JP2011233415A - 電磁開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した動作を得られる電磁開閉器を提供する。
【解決手段】 電磁コイル装置13の電磁コイル23を一方の極性に励磁すると、アーマチュア15の被駆動部33が吸引され、作動部35が第1の位置から第2の位置に変位する。永久磁石60の存在により作動部35は第2の位置に保持される。電磁コイル23を一方の極性の逆極性に励磁すると、作動部35が第2の位置から第1の位置に変位する。作動部35の変位によって、連結部材53aを介して可動接点部材43aが作動部35に連動し、可動接点47aが固定接点45aに対して接離され、固定接点部材側端子金具9a及び可動接点部材側端子金具11aを流れる電流を遮断制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電力量計などに内蔵されて、電力の供給を制御するための電磁開閉器に関するものである。
従来、電力の供給を制御するための電磁開閉器として、例えば、特開2009−26651号公報(特許文献1)及び特開平9−17312号公報(特許文献2)などが提案されている。
特開2009−26651号公報(特許文献1)に開示された電磁開閉器では、アクチュエータの可動子が、電磁開閉器を設置した場合の水平方向に移動して板状バネからなる可動接点部材を動かして接点を開閉することにより、通電を制御している。しかしながら、特開2009−26651号公報(特許文献1)に開示された電磁開閉器では、接点部分を開閉するアクチュエータの可動子が、電磁開閉器を設置した場合の水平方向に移動して通電を制御するため、外部から水平方向に衝撃が加わった場合に、可動子が動いて、誤作動を起こす可能性がある。
特開平9−17312号公報(特許文献2)に開示された電磁開閉器は、電磁コイルが励磁されると、「く」の字状のアーマチュアの一端が電磁コイルの鉄心に吸引され、この動きに応じて、アーマチュアの他端が板状バネからなる可動接点部材を動かして接点を開閉し通電を制御している。
特開2009−26651号公報 特開平9−17312号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に開示されている電磁開閉器では、いずれも板バネからなる可動接点部材自体が変形して接点を閉じ、板バネのバネ力を利用して接点を開くように設計されている。板バネを用いて可動接点部を構成し、安定して電流が流れるようにするためには、断面積、すなわち、板バネの幅・厚みを大きくする必要がある。板バネのバネ定数は、板厚の3乗に比例するという性質があることから、結果として、板バネのバネ定数が大きくなってしまったり、板厚のわずかな違いによりバネ定数にバラつきが生じてしまう。また、温度上昇や経年変化等によって板状バネのバネ定数が変わり、安定した動作を得られなくなる可能性がある。
さらに、特許文献1及び特許文献2に開示されている電磁開閉器は、いずれも構造上、外部からの衝撃や振動に弱く、外部から強い衝撃や振動が加わった場合に、接点が作動してしまうという問題があった。
本発明の目的は、安定した動作を得られる電磁開閉器を提供することにある。
本発明の電磁開閉器は、基本的な構成に、電磁コイルを駆動源として有する電磁コイル装置と、被駆動部と作動部とが支点の両側に位置するアーマチュアと、復帰用蓄勢部材と、固定接点部材及び可動接点部材からなる1以上の接点機構とを備えている。
アーマチュアは、作動部と被駆動部とを有している。そしてアーマチュアは電磁コイル装置からの電磁力により支点を中心にして作動部が第1の位置と第2の位置との間を移動する構造を有している。また、復帰用蓄勢部材は、アーマチュアの作動部が第1の位置から第2の位置に変位する際に、作動部を第2の位置から第1の位置に変位させる力を蓄勢する。
電磁コイル装置が後述する自己保持型の電磁コイル装置であれば、電磁コイルを逆極性に励磁することによりアーマチュアの拘束を解除して、復帰用蓄勢部材の蓄勢力で作動部を第2の位置から第1の位置に戻せばよい。また、電磁コイル装置が自己保持機能を有していない場合には、電磁コイルの通電を停止することにより、アーマチュアの拘束を解除して、復帰用蓄勢部材の蓄勢力で作動部を第2の位置から第1の位置に戻せばよい。
接点機構を構成する固定接点部材には固定接点が備えられており、また可動接点部材には、可動接点が備えられている。本発明では、作動部と可動接点との間に固定接点が位置するように固定接点部材及び可動接点部材が配置されている。接点機構は、アーマチュアの作動部の動きに連動して可動接点部材を動かすことにより、可動接点を固定接点に対して接離する。そして、可動接点部材は可動接点が設けられた自由端と該自由端とは反対側に位置して回動中心を中心にして回動する固定端とを有している。また本発明では、1つの接点機構に対して、作動部の動きを可動接点部材に伝えるように作動部と可動接点部材とを連結する連結部材をさらに備えている。この連結部材は、作動部が第1の位置から第2の位置に変位する際に、可動接点部材の可動接点が設けられた一方の側面部分と対向する他方の側面部分を全体的に押すことができるように構成されている。連結部材を用いて、可動接点部材を固定接点部材に向かって押し付けるようにして可動接点と固定接点とを接触させる構成を採用すると、通電するための部材として板バネを採用することなく、接点の接触を確実なものとすることができる。
特に、本発明では、連結部材が、可動接点部材の可動接点が設けられた一方の側面部分と対抗する他方の側面部分との間に、作動部が第1の位置から第2の位置に変位する過程で蓄勢され、可動接点が固定接点に接触しているときに可動接点部材を固定接点部材に押し付ける方向の力を発生する蓄勢部材を備えている。この構成を採用すると、蓄勢部材を蓄勢するための強い力を必要とするときに、電磁コイル装置の吸引力が大きくなるので、蓄勢部材を確実に蓄勢することができる。またこのように構成することで、蓄勢部材として板バネと比べると、バネ定数が小さく且つバネ定数が変化したりバラつき難いものを用いることができる。さらに、このような構成を採用することで、電磁コイル装置の吸引力と、電磁コイル装置と被駆動部との間のギャップ長とにより定まる動作特性に合わせつつ、より確実に且つ安定して固定接点と可動接点を接触させることができる。その結果、従来の電磁開閉器よりも安定した開閉動作を得ることができる。
電磁開閉器が、接点機構を2つ備える場合には、作動部に、平行に延びる一対のアーム部を一体に設ける。一対のアーム部を電気絶縁性を有する一対の絶縁被覆部材で覆う。この一対の絶縁被覆部材は、それぞれ支点を通る第1の仮想回転中心線と平行に延びる第2の仮想回転中心線を回動中心とする一対の軸部を備えている。そして、連結部材を、絶縁被覆部材の一対の軸部に回動可能に係合される一対の係合部と、蓄勢部材を支持する支持部と、一対の係合部と支持部とをつなぐ一対の連結部と、一対の連結部から延びて可動接点部材の一方の側面部分と当接する一対の当接部とを一体に備えるように構成する。蓄勢部材は、可動接点が固定接点と接触していないときに、可動接点部材の一方の側面部分を一対の当接部に押し付ける力を発生するように蓄勢された状態で、可動接点部材と支持部との間に配置する。
このように構成すると、絶縁被覆部材の存在により、電磁コイル装置に電磁開閉器で制御する制御対象の電流が流れるのを阻止することができる。また、係合構造を用いて連結部材を取付けるため、組立が容易になる。さらに一対の連結部により支持部を支持するので、支持部をしっかりと保持できる。その上支持部に支持された蓄勢部材を安定した状態で、可動接点部材に接触させることができる。また蓄勢部材により、一対の当接部に可動接点部材の一方の側面部分を押し付けるため、外部から振動が加わっても、可動接点部材の動きを拘束することができて、外部振動により接点が不要に閉じる事態が発生するのを防止できる。
蓄勢部材はコイルバネからなり、支持部にはコイルバネの一端からコイルバネの中心空間部内に延びる突起部を一体に有するように構成することが好ましい。このように構成することで、コイルバネの位置決めを容易且つ確実なものとすることができる。
復帰用蓄勢部材は、一対のアーム部の間に一対のアーム部が延びる方向と同じ方向に突出する作動部側突出部を一体に設け、電磁コイル装置に、作動部側突出部から離れた位置にあって一対のアーム部が延びる方向と同じ方向に延びる別の装置側突出部を設け、作動部側突出部と装置側突出部との間に配置することが好ましい。このように構成することで、作動部を確実に第2の位置から第1の位置に変位させることができる。
前述の絶縁被覆部材の構造は任意であるが、例えば、アーム部が延びる方向に第1の被覆形状部分と第2の被覆形状部分とが交互に繰り返して並ぶ構成としてもよい。この場合に、第1の被覆形状部分を第2の被覆形状部分よりも外形寸法を小さくするか、第1の被覆形状部分を第2の被覆形状部分よりも外形寸法を大きくすれば、沿面距離を長くすることができる。
電磁コイル装置には、被駆動部に保持用吸引力を作用する永久磁石を備え、自己保持型の電磁コイル装置とすることができる。永久磁石を備えることにより、電磁コイルが発生する一方の極性の磁束により被駆動部に吸引力が作用して作動部が第1の位置から第2の位置に変位した状態で、その状態を電磁コイルへの励磁がなくなった後も保持することができるようになる。そして、作動部が第2の位置に存在する状態で電磁コイルを一方の極性の逆極性に励磁すると、永久磁石からの磁束が打ち消され、復帰用蓄勢部材によって作動部が第1の位置に変位する。
アーマチュアの作動部が第2の位置に存在する場合にアーマチュアの一部によって操作される開閉確認スイッチを更に備えるようにしてもよい。このように開閉確認スイッチを設ければ、スイッチの開閉状態を監視することにより、容易に電磁開閉器の開閉状態を確認することができる。また、監視手段を遠隔地に設ければ、遠隔地からでも、電磁開閉器の開閉状態を確認することができるようになる。
本発明では、アーマチュアの支点を中心にして、アーマチュアの作動部の側のモーメントが被駆動部の側のモーメント以上になるようにアーマチュアを構成することが好ましい。作動部の側と被駆動部の側のモーメントと等しくすれば、支点を中心にしてアーマチュアの重量バランスがとれることになり、外部からの衝撃や振動が加わったときに、支点を中心にする回転力が被駆動部または作動部に作用することがなくなる。また、作動部の側のモーメントを被駆動部の側のモーメントよりも大きくすれば、作動部が第1の位置に存在する場合に、電磁開閉器に対して外部から衝撃や振動が加えられても、作動部が第2の位置に変位することがなくなる。したがって、外部からの衝撃や振動によってアーマチュアが変位して、誤作動を起こすことがなくなるという利点がある。
固定接点部材及び可動接点部材は、作動部からの可動接点に加わる力では撓むことがない剛性を有するように構成することができる。このように構成すれば、固定接点部材及び可動接点部材が剛性を有しているため、従来のように板バネのバネ定数の変化による不安定な接点状況の発生を抑制することができる。
なお、接点に使用する材料によっては、接点を開閉する際に、アークの発生により接点の表面が荒れて、接点の接触抵抗が大きくなることがある。接触抵抗が大きくなると局部過熱の発生原因となる。そこで、固定接点部材及び可動接点部材の少なくとも一方を、作動部から可動接点部材に加わる力で撓む可撓性を有する構成としてもよい。このように構成すれば、接点が接触する際に、接点どうしが擦れ合う接点ワイプにより接点の表面を平滑化することができ、接触抵抗が大きくなるのを防止することができる。
(A)及び(B)は、本発明の電磁開閉器の実施の形態の一例の外観を示す図である。 筐体を取り除いた本実施の形態の構成の主要構成部の構造を示す斜視図である。 (A)及び(B)は、実施の形態で用いるアーマチュアの構成を示す図である。 本実施の形態で用いる連結部材の構成を説明するために用いる図である。 (A)乃至(C)は、実施の形態の動作を説明するために用いる概念図である。 本実施の形態で使用している電磁コイル装置の吸引力とギャップ寸法との関係を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の電磁開閉器の実施の形態を詳細に説明する。図1の(A)及び(B)は、本発明の実施の形態の電磁開閉器1の外観を示す斜視図及び平面図であり、この実施の形態では、筺体3の内部に電磁開閉器1の主要構造部が収納されている。図2は、筺体3を取り除いた本実施の形態の電磁開閉器1の主要構造部を示す斜視図であり、図3の(A)及び(B)は、本実施の形態で用いるアーマチュア15の構成を示す図であり、図4は、本実施の形態で用いる接点機構を除いた主要構造部の正面図であり、図5の(A)乃至(C)は、電磁開閉器1の後述する可動接点部材43の動作を説明するために用いる概念図である。
まず、本願明細書においては、図1及び図2に示すように、電磁開閉器1に対して複数の方向を定めている。すなわち、上方向UP及び下方向LOからなる上下方向、前方方向FO及び後方方向REからなる前後方向、右方向RI及び左方向LEからなる左右方向を図1及び図2に示すように定義している。
本実施の形態の電磁開閉器1は、家庭用の単相3線式交流の電力量計などに接続し、電力の供給の制御を行うためのものである。そのため、中性線を除く2本の電線に接続されて開閉動作を行うように、接点機構が左右2つ設けられている。以下の説明では、左右に配置された部材で同じ部材がある場合には、右側の部材には数字の符号の後に「a」の符号を付して、左側の部材には数字の符号の後に「b」の符号を付す。なお左側の部材に関しては、明細書中に符号を記載するだけで図示及び説明を省略する場合がある。
図1(A)及び(B)に示すように、本実施の形態の電磁開閉器1は筺体3に収納されている。筺体3は、カバー5及び電磁開閉器1の主要構造部を組み込んだ筺体本体7から構成されている。筐体本体7は、カバー5により覆われる開口部を備えた一面が開口状の構造を有している。筐体本体7の側壁8Aの一部には、固定接点部材側端子金具9a及び9b並びに可動接点部材側端子金具11a及び11bの端部を外部に露出させるためのスリットが形成されている。筐体本体7の側壁8Bの一部には、後述の一対の電極端子27及び一対の電極端子29の端部を外部に露出させるためのスリットが形成されている。カバー5と筐体本体7とは、ネジ6によって固定している。本実施の形態の電磁開閉器1は、図示しない電力量計に接続して使用する。
次に、図2を用いて、本実施の形態の電磁開閉器1の主要構造部の詳細を説明する。本実施の形態の電磁開閉器1は、主要な構成として、電磁コイル装置13と、アーマチュア15と、接点機構17a及び17bとを備えている。電磁コイル装置13は、鉄心19(図5参照)と、鉄心19に嵌合されたコイル枠21と、コイル枠21に巻回された電磁コイル23と、鉄心19の一端に電磁的に結合されたL字状のヨーク25とから構成されている。ヨーク25は、後述の永久磁石60を介して鉄心19の端部と磁気的に結合している第1のヨーク部分25Aと第1のヨーク部分25Aに対して直交する方向に延びる第2のヨーク部分25Bとを備えている。第2のヨーク部分25Bの第1のヨーク部分25Aから上方向UPに離れた端部には、左右方向LE及びRIに延びるように仮想した第1の仮想回転中心線L1に沿って離れた位置に一対の突起31A及び31Bが設けられている。本実施の形態ではこれら一対の突起31A及び31Bが支点31を構成している。電磁コイル23への通電は、一対の電極端子27から行う。また一対の電極端子29は後述の信号を出力するための信号用電極である。電極端子27及び29は、筺体本体7に形成されたスリットに固定されている。本実施の形態では、ヨーク25及びコイル枠21に設けられた固定用孔部30に、筐体本体7に設けられた突起部を挿入して固定されている。固定方法は、これに限られるものではなく、ヨーク25を筺体本体7に接着剤等の固定手段を用いて固定してもよい。
本実施の形態の電磁開閉器1は、自己保持型の機能を持たせるために、電磁コイル装置13の鉄心19の他端に永久磁石60(図5参照)が設けられている。永久磁石60があるため、いったん鉄心19にアーマチュア15の後述の被駆動部33が吸引されて吸着されると、電磁コイル23への励磁がなくなった後も被駆動部33を鉄心19に対して接触した状態を保持することができる。そのため、電磁コイル23を励磁し続けなくても、閉状態を維持することができ、電流の開閉を行いたいときにだけ電磁コイル23を励磁すればよいという利点がある。
アーマチュア15は、平板状の磁性材料から形成されており、鉄心19の端部と接触する被駆動部33と、被駆動部33の動きに応じて変位する作動部35とを備えている。被駆動部33の左方向LEの側面には後述する図示しない開閉確認スイッチであるマイクロスイッチ48を駆動する突出部33Aが一体に設けられている。被駆動部33の左右の側面には、ヨーク25に設けられた一対の突起31A及び31Bが嵌合される一対の凹部34A及び34Bが形成されている。一対の凹部34A及び34Bの形状は、ヨーク25に設けられた一対の突起31A及び31Bを支点31として、アーマチュア15が揺動するのを許容するように定められている。作動部35には、第1の仮想回転中心線L1に沿って間隔をあけて配置された一対のアーム部37a及び37b(図3及び図5参照)が一体に設けられている。また後に説明するように、作動部35には、一対のアーム部37a及び37bの間に、作動部側突出部71が一体に設けられている。一対のアーム部37a及び37bには絶縁樹脂やセラミック材料から一体に成形された絶縁被覆部材39a及び39bが嵌合されている。一対のアーム部37a及び37bは、絶縁被覆部材39a及び39bに完全に覆われているため、図2ではアーム部37a及び37bは見えない状態になっている。絶縁被覆部材39a及び39bを設ける理由は、可動接点部材側端子金具11a及び11bが電気的に相互に接続され、短絡回路が形成されてしまうことを防止するためである。絶縁被覆部材39a及び39bは、第1の被覆形状部分40Aと第2の被覆形状部分40Bとが交互に繰り返して並ぶ構成を有している。本実施の形態では、第1の被覆形状部分40Aを第2の被覆形状部分40Bよりも外形寸法を大きくしている。このようにすると、絶縁被覆部材39a及び39bの沿面距離を長くすることができる。
なお、図2においては、アーマチュア15は概略的に描いてあるため、図3(A)及び(B)を用いて、アーマチュア15の実際形状の詳細を説明する。図3(A)は、アーマチュア15を上方向から下方向に向かって見た平面図であり、図3(B)は、アーマチュア15の右側面図である。図3(A)及び(B)に示されるように、アーマチュア15に形成されている一対の凹部34A及び34Bは、輪郭形状が楕円形をなす第1の部分32A及び32Bと、この第1の部分32A及び32Bの中央部から外側に延びる第2の部分36A及び36Bとを備えている。そして第2の部分36A及び36Bの内壁部には、両者間の間隔が上方向に向かうに従って広がる方向に傾斜する傾斜面36C及び36Dと、傾斜面36C及び36Dの下端から延びる一対の第3の部分36Eが形成されている。傾斜面36C及び36Dは、ヨーク25に設けられた一対の突起31A及び31Bが凹部34A及び34Bに嵌合した状態で、アーマチュア15が揺動するのを許容する。一対の第3の部分36Eの前後方向の長さ及び高さによってアーマチュア15が支点31を中心にして揺動する範囲が定まる。
マイクロスイッチ48は、アーマチュア15の作動部35が第2の位置に存在する場合に突出部33Aによって押し下げられるように、固定板26に固定されている。マイクロスイッチ48がオンになると電極端子29から、電磁開閉器が閉状態になったことを示す信号が出力される。固定板26は筺体本体7に設けられた溝部に固定されている。このように構成することで、マイクロスイッチのオン・オフ状態を監視することにより、容易に電磁開閉器1の開閉状態を確認することができる。また、監視手段を遠隔地に設ければ、遠隔地からでも、電磁開閉器1の開閉状態を確認することができるようになる。
接点機構17a及び17bは、作動部35から加わる力では撓むことがない剛性を有する固定接点部材41a及び41b並びに可動接点部材43a及び43bと、連結部材53a及び53bを備えている。
固定接点部材41aは、固定接点45aが設けられる板状の接点取付部42Aと、接点取付部42Aの固定接点45aが固定された端部とは反対側の端部から接点取付部42Aに対して直交する方向(上方向UP)に延びて、固定接点部材側端子金具9aに固定される固定部42Bとを備えている。固定部42Bは、固定接点部材側端子金具9aに対して抵抗溶接等を用いて固定されている。固定接点部材41bも同様に構成されている。固定接点部材側端子金具9a及び9bには、上方向UPと左右方向LE及びRIに向かって開口する凹部10が形成されている。この凹部10には、前述の筐体3のカバー5の周縁部の一部が嵌まって、固定接点部材側端子金具9a及び9bの抜け止めが図られている。なお固定接点部材側端子金具9a及び9bは、カバー5と筺体本体7をネジ止めする際に、カバー5と筺体本体7により上下方向から挟まれて固定されている。この固定方法は、本実施の形態で採用する方法に限られるものではなく、カバー5及び筺体本体7の内壁部に対して接着剤等の固定手段を用いて固定接点部材側端子金具9a及び9bを固定してもよい。
可動接点部材43aは、可動接点47aが設けられる自由端49aを備えた板状の接点取付部44Aと、接点取付部44Aの可動接点47aが固定された自由端49aとは反対側の固定端51aに設けられた軸取付部44Bとを備えている。軸取付部44Bは、接点取付部44Aと直交する方向(下方向LO)に延び且つ左右方向に間隔を開けて配置された一対の壁部44Cによって構成されている。一対の壁部44Cには、筺体本体7に固定された軸46が貫通する貫通孔が形成されている。可動接点部材43aの回動中心となる軸46は、前述の第1の仮想回転中心線L1と平行に延びる第3の仮想回転中心線L3に沿って配置されている。可動接点部材43aは、軸46を回動中心として回動する。なお、可動接点部材側端子金具11aと可動接点部材43aは、図示しない可撓性のある銅の撚線によって接続されている。可動接点部材43bも同様に構成されている。可動接点部材側端子金具11a及び11bには、下方向LOと左右方向とに向かって開口する凹部12が形成されている。この凹部12には、前述の筐体本体7の側壁8の一部が嵌って、可動接点部材側端子金具11a及び11bの抜け止めが図られている。なお可動接点部材側端子金具11a及び11bは、カバー5と筺体本体7をネジ止めする際に、カバー5と筺体本体7により上下方向から挟まれて固定されている。この固定方法は、本実施の形態で採用する方法に限られるものではなく、筐体本体7の内壁部に対して接着剤等の適宜の固定手段を用いて可動接点部材側端子金具11a及び11bを固定してもよい。
図4に良く示されるように、絶縁被覆部材39a及び39bには、アーマチュア15の作動部35の動きを可動接点部材43a及び43bに伝えるように、作動部35と可動接点部材43a及び43bとを連結する連結部材53a及び53bの一端が回動自在に固定されている。一対の絶縁被覆部材39a及び39bは、それぞれ支点31を通る第1の仮想回転中心線L1と平行に延びる第2の仮想回転中心線L2を回動中心とする一対の軸部40Cを一体に備えている。
連結部材53aは、絶縁被覆部材39aに設けられた一対の軸部40Cに回動可能に係合される一対の係合部61aと、蓄勢部材59aを支持する支持部65aと、一対の係合部61aと支持部65aとをつなぐ一対の連結部67aと、一対の連結部から延びて可動接点部材の一方の側面部分55aと当接する一対の当接部69aとを一体に備えている。係合部61aは、平行に延び且つ上下方向に間隔を開けて配置された一対の突出片63aを有しており、一対の突出片63aの間に軸部40Cが配置される構成を有している。支持部65aの中央部には、蓄勢部材としてのコイルバネ59aを保持するために、コイルバネ59aの一端からコイルバネ59aの中心空間部内に延びる突起部70aが一体に形成されている。コイルバネ59aは、可動接点が固定接点と接触していないときに、可動接点部材43aの一方(上方向UP)の側面部分55aを一対の当接部69aに押し付ける力を発生するように蓄勢された状態で、可動接点部材43aと支持部65aの間に配置されている。連結部材53bも同様に構成されている。
このように連結部材53a及び53bを構成すると、係合構造を用いて連結部材53a及び53bを取付けるため、組立が容易になる。さらに一対の連結部67a及び67bにより支持部65a及び65bを支持するので、支持部65a及び65bをしっかりと保持できる。その上、支持部65a及び65bに支持されたコイルバネ59a及び59b(蓄勢部材)を安定した状態で、可動接点部材43a及び43bに接触させることができる。またコイルバネ59a及び59bにより、一対の当接部69a及び69bに可動接点部材43a及び43bの一方の側面部分55a及び55bを押し付けるため、外部から振動が加わっても、可動接点部材43a及び43bの動きを拘束することができて、外部振動により接点が不必要に閉じる事態が発生することを防止できる。またコイルバネ59aが支持部65aの、コイルバネ59bが支持部65bの中央部に配置されているため、可動接点部材43aの可動接点47a及び可動接点部材43bの可動接点47bが設けられた一方の側面部分55a及び55bと対向する他方の側面部分57a及び57bをほぼ全体的に押すことができる。
図4に良く示されるように、作動部35には、一対のアーム部37a及び37bの間に、アーム部が延びる方向と同じ方向に突出する作動部側突出部71が一体に設けられている。またヨーク部分25Bには作動部側突出部71から離れた位置にあって一対のアーム部37a及び37bが延びる方向と同じ方向に延びる装置側突出部73が設けられている。作動部側突出部71と装置側突出部73との間には、復帰用蓄勢部材75が配置されている。復帰用蓄勢部材75の存在により、多少の振動が外部から加わった場合でも、振動により被駆動部33が鉄心19と接触して保持状態になることも防いでいる。
以上の構成をもとに、図5(A)乃至(C)に基づいて、本実施の形態のアーマチュアと接点機構の動作について説明する。図5(A)乃至(C)は、本実施の形態の電磁開閉器1の動作説明のための概念図である。なお図5(A)乃至(C)には、説明に不要な部材を省略し、また、電磁コイル装置13などは断面を示している。図5(A)乃至(C)は、作動部35の位置が第1の位置から第2の位置まで変位する様子を順に示している。図6は、本実施の形態で使用している電磁コイル装置の吸引力とギャップ長(被駆動部33と鉄心19のギャップ長)の関係を示す図である。
図5(A)の状態では、電磁コイル23は励磁されておらず、作動部35が第1の位置に存在している。この状態では、固定接点45aと可動接点47a及び固定接点45bと可動接点47bが接触していないため、電磁開閉器1は電気的に開状態になっており、可動接点部材側端子金具11a及び11bに電流が流れることはない。電磁コイル23が、被駆動部33を吸引する磁束を発生するために一方の極性に励磁されると、アーマチュア15の被駆動部33に対して、図6に示すように大きな吸引力を発生する。被駆動部33が吸引され、作動部35が支点31を中心にして上方向に上がる。このとき作動部35の動きに連動して連結部材53a及び53bが上方向に持ち上がり、可動接点部材43a及び43bが持ち上げられて、図5(B)に示すように、固定接点45aに可動接点47aが、且つ、固定接点45bに可動接点47bが接触する。図5(B)に示す状態から図5(C)に示す状態に変位する間、可動接点部材43a及び43bにはコイルバネ59a及び59bの力が加わる。そして、電磁コイル23に発生する吸引力が急激に大きくなることで作動部35は図5(C)に示した第2の位置まで変位して、接点構造が完全に閉状態になる。コイルバネ59a及び59bの力により、可動接点部材43a及び43bには、固定接点部材41a及び41b側に向かう力が継続して与えられることになる。このように、本実施の形態では、電磁コイル23の吸引力が小さい図5(A)から図5(B)の間は必要とする力を小さくし、吸引力が大きくなる図5(B)から図5(C)の間だけ必要とする力を大きくするような接点構造を採用している。そのため、コイルバネ59a及び59bを利用して接点の接触力を高めることができるので、電磁コイル装置13を大型化せずに済むという利点がある。
本実施の形態では、永久磁石60を備えているため、電磁コイル23の励磁がなくなった後でも、永久磁石60の保持力によって被駆動部33が吸引され続け、固定接点45a及び可動接点47a且つ固定接点45b及び可動接点47bが接触した状態で自己保持される。
図5(C)に示す第2の位置から第1の位置[図5(A)の位置]に作動部35を変位させるためには、電磁コイル23を逆極性に励磁して、永久磁石60からの磁束を打ち消せばよい。このとき、復帰用蓄勢部材75が、作動部35を第2の位置から第1の位置に変位させる力を発生することで、アーマチュア15はスムーズに回動して作動部35が第1の位置に変位する。
なお、本実施の形態では、アーマチュア15の支点31を中心にして、アーマチュア15の作動部35の側のモーメントが被駆動部33の側のモーメントと等しくなるように構成している。本実施の形態において、被駆動部33の側のモーメントとは、被駆動部33の重量と長さにより定まるモーメントであり、作動部35の側のモーメントとは、具体的に、作動部35(一対のアーム部37a及び37bを含む重量)、絶縁被覆部材39a及び39bの重量、連結部材53a及び53bの重量、蓄勢部材59a及び59bの重量、可動接点部材43a及び43b並びに可動接点47a及び47bの重量を加算した総重量により定まるモーメントのことである。このように構成することで、支点を中心にしてアーマチュアの重量バランスがとれることになり、電磁開閉器に対して外部から衝撃や振動が加えられた場合に、アーマチュアの被駆動部または作動部に回転力が作用することがなくなって、アーマチュアが外部から加えられる振動または衝撃によって揺動することを確実に阻止することができる。そのため、本実施の形態では、水平方向(前後方向、左右方向)だけでなく、垂直方向(上下方向)にも、耐衝撃性を高めることができる。
なお、本実施の形態では、作動部35が第2の位置に存在する場合には、永久磁石60によって被駆動部33が鉄心19に強い力で吸着されているため、外部からの振動や衝撃によってアーマチュアが揺動することはない。しかし、作動部35が第1の位置に存在するときには、外部からの振動や衝撃によってアーマチュアが揺動し易くなる。そこで、作動部の側のモーメント被駆動部の側のモーメントよりも大きくなるように構成すれば、外部から振動や衝撃が加わっても、アーマチュアの被駆動部33が電磁コイル側に近づく動きを抑制することができる。
以上の通り、本実施の形態によれば、振動や衝撃に強く、また、可動接点部材自体は変形しないため、接点の開閉を安定して行うことができる電磁開閉器を得ることができる。
本実施の形態では、自己保持型の電磁開閉器を構成するために永久磁石60を備えたが、自己保持型にする必要がない場合には、永久磁石60を備えなくてもよいのはもちろんである。
また、本実施の形態では、接点機構17を2つ備えているが、制御対象の交流電流の相数によって、接点機構の数を1つにしてもよく、またさらに多くしてもよいのはもちろんである。
なお、本実施の形態では、固定接点部材41a及び41b並びに可動接点部材43a及び43bを、作動部35から加わる力では撓むことがない剛性を有するように構成した。しかしながら、この構成では、接点に使用する材料の特性によっては、接点の開閉により発生するアークで、接点の表面が荒れて、接点の接触抵抗が大きくなることがある。接触抵抗が高くなると局部過熱が発生する。そこで、固定接点部材及び可動接点部材のいずれか一方を作動部から可動接点部材に加わる力で撓む可撓性を有するように構成してもよい。例えば、固定接点部材41a及び41bが剛性を有し、可動接点部材43a及び43bが可撓性を有するように構成してもよい。このように構成すれば、接点が接触する際に、接点どうしが擦れ合う接点ワイプにより接点の表面を平滑化することができて、接触抵抗が大きくなるのを防止することができるという効果が得られる。
1 電磁開閉器
3 筺体
5 カバー
7 筺体本体
8A,8B 側壁
9a,9b 固定接点部材側端子金具
11a,11b 可動接点部材側端子金具
13 電磁コイル装置
15 アーマチュア
17a,17b 接点機構
19 鉄心
21 コイル枠
23 電磁コイル
25 ヨーク
27,29 電極端子
31 支点
33 被駆動部
35 作動部
37a,37b アーム部
39a,39b 絶縁被覆部材
41a,41b 固定接点部材
43a,43b 可動接点部材
45a,45b 固定接点
47a,47b 可動接点
49a,49b 自由端
51a,51b 固定端
53a,53b 連結部材
55a,55b 一方の側面部分
57a,57b 他方の側面部分
59a,59b 畜勢部材
60 永久磁石
61a,61b 係合部
63a,63b 突出片
65a,65b 支持部
67a,67b 連結部
69a,69b 当接部
70a,70b 突起部
71 作動部側突出部
73 装置側突出部
75 復帰用蓄勢部材

Claims (11)

  1. 電磁コイルを駆動源として有する電磁コイル装置と、
    被駆動部と作動部とが支点の両側に位置し且つ前記電磁コイル装置からの電磁力により前記支点を中心にして前記作動部が第1の位置と第2の位置との間を移動する構造を有するアーマチュアと、
    前記アーマチュアの前記作動部が前記第1の位置から前記第2の位置に変位する際に、前記作動部を前記第2の位置から前記第1の位置に変位させる力を蓄勢する復帰用蓄勢部材と、
    固定接点を備えた固定接点部材及び可動接点を備え且つ前記アーマチュアの前記作動部の動きに連動して、前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる可動接点部材とからなる1以上の接点機構とを備えた電磁開閉器であって、
    前記固定接点部材及び前記可動接点部材は、前記作動部と前記可動接点との間に前記固定接点が位置するように配置されており、
    前記可動接点部材は前記可動接点が設けられた自由端と該自由端とは反対側に位置して回動中心を中心にして回動する固定端とを有しており、
    1つの前記接点機構に対して、前記作動部の動きを前記可動接点部材に伝えるように前記作動部と前記可動接点部材とを連結する連結部材をさらに備え、
    前記連結部材は、前記作動部が前記第1の位置から前記第2の位置に変位する際に、前記可動接点部材の前記可動接点が設けられた一方の側面部分と対向する他方の側面部分を全体的に押すことができるように構成されており、前記可動接点部材の前記他方の側面部分との間に、前記作動部が前記第1の位置から前記第2の位置に変位する過程で蓄勢され、前記可動接点が前記固定接点に接触しているときに前記可動接点部材を前記固定接点部材に押し付ける方向の力を発生する蓄勢部材を備えていることを特徴とする電磁開閉器。
  2. 2つの前記接点機構を有し、
    前記作動部には、平行に延びる一対のアーム部が一体に設けられ、
    前記一対のアーム部は電気絶縁性を有する一対の絶縁被覆部材で覆われ、
    前記一対の絶縁被覆部材は、それぞれ前記支点を通る第1の仮想回転中心線と平行に延びる第2の仮想回転中心線を回動中心とする一対の軸部を備えており、
    前記連結部材は、前記絶縁被覆部材の前記一対の軸部に回動可能に係合される一対の係合部と、前記蓄勢部材を支持する支持部と、前記一対の係合部と前記支持部とをつなぐ一対の連結部と、前記一対の連結部から延びて前記可動接点部材の前記一方の側面部分と当接する一対の当接部とを一対に備えており、
    前記蓄勢部材は、前記可動接点が前記固定接点と接触していないときに、前記可動接点部材の前記一方の側面部分を前記一対の当接部に押し付ける力を発生するように蓄勢された状態で、前記可動接点部材と前記支持部との間に配置されている請求項1に記載の電磁開閉器。
  3. 前記蓄勢部材はコイルバネからなり、
    前記支持部には前記コイルバネの一端から前記コイルバネの中心空間部内に延びる突起部を一体に有している請求項2に記載の電磁開閉器。
  4. 前記作動部には前記一対のアーム部の間に前記一対のアーム部が延びる方向と同じ方向に突出する作動部側突出部が一体に設けられており、
    前記電磁コイル装置には前記作動部側突出部から離れた位置にあって前記一対のアーム部が延びる方向と同じ方向に延びる別の装置側突出部が設けられており、前記作動部側突出部と前記装置側突出部との間に、前記復帰用蓄勢部材が配置されている請求項2に記載の電磁開閉器。
  5. 前記絶縁被覆部材は、前記アーム部が延びる方向に第1の被覆形状部分と第2の被覆形状部分とが交互に繰り返して並ぶ構成を有しており、
    前記第1の被覆形状部分が前記第2の被覆形状部分よりも外形寸法が小さいか、前記第1の被覆形状部分が前記第2の被覆形状部分よりも外形寸法が大きいことを特徴とする請求項2に記載の電磁開閉器。
  6. 前記電磁コイル装置は、前記電磁コイルが発生する一方の極性の磁束により前記被駆動部に吸引力が作用して前記作動部が前記第1の位置から前記第2の位置に変位した状態で、その状態を前記電磁コイルへの励磁がなくなった後も保持するために、前記被駆動部に保持用吸引力を作用する永久磁石を備えた自己保持型の電磁コイル装置である請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電磁開閉器。
  7. 前記作動部が前記第2の位置に変位すると、前記電磁コイルを無励磁にした後も前記永久磁石によって前記第2の位置に保持され、
    前記作動部が前記第2の位置に存在する状態で前記電磁コイルを前記一方の極性の逆極性に励磁すると、前記永久磁石からの磁束が打ち消され、前記復帰用蓄勢部材によって前記作動部が前記第1の位置に変位することを特徴とする請求項6に記載の電磁開閉器。
  8. 前記アーマチュアの前記作動部が前記第2の位置に存在する場合に前記アーマチュアの一部によって操作される開閉確認スイッチを更に備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電磁開閉器。
  9. 前記アーマチュアの前記支点を中心にして、前記アーマチュアの前記作動部の側のモーメントが前記被駆動部の側のモーメント以上になるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電磁開閉器。
  10. 前記接点機構の前記固定接点部材及び前記可動接点部材は、前記作動部から前記可動接点部材に加わる力では撓むことがない剛性を有していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電磁開閉器。
  11. 前記接点機構の前記固定接点部材及び前記可動接点部材の少なくとも一方は、前記作動部から前記可動接点部材に加わる力で撓む可撓性を有していることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電磁開閉器。
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