JP2011218853A - Wiper blade device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドシールドガラスを払拭するワイパブレードに関する。 The present invention relates to a wiper blade that is attached to the tip of a wiper arm and wipes a windshield glass of a vehicle.
自動車等の車両のワイパ装置に用いられるワイパブレードとしては、例えば特許文献1に示されるように、ブレードラバーのヘッド部にガラス面方向に湾曲するバーティブラ(板ばね)を装着し、このバーティブラの弾性変形により、ワイパアームから加えられる押圧力を長手方向に分散させてブレードラバー全体をウインドシールドガラスに均一に接触させるようにした、いわゆるフラットブレードと呼ばれるタイプのものがある。
As a wiper blade used in a wiper device of a vehicle such as an automobile, for example, as disclosed in
このようなフラットブレードタイプのワイパブレードでは、曲率が大きく変化するウインドシールドガラスへのブレードラバーの追従性を高めて、その払拭性を高めるために、ブレードラバーに装着されるバーティブラの曲げ形状を、ガラス面の形状に合わせて長手方向の各部で相違させるようにしている。 In such a flat blade type wiper blade, in order to improve the followability of the blade rubber to the windshield glass whose curvature changes greatly, and to improve its wiping property, the bent shape of the vertebra attached to the blade rubber is It is made to differ in each part of a longitudinal direction according to the shape of a glass surface.
しかしながら、ウインドシールドガラスの形状やワイパアームがワイパブレードに加える押圧力は車種毎に相違しているので、ブレードラバーに装着されるバーティブラの曲げ形状を長手方向で相違させても、車種によっては、ブレードラバーに加えられる押圧力が不足する部分が生じ、ワイパブレードの払拭性を十分に高めることができない場合があった。 However, since the shape of the windshield glass and the pressing force applied to the wiper blade by the wiper arm are different for each vehicle type, even if the bending shape of the vertebra attached to the blade rubber is different in the longitudinal direction, depending on the vehicle type, the blade In some cases, the pressing force applied to the rubber is insufficient, and the wiping performance of the wiper blade cannot be sufficiently improved.
本発明の目的は、多様な車種に対して高い払拭性を得られるワイパブレードを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a wiper blade capable of obtaining high wiping performance for various vehicle types.
本発明のワイパブレードは、ワイパアームの先端に取り付けられて車両のウインドシールドガラスを払拭するワイパブレードであって、両側面に長手方向に延びる装着溝が設けられた長尺のブレードラバーと、それぞれ長尺の板状に形成され、対応する前記装着溝に装着される一対のバーティブラと、それぞれ対応する前記バーティブラに係合する一対の第1係合部を備え、前記バーティブラを介して前記ブレードラバーに装着されるホルダ部材と、前記ホルダ部材の第2係合部に係合する被係合部を備え、前記ホルダ部材に着脱自在に装着される長尺のフィン部材と、長尺の板状に形成され、前記ホルダ部材と前記フィン部材との間に装着されるサブバーティブラとを有することを特徴とするワイパブレード。 The wiper blade of the present invention is a wiper blade that is attached to the tip of a wiper arm and wipes a windshield glass of a vehicle, and has a long blade rubber provided with mounting grooves extending in the longitudinal direction on both side surfaces, and a long blade rubber. A pair of vertebras that are formed in a plate-like shape and are mounted in the corresponding mounting grooves, and a pair of first engaging portions that are respectively engaged with the corresponding vertebras, and are attached to the blade rubber via the vertebra. A holder member to be mounted; an engaged portion that engages with a second engaging portion of the holder member; a long fin member that is detachably mounted on the holder member; and a long plate shape A wiper blade formed and having a subvertebra mounted between the holder member and the fin member.
本発明のワイパブレードは、前記フィン部材は、断面形状が長手方向に一様且つ中実に形成されていることを特徴とする。 The wiper blade according to the present invention is characterized in that the fin member has a cross-sectional shape that is uniform and solid in the longitudinal direction.
本発明のワイパブレードは、前記ホルダ部材の前記第1係合部と前記第2係合部との間には、払拭方向に貫通する複数の風抜き穴が長手方向に並べて設けられていることを特徴とする。 In the wiper blade of the present invention, a plurality of air vent holes penetrating in the wiping direction are arranged in the longitudinal direction between the first engagement portion and the second engagement portion of the holder member. It is characterized by.
本発明によれば、ブレードラバーに装着されるバーティブラに加えて、ホルダ部材とフィン部材との間にサブバーティブラを装着するようにしたので、このサブバーティブラによりバーティブラのばね特性を補完して、多様な車種に対して、このワイパブレードの払拭性を高めることができる。また、フィン部材をホルダ部材に着脱自在に装着するようにしたので、車種毎に最適な形状のフィン部材を装着して、車両走行時におけるワイパブレードの払拭性を高めることができる。さらに、サブバーティブラをホルダ部材とフィン部材との間に装着するようにしたので、フィン部材が走行風を受けて生じた押圧力をサブバーティブラにより確実にブレードラバーに伝達することができ、これにより、ブレードラバーの払拭性をさらに高めることができる。 According to the present invention, in addition to the vertebra attached to the blade rubber, the subvertebra is attached between the holder member and the fin member, and this subvertebra supplements the spring characteristics of the vertebra. The wipeability of the wiper blade can be improved for various vehicle types. In addition, since the fin member is detachably attached to the holder member, it is possible to attach a fin member having an optimum shape for each vehicle type, and to improve the wiping property of the wiper blade when the vehicle is traveling. Furthermore, since the subvertebra is mounted between the holder member and the fin member, the pressing force generated when the fin member receives the traveling wind can be reliably transmitted to the blade rubber by the subvertebra. Thereby, the wiping property of a blade rubber can further be improved.
本発明によれば、フィン部材を、断面形状が長手方向に一様で且つ中実に形成するようにしたので、フィン部材を、所望の長さで切断することで車種毎に長さが相違する複数種類のワイパブレードに容易に対応させることができる。これにより、フィン部材の汎用性を高めて、このワイパブレードのコストを低減することができる。また、フィン部材を中実に形成するようにしたので、フィン部材が受けた走行風を確実に押圧力に変換してブレードラバーに伝達することができる。 According to the present invention, the fin member is formed so that the cross-sectional shape is uniform in the longitudinal direction and solid, so that the length differs for each vehicle type by cutting the fin member at a desired length. Multiple types of wiper blades can be easily accommodated. Thereby, the versatility of a fin member can be improved and the cost of this wiper blade can be reduced. Further, since the fin member is formed solidly, the traveling wind received by the fin member can be reliably converted into a pressing force and transmitted to the blade rubber.
本発明によれば、ホルダ部材に払拭方向に貫通する風抜き穴を設けるようにしたので、フィン部材の上方を通過した走行風がワイパブレードの背面側で生じるカルマン渦を、当該風抜き穴を通過した走行風により低減させることができる。これにより、ワイパブレードが反転動作した後に、ワイパブレードが払拭した水をカルマン渦の負圧が払拭範囲内に再度引き込むことにより生じる水引き現象を抑制して、このワイパブレードの車両走行時における払拭性をさらに高めることができる。 According to the present invention, since the holder member is provided with the air vent hole penetrating in the wiping direction, the Karman vortex generated on the back side of the wiper blade by the traveling wind passing above the fin member is It can be reduced by the traveling wind that has passed. As a result, after the wiper blade reverses, the water wiping by the wiper blade is suppressed again by the negative pressure of the Karman vortex, and the wiper blade is wiped off when the vehicle travels. The sex can be further enhanced.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1に示すワイパブレード11は、自動車等の車両に搭載されるワイパ装置に用いられるものである。このワイパブレード11は、当該ワイパ装置のワイパアーム12の先端に取り付けられ、ワイパアーム12とともに車両のウインドシールドガラス(不図示)上を揺動して、当該ウインドシールドガラスを払拭する。
A
このワイパブレード11のワイパアーム12への取付部分となるセンターブラケット13は所定形状に打ち抜き加工された鋼板を曲げ加工して形成されており、図3、図4に示すように、コの字形に折り曲げられた本体部13aと本体部13aから突出する4つの固定脚部13b(図4において3つのみを示す)とを備えている。図1に示すように、センターブラケット13の本体部13aにはピン部材14によりクリップ15が回動自在に装着され、このクリップ15にワイパアーム12の先端に設けられたUフック部を係合させることにより、ワイパブレード11はピン部材14を中心として回動自在な状態でワイパアーム12の先端に取り付けられるようになっている。
A
図3に示すように、センターブラケット13には一対のバーティブラ16が固定されている。これらのバーティブラ16は、それぞれ鋼板により長尺の板状に形成されており、互いに間隔を空けて幅方向(払拭方法)に並べて配置され、その長手方向の中央部分においてセンターブラケット13の対応する一対の固定脚部13bに係合している。そして、各固定脚部13bがかしめ加工されることにより、バーティブラ16はそれぞれ対応する固定脚部13bに固定されている。センターブラケット13に固定された各バーティブラ16は、自然状態では、それぞれ長手方向の中央部分が両先端部分よりもウインドシールドガラスから離れる方向に凹むように湾曲しており、また、センターブラケット13を中心として湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。
As shown in FIG. 3, a pair of
一方、このワイパブレード11に用いられるブレードラバー17は、その断面形状が長手方向に一様な長尺の棒状に形成されており、図2に示すように、ヘッド部17aとリップ部17bとを備えている。ヘッド部17aは断面略矩形となっており、その払拭方向を向く両側面には、それぞれその長手方向の一端から長手方向に沿って延びて他端にまで達する装着溝17cが設けられている。これらの装着溝17cには長手方向の一端から対応するバーティブラ16が挿通され、これにより、図2、図5に示すように、ブレードラバー17は各装着溝17cに対応するバーティブラ16が装着された状態となって、当該バーティブラ16に保持される。つまり、ブレードラバー17は、各バーティブラ16を装着溝17cにスライド式に挿入することにより、バーティブラ16の間にヘッド部17aが挟み込まれた状態となって保持されるようになっている。
On the other hand, the
ブレードラバー17の装着溝17cの払拭方向に向く幅寸法つまり溝の深さ寸法は、それぞれバーティブラ16の払拭方向を向く幅寸法よりも小さく(図示する場合では1/2に)設定されている。これにより、各装着溝17cに装着されたバーティブラ16は、図2、図5に示すように、その幅方向の一部が装着溝17cからはみ出してヘッド部17aの両側面から払拭方向に突出している。なお、バーティブラ16とブレードラバー17の長さ寸法は同一である。
The width dimension of the
ブレードラバー17のリップ部17bはウインドシールドガラスに接触する部分であり、センターブラケット13にワイパアーム12からの押圧力が加えられてリップ部17bがウインドシールドガラスに接触すると、その押圧力により各バーティブラ16がリップ部17bつまりブレードラバー17とともにウインドシールドガラスに沿う方向に弾性変形する。これにより、ワイパアーム12からの押圧力がブレードラバー17の長手方向全体に均一に分散され、ブレードラバー17は所定の分布圧でウインドシールドガラスに接触することになる。
The
ブレードラバー17のセンターブラケット13を挟んだ長手方向の両側には、それぞれ各バーティブラ16を介してホルダ部材21が装着されている。
図6に示すように、ホルダ部材21は、払拭方向に向けて間隔を空けて並ぶ一対の第1レール部21aと、長手方向に間隔を空けて並べて配置されて第1レール部21a同士を連結する4つの棒状の連結部21bとを備えており、第1レール部21aの長さ寸法は、センターブラケット13の長手方向端部とブレードラバー17の長手方向先端との間の部分に相当する長さ寸法に設定されている。
As shown in FIG. 6, the
第1レール部21aには、それぞれ互いに対向するように払拭方向内側を向くとともにその長手方向の一端から他端にまで延びる第1係合部としての第1係合溝21cが設けられている。ホルダ部材21は、これらの第1係合溝21cをバーティブラ16の装着溝からはみ出た部分に長手方向端部からスライド式に係合させることにより、図2、図7に示すように、バーティブラ16を介してブレードラバー17に装着されている。
The
なお、ホルダ部材21は、ポリプロピレン樹脂を押し出し成形したものを切削加工して形成されており、その全体形状はバーティブラ16と同様に長手方向に湾曲し、また、バーティブラ16と同様に湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。そして、ワイパアーム12からの押圧力がワイパブレード11に加えられたときには、バーティブラ16やブレードラバー17とともにホルダ部材21もウインドシールドガラスに沿う形状に弾性変形する。
The
ホルダ部材21には一対の第2レール部21dが設けられている。第2レール部21dは、それぞれ対応する第1レール部21aに沿ってホルダ部材21の長手方向の一端から他端にまで延びて形成されており、図2に示すように、それぞれ払拭方向の外側を向く第2係合部としての第2係合溝21eを備えている。そして、それぞれのホルダ部材21には、第2レール部21dの第2係合溝21eにスライド式に係合してフィン部材31が着脱自在に装着されている。
The
図7に示すように、フィン部材31はフィン本体部31aとベース部31bとを備えた長尺に形成されており、その長さ寸法は、それぞれ対応するホルダ部材21と同一に設定されている。フィン部材31の断面形状は長手方向に一様となっており、また、長手方向全体に亘って中実(中空でない)に形成されている。フィン本体部31aはエラストマにより形成され、ベース部31bはポリプロピレン樹脂により形成されており、これらを2色成型したものを所定の断面形状となるように押し出し成形し、次いでこれを所望の長さに切断して長尺のフィン部材31が形成されている。このようにして、フィン本体部31aとベース部31bは一体に形成されている。
As shown in FIG. 7, the
フィン本体部31aは払拭方向に向けてなだらかに傾斜する傾斜面を備えた断面略三角形のフィン形状となっている。一方、ベース部31bは、図2に示すように、ホルダ部材21の側を向く底面に長手方向に延びる凹部31cを備えており、この凹部31cには一対の被係合部としての被係合溝31dが設けられている。これらの被係合溝31dは、それぞれ払拭方向内側を向いて互いに対向し、ベース部31bの長手方向の一端から他端にまで延びている。フィン部材31は、これらの被係合溝31dをホルダ部材21の第2係合溝21eに長手方向端部からスライド式に係合させることにより、図2、図8に示すように、ホルダ部材21に着脱自在に装着されている。
The
フィン部材31はバーティブラ16やホルダ部材21に対応して長手方向に湾曲した形状に形成され、また、バーティブラ16やホルダ部材21と同様に湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。そして、ブレードラバー17がウインドシールドガラスに接触してワイパアーム12からの押圧力がワイパブレード11に加えられたときには、フィン部材31もバーティブラ16やホルダ部材21とともにウインドシールドガラスに沿う形状に弾性変形する。
The
図2に示すように、ホルダ部材21とフィン部材31との間には、バーティブラ16のばね特性を補完(補正)するために、サブバーティブラ41が装着されている。
As shown in FIG. 2, a sub-vertebra 41 is mounted between the
図3からも解るように、サブバーティブラ41は、鋼板等により長尺の板状に形成されており、その長さ寸法はバーティブラ16と同一であり、幅寸法はバーティブラ16よりも広くなっている。図4に示すように、サブバーティブラ41の長手方向の中央部分の一方の側部には、長手方向に間隔を空けて並ぶ2つの切り欠き41aが設けられている。サブバーティブラ41は、これらの切り欠き41aにセンターブラケット13の固定脚部13bを係合させるとともにサブバーティブラ41を間に挟み込むように各固定脚部13bをかしめ加工することにより、長手方向に位置決めされた状態でセンターブラケット13に固定されている。
As can be seen from FIG. 3, the
図7に示すように、ホルダ部材21がバーティブラ16を介してブレードラバー17に装着されると、サブバーティブラ41はホルダ部材21の第2レール部21dの上方に重ねて配置される。また、図2に示すように、フィン部材31のベース部31bの凹部31cの底面側には、サブバーティブラ41を収容するための収容溝31eがベース部31bの長手方向の一端から他端にまで延びて形成されている。フィン部材31がホルダ部材21に装着されると、サブバーティブラ41は収容溝31eに長手方向の一端からスライド式に挿通される。つまり、フィン部材31がホルダ部材21に装着されると、サブバーティブラ41は収容溝31eに収容された状態となって、フィン部材31とホルダ部材32との間に配置される。
As shown in FIG. 7, when the
図8に示すように、ホルダ部材21にフィン部材31が装着されると、このワイパブレード11の長手方向の両端部にエンドキャップ51が装着され、その長手方向の中央部にはセンターカバー52が装着される。これらのエンドキャップ51とセンターカバー52により、ブレードラバー17、ホルダ部材21及びフィン部材31が互いに固定され、これらの組み付け状態が保持される。
As shown in FIG. 8, when the
ここで、サブバーティブラ41は、バーティブラ16と同様に、長手方向に湾曲した形状に形成され、また、バーティブラ16と同様に湾曲度合いを増減させる方向に弾性変形自在となっている。これにより、ブレードラバー17がウインドシールドガラスに接触してワイパアーム12からの押圧力がワイパブレード11に加えられると、サブバーティブラ41はバーティブラ16とともにウインドシールドガラスに沿う形状に弾性変形し、バーティブラ16のばね特性を補完する。
Here, the
このように、このワイパブレード11では、ブレードラバー17に装着される一対のバーティブラ16に加えて、ホルダ部材21とフィン部材31との間にサブバーティブラ41を装着するようにしたので、サブバーティブラ41によりバーティブラ16のばね特性を補完して、多様な車種に対するワイパブレード11の払拭性を高めることができる。つまり、車種毎に相違するウインドシールドガラスの形状やワイパアーム12からの押圧力に応じて、ブレードラバー17に装着されるバーティブラ16の曲げ形状を長手方向の各部で相違させるとともに、サブバーティブラ41の曲げ形状をも長手方向の各部で相違させることにより、ばね特性の調整幅を広げて、このワイパブレード11を様々な車種に対応させることができる。
As described above, in the
また、このワイパブレード11では、フィン部材31はホルダ部材21に対してスライド式に装着されることにより、当該ホルダ部材21に対して着脱自在となっているので、車種毎に最適な形状のフィン部材31に容易に交換することができる。これにより、車種毎に最適なフィン部材31を装着して、このワイパブレード11の車両走行時における払拭性を高めることができる。
Further, in this
さらに、このワイパブレード11では、サブバーティブラ41をホルダ部材21とフィン部材31との間に装着するようにしたので、フィン部材31が走行風を受けて生じた押圧力をサブバーティブラ41により確実にブレードラバー17に伝達することができる。これにより、このワイパブレード11の払拭性をさらに高めることができる。
Further, in the
さらに、このワイパブレード11では、フィン部材31を、断面形状が長手方向に一様で且つ中実に形成するようにしたので、フィン部材31を、所望の長さで切断することで車種毎に長さが相違する複数種類のワイパブレード11に容易に対応させることができる。これにより、フィン部材31の汎用性を高めて、このワイパブレード11のコストを低減することができる。また、フィン部材31を中実に形成するようにしたので、フィン部材31が受けた走行風を確実に押圧力に変換してブレードラバー17に伝達することができ、これにより、車両走行時におけるワイパブレード11の払拭性をさらに高めることができる。
Further, in the
図9は図1に示すワイパブレードの周りの走行風の流れを示す説明図である。 FIG. 9 is an explanatory view showing the flow of traveling wind around the wiper blade shown in FIG.
このワイパブレード11では、フィン部材31の上部を流れた走行風がワイパブレード11の背面側にカルマン渦を生じさせ、このカルマン渦の負圧により払拭範囲外に掃き出された水が払拭範囲内に再度引き込まれて水引き現象が生じることを抑制するために、ホルダ部材21に風抜き穴61を設けるようにしている。
In the
図2に示すように、ホルダ部材21の第2レール部21dは、第1レール部21aに対してウインドシールドガラスのガラス面に垂直となる方向(長手方向と払拭方向とに垂直な方向)に所定の隙間(図示する場合では1mm)を空けて配置されており、それぞれ連結部21bにより対応する第1レール部21aに連結されている。これにより、図2、図9に示すように、ホルダ部材21の第1レール部21aと第2レール部21dとの間には、ホルダ部材21を払拭方向に貫通するとともに連結部21bに区画されて長手方向に並ぶ3つの風抜き穴61が設けられている。
As shown in FIG. 2, the
図2、図9に示すように、車両走行時には、ワイパブレード11に向けて流れる走行風は、その一部はフィン部材31により上方に跳ね上げられる。これにより、ワイパブレード11の揚力が低減されて、車両走行時におけるワイパブレード11の払拭性が高められる。一方、走行風の一部は、ホルダ部材21に設けられた風抜き穴61を通ってワイパブレード11の前方側から背面側(後方側)に流れる。フィン部材31の上方を流れた走行風は、フィン部材31の後方側で風抜き穴61を通った走行風と合流し、カルマン渦を発生させることなくワイパブレード11の後方側に流れていく。つまり、ホルダ部材21の風抜き穴61を通った走行風により、フィン部材31の上方を流れた走行風を後方に導いて、ワイパブレード11の背面側にカルマン渦が発生することを抑制することができる。
As shown in FIGS. 2 and 9, during traveling of the vehicle, a part of the traveling wind that flows toward the
このように、このワイパブレード11では、ホルダ部材21に払拭方向に貫通する風抜き穴61を設けるようにしたので、フィン部材31の上方を通過した走行風を風抜き穴61を通過した走行風とともにワイパブレード11の後方に流して、走行風によりワイパブレード11の背面側にカルマン渦が発生することを抑制することができる。これにより、ワイパブレード11が反転動作した後に、ワイパブレード11が払拭した水をカルマン渦の負圧が払拭範囲内に再度引き込むことにより生じる水引き現象の発生を抑制して、このワイパブレード11の車両走行時における払拭性を高めることができる。
As described above, in the
次に、このワイパブレード11の製造手順について簡単に説明する。
Next, a manufacturing procedure of the
まず、図3に示すように、センターブラケット13に一対のバーティブラ16と1つのサブバーティブラ41がかしめ加工により固定され、次いで、図5に示すように、各バーティブラ16の間にブレードラバー17がスライド式に装着される。次に、図6、図7に示すように、バーティブラ16の外側にホルダ部材21がスライド式に装着され、このホルダ部材21の上部にフィン部材31がスライド式に装着される。最後に、一対のエンドキャップ51とセンターカバー52とが取り付けられてワイパブレード11が完成する。
First, as shown in FIG. 3, a pair of
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態おいては、ホルダ部材21やフィン部材31のベース部31bはポリプロピレン樹脂により形成され、フィン部材31のフィン本体部31aはエラストマにより形成されているが、これに限らず、それぞれ可撓性を有する材料であれば、例えば、フィン本体部31aを樹脂により形成したり、ホルダ部材21やベース部31bをエラストマで形成したりするようにしてもよい。
It goes without saying that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. For example, in the above-described embodiment, the
11 ワイパブレード
12 ワイパアーム
13 センターブラケット
13a 本体部
13b 固定脚部
14 ピン部材
15 クリップ
16 バーティブラ
17 ブレードラバー
17a ヘッド部
17b リップ部
17c 装着溝
21 ホルダ部材
21a 第1レール部
21b 連結部
21c 第1係合溝(第1係合部)
21d 第2レール部
21e 第2係合溝(第2係合部)
31 フィン部材
31a フィン本体部
31b ベース部
31c 凹部
31e 収容溝
31d 被係合溝(被係合部)
41 サブバーティブラ
41a 切り欠き
51 エンドキャップ
52 センターカバー
61 風抜き穴
DESCRIPTION OF
21d
31
41
Claims (3)
両側面に長手方向に延びる装着溝が設けられた長尺のブレードラバーと、
それぞれ長尺の板状に形成され、対応する前記装着溝に装着される一対のバーティブラと、
それぞれ対応する前記バーティブラに係合する一対の第1係合部を備え、前記バーティブラを介して前記ブレードラバーに装着されるホルダ部材と、
前記ホルダ部材の第2係合部に係合する被係合部を備え、前記ホルダ部材に着脱自在に装着される長尺のフィン部材と、
長尺の板状に形成され、前記ホルダ部材と前記フィン部材との間に装着されるサブバーティブラとを有することを特徴とするワイパブレード。 A wiper blade attached to the tip of the wiper arm to wipe the windshield glass of the vehicle,
A long blade rubber provided with mounting grooves extending in the longitudinal direction on both side surfaces;
A pair of vertebras each formed in a long plate shape and mounted in the corresponding mounting groove;
A pair of first engaging portions that engage with the corresponding vertebra, respectively, and a holder member that is attached to the blade rubber via the vertebra;
An elongated fin member that includes an engaged portion that engages with a second engaging portion of the holder member, and is detachably attached to the holder member;
A wiper blade formed in a long plate shape and having a subvertebra attached between the holder member and the fin member.
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---|---|---|---|---|
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2010
- 2010-04-05 JP JP2010086952A patent/JP2011218853A/en active Pending
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