JP2011229096A - 画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧縮プログラム - Google Patents

画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧縮プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】高い圧縮効率を得ることのできる、画像圧縮装置を提供する。
【解決手段】画像圧縮装置は、画像データに含まれる複数の画素値を、特定の値が生起確率の極大値となるように、複数のシンボル値に変換し、前記複数のシンボル値の各々を、正負を示す正負ビットと、絶対値を示す絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成する、変換部と、前記シンボルデータに基づいて、前記シンボルビット群を複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成する、分割部と、前記複数のビットグループの各々に応じた手法を用いて、前記各ビットグループデータに対してエントロピー符号化処理を行い、出力データを生成する、エントロピー符号化部とを具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧縮プログラムに関する。
画像データを扱うグラフィックスSoC(System on chip)等は、キャプチャフレーム、表示フレーム、及び各種画像処理で生成された中間画像等を保持するために、容量の大きなメモリを必要とする。多くの場合、処理内容が高度になるにつれ、必要となるメモリ容量が大きくなり、コストが増大する。また、メモリアクセス帯域がボトルネックになり、システムの処理能力が制限される場合もある。画像データを圧縮すれば、必要なメモリ容量および帯域が低減され、コストおよびシステムパフォーマンスの改善が見込まれる。しかしながら、画像データを圧縮するために行われる演算処理が、負担になることがある。また、演算処理に要する負担は軽くても、圧縮されたデータを伸張した際に、良好な画質が得られないことがある。
上記に関連して、特許文献1(特開2006−217503)には、データ圧縮装置が記載されている。このデータ圧縮装置は、被圧縮データを構成する数値の連続について隣接する数値どうしの差分を求めて新たな被圧縮データを生成する差分生成部と、差分生成部によって生成された新たな被圧縮データを構成する各数値を所定値だけオフセットさせるオフセット部と、数値がオフセットされた被圧縮データの各数値を上位ビット部分と下位ビット部分とに分ける分割部と、上位ビット部分からなる上位データに可逆圧縮処理を施す上位データ圧縮部と、下位ビット部分からなる下位データに可逆圧縮処理を施す下位データ圧縮部とを備えている。
特開2006−217503
特許文献1に記載されるように、画像データに対して差分符号化を施し、その後、各数値を所定値だけオフセットさせる場合について説明する。図1Aは、差分符号化後に得られるデータにおける数値と出現数との関係を示すヒストグラムである。また、図1Bは、オフセット処理を施した後に得られるデータにおける数値と出現数との関係を示すヒストグラムである。尚、画像データにおいて、各画素値は、8ビット(0〜255の範囲)で表現されているものとする。差分符号化後に得られるデータは、2の補数形式で表現されるものとする。画素値が8ビットで表現される場合、差分符号化後のデータにおいて、各数値は、9ビット(−255〜255、正の数にすると0〜511の範囲)で表現される。
画像データでは、通常、画素値が連続して変化することが多い。従って、隣接する画素間では、画素値の差分が小さくなる。そのため、図1Aに示されるように、差分符号化後のデータでは、数値が0近傍に集中する。データが2の補数形式で表現される場合、数値は、0または511(111111111b)近傍に集中することとなる。
差分化後のデータに対してオフセット処理を施すと、図1Bに示されるように、数値は、「0+オフセット値」の近傍に集中する。オフセット後のデータでは、値が大きい領域(上位領域)と、値が小さい領域(下位領域)とで、数値の出現頻度が異なる。そこで、オフセット後のデータにおいて、各数値を示す9ビットが、下位ビット部分と上位ビット部分に分割される。そして、上位ビット部分と下位ビット部分とのそれぞれに対して、最適なエントロピー符号化が施される。例えば、図1Bに示されるように、上位領域では、数値の出現頻度が小さい。そのため、上位ビット部分では、各ビットの値が0である確率が高くなる。従って、上位ビット部分に対してはランレングス符号化処理が施され、その後、ハフマン符号化が施される。一方、下位領域では、数値の出現頻度にある程度の偏りがある。従って、下位ビット部分に対しては、ハフマン符号化が施される。これにより、高い圧縮率を得ることができる。
上述の例では、オフセット後のデータにおいて、数値の出現頻度の分布幅が狭い場合には、高い効果が発揮される。しかしながら、分布幅は、処理対象となる画像データによって異なる。分布幅が広い場合には、上位領域における下位部分(図1Bにおける部分a)や、上位領域における上位部分(図1Bにおける部分b)において、出現頻度が大きくなってしまう。その結果、上位ビット部分では、各ビットの値が0である確率が所望する程度に高くならず、エントロピー符号化を施す際に、メモリ容量が少なくて済む手法を採用することが困難になってしまう。
また、通常、差分符号化後のデータでは、数値の出現頻度は、0を中心として対称になる。例えば、差分符号化後のデータにおいて、数値が「−255〜+255」の範囲で表される場合、数値「+N」における出現頻度と、数値「−N」における出現頻度とは、ほぼ等しい。上述の例では、この点が考慮されておらず、ほぼ同じ出現頻度である2つの数値が個別に扱われる。その結果、圧縮効率にロスが生じている。
本発明に係る画像圧縮装置は、画像データに含まれる複数の画素値を、特定の値が生起確率の極大値となるように、複数のシンボル値に変換し、前記複数のシンボル値の各々を、正負を示す正負ビットと、絶対値を示す絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成する、変換部と、前記シンボルデータに基づいて、前記シンボルビット群を複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成する、分割部と、前記複数のビットグループの各々に応じた手法により、前記各ビットグループデータを用いて得られるエントロピー符号化対象データに対してエントロピー符号化処理を行い、出力データを生成する、エントロピー符号化部とを具備する。
本発明に係る画像圧縮方法は、画像データに含まれる複数の画素値を、特定の値が生起確率の極大値となるように、複数のシンボル値に変換し、前記複数のシンボル値の各々を、前記各シンボル値の正負を示す正負ビットと、前記各シンボル値の絶対値を示す絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成することと、前記シンボルデータに基づいて、前記シンボルビット群を、複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成することと、前記複数のビットグループの各々に応じた手法により、前記各ビットグループデータを用いて得られるエントロピー符号化対象データに対してエントロピー符号化処理を行い、出力データを生成することとを具備する。
本発明に係る画像圧縮プログラムは、上述の画像圧縮方法をコンピュータにより実現するための、プログラムである。
本発明によれば、高い圧縮効率を得ることのできる、画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧縮プログラムが得られる。
差分符号化後に得られるデータにおける数値と出現数との関係を示すヒストグラムである。 オフセット処理を施した後に得られるデータにおける数値と出現数との関係を示すヒストグラムである。 実施形態に係る画像圧縮装置を示すブロック図である。 画像圧縮装置の動作方法を示すフローチャートである。 シンボル値の絶対値と出現数との対応関係を示すグラフである。 変形例に係る画像圧縮装置を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。図2は、本実施形態に係る画像圧縮装置1を示すブロック図である。図2に示されるように、画像圧縮装置1は、変換部2、分割部3、およびエントロピー符号化部4を備えている。これらは、例えば、図示しないCPUが、ROM(Read Only Memory)などの記憶媒体に格納された画像圧縮プログラムを実行することにより、実現される。
変換部2は、変換対象である画像データを取得し、シンボルデータに変換する機能を有している。
分割部3は、シンボルデータに基づいて、複数のビットグループデータを生成する機能を有している。
エントロピー符号化部4は、複数のビットグループデータの各々に対して、エントロピー符号化処理を施し、出力データを生成する機能を有している。
以下に、画像圧縮装置1の動作方法について説明する。図3は、画像圧縮装置1の動作方法を示すフローチャートである。
ステップS1;変換
まず、変換部2が、画像データを取得する。画像データは、連続する複数の画素値を示すデータである。変換部2は、生起確率(出現頻度)が予め定められた特定の値に集中するように(特定の値が生起確率の極大値となるように)、複数の画素値を複数のシンボル値に変換する。更に、変換部2は、0が生起確率の極大値となるように、必要に応じてオフセット処理を行う。そして、変換部2は、複数のシンボル値の各々を、シンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成する。ここで、シンボルビット群は、各シンボル値の正負を示す正負ビットと、各シンボル値の絶対値を示す絶対値ビット群とを含む。
尚、複数の画素値を、複数のシンボル値に変換する際には、例えば、DCT(Discrete Cosine Transform)変換処理や、差分符号化処理を用いることができる。また、好ましくは、差分符号化処理である。差分符号化処理を採用した場合、変換部2は、各画素値について、隣接する画素値との差分を計算し、各シンボル値を求める。通常、画像データにおいて、隣接する画素間における画素値の差は、大部分の領域において小さい。従って、差分符号化処理を用いた場合には、シンボル値の生起確率が、0に集中しやすい。それゆえ、オフセット処理を行う必要がなくなる。
ステップS2;分割
次いで、分割部3が、シンボルデータを取得し、シンボルビット群を複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成する。
ステップS3;エントロピー符号化
次いで、エントロピー符号化部4が、複数のビットグループデータを取得する。複数のビットグループデータ間では、性質が異なっている。従って、エントロピー符号化部4は、ビットグループ毎に、最適な手法を用いて、エントロピー符号化処理を施し、出力データを生成する。尚、ビットグループによっては、エントロピー符号化処理が施されず、ビットグループデータがそのまま出力データとして用いられてもよい。
以上説明した手法によれば、シンボルデータにおいて、各シンボル値が、正負を示す正負ビットと、絶対値を示す絶対値ビット群とによって表現されている。これにより、画像データを高い圧縮効率で圧縮することが可能になる。以下に、この点について説明する。
まず、各シンボル値の絶対値について説明する。図4は、シンボルデータにおける、各シンボル値の絶対値と出現数との対応関係を示すグラフである。図4に示されるように、絶対値の出現頻度は、単調減少を示し、絶対値が0のときに最も大きくなる。従って、エントロピー符号化処理として、小さな値に短い符号語が割り当てられ、大きな値に長い符号語が割り当てられるような手法(例えばunary符号化)を用いることにより、高い圧縮効率で絶対値ビット群を圧縮することが可能になる。そのような手法は、比較的演算量あるいはメモリ消費量が少なくてすむ。
次いで、各シンボル値の正負について説明する。通常の画像データの場合、例えば差分符号化処理を施すと、シンボル値の正負に出現頻度の偏りは無くなる。また、画素値が変化している領域では、画素値が徐々に変化していることが多く、差分の正負が急激に変化する部分は少ない。従って、シンボル値の正負は、隣接する画素間で連続し易い。そのため、エントロピー符号化処理として、同一の値が連続する部分を圧縮するような手法(例えばランレングス符号化処理)を用いることにより、正負ビットを高い圧縮効率で圧縮することが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、シンボルデータにおいて、各シンボル値が、正負ビットと絶対値ビット群とによって表現される。その結果、絶対値ビット群については、比較的演算量あるいはメモリ消費量が少ない手法(例えばunary符号化)を用いることにより、高い圧縮効率を得ることができる。また、正負ビットについても、ランレングス符号化処理等を用いることにより、効率よく圧縮することが可能となる。その結果、同等の演算量でより高画質な圧縮データを得ることができる。若しくは、より少ない演算量で同等の画質(圧縮率)を得ることができる。
尚、既述のステップS1において、差分符号化処理によりシンボルデータを得た場合、ステップS2において、シンボルビット群は、正負ビットだけを含む正負ビットグループ、絶対値ビット群の上位Nビットである絶対値上位ビットグループ、および絶対値ビット群の下位Mビット(N+M=絶対値ビット群に含まれるビット数)である絶対値下位ビットグループに分割することが好ましい。そして、この場合、エントロピー符号化部4は、正負ビットグループに対してランレングス符号化処理を施すことが好ましい。また、絶対値上位ビットグループに対して0ランレングス符号化処理およびunary符号化処理を施すことが好ましい。更に、絶対値下位ビットグループに対してunary符号化処理を施すことが好ましい。
既述のように、シンボル値の正負は、隣接する画素間で連続し易い。従って、正負ビットグループに対してランレングス符号化処理を施せば、効率よく正負ビットグループを圧縮することが可能になる。
また、図4に示されるように、各シンボル値の絶対値を示す数値範囲のうち、値が大きい領域(上位領域)では、出現頻度が殆ど0になる。従って、絶対値上位ビットグループでは、各ビットが0である確率が高くなる。このため、絶対値上位ビットグループに対して、0ランレングス符号化処理を施し、0が連続する部分を圧縮することにより、高い圧縮率を得ることができる。更に、既述のように、シンボルデータにおいて、絶対値の出現頻度は、単調減少を示す。従って、unary符号化処理を用いることにより、絶対値上位ビットグループを効率よく圧縮することが可能になる。
また、図4に示されるように、各シンボル値の絶対値を示す数値範囲のうち、値が小さい領域(下位領域)では、絶対値の出現数は単調減少を示し、出現頻度が0近傍に集中する。そのため、絶対値下位ビットグループに対しては、unary符号化処理を用いることにより、効率よく圧縮することが可能になる。
また、既述のステップS1においてシンボルデータを生成する際には、変換部2は、シンボル値が0である場合の正負ビットの値として、直前のシンボル値(例えば左に隣接する画素に対応するシンボル値)における正負ビットの値と同一の値を用いることが好ましい。これにより、隣接する画素間で正負ビットの値が連続する確率が高くなる。そのため、ランレングス符号化処理を用いて正負ビットグループを圧縮した場合に、より高い圧縮効率を得ることが可能になる。
また、本実施形態で取り扱われるデータは、量子化処理が施されたデータであってもよい。図5は、本実施形態の変形例に係る画像圧縮装置1を示すブロック図である。本変形例では、分割部3とエントロピー符号化部4との間に、量子化部5が設けられている。量子化部5は、各ビットグループデータに対して量子化処理を施し、量子化データを生成する。エントロピー符号化部4は、量子化データを対象に、エントロピー符号化処理を施す。このような構成を採用しても、本実施形態で説明したのと同様の作用効果が得られる。尚、量子化部5は、エントロピー符号化部4よりも前段に配置されていればよく、例えば、変換部2と分割部3との間に設けられていてもよいし、変換部2よりも前段に設けられていてもよい。
(動作例)
以下、本実施形態をより詳細に説明するために、動作例について説明する。
本動作例では、処理対象となる画像データXにおいて、各画素値が8ビットにより表現されているものとする。画像データXは、10個の画素値(x、x、・・・、x)を含んでおり、各画素値は下記式1により示されるものとする。
(式1);画像データX={x、x、・・・、x}={127、127、126、125、125、124、124、123、125、126}
尚、上式1に示されるように、通常の自然画像等では、大部分の領域において、隣接する画素間における画素値の差は小さい。
変換部2は、画像データXを取得すると、複数の画素値を複数のシンボル値(s、s、s、・・・、s)に変換し、シンボルデータSを生成する。本動作例では、変換部2は、単純な差分符号化処理により、シンボルデータSを生成するものとする。具体的には、各変換対象の画素値について、直前(左隣接画素)の画素値との差分を計算することにより、対応するシンボル値が得られるものとする。本動作例では、シンボルデータSに含まれる複数のシンボル値は、下記式2によって示される。尚、画像データXにおいて、画素値xの直前の画素値(左隣接画素の画素値)は、128であるものとした。
(式2);シンボルデータS={s、s、s、・・・、s}={−1、0、−1、−1、0、−1、0、−1、2、1}
画素データXにおいて、隣接する画素間における画素値の差が小さい場合、上式2に示されるように、シンボル値としては0が多くなる。
また、変換部2は、シンボルデータSにおいて、各シンボル値を、正負ビットと絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現する。例えば、シンボル値s(=−1)は、下記式3のように表現される。
(式3);0_000000001
上式3において、「_」より前のビット「0」は、正負ビットを示し、シンボル値が負であることを示している。また、「_」より後の数値「000000001」は、絶対値ビット群を示し、シンボル値の絶対値が「1」であることを示している。尚、本動作例では、シンボル値が0である場合には、正負ビットの値として、直前のシンボル値の正負ビットと同じ値を用いるものとする。これにより、隣接する画素間において、正負ビットの値が連続する確率が高くなり、ランレングス符号化処理を施した場合に圧縮率を高めることが可能になる。
次いで、分割部3が、上述のシンボルデータSを取得する。そして、分割部3は、シンボルビット群を複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成する。本動作例では、シンボルビット群が、正負ビットグループ(以下、グループG1)、絶対値上位ビットグループ(以下、グループG2)、および絶対値下位ビットグループ(以下、グループG3)に分割されるものとする。正負ビットグループG1は、正負ビットからなるビットグループである。絶対値上位ビットグループG2は、絶対値ビット群における上位4ビットからなるビットグループである。絶対値下位ビットグループG3は、絶対値ビット群における下位4ビットからなるビットグループである。
具体的には、各ビットグループは、下記式4〜6によって示される。
(式4);正負ビットグループG1={g1、g1、g1、・・・、g1}={0、0、0、0、0、0、0、0、1、1}
(式5);絶対値上位ビットグループG2={g2、g2、g2、・・・、g2}={0000b、0000b、0000b、0000b、0000b、0000b、0000b、0000b、0000b、0000b}
(式6);絶対値下位ビットグループG3={g3、g3、g3、・・・、g3}={0001b、0000b、0001b、0001b、0000b、0001b、0000b、0001b、0010b、0001b}
次に、エントロピー符号化部4が、複数のビットグループデータを取得する。エントロピー符号化部4は、ビットグループ毎に、最適な手法を用いて、エントロピー符号化処理を施し、出力データを生成する。本動作例では、正負ビットグループG1に対しては、ランレングス符号化処理が施されるものとする。また、絶対値上位ビットグループG2に対しては、ランレングス符号化処理が施されるものとする。また、絶対値下位ビットグループG3に対しては、unary符号化処理が施されるものとする。具体的には、各ビットグループを示すビットグループデータに対して、以下に記載されるように、エントロピー符号化処理が施される。
<正負ビットグループG1>
式4に示されるように、正負ビットグループG1では、8個の「0」が連続し、その後、2個の「1」が連続している。従って、正負ビットグループG1からは、ランレングス符号化処理により、下記式7に示されるように、出力データEG1が生成される。
(式7);EG1={8d、2d}={1000b、0010b}
<絶対値上位ビットグループG2>
絶対値上位ビットグループG2については、下記表1に示される条件に従って、ランレングス符号化処理が行われるものとする。
Figure 2011229096
表1に示される条件を用いた場合、ブロックの最終データまで「0」が続く部分は、「0」により表現される。また、0が連続する部分は、「10001〜10111」により、表現される。ここで、上位2ビットの「10」は、「0」が連続する部分であることを示す。また、下位3ビット「001〜111」は、「0」が連続する数を示す。また、0以外の数を示す部分は、「110001〜111111」により、表現される。ここで、上位2ビットの「11」は、「0」以外の数であることを示し、下位4ビット「0001〜1111」はシンボル値を示す。
絶対値上位ビットグループG2に含まれる値は、上式5に示されるように、全て「0」である。従って、絶対値上位ビットグループG2からは、ランレングス符号化処理により、下記式8に示されるように、出力データEG2が生成される。
(式8);EG2=「0」
<絶対値下位ビットグループG3>
絶対値下位ビットグループG3については、下記表2に示される条件に従って、unary符号化処理が行われるものとする。
Figure 2011229096
この場合、絶対値下位ビットグループG3については、下記式9で示される出力データEG3が生成される。
(式9);EG3={01b、1b、01b、01b、1b、01b、1b、01b、001b、01b}
以上より、出力データEG1、EG2、及びEG3が生成される。生成された出力データにおけるデータサイズは、以下の式10によって示される。
(式10);データサイズ=8bit(EG1のデータサイズ)+1bit(EG2のデータサイズ)+18bit(EG3のデータサイズ)=27bit
これに対して、元の画像データのデータサイズは、8bit×10ピクセルにより、80bitである。すなわち、80bitの画像データが、27ビットに圧縮されることが理解される。
1 画像圧縮装置
2 変換部
3 分割部
4 エントロピー符号化部
5 量子化部

Claims (10)

  1. 画像データに含まれる複数の画素値を、特定の値が生起確率の極大値となるように、複数のシンボル値に変換し、前記複数のシンボル値の各々を、正負を示す正負ビットと、絶対値を示す絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成する、変換部と、
    前記シンボルデータに基づいて、前記シンボルビット群を複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成する、分割部と、
    前記複数のビットグループの各々に応じた手法を用いて、前記各ビットグループデータに対してエントロピー符号化処理を行い、出力データを生成する、エントロピー符号化部と、
    を具備する
    画像圧縮装置。
  2. 請求項1に記載された画像圧縮装置であって、
    前記分割部は、前記複数のビットグループが、前記正負ビットのみから構成される正負ビットグループを含むように、前記シンボルビット群を分割する
    画像圧縮装置。
  3. 請求項2に記載された画像圧縮装置であって、
    前記エントロピー符号化部は、正負ビットグループに対して、ランレングス符号化を行い、前記出力データを生成する
    画像圧縮装置。
  4. 請求項3に記載された画像圧縮装置であって、
    前記変換部は、前記各シンボル値が0である場合、前記正負ビットの値として、隣接するシンボル値における前記正負ビットと同じ値を用いる
    画像圧縮装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された画像圧縮装置であって、
    前記変換部は、前記複数の画素値を、0が生起確率の極大値になるように、前記複数のシンボル値に変換する
    画像圧縮装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された画像圧縮装置であって、
    前記変換部は、前記画像データを、差分符号化処理により、前記シンボルデータに変換する
    画像圧縮装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された画像圧縮装置であって、
    前記エントロピー符号化対象データは、前記ビットグループデータである
    画像圧縮装置。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載された画像圧縮装置であって、
    更に、
    前記画像データ、前記シンボルデータ、及び前記各ビットグループデータのいずれかに対して量子化処理を施す、量子化部
    を具備し、
    前記エントロピー符号化部は、量子化処理後のデータに対して、エントロピー符号化処理を行う
    画像圧縮装置。
  9. 画像データに含まれる複数の画素値を、特定の値が生起確率の極大値となるように、複数のシンボル値に変換し、前記複数のシンボル値の各々を、前記各シンボル値の正負を示す正負ビットと、前記各シンボル値の絶対値を示す絶対値ビット群とを含むシンボルビット群によって表現することにより、シンボルデータを生成することと、
    前記シンボルデータに基づいて、前記シンボルビット群を、複数のビットグループに分割し、複数のビットグループデータを生成することと、
    前記複数のビットグループの各々に応じた手法により、前記各ビットグループデータを用いて得られるエントロピー符号化対象データに対してエントロピー符号化処理を行い、出力データを生成することと、
    を具備する
    画像圧縮方法。
  10. 請求項9に記載された画像圧縮方法をコンピュータにより実現するための、画像圧縮プログラム。
JP2010099410A 2010-04-23 2010-04-23 画像圧縮装置、画像圧縮方法、および画像圧縮プログラム Withdrawn JP2011229096A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018160827A (ja) * 2017-03-23 2018-10-11 富士ゼロックス株式会社 符号化装置、復号装置及びプログラム
CN114760481A (zh) * 2022-04-29 2022-07-15 北京淳中科技股份有限公司 一种视频编码方法、装置、设备及存储介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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