JP2011229052A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011229052A JP2011229052A JP2010098568A JP2010098568A JP2011229052A JP 2011229052 A JP2011229052 A JP 2011229052A JP 2010098568 A JP2010098568 A JP 2010098568A JP 2010098568 A JP2010098568 A JP 2010098568A JP 2011229052 A JP2011229052 A JP 2011229052A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference data
- image
- black reference
- data
- reading
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Image Input (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
【課題】読取画像に含まれるノイズ量の変化に応じて、適切なシェーディング補正を行
う技術を提供する。
【解決手段】画像読取装置50は、黒基準データを取得する取得手段(120)と、画
像データの読み取りを行う画像読取手段(120)と、取得された黒基準データを用いて
、読み取られた画像データのシェーディング補正を行う補正手段(131)と、を備え、
取得手段(120)は、1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを複数
回取得する。
【選択図】図1
う技術を提供する。
【解決手段】画像読取装置50は、黒基準データを取得する取得手段(120)と、画
像データの読み取りを行う画像読取手段(120)と、取得された黒基準データを用いて
、読み取られた画像データのシェーディング補正を行う補正手段(131)と、を備え、
取得手段(120)は、1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを複数
回取得する。
【選択図】図1
Description
本発明は、画像読取装置に関する。
スキャナー装置などの画像読取装置では、光源の光量不均一性や画像読取素子の感度バ
ラツキ等による読取画像のムラを防止するために、シェーディング補正を行うものがある
(例えば、特許文献1)。このシェーディング補正には、白基準データと黒基準データが
用いられる。白基準データは、基準版を読み取ることにより取得される。また、黒基準デ
ータは、光源を消灯して読み取ることにより取得される。
ラツキ等による読取画像のムラを防止するために、シェーディング補正を行うものがある
(例えば、特許文献1)。このシェーディング補正には、白基準データと黒基準データが
用いられる。白基準データは、基準版を読み取ることにより取得される。また、黒基準デ
ータは、光源を消灯して読み取ることにより取得される。
通常、上記の基準データ(白基準データ、黒基準データ)は、原稿の読み取りに先立ち
、1度だけ取得され、シェーディング補正に使用される。
、1度だけ取得され、シェーディング補正に使用される。
しかし、原稿の読み取り中に熱等が発生して、読取画像に含まれるノイズ量が変化して
しまう場合がある。この場合には、原稿の読み取りに先だって取得した黒基準データ(固
定値)を用いてシェーディング補正を行ったとしても、適切に補正できない。
しまう場合がある。この場合には、原稿の読み取りに先だって取得した黒基準データ(固
定値)を用いてシェーディング補正を行ったとしても、適切に補正できない。
本発明は、読取画像に含まれるノイズ量の変化に応じて、適切なシェーディング補正を
行う技術を提供することを目的とする。
行う技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本願発明は、黒基準データを取得する取得手段と、画像デー
タの読み取りを行う画像読取手段と、前記取得手段で取得された前記黒基準データを用い
て、前記読取手段で読み取られた前記画像データのシェーディング補正を行う補正手段と
、を備え、前記取得手段は、1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを
複数回取得する。
タの読み取りを行う画像読取手段と、前記取得手段で取得された前記黒基準データを用い
て、前記読取手段で読み取られた前記画像データのシェーディング補正を行う補正手段と
、を備え、前記取得手段は、1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを
複数回取得する。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態が適用された画像読取装置50の概略構成の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
画像読取装置50は、筐体の上面に原稿台(不図示)を備えた、いわゆるフラットベッ
ド型画像読取装置である。画像読取装置50は、イメージセンサー220を走査して、透
明板の原稿台に載置された原稿の画像を読み取る。
ド型画像読取装置である。画像読取装置50は、イメージセンサー220を走査して、透
明板の原稿台に載置された原稿の画像を読み取る。
また、画像読取装置50は、シェーディング補正を行うために使用する白基準データを
生成するための機構を有している。本実施形態では、画像読取装置50は、例えば、筐体
の上面に反射率の高い均一な反射面である白基準板(不図示)を備えている。画像読取装
置50は、LED光源210を発光(点灯)させて、イメージセンサー200により白基
準板を読み取る。
生成するための機構を有している。本実施形態では、画像読取装置50は、例えば、筐体
の上面に反射率の高い均一な反射面である白基準板(不図示)を備えている。画像読取装
置50は、LED光源210を発光(点灯)させて、イメージセンサー200により白基
準板を読み取る。
また、一般的なシェーディング補正には黒基準データも使用されるが、画像読取装置5
0は、黒基準データを生成するための特別な機構を備えない。画像読取装置50は、例え
ば、LED光源210を消灯させた状態で画像データを読み取ることにより、黒基準デー
タを生成する。
0は、黒基準データを生成するための特別な機構を備えない。画像読取装置50は、例え
ば、LED光源210を消灯させた状態で画像データを読み取ることにより、黒基準デー
タを生成する。
画像読取装置50は、図示するように、LED光源210及びイメージセンサー220
を搭載したキャリッジ200と、キャリッジ200の移動を制御する駆動機構300と、
画像読取装置50の全体を制御し、画像を読み取るための種々の処理を行うコントローラ
ー100と、を備えている。
を搭載したキャリッジ200と、キャリッジ200の移動を制御する駆動機構300と、
画像読取装置50の全体を制御し、画像を読み取るための種々の処理を行うコントローラ
ー100と、を備えている。
キャリッジ200は、イメージセンサー220を、LED光源210とともに副走査方
向に運搬する。キャリッジ200は、原稿台の盤面に対し平行なガイド用のシャフト等に
スライド自在に係止されており、駆動機構300のモーター(例えば、DCモーター)に
より回転するベルトにより牽引される。キャリッジ200の移動量は、駆動機構300の
モーターの回転量に応じてパルスを出力するエンコーダーの出力値により制御される。
向に運搬する。キャリッジ200は、原稿台の盤面に対し平行なガイド用のシャフト等に
スライド自在に係止されており、駆動機構300のモーター(例えば、DCモーター)に
より回転するベルトにより牽引される。キャリッジ200の移動量は、駆動機構300の
モーターの回転量に応じてパルスを出力するエンコーダーの出力値により制御される。
LED光源210は、赤色(R)LED、緑色(G)LED、青色(B)LEDからな
り、RGBの3色の光を所定の順序で発生する。本実施形態では、LED光源210は、
通常の原稿又は白基準板の1ライン分の読み取りを行う場合には、赤色LED、緑色LE
D、青色LEDの順に光を発生する。そして、原稿の画像データ又は白基準データの生成
に必要なライン数分の読み取りを行うために、同様の発光動作を繰り返す。各色のLED
の発光時間は、色ごとに予め定められており、点灯してからその定められた時間が経過し
たときに、消灯する。なお、1ライン分の読み取りを行う場合の発光順序は、RGBの順
序に限られない。
り、RGBの3色の光を所定の順序で発生する。本実施形態では、LED光源210は、
通常の原稿又は白基準板の1ライン分の読み取りを行う場合には、赤色LED、緑色LE
D、青色LEDの順に光を発生する。そして、原稿の画像データ又は白基準データの生成
に必要なライン数分の読み取りを行うために、同様の発光動作を繰り返す。各色のLED
の発光時間は、色ごとに予め定められており、点灯してからその定められた時間が経過し
たときに、消灯する。なお、1ライン分の読み取りを行う場合の発光順序は、RGBの順
序に限られない。
イメージセンサー200は、原稿に反射した光を受光し、受光量に応じた電荷を蓄積し
、画像読取データ(電気信号)として、コントローラー100に送る。
、画像読取データ(電気信号)として、コントローラー100に送る。
イメージセンサー200は、主走査方向に並んだ複数のセンサーチップからなる。各セ
ンサーチップは、通常のCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Dev
ice)イメージセンサーと同様の構成を備えている。すなわち、各センサーチップは、光
電変換素子(フォトダイオード)と、シフトゲートと、シフトレジスターと、を備える。
そして、光電変換素子に蓄積された電荷を、シフトゲートを開通させてシフトレジスター
へ転送し、シフトレジスターにより電荷を順次移動させながら出力する。
ンサーチップは、通常のCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Dev
ice)イメージセンサーと同様の構成を備えている。すなわち、各センサーチップは、光
電変換素子(フォトダイオード)と、シフトゲートと、シフトレジスターと、を備える。
そして、光電変換素子に蓄積された電荷を、シフトゲートを開通させてシフトレジスター
へ転送し、シフトレジスターにより電荷を順次移動させながら出力する。
シフトゲートの開通(電荷の転送)は、シフトパルス(後述する読取制御部120から
の信号)の印加に応答して行われる。光電変換素子は、常時、光の受光量に応じて電荷を
蓄積しているため、電荷のシフトレジスターへの転送タイミングが、次の発光色の光につ
いての電荷を蓄積する開始タイミングとなる。シフトレジスターに転送された電荷は、シ
フトレジスターの末端の出力部より、電気信号(アナログデータ)に変換されて、A/D
変換部110に送られる。
の信号)の印加に応答して行われる。光電変換素子は、常時、光の受光量に応じて電荷を
蓄積しているため、電荷のシフトレジスターへの転送タイミングが、次の発光色の光につ
いての電荷を蓄積する開始タイミングとなる。シフトレジスターに転送された電荷は、シ
フトレジスターの末端の出力部より、電気信号(アナログデータ)に変換されて、A/D
変換部110に送られる。
シフトレジスターに格納された電荷の出力は、所定の読み出しクロック(後述する読取
制御部120からの信号)に応答して行われる。例えば、1クロック毎に1画素の電荷が
アナログデータとして出力される。
制御部120からの信号)に応答して行われる。例えば、1クロック毎に1画素の電荷が
アナログデータとして出力される。
コントローラー100は、イメージセンサー220から出力されたアナログデータをデ
ジタルデータに変換するA/D変換部110と、A/D変換部110から出力されたデジ
タルデータに対して各種補正を行うデータ補正処理部130と、データ補正処理部130
が各種補正を行うためのデジタルデータ(上述した白基準データや黒基準データ)を記憶
する記憶部140と、データ補正処理部130からのデータをパーソナルコンピューター
などのホストに送るための出力部150と、コントローラー100内の各機能部を全体的
に制御するとともに、キャリッジ200内のLED光源210やイメージセンサー220
、及び、駆動機構300を制御する読取制御部120と、を備えている。
ジタルデータに変換するA/D変換部110と、A/D変換部110から出力されたデジ
タルデータに対して各種補正を行うデータ補正処理部130と、データ補正処理部130
が各種補正を行うためのデジタルデータ(上述した白基準データや黒基準データ)を記憶
する記憶部140と、データ補正処理部130からのデータをパーソナルコンピューター
などのホストに送るための出力部150と、コントローラー100内の各機能部を全体的
に制御するとともに、キャリッジ200内のLED光源210やイメージセンサー220
、及び、駆動機構300を制御する読取制御部120と、を備えている。
読取制御部120は、駆動機構300のモーターの回転を制御することにより、キャリ
ッジ200の移動を制御する。
ッジ200の移動を制御する。
また、読取制御部120は、イメージセンサー220による、画像読み取り、白基準デ
ータの読み取り、黒基準データの読み取り、を制御する。
ータの読み取り、黒基準データの読み取り、を制御する。
具体的には、読取制御部120は、イメージセンサー220に対してシフトパルスの提
供を行い、光電変換素子に蓄積された電荷のシフトレジスターへの転送タイミング(次の
電荷蓄積の開始タイミング)を制御する。また、読取制御部120は、イメージセンサー
220に対して読み出しクロックの供給を行い、シフトレジスターに格納されている電荷
のA/D変換部110への出力を制御する。
供を行い、光電変換素子に蓄積された電荷のシフトレジスターへの転送タイミング(次の
電荷蓄積の開始タイミング)を制御する。また、読取制御部120は、イメージセンサー
220に対して読み出しクロックの供給を行い、シフトレジスターに格納されている電荷
のA/D変換部110への出力を制御する。
また、読取制御部120は、イメージセンサー220の読み取り動作に合わせて、LE
D光源210の点灯、消灯を制御する。
D光源210の点灯、消灯を制御する。
なお、シフトパルス及び読み出しクロックは、例えば、読取制御部120が出力する基
準のクロックに基づいて各種信号を生成するタイミングジェネレーターにより生成される
ようにしてもよい。タイミングジェネレーターは、例えば、キャリッジ200に設けるこ
とができる。もちろん、コントローラー100に設けられてもよい。
準のクロックに基づいて各種信号を生成するタイミングジェネレーターにより生成される
ようにしてもよい。タイミングジェネレーターは、例えば、キャリッジ200に設けるこ
とができる。もちろん、コントローラー100に設けられてもよい。
ところで、従来の画像読取装置は、画像データの読み取りに先だって、白基準データお
よび黒基準データを読み取る。これに対し、本願の読取制御部120は、画像データとと
もに黒基準データを読み取る(すなわち、ライン毎に黒基準データを読み取る)。或いは
、複数ラインの画像データを読み取る毎に、黒基準データを読み取るようにしてもよい。
いずれにせよ、本願の読取制御部120は、1ページの画像データが読み取られる間に、
黒基準データを複数回読み取る(取得する)。
よび黒基準データを読み取る。これに対し、本願の読取制御部120は、画像データとと
もに黒基準データを読み取る(すなわち、ライン毎に黒基準データを読み取る)。或いは
、複数ラインの画像データを読み取る毎に、黒基準データを読み取るようにしてもよい。
いずれにせよ、本願の読取制御部120は、1ページの画像データが読み取られる間に、
黒基準データを複数回読み取る(取得する)。
図2は、原稿(画像データ)の読み取りとともに黒基準データの読み取りを行う制御に
ついて説明するための図である。図示するように、読取制御部120は、1ラインの原稿
(画像データ)を読み取る間に、4回シフトパルス(シフト信号)をイメージセンサー2
20に供給する(4シフト方式)。図示する例では、読取制御部120は、1回目のシフ
トパルスをイメージセンサー220に供給するとともに、LED光源(R、G、Bの全て
)210を消灯させた状態(図示する「N」)にして、光電変換素子に電荷を蓄積させる
。それから、読取制御部120は、2回目、3回目、4回目のシフトパルスを、順次、イ
メージセンサー220に供給するタイミングで、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
LED光源210をそれぞれ点灯させ、1ライン分の原稿(画像データ)を読み取る。も
ちろん、複数ラインの画像データを読み取る毎に、黒基準データを読み取る場合には、読
取制御部120は、複数ライン毎に上記の黒基準データを読み取る制御を行うようにすれ
ばよい。
ついて説明するための図である。図示するように、読取制御部120は、1ラインの原稿
(画像データ)を読み取る間に、4回シフトパルス(シフト信号)をイメージセンサー2
20に供給する(4シフト方式)。図示する例では、読取制御部120は、1回目のシフ
トパルスをイメージセンサー220に供給するとともに、LED光源(R、G、Bの全て
)210を消灯させた状態(図示する「N」)にして、光電変換素子に電荷を蓄積させる
。それから、読取制御部120は、2回目、3回目、4回目のシフトパルスを、順次、イ
メージセンサー220に供給するタイミングで、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の
LED光源210をそれぞれ点灯させ、1ライン分の原稿(画像データ)を読み取る。も
ちろん、複数ラインの画像データを読み取る毎に、黒基準データを読み取る場合には、読
取制御部120は、複数ライン毎に上記の黒基準データを読み取る制御を行うようにすれ
ばよい。
図3(A)は、黒基準データをライン毎に読み取る場合の、黒基準データの輝度値(レ
ベル)を示す図である。図示するように、本願の画像読取装置50では、原稿(画像デー
タ)の読み取りとともに、ライン毎に黒基準データを読み取るため、画像データに含まれ
るノイズ量がライン毎に変化するような状況であっても、そのノイズ量の変化に応じた黒
基準データ(点線)を得ることができる。すなわち、前回に読み取ったラインよりも輝度
値を増加させるノイズが画像データに加えられている場合には、その増加量だけ輝度値を
増加させた黒基準データを得ることができる。同様に、前回に読み取ったラインよりも輝
度値を減少させるノイズが画像データに加えられている場合には、その減少量だけ輝度値
を減少させた黒基準データを得ることができる。
ベル)を示す図である。図示するように、本願の画像読取装置50では、原稿(画像デー
タ)の読み取りとともに、ライン毎に黒基準データを読み取るため、画像データに含まれ
るノイズ量がライン毎に変化するような状況であっても、そのノイズ量の変化に応じた黒
基準データ(点線)を得ることができる。すなわち、前回に読み取ったラインよりも輝度
値を増加させるノイズが画像データに加えられている場合には、その増加量だけ輝度値を
増加させた黒基準データを得ることができる。同様に、前回に読み取ったラインよりも輝
度値を減少させるノイズが画像データに加えられている場合には、その減少量だけ輝度値
を減少させた黒基準データを得ることができる。
また、同図の実線で示すように、複数ライン毎に黒基準データを読み取る場合には、黒
基準データの読み取り毎に可変する黒基準データを得ることができる。ライン毎に黒基準
データを読み取る場合よりも誤差は大きくなるが、画像データに含まれるノイズ量の変化
が小さい場合には、その誤差を無視できる程度に、ノイズ量の変化に応じた黒基準データ
を得ることができる。
基準データの読み取り毎に可変する黒基準データを得ることができる。ライン毎に黒基準
データを読み取る場合よりも誤差は大きくなるが、画像データに含まれるノイズ量の変化
が小さい場合には、その誤差を無視できる程度に、ノイズ量の変化に応じた黒基準データ
を得ることができる。
図1に戻り、データ補正処理部130は、A/D変換部110から出力されたデジタル
データにシェーディング補正などの各種補正を施して、出力部150に出力する。
データにシェーディング補正などの各種補正を施して、出力部150に出力する。
例えば、データ補正処理部130は、図示するように、シェーディング補正を行うシェ
ーディング補正部131を有する。
ーディング補正部131を有する。
シェーディング補正部131は、A/D変換部110から出力された白基準データおよ
び黒基準データを用いて、A/D変換部110から出力された画像データに対して、対応
する画素ごとに、所定の補正式に従ったシェーディング補正を行う。
び黒基準データを用いて、A/D変換部110から出力された画像データに対して、対応
する画素ごとに、所定の補正式に従ったシェーディング補正を行う。
具体的には、シェーディング補正部131は、画像データの画素ごとに、以下の補正式
を用いてシェーディング補正を行う。
を用いてシェーディング補正を行う。
(補正式)
Dx’={(Dx−Kx)/(補正係数A×Wx)}×補正係数B
Dx’={(Dx−Kx)/(補正係数A×Wx)}×補正係数B
ただし、Dx’は、シェーディング補正が施された後の輝度値である。また、Dxは、
シェーディング補正が施される前の輝度値(すなわち、A/D変換部110から出力され
た値)である。Wxは、白基準データの輝度値であり、Kxは、黒基準データの輝度値で
ある。また、補正係数Aは、白基準データを調整するための係数であり、補正係数Bは、
有効階調領域を調整するための係数である。
シェーディング補正が施される前の輝度値(すなわち、A/D変換部110から出力され
た値)である。Wxは、白基準データの輝度値であり、Kxは、黒基準データの輝度値で
ある。また、補正係数Aは、白基準データを調整するための係数であり、補正係数Bは、
有効階調領域を調整するための係数である。
ところで、シェーディング補正部131は、読み取られた画像データの各画素に対して
、上記のシェーディング補正を行うわけだが、画像データをライン毎に順次読み取ってい
くうちに、環境(例えば、熱など)の変化によって、画像データに含まれるノイズ量も変
化する。それにもかかわらず、固定値の(画像データの読み取り前に1度だけ読み取った
)黒基準データを全ライン(全画素)のシェーディング補正に用いていたのでは、補正後
の画像データは劣化してしまう。このことは、上記の補正式の「Dx−Kx」の項から明
らかである。
、上記のシェーディング補正を行うわけだが、画像データをライン毎に順次読み取ってい
くうちに、環境(例えば、熱など)の変化によって、画像データに含まれるノイズ量も変
化する。それにもかかわらず、固定値の(画像データの読み取り前に1度だけ読み取った
)黒基準データを全ライン(全画素)のシェーディング補正に用いていたのでは、補正後
の画像データは劣化してしまう。このことは、上記の補正式の「Dx−Kx」の項から明
らかである。
そこで、本願発明では、画像データに含まれるノイズ量の変化に応じて、可変の黒基準
データを用いてシェーディング補正を行う。具体的には、シェーディング補正部131は
、上述したように、画像データとともに(ライン毎に)読み取られた黒基準データを用い
て、シェーディング補正を行う。もちろん、複数ラインごとに読み取られた黒基準データ
を用いて、シェーディング補正を行うようにしてもよい。いずれにせよ、シェーディング
補正部131は、1ページの画像データが読み取られる間に複数回取得された黒基準デー
タを用いて、シェーディング補正を行う。
データを用いてシェーディング補正を行う。具体的には、シェーディング補正部131は
、上述したように、画像データとともに(ライン毎に)読み取られた黒基準データを用い
て、シェーディング補正を行う。もちろん、複数ラインごとに読み取られた黒基準データ
を用いて、シェーディング補正を行うようにしてもよい。いずれにせよ、シェーディング
補正部131は、1ページの画像データが読み取られる間に複数回取得された黒基準デー
タを用いて、シェーディング補正を行う。
図3(B)は、シェーディング補正後に画像データに含まれているノイズ量(ノイズレ
ベル)を示す図である。点線で示すように、従来の画像読取装置では、原稿(画像データ
)の読み取りに先だって1度だけ読み取られた黒基準データ(固定値)を用いてシェーデ
ィング補正を行うため、原稿の読み取り制御に従って(ライン毎に)変化するノイズ(補
正前に画像データに加えられたノイズ)がシェーディング補正後の画像データにそのまま
残ってしまう。一方、実線で示すように、本願の画像読取装置50では、画像データとと
もに(ライン毎に)読み取られた黒基準データを用いてシェーディング補正を行うため、
原稿の読み取り制御に従って(ライン毎に)変化するノイズ(補正前に画像データに加え
られたノイズ)をキャンセルすることができる。
ベル)を示す図である。点線で示すように、従来の画像読取装置では、原稿(画像データ
)の読み取りに先だって1度だけ読み取られた黒基準データ(固定値)を用いてシェーデ
ィング補正を行うため、原稿の読み取り制御に従って(ライン毎に)変化するノイズ(補
正前に画像データに加えられたノイズ)がシェーディング補正後の画像データにそのまま
残ってしまう。一方、実線で示すように、本願の画像読取装置50では、画像データとと
もに(ライン毎に)読み取られた黒基準データを用いてシェーディング補正を行うため、
原稿の読み取り制御に従って(ライン毎に)変化するノイズ(補正前に画像データに加え
られたノイズ)をキャンセルすることができる。
図1に戻り、記憶部140は、データ補正処理部130が各種補正処理を行うためのデ
ータを記憶する。具体的には、記憶部140は、白基準データを記憶する黒基準データD
B(データベース)141や、黒基準データを記憶する白基準データDB(データベース
)142などを有する。
ータを記憶する。具体的には、記憶部140は、白基準データを記憶する黒基準データD
B(データベース)141や、黒基準データを記憶する白基準データDB(データベース
)142などを有する。
出力部150は、ネットワーク接続やUSB接続を行うためのインターフェイスを備え
、データ補正処理部130から出力されたデジタルデータを、ホストコンピューターに送
信する。
、データ補正処理部130から出力されたデジタルデータを、ホストコンピューターに送
信する。
上記のコントローラー100の主な構成要素は、演算装置であるCPUと、プログラム
等が記録されたROMと、メインメモリーとしてデータ等を一時的に格納するRAMと、
ホスト等との入出力を制御するインターフェイスと、各構成要素間の通信通路となるシス
テムバスと、を備えた一般的なコンピューターにより達成することができる。特定の処理
を専用に行うように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)
を含んで、又は、ASICにより構成されていてもよい。A/D変換部110は、アナロ
グフロントエンドIC(Integrated Circuit)で構成することができる。
等が記録されたROMと、メインメモリーとしてデータ等を一時的に格納するRAMと、
ホスト等との入出力を制御するインターフェイスと、各構成要素間の通信通路となるシス
テムバスと、を備えた一般的なコンピューターにより達成することができる。特定の処理
を専用に行うように設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)
を含んで、又は、ASICにより構成されていてもよい。A/D変換部110は、アナロ
グフロントエンドIC(Integrated Circuit)で構成することができる。
本実施形態が適用された画像読取装置50は、以上のような構成からなる。ただし、こ
の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の
構成に限られない。また、一般的な画像読取装置が備える他の構成を排除するものではな
い。また、画像読取装置50は、さらにプリント機能や、ファクシミリ機能を有する複合
機であってもよい。また、A/D変換部110は、キャリッジ200内の基板に搭載され
ていてもよい。
の構成は、本願発明の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上記の
構成に限られない。また、一般的な画像読取装置が備える他の構成を排除するものではな
い。また、画像読取装置50は、さらにプリント機能や、ファクシミリ機能を有する複合
機であってもよい。また、A/D変換部110は、キャリッジ200内の基板に搭載され
ていてもよい。
また、上記した各構成要素は、画像処理装置100の構成を理解容易にするために、主
な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発
明が制限されることはない。画像処理装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多
くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行
するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実
行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発
明が制限されることはない。画像処理装置100の構成は、処理内容に応じて、さらに多
くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行
するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実
行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、上記構成からなる画像読取装置50の特徴的な動作について説明する。
<画像読取処理>
図4は、本実施形態の画像読取装置50で実行される画像読取処理(原稿の読み取り処
理)の一例を説明するためのフローチャートである。
図4は、本実施形態の画像読取装置50で実行される画像読取処理(原稿の読み取り処
理)の一例を説明するためのフローチャートである。
画像読取装置50の読取制御部120は、本フローの開始に先だって、イメージセンサ
ー220による、白基準データの読み取りを制御する。イメージセンサー220によって
読み取られた白基準データは、データ補正処理部130によって記憶部140の白基準デ
ータDB141に格納される。
ー220による、白基準データの読み取りを制御する。イメージセンサー220によって
読み取られた白基準データは、データ補正処理部130によって記憶部140の白基準デ
ータDB141に格納される。
そして、読取制御部120は、白基準データの読み取り後、ライン毎、或いは、複数ラ
イン毎に原稿(画像データ)を読み取る制御(本フロー)を開始する。
イン毎に原稿(画像データ)を読み取る制御(本フロー)を開始する。
それから、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に供給する毎
に、その供給に先立ち、黒基準データの取得タイミングであるか否か判別する(ステップ
S101)。
に、その供給に先立ち、黒基準データの取得タイミングであるか否か判別する(ステップ
S101)。
例えば、読取制御部120は、ライン毎に黒基準データの読み取りを行う場合には、イ
メージセンサー220に供給したシフトパルス数をカウントしておき、1ラインの読み取
りにおいて最初(1回目)のシフトパルスであれば、黒基準データの取得タイミングであ
ると判定する。一方、読取制御部120は、1ラインの読み取りにおいて最初ではない(
2回目、3回目、4回目)シフトパルスであれば、黒基準データの取得タイミングではな
いと判定する。
メージセンサー220に供給したシフトパルス数をカウントしておき、1ラインの読み取
りにおいて最初(1回目)のシフトパルスであれば、黒基準データの取得タイミングであ
ると判定する。一方、読取制御部120は、1ラインの読み取りにおいて最初ではない(
2回目、3回目、4回目)シフトパルスであれば、黒基準データの取得タイミングではな
いと判定する。
また、読取制御部120は、複数ライン毎に黒基準データの読み取りを行う場合には、
イメージセンサー220に供給したシフトパルス数をカウントしておき、所定数(例えば
、所定ライン数×4)で割り切れる値であれば、黒基準データの取得タイミングであると
判定する。一方、読取制御部120は、所定数(例えば、所定ライン数×4)で割り切れ
ない値であれば、黒基準データの取得タイミングではないと判定する。
イメージセンサー220に供給したシフトパルス数をカウントしておき、所定数(例えば
、所定ライン数×4)で割り切れる値であれば、黒基準データの取得タイミングであると
判定する。一方、読取制御部120は、所定数(例えば、所定ライン数×4)で割り切れ
ない値であれば、黒基準データの取得タイミングではないと判定する。
そして、読取制御部120は、黒基準データの取得タイミングであると判定された場合
には(ステップS101;Yes)、黒基準データの読み取りを行う(ステップS102
)。具体的には、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に供給す
るとともに、LED光源210を消灯させる。このとき、シフトパルスが供給されたイメ
ージセンサー220は、シフトゲートを開通させて光電変換素子に既に蓄積されている電
荷(黒基準データではない)をシフトレジスターに転送するとともに、黒基準データを読
み取るために新たに電荷の蓄積を開始する。
には(ステップS101;Yes)、黒基準データの読み取りを行う(ステップS102
)。具体的には、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に供給す
るとともに、LED光源210を消灯させる。このとき、シフトパルスが供給されたイメ
ージセンサー220は、シフトゲートを開通させて光電変換素子に既に蓄積されている電
荷(黒基準データではない)をシフトレジスターに転送するとともに、黒基準データを読
み取るために新たに電荷の蓄積を開始する。
一方、読取制御部120は、黒基準データの取得タイミングではないと判定された場合
には(ステップS101;No)、画像(RGB)データの読み取りを行う(ステップS
103)。具体的には、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に
供給するとともに、LED光源210の赤色(R)LED、緑色(G)LED、青色(B
)LEDのいずれかを点灯させる。このとき、シフトパルスが供給されたイメージセンサ
ー220は、シフトゲートを開通させて光電変換素子に既に蓄積されている電荷(赤色L
EDを点灯させるときは黒基準データ)をシフトレジスターに転送するとともに、画像デ
ータを読み取るために新たに電荷の蓄積を開始する。
には(ステップS101;No)、画像(RGB)データの読み取りを行う(ステップS
103)。具体的には、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に
供給するとともに、LED光源210の赤色(R)LED、緑色(G)LED、青色(B
)LEDのいずれかを点灯させる。このとき、シフトパルスが供給されたイメージセンサ
ー220は、シフトゲートを開通させて光電変換素子に既に蓄積されている電荷(赤色L
EDを点灯させるときは黒基準データ)をシフトレジスターに転送するとともに、画像デ
ータを読み取るために新たに電荷の蓄積を開始する。
ステップS102又はステップS103の処理を終了すると、読取制御部120は、処
理をステップS101に戻し、読取対象の画像データについて未処理のデータ(ライン)
がなくなるまで上記のステップS101〜ステップS103の処理を繰り返す。
理をステップS101に戻し、読取対象の画像データについて未処理のデータ(ライン)
がなくなるまで上記のステップS101〜ステップS103の処理を繰り返す。
以上の画像読取処理を行うことにより、本実施形態の画像読取装置50は、ライン毎或
いは複数ライン毎に黒基準データを取得できるため、原稿の読み取りに伴い読取画像に含
まれるノイズ量に変化が生じたとしても、ノイズ量の変化に応じた黒基準データを取得で
きる。また、上述した通り、1ラインの画像データを4シフト方式で読み取っており、そ
のうちの1シフトを黒基準データの読み取りに割り当てているため、原稿の読み取り途中
でモーターを止めずに黒基準データを取得できる。
いは複数ライン毎に黒基準データを取得できるため、原稿の読み取りに伴い読取画像に含
まれるノイズ量に変化が生じたとしても、ノイズ量の変化に応じた黒基準データを取得で
きる。また、上述した通り、1ラインの画像データを4シフト方式で読み取っており、そ
のうちの1シフトを黒基準データの読み取りに割り当てているため、原稿の読み取り途中
でモーターを止めずに黒基準データを取得できる。
なお、上記した各フローの各処理単位は、画像読取装置50を理解容易にするために、
主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によっ
て、本願発明が制限されることはない。画像読取装置50が行う処理は、さらに多くの処
理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を
実行してもよい。
主な処理内容に応じて分割したものである。処理ステップの分類の仕方やその名称によっ
て、本願発明が制限されることはない。画像読取装置50が行う処理は、さらに多くの処
理ステップに分割することもできる。また、1つの処理ステップが、さらに多くの処理を
実行してもよい。
また、上記の実施形態は、本発明の要旨を例示することを意図し、本発明を限定するも
のではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
のではない。多くの代替物、修正、変形例は当業者にとって明らかである。
例えば、上記の実施形態では、読取対象の原稿に対して、処理(画像読取処理)中一貫
して、同ライン数(1ライン又は複数ライン)毎に黒基準データを取得している。しかし
、本発明は、これに限定されず、読取対象の原稿について、処理(画像読取処理)の途中
で黒基準データを取得する頻度を変更するようにしてもよい。
して、同ライン数(1ライン又は複数ライン)毎に黒基準データを取得している。しかし
、本発明は、これに限定されず、読取対象の原稿について、処理(画像読取処理)の途中
で黒基準データを取得する頻度を変更するようにしてもよい。
<変形例の画像読取処理>
図5は、画像読取装置50で実行される画像読取処理(原稿の読み取り処理)の変形例
を説明するためのフローチャートである。
図5は、画像読取装置50で実行される画像読取処理(原稿の読み取り処理)の変形例
を説明するためのフローチャートである。
上記の実施形態と同様に、画像読取装置50の読取制御部120は、本フローの開始に
先だって、イメージセンサー220による、白基準データの読み取りを行う。
先だって、イメージセンサー220による、白基準データの読み取りを行う。
そして、読取制御部120は、白基準データの読み取り後、本フローを開始する。
それから、読取制御部120は、シフトパルスをイメージセンサー220に供給する毎
に、その供給に先立ち、黒基準データの取得タイミングであるか否か判別する(ステップ
S201)。
に、その供給に先立ち、黒基準データの取得タイミングであるか否か判別する(ステップ
S201)。
例えば、読取制御部120は、本フローを開始して初めてステップS201の処理を実
行する場合には、ユーザーによって予め指定されたタイミング(例えば、ライン毎、複数
ライン毎)であれば、黒基準データを取得するタイミングであると判定し、それ以外のタ
イミングであれば、黒基準データを取得するタイミングではないと判定する。
行する場合には、ユーザーによって予め指定されたタイミング(例えば、ライン毎、複数
ライン毎)であれば、黒基準データを取得するタイミングであると判定し、それ以外のタ
イミングであれば、黒基準データを取得するタイミングではないと判定する。
また、読取制御部120は、後述するステップS204において黒基準データを取得す
るライミングが決定(変更)されている場合には、ステップS204で決定(変更)され
たタイミングであれば、黒基準データを取得するタイミングであると判定し、それ以外の
タイミングであれば、黒基準データを取得するタイミングではないと判定する。
るライミングが決定(変更)されている場合には、ステップS204で決定(変更)され
たタイミングであれば、黒基準データを取得するタイミングであると判定し、それ以外の
タイミングであれば、黒基準データを取得するタイミングではないと判定する。
そして、読取制御部120は、黒基準データの取得タイミングであると判定された場合
には(ステップS201;Yes)、上記実施形態と同様に、黒基準データの読み取りを
行う(ステップS202)。
には(ステップS201;Yes)、上記実施形態と同様に、黒基準データの読み取りを
行う(ステップS202)。
それから、読取制御部120は、黒基準データの読み取り後、読み取った黒基準データ
(に含まれているノイズ量)の変化率を算出する(ステップS203)。具体的には、読
取制御部120は、読み取った複数の黒基準データを比較して黒基準データの輝度値(全
画素の平均)の変化率を算出する。例えば、(直前のステップS202で読み取った黒基
準データの輝度値)/(それ以前に読み取った黒基準データの輝度値)を算出すればよい
。
(に含まれているノイズ量)の変化率を算出する(ステップS203)。具体的には、読
取制御部120は、読み取った複数の黒基準データを比較して黒基準データの輝度値(全
画素の平均)の変化率を算出する。例えば、(直前のステップS202で読み取った黒基
準データの輝度値)/(それ以前に読み取った黒基準データの輝度値)を算出すればよい
。
そして、読取制御部120は、ステップS203で算出した変化率に基づいて、次回の
黒基準データの取得タイミングを決定する(ステップS204)。例えば、読取制御部1
20は、ステップS202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化
率が所定の第1閾値を上回る場合には、黒基準データをより頻繁に取得する必要があると
みなして、次回の黒基準データの取得タイミングを早める。また、読取制御部120は、
ステップS202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化率が所定
の第2閾値を下回る場合には、黒基準データを頻繁に取得する必要がないとみなして、次
回の黒基準データの取得タイミングを遅らせる。また、読取制御部120は、ステップS
202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化率が所定の第2閾値
から所定の第1閾値の範囲内である場合には、黒基準データの取得頻度を変更する必要は
ないとみなして、黒基準データの取得タイミングについては変更せずに本ステップ(S2
04)を終了する。
黒基準データの取得タイミングを決定する(ステップS204)。例えば、読取制御部1
20は、ステップS202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化
率が所定の第1閾値を上回る場合には、黒基準データをより頻繁に取得する必要があると
みなして、次回の黒基準データの取得タイミングを早める。また、読取制御部120は、
ステップS202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化率が所定
の第2閾値を下回る場合には、黒基準データを頻繁に取得する必要がないとみなして、次
回の黒基準データの取得タイミングを遅らせる。また、読取制御部120は、ステップS
202で読み取った黒基準データ(に含まれているノイズ量)の変化率が所定の第2閾値
から所定の第1閾値の範囲内である場合には、黒基準データの取得頻度を変更する必要は
ないとみなして、黒基準データの取得タイミングについては変更せずに本ステップ(S2
04)を終了する。
ステップS204又はステップS205の処理を終了すると、読取制御部120は、処
理をステップS201に戻し、読取対象の画像データについて未処理のデータ(ライン)
がなくなるまで上記のステップS201〜ステップS205の処理を繰り返す。
理をステップS201に戻し、読取対象の画像データについて未処理のデータ(ライン)
がなくなるまで上記のステップS201〜ステップS205の処理を繰り返す。
以上の画像読取処理を行うことにより、変形例の画像読取装置50は、黒基準データ(
に含まれるノイズ量)の変化が大きいほど頻繁に黒基準データを取得できる。従って、変
形例の画像読取装置50は、必要性の程度に応じて効率的に黒基準データを取得できると
いえる。
に含まれるノイズ量)の変化が大きいほど頻繁に黒基準データを取得できる。従って、変
形例の画像読取装置50は、必要性の程度に応じて効率的に黒基準データを取得できると
いえる。
また、上記実施形態では、シェーディング補正を実行するタイミングについては特に限
定していないが、シェーディング補正部131は、読取対象の原稿を全て読み取った後に
一括してシェーディング補正を行ってもよいし、原稿をライン単位で読み取る毎にシェー
ディング補正を行ってもよい。
定していないが、シェーディング補正部131は、読取対象の原稿を全て読み取った後に
一括してシェーディング補正を行ってもよいし、原稿をライン単位で読み取る毎にシェー
ディング補正を行ってもよい。
また、一般的に、原稿の読み取り前にアイドル期間が長い場合には、原稿の読み取り途
中において画像データに含まれるノイズ量の変化が大きくなりやすいため、上記実施形態
および変形例の画像読取処理を、原稿の読み取り開始前のアイドル期間が所定期間以上で
ある場合に限り行うようにしてもよい。
中において画像データに含まれるノイズ量の変化が大きくなりやすいため、上記実施形態
および変形例の画像読取処理を、原稿の読み取り開始前のアイドル期間が所定期間以上で
ある場合に限り行うようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、画像読取装置50は、カラー画像の読み取りにおいて黒基
準データを取得している。しかし、本発明は、これに限定されず、モノクロ画像の読み取
りにおいて黒基準データを取得するようにしてもよい。この場合、画像読取装置50は、
1ラインのモノクロ画像データを2シフト方式で読み取り、そのうちの1シフトを黒基準
データの読み取りに割り当てる。例えば、読取制御部120は、1ラインの読み取りにお
いて、最初のシフトパルスをイメージセンサー220に供給するタイミングで黒基準デー
タを取得し、2回目のシフトパルスをイメージセンサー220に供給するタイミングでモ
ノクロ画像データを取得する。
準データを取得している。しかし、本発明は、これに限定されず、モノクロ画像の読み取
りにおいて黒基準データを取得するようにしてもよい。この場合、画像読取装置50は、
1ラインのモノクロ画像データを2シフト方式で読み取り、そのうちの1シフトを黒基準
データの読み取りに割り当てる。例えば、読取制御部120は、1ラインの読み取りにお
いて、最初のシフトパルスをイメージセンサー220に供給するタイミングで黒基準デー
タを取得し、2回目のシフトパルスをイメージセンサー220に供給するタイミングでモ
ノクロ画像データを取得する。
50・・・画像読取装置、100・・・コントローラー、110・・・A/D変換部、1
20・・・読取制御部、130・・・データ補正処理部、131・・・シェーディング補
正部、140・・・記憶部、141・・・白基準データDB、142・・・黒基準データ
DB、150・・・出力部、200・・・キャリッジ、210・・・LED光源、220
・・・イメージセンサー、300・・・駆動機構
20・・・読取制御部、130・・・データ補正処理部、131・・・シェーディング補
正部、140・・・記憶部、141・・・白基準データDB、142・・・黒基準データ
DB、150・・・出力部、200・・・キャリッジ、210・・・LED光源、220
・・・イメージセンサー、300・・・駆動機構
Claims (5)
- 黒基準データを取得する取得手段と、
画像データの読み取りを行う画像読取手段と、
前記取得手段で取得された前記黒基準データを用いて、前記読取手段で読み取られた前
記画像データのシェーディング補正を行う補正手段と、を備え、
前記取得手段は、
1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを複数回取得する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記取得手段は、
前記画像読取手段による画像データの読み取り開始前のアイドル期間が所定期間以上で
ある場合に限り、1ページの画像データが読み取られる間に、黒基準データを複数回取得
する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1又は2に記載の画像読取装置であって、
前記取得手段は、
ライン毎に黒基準データを取得する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1又は2に記載の画像読取装置であって、
前記取得手段は、
時間経過に従って取得される黒基準データの変化が大きいほど頻繁に黒基準データを取
得する、
ことを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像読取装置であって、
前記画像読取手段は、
1ラインの画像データを4シフト方式で読み取り、
前記取得手段は、
前記4シフト方式により出力される4つのシフトパルスのうち1つのシフトパルスが出
力されるタイミングで、黒基準データを取得する、
ことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098568A JP2011229052A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010098568A JP2011229052A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011229052A true JP2011229052A (ja) | 2011-11-10 |
Family
ID=45043883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010098568A Withdrawn JP2011229052A (ja) | 2010-04-22 | 2010-04-22 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011229052A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016025392A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 東芝テック株式会社 | 通帳プリンタおよび通帳プリンタの補正方法 |
-
2010
- 2010-04-22 JP JP2010098568A patent/JP2011229052A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016025392A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 東芝テック株式会社 | 通帳プリンタおよび通帳プリンタの補正方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6226508B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置及び画像読取方法 | |
EP2472844B1 (en) | Image reading apparatus and controlling method thereof | |
US8390903B2 (en) | Image reading apparatus | |
US8755093B2 (en) | Image reading apparatus and computer readable medium | |
US8493632B2 (en) | Image reading apparatus | |
JP2011229052A (ja) | 画像読取装置 | |
US8797612B2 (en) | Sensor and sensor control method | |
US10484558B2 (en) | Reading apparatus, control method and storage medium storing program thereof | |
JP5585121B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP2010226615A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム | |
JP5803387B2 (ja) | 画像読取装置、画像形成装置、光量調整方法およびプログラム | |
JP7353899B2 (ja) | 画像読取装置および画像読取装置の制御方法 | |
JP4528170B2 (ja) | 原稿読み取り装置および複写装置 | |
JP5262700B2 (ja) | 画像読取装置の制御回路、画像読取装置、画像読取装置の制御方法、および、画像読取装置の制御回路として機能させるためのプログラム | |
JP2012070097A (ja) | 原稿読み取り装置 | |
US8514466B2 (en) | Image reader and image reading method | |
US20100214583A1 (en) | Image reading apparatus and control method of image reading apparatus | |
JP5310158B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP5724247B2 (ja) | 画像読取装置、および、画像読取方法 | |
JP2012178790A (ja) | 画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP5789990B2 (ja) | 画像読取装置、及び画像読取制御方法 | |
JP4876983B2 (ja) | 画像読取装置、その制御方法及びそのプログラム | |
JP2013098619A (ja) | 画像読取装置、および、画像読取方法 | |
JP2009212755A (ja) | 画像読取装置、画像読取方法 | |
JP2012044506A (ja) | 画像読取装置、および、欠陥画素検出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130702 |