JP2011221570A - データ移行システム、及び、データ移行方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たなボリュームの構成や配置を効率的に行い、管理者への負担を削減可能とするデータ移行システム、及びデータ移行方法を提案する。
【解決手段】移行元から移行先にデータを移行するデータ移行システムは、外部と移行元ストレージ装置との間に介在し、外部及び移行元ストレージ装置と通信可能に接続され、移行元ストレージ装置が保持する移行元ボリュームに対し、外部がアクセスしたアクセス特性情報を取得する手段と、移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、移行元データを移行する記憶領域を選択する手段と、選択した記憶領域に移行元ボリュームに対応するボリュームを構築する手段と、ボリュームを構築した後、移行元ボリュームから構築したボリュームにデータを移行する手段と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】移行元から移行先にデータを移行するデータ移行システムは、外部と移行元ストレージ装置との間に介在し、外部及び移行元ストレージ装置と通信可能に接続され、移行元ストレージ装置が保持する移行元ボリュームに対し、外部がアクセスしたアクセス特性情報を取得する手段と、移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、移行元データを移行する記憶領域を選択する手段と、選択した記憶領域に移行元ボリュームに対応するボリュームを構築する手段と、ボリュームを構築した後、移行元ボリュームから構築したボリュームにデータを移行する手段と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ移行システム、及び、データ移行方法に関する。
システムの更改や耐用年数の経過によってストレージ装置を交換する場合には、特許文献1に開示されるように、ストレージ装置内の新たなボリューム(物理的又は論理的な記憶領域)にデータの移行を行ったり、新たなストレージ装置にデータの移行を行う必要がある。
従来、新たなストレージ装置にデータを移行する場合には、管理者が、新たなストレージ装置の構造上の特徴や性能上の特性に基づいて、新たなボリュームの構成や配置を設計し、構築する必要がある。このため、管理者には、新たなストレージ装置の構造上の特徴や性能上の特性、既存の業務プログラム、及び、移行対象のデータに対するアクセス特性等に関する総合的な知識が要求されていた。
しかし、管理者が新たなボリュームの構成や配置を設計する際に、例えば、移行対象のデータに対するアクセス特性等の必須事項を分析できない場合や、新たなストレージ装置の構造及び機能に伴う複雑な要因によって、構造上な特徴や性能上の特性を容易に分析できない場合もあり、かかる場合には、新たなストレージ装置を用いて業務の運用を開始した後に、所望の性能を得ることができない、という問題が生じてしまう。
この場合、管理者が、構造や性能の観点から、新たなストレージ装置や新たなボリュームについて再度分析し、分析した結果に適した、更なる新たなボリュームを再構築しなければならない。かかる作業は、管理者の作業負担が増えるだけでなく、新たなストレージ装置に負荷がかかるため、新たなストレージ装置が行う業務の運用に影響が生じてしまう。
そこで、本発明は、新たなボリュームの構成や配置を効率的に行い、管理者への負担を削減可能とするデータ移行システム、及びデータ移行方法を提案する。
かかる課題を解決するため、本発明は、移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムであって、外部と移行元ストレージ装置との間に介在し、外部及び移行元ストレージ装置と通信可能に接続され、移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得する手段と、移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択する手段と、選択した記憶領域に、移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築する手段と、ボリュームを構築した後、移行元ストレージ装置が保持するボリュームから構築したボリュームにデータを移行する手段と、を有する。
また、本発明は、移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムのデータ移行方法であって、データ移行システムは、外部と移行元ストレージ装置との間に介在し、外部及び移行元ストレージ装置と通信可能に接続される構成であり、方法は、移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得するステップと、移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択するステップと、選択した記憶領域に移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築するステップと、ボリュームを構築した後、移行元ストレージ装置が保持するボリュームから構築したボリュームにデータを移行するステップと、を有する。
本発明によれば、データ移行の準備期間中に、移行先のストレージ装置が、自装置のアクセス特性を取得、分析し、該分析結果に基づいて、移行先のボリュームを構築し、データを移行する。したがって、移行先のボリュームの構成や配置を効率的に行うことができるとともに、管理者は、移行先のストレージ装置の構造や性能を詳細に分析せずとも、データを移行することができるので、管理者への負担を大幅に削減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、図面中、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。さらに、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。
(1)ストレージシステムの構成
図1は、本実施形態によるストレージシステム1の構成を示したブロック図である。ストレージシステム1は、中央演算装置である1又は複数のホスト計算機800が第1通信線5を介して移行先のストレージ装置(以下、移行先装置という。)100と通信可能に接続され、移行先装置100が第2通信線6を介して移行元のストレージ装置(以下、移行元装置という。)900と接続される。
図1は、本実施形態によるストレージシステム1の構成を示したブロック図である。ストレージシステム1は、中央演算装置である1又は複数のホスト計算機800が第1通信線5を介して移行先のストレージ装置(以下、移行先装置という。)100と通信可能に接続され、移行先装置100が第2通信線6を介して移行元のストレージ装置(以下、移行元装置という。)900と接続される。
ホスト計算機800は、CPU(図示せず)、バスに接続されたメモリ(図示せず)、入力部(図示せず)、出力部(図示せず)及び入出力インタフェース(図示せず)など、通常のコンピュータ装置と同様のハードウェアを備えている。ホスト計算機800は、物理的には、専用化したシステム、あるいは汎用の情報処理装置のいずれであってもよい。たとえば、一般的な構成の情報処理装置において、後述するデータ移行方法における各処理を規定したソフトウェアを実行することにより、本実施形態のホスト計算機800として動作させることもできる。
また、ホスト計算機800は、特定の業務を行うための業務プログラム810を有しており、該業務プログラム810を実行する。
移行先装置100は、ストレージコントローラ(図示せず)を備える。
ストレージコントローラは、マイクロプロセッサ(図示せず)、バスに接続されたメモリ(図示せず)、入力部(図示せず)、出力部(図示せず)、入出力インタフェース(図示せず)、及びHDDコントローラ(図示せず)など、通常のストレージコントローラと同様のハードウェアを備えている。ストレージコントローラは、複数の物理ディスク(図示せず)と接続されており、該物理ディスクへのデータの入出力などを制御する。
ストレージコントローラは、機能的には、I/O制御手段10、I/Oコマンド取得手段20、I/O特性分析手段21、I/O特性記憶手段22、構成判定手段30、構成設定手段31、データコピー制御手段40、データコピー管理手段41を有している。本実施形態では、各手段をデータ移行システムとして把握することができる。各手段の詳細は後述する。
また、移行先装置100には、複数の物理ディスクに基づいて、複数のデータ記憶領域101i(i=a〜n)が形成され、それぞれのデータ記憶領域101iに、論理ボリューム103i,104i,105i,…,10Ni(Nは整数)が形成される。
データ記憶領域101iは、複数の物理ディスクの記憶領域を分割して形成された記憶領域であり、性能や種類(例えば、物理ディスクの種類、機器の機構、又はレイドレベル)などの特性ごとに分類されている。
一方、移行元装置900は、移行先装置100と同様に、ストレージコントローラを備えており、該ストレージコントローラは、通常のストレージコントローラと同様のハードウェアを備えている。また、複数の物理ディスク(図示せず)の記憶領域に基づいて、複数の論理ボリューム901iが形成されている。さらに、複数の論理ボリューム901iには、ホスト計算機800からのデータが記憶されている。該データが移行対象のデータである。
メモリは、コピー管理表(図示せず)、記憶領域特性表102、アクセス特性表202、及び、関連表(図示せず)を記憶している。各表の説明は、後述する。
ここで、移行先装置100のストレージコントローラが有する各手段について説明する。
I/O制御手段10は、ホスト計算機800や移行元装置900とI/O通信を行う。データ移行を開始する前の準備期間において、I/O制御手段10がホスト計算機800と移行元装置900との間のI/Oを受信し、該受信したI/Oを移行元装置900に対するI/Oとして実行する。
I/Oコマンド取得手段20は、データ移行を開始する前の準備期間において、ホスト計算機800からのI/Oコマンドを取得し、取得したコマンドの内容を分析する。コマンドの内容としては、特に制限はないが、例えば、I/Oの対象となる移行元の論理ボリューム901iの番号、移行元の論理ボリューム901iの分割記憶領域であるブロックの位置情報、ライト要求やリード要求を示すI/Oの種類、I/Oサイズ、などがある。
I/O特性分析手段21は、I/Oコマンド取得手段20が取得したコマンドの内容に基づいて、移行元の論理ボリューム901iに対するアクセク特性を分析する。具体的には、I/O特性分析手段21は、I/Oのアクセス頻度、シーケンシャルアクセス又はランダムアクセスを示すアクセス順次性、データの参照(読み出す)又はデータの更新(書き込み)を示す入出力性、などのアクセス特性を分析する。I/O特性分析手段21は、該分析結果をアクセス特性表202に記録する。アクセス特性表202の詳細は、後述する。
I/O特性記憶手段22は、I/O特性分析手段21が作成したアクセス特性表202を記憶する。
構成判定手段30は、アクセス特性表202と、メモリに記憶されている記憶領域特性表102とを照合することにより、論理ボリューム901iに記憶されているデータの移行先として最適なデータ記憶領域101iを判定し、決定する。
構成設定手段31は、構成判定手段30が決定したデータ記憶領域101iに、移行元である論理ボリューム901iに対応する論理ボリューム10Niを構築する。構成設定手段31は、移行元装置900に対し、移行元である論理ボリューム901iのボリューム容量を問い合わせ、移行先となる論理ボリューム10Niのボリューム容量を決定する。
データコピー制御手段40は、移行元である論理ボリューム901iから、移行先として決定した論理ボリューム10Niに対して、ブロック単位でデータの移行(コピー)を行う。
データコピー管理手段41は、コピー管理表を管理する。
コピー管理表は、論理ボリューム10Niのコピー状況を、ブロックごとに管理する表であり、データの移行が完了しているブロックと、データの移行が完了していないブロックとの識別を行う。なお、ブロックとは、論理ボリューム10Niの記憶領域を分割した分割記憶領域に格納する単位である。
図2は、記憶領域特性表102の一例を示す。記憶領域特性表102は、データ記憶領域101iごとに、性能や種類(例えば、物理ディスクの種類、機器の機構、又はレイドレベル)などの特性をパラメータとして設定した表である。
記憶領域特性表102は、例えば、データ記憶領域101iごとの「番号」欄、その記憶領域のレイドレベルを示す「レイドレベル」欄、その記憶領域に対する単位時間あたりのリードI/O性能を示す「Read単位時間I/O性能」欄、その記憶領域に対する単位時間あたりのライトI/O性能を示す「Write単位時間I/O性能」欄、ランダムアクセスに適した記憶領域か否かを示す「ランダム性」欄、データの復元に対し高い信頼性を有する記憶領域か否かを示す「信頼性」欄、等から構成される。
図3は、アクセス特性表202の一例を示す。アクセス特性表202は、データ移行を開始する前の準備期間において、ホスト計算機800が移行先装置100を介して移行元の論理ボリューム901iにアクセスするアクセス頻度を管理する。図3に示す、アクセス特性表202は、データ移行を開始する前の準備期間において取得された、移行元の論理ボリューム901iに対するアクセス特性を示したものである。
アクセス特性表202は、例えば、移行元の論理ボリューム901iごとの「番号」欄、ホスト計算機800からのコマンドの種類を示す「コマンド」欄、該論理ボリューム10Niに対するI/O回数を示す「I/O回数」欄、単位時間あたりのI/O回数を示す「単位時間I/O回数」欄、論理ボリューム901iに対するI/Oサイズ(I/O量)の平均値を示す「平均I/Oサイズ」欄、論理ボリューム901iに対するI/Oサイズの最大値を示す「最大I/Oサイズ」欄、論理ボリューム901iに対するI/Oサイズの最小値を示す「最小I/Oサイズ」欄、ランダムアクセスに適する記憶領域か否かを示す「ランダム性」欄、等から構成される。
関連表は、データを移行する際の、移行元の論理ボリューム901iと、移行先の論理ボリューム103iとの関連付けを行う表である。
なお、第1通信線としては、SAN(Storage Area Network)が使用され、第2通信線としては、FC(Fibre Channel),SAS(Serial Attached SCSI),SATA(Serial ATA)のいずれかが使用される。
(2)データの移行処理
このように構成されたストレージシステム1において、移行元装置900の論理ボリューム901iに格納されているデータを、移行先装置100の論理ボリューム10Niに移行するデータの移行処理について、図4及び図5を用いて説明する。
このように構成されたストレージシステム1において、移行元装置900の論理ボリューム901iに格納されているデータを、移行先装置100の論理ボリューム10Niに移行するデータの移行処理について、図4及び図5を用いて説明する。
(2−1)データの移行前における処理
まず、データを移行する前の準備期間において、移行先装置100は、ホスト計算機800が論理ボリューム901iに対してアクセスするアクセス特性に関する情報を収集する。
まず、データを移行する前の準備期間において、移行先装置100は、ホスト計算機800が論理ボリューム901iに対してアクセスするアクセス特性に関する情報を収集する。
すなわち、I/O制御手段10は、ホスト計算機800からのI/O要求を受信すると(S41)、受信したI/O要求を移行前装置900に対するI/O要求として、該要求を実行し、ホスト計算機800に対し応答する。
I/Oコマンド取得手段20は、受信したI/O要求のうち、I/Oコマンドを取得する(S42)。
I/O特性分析手段21は、I/Oコマンド取得手段20により取得したI/Oコマンドの内容を分析し、論理ボリューム901iに対するアクセス特性を、論理ボリューム901iごとに収集する(S43)。
I/O特性記憶手段22は、論理ボリューム901iごとに収集したアクセス特性情報を、アクセス特性表として記憶する(S44)。
構成判定手段30は、I/O特性記憶手段22により記憶したアクセス特性表202と、メモリに記憶されている記憶領域特性表102とを照合し、論理ボリューム901iに記憶されているデータの移行先として、最適なデータ記憶領域101iを検索し、決定する(S45)。
例えば、図3のアクセス特性表202においては、論理ボリューム「1」は、リードの単位時間当たりのI/O回数が430、ライトの単位時間当たりのI/O回数が380、高速なランダムアクセスを必要としている。図2の記憶領域特性表102において、論理ボリューム「1」のアクセス特性条件を満たす最適なデータ記憶領域は「2」ということになるため、構成判定手段30は、論理ボリューム「1」に記憶されているデータを、データ記憶領域「2」に移行できる、と判定する。
構成設定手段31は、決定したデータ記憶領域101iに、移行元である論理ボリューム901iに対応する論理ボリューム10Niを構築する(S46)。構成設定手段31は、移行元装置900に、論理ボリューム901iのボリューム容量を問い合わせ、移行元装置900から送信されたボリューム容量と同容量又は該容量以上の容量を有する論理ボリューム10Niを構築する。
(2−2)データの移行処理
移行先装置100が、データ記憶領域101iに論理ボリューム10Niを構築した後に、データの移行処理を開始する。
移行先装置100が、データ記憶領域101iに論理ボリューム10Niを構築した後に、データの移行処理を開始する。
データコピー管理手段41は、構成設定手段31が構築した論理ボリューム10Niを移行先の論理ボリューム10Niとして設定し、移行元の論理ボリューム901iと、移行先の論理ボリューム10Niとを関連付けて、関連表を作成する(S51)。
データコピー制御手段40は、データの移行を開始する。データコピー制御手段40は、移行元の論理ボリューム901iから移行先の論理ボリューム10Niに、ブロックごとに、データの移行を行う(S52)。
また、データの移行中において、移行先の論理ボリューム10Niのコピー状況は、データコピー管理手段41が、コピー管理表におけるコピー管理情報を随時更新する。データコピー管理手段41が、データの移行が完了しているブロックと、データの移行が完了していないブロックとの識別を行い、コピー管理表を管理する(S53)。
データの移行が終了すると、データコピー管理手段41は、移行元の論理ボリューム901iと、移行先の論理ボリューム10Niとを関連付けを解除すると(S54)、I/O制御手段10は、ホスト計算機800からのI/O要求を、移行先の論理ボリューム10Niに対するI/O要求として実行する(S55)。
なお、データの移行中に、I/O制御手段10が、ホスト計算機800からのI/O要求を受信した場合には、データコピー制御手段40が、コピー管理表を参照する。I/O要求の対象となる、移行先の論理ボリューム10Niのブロックに対してコピーが未完了である場合には、関連表に基づいて、データコピー制御手段40は、移行元の論理ボリューム901iのブロックからデータの移行を行い、その後、ホスト計算機800からのI/O要求を、移行先の論理ボリューム10Niのブロックに対して実行する。
一方、I/O要求の対象となる、移行先の論理ボリューム10Niのブロックに対してコピーが完了している場合には、ホスト計算機800からのI/O要求を、該ブロックに対して実行する。
このように、本実施形態によれば、移行元装置900とホスト計算機800との間に移行先装置100を接続し、データ移行に先立ち、データ移行の準備期間を設け、該期間中に、移行先装置100がホスト計算機800と移行元装置900との間のI/O情報を取得し、移行元の論理ボリューム901iに対するアクセス特性を分析する。これにより、移行先装置100は、移行元の論理ボリューム901iのアクセス特性に適したデータ記憶領域101iを選択でき、選択したデータ記憶領域101iに、移行元の論理ボリューム901iに対応した論理ボリューム10Niを構築することができる。したがって、データの移行完了後に、所望の性能が得られない可能性を低減することができる。その結果、データの移行後に移行先の論理ボリュームの再配置や再構築を行う必要がなくなり、移行先の論理ボリュームの再配置や再構築に伴う業務への影響を回避することができる。
また、移行先装置の論理ボリュームを構築した後は、移行先装置がデータの移行を構築した論理ボリュームに行うので、管理者による作業負担を大幅に削減することができる。
なお、上記実施形態では、データ移行システムを移行先装置中に組み込んだ構成となっているが、データ移行システムを移行先装置とは別に構築してもよい。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムであって、外部と前記移行元ストレージ装置との間に介在し、前記外部及び前記移行元ストレージ装置と通信可能に接続され、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し前記外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得する手段と、前記移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、前記取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択する手段と、前記選択した記憶領域に、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築する手段と、前記ボリュームを構築した後、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームから前記構築したボリュームにデータを移行する手段と、を有するストレージシステム。
(付記2)前記アクセス特性情報には、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対するI/Oの回数、単位時間あたりのI/Oの回数、I/O量の平均値、I/O量の最大値、I/O量の最小値、及びランダムアクセスの適合性、を示す情報のうち、いずれかの情報が含まれる、付記1記載のデータ移行システム。
(付記3)付記1又は2記載のデータ移行システムと、前記移行先ストレージ装置とを含むストレージシステム。
(付記4)移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムのデータ移行方法であって、前記データ移行システムは、外部と前記移行元ストレージ装置との間に介在し、前記外部及び前記移行元ストレージ装置と通信可能に接続される構成であり、前記方法は、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し、前記外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得するステップと、前記移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、前記取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択するステップと、前記選択した記憶領域に前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築するステップと、前記ボリュームを構築した後、前記移行元ストレージ装置から前記構築したボリュームにデータを移行するステップと、を有するデータ移行方法。
本発明は、新たなボリュームの構成や配置を効率的に行い、管理者への負担を削減可能とするストレージ装置又は該ストレージ装置を含むシステムに広く適用することができる。
100…移行先のストレージ装置、10…I/O制御手段、20…I/Oコマンド取得手段、21…I/O特性分析手段、22…I/O特性記憶手段、30…構成特定手段、31…構成設定手段、40…データコピー制御手段、41…データコピー管理手段、102…記憶領域特性表、101i…データ記憶領域、10Ni…移行先の論理ボリューム、900…移行元のストレージ装置、901i…移行元の論理ボリューム、800…ホスト計算機、810…業務プログラム。
Claims (4)
- 移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムであって、
外部と前記移行元ストレージ装置との間に介在し、前記外部及び前記移行元ストレージ装置と通信可能に接続され、
前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し前記外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得する手段と、
前記移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、前記取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択する手段と、
前記選択した記憶領域に、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築する手段と、
前記ボリュームを構築した後、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームから前記構築したボリュームにデータを移行する手段と、
を有するデータ移行システム。 - 前記アクセス特性情報には、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対するI/Oの回数、単位時間あたりのI/Oの回数、I/O量の平均値、I/O量の最大値、I/O量の最小値、及びランダムアクセスの適合性、を示す情報のうち、いずれかの情報が含まれる、請求項1記載のデータ移行システム。
- 請求項1又は2記載のデータ移行システムと、前記移行先ストレージ装置とを含むストレージシステム。
- 移行元ストレージ装置から移行先ストレージ装置にデータを移行するデータ移行システムのデータ移行方法であって、
前記データ移行システムは、
外部と前記移行元ストレージ装置との間に介在し、前記外部及び前記移行元ストレージ装置と通信可能に接続される構成であり、
前記方法は、
前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対し前記外部がアクセスした際のアクセス特性情報を取得するステップと、
前記移行先ストレージ装置が保持する各記憶領域の特性情報と、前記取得したアクセス特性情報とを照合し、該照合結果に基づき、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームのデータを移行する記憶領域を選択するステップと、
前記選択した記憶領域に、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームに対応するボリュームを構築するステップと、
前記ボリュームを構築した後、前記移行元ストレージ装置が保持するボリュームから前記構築したボリュームにデータを移行するステップと、
を有するデータ移行方法。
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