JP2011233099A - 光学的情報読取装置及び光学的情報読取方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 コードスキャナにおいて、CMOSが異なる3以上の複数タイミングで撮像した画像についてそれぞれ、その画像のうち読取対象のコード記号を構成するモジュールの同じ1ラインに相当する部分から、モジュールのラインに平行な画素列の各画素の画像データを取得し(S111〜S114)、その各画素列の画像データを、画像毎に2値化すると共に、モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを上記複数タイミングの画像分加算して、コード記号のうちモジュール1ライン分のデコード用データを得て(S115〜S117)、そのデコード用データを所定の閾値でさらに2値化し(S120,S121)、その2値化後のデコード用データに基づきコード記号をデコードするようにした(S122)。
【選択図】 図12
Description
このうち定置式は、読取装置のガイド光が照らす領域に読取対象物を持っていけば情報入力できるので、小売店や書店のレジで商品に付されたコード記号を読み取る場合など、作業が定位置で行われる場合に有用である。一方ハンディは、軽く人間の手で持ちやすくなっているので、倉庫などで作業者が移動して大きな物品に付されたコード記号を読み取る時などに有用である。また、携帯電話等の端末機器に、バーコード・二次元コードデコード機能が装備されている場合もある。
特許文献2には、手ぶれに関する補正をソフトウェア的に行う機能として、コード記号を撮像して得られた画像データのデコードに失敗した場合に、画像の一部(予備補正領域)に種々の補正量で手ぶれ補正を行って、補正後の画像に対してデコードが良好に行えた補正量を採用し、その補正量で画像データ全体に対して手ぶれ補正を行う機能を備えた装置が記載されている。
特許文献3には、2次元コードを撮像をする際、ボタン操作等に伴い手ぶれの発生し易い期間を避けてコード記号を撮像するために、ユーザによる撮像指示があってから少し時間をおいて撮像するようにすることが記載されている。
また、特許文献2に記載の発明のように、演算により手ぶれの補正を行おうとすると、アルゴリズムが複雑になり、演算量も大きくなるため、演算能力の高いプロセッサを搭載する必要が生じ、コストアップや処理時間の増大につながる。
一方で、従来の読取装置においては、読取対象のコード記号に擦れや汚れがあり、形状が正確でない場合、何度もエラーが生じて読み取りに時間がかかったり、そもそも読み取りができなかったりしていた。一旦商品等に印刷したり貼り付けたりした時点ではコード記号の品質に問題なかったとしても、その後、他の物とぶつかったり水濡れする等して、コード記号に擦れや汚れが生じることも考えられる。従って、擦れや汚れがある場合でも高速かつ正確にコード記号を読み取れる読取装置が望まれる。
このような問題に対応するための技術としては、例えば特許文献4及び特許文献5に記載のものが知られているが、いずれもコスト、精度、運用の容易さ等を総合的に見た場合には不十分な点があった。
〔第1の実施形態:図1乃至図9〕
まず、この発明の光学的情報読取装置の第1の実施形態であるバーコードスキャナについて説明する。
図1に、このバーコードスキャナの光学系の構成を示す。
このバーコードスキャナ1は、読み取り対象物上に設けられた、光反射率が周囲と異なるモジュールである白バー及び黒バーが1次元に配列されたコード記号であるバーコードを読み取る装置であり、図1に示すように、レーザ光源11,集光レンズ12,開口絞り13,スキャニングミラー14,結像レンズ15,光電変換器16,処理回路20を有する。
処理回路20はまず、光電変換器16から入力する読取信号を解析に好適な信号に変換するための構成として、光電変換器16から入力する電流信号を電圧信号に変換するI/V変換部21と、その電圧信号を増幅すると共に微分する微分信号生成部22と、その微分信号生成部22で微分された電気信号のうち所定周波数以下の低域成分の信号だけを通過させて出力するローパスフィルタ23と、その出力信号に応じて微分信号生成部22における微分の時定数及び増幅の利得を制御する自動利得制御(AGC)部24とを有する。
その自動利得制御部24は、ローパスフィルタ23の出力部から分岐して可変利得増幅器22bに帰還する閉ループ型の制御系であり、ピーク値検出器24aと比較器24bと基準レベル設定回路24cとからなる。
この部分の詳細な回路構成としては、例えば特開2004−15671号公報に記載のものを採用することができる。
そして、ピーク検出部25が、微分信号のピーク位置を検出し、パルス波形生成部26が、そのピーク位置に基づいて、2値の読取データを生成する。
(a)に示すのが、可変利得増幅器(微分回路付き)22bによる微分及び増幅後の波形であり、(b)に示すのが、ローパスフィルタ23によりノイズを除去した後の波形である。
バーコード記号の走査で得られる反射光強度は、白バーによる高い反射光強度と、黒バーによる低い反射光強度とが交互に出現するものとなるが、時間微分を取ると、白バーと黒バーとの境界付近で、微分値の絶対値が大きくなると考えられる。
この手法によれば、反射光強度自体の信号を2値化するより、ノイズの影響を受けづらく、コード記号における白バーと黒バーの配置を正確に反映した読取データを得ることができる。
この複合信号処理部27が行う処理は、デジタルデータ処理であって、図4のフローチャートに示すものである。この処理は、専用の回路に行わせてもよいし、CPUに所要のプログラムを実行させることにより行わせてもよい。いずれにせよ、複合信号処理部27は、パルス波形生成部26から読取データが供給されると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理は、例えば、位置合わせの基準とする読取データのk番目のサンプルのデータ値をS(k)、他の読取データのk番目のサンプルのデータ値をT(k)として、次の式(1)におけるDが最小となるようなxを求め、他の読取データの位置合わせ後のk番目のサンプルのデータ値T*(k)を、T*(k)=T(k+x)とすることにより実現できる。xが求められたら、読取データの先頭にx個のサンプルを挿入するか、xが負の場合にはその分のサンプルを削除すればよい。
また、読取データの位置合わせは、コード記号の規格により定められた位置合わせ用の基準モジュールに対応するピークの位置や、背景とコード記号の端部との境界に当たるピークの位置などを参考に、予めラフに行っておき、その後上記の式(1)に基づく位置合わせを行ってもよい。また、式(1)に基づく位置合わせに代えてこれらの方式を用いてもよい。
また、上記の基準モジュールやコード記号の端部の位置に基づき、読取データのうちコード記号上を走査した部分のみを切り出して、その切り出したデータについて位置合わせ以降の処理を行うようにしてもよい。
そして、走査位置のバーの配列方向へのずれについては、この位置合わせにより補正されると考えられる。しかし、垂直方向へのずれに伴う擦れや汚れの相違については、補正されない。
図7に、図6に示した5つの読取データを加算して得られるデコード用データを示す。このデコード用データは、グラフの形状としては、図6に示した5つのグラフを、縦方向に積み上げたものになっている。
いずれにせよ、閾値が決まると、複合信号処理部27は、ステップS13の加算で得たデコード用データを、ステップS14で設定した閾値を用いて2値化し(S15)、その2値化後のデコード用データをデコード部に出力して(S16)処理を終了する。
デコード部は、複合信号処理部27が出力したデコード用データに基づき、読取対象物上のバーコード記号におけるモジュールの配列を推定し、その配列が意味するデータを出力する、すなわち、バーコード記号をデコードする。
図8に示すのは、閾値を小さい値とした場合の例である。コード記号の擦れが多い場合には、一部の走査ラインの読取データにおいては、黒バーの位置でも擦れのため白バーを示すデータとなっていることが考えられる。そこで、閾値を小さい値とすることにより、一部の走査ラインでのみ検出される黒バーのデータを、2値化後のデコード用データに精度よく反映させることができると考えられる。
これは、人が読取装置又は読取対象物を持つ場合、正確な固定ができないため異なるタイミングの走査であれば異なる位置を走査することになるという現象を利用し、装置側の構成で意図的に走査位置を変えるラスタスキャンに相当する効果を、装置の構成を複雑化することなく、非常に安価に得られるようにしたものである。
次に、この発明の光学的情報読取装置の第2の実施形態であるコードスキャナについて説明する。
図10に、このコードスキャナの概略ハードウェア構成を示す。
このコードスキャナ100は、読み取り対象物上に設けられた、光反射率が周囲と異なるモジュールが2次元に配列されたコード記号である2次元バーコードやQRコード(登録商標、以下同様)等の2次元コードを読み取る装置であり、図10に示すように、光学ヘッド部110及びデコーダ部120を有する。
レンズ111は例えば光学レンズであり、読取対象物の画像を光学ヘッド部110に取り入れ、CMOS112の撮像エリア上に結像させるためのものである。
また、光学ヘッド部110は、光源の一例である発光ダイオード(LED)113も有し、LED113が照射する光により読取対象物を照明して、CMOS112により鮮明な画像を撮像できるようにしている。ただし、装置の構造によってはLED113は設けなくてもよい。
このうち第1I/O121は、光学ヘッド部110とデコーダ部120との間で、制御信号やCMOS112が出力する画像データなどを送受信するためのインタフェースである。
第2I/O125は、不図示のホストコンピュータ等の外部装置とデータ通信を行うためのインタフェースであり、ASIC122によるデコード後のデータを第2I/O125を介して外部装置に出力することができる。
図11に、コードスキャナ100が読み取るコード記号の例を、図12に、ASIC122が実行する処理のフローチャートを示す。
ASIC122は、CMOS112から画像データが入力されると、ROM124に記憶されている所定のプログラムを実行することにより、図12のフローチャートに示す処理を開始する。
ここで、コードスキャナ100により読み取るコード記号が図11に示すようなQRコードであるとすると、このコード記号は、黒い正方形のモジュールと白い正方形のモジュールを、図で横方向及び縦方向に、所定の規則に従って配列したものとなっている。そして、このモジュールの1つ分の幅の縦方向又は横方向の並びを、モジュールの「ライン」と呼ぶ。
なお、ステップS113で特定した部分の幅が1画素ライン分しかなければ、その部分全てを抽出することになる。また、1画素ライン分よりも狭ければ、特定した部分の周囲の画素も含めて抽出してもよい。
その後、ASIC122は、図4のステップS12及びS13の場合と同様、ステップS115で2値化した各読取データの位置合わせを行うと共に、対応する画素の画素値を加算したデコード用データを生成する(S116,S117)。ステップS115の位置合わせでは、モジュールのライン方向の位置が等しい画素同士が対応付けられる(同じサンプル番号となる)はずであるので、この加算で得られるデータは、モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを複数タイミングの画像分加算したものとなる。
そしてその後、ステップS117の処理で得た各ラインのデコード用データを、ステップS120で設定した閾値を用いて2値化し(S121)、その2値化後のデコード用データに基づきコード記号をデコードする(S122)。具体的には、モジュールの各ラインと対応する2値化後のデコード用データに基づき、そのラインにおけるモジュールの配列を推定し、それを全ライン分組み合わせてコード記号全体におけるモジュールの配列を推定し、その配列が意味するデータを生成する。
そして、そのデコード結果を第2I/O125から出力して(S123)、処理を終了する。
また、コード記号の撮影距離が遠い場合など、撮像で得た画像データ中でコード記号の画像が占める面積が小さい場合や、CMOS112の画素数が少ない場合などには、モジュール1ラインの幅が、1画素程度となってしまう場合もある。この場合、モジュールが画素とぴったり重なるか、少しずれるか等により、画像データにおけるモジュールと対応する画素値が大きく異なる場合もある。
すなわち、図13に示すように、CMOS112においてコード記号の画像が示す画素数が少ない状態で撮像が行われた場合、(a)乃至(c)に示すように、撮像タイミング毎にモジュールと画素の位置関係が変わり、微妙に異なった画像が得られる。
そして、図14のデータを加算して生成されるデコード用データは、図15に示すものとなる。そしてこれを適当な閾値で2値化することにより、図16に示すデコード用データが得られる。
従って、モジュールと画素の位置関係により、たまたま隣接ラインの黒モジュールが写り込んで黒画素が生じたような場合に、その黒画素をデコード時に考慮しないようにすることができる。また、たまたま隣接ラインの白モジュールが写り込んで白画素が生じたような場合に、その白画素もデコード時に考慮しないようにすることができる。そして、各画素に安定的に出現する値を組み合わせて最終的なデコードを行うことができるので、デコードの成功率を向上させることができる。
次に、この発明の光学的情報読取装置の第3の実施形態であるコードスキャナについて説明する。
この実施形態のコードスキャナ100は、第2の実施形態の場合と同様、2次元コードを読み取る装置であり、ハードウェア構成は第2の実施形態と同じであり、ASIC122が実行する処理の内容が一部異なるのみである。そこで、相違点についてのみ説明する。また、第2の実施形態と対応する箇所については、同じ符号を用いる。
このフローチャートの処理は、ステップS111′及びS114′の処理が図12と異なり、その他の処理は図12と同じものである。ステップS113′は、表記が形式的に異なるのみである。
すなわち、まず、ステップS111′では、CMOS112が出力する1回の撮像に応じた画像データをRAM123に格納する。
すなわち、第2の実施形態では複数回の撮像に対応する画像データを用いることにより複数ライン分の読取データを得ていたところ、第3の実施形態では、1回の撮像に対応する画像データから、複数ライン分の読取データを取得する。
この2値化したデコード用データにおいては、図19のA〜Cのうち、1つでも黒を示す「1」がある場合にはその画素は「1」とみなしている。擦れのあるコード記号を読み取ることが予め分かっており、2値化の閾値を低い(白側に近い)値としているためである。
計算式、読取対象のコード記号の種類等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
また、この発明の光学的情報読取装置は、据え置き型の装置としても、手持ち型の装置としても、構成することができる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
Claims (10)
- 光反射率が周囲と異なるモジュールが2次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取装置であって、
読取対象物の画像を撮像する撮像手段と、
該撮像手段が異なる3以上の複数タイミングで撮像した画像についてそれぞれ、該画像のうち前記コード記号を構成するモジュールの同じ1ラインに相当する部分から、前記モジュールのラインに平行な画素列の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段が取得した前記各画素列の画像データを該画素列毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを前記複数タイミングの画像分加算して、前記コード記号のうちモジュール1ライン分のデコード用データを得る加算手段と、
前記加算手段が得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化手段と、
前記2値化手段による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成する1ライン分のモジュールの配置を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取装置。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが2次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取装置であって、
読取対象物の画像を撮像する撮像手段と、
該撮像手段が撮像した画像のうち、前記コード記号を構成するモジュール1ラインに相当する部分から、前記モジュールのラインに平行な3以上の複数画素列の画像データを取得する画像データ取得手段と、
前記画像データ取得手段が取得した前記各画素列の画像データを該画素列毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを前記複数画素列分加算して、前記コード記号のうちモジュール1ライン分のデコード用データを得る加算手段と、
前記加算手段が得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化手段と、
前記2値化手段による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成する1ライン分のモジュールの配置を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取装置。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが1次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取装置であって、
読取対象物を光走査してその反射光強度に応じた読取信号を出力する走査手段と、
該走査手段が異なる3以上の複数タイミングで前記光走査を行って出力する読取信号を走査タイミング毎に2値化すると共に、前記モジュールの配列方向の等しい位置に対応する2値化後の値を前記複数タイミングの読取信号分加算し、前記コード記号のデコード用データを得る加算手段と、
前記加算手段が得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化手段と、
前記2値化手段による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成するモジュールの配列を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取装置。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取装置であって、
該読取対象物の各位置の光反射率に応じた読取信号を出力する読取手段と、
該読取手段が出力する読取信号のうち、前記コード記号を構成するモジュールの同じラインの位置の光反射率を示す読取信号を、3以上の複数通り取得し、該読取信号毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の等しい位置に対応する2値化後の値を前記複数通りの読取信号分加算し、前記モジュールのデコード用データを得る加算手段と、
前記加算手段が得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化手段と、
前記2値化手段による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成するモジュールの配列を推定する推定手段と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取装置。 - 前記2値化手段による2値化の閾値として、前記加算手段による加算後の読取データが取り得る最大値と最小値の中央の値である中央値から前記最大値と前記最小値の差の10〜20%を減じた値と、前記中央値に前記最大値と前記最小値の差の10〜20%を減じた値とからいずれか一方を選択して設定する手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学的情報読取装置。
- 光反射率が周囲と異なるモジュールが2次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取方法であって、
読取対象物の画像を撮像する撮像工程と、
該撮像工程で異なる3以上の複数タイミングで撮像した画像についてそれぞれ、該画像のうち前記コード記号を構成するモジュールの同じ1ラインに相当する部分から、前記モジュールのラインに平行な画素列の画像データを取得する画像データ取得工程と、
前記画像データ取得工程で取得した前記各画素列の画像データを、該画素列毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを前記複数タイミングの画像分加算し、前記コード記号のうちモジュール1ライン分のデコード用データを得る加算工程と、
前記加算工程で得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化工程と、
前記2値化工程による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成する1ライン分のモジュールの配置を推定する推定工程と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取方法。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが2次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取方法であって、
読取対象物の画像を撮像する撮像工程と、
該撮像工程で撮像した画像のうち、前記コード記号を構成するモジュール1ラインに相当する部分から、前記モジュールのラインに平行な3以上の複数画素列の画像データを取得する画像データ取得工程と、
前記画像データ取得工程で取得した前記各画素列の画像データを、該画素列毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の位置が等しい画素の2値化後のデータを前記複数画素列分加算し、前記コード記号のうちモジュール1ライン分のデコード用データを得る加算工程と、
前記加算工程で得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化工程と、
前記2値化工程による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成する1ライン分のモジュールの配置を推定する推定工程と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取方法。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが1次元に配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取方法であって、
読取対象物を光走査してその反射光強度に応じた読取信号を出力する走査工程と、
該走査工程で異なる3以上の複数タイミングで前記光走査を行って出力される読取信号を走査タイミング毎に2値化すると共に、前記モジュールの配列方向の等しい位置に対応する2値化後の値を前記複数タイミングの読取信号分加算し、前記コード記号のデコード用データを得る加算工程と、
前記加算工程で得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化工程と、
前記2値化工程による前記2値化後のデコード用データに基づき前記コード記号を構成するモジュールの配列を推定する推定工程と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取方法。 - 光反射率が周囲と異なるモジュールが配列されたコード記号により示される情報を読み取る光学的情報読取方法であって、
該読取対象物の各位置の光反射率に応じた読取信号を出力する読取工程と、
該読取工程で出力される読取信号のうち、前記コード記号を構成するモジュールの同じラインの位置の光反射率を示す読取信号を、3以上の複数通り取得し、該読取信号毎に2値化すると共に、前記モジュールのライン方向の等しい位置に対応する2値化後の値を前記複数通りの読取信号分加算し、前記モジュールのデコード用データを得る加算工程と、
前記加算工程で得た前記デコード用データを所定の閾値で2値化する2値化工程と、
前記2値化工程による前記2値化後のデコード用データに基づき、前記コード記号を構成するモジュールの配列を推定する推定工程と、を備えたことを特徴とする光学的情報読取方法。 - 前記2値化工程における2値化の閾値として、前記加算工程による加算後の読取データが取り得る最大値と最小値の中央の値である中央値から前記最大値と前記最小値の差の10〜20%を減じた値と、前記中央値に前記最大値と前記最小値の差の10〜20%を減じた値とからいずれか一方を選択して設定する工程を有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の光学的情報読取方法。
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