JP2011224372A - 立位座位姿勢の安心逆座椅子並び調整装置 - Google Patents

Abstract

【課題】従来の腹痛・腰痛防止健康椅子において、各当部のスプリング使用で弾力的反発力により、腹部には指圧鼓動を作用させ、肘当部では腕を押え前かがみ姿勢と座部上での足の組替えは、手足の自由を奪い不安定で安心安全に欠ける。
【解決手段】各当部からスプリングを取除き、腹当部Ａの型状を状況に合わせスライドレールでワンタッチ交換し、体形に合った位置で作動させ、又独立した足当部Ｃ、Ｄ、Ｅは足の長さに合った位置で多様な足の組替により、立位座位姿勢がとれる調整機能を備える。
【選択図】図１

Description

発明に属する技術分野

本発明は着座による長時間作業で肉体的・精神的な負担を軽減する為の安心逆座椅子に関するものである。

従来の椅子は腹当部・肘当部・座部にスプリングを使用し、腹を反発力で突起物により指圧鼓動させ、肘角度の上下動を弾力的に強弱で体重を分散させ、座部の上で正座・あぐら座などで前かがみ姿勢を自動的に付加させ、腹痛・腰痛防止が目的の腹もたれ式の健康椅子である。
（特願２００１−２４７４６４ 特開２００２−１２５８０３）

発明が解決しようとする課題

従来の椅子は各当部にスプリングを使用し、常時振れ動いている為に不安定である。又肘当部に腕を押え前かがみとなり、座部の上で足の組替は動きづらく体に負担をかける。

発明が解決するための手段

上記の目的を達成するために各当部のスプリングを取除き、腹当部と尻当部の型状を状況に合ったものにし、体形に合った位置で作動させる。足当部は３ヶ所設け多様な足の組替と、足の長さに合った位置で、背中・腰が伸びた姿勢を保持する調整機能を備える。

発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。

図１に示すように逆座椅子は前面腹当部（Ａ）前面斜傾尻当部（Ｂ）前面足当部（Ｃ）両側面足当部（Ｄ）後面足当部（Ｅ）で構成し、それぞれが調整機能を装備し最適なカタチで体重を分散して座ることができる。

図２で示す座りのカタチは普通座型（Ｆ）正座型（Ｇ）あぐら座型（Ｈ）騎馬型（Ｉ）膝立座型（Ｊ）が基本で自在な足の組替ができる。

図３は腹当部（１）を個々の体形に合った最適な位置を決める為に、角度調整は角パイプ（７）の先端に軸棒（５）を縦又は横に溶接し軸受具（６）を取付け、それを腹当台（３）のネジ穴に丸ネジ（８）で固定し、上半身の動きに合わせ左右又は前後に作動する。上下調整は角パイプ（７）を腹当支柱（９）に通し移動させ身長に合わせ腹の中央に当るようにグリップネジ大（１０）で止める。前後調整は腹当支柱（９）を台座（１１）上で移動させ体形に合わせグリップネジ大（１０）で止める。基本的には尻当部（１３）の１／３の位置にある。又、腹当部（１）の異なった型状の交換は腹当台（３）にスライドレール（４）を取付け腹当板（２）の両側を挟みスライドさせ脱着する機能を備えた前面腹当部の装置である。

図４は尻当部（１３）を個々の体形に合った最適な位置を決める為に、角度調整は台座枠（１６）の後の長穴に長ネジ（１８）とＷグリップナット（１７）を取付け、尻当台（１５）のネジ穴に長ネジ（１８）を固定しＷグリップナット（１７）を回し上下動させ、確実に腹当部（１）の中央に腹が当る角度で止める基本的には１８度前後である。前後調整は台座（１１）の長穴上で台座枠（１６）を体形に合わせ移動させグリップネジ中（１２）で止める。又尻当の異なった型状の交換は尻当台（１５）にスライドレール（４）を取付け尻当板（１４）の両側を挟みスライドさせ脱着する機能を備えた前面斜傾尻当部の装置である。

図５は前足当部（２２）を個々の体形に合った最適な位置を決める為に、角度調整は前足当板（２３）に埋め込んだナットに軸パイプ（２４）とパイプ受具（２５）を丸ネジ（８）で固定し、それを足台枠Ａ（２６）に取付け丸ネジ（８）で固定して足の動きに合せ作動する。前後調整は足台枠Ａ（２６）を溶接した横パイプ（２７）を、横棒（２８）に通し移動させグリップネジ中（１２）で止める。上下調整は台座（１１）に溶接した前足支柱（３０）の上位に、横棒（２８）を溶接した縦パイプ（２９）を通し移動させ足の長さに合せてグリップネジ中（１２）で止める機能を備えた前面足当部の装置である。

図６は両足当部（３１）を個々の体形に合った最適な位置に決める為に、角度調整は両足当板（３２）に埋込んだナットに軸パイプ（２４）とパイプ受具（２５）を丸ネジ（８）で固定し、それを足台枠Ｂ（３３）に取付け丸ネジ（８）で固定して足の動きに合せ作動する。前後調整は足台枠Ｂ（３３）を溶接した横パイプ（２７）を、横棒（２８）を移動させグリップネジ中（１２）で止める。上下調整は前足支柱（３０）の下位に、横棒（２８）を溶接した縦パイプ（２９）を通し移動させグリップネジ中（１２）で止める機能を備えた両側面足当部の装置である。

図７は後足当部（３４）を個々の体形に合った最適な位置に決める為に、角度調整は足台枠Ｃ（３６）に長ネジ（１８）とＷグリップナット（１７）を取付け後足板（３５）に埋め込んだナットに長ネジを固定しＷグリップナット（１７）を回し作動させ止める。前後調整は足台枠Ｃ（３６）を溶接した横パイプ（２７）を横棒（２８）に通し移動させ足の長さに合せグリップネジ中（１２）で止める。上下調整は台座（１１）に溶接した後足支柱（３７）に横棒（２８）を溶接した縦パイプ（２９）を通し移動させグリップネジ中（１２）で止める機能を備えた後面足当部の装置である。

図８各当部は布（３８）シートヒーター（３９）スポンジ（４０）断熱材（４１）各当板（２）（１４）（２３）（３２）（３５）による構成で、切替スイッチと温度調整を備え夏場のクーラーの冷え性対策にもなる保温機能を備えた装置である。

図９は従来の逆座腹もたれ椅子である、発明の逆座椅子との相違点を挙げると、腹痛・腰痛防止の健康椅子対身体保持・保温の作業椅子、スプリング調整と座部上での足の組替対多重調整と独立した足台で自由な足の組替、などの相違点を見ることができる。

発明の効果

腹を温めて座ることで気持よく気分が落着き安心・安全・安定を得られる。自然なカタチの腹圧で背筋を伸ばした姿勢を保持し、又独立した足場が多様な足の組替えを自由にし、体の負担を軽減することで長時間の着座作業が苦にならず仕事に集中でき、心身共に安心でここちよい立位座位姿勢の座りができる。

安心逆座椅子の全形を示す視斜図と側面図である。 安心逆座椅子の使用例を示す側面図である。 安心逆座椅子の前面腹当調整装置を示す側面図である。 安心逆座椅子の前面斜傾尻当調整装置を示す側面図である。 安心逆座椅子の前面足当調整装置を示す側面図である。 安心逆座椅子の両側面足当調整装置を示す側面図である。 安心逆座椅子の後面足当調整装置を示す側面図である。 安心逆座椅子の当部の内部を示す断面図である。 安心逆座椅子の当部の型状と台座盤の長穴の位置を示す平面図である。 従来の逆座もたれ椅子の全形と腹当部・肘当部・座部を示す側面図と断面図である。

Ａ．前面腹当部
Ｂ．前面斜傾腹当部
Ｃ．前面足当部
Ｄ．両側面足当部
Ｅ．後面足当部
Ｆ．普通座型
Ｇ．正座型
Ｈ．あぐら座型
Ｉ．騎馬座型
Ｊ．膝立座型
Ｋ．腹当部の型状
Ｌ．尻当部の型状
Ｍ．前足当部の型状
Ｎ．両足当部の型状
Ｏ．後足当部の型状
Ｐ．台座の長穴の位置
１．腹当部
２．腹当板

Claims (7)

1. 安心逆座椅子は背もたれ部が無く替に、前面腹当部・前面斜傾尻当部それに前面・両側面・後面足当部を取付け、それらに角度・前後・上下調整機能などの装置を備えたことを特徴とする安心逆座椅子。
2. 前面腹当部の角パイプの先端に軸棒と軸受具を取付け腹当台に固定して角度調整、腹当支柱に通した角パイプを移動させ上下調整を、台座の上で腹当支柱を移動させ前後調整をする。さらに腹当台のスライドレールで腹当部分の脱着交換をするなどの装置を備えたことを特徴とする安心逆座椅子。
3. 前面斜傾尻当部の台座枠に取付たネジとナットで尻当台を作動させ角度調整、台座上の台座枠を移動させ前後調整を、さらに尻当台に取付たスライドレールで作動させ脱着交換をするなどの装置を備えたことを特徴とする安心逆座椅子。
4. 前面足当部の前足当板に取付た軸パイプと軸受具を足台枠Ａに固定して角度調整、足枠台Ａを取付た横パイプを、横棒に通し移動させ前後調整を、前足支柱の上位に横棒を取付た縦パイプを通し移動させ上下調整をするなどの装置を備えたことを特徴とする安心逆座椅子。
5. 両側面足当部の両足当板に取付た軸パイプと軸受具を足台枠Ｂに固定して角度調整、足台枠Ｂを取付た横パイプを横棒に通し移動させ前後調整を、前後支柱の下位に横棒を取付た縦パイプを通し移動させ上下調整をする、などの装置を備えたことを特徴とする安心逆座椅子。
6. 後面足当部の足台枠Ｃに取付たネジとナットで後足板を作動させ角度調整、足台枠Ｃを取付た横パイプを横棒に通し移動させ前後調整を、横棒を取付た縦パイプを通し移動させ上下調整をする、などの装置を備えたことを特徴とした安心逆座椅子。
7. 各当部は布・シートヒーター・スポンジ・断熱材・各当板により構成され、それに切替スイッチと温度調整装置を備えたことを特徴とした安心逆座椅子。

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