JP2011230020A - 気液混合装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造により低コストで市水程度の圧力の水に空気等の気体を混合することが可能な気液混合装置の提供。
【解決手段】水供給口6aから常時水が供給され、水で内部が満たされるハウジング6と、ハウジング6を貫通して設けられ、圧縮気体が供給される管8であり、ハウジング6内の位置の外周に貫通孔8bが設けられた管8とを有する気液混合装置1であり、管8内に供給される圧縮気体によってハウジング6内に満たされた水が管の貫通孔8bから吸い出され、圧縮気体と水とが混合される。
【選択図】図1
【解決手段】水供給口6aから常時水が供給され、水で内部が満たされるハウジング6と、ハウジング6を貫通して設けられ、圧縮気体が供給される管8であり、ハウジング6内の位置の外周に貫通孔8bが設けられた管8とを有する気液混合装置1であり、管8内に供給される圧縮気体によってハウジング6内に満たされた水が管の貫通孔8bから吸い出され、圧縮気体と水とが混合される。
【選択図】図1
Description
本発明は、市水程度の圧力の水に気体を混合する気液混合装置に関する。
水に空気を混合する技術として、例えば特許文献1には、注水口から導入された高圧水を吐出口から放出する導水部に気体導入口が設けられ、エジェクタ作用によって高圧水に気体を混入するものが開示されている。しかしながら、このような高圧水により水と空気とを混合するものでは高圧水供給のための配管部品等を全て高圧に耐えられる仕様にする必要がある。
一方、高圧洗浄水を用いることなく水に空気を混合する技術として、例えば特許文献2には、混合ノズルの中心に水の流路を形成し、周囲から空気を供給して混合するようにした洗浄装置が開示されている。この洗浄装置では、水の流路の周囲から複数の空気の流路によって窒素ガスが供給されるので、純水と窒素ガスとがきめ細かく均一に混ざり合い、純水が窒素ガスによって加速され、その後に拡散噴射される。
また、特許文献3には、ノズル手段の中心に空気供給手段から2.7kgf/cm2以上の空気を供給するとともに、横から市水程度の圧力の水を供給し、これらを合流させてノズル手段から洗浄水を噴射する洗浄装置が記載されている。また、特許文献4には、吐水口設置型気液混合装置であって、水ホースより水道水等を注水し、空気ポンプで送り出されたオゾンを混合するものが記載されている。
特許文献1に記載のように高圧水により水と空気とを混合するものでは、前述のように高圧水を供給するための設備を準備する必要があり、一般家庭で使用することは困難である。また、特許文献2〜4に記載のものは、いずれもノズルの中に水と空気とをそれぞれ供給する細長い流路を形成する必要があり、ノズルの構造が複雑となるため、装置が高価なものとなる。
そこで、本発明においては、簡単な構造により低コストで市水程度の圧力の水に空気等の気体を混合することが可能な気液混合装置を提供することを目的とする。
本発明の気液混合装置は、水供給口から常時水が供給され、水で内部が満たされるハウジングと、ハウジングを貫通して設けられ、圧縮気体が供給される管であり、ハウジング内の位置の外周に貫通孔が設けられた管とを有するものである。本発明の気液混合装置によれば、管内に供給される圧縮気体によってハウジング内に満たされた水が管の貫通孔から吸い出され、圧縮気体と水とが混合される。
また、本発明の気液混合装置は、ハウジング内に、内外を連通する連通孔が形成された中空筒を有し、管が、この中空筒の内側に配設されたものである構成とすることが望ましい。これにより、水供給口からハウジング内に供給される水の水流が中空筒の外側面によって遮断され、連通孔を通じて中空筒内に入り、中空筒内を満たして、管内に供給される圧縮気体によってこの中空筒内に満たされた水が管の貫通孔から吸い出され、圧縮気体と水とが混合される。
(1)水供給口から常時水が供給され、水で内部が満たされるハウジングと、ハウジングを貫通して設けられ、圧縮気体が供給される管であり、ハウジング内の位置の外周に貫通孔が設けられた管とを有する気液混合装置により、管内に供給される圧縮気体によってハウジング内に満たされた水が吸い出され、圧縮気体と水とが混合される。この気液混合装置では、従来のノズルのような細長い流路は不要であり、外周に貫通孔が設けられた管がハウジング内に貫通するという簡単な構造であるため、低コストである。
(2)ハウジング内に、内外を連通する連通孔が形成された中空筒を有し、管が、この中空筒の内側に配設されたものである構成により、水供給口からハウジング内に供給される水の水流が中空筒の外側面によって遮断されるので、水流の影響をなくして圧縮気体と水とを満遍なく混合することが可能となる。
図1は本発明の実施の形態における気液混合装置の一部断面で示す側面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1の本体部を一部断面で示す側面図、図4は図1の気体供給部を示す一部切欠側面図である。
図1において本発明の実施の形態における気液混合装置1は、図3に示す内部が水で満たされる本体部2と、図4に示す圧縮空気が供給される気体供給部3と、水道用蛇口(図示せず。)に本体部を取り付けるためのアタッチメント4と、本体部2から吐出される混合水を吐出する蛇口5とから構成される。
図3に示すように本体部2は、アタッチメント4を通じて水供給口6aから常時供給される水により内部が満たされる中空円筒状のハウジング6の一端部に、混合水を吐出する中空筒7が連接されたものである。また、ハウジング6の他端部には気体供給部3を固定するための雌ねじ部6bが形成されている。
図4に示すように気体供給部3は、圧縮空気が供給される管8と、管8内に供給する圧縮空気の圧力を調整する圧力調整弁9と、気体供給部3をハウジングの雌ねじ部6bに固定するための雄ねじ部10とを有している。圧力調整弁9には、コンプレッサ等が接続され、0.2〜0.5MPa程度の圧縮気体としての圧縮空気が供給される。
管8は、図1に示すように気体供給部3が本体部2に固定された際に、ハウジング6を貫通してその流路8aが中空筒7の流路7aに接続されるようになっている。また、この管8のハウジング6内の位置の外周には複数の貫通孔8bが設けられている。貫通孔8bは、管8の流路8aに沿って並設されるとともに、図2に示すように管8の周囲に90°間隔で設けられている。なお、ハウジング6内から管8内にはこの貫通孔8bを通じてのみ水は浸入可能となっている。
上記構成の気液混合装置1では、水道用蛇口に連結されたアタッチメント4を通じて水供給口6aからハウジング6内に常時水が供給され、このハウジング6の内部は水で満たされる。一方、管8に圧力調整弁9により圧力が調整された圧縮空気が供給されることにより、このハウジング6内に満たされた水が管8の貫通孔8bから吸い出され、管8の流路8a内で混合されて、流路7aを通じて蛇口5から吐出される。
この気液混合装置1では、従来のノズルのような細長い流路は不要であり、外周に複数の貫通孔8bが設けられた管8を有する気体供給部3を本体部2のハウジング6に固定することにより、この管8がハウジング6内に貫通するという簡単な構造であり、低コストである。
また、この気液混合装置1には、図5〜図7に示す中空筒11を設けた構成とすることも可能である。図5は中空筒11を有する気液混合装置1を一部断面で示す側面図、図6は図5のB−B断面図、図7は図5の中空筒11を示す側面図である。なお、中空筒11以外の構成部分については、上述した通りであり、その詳細な説明を省略する。
図5および図6に示すように、中空筒11は、ハウジング6と管8との間に配設されるものである。中空筒11には、内外を連通する複数の連通孔12が設けられている。連通孔12は、前述の貫通孔8bと同様に管8の流路8aに沿って並設されるとともに、図6に示すように中空筒11の周囲に120°間隔で設けられている。
また、中空筒11の周囲には、ハウジング6内の中央に中空筒11を維持するための脚部13が設けられている。また、脚部13の内部には連通孔12と同様に機能するスリット14が形成されている。
上記構成では、水供給口6aからハウジング6内に供給される水の水流が中空筒11の外側面によって遮断される。そして、水は、ハウジング6と中空筒11との間の空間に滞留し、連通孔12およびスリット14を通じて中空筒11と管8との間の空間を満たすようになるので、水供給口6aから供給される水の水流の影響をなくして圧縮空気と水とが満遍なく混合される。
なお、本実施形態においては、水に圧縮気体として圧縮空気を混合する例について説明したが、オゾン等の他の圧縮気体を混合することも可能である。また、水供給口から供給される水は、0.2MPaの市水程度の圧力の水であるが、これ以外の圧力の水であっても使用することが可能である。
本発明は、水に空気等の気体を混合する気液混合装置として有用である。
1 気液混合装置
2 本体部
3 気体供給部
4 アタッチメント
5 蛇口
6 ハウジング
6a 水供給口
6a 雌ねじ部
7 中空筒
7a 流路
8 管
8a 流路
8b 貫通孔
9 圧力調整弁
10 雄ねじ部
11 中空筒
12 連通孔
13 脚部
14 スリット
2 本体部
3 気体供給部
4 アタッチメント
5 蛇口
6 ハウジング
6a 水供給口
6a 雌ねじ部
7 中空筒
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8 管
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8b 貫通孔
9 圧力調整弁
10 雄ねじ部
11 中空筒
12 連通孔
13 脚部
14 スリット
Claims (3)
- 水供給口から常時水が供給され、前記水で内部が満たされるハウジングと、
前記ハウジングを貫通して設けられ、圧縮気体が供給される管であり、前記ハウジング内の位置の外周に貫通孔が設けられた管と
を有する気液混合装置。 - 前記水供給口は、水道用蛇口に連結されるものである請求項1記載の気液混合装置。
- 前記ハウジング内に、内外を連通する連通孔が形成された中空筒を有し、
前記管は、前記中空筒の内側に配設されたものである
請求項1または2に記載の気液混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010100218A JP2011230020A (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 気液混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010100218A JP2011230020A (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 気液混合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011230020A true JP2011230020A (ja) | 2011-11-17 |
Family
ID=45319927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010100218A Pending JP2011230020A (ja) | 2010-04-23 | 2010-04-23 | 気液混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011230020A (ja) |
-
2010
- 2010-04-23 JP JP2010100218A patent/JP2011230020A/ja active Pending
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