JP2011211568A - 動画記録装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 記録先に指定されている記録媒体装着部に装着された記録媒体において有効な記録方式と、動画記録装置での記録方式が異なっていた場合にも、簡単に動画像データの記録が行える動画記録装置を提供する。
【解決手段】 記録媒体を装着するための複数の装着部(11,13)と、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段(10)と、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段(10)と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段(S406)と
を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 記録媒体を装着するための複数の装着部(11,13)と、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段(10)と、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段(10)と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段(S406)と
を有することを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は動画記録装置及びその制御方法に関し、特に、有効な記録方式が定義された記録媒体に動画像データを記録する技術に関するものである。
現在用いられているテレビジョン放送方式は、日本や北米等において用いられているNTSC方式と、中国や西欧等において用いられているPAL方式と、東欧等において用いられているSECAM方式とに大別される。NTSC方式とPAL方式など、複数の放送方式の動画像データが混在して記録されたメディアから動画像データを再生する場合には、再生する動画像データの放送方式に合わせて動画再生装置の放送方式設定を切替える必要がある。動画再生装置の放送方式を切替えるには、一度動画記録装置のリセットを行い立ち上げ直す必要があるために時間がかかる。
あるいは、リセットを行うことなくシームレスに再生するために、動画再生装置の放送方式設定に合わせて放送方式を変換して再生することが考えられる。放送方式を変換する方法として、特許文献1には、NTSC方式とPAL方式とを相互に変換する画像変換方法が開示されている。しかし、放送方式を変換することは本来の放送方式での再生とは異なるためにタイムコードが不連続になってしまったり、画質が劣化してしまう恐れがある。
再生時に上述のようなリセットや放送方式の変換を行う必要性を減らす方法として、特許文献2では、1つの記録媒体に種々な放送方式の記録コンテンツが混在しないように記録することが提案されている。特許文献2では、記録媒体毎に記録する有効な放送方式を定義し、記録装置は記録媒体に定義された放送方式に合致しない放送方式では記録しないように制御している。
また、特許文献3には、撮像装置に撮像装置に記録媒体が装着された際、記録媒体の記録方式が現在の撮像装置の記録方式の設定と異なっていたら警告をする、あるいは初期化を促すことが開示されている。
複数の記録媒体を装着可能な動画記録装置では、動画像データの記録先としてユーザあるいは初期設定によって設定された1つの記録媒体スロットに装着された記録媒体に対して記録を行う。しかしながら、記録先としての記録媒体スロットに装着された記録媒体において有効な記録方式が、動画記録装置での現在の記録方式と一致しない場合、そのスロットの記録媒体には記録できない。そのため、ユーザは別のスロットを記録先に設定し直す操作を行ってから記録を行う必要があり、手間がかかっていた。
本発明では、上記課題を鑑み、記録先に指定されている記録媒体装着部に装着された記録媒体において有効な記録方式と、動画記録装置での記録方式が異なっていた場合にも、簡単に動画像データの記録が行える動画記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の動画記録装置は、
記録媒体を装着するための複数の装着部と、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段と、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段と
を有することを特徴とする。
記録媒体を装着するための複数の装着部と、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段と、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段と
を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録先に指定されている記録媒体装着部に装着された記録媒体において有効な記録方式と、動画記録装置での記録方式が異なっていた場合にも、ユーザに手間をかけることなく簡単に動画像データの記録が行える。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
<ハードウェア構成>
図1に、本発明を適用可能な動画記録装置の構成の一例を示す。図1に示されるように、動画記録装置は、撮像装置であるデジタルビデオカメラ100(カムコーダ)を用いて構成可能なものである。
図1に、本発明を適用可能な動画記録装置の構成の一例を示す。図1に示されるように、動画記録装置は、撮像装置であるデジタルビデオカメラ100(カムコーダ)を用いて構成可能なものである。
図1において、内部バス24に対して以下の各構成部分が接続される。制御部10、記録媒体I/F1(11)、記録媒体検出部1(13)、記録媒体I/F2(12)、記録媒体検出部2(14)、不揮発性メモリ17、RAM18、画像処理部19、撮像部20、表示部21、操作部22、通信I/F23。内部バス24に接続される各構成部は、内部バス24を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
制御部10は、デジタルビデオカメラ100のシステム全般を制御するシステム制御部である。制御部10は不揮発性メモリ17に記録されたプログラムをRAM18に展開して実行することで、各構成部を制御し、後述のフローチャートを実行する。不揮発性メモリ17は、不揮発性の記録媒体であり、制御部10が実行するプログラムや、後述する放送方式の設定値などの各種設定値を記憶している。また、不揮発性メモリ17は、どの着脱可能記録媒体I/F(装着部)がカレントスロット(記録または再生の対象となるインタフェース)に設定されているかをバックアップしておくためのメモリとしても用いられる。なお、カレントスロットのことを対象装着部とも称するものとする。制御部10は、電源がONにされると不揮発性メモリ17よりバックアップ情報を読み出し、カレントスロットの設定を行う。また、制御部10は電源がOFFにされるとカレントスロットの設定情報を不揮発性メモリ17にバックアップとして書き込む。RAM18は制御部10のワークメモリとして用いられる揮発性の記録媒体である。また、RAM18は撮像部20で記録された画像データや着脱可能記録媒体1または2から読み出した画像データを、画像処理部19による画像処理を施すためや、表示部21で表示するために一時格納するVRAMとしても用いられる。
デジタルビデオカメラ100には、画像データを記録するための記録媒体を2つ装着できる。そのため、記録媒体I/F1(11)と記録媒体I/F2(12)の2つのインターフェース(装着部)を有する。各インターフェースはメモリーカード等の着脱可能な記録媒体を挿入可能なスロットになっている。記録媒体I/F1(11)と記録媒体I/F2(12)に対する記録媒体の装着状態はそれぞれ記録媒体検出部1(13)と記録媒体検出部2(14)によって装着あるいは抜かれたことが検出可能である。制御部10は記録媒体検出部1(13)または記録媒体検出部2(14)により着脱可能な記録媒体が装着されたことを検出すると、装着された記録媒体に記録されている管理情報ファイルを読み出し、記録可能な動画像データの放送方式を判定する。すなわち、有効な放送方式ががNTSC方式となっているかPAL方式となっているかを判定する。そして、放送方式の判定結果に基づき、制御部10は記録または再生の対象となるインタフェース(以下カレントスロットと呼ぶ)および対象とならないインタフェース(以下セカンダリスロットと呼ぶ)を決定して設定する。なお、ユーザの操作に基づいてカレントスロットとセカンダリスロットを切り替えることも可能である。図1においては、記録媒体I/F1(11)に着脱可能記録媒体1(15)が、記録媒体I/F2(12)に着脱可能記録媒体2(16)が装着されている例を図示している。図示のように複数の着脱可能記録媒体が装着されている場合は、一方の着脱可能記録媒体に動画像データの記録を行っていて記録可能な容量が無くなった場合に、他方の着脱可能記録媒体にリレーして動画像データの記録を継続することが可能である。
画像処理部19は、撮像部20で撮像された画像データに、所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部19では撮像された画像データを用いて所定の演算処理が行われ、制御部10は得られた演算結果に基づいて撮像部20による撮像に関する各種制御(露光制御、オートホワイトバランス制御等)を行う。また、撮像された画像データを圧縮する処理や、読み出した画像データに対するデコード(圧縮されている場合は解凍処理も含む)処理や色変換処理、リサイズ処理等を行う。
撮像部20は、撮影レンズ(ズームレンズとフォーカスレンズを含む)と撮像素子を有し、制御部10の制御に基づき被写体を撮像し、静止画像データや動画像データといった画像データを得る。
表示部21は、制御部10の制御に基づき、各種設定状態や、撮像部20で撮像されている画像、着脱可能記録媒体1または2などから読み出して再生した画像等を表示するためのディスプレイである。覗き込み形のファインダー内のディスプレイや、バリアングルの液晶モニタ等として構成される。
操作部22はデジタルビデオカメラ100に電源を供給する指示を行うための電源スイッチや、撮影開始ボタン、カメラモード(撮影モード)や再生モードに切り替え可能なモード切替ボタン等を含む、ユーザからの操作を受け付ける操作部である。
通信I/F23は、制御部10の制御に基づき、LANやインターネットといったネットワークや、外部カメラやテレビ受像機、パーソナルコンピュータといった外部機器とのデータの送受信を、有線ケーブルを介して、あるいは無線通信により行う。送受信可能なデータにはデジタル画像データやアナログ映像信号を含む。
映像入出力部25は、テレビ受像機などの外部モニタやビデオデッキなどの外部機器に映像信号を出力したり、外部機器から映像信号を入力するための入出力部である。
<放送方式切り替え処理>
デジタルビデオカメラ100は、撮像して記録する動画像データの放送方式として、NTSCかPALかのいずれか一方を設定する。現在のどちらに設定されているかは不揮発性メモリ17およびRAM18に記録される。設定操作は、動画の記録中でない状態(カメラモード時の記録待機中や再生モード時)に、メニュー画面を表示した状態で操作部22を用いて行う。設定を切り替える操作が行われると、放送方式を切り換えるための切り替え処理(記録方式設定処理)が行われる。切り換え処理では以下の処理が行われる。まず、切り換え後の放送方式を現在の設定として不揮発性メモリ17に記録する。そしてデジタルビデオカメラ100の電源を一度オフにし、再起動する(リセット処理)。再起動した際、不揮発性メモリから現在設定されている放送方式をRAM18に読み出し、読み出した放送方式に従って、ユーザ選択によって設定されているフレームレートを設定する。ここで設定されるフレームレートは、読み出した放送方式がNTSCであれば60p/60i/30p/24pのいずれか、PALであれば50p/50i/25pのいずかである。また、読み出した放送方式に従って、NTSCであれば動画撮影時のシャッタースピードを1/60(s)に、PALであれば1/50(s)に設定する。さらに、読み出した放送方式に従って制御部10の動作クロック周波数を設定する。このような切り替え処理には、数秒程度の時間を要するため、記録する放送方式の切り替えを行うと、ユーザは次の撮影まで数秒待つ必要がある。なお、本実施の形態ではデジタルビデオカメラ100に設定可能な放送方式をNTSCかPALとした例を説明するが、もちろんSECAMなどの他の放送方式を設定可能としても良い。
デジタルビデオカメラ100は、撮像して記録する動画像データの放送方式として、NTSCかPALかのいずれか一方を設定する。現在のどちらに設定されているかは不揮発性メモリ17およびRAM18に記録される。設定操作は、動画の記録中でない状態(カメラモード時の記録待機中や再生モード時)に、メニュー画面を表示した状態で操作部22を用いて行う。設定を切り替える操作が行われると、放送方式を切り換えるための切り替え処理(記録方式設定処理)が行われる。切り換え処理では以下の処理が行われる。まず、切り換え後の放送方式を現在の設定として不揮発性メモリ17に記録する。そしてデジタルビデオカメラ100の電源を一度オフにし、再起動する(リセット処理)。再起動した際、不揮発性メモリから現在設定されている放送方式をRAM18に読み出し、読み出した放送方式に従って、ユーザ選択によって設定されているフレームレートを設定する。ここで設定されるフレームレートは、読み出した放送方式がNTSCであれば60p/60i/30p/24pのいずれか、PALであれば50p/50i/25pのいずかである。また、読み出した放送方式に従って、NTSCであれば動画撮影時のシャッタースピードを1/60(s)に、PALであれば1/50(s)に設定する。さらに、読み出した放送方式に従って制御部10の動作クロック周波数を設定する。このような切り替え処理には、数秒程度の時間を要するため、記録する放送方式の切り替えを行うと、ユーザは次の撮影まで数秒待つ必要がある。なお、本実施の形態ではデジタルビデオカメラ100に設定可能な放送方式をNTSCかPALとした例を説明するが、もちろんSECAMなどの他の放送方式を設定可能としても良い。
<着脱可能記録媒体の初期化処理>
デジタルビデオカメラ100は、操作部22の操作によって呼び出された設定メニューにおいて、記録媒体I/F1(11)あるいは記録媒体I/F2(12)に装着された着脱可能記録媒体を初期化(フォーマット)することができる。フォーマットを行うと、着脱可能記録媒体もしくはそのパーティションをデジタルビデオカメラ100が採用しているファイルシステムで使用できるように初期化され、記録されていた画像はすべて消去される。そして、制御部10の制御に基づいて、デジタルビデオカメラ100で現在設定されている放送方式に合わせた当該着脱可能記録媒体に関する管理情報ファイルを生成し、当該着脱可能記録媒体に記録する。この管理情報ファイルには、当該着脱可能記録媒体に記録可能な動画像データの放送方式(有効な放送方式)が記録されている。着脱可能記録媒体に対するデータの記録や再生の際には、制御部10は、この管理情報ファイルを参照することで、着脱可能記録媒体に記録可能な動画像データの放送方式を判別し、記録可能でない放送方式の動画像データは記録しないように制御する。このように、記録媒体毎に記録可能な動画像データの放送方式(有効な放送方式)を定義しておくことで、同一の記録媒体に異なる放送方式の動画像データが混在することを防ぐことができる。
デジタルビデオカメラ100は、操作部22の操作によって呼び出された設定メニューにおいて、記録媒体I/F1(11)あるいは記録媒体I/F2(12)に装着された着脱可能記録媒体を初期化(フォーマット)することができる。フォーマットを行うと、着脱可能記録媒体もしくはそのパーティションをデジタルビデオカメラ100が採用しているファイルシステムで使用できるように初期化され、記録されていた画像はすべて消去される。そして、制御部10の制御に基づいて、デジタルビデオカメラ100で現在設定されている放送方式に合わせた当該着脱可能記録媒体に関する管理情報ファイルを生成し、当該着脱可能記録媒体に記録する。この管理情報ファイルには、当該着脱可能記録媒体に記録可能な動画像データの放送方式(有効な放送方式)が記録されている。着脱可能記録媒体に対するデータの記録や再生の際には、制御部10は、この管理情報ファイルを参照することで、着脱可能記録媒体に記録可能な動画像データの放送方式を判別し、記録可能でない放送方式の動画像データは記録しないように制御する。このように、記録媒体毎に記録可能な動画像データの放送方式(有効な放送方式)を定義しておくことで、同一の記録媒体に異なる放送方式の動画像データが混在することを防ぐことができる。
デジタルビデオカメラ100は電源をONとする操作が行われると起動して起動時処理を行う。また、デジタルビデオカメラ100は起動した状態でカメラモードに切り替えられるか、あるいはカメラモードで起動すると記録待機中処理を行う。記録待機中に記録開始の指示を受け付けると記録中処理を行う。以下、図2〜5を用いて記録待機中に関する処理を、図7を用いて起動時の処理を、図8を用いて記録中の処理を説明する。
<記録待機中の着脱可能記録媒体に関する処理>
図2〜図5に本実施形態におけるデジタルカメラ100の記録待機中の処理のフローチャートを示す。図2〜図5のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。起動した状態でユーザの操作部22に対する操作によってカメラモードに切り替えられるか、カメラモードで起動されて起動時処理(図7で後述)を終えてジタルビデオカメラ100が記録待機状態となると図2の記録待機中処理を開始する。記録待機状態とは、着脱可能記録媒体1または2に対する画像データの記録を行うことなく撮像部20による撮像を行うか、撮像を行う準備を行っている状態である。撮像部20による撮像を行う場合は、表示部21に撮像された画像をリアルタイムで表示するスルー表示を行い、EVFとして用いる。図2の処理は、このような撮像部20による撮像処理や撮像を行う準備処理、スルー表示処理と並行して行われる。
図2〜図5に本実施形態におけるデジタルカメラ100の記録待機中の処理のフローチャートを示す。図2〜図5のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。起動した状態でユーザの操作部22に対する操作によってカメラモードに切り替えられるか、カメラモードで起動されて起動時処理(図7で後述)を終えてジタルビデオカメラ100が記録待機状態となると図2の記録待機中処理を開始する。記録待機状態とは、着脱可能記録媒体1または2に対する画像データの記録を行うことなく撮像部20による撮像を行うか、撮像を行う準備を行っている状態である。撮像部20による撮像を行う場合は、表示部21に撮像された画像をリアルタイムで表示するスルー表示を行い、EVFとして用いる。図2の処理は、このような撮像部20による撮像処理や撮像を行う準備処理、スルー表示処理と並行して行われる。
図2は、記録待機中処理の全体的な処理手順を示したフローチャートである。記録待機中処理を開始するとまず、制御部10は、S201で、現在カレントスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されているか否かを判定する。装着されていないと判定するとS202に進み、装着されていると判定するとS203へ進む。S202では、記録媒体無し時処理を行う。この処理の詳細は図3を用いて後述する。S203では、記録媒体有り時処理を行う。この処理の詳細は図4を用いて後述する。続いてS204では、記録待機が終了したか否かを判定する。記録待機が終了したと判定されるのは例えば以下の場合である。操作部22に含まれる電源スイッチによって電源をOFFとする操作がされた場合、操作部22に含まれる撮影開始ボタンによって動画像データの記録開始が指示された場合。操作部22に含まれるモード切替ボタンによって再生モード等の他のモードに切り替えられる場合、電池の消耗により電源がOFFとなる場合、所定時間以上何の操作もされなかったためオートパワーオフ機能で電源がOFFとなる場合。記録待機が終了していないと判定するとS201に戻り処理を繰り返し、記録待機が終了したと判定すると記録待機中処理を終了する。
図3は、図2のS202における記録媒体無し時処理の詳細を示すフローチャートである。S301で、制御部10は、現在カレントスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されたか否かを判定する。装着されたと判定するとS302に進み、装着されていないと判定すると記録媒体無し時処理を終了し、図2のS204へ進む。
S302では、デジタルビデオカメラ100(以下、本体とも称する)に現在設定されている放送方式と、カレントスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。本体に現在設定されている放送方式がなんであるかは、RAM18あるいは不揮発性メモリ17に記録されている現在の設定値を参照する。また、着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式は、判定対象の着脱可能記録媒体に記録された管理情報ファイルを読み込み、管理情報ファイルに記録されている放送方式を参照することで判別する。そして両者を比較し、一致しているか否かを判定する。一致していると判定した場合は記録無し時処理を終了し、図2のS204へ進む。一方、一致していないと判定した場合はS303へ進み、表示部21への初期化ガイドの表示を開始する(ガイダンス表示)。初期化ガイドの表示は一定時間(数秒程度)で終了させる。初期化ガイドの表示を開始すると、記録媒体無し時処理を終了し、図2のS204へ進む。
図6に図3のS303における初期化ガイドの表示例を示す。表示部21の表示画面601の中に、一致していないと判定された着脱可能記録媒体の管理情報ファイルで定義されている記録可能な放送方式と、当該着脱可能記録媒体の初期化処理を促すガイダンスとしてガイド602を表示する。また、現在本体に設定されている放送方式603や、その他の情報としてのタイムコードや着脱可能記録媒体に記録可能な残り記録可能時間等を表示する。図6は、現在本体に設定されている放送方式がNTSCであるが、装着されている着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式がPALであった場合の初期化ガイドの表示例である。現在本体に設定されている放送方式(NTSC)と、着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式(PAL)とが一致していないため、着脱可能記録媒体を初期化処理し、記録可能な放送方式を現在本体に設定されている方式(NTSC)に合わせることを促している。なお、図3の例ではガイド602で着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式がPALであることを表示しているが、現在本体に設定されている放送方式と着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式が不一致である旨を表示してもよい。また、表示画面601にスルー画像が表示されていた場合はガイド602はスルー画像に重畳して表示することが可能である。本体に設定されている放送方式と着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが異なる場合、このままでは装着された着脱可能記録媒体に動画像データを追記することができず、追記するためには装着された着脱可能記録媒体を初期化する必要がある。しかしながら、初期化を行うと記録されているデータを消去してしまうため、着脱可能記録媒体に消去したくないデータが記録されていた場合はユーザにとって不利益となってしまう。よってS303では自動的に初期化は行わず、初期化を促すメッセージを表示することに留めている。なお、ガイド602とともに当該着脱可能記録媒体の初期化を直ちに行うか否かを問う選択肢を表示し、操作部22の操作によってユーザが初期化を直ちに行う選択肢を選択した場合には、直ちに初期化処理を行ってもよい。更に、ガイド602とともに警告音を出力したり、LED警告ランプを発光させたりしてもよい。
図4は、図2のS203における記録媒体有り時処理の詳細を示すフローチャートである。S401で、制御部10は、現在カレントスロットに設定されている方の記録媒体I/Fから、着脱可能記録媒体が抜かれたか否かを判定する。抜かれたと判定するとS402に進み、抜かれていないと判定するとS403に進む。
S402では、記録媒体抜き時処理を行う。記録媒体抜き時処理については、図5を用いて後述する。
S403では、本体に現在設定されている放送方式と、カレントスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この処理は、前述したS302による判定を行ってから着脱可能記録媒体の抜き差し(着脱)や初期化処理、本体の放送方式の設定変更が行われていない場合には、RAM18に保持したS302での判定結果をそのまま流用する。流用できない場合はS302で前述した方法と同様の処理によって判定する。一致していないと判定した場合はS404へ進み、一致していないと判定した場合はS408へ進む。
S404では、現在セカンダリスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されたか否かを判定する。装着されたと判定した場合はS405に進み、装着されていないと判定した場合は記録媒体有り時処理を終了して図2のS204へ進む。
S405では、本体に現在設定されている放送方式と、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この判定は、判定対象をセカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体としてS302で説明した処理と同様の処理をすることによって行われる。一致していると判定した場合はS406へ進み、一致していないと判定した場合はS407へ進む。
S406では、カレントスロットを現在のセカンダリスロットに切り替える(切替制御)。すなわち、カレントスロットを現在の記録媒体I/Fから、他方の記録媒体I/Fに切り替える。他方の記録媒体I/Fは、S405で、本体に現在設定されている放送方式での動画像データの記録が可能な着脱可能記録媒体が装着されたことがわかった記録媒体I/Fである。このように、記録可能な放送方式が本体の設定と一致しない着脱可能記録媒体がカレントスロットに装着されている場合に、セカンダリスロットに記録可能な放送方式が本体と一致する着脱可能記録媒体が装着されると、自動的にカレントスロットを切り替える。これによって、ユーザが煩わしい操作をすることなく、本体に現在設定されている放送方式の動画像データを記録可能な着脱可能記録媒体が装着されたスロットをカレントスロットに設定可能である。S406の処理を終えると記録媒体有り時処理を終了し、図2のS204へ進む。
S407では、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体について初期化処理を促す初期化ガイドの表示部21への表示を開始する。この処理は図3のS303で説明した処理と同様の処理(ただし対象となる記録媒体I/Fは異なる)である。S407で表示された初期化ガイドは、一定時間(数秒程度)で消去する(非表示とする)。S407で初期化ガイドの表示を開始すると、記録媒体有り時処理を終了し、図2のS204へ進む。
一方、S408では、現在セカンダリスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されたか否かを判定する。装着されたと判定した場合はS409に進み、装着されていないと判定した場合は記録媒体有り時処理を終了して図2のS204へ進む。
S409では、本体に現在設定されている放送方式と、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この判定はS405と同様の処理である。一致していないと判定した場合はS410へ進み、一致していると判定した場合は記録媒体有り時処理を終了して図2のS204へ進む。この場合は現在カレントスロットに装着されている着脱可能記録媒体は、本体に設定されている放送方式での動画像データの記録が可能なので、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体の放送方式に関わらず、カレントスロットは切り替えない。
S410では、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体について初期化処理を促す初期化ガイドの表示部21への一定時間の表示を開始する。この処理は図3のS303で説明した処理と同様の処理(ただし対象となる記録媒体I/Fは異なる)である。S410で初期化ガイドの表示を開始すると、記録媒体有り時処理を終了し、図2のS204へ進む。
図5は、図4のS402における記録媒体抜き時処理の詳細を示すフローチャートである。S501では、制御部10は、現在のセカンダリスロットに着脱可能記録媒体が装着されているか否かを判定する。装着されていると判定するとS502へ進み、装着されていないと判定すると記録媒体抜き時処理を終了し、図2のS201へ進む。
S502では、本体に現在設定されている放送方式と、セカンダリスロットに装着されている着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この判定はS405と同様の処理である。一致していないと判定した場合は記録媒体抜き時処理を終了して図2のS201へ進み、一致していると判定した場合はS503へ進む。
S503では、カレントスロットを現在のセカンダリスロットに切り替える。すなわち、カレントスロットを現在の記録媒体I/Fから、他方の記録媒体I/Fに切り替える。他方の記録媒体I/Fは、S502で、本体に現在設定されている放送方式での動画像データの記録が可能な着脱可能記録媒体が装着されたことがわかった記録媒体I/Fである。このように、カレントスロットから着脱可能記録媒体が抜かれた場合に、セカンダリスロットに記録可能な放送方式が一致する着脱可能記録媒体が装着されていると、自動的にカレントスロットを切り替える。これによって、ユーザが煩わしい操作をすることなく、本体に現在設定されている放送方式の動画像データを記録可能な着脱可能記録媒体が装着されたスロットをカレントスロットに設定可能である。S503の処理を終えると記録媒体抜き時処理を終了し、図4のS403へ進む。
なお、図2〜5の処理はカメラモードでの記録待機中に行うものとして説明をしたが、他のモード、例えば再生モード中に同様の処理を行っても良い。また、再生モードにおいてはステップS303で説明したような初期化を促すメッセージは、必ずしも装着されたときに出す必要はない。カメラモードではすばやく記録を開始できるようにするために、なるべく早く初期化を促すことにメリットがあるが、再生モードの場合は必ずしもそうではない。仮に、放送方式の一致しない着脱可能記録媒体が装着されると再生中であっても直ちに初期化ガイドを表示するようにすると、かえって再生している映像の視聴の邪魔になり煩わしい。よって再生モードにおいて初期化ガイドを表示する場合は、インデックス表示や動画再生の一時停止中などの安定状態で行い、動画再生中などでは行わないという処理にするとよい。動画再生中などの安定状態でないタイミングで放送方式の一致しない着脱可能記録媒体が装着された場合は、安定状態になるのを待ってから初期化ガイドを表示すると良い。また、図2〜5の処理はカメラモードで撮像部20で撮像した画像の記録待機中の処理として説明したがこれに限らない。通信I/F23を介して外部機器から取得した映像データを着脱可能記録媒体に記録可能な場合は、外部機器から取得した映像データの記録待機中に図2〜5と同様の処理を行っても良い。
<起動時の着脱可能記録媒体に関する処理>
図7に、デジタルビデオカメラ100の起動時の処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。なお、図7の処理においては起動したときのモードがカメラモードであるか再生モードであるかは問わない。
図7に、デジタルビデオカメラ100の起動時の処理のフローチャートを示す。図7のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。なお、図7の処理においては起動したときのモードがカメラモードであるか再生モードであるかは問わない。
S701では、制御部10は、デジタルビデオの電源がOFFとなっている状態で、操作部22に含まれる電源スイッチの操作などによって電源をONとされたか否かを判定する。ONとされていなければONとされるのを待ち、ONとされるとS702へ進む。
S702では、不揮発性メモリ17に記録されたバックアップ情報をRAM18に読み出し、どの記録媒体I/Fをカレントスロットに設定していたかを取得して、カレントスロットの設定を行う。
S703では、現在カレントスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されているか否かを判定する。装着されていないと判定するとS706に進み、装着されていると判定するとS704へ進む。
S704では、本体に現在設定されている放送方式と、カレントスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この処理は、S302で前述した方法と同様の処理によって判定する。一致していないと判定した場合はS705へ進み、一致していないと判定した場合は起動時処理を終了する。
S705では、カレントスロットに装着された着脱可能記録媒体について初期化処理を促す初期化ガイドの表示部21への表示を開始する。この処理は図3のS303で説明した処理と同様の処理である。S705で表示された初期化ガイドは、一定時間(数秒程度)で消去する(非表示とする)。
S706では,現在セカンダリスロットに設定されている方の記録媒体I/Fに、着脱可能記録媒体が装着されているか否かを判定する。装着されていると判定した場合はS707に進み、装着されていないと判定した場合は起動時処理を終了する。
S707では、本体に現在設定されている放送方式と、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この判定は、判定対象をセカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体としてS302で説明した処理と同様の処理をすることによって行われる。一致していると判定した場合はS708へ進み、一致していないと判定した場合はS709へ進む。
S708では、カレントスロットを現在のセカンダリスロットに切り替える。すなわち、カレントスロットを現在の記録媒体I/Fから、他方の記録媒体I/Fに切り替える。このように、本体に設定されている放送方式で記録可能な着脱可能記録媒体がカレントスロットに装着されていない場合、記録可能な放送方式が一致する着脱可能記録媒体がセカンダリスロットに装着されていると、自動的にカレントスロットを切り替える。これによって、ユーザが煩わしい操作をすることなく、本体に現在設定されている放送方式の動画像データを記録可能な着脱可能記録媒体が装着されたスロットをカレントスロットに設定可能である。S708の処理を終えると起動時処理を終了する。
S709では、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体について初期化処理を促す初期化ガイドの表示部21への表示を開始する。この処理は図3のS303で説明した処理と同様の処理(ただし対象となる記録媒体I/Fは異なる)である。S708で表示された初期化ガイドは、一定時間(数秒程度)で消去する(非表示とする)。S708で初期化ガイドの表示を開始すると、起動時処理を終了する。
<動画記録中の着脱可能記録媒体に関する処理>
図8に、本実施形態におけるにおける着脱可能記録媒体に関する記録中処理のフローチャートを示す。図8のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。制御部10は、カメラモードで記録待機状態であるときに操作部22に含まれる撮影開始ボタンの操作などがあると、撮像部20によって撮像された動画像データのカレントスロットに装着されている着脱可能記録媒体への記録を開始する(記録制御)。この際記録される動画像データの放送方式は、前述の放送方式切り替え処理によってデジタルビデオカメラ100に設定された放送方式である。動画像データの着脱可能記録媒体への記録が開始されると、制御部10は動画像データの記録と並行して、図8の処理を開始する。
図8に、本実施形態におけるにおける着脱可能記録媒体に関する記録中処理のフローチャートを示す。図8のフローチャートにおける各処理は、制御部10が不揮発性メモリ17に格納されたプログラムをRAM18に展開して実行することにより実現される。制御部10は、カメラモードで記録待機状態であるときに操作部22に含まれる撮影開始ボタンの操作などがあると、撮像部20によって撮像された動画像データのカレントスロットに装着されている着脱可能記録媒体への記録を開始する(記録制御)。この際記録される動画像データの放送方式は、前述の放送方式切り替え処理によってデジタルビデオカメラ100に設定された放送方式である。動画像データの着脱可能記録媒体への記録が開始されると、制御部10は動画像データの記録と並行して、図8の処理を開始する。
S801では、制御部10は、セカンダリスロットに着脱可能記録媒体が装着されたか否かを判定する。セカンダリスロットに着脱可能記録媒体が装着されたと判定した場合はS802に進み、装着されたと判定されない場合はS801でセカンダリスロットに着脱可能記録媒体が装着されるのを待つ。装着されたと判定されない場合とは、元々セカンダリスロットに着脱可能記録媒体が装着されていた場合と、着脱可能記録媒体がセカンダリスロットに装着されておらず、新たに装着されたという信号を記録媒体検出部から通知されていない場合である。
S802では、本体に現在設定されている放送方式と、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式とが一致しているか否かを判定する。この判定は、判定対象をセカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体としてS302で説明した処理と同様の処理をすることによって行われる。一致していると判定した場合はS804へ進み、一致していないと判定した場合はS803へ進む。なお、記録中であるということはカレントスロットに現在装着されている着脱可能記録媒体に記録可能な放送方式は本体の現在の設定に一致しているため、S802の判定結果に関わらずカレントスロットの切り替えは不要である。
S803では、セカンダリスロットに装着された着脱可能記録媒体について初期化処理を促す初期化ガイドの表示部21への表示を開始する。この処理は図3のS303で説明した処理と同様の処理(ただし対象となる記録媒体I/Fは異なる)である。S803で表示された初期化ガイドは、一定時間(数秒程度)で消去する(非表示とする)。S803で初期化ガイドの表示を開始すると、S804へ進む。
S804では、動画像データのカレントスロットに装着されている着脱可能記録媒体への記録が終了したか否かを判定する。記録の終了は、ユーザによる操作部22に対する記録停止指示操作、電源をOFFにする操作、再生モードに移行する操作、電池の消耗、着脱可能記録媒体の記録可能容量不足などに基づいて行われる。記録が終了していないとS801へ進み処理を繰り返し、記録が終了したと判定すると記録中処理を終了する。
以上説明した各処理により、本体に現在設定されている放送方式では記録できない着脱可能記録媒体が装着された場合には初期化ガイドを表示する。特に記録待機中や起動時においては、初期化ガイドによってこのままでは撮影した動画像データを記録できないことをユーザに認識させることができる。従ってユーザは、装着された着脱可能記録媒体を取り替える、初期化する、本体に設定された放送方式を切り替えるといった操作をする機会を記録開始前に得ることができ、撮影したい場面で想定外に動画記録に失敗する可能性を低減できる。
また、着脱可能記録媒体の着脱に応じて、本体に現在設定されている放送方式での記録が可能な着脱可能記録媒体が装着された記録媒体I/Fを自動的にカレントスロットに設定するため、ユーザがカレントスロットを手動で切り替えるという操作が不要となる。すなわち現在のカレントスロットにどのような着脱可能記録媒体が装着されているかをユーザが意識しなくとも、動画記録に失敗する可能性を低減することができる。
なお、本発明は放送方式を例にとって説明したが、放送方式に限らず、動画像データを記録する記録方式が着脱可能記録媒体毎に定義されている場合にも適用可能である。すなわち、動画記録装置本体にこれから記録する動画像データの記録方式として設定されている記録方式と、着脱可能記録媒体に定義されている記録方式とを比較する場合に適用可能である。放送方式以外の記録方式の例として、例えば、MPEG2とAVCHDといった動画フォーマットがある。着脱可能記録媒体に記録可能な動画フォーマットが定義されている場合に、定義されている動画フォーマットが、動画記録装置でこれから記録する動画フォーマットとして設定されているものと一致しているか否かの判定行う。そして上述の放送方式の場合と同様に、一致していない場合に着脱可能記録媒体に定義されている動画フォーマットを変更する初期化を促すガイドを表示する。また、カレントスロットでは一致しておらず、セカンダリスロットで一致している場合に自動的にカレントスロットを切り替える。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。制御部10が行うものとして説明した制御は1つのハードウェアが行ってもよいし、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されない。動画撮影可能なデジタルカメラやデジタル一眼レフカメラに適用可能である。また、撮像手段を有しない動画記録装置であっても適用可能であり、例えばテレビ放送を録画可能な機器や、外部機器から入力された動画像データを録画可能な機器に適用してもよい。
(他の実施形態)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
Claims (12)
- 記録媒体を装着するための複数の装着部と、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段と、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段と
を有することを特徴とする動画記録装置。 - 前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式を変更する変更手段と、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致しない場合に、前記変更手段での記録方式の変更を促すガイダンスを表示部に表示するように制御するガイダンス表示手段と
を更に有することを特徴とする請求項1に記載の動画記録装置。 - 前記変更手段は、前記記録制御手段が用いる前記所定の記録方式を、前記有効な記録方式として前記装着部に装着された記録媒体に記録することを特徴とする請求項2に記載の動画記録装置。
- 前記切替制御手段は、前記対象装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致せず、前記対象装着部ではない他の装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致する場合は、前記対象装着部を該他の装着部に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動画記録装置。
- 前記切替制御手段は、前記対象装着部に装着されていた記録媒体が外され、前記対象装着部ではない他の装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致する場合は、前記対象装着部を該他の装着部に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動画記録装置。
- 前記切替制御手段は、前記対象装着部に記録媒体が装着されておらず、前記対象装着部ではない他の装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致する場合は、前記対象装着部を該他の装着部に切り替えるように制御することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動画記録装置。
- 複数の記録方式の中から前記所定の記録方式を設定する記録方式設定手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の動画記録装置。
- 前記記録方式は、動画像データの放送方式であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の動画記録装置。
- 撮像手段を更に有し、
前記記録制御手段が記録する動画像データは、前記撮像手段で撮像された動画像データであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の動画記録装置。 - 記録媒体を装着するための複数の装着部を有する動画記録装置の制御方法であって、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御ステップと、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部として設定された対象装着部を自動的に切り替える切替制御ステップと
を有することを特徴とする動画記録装置の制御方法。 - 記録媒体を装着するための複数の装着部を有するコンピュータを、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段
として機能させるためのプログラム。 - 記録媒体を装着するための複数の装着部を有するコンピュータを、
前記複数の装着部のうち記録を行うための装着部としての対象装着部を設定する設定手段、
前記対象装着部に装着された記録媒体に、所定の記録方式で動画像データを記録するように制御する記録制御手段、
前記装着部に装着された記録媒体における有効な記録方式と前記所定の記録方式とが一致するか否かに基づいて、前記対象装着部を自動的に切り替える切替制御手段
として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010078292A JP2011211568A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 動画記録装置及びその制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010078292A JP2011211568A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 動画記録装置及びその制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2011211568A true JP2011211568A (ja) | 2011-10-20 |
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ID=44942150
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JP2010078292A Pending JP2011211568A (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | 動画記録装置及びその制御方法 |
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JP (1) | JP2011211568A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013145516A (ja) * | 2012-01-16 | 2013-07-25 | Yazaki Energy System Corp | 車載情報記録装置 |
JP2013162180A (ja) * | 2012-02-01 | 2013-08-19 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 |
JP2014096190A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Canon Inc | 記録装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 |
-
2010
- 2010-03-30 JP JP2010078292A patent/JP2011211568A/ja active Pending
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