JP2011233247A - 固定酸化物型燃料電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料ガスや酸化剤ガスがマニホールドから流出することを防ぐことができる固定酸化物型燃料電池を提供する。
【解決手段】固定酸化物型燃料電池10は、MEA11の両端にセパレータ15が積層されることにより、セパレータ15に備えた第1、第2の開口部25a,26aが同軸上に連通されてマニホールド41,42が形成され、マニホールド41,42を経て燃料ガス、酸化剤ガスをMEA11に供給するものである。この固定酸化物型燃料電池は、マニホールド41,42の継目37,38を封止するために、セパレータ15間に銀メッキ層18を設け、銀メッキ層18をシール部として用いるように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、膜電極接合体にセパレータを積層してマニホールドを形成し、マニホールドから燃料ガスや酸化剤ガスを膜電極接合体に供給する固定酸化物型燃料電池に関する。
固定酸化物型燃料電池は、燃料電池セルを多数枚積層することで所望の出力を得る構造である。この燃料電池セルは、膜電極接合体(以下、「MEA(Membrane Electrode Assembly)」という)の両面に集電体を介してセパレータを設けたものである。
MEAおよびセパレータ間に集電体を介在させることで、MEAおよびセパレータの製造公差などを許容させてMEAおよびセパレータの接触面積を確保できる。
ところで、セパレータは、MEAに燃料ガスや酸化剤ガスを導くガス流路と、ガス流路に燃料ガスや酸化剤ガスを導く開口部とが形成されている。
各セパレータの開口部は、燃料電池セル(すなわち、セパレータ)を多数枚積層させた状態において同軸上に配置されてマニホールドに形成される。
よって、マニホールドに燃料ガスや酸化剤ガスを供給することにより、マニホールドに流れた燃料ガスや酸化剤ガスをセパレータのガス流路を介してMEAに導くことができる。
ここで、セパレータを多数枚積層させてマニホールドに形成するため、積層されたセパレータ間(マニホールドの継目)をシール部で封止(シール)して、マニホールドの継目から燃料ガスや酸化剤ガスが流出しないようにする必要がある。
そこで、積層されたセパレータ間(マニホールドの継目)をガラス製のシール部で封止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−39573号公報
しかし、特許文献1の固定酸化物型燃料電池は、積層されたセパレータ間(マニホールドの継目)がガラス製のシール部で封止されている。
このため、例えば、固定酸化物型燃料電池が比較的大きく温度変化した場合、比較的大きな温度変化にガラス製のシール部が追従することが難しい。
このため、固定酸化物型燃料電池の比較的大きな温度変化でガラス製のシール部が破損して、マニホールドから燃料ガスや酸化剤ガスが流出することが考えられる。
本発明は、燃料ガスや酸化剤ガスがマニホールドから流出することを防ぐことができる固定酸化物型燃料電池を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、膜電極接合体の両端にセパレータが積層されることにより、前記セパレータに備えた開口部が同軸上に連通されてマニホールドが形成され、前記マニホールドを経て燃料ガス、酸化剤ガスを前記膜電極接合体に供給する固定酸化物型燃料電池において、前記セパレータを積層して形成された前記マニホールドの継目を封止するために、前記セパレータ間に銀メッキ層を設け、前記銀メッキ層をシール部として用いることを特徴とする。
請求項2は、前記セパレータ間に絶縁性の連通部が配置されることにより、前記連通部に備えた連通口で前記セパレータの開口部が連通され、前記連通部のうち、前記セパレータに接触するシール面に前記銀メッキ層を設けたことを特徴とする。
ここで、セパレータに銀メッキ層を施す場合、銀メッキ層を施す必要のない部位にまでメッキ処理を施すことが考えられ銀の使用量を抑えることが難しい。
加えて、セパレータはマニホールドに加えて他のガス通路を備えている。よって、セパレータに銀メッキ層を施す場合、例えば、マニホールドを形成する開口部を覆うとともに、その他のガス流路を覆うマスキング部材が必要になり、マスキング部材の形状が複雑になる。
そこで、請求項2において、連通部のシール面に銀メッキ層を設けるようにした。
請求項3は、前記銀メッキ層は、前記連通部のシール面に銀メッキを施した後、前記セパレータ間に前記連通部を配置し、前記セパレータおよび前記連通部に所定荷重を加え、前記銀メッキを所定温度で溶融することにより前記連通部のシール面および前記セパレータ間を封止するように形成されたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、セパレータ間に位置するマニホールドの継目を封止(シール)するために、セパレータ間に銀メッキ層を設けて銀メッキ層をシール部として用いるようにした。
銀メッキ層をシール部として用いることで、ガラス製のシール部材と比較してシール部の剛性(靱性、ねばり)を高めることができる。
よって、固定酸化物型燃料電池が大きく温度変化した場合、大きな温度変化でシール部(銀メッキ層)が破損することを防止できる。
これにより、マニホールドから燃料ガスや酸化剤ガスが流出することを防ぐことができる。
請求項2に係る発明では、連通部のシール面に銀メッキ層を設けるようにした。
このように、連通部のシール面のみに銀メッキ層を施すことで、銀メッキ層を必要な部位(すなわち、ガス通路のシール部(封止部))のみに施すことができるので、銀の使用量を少なく抑えることができる。
ここで、連通部はマニホールドを形成する連通口が形成されているだけである。
よって、連通部のシール面に銀メッキ層を施す際に、連通口に加えて他のガス流路をマスキング部材で覆う必要がない。
すなわち、マニホールドを形成する開口部をマスキング部材で覆うだけなので、マスキング部材の形状を簡素化できる。
請求項3に係る発明では、銀メッキを所定温度で溶融することにより、セパレータおよび連通部に加える所定荷重を小さく抑えた状態で、連通部のシール面およびセパレータ間を封止できる。
このように、セパレータおよび連通部に加える所定荷重を小さく抑えることで、銀メッキを施すメッキ処理設備の小型化を図ることができる。
本発明に係る固定酸化物型燃料電池を示す平面図である。 図1の固定酸化物型燃料電池を示す側面図である。 図1の3−3線断面図である。 本発明に係るセパレータを示す斜視図である。 図1の5−5線断面図である。 図2の固定酸化物型燃料電池のマニホールドを示す斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 本発明に係るマニホールドから燃料ガスや酸化剤ガスを導く例を説明する図である。 本発明に係る膜電極接合体に燃料ガスや酸化剤ガスを導く例を説明する図である。 本発明に係る連通部および第1通路部間を銀メッキ層で封止する工程を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
実施例に係る固定酸化物型燃料電池10について説明する。
図1、図2に示すように、固定酸化物型燃料電池10は、膜電極接合体(MEA)11と、MEA11の両面11a,11b(図3参照)に積層された集電体12,13と、各々の集電体12,13に積層されたセパレータ15と、セパレータ15間に配置された絶縁性の連通部16と、連通部16およびセパレータ15間に設けられた銀メッキ層18とを備え、これらの部材が複数積層されている。
図3に示すように、MEA11は、固体酸化物電解質膜の両面に燃料極層および空気極層が積層され、燃料極層に燃料側ガス拡散層が積層され、空気極層に空気側ガス拡散層が積層されたものである。
このMEA11は、一対のセパレータ15(具体的には、円板部21)間に集電体12,13を介して挟持され、円板部21より一回り小さな円板状に形成されている(図1参照)。
集電体12,13は、MEA11と同様に円板状に形成されたシート状の部材である。
集電体12,13は、MEA11およびセパレータ15間に介在されることで、MEA11およびセパレータ15の製造公差などを許容させてMEA11およびセパレータ15の接触面積を確保する部材である。
図3〜図5に示すように、セパレータ15は、所定間隔をおいて配置された一対の円板部21と、一対の円板部21を連結する連結バー22と、連結バー22の略中央から鉛直方向に延出された第1延出部23と、第1延出部23の先端部に設けられた第1通路部(通路部)25と、連結バー22の略中央から鉛直方向に延出された第2延出部24と、第2延出部24の先端部に設けられた第2通路部(通路部)26とを有する。
一対の円板部21および連結バー22は、第1ガス通路31と、第2ガス通路32とが内部に形成されている。
円板部21は、下部中央に第1ガス噴射口21aが形成され、上部中央に第2ガス噴射口21bが形成されている。
第1ガス噴射口21aは、第1ガス通路31に連通されている。
第2ガス噴射口21bは、第2ガス通路32に連通されている。
第1延出部23は、第1ガス通路31に連通する第3ガス通路33が内部に形成されている。
第1通路部25は、円筒状に形成され、中央に第1開口部(開口部)25aが形成されている。
第1開口部25aは、第3ガス通路33に連通されている。
第1通路部25間には連通部16が同軸上に挟持(配置)されている。
第2延出部24は、第1延出部23の反対側に延出され、第2ガス通路32に連通する第4ガス通路34が内部に形成されている。
第2通路部26は、連結バー22を軸にして第1通路部25と線対称の部材であり、円筒状に形成され、中央に第2開口部(開口部)26aが形成されている。
第2開口部26aは、第4ガス通路34に連通されている。
第2通路部26間には連通部16が同軸上に挟持(配置)されている。
図6、図7に示すように、連通部16は、一例として、アルミナ(酸化アルミニウム)などの絶縁性材料(絶縁材料)で形成された中空の円筒部材である。
この連通部16は、第1、第2の通路部25,26(第2通路部26は図5参照)の外形に対して一回り小さな外形に形成され、中央に連通口16aが形成されている。
連通口16aは、第1開口部25aに連通されるとともに、第1開口部25aに対して同軸上に配置されている。
また、連通口16aは、図5に示すように、第2開口部26aに連通されるとともに、第2開口部26aに対して同軸上に配置されている。
図5、図7に示すように、連通部16は、第1通路部25間に挟持(配置)された状態において両端面(シール面)16bが第1通路部25に銀メッキ層18を介して接触されている。
さらに、連通部16は、第2通路部26間に挟持(配置)された状態において両端面(シール面)16bが第2通路部26に銀メッキ層18を介して接触されている。
このように、連通部16の両端面にシール面16bが形成されている。このシール面16bはドーナツ状の平坦面で(図6参照)、第1通路部25の両端面25bに接触可能で、かつ、第2通路部26の両端面26bに接触可能に形成されている。
このドーナツ状のシール面16bに銀メッキ層18が設けられている。
銀メッキ層18は、シール面16bに設けられることで、連通部16および第1通路部25間の継目(マニホールドの継目)37を封止(密封、シール)する封止部(シール部)として用いられる。
よって、複数の第1通路部25および複数の連通部16を交互に積層し、かつ、連通部16および第1通路部25間の継目37を銀メッキ層18で封止することで、複数の第1通路部25および複数の連通部16で燃料ガス用のマニホールド(マニホールド)41が形成される。
燃料ガス用のマニホールド41は、複数の連通口16aおよび複数の第1開口部25aで燃料ガス用のマニホールド通路41aが形成されている。
この燃料ガス用のマニホールド41は、燃料ガス用のマニホールド通路41aが複数の第3ガス通路33に分岐されている。
よって、燃料ガス用のマニホールド通路41aに燃料ガスが矢印の如く供給された際に、供給された燃料ガスを複数の第3ガス通路33に矢印の如く導くことができる(図7参照)。
さらに、銀メッキ層18は、シール面16bに設けられることで、連通部16および第2通路部26間の継目(マニホールドの継目)38を封止するシール部として用いられる。
よって、複数の第2通路部26および複数の連通部16を交互に積層し、かつ、連通部16および第2通路部26間の継目38を銀メッキ層18で封止することで、複数の第2通路部26および複数の連通部16で酸化剤ガス用のマニホールド(マニホールド)42が形成される。
酸化剤ガス用のマニホールド42は、複数の連通口16aおよび複数の第2開口部26aで酸化剤ガス用のマニホールド通路42aが形成されている。
酸化剤ガス用のマニホールド42は、酸化剤ガス用のマニホールド通路42aが複数の第4ガス通路34に分岐されている。
よって、燃料ガス用のマニホールド通路41aと同様に、酸化剤ガス用のマニホールド通路42aに燃料ガスが供給された場合、供給された燃料ガスを複数の第4ガス通路34に導くことができる。
ところで、銀メッキ層18は導電性に優れている。
そこで、固定酸化物型燃料電池10は、セパレータ15間に絶縁性の連通部16を介在させることで、セパレータ15間の電気的絶縁を確保するように構成されている。
すなわち、連通部16は、セパレータ15間の電気的絶縁を確保し、かつ、燃料ガス用のマニホールド41や酸化剤ガス用のマニホールド42を構成する部材である。
以上説明したように、固定酸化物型燃料電池10は、セパレータ15および連通部16を積層して燃料ガス用のマニホールド41および酸化剤ガス用のマニホールド42を形成した。
そして、燃料ガス用のマニホールド41(マニホールド通路41a)および酸化剤ガス用のマニホールド42(マニホールド通路42a)の継目37,38を封止するために、セパレータ15および連通部16間に銀メッキ層18を設け、銀メッキ層18をシール部として用いるように構成した。
銀メッキ層18をシール部として用いることで、ガラス製のシール部材と比較してシール部の剛性(靱性、ねばり)を高めることができる。
よって、固定酸化物型燃料電池10が比較的大きく温度変化した場合でも、比較的大きな温度変化でシール部(銀メッキ層18)が破損することを防止できる。
これにより、燃料ガス用のマニホールド41(マニホールド通路41a)および酸化剤ガス用のマニホールド42(マニホールド通路42a)から燃料ガスや酸化剤ガスが流出することを防ぐことができる。
つぎに、MEA11に燃料ガスや酸化剤ガスを供給する例を図8、図9に基づいて説明する。
図8(a),(b)に示すように、燃料ガス用のマニホールド通路41aに燃料ガスを矢印Aの如く供給することで、マニホールド通路41aの燃料ガスを複数の第3ガス通路33に矢印Bの如く導くことができる。
複数の第1ガス通路31に導かれた燃料ガスは、第1ガス通路31を経て一対の円板部21まで矢印Cの如く導かれる。
図9に示すように、一対の円板部21まで導かれた燃料ガスは、第1ガス噴射口21aから集電体12を経てMEA11の燃料極層側に矢印Dの如く導かれる。
また、図8(a),(b)に示すように、酸化剤ガス用のマニホールド通路42aに酸化剤ガスを矢印Eの如く供給することで、マニホールド通路42aの酸化剤ガスを複数の第4ガス通路34に矢印Fの如く導くことができる。
複数の第2ガス通路32に導かれた酸化剤ガスは、第2ガス通路32を経て一対の円板部21まで矢印Gの如く導かれる。
図9に示すように、一対の円板部21まで導かれた酸化剤ガスは、第2ガス噴射口21bから集電体13を経てMEA11の空気極層側に矢印Hの如く導かれる。
つぎに、銀メッキ層18で連通部16および第1通路部25間を封止する工程を図10に基づいて説明する。
図10(a)に示すように、連通部16のシール面16bにメッキ処理を施して銀メッキ18aを形成する。
シール面16bにメッキ処理される銀メッキ18aは、一例として、メッキ厚さtが5〜30μmに形成される。
このように、連通部16のシール面16bのみに銀メッキ18aを形成することで、メッキ処理を必要な部位(すなわち、ガス通路のシール部(封止部))のみに施すことができるので、銀の使用量を少なく抑えることができる。
ここで、連通部16は燃料ガス用のマニホールド通路41aを形成する連通口16aが形成されているだけである。
よって、連通部16のシール面16bに銀メッキ18aを形成する際に、セパレータ15のように第1、第2のガス噴射口21a,21bをマスキング部材(図示せず)で覆う必要がない。
すなわち、燃料ガス用のマニホールド通路41aを形成する連通口16aをマスキング部材(図示せず)で覆うだけなので、マスキング部材の形状を簡素化できる。
これに対して、図4に示すセパレータ15に銀メッキ処理を施す場合、銀メッキ処理を施す必要のない部位にまでメッキ処理を施すことが考えられ銀の使用量を抑えることが難しい。
加えて、セパレータ15は燃料ガス用のマニホールド通路41aに加えて他のガス通路として第1、第2のガス噴射口21a,21bを備えている。
このため、セパレータ15に銀メッキ処理を施す場合、例えば、燃料ガス用のマニホールド通路41aを形成する第1、第2の開口部25a,26aを覆うとともに、第1、第2のガス噴射口21a,21bを覆うマスキング部材が必要になり、マスキング部材の形状が複雑になる。
図10(b)に示すように、シール面16bに銀メッキ18aを形成した後、連通部16を第1通路部25と交互に積層する(連通部16を第1通路部25間に積層する)。
図10(c)に示すように、第1通路部25および連通部16に所定荷重Fを加え(印加し)、銀メッキ18aを所定温度T1で溶融(軟化)する。
所定荷重Fは、一例として、単位面積(1mm)当たり15kgf/mm(147N/mm)に比較的小さく抑えることが好ましいが、5〜25kgf/mm(49〜245N/mm)の荷重範囲から任意に選択して設定することが可能である。
所定温度T1は、一例として、300〜850℃に設定される。
これにより、連通部16のシール面16bおよび第1通路部25間を封止する銀メッキ層18が形成される。
以上説明したように、シール面16bおよび第1通路部25間を封止する際に、銀メッキ18aを所定温度T1で溶融するようにした。
よって、セパレータ15および連通部16に加える所定荷重Fを小さく抑えた状態で、連通部16のシール面16bおよびセパレータ15間を封止できる。
このように、セパレータ15および連通部16に加える所定荷重Fを5〜25kgf/mm(49〜245N/mm)の範囲に小さく抑えることで、銀メッキ18aを施すメッキ処理設備の小型化を図ることができる。
図10(a)〜(c)においては、連通部16および第1通路部25間を銀メッキ層18で封止する工程について説明したが、連通部16および第2通路部26間を銀メッキ層18で封止する工程も同様におこなうことができる。
なお、本発明に係る固定酸化物型燃料電池10は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例では、セパレータ15および連通部16を積層して燃料ガス用や酸化剤ガス用のマニホールド41,42を形成した例について説明したが、これに限らないで、セパレータ15のみを積層して燃料ガス用や酸化剤ガス用のマニホールドを形成することも可能である。
そして、燃料ガス用や酸化剤ガス用のマニホールドの継目を封止するために、セパレータ間に銀メッキ層を設け、銀メッキ層をシール部として用いることができる。
ここで、銀メッキ層18は導電性に優れているので、セパレータ15間に絶縁性の部材を介在させることで、セパレータ15間の電気的絶縁を確保する必要がある。
また、前記実施例では、連通部16をアルミナ(酸化アルミニウム)で形成した例について説明したが、これに限らないで、連通部16を樹脂などの他の絶縁性材料(絶縁材料)で形成することも可能である。
さらに、前記実施例で示した固定酸化物型燃料電池10、膜電極接合体(MEA)11、セパレータ15、連通部16、シール面16b、銀メッキ層18、第1通路部25、第1開口部25a、第2通路部26、第2開口部26a、継目37,38、燃料ガス用のマニホールド41および酸化剤ガス用のマニホールド42などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、膜電極接合体にセパレータを積層してマニホールドを形成し、マニホールドから燃料ガスや酸化剤ガスを膜電極接合体に供給する固定酸化物型燃料電池への適用に好適である。
10…固定酸化物型燃料電池、11…膜電極接合体(MEA)、15…セパレータ、16…連通部、16b…シール面、18…銀メッキ層、18a…銀メッキ、25…第1通路部(通路部)、25a…第1開口部(開口部)、26…第2通路部(通路部)、26a…第2開口部(開口部)、37,38…継目(マニホールドの継目)、41…燃料ガス用のマニホールド(マニホールド)、42…酸化剤ガス用のマニホールド(マニホールド)、F…所定荷重、t…メッキ厚さ、T1…所定温度。

Claims (3)

  1. 膜電極接合体の両端にセパレータが積層されることにより、前記セパレータに備えた開口部が同軸上に連通されてマニホールドが形成され、前記マニホールドを経て燃料ガス、酸化剤ガスを前記膜電極接合体に供給する固定酸化物型燃料電池において、
    前記セパレータを積層して形成された前記マニホールドの継目を封止するために、前記セパレータ間に銀メッキ層を設け、前記銀メッキ層をシール部として用いることを特徴とする固定酸化物型燃料電池。
  2. 前記セパレータ間に絶縁性の連通部が配置されることにより、前記連通部に備えた連通口で前記セパレータの開口部が連通され、
    前記連通部のうち、前記セパレータに接触するシール面に前記銀メッキ層を設けたことを特徴とする請求項1記載の固定酸化物型燃料電池。
  3. 前記銀メッキ層は、
    前記連通部のシール面に銀メッキを施した後、前記セパレータ間に前記連通部を配置し、
    前記セパレータおよび前記連通部に所定荷重を加え、
    前記銀メッキを所定温度で溶融することにより前記連通部のシール面および前記セパレータ間を封止するように形成されたことを特徴とする請求項1記載の固定酸化物型燃料電池。
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