JP2011216699A - コンデンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】リード端子の周辺において安全規格に適合する所定寸法の沿面距離を確保することができるコンデンサを提供すること。
【解決手段】略平板状をなす金属ケース2の開口部3からコンデンサ素子14を金属ケース2内に収納するとともに、開口部3を封止する金属封口板4にリード端子5が絶縁部材6を介して固定され、開口部3の縁部と金属封口板4の縁部とが互いに溶接されたコンデンサであって、金属封口板4には、リード端子5に沿って突出された絶縁性を有する突出壁部34が設けられ、突出壁部34とリード端子5との間に、所定寸法Dの隙間部39が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、略平板状をなす金属ケースの開口部からコンデンサ素子を該金属ケース内に収納するとともに、前記開口部を封止する金属封口板にリード端子が絶縁部材を介して固定され、前記開口部の縁部と前記金属封口板の縁部とが互いに溶接されたコンデンサに関する。
近年フラットLCD・LEDTVは、従来のブラウン管方式に対して大幅に薄型化されており、このような機器に使用される電源についても日増しに小型・薄型に追従する要求が強まっている。現在一般に市販されているフラットLCD・LEDTV電源には円筒形のコンデンサが組み込まれており、容量電圧の関係により直径8〜13mm程度のコンデンサが多用されている。この場合、電源のASSYの高さを低くするために基板に穴をあけてコンデンサを装着する等の複雑な加工を余儀なくされており、このような方法では今後予想されるフラットTVの更なる薄型化には対応できなくなる虞がある。
そこで、円筒形のコンデンサに代えて、薄型平板状のコンデンサが検討されているが、このような薄型平板状のコンデンサにおいては、薄型化するほど外装の金属ケースと封口板との封止構造に制限が生じる。つまり、従来の円筒形のコンデンサでは、金属ケースの開口部を封口板で閉塞して、開口部の縁部を加締めることで封止しているが、薄型平板状のコンデンサでは、開口部が略矩形状をなすため、その角部の加締めを行い難く、充分な封止が行えなくなる虞がある。そのため封口板を金属で形成し、この金属封口板の縁部と金属ケースの縁部とを互いにレーザー溶接により封止する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般的にコンデンサの金属ケースまたは封口板には、リード端子が固定されている。このリベット端子(リード端子)は、外装ケース(金属ケース)の端子孔に絶縁性弾性体(絶縁部材)を介して固定されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−168405号公報 実開昭61−20032号公報
一般に用いられている電子部品の安全規格では、電子部品において導電性を有する各部材の間を絶縁体で隔離することなく電気的絶縁を達成するために、各部材間の絶縁体の表面に沿った最短距離、つまり沿面距離を所定寸法以上確保するように定められている。しかしながら、特許文献1のような薄型平板状の金属ケースを用いたコンデンサでは、その薄さゆえに、安全規格に適合する所定寸法の沿面距離を確保することが難しくなるという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、リード端子の周辺において安全規格に適合する所定寸法の沿面距離を確保することができるコンデンサを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のコンデンサは、
略平板状をなす金属ケースの開口部からコンデンサ素子を該金属ケース内に収納するとともに、前記開口部を封止する金属封口板にリード端子が絶縁部材を介して固定され、前記開口部の縁部と前記金属封口板の縁部とが互いに溶接されたコンデンサであって、
前記金属封口板には、前記リード端子に沿って突出された絶縁性を有する突出壁部が設けられ、該突出壁部と前記リード端子との間に、所定寸法の隙間部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、リード端子と金属封口板との間の沿面距離を算定する際に、突出壁部の内面及び外面を沿面距離に含めることができ、リード端子と金属封口板との間に、安全規格に適合する所定距離の沿面距離を確保することができる。
本発明のコンデンサは、
前記隙間部は、前記リード端子の全周に渡って略同一の寸法となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、リード端子の全周のいかなる部位も金属封口板までの沿面距離を確保することができ、小型でコンパクトな突出壁部とすることができる。
本発明のコンデンサは、
前記突出壁部は、前記リード端子の基部の外周形状と略同一形状をなすように形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、リード端子の全周のいかなる部位も金属封口板までの沿面距離を確保することができ、小型でコンパクトな突出壁部とすることができる。
本発明のコンデンサは、
前記突出壁部は、前記絶縁部材と一体的に形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、絶縁部材の金属封口板の取り付けとともに突出壁部を金属封口板に容易に取り付けることができるばかりか、コンデンサを構成する部材の数を減らすことができる。
本発明のコンデンサは、
前記金属封口板には、前記絶縁部材の少なくとも一部が嵌合される嵌合部が形成されることを特徴としている。
この特徴によれば、金属封口板の嵌合部に嵌合された絶縁部材により、この絶縁部材と一体となっている突出壁部がぐらついたり、突出壁部がリード端子を中心として回動したりすることを防止できる。
本発明のコンデンサは、
前記隙間部の所定寸法は、1mm以上となっていることを特徴としている。
この特徴によれば、コンデンサ等の電子部品を対象とする安全規格の多くが、1mm未満の隙間を飛び越えて沿面距離を算定するようになっており、隙間部の所定寸法を1mm以上とすることで、殆どの安全規格において突出壁部の内面を沿面距離の算定に含めることができる。
実施例におけるコンデンサを示す斜視図である。 封口板側から見たコンデンサを示す正面図である。 コンデンサの内部構造を示す断面図である。 コンデンサの内部構造を示す図3におけるA−A拡大断面図である。 コンデンサの内部構造を示す拡大断面図である。 変形例におけるコンデンサを示す斜視図である。
本発明に係るコンデンサを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係るコンデンサにつき、図1から図6を参照して説明する。図1の符号1は、本発明の適用された電解コンデンサである。この電解コンデンサ1は、略平板状をなす薄い箱型の金属ケース2を有し、金属ケース2の一面に開口部3が形成され、この開口部3を金属封口板4が閉塞している。尚、金属ケース2及び金属封口板4はアルミニウム等の金属材料で形成されている。
図1に示すように、金属ケース2の開口部3の縁部と金属封口板4の縁部とは、金属ケース2の全周に渡ってレーザー照射されてレーザー溶接されることで封止されている。そして、金属封口板4には、陽極及び陰極の2本のリード端子5が絶縁部材6を介して固定されている。尚、リード端子5は、アルミニウム部材7と金属線8とからなり、これらアルミニウム部材7と金属線8とが接続されることで製作される。
図2に示すように、金属封口板4には、金属ケース2内の電解液の急激なガス化や急激な化学反応によるガス化した際に破壊されて金属ケース2内のガスを外部に逃がすための破壊弁9が形成されている。また、金属封口板4には、コンデンサ1の製造時に金属ケース2内に電解液を注入する注液孔10が形成されている。この注液孔10は封止ピン11によって閉塞されている。そして、注液孔10の縁部と封止ピン11の縁部とは、全周に渡ってレーザー照射されてレーザー溶接されることで封止されている。(図3参照)。
また、リード端子5のアルミニウム部材7と、このアルミニウム部材7を囲繞する絶縁部材6は、正面視で略正方形状をなしている。絶縁部材6の上下幅寸法は、金属封口板4の上下幅寸法と略同一をなしており、金属封口板4及び金属ケース2の上下幅内に収まるようになっている。
次にコンデンサ1の内部構造を詳述する。図3に示すように、アルミニウムで形成された複数枚の陽極及び陰極の電極箔12をセパレータ13を介して巻回したコンデンサ素子14が金属ケース2に収納されている。コンデンサ素子14は金属ケース2の内部寸法と略同一寸法をなす略矩形状をなし、コンデンサ素子14からは金属封口板4に向かって陽極及び陰極のそれぞれの電極箔12から延設されたタブ15が突出されている。
また、リード端子5を構成するアルミニウム部材7の一端は、絶縁部材6に囲繞された状態で、金属封口板4に貫通された貫通孔16に挿設される。金属封口板4の裏面側には、絶縁性のスペーサ部材17と内部端子18とが設けられ、アルミニウム部材7の一端は、これらスペーサ部材17及び内部端子18に貫通された貫通孔19,20に挿設される。
そして、アルミニウム部材7の一端が潰され、さらにアルミニウム部材7と内部端子18をレーザー溶接することでリード端子5が金属封口板4に固定されるとともに、スペーサ部材17及び内部端子18も金属封口板4に固定される。すなわちアルミニウム部材7は、リード端子5、金属封口板4、スペーサ部材17、内部端子18を束ねて固定するリベット手段となっている。なお、このレーザー溶接を用いることで、アルミニウム部材7と内部端子18との接続強度が高まり、また電気接触抵抗を低減させることができる。
図4に示すように、リード端子5を構成する金属線8は略円柱形状をなす棒部材となっている。この金属線8の表面には、金属めっき層としての錫90%以上からなる錫めっき層、銀90%以上からなる銀めっき層または金90%以上からなる金めっき層が形成されている。また、アルミニウム部材7には、金属封口板4の貫通孔16に挿通される略円筒形状をなす挿通部22と、金属線8が挿設される穴部23が形成された略立方体形状をなす保持部24と、が形成されている。
図3に示すように、内部端子18は冷間圧接により電極箔12のタブ15に接続される。尚、表面に酸化皮膜層が形成された陽極側の電極箔12のタブ15は別途取り付けられたアルミタブ15’を介して内部端子18に接続される。更に、リード端子5と金属封口板4とコンデンサ素子14とが一体的に接続された状態で、コンデンサ素子14は金属ケース2の開口部3から内部に挿入される。
そして、金属封口板4により金属ケース2の開口部3が封止された状態で、注液孔10から電解液が注入されてコンデンサ素子14が電解液に含浸され、その後、注液孔10が封止ピン11によって閉塞されるようになっている。
次にスペーサ部材17について詳述する。このスペーサ部材17は、コンデンサ素子14を金属ケース2の開口部3から内部に挿入する際に、コンデンサ素子14を押圧するために用いられる。スペーサ部材17は、略矩形状をなす3つの押圧部27を有し、この押圧部27は互いにフレーム部28を介して一体的に連結されている。尚、スペーサ部材17は、弾性及び絶縁性を有する合成樹脂等の材料を一体成型することにより製作されている。
図3において中央の押圧部27は、陽極側及び陰極側のリード端子5と電極箔12のタブ15との接続部の間に配置されており、押圧部27が陽極側及び陰極側のリード端子5の接続部同士の接触を防止して短絡が生じないようになる。また、各リード端子5の接続部の両側に押圧部27が配置されるようになっている。更に、図3において左右の押圧部27は、リード端子5または電極箔12のタブ15が金属ケース2に接触されることを防止している。
また、スペーサ部材17の押圧部27は、弾性を生じさせる形状に成形されている。つまり押圧部27には、肉抜きがされた肉抜部29が設けられ、押圧部27が弾力性を有するようになっている。尚、この肉抜部29が形成されることで、スペーサ部材17の軽量化も図れるばかりか、金属ケース2内に注入される電解液の注入量を増加させることができる。
図4に示すように、スペーサ部材17のフレーム部28は、金属封口板4に接触する板部30と、この板部30から延設される延設片31が形成されている。この延設片31は、フレーム部28の長手方向に沿って設けられており(図3参照)、延設片31が内部端子18の一部を覆うように配置される。
フレーム部28の板部30によって、内部端子18と金属封口板4との接触が防止されて絶縁性が確保されるとともに、フレーム部28の延設片31によって、内部端子18及び電極箔12のタブ15と金属ケース2との接触が防止され、絶縁性が確保されるようになっている。
更に、コンデンサ素子14のタブ15、アルミタブ15’及びスペーサ部材17を全体的に囲繞する絶縁シート32が巻きつけられている。この絶縁シート32の裏面には接着剤が塗布されており、絶縁シート32がコンデンサ素子14の金属封口板4側の一端に接着されるとともに、絶縁シート32の端縁がスペーサ部材17の延設片31に接着される。なお、この絶縁シート32は、コンデンサ素子全体を囲繞してもよい。
尚、スペーサ部材17によって内部端子18の一部が覆われるため、内部端子18及び電極箔12のタブ15が若干ぐらついても、内部端子18及び電極箔12のタブ15が絶縁シート32に接触されないようになり、絶縁シート32の破損等を防止できる。
次にリード端子5及び絶縁部材6について詳述する。図4及び図5に示すように、絶縁部材6には、金属封口板4の貫通孔16に挿通される挿通部33と、この挿通部33から外方側にアルミニウム部材7の保持部24に沿って突出された突出壁部34と、が一体的に形成されている。
尚、絶縁部材6は、弾性及び絶縁性を有する合成樹脂等の材料を用いて製作されている。更に尚、アルミニウム部材7の挿通部22は、絶縁部材の挿通部33に形成された貫通孔35に挿通された状態で、金属封口板4の貫通孔16に挿通されるようになっている。
また、金属封口板4の貫通孔16の周縁には、正面視で略正方形状をなす本発明における嵌合部としての嵌合凹部36が形成されている(図2参照)。更に、絶縁部材6には、金属封口板4の嵌合凹部36に嵌合される嵌合凸部37が形成されている。尚、絶縁部材6の貫通孔35の周縁には、アルミニウム部材7の保持部24の一部が嵌合される嵌合凹部38が形成されている。
また、絶縁部材6の突出壁部34がアルミニウム部材7の保持部24を囲繞しており、突出壁部34の形状と保持部24の外周形状とは略同一形状をなしている。更に、突出壁部34と保持部24との間には、所定寸法Dの隙間部39が形成されている。この隙間部39は、保持部24の全周に渡って略同一の寸法となっており、その所定寸法Dは、1mm以上となるように形成されている。尚、金属封口板4からの突出壁部34の突出長は、保持部24の突出長を略同一寸法になっている。
図4及び図5に示すように、リード端子5から金属封口板4までの沿面距離C、すなわちアルミニウム部材7の保持部24から金属封口板4までの沿面距離Cは、保持部24から突出壁部34までの距離と、突出壁部34の内面寸法及び外面寸法と、を含めた距離Cとなる。そのため、薄型及び小型のコンデンサ1を製作した場合であっても、所定の安全規格に適合した沿面距離Cを確保できるようになっている。
図6は、変形例としての絶縁部材60である。この絶縁部材60には、突出壁部61の一部が金属線8に沿って延設された延設部62が設けられている。この延設部62は、正面視で略正方形状をなす突出壁部61の一辺から一体的に延設されている。延設部62の先端部には、保持凹部63が切り欠かれて形成されており、金属線8が略L字状に屈曲された状態で、この保持凹部63に保持されるようになっている。このように絶縁部材60の突出壁部61をリード端子5の補強部材として利用することができる。
以上、本実施例におけるコンデンサでは、略平板状をなす金属ケース2の開口部3からコンデンサ素子14を金属ケース2内に収納するとともに、開口部3を封止する金属封口板4にリード端子5が絶縁部材6を介して固定され、開口部3の縁部と金属封口板4の縁部とが互いに溶接されたコンデンサ1であって、金属封口板4には、リード端子5に沿って突出された絶縁性を有する突出壁部34が設けられ、突出壁部34とリード端子5との間に、所定寸法Dの隙間部39が形成されることで、リード端子5と金属封口板4との間の沿面距離Cを算定する際に、突出壁部34の内面及び外面を沿面距離Cに含めることができ、リード端子5と金属封口板4との間に、安全規格に適合する所定距離の沿面距離Cを確保することができる。
また、隙間部39は、リード端子5の全周に渡って略同一の寸法Dとなっていることで、リード端子5の全周のいかなる部位も金属封口板4までの沿面距離Cを確保することができ、小型でコンパクトな突出壁部34とすることができる。
また、突出壁部34は、リード端子5の保持部24(基部)の外周形状と略同一形状をなすように形成されることで、リード端子5の全周のいかなる部位も金属封口板4までの沿面距離Cを確保することができ、小型でコンパクトな突出壁部34とすることができる。
また、突出壁部34は、絶縁部材6と一体的に形成されることで、絶縁部材6の金属封口板4の取り付けとともに突出壁部34を金属封口板4に容易に取り付けることができるばかりか、コンデンサ1を構成する部材の数を減らすことができる。
また、金属封口板4には、絶縁部材6の少なくとも一部が嵌合される嵌合凹部36が形成されることで、金属封口板4の嵌合凹部36に嵌合された絶縁部材6により、この絶縁部材6と一体となっている突出壁部34がぐらついたり、突出壁部34がリード端子5を中心として回動したりすることを防止できる。
また、隙間部の所定寸法Dは、1mm以上となっていることで、コンデンサ等の電子部品を対象とする安全規格の多くが(例えば、JIS C1010、IEC/EN60950、61010、60601など)、1mm未満の隙間を飛び越えて沿面距離Cを算定するようになっており、隙間部39の所定寸法Dを1mm以上とすることで、殆どの安全規格において突出壁部34の内面を沿面距離Cの算定に含めることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、コンデンサとして電解コンデンサ例示しているが、本発明が適用されるコンデンサはこれに限らず、電気2重層コンデンサ、電気化学キャパシタなどの各種コンデンサ、キャパシタに適用できる。
また、前記実施例では、絶縁部材6の突出壁部34がアルミニウム部材7の保持部24の形状に合わせて正面視で略正方形状をなしていたが、突出壁部34及び保持部24は、正面視で略円形状やその他の形状をなしていてもよい。また、突出壁部34の形状を保持部24の形状に合わせることなく、保持部24を正面視で略正方形状とし、突出壁部34を正面視で略円形状とすることができ、また保持部24を正面視で略円形状とし、突出壁部34を正面視で略正方形状とすることもできる。
また、前記実施例では、破壊弁9を金属封口板4に形成しているが、これに限らず、破壊弁9を金属ケース2に設けることもできる。特には、幅が狭い金属ケース2の側面部や底面部が好ましい。
また、前記実施例では、アルミニウム部材7の穴部23の縁部と金属線8とをレーザー溶接することで、金属線8とアルミニウム部材7とがレーザー溶接により接続され、互いの間の電気接触抵抗を低減させているが、これに限らず、レーザー溶接を行わなくても良い。
1 コンデンサ
2 金属ケース
3 開口部
4 金属封口板
5 リード端子
6 絶縁部材
7 アルミニウム部材
8 金属線
9 破壊弁
10 注液孔
11 封止ピン
12 電極箔
13 セパレータ
14 コンデンサ素子
15 タブ
15’ アルミタブ
16 貫通孔
17 スペーサ部材
18 内部端子
19,20 貫通孔
22 挿通部
23 穴部
24 保持部
27 押圧部(押圧部材)
28 フレーム部
29 肉抜部
30 板部
31 延設片
32 絶縁シート
33 挿通部
34 突出壁部
35 貫通孔
36 嵌合凹部
37 嵌合凸部
38 嵌合凹部
39 隙間部
60 絶縁部材
61 突出壁部
62 延設部
63 保持凹部

Claims (6)

  1. 略平板状をなす金属ケースの開口部からコンデンサ素子を該金属ケース内に収納するとともに、前記開口部を封止する金属封口板にリード端子が絶縁部材を介して固定され、前記開口部の縁部と前記金属封口板の縁部とが互いに溶接されたコンデンサであって、
    前記金属封口板には、前記リード端子に沿って突出された絶縁性を有する突出壁部が設けられ、該突出壁部と前記リード端子との間に、所定寸法の隙間部が形成されることを特徴とするコンデンサ。
  2. 前記隙間部は、前記リード端子の全周に渡って略同一の寸法となっていることを特徴とする請求項1に記載のコンデンサ。
  3. 前記突出壁部は、前記リード端子の基部の外周形状と略同一形状をなすように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のコンデンサ。
  4. 前記突出壁部は、前記絶縁部材と一体的に形成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のコンデンサ。
  5. 前記金属封口板には、前記絶縁部材の少なくとも一部が嵌合される嵌合部が形成されることを特徴とする請求項4に記載のコンデンサ。
  6. 前記隙間部の所定寸法は、1mm以上となっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のコンデンサ。
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