を上げるとは、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31のゲート電圧を上げること、又はN型MOSスイッチ31の並列数を増やすことを指す。
〔VSSV低下時〕
ここでは、プロセスばらつきにより、VSSV電圧が低下した(0.2V以下)場合にヒステリシス回路81が“L”を出力し、この出力信号をダイオード回路2a、抵抗回路2bが受け、各ダイオードの能力、各抵抗の能力を下げるように制御する。ダイオード能力を下げるとは、ダイオード選択スイッチ23によりダイオード素子22の並列数を減らすことを意味する。抵抗能力を下げるとは、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31のゲート電圧を下げること、又はN型MOSスイッチ31の並列数を減らすことを指す。これにより、VSSV電圧を上昇させる。
前述したVSSV上昇時、VSSV低下時に合わせてヒステリシス回路81がプロセスばらつきに対し、ダイオード回路2a、抵抗回路2bを制御することにより、VSSV電圧を所望の電圧範囲内へ制御することができる。
〈温度制御ステップ〉
ここでは、温度状態によってVSSV電圧が変化してしまうことに対応し、高温時にVSSV電圧が上昇してしまった場合には、ヒステリシス回路81がVSSV電圧の上昇を検知し、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31の能力を上げるように制御し、VSSV電圧を低く制御する。また、低温時にVSSV電圧が下降してしまった場合には、ヒステリシス回路81がVSSV電圧の下降を検知し、抵抗回路2b内のN型MOSスイッチ31の能力を下げるように制御し、VSSV電圧を高く制御する。これにより、温度変化に対応して、所望のVSSV電圧範囲内となるように制御する。ダイオード能力の変更、抵抗能力の変更方法は、前記VSSV上昇時、VSSV低下時で説明した内容と同様である。
《実施形態5》
図11を用いて、実施形態5について説明する。本回路構成は、実施形態4にある構成とほぼ同じで、ヒステリシス回路81の部分がオペアンプ回路121の構成となっている。オペアンプ回路121は、ソース線5の電位(VSSV電圧)及び参照電圧(VREF電圧)の入力に応じて、抵抗回路2bのゲートを制御可能な構成となっている。この構成より、所望のVSSV電圧値をVREF電圧として入力することで、オペアンプ回路121がソース線5のVSSV電圧とVREF電圧とが同じとなるように抵抗回路2bのゲートを制御するように作用する。したがって、VSSV電圧が高くなった場合(VREF<VSSV)には、抵抗回路2bのゲート電圧を上げ、VSSV電圧を下げるように制御し、所望のVSSV電圧となるように制御する。また、逆にVSSV電圧が低くなった場合(VREF>VSSV)には、抵抗回路2bのゲート電圧を下げ、VSSV電圧を上げるように制御し、所望のVSSV電圧となるように制御する。これにより、プロセスばらつき、温度ばらつきに対して所望のVSSV電圧に制御することが可能となる。
なお、オペアンプ回路121は、ダイオード回路2a内のダイオード素子22の選択数の変更、又は抵抗回路2bのトランジスタ能力の変更によって制御することで実現することも可能である。
《実施形態6》
次に、実施形態6について説明する。本実施形態は、実施形態1〜5にある回路構成全てに共通して適用可能である。本実施形態の動作について次に説明する。本動作では被制御回路1内にあるFF回路、メモリ等のデータ保持実力電圧、すなわち被制御回路1が待機時にデータを保持できる最低電源電圧を測定し、この測定結果に応じて設定に必要なVSSV電圧を決定する。これにより、データ保持実力電圧に応じたVSSV制御が可能となり、各条件時のデータ保持実力電圧に適した制御を実施することで低消費電力化効果が大きくなる。
図12を用いて、温度状態に応じた制御例を説明する。図12は横軸に温度、縦軸にデータ保持実力電圧をとり、温度に対する被制御回路1の実力電圧に対し、ダイオード特性、ダイオード+抵抗特性がどのような特性分布を示すかを表している。例えば、図12中にあるように被制御回路1のデータ保持実力電圧が低温時0.35V、高温時0.4Vであった場合に、ダイオード特性のみでの制御では、低温側の実力電圧に合わせたダイオード能力を選択すると高温時にVSSV電圧がデータ保持実力電圧の0.4Vを超えて0.5Vとなってしまいデータ保持できない。また、ダイオード+抵抗特性での制御では、高温時に0.4Vとなるように調整すると低温時にVSSV電圧が0.2V付近となり、低温時の実力電圧0.35Vから大幅にVSSV電圧を低下させる必要があるため、低消費電力化効果が目減りしてしまう。
この課題を解決するため、温度がA領域の場合にはダイオード特性、B領域の場合にはダイオード+抵抗特性を使用した制御とすることで、温度ばらつきに対してより最適なVSSV電圧へ設定することが可能となる。この場合、データ保持実力電圧が低温時0.35V、高温時0.4Vであったが、被制御回路1の測定結果に応じてデータ保持実力電圧が設定され、その電圧に応じて各温度条件に最適な回路構成を選択し、VSSV電圧を制御することで各温度条件に適した低消費電力化を図ることができる。
なお、本動作は、各チップのプロセスばらつきに対しデータ保持実力電圧を測定した場合のプロセスばらつきに対する制御時にも同様に適用可能である。また前記動作では、ダイオードとダイオード+抵抗回路の切り替え方法について説明したが、ダイオード回路2aの並列数の変更、抵抗回路2bの並列数の変更でもVSSV電圧を変更することが可能なため、データ保持実力電圧に応じてダイオード回路2a、抵抗回路2bの並列数の変更にて実現することも可能である。
以上のとおり、本発明によれば、被制御回路1のソース電位を制御する技術として、ダイオード回路2aにて被制御回路1のプロセスばらつきに対応したサイズ変更(トリミング)を実施し、温度状態に応じて抵抗回路2bの並列数を調整し、ソース電位を所望の制御範囲に制御することで、プロセスばらつきや温度ばらつきに対し、被制御回路1内のフリップフロップ、メモリに格納されているデータを保持しつつ、高精度なソース電位制御を可能とし、より高い低消費電力化効果を得ることを可能にした。
また、本発明を適用することで、リーク特性の大きい高温状態時にダイオード回路2aのみで対応する場合には、ダイオード能力の大きい(サイズ大)素子が必要であり、面積大が課題となるが、本発明ではダイオード回路2aと抵抗回路2bとでソース線5の電位を制御するため小面積で所望のVSSV電圧へ制御可能となる。
以上説明してきたとおり、本発明に係る半導体集積回路装置は、被制御回路のソース電位を精度良く制御する回路構成を小面積で実現できる効果を有し、被制御回路の待機時電力削減技術として有用である。
1 被制御回路
2 ソース制御回路
2a ダイオード回路
2b 抵抗回路
3 遮断スイッチ回路
4 接地線
5 ソース線
6 電源線
7 電力制御回路
22 ダイオード素子
23 ダイオード選択スイッチ
31 N型MOSスイッチ
41 N型MOSスイッチ
71 温度センサ回路
81 ヒステリシス回路
101 NAND回路
102 インバータ(低Vt)回路
103 インバータ(高Vt)回路
121 オペアンプ回路

Claims (15)

  1. 電源線及び接地線に接続された被制御回路のソース線と、前記接地線との間に、前記ソース線の電位を制御するソース制御回路と、前記ソース線と前記接地線とを導通、非導通状態へ制御する、前記ソース制御回路と並列に接続された遮断スイッチ回路とを備え、
    前記ソース制御回路は、ダイオード回路と、前記ダイオード回路と並列に接続された抵抗回路とを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記ダイオード回路、前記抵抗回路、前記遮断スイッチ回路をそれぞれ制御する電力制御回路を更に備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記ダイオード回路は、並列に接続された複数のダイオード素子と、前記複数のダイオード素子を任意に選択するためのダイオード選択スイッチとを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記抵抗回路は、並列に接続された複数のMOS型スイッチを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記遮断スイッチ回路は、並列に接続された複数のMOS型スイッチを有することを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記抵抗回路は、並列に接続された複数のMOS型スイッチを有し、
    前記遮断スイッチ回路は、並列に接続された複数のMOS型スイッチを有し、
    前記遮断スイッチ回路内の前記MOS型スイッチの一部が、前記抵抗回路内の前記MOS型スイッチを兼用することを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項2記載の半導体集積回路装置において、
    前記被制御回路の温度をモニタする温度センサ回路を更に備え、前記温度センサ回路の検出した温度に応じて、前記電力制御回路が前記ソース制御回路を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記ソース線の電位に応じて前記ソース制御回路を制御するヒステリシス回路を更に備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記ソース線の電位を所望の電圧へ制御するように前記ソース制御回路を制御するオペアンプ回路を更に備えたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記被制御回路のデータ保持実力電圧に応じて前記ソース線の設定電位を決定することを特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 請求項3記載の半導体集積回路装置において、
    前記被制御回路のデバイスばらつきと、前記ソース制御回路のデバイスばらつきとに応じて、前記ダイオード素子の並列数を変更することを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 請求項11記載の半導体集積回路装置において、
    前記被制御回路が待機状態時、かつ前記ダイオード回路及び前記抵抗回路のうち少なくとも1つの構成が選択された状態で、前記ソース線の電位を測定し、前記測定の結果に基づいて前記デバイスばらつきを判断することを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 請求項1記載の半導体集積回路装置において、
    前記被制御回路が通常動作時には前記遮断スイッチ回路を導通状態とし、待機状態時には、前記遮断スイッチ回路を非導通状態とし、更に前記ソース制御回路内の前記ダイオード回路と前記抵抗回路とのうちいずれか1つ以上をオン状態とし、前記ソース線の電位を前記電源線と前記接地線との間の所望の電位へ制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 請求項13記載の半導体集積回路装置において、
    温度状態に応じて前記ダイオード回路内のダイオード素子の並列数、又は前記抵抗回路内のMOS型スイッチのオン状態とする並列数を変更して前記ソース線の電位を制御することを特徴とする半導体集積回路装置。
  15. 請求項7記載の半導体集積回路装置を搭載した家電機器であって、
    前記温度センサ回路は当該半導体集積回路装置外に搭載され、制御されることを特徴とする家電機器。
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