JP2011218297A - 排ガス浄化用触媒材料 - Google Patents

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【課題】初期性能としての高いOSC能および耐久後の高いOSC能を併せ持つ排ガス浄化用触媒材料およびそのような排ガス浄化用触媒材料の製造方法を提供する。
【解決手段】ジルコニアと、3価のセリウム塩に基づくセリアと4価のセリウム塩に基づくセリアとのセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材であって、3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲である排ガス浄化用触媒材料およびその製造方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、排ガス浄化用触媒材料に関し、さらに詳しくは耐久後にも高い酸素吸放出(以下、OSCということもある。)能を持つ排ガス浄化用触媒材料に関するものである。
本明細書において、高いOSC能を持つとは、従来公知のOSC材に比べて耐久後のOSCが同等以上であることを意味する。
自動車等の内燃機関から排出される排ガス中には、HC、CO及びNOが含まれており、これらの物質は排ガス浄化用触媒によって浄化されてから大気中に放出されている。ここで用いられる排ガス浄化用触媒の代表的なものとしては、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)、ジルコニア(ZrO)、チタニア(TiO)などの多孔質酸化物担体に、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)などの貴金属を胆持した三元触媒が広く用いられている。
この三元触媒は、排ガス中のHC及びCOを酸化して浄化するとともに、NOを還元して浄化するものであり、理論空燃比近傍で燃焼されたストイキ雰囲気の排ガスにおいて最も高い効果が発現される。
しかし、現実の空燃比は、自動車の走行条件によってストイキを中心としてRich(リッチ)側あるいはリーン(Lean)側に変動するため、排ガス雰囲気もリッチ側あるいはリーン側に変動する。そのため、上記構成の三元触媒のみでは必ずしも高い浄化性能が確保されるとは限らない。
特に、近年は、燃費を向上させることが求められ、高温でFC回数を増やすなど、排ガス浄化用触媒にとっては、高温でA/F変動に基く急激な雰囲気変動に晒される機会が増えている。こうした急激な雰囲気変動は、触媒劣化を大幅に促進する。
そこで、排ガス中の酸素濃度の変動を吸収して三元触媒の排ガス浄化能力を高めるために、排ガス中の酸素濃度が高いときには酸素を吸蔵し、排ガス中の酸素濃度が低いときには酸素を放出するOSC能を有する材料であるOSC材が排ガス浄化用触媒において用いられている。
このようなOSC材としては、例えば、セリア(CeO)やセリア複合酸化物、すなわちセリア−ジルコニア(CeO−ZrO)複合酸化物などが知られている。これらのOSC材は、自動車排ガス浄化用触媒にとって、A/F変動を吸収し、触媒が最も有効に作用する雰囲気に保つために必須の構成材料となっているが、安定して排ガスを浄化するために、より大容量の酸素を吸放出し得るOSC材が望まれている。
特許文献1には、セリウム(IV)塩とジルコニウム塩とを用い、それらを水性媒体により溶解せしめて混合塩水溶液とした形態において、それらの塩を同時並行的に加水分解せしめることにより、セリアとジルコニアとの固溶体微粒子を直接合成し、該混合塩水溶液中に生成せしめるセリア−ジルコニア固溶体微粒子の製造方法およびそれにより得られるセリア−ジルコニア固溶体微粒子が記載されている。そして、具体例としてセリウム(IV)塩とジルコニウム塩とを出発原料として用い又はセリウム(III)塩とジルコニウム塩とを出発原料として用いて水溶液中でセリウム(III)塩を酸化剤としてのペルオキソ二硫酸アンモニウムで酸化しセリウム(IV)塩とした後に加熱することにより加水分解してセリア−ジルコニア固溶体微粒子を得た例が示されている。
特許文献2には、セリウム塩とジルコニウム塩と有機物とを含む混合物を加熱、焼成するセリア−ジルコニア固溶体の製造方法およびそれにより得られるセリア−ジルコニア固溶体が記載されている。しかし、セリウム塩の種類については言及されていない。
特許文献3には、塩化セリウムおよびオキシ塩化ジルコニウムを原料としてセリウム(III)およびジルコニウムイオンを含有する酸性水溶液にペルオキソ二硫酸塩を添加してセリウム(III)イオンをセリウム(IV)イオンに酸化し、次いで加熱してセリウム(IV)イオンおよびジルコニウムイオンを硫酸塩として沈殿させ、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離後、洗浄、乾燥、焼成するセリア−ジルコニア系複合酸化物の製造方法およびそれにより得られるセリア−ジルコニア系複合酸化物が記載されている。
特開2001−348223号公報 特開2004−2147号公報 特開2008−150264号公報
しかし、これらの特許文献に記載された酸素吸放出材は、耐久後の酸素吸放出容量が十分でなく、耐久後にも高いOSCを持つ排ガス浄化用触媒材料が求められている。
従って、本発明の目的は、耐久後にも高いOSCを持つ排ガス浄化用触媒材料およびそのような排ガス浄化用触媒材料の製造方法を提供することである。
本発明は、ジルコニアと、3価のセリウム塩に基づくセリアと4価のセリウム塩に基づくセリアとのセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材であって、3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲であることを特徴とする排ガス浄化用触媒材料に関する。
また、本発明は、ジルコニウム塩と、3価のセリウム塩および4価のセリウム塩とを含み前記3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の割合が原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲の割合で含む水溶液とを混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、固形物を焼成する工程を含むセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料の製造方法に関する。
本発明によれば、耐久後にも高いOSC能を持つ排ガス浄化用触媒材料を得ることが可能である。
また、本発明によれば、前記の排ガス浄化用触媒材料を容易に得ることが可能である。
図1は、本発明の実施態様のセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料を製造するための合成フローを示す模式図である。 図2は、従来技術によりセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料を製造するための合成フローを示す模式図である。 図3は、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材の3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との合計量中の4価のセリウム塩の割合(原子%)とOSC能との関係を示すグラフである。
本発明によれば、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材であって、セリアの3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲であること排ガス浄化用触媒材料によって、耐久後のOSCが向上する。
また、本発明によれば、ジルコニウム塩と、3価のセリウム塩および4価のセリウム塩とを含み前記3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の割合が原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲の割合で含む水溶液とを混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、固形物を焼成する工程を含むことによって、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料の耐久後のOSC能を顕著に向上させ得る。
以下、本発明について、図1〜3を参照して説明する。
本発明においては、図1に示すように、ジルコニウム塩と、3価のセリウム塩および4価のセリウム塩とを含み前記両セリウム塩が3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の割合が原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲の割合で含む水溶液とを混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、次いで固形物を焼成する工程を含むことが必要であり、これによってジルコニアと、3価のセリウム塩に基づくセリアと4価のセリウム塩に基づくセリアとのセリア−ジルコニア複合酸化物からなりセリアの3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲である酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料を得ることが可能となる。
これに対して、従来技術においては、図2に示すように、ジルコニウム塩と、4価のセリウム塩とを含む水溶液と混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、次いで固形物を焼成する工程によっては、ジルコニアと、4価のセリウム塩に基づくセリアとのセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料が得られる。
そして、本発明の排ガス浄化用触媒材料は、図3に示すように、セリア−ジルコニア複合酸化物における出発原料中の3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲、特に20%以上で40%以下の範囲であると、耐久後のOSCが向上していることが理解される。
本発明の酸素吸放出材により耐久後のOSCが向上する根拠は、理論的には解明されていないが、本発明による焼成直後のセリア−ジルコニア複合酸化物を分析したところ3価と4価のセリウム塩に基づくセリアが別々に存在していることが確認されることから、理論限界値に近いOSC能を発揮していることによると考えられる。
本発明の方法においては、前記のようにジルコニウム塩と、3価のセリウム塩および4価のセリウム塩と前記割合で水溶液とを混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、次いで固形物を焼成する工程によって、セリア−ジルコニア複合酸化物を得る。
前記のジルコニウム塩としては、特に制限はなく、例えば硝酸ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム、オキシ硫酸ジルコニウム、オキシ酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウムや酢酸ジルコニウムなどの水溶性ジルコニウム塩が挙げられる。
前記の3価のセリウム塩としては、硝酸セリウム(III)、硫酸セリウム(III)などが挙げられる。
前記の4価のセリウム塩としては、硝酸セリウム(IV)、硫酸セリウム(IV)などが挙げられる。また、4価のセリウム塩は、3価のセリウム塩を酸化剤で酸化して4価のセリウム塩としたものであり得る。前記の酸化剤としては公知の酸化剤、例えばペルオキシ二硫酸ナトリウム、ペルオキシ二硫酸カリウムなどを適宜用い得る。
前記の各塩を含む水溶液には、中和するために塩基を加えた水溶液とする。前記中和後の水溶液のpHは7より大であり得る。
また、各塩を含む水溶液には尿素を加え得る。尿素は、例えば、ジルコニウム塩を含む水溶液に加えられ得る。
また、前記のアルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアなどが挙げられ、これらは通常水溶液として用いられ得る。
前記のアルカリを加えて中和して、必要であれば加熱してセリウム−ジルコニウム系水和物スラリーを形成し、固液分離し、得られた固形物であるセリウム−ジルコニウム系水和物から、それ自体公知の方法により、乾燥後、焼成工程によってセリア−ジルコニア複合酸化物である本発明に係る排ガス浄化用触媒材料を得る。
本発明の排ガス浄化用触媒材料から、例えば、基材上に、貴金属が担持されている排ガス浄化用触媒材料と、Rhが担持された担体基材とを含有する触媒層を同一層内に形成することによりを用いて排ガス浄化用触媒を得ることができる。
前記基材としては、セラミックス材料、例えばコージェライトなどやメタル基材、例えばステンレス鋼などが挙げられる。
前記基材の形状はストレートフロー型、フィルター型、その他の形状が挙げられ、形状に限定されることなく本発明の効果を発揮し得る。
前記貴金属としては、Ru、Rh、Pd、Os、IrおよびPtの少なくとも1つ、好適にはPt又はPdが挙げられる。
また、前記の担体基材としては、Al、SiO、TiO、ZrOのうち少なくとも1種、好適にはZrOが挙げられる。
また、触媒層を形成する際にバインダーとしてアルミナバインダーを使用し得る。
前記の貴金属は、通常排ガス浄化用触媒に適用されるものと同じ条件で本発明の排ガス浄化用触媒材料に担持され得る。
前記の貴金属の担持量は、0.1〜1.5g/Lであることが好適である。
前記の排ガス浄化用触媒には、他の機能を有する部材と組み合わせて用いられ得る。
以下、本発明の実施例を比較例とともに示す。
以下の実施例は単に説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
以下の各例において排ガス浄化用触媒材料のOSCを以下に示す耐久試験および以下に示すOSC評価法によって求めた。なお、耐久試験およびOSCは以下に示す方法に限定されず当業者が同等と考える方法によって、同様に測定し得ることは当然である。
1)触媒耐久試験
排ガス浄化用触媒材料を用いたペレットを耐久試験装置に充填し、10%HO+2%CO(残部N)と10%HO+5%O(残部N)を交互に5分間流しながら1000℃で5時間加熱する耐久試験を行った。
2)OSC評価法
耐久試験を施した触媒を入りガス600℃にて2%CO(N:残部)⇔1%O(N:残部)の2分切り替えにて行い、雰囲気変動時のCO排出量から、触媒のOSC、従って排ガス浄化用触媒材料のOSC(g/CeO−mol)を求めた。
実施例1
硝酸ジルコニウム水溶液に尿素を加えることで得られたジルコニウム前駆体水溶液に、セリウムの内、硝酸セリウム(III)水溶液と、硝酸セリウム(IV)水溶液とを硝酸セリウム(IV)と硝酸セリウム(III)とがセリウムの原子比で20:80でありZr0.7Ce0.3O2となるように仕込み、水酸化ナトリウム水溶液にて中和した。
得られた塩基性スラリーを、ろ過、洗浄し、乾燥後、600℃で5時間焼成して、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材(OSC材A)を得た。
得られたOSC材Aについて、硝酸セリウム(III)および硝酸セリウム(IV)に基づくセリア−ジルコニア複合酸化物中のセリアを下記にて測定した。
装置:アルバックファイ製 PHI−5700
X線源:MgSTD、シフト補正:C1s(284.8eV)
手順:3価と4価のCeOの存在について、XPS(X線光電子分光)を用いて確認し、得られたスペクトルのCe3d軌道の内、880eV付近に見られるスペクトルから3価と4価の存在比率を算出した。
また、このOSC材Aに、テトラアンミンPtをOSC材に対して1.0wt%となるように含浸法により担持した。
このPt/OSC材A(ペレット)に耐久を行い、触媒Aを得た。
この触媒AについてOSCを評価した。結果を他の結果とまとめて図3に示す。
実施例2
硝酸セリウム(IV)と硝酸セリウム(III)とのセリウムの原子比を40:60に変えた他は実施例1と同様にして、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材(OSC材B)を得た。
次いで、実施例1と同様にして得られたPt/OSC材B(ペレット)に耐久を行い触媒Bを得た。
この触媒BについてOSCを評価した。
得られた結果を他の結果とまとめて図3に示す。
比較例1〜6
硝酸セリウム(IV)と硝酸セリウム(III)との原子比を100:0(比較例1)、10:90(比較例2)、60:40(比較例3)、80:20(比較例4)、90:10(比較例5)又は0:100(比較例6)に変えた他は実施例1と同様にして、セリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材(OSC材C〜OSC材H)を得た。
次いで、実施例1と同様にして得られたPt/OSC材C〜Pt/OSC材H(ペレット)に耐久を行い触媒C〜Hを得た。
これらの触媒C〜HについてOSCを評価した。
得られた結果を他の結果とまとめて図3に示す。
図3から、セリア−ジルコニア複合酸化物における出発原料中の3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲、特に20%以上で40%以下の範囲であると、耐久後のOSCが0.2g/CeO−mol以上であり、従来の4価セリウム塩に基づくセリア−ジルコニア複合酸化物のOSCが0.18g/CeO−molに比べて向上した。
本発明の排ガス浄化用触媒材料によれば、耐久後に高いOSCを持ち、高い浄化性能を有する排ガス浄化用触媒を得ることを可能とする。

Claims (4)

  1. ジルコニアと、3価のセリウム塩に基づくセリアと4価のセリウム塩に基づくセリアとのセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材であって、3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲であることを特徴とする排ガス浄化用触媒材料。
  2. 3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩合計量中の4価のセリウム塩の原子割合で表わして20%以上で40%以下の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の排ガス浄化用触媒材料。
  3. ジルコニウム塩と、3価のセリウム塩および4価のセリウム塩とを含み前記3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩の合計量中の4価のセリウム塩の割合が原子%で表わして10%より多く90%より少ない範囲の割合で含む水溶液とを混合する工程、アルカリにて中和する工程、セリウム−ジルコニウム系水酸化物スラリーを固液分離する工程、固形物を焼成する工程を含むセリア−ジルコニア複合酸化物からなる酸素吸放出材である排ガス浄化用触媒材料の製造方法。
  4. 3価のセリウム塩と4価のセリウム塩との混合比がセリウム塩合計量中の4価のセリウム塩の原子割合で表わして20%以上で40%以下の範囲であることを特徴とする請求項3に記載の製造方法。
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