JP2011219163A - トレー供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両側に対設した2本の回転軸1,1を互いに内側へ間欠回転させて上下に積層された複数個のトレー2,2・・・を最下端から一個毎に順次取り出すトレー供給装置において、水平方向から進出して最下端から2番目のトレー2のフランジ2aを支持する出退可能な弾性板5が設けられ、回転軸1の外周には弾性板5を下面から押し上げる押上部が形成されていて、この回転軸1を回転させて2番目のトレー2を支持した状態の弾性板5を押上部で押し上げながら最下端のトレー2を取り出すように構成する。
【選択図】図1
Description
このトレー供給装置は、両側に所定の間隔を有して平行状態に2本の回転軸を対設し、これら回転軸の軸方向外周に、最下端に位置するトレー両側のフランジが回転軸の回転により係・脱するよう断面L字形状の切欠部を設け、両回転軸を同期して互いに内側へ間欠回転させて、上下に積層された複数個のトレーを最下端から一個毎に順次取り出すように構成されている。
かといって、両軸間の間隔を狭めるべく回転軸の軸径を大きくすると切欠部も深くなって回転軸を回転させるときに垂直面の先端が2番目のトレーのフランジに引っ掛かり最下端のトレーのみの取り出しがスムーズに行われない問題が生じる。
特に、最近は資源保護の見地からトレーの原料である発泡スチロール(ポリスチレン)が薄肉化され、積層度合いも従来の2倍にもなりその分積層されたトレーのフランジ同士の間隔も狭くなり、上記の回転軸の軸径を大きくすることの障害要因となっている。
また、弾性板を回転軸が外周で押し上げながら回転して最下端のトレーを取り出すようにしたので、切欠部の垂直部が2番目のトレーのフランジを引っ掛かける恐れがなく、さらに弾性板を介して2番目以降のトレーが持ち上げられながら切欠部の垂直部がフランジと係合してトレーを下方に取り出すので相乗効果により最下端のトレーの内面と2番目トレーの外表面とが密着状態から引き剥がされ確実に最下端のトレーのみが離脱して下方に供給される。
このようなトレー2は、詳細図示はしないがトレー供給装置のホッパー4内に上下に積層されて回転軸1によって保持される。
切欠部3は、対向する2本の回転軸1,1の断面における内側の上部に位置する略一つの象限に相当する大きさで軸方向に切り取られて形成される。
切欠部3におけるトレー2のフランジ2aを受ける水平部3aは、トレー2の外側寸法の製作誤差や横方向の積層ずれがあっても脱落しないように可能な限り広くするために図に示すように水平部3aの外側端部がトレー2の側壁部近くまで達する大きさの直径を有した丸棒が選定される。
水平部3aには、軸心寄りに回転軸1が回転するとき(図3参照)フランジ2aの先端部が入り込むことができる逃げ溝3bが軸方向に削設されている。
(図2参照)
ここで、フランジ厚み寸法tとはフランジ2aの下端面からトレー2の上面までの寸法であって、この下端面が切欠部3の水平部3a若しくは弾性板5との当接支持面となる。
また、積層ピッチPとは、上下に積層された複数のトレー2,2・・・の隣接するトレー2との間隔であって、下位に位置するトレー2のフランジ2aにおける下端面から上位に隣接するトレー2のフランジ2aにおける下端面までの寸法とする。
本例においては、切欠部3における水平部3aからの高さ寸法が上述したようにトレー2のフランジ2aの厚さt以上でトレーの積層ピッチP以下の寸法の範囲内となるように丸棒の上部を削り取って平面部1aが軸方向に形成されている。
通常は、下位に位置するトレー2の上面と上位に隣接するトレー2のフランジ2aにおける下端面とで形成される空隙の略中心位置に平面部1の延長線が対応するように設定することが望ましい。
この平面部1aが、回転軸1が丸棒の軸心を中心として回転するにつれ平面部1aの先端付近に接した弾性板5を徐々に押し上げる押上部となる。
また、回転軸1に鋼材を用いたときには、弾性体5との接触面を摩擦係数が低く耐摩耗性に富むポリエチレンなどの合成樹脂1bで適宜形成すれば、作動が円滑となりしかも擦れによる磨耗粉などの発生が防止されトレーが汚染されないので清潔感を損なうことなく衛生上も好ましい。
この取付台6は機体に取り付けられたエアーシリンダー8のロッドの先端に取り付けられて弾性板5が回転軸1と直交する水平方向から出退可能とされている。
即ち、弾性板5の上面の先端部付近に形成されたフランジ2aの受面は、回転軸1の上部に形成された平面部1aに沿って、切欠部3の垂直部3cの外側の退避位置(図1の実線表示位置)から進出して、ホッパー4内に積層されたトレー2,2・・・の最下端のトレー2のフランジ2aと2番目のトレー2のフランジ2aとの間隙に入り込み、弾性板5の先端がトレー2の側壁近くまで達することができるように構成されている(図1の仮想線表示位置)。
この状態から作業が開始されると制御部からの指令に基づき先ずエアーシリンダー8が作動して、弾性板5が回転軸1の上部に形成された平面部1aに沿って押し出されて、弾性板5の先端平面部が最下端のトレー2のフランジ2aの上面と2番目のトレー2のフランジ2aの下端面との間隙に入り込む(図2の状態)。このとき平面部1aの水平部3aからの高さ位置が前述のように間隙の略中心位置になるよう設定されるといずれのトレー2のフランジ2aに対しても弾性板5の先端が衝突する危険性が低くなる。
このようにして、弾性板5の先端平面部が2番目のトレー2のフランジ2aを支持するようになるので、トレー2の外形寸法の短いものが混在しても一定の限度内であれば脱落することが防げる。
即ち、回転軸1が回転することにより、2番目のトレー2は弾性板5で支持され上方に押し上げられ、最下端のトレー2は切欠部3の垂直部3cで押し下げられるので最下端のトレー2の内面と2番目トレー2の外表面とが密着した状態で積層されていても相乗効果で強引に引き剥がれて下方に向けて取り出される。
弾性板5は、積層されたトレー2の間隙にスムーズに入り込まなければならないので可能な限り薄くすることが望ましいが、本例においては弾性板5がトレー2を支持した状態にあるとき、弾性板5の比較的先端近くが回転軸1の平面部1aで支えられるので例え薄板で構成されていても比較的撓み量が少なくトレー2の支持が確実にできる。
1a 平面部
2 トレー
2a トレーのフランジ
3 切欠部
3a 水平部
3c 垂直部
5 弾性板
Claims (2)
- 両側に所定の間隔を有して平行状態に2本の回転軸を対設しこれら回転軸の軸方向外周に最下端に位置するトレー両側のフランジが回転軸の回転により係・脱するよう断面L字形状の切欠部を設け両回転軸を同期して互いに内側へ間欠回転させて上下に積層された複数個のトレーを最下端から一個毎に順次取り出すトレー供給装置において、回転軸と直交する水平方向から進出して最下端から2番目のトレーのフランジを支持する出退可能な弾性板が設けられ、回転軸の外周には弾性板を下面から押し上げる押上部が形成されていて、この回転軸を回転させて2番目のトレーを支持した状態の弾性板を押上部で押し上げながら最下端のトレーを取り出すようにしたトレー供給装置。
- 回転軸は、断面L字形状の切欠部におけるトレーのフランジを受ける水平面に略平行して、トレーのフランジ厚み寸法t以上でトレーの積層ピッチP以下の寸法を隔てて軸方向に平面部が形成された丸棒からなる請求項1に記載のトレー供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010097395A JP5412686B2 (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | トレー供給装置 |
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JP2010097395A JP5412686B2 (ja) | 2010-04-02 | 2010-04-02 | トレー供給装置 |
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JP2011219163A true JP2011219163A (ja) | 2011-11-04 |
JP5412686B2 JP5412686B2 (ja) | 2014-02-12 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113940214A (zh) * | 2021-09-26 | 2022-01-18 | 中国水稻研究所 | 一种具有强制分盘功能的育秧盘供盘装置 |
CN117246594A (zh) * | 2023-11-20 | 2023-12-19 | 谱为科技(常州)有限公司 | 预灌封注射器封装料盘上料装置及上料方法 |
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2010
- 2010-04-02 JP JP2010097395A patent/JP5412686B2/ja not_active Expired - Fee Related
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