JP2011211454A - スパニングツリーの再構成方法および通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 広域イーサネットサービスでネットワークのトポロジー変更の影響を局所化する技術を提供する。
【解決手段】 広域イーサネットサービスを提供するネットワークを構成する通信装置は,そのサービスで相互接続するLAN間で交換されるSTPパケットを監視することで,当該LANで構成されるスパニングツリーの情報を把握することができる。相互接続されたLANの一部でトポロジー変更などスパニングツリーの構成変更イベントが起きた場合,通信装置が保持するスパニングツリーの情報を踏まえて発生した構成変更イベントが影響する範囲が,構成変更イベントが発生したLANに局所化すると判断した場合,その構成変更イベントを他LANへ転送せずに通信装置が破棄する。または,発生した構成変更イベントに対してスパニングツリーを構成する隣接スイッチが本来送信する応答パケットを通信装置が自ら構成し当該イベントを送信したスイッチに応答することにより,他スイッチの介入なしに当該イベントを収束できる機能を通信機器に提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は,広域イーサネットサービスでスパニングツリーを再構成する範囲を局所化する手法に関するものである。
広域イーサネットサービスは,地理的に離れた加入者のLAN(Local Area Network)をイーサネットインターフェースで相互接続する。当該サービスは,LAN内でIP(Internet Protocol)以外の通信プロトコルを利用していても,相互接続されたLAN上の機器間で通信することが出来る。また,当該サービスは色々なトポロジーでサービスを実現する。
MEF(Metro Ethernet Forum)は広域イーサネットサービスを規定する団体で,ポイント・ツー・ポイント 接続のE−LINEサービス,ポイント・ツー・マルチポイント接続のE−TREEサービス,およびマルチポイント接続のE−LANサービスの3種類のサービスを規定している。当該サービスは,通信事業者のPE(Provider Edge)装置でIEEE 802.1Dが規定するSTP(Spanning Tree Protocol)を透過,終端,破棄を選択できることが仕様として定義されている(例えば非特許文献1)。
広域イーサネットサービスで相互接続された加入者のLANにおいて,別の通信事業者の提供するサービスで当該LANが相互接続された場合,広域イーサネットサービスをまたがったループ経路が構成される。広域イーサネットサービスを利用するとき偶発的に,このようなループ経路が構成され,加入者のネットワークに障害が起きることを回避しなければならないと言う問題があった。
一方,広域イーサネットサービスによる相互接続の信頼性を高めるために,障害検出を行うOAM(Operation Administration and Maintenance)や,障害発生時に自動的な通信経路切替えを行うAPS(Automatic Protection Switching)について,ITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication sector)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)などが標準化作業を行っている。これを受けて,通信事業者はOAMやAPSを自社の提供する広域イーサネットサービスの通信経路に適用し信頼性を高めているが,地震や停電などによる大規模災害を想定すると,OAMやAPSでは必ずしも十分に対応できるとは言えない。これは、1通信事業者で冗長化を行うことを想定しているためである。そこで,加入者は複数の通信事業者の提供する相互接続サービスを利用することで,通信経路の冗長化を図り信頼性を向上させる。このような構成は上記ループ経路と同じ構成になるので,加入者が通信経路の信頼性を向上させるために当該構成を意図的に行う事を可能にしなければならないと言う課題があった。
上記問題および課題を解決するために加入者のLANを構成するスイッチにおいてIEEE 802.1Dで規定するSTPを動作させることが提案されている。STPが動作することにより,偶然または意図的に構成されたループ経路を自動的に検出して解消することができる。
特許文献2には、広域イーサネットサービスを提供する通信装置が,加入者のLANに対してスパニングツリーのルートブリッジの機能を提供することにより,相互接続する加入者のLANで1つのスパニングツリーを構築することを可能にすることが記載されている。
しかし,広域イーサネットサービスにより相互接続された加入者のLAN間でSTPを動作させると,ある加入者のLAN内で起きた装置の構成変更イベント(装置の障害・追加,回線の障害,装置の設定変更,およびトポロジーの変更)が,本来影響の及ぶ必要のない広域イーサネットサービスにより相互接続された加入者の他LANに波及し,当該LAN内のスイッチでスパニングツリーの再構築やFDB(Filtering Database)のリセット処理が行われる場合がある。STPの場合,スパニングツリーの再構築処理が行われるとデータ通信が50秒程度遮断される。また,FDBがリセットされると,MACアドレス学習のために本来であれば不必要なトラフィックのフラッディングが起こり,ネットワークの負荷が増加することが考えられる。
特許文献3には、IEEE 802.1Qで規定されるMultiple Spanning Tree Protocol(MSTP)のBPDUのフィールドの利用方法を変更することにより,VLAN IDを追加・削除が発生した場合にどのスパニングツリーインスタンスで起きたかを識別し、VLAN IDを追加・削除していないMSTI(多元スパニングツリーインスタンス)に対しては影響を及ぼさず、トポロジーの再構築を行わず、信頼性の高い広域LANサービスの提供が可能となる多元スパニングツリープロトコルネットワークを提供することが記載されている。具体的には、ネットワーク装置は、トポロジー毎にネットワーク識別情報を作成するネットワーク識別情報処理部と、隣接装置からのネットワーク識別情報を受信し、抽出する受信部と、抽出されたネットワーク識別情報と、ネットワーク識別情報処理部で生成された自装置のネットワーク識別情報とを比較して変化を検知する比較部及び、比較部により変化が検出される場合、変化を検知されたトポロジ(スパニングツリーインスタンス)に対してのみ再構築を行うトポロジー情報構築部を有するトポロジー変更検出処理部とを有することが記載されている。
また、特許文献1に記載の技術では,MSTPにおいて、ネットワーク装置が属する第1リージョンとは別の第2のリージョンに属するネットワーク装置からトポロジー変更通知を受信したと判断すると、当該トポロジー変更通知を第1リージョンに属するネットワーク装置に送信するか否かを判断することが開示されているが、トポロジー変更通知を他のリージョン転送するか否かを判断するためにルートブリッジID(ブリッジのMACアドレスと優先度を組み合わせた値)の大小により判断している。
特開2007−97004 特開2007−158800 WO2005/057863
IEEE 802.1D−1998 8章
しかしながら,特許文献2に記載の発明では、加入者のLANで発生した構成変更イベントを局所化するための機能を提供していないという問題点があった。すなわち、発生した構成変更イベントの影響範囲が、当該イベントの発生したLAN内で収束し、他LANを含むネットワーク全体に及ばない場合にも他のLANに構成変更イベントを転送することとなるので当該構成変更イベントに伴う不必要なFDBのリセットで発生するトラフィックのフラッディングによるネットワーク負荷の増加が発生する。
また,上記特許文献1に記載の技術では,リージョンの境界に存在するネットワーク装置間の通信経路は固定されているため、他リージョンの構成変更が自リージョンに影響を及ぼすか否かを判断するにはにルートブリッジID(ブリッジのMACアドレスと優先度を組み合わせた値)の大小により判断すれば十分であった。しかしながら、通信装置間の通信経路はSTPでは通常固定されていないため、ルートブリッジまでの最短経路の変更などの構成変更の場合には再構成が行われるため、局所化が可能か否かを判断する必要がある。同一のルートブリッジが動作していながら,当該ルートブリッジまでの最短経路の変更などの構成変更イベントが発生した場合も局所所化が可能か否かを判断する必要がある。
また,上記特許文献3に記載の技術では,広域LANサービスにおいて、複数管理しているSTPインスタンスの1つにVLANの追加/削除が起きた時に、その他インスタンスへの影響を抑える事を目的にしているため、1つのSTPインスタンス内で構成変更を局所化するか否かについては判断していない。また,当該拡張を行っていない通信機器に実装されたMSTPとの接続性にも問題があった。
本発明は,広域イーサネットサービスで相互接続された任意のLANで起きた構成変更イベントを,相互接続された他LANへ伝達されスパニングツリーの再構築などの不必要な処理が行われることを抑制することを目的とする。
また、1つのLANでスパニングツリーを構成する場合にも本発明の装置を適用することにより、特定の範囲内で局所化可能か否かを判断し、1つのLAN内でデータ断の短縮化、あるいはパケット量の軽減を実現することを目的とする。
また,MEFの規定する広域イーサネットサービスの1つであるE−TREEサービスでは,スパニングツリーのルートブリッジが配置される場所にかかわらずSTPを正しく動作させることを目的とする。
本発明は,広域イーサネットサービスを提供するPE装置で,相互接続するLAN間で交換されるSTPパケットを監視し,構成されるスパニングツリーのルートブリッジを把握することで,発生した構成変更イベントの影響する範囲を正しく認識し,当該イベントの影響を局所化することを最も主要な特徴とする。
本発明のスパニングツリーの再構築方法は,発生した構成変更イベントの影響範囲を当該イベントの発生したLAN内で収束するか,または他LANを含むネットワーク全体に及ぶかを識別して,影響がないと判断したLANには構成変更イベントを転送しないので,当該構成変更イベントに伴う不必要なスパニングツリーの再構築によるデータ通信断や,FDBのリセットで発生するトラフィックのフラッディングによるネットワーク負荷の増加を抑制できる。また、1つのLANでスパニングツリーを構成する場合にも本発明の装置を適用することにより、特定の範囲内で局所化可能か否かを判断し、1つのLAN内でデータ断の短縮化、あるいはパケット量の軽減を実現することができる また,E−TREEサービスにおいてスパニングツリーのルートブリッジが配置される場所にかかわらず,常にSTPを正しく動作させることが可能になる。
本発明を適用したPE装置のSTP代理応答を説明する図 広域イーサネットサービスで装置及び通信経路を冗長化した図 従来PE装置で構成するネットワークでSTPの動作を説明する図 PE装置でSTPパケット受信時の処理の流れを説明する図 Config BPDU受信時の処理の流れを説明する図 TCN受信時の処理の流れを説明する図 PE装置で保持するルートブリッジに関連する情報の内容を示した図 E−TREEサービスのルートセグメントにルートブリッジが配置されたときのSTPパケットの流れを示す図 E−TREEサービスのリーフセグメントにルートブリッジが配置されたときのSTPパケットの流れを示す図 本発明を適用してE−TREEサービスのリーフセグメントにルートブリッジが配置されたときのSTPパケットの流れの変化を示す図 E−TREEサービスでSTPを利用するために拡張したHelloパケットの処理の流れを説明する図 本発明を適用したスイッチを企業LAN内に配置した1構成例 本発明を適用したスイッチを企業LAN内に配置した1構成例 本発明を適用する通信装置の内部構造例 PE装置内で保持するConfig BPDUを転送する可能性のあるポートの情報の内容を示した図 PE装置内で保持する装置が装備するポートの情報の内容を示した図 保留タイマーの亭主処理の流れを説明する図 受信Config BPDUによるPE装置内で保持するブリッジ情報の更新を保留する処理の流れを説明する図 保留タイマーのタイムアウト時に実行する処理の流れを説明する図 Helloタイマーのタイムアウト時に実行する処理の流れを説明する図
広域イーサネットサービスを利用して相互接続するLANにおいてループ経路を自動的に検出して解消するためにSTPを利用するとき,スパニングツリーの再構築の影響を必要最小限に局所化する方法を実現した。
図1は本発明のスパニングツリー再構成方法の1実施例を示すネットワーク構成図である。10〜13のPE装置で構成されるネットワーク500で広域イーサネットサービスを提供している。100,110,120,および130は当該サービスにより相互接続される加入者のLANである。1〜4は加入者のLANを構成するスイッチであり,当該スイッチでループ経路の検出および解消のためにSTPを動作させている。
ここで,加入者のLAN120でネットワークの構成変更が発生した場合,加入者のLAN120に隣接するネットワーク500のPE装置12が,加入者のLAN120でネットワークの構成変更が発生する前までに加入者のLAN間で交換されるSTPパケットの内容を踏まえて,当該構成変更がLAN120に局所化が可能か判断を行う。PE装置12が局所化できると判断した場合,当該構成変更イベントの内容に応じてスイッチ3からネットワーク500に伝達される構成変更を示すSTPパケットを破棄する。または,PE装置12は前述の構成変更を示すSTPパケットに対してスイッチ1,2,または4が本来応答するSTPパケットを代理で構成してスイッチ3に応答する。PE装置12が局所化できないと判断した場合,従来通り当該STPパケット50を加入者のLAN100,110,および130に転送する。
図2は,地震や停電などによる大規模災害を想定した場合に,OAMやAPSでは必ずしも十分ないため複数の通信事業者の提供する相互接続サービスを利用することで,通信経路の冗長化を図り信頼性を向上させるために,2つのLAN間を通信装置および通信経路に対して冗長構成を施した例を示す。ネットワーク500は第1の通信事業者の提供するネットワークで、PE装置10、11は、ネットワーク500のエッジに位置し、加入者のLAN100、110とネットワークを介して接続されている。スイッチ1は第1の通信事業者のネットワーク500と接続され、加入者のLAN100内に位置する。ネットワーク600は第2の通信事業者の提供するネットワークで、PE装置20、21は、ネットワーク600のエッジに位置し、加入者のLAN100、110とネットワークを介して接続されている。スイッチ2は第2の通信事業者のネットワーク500と接続され、加入者のLAN100内に位置する。LAN100の加入者装置は、LAN110の加入者装置と通信する場合に、第1の通信事業者、及び第2の通信事業者のネットワーク500、及び600を介して通信することにより冗長化を実現している。
この構成では異なる通信事業者のサービスにより2つのLAN間が接続されているが,各通信事業者のPE装置が連携動作してループ経路を解消することは難しい。そのため,当該LANでスパニングツリープロトコルを動作させループ経路を解消する必要がある。例えば、この想定環境において,本発明は加入者のLANを構成するスイッチ1〜4,もしくは,通信事業者のPE装置10〜13に適応する事が出来る。
図4は本発明のスパニングツリー再構成方法で対象とする図1においてPE装置12がSTPパケットを受信したときの処理の流れを示す。本発明では構成変更イベントを伝達するSTP BPDU(Bridge Protocol Data Unit)としてConfiguration BPDU(Config BPDU)およびTopology Change Notification BPDU(TCN)を扱う。
PE装置12は、図14に示すイーサネットIF601−1〜nを介して入力処理部1010で、スイッチ3からパケットを受信すると、NIF管理部1000において次の処理を行う。受信パケット内の情報に基づいて受信したパケットが、STP制御パケットであるか否かを判断し、STP制御パケットである場合は図4のフローを実行する。PE装置12は、受信したSTP制御パケットの情報に基づいて該STPパケットが、Config BPDUパケットである場合は(S100)、Config BPDU処理を行う(S120)。Config BPDU処理については図5で後述する。Config BPDU処理を行うと図4のフローを終了する。一方、S100において、受信したSTP制御パケットは、Config BPDUパケットでない場合は、受信したSTP制御パケットが、Topology Change Notification BPDUパケットであるか否かを判断する(S110)。受信したSTP制御パケットがTCNパケットである場合は、TCN処理を行う(S130)。尚、TCN処理については図6で後述する。S110において、STP制御パケットが、TCNパケットでないと判断された場合、または、S130のTCN処理が終了すると図4のフローを終了する。
図5はPE装置においてConfig BPDUを受信したときの処理の流れを示す。
本発明のスパニングツリー再構成方法を実装したPE装置のNIF管理部1000において,後述する図7に示すテーブルに基づいて、受信したConfig BPDUの示すルートブリッジIDの値と,当該PE装置がこれまでSTP制御パケットを監視して認識し保持している現在構築されているスパニングツリーのルートブリッジIDの値の大小を比較する(S301)。
受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDと当該PEの保持するルートブリッジIDが一致した場合,受信したConfig BPDUが示すルートブリッジまでのパスコストの値と,当該PEの保持するルートブリッジまでのパスコストの値の大小を比較する(S302)。
受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDより小さい,または受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDに等しい,且つ受信したConfig BPDUが示すルートブリッジまでのパスコストが当該PEの保持するルートブリッジまでのパスコストより小さい場合,保留タイマーの停止処理(S310)を実施、Helloタイマー停止(S320)、受信Config BPDUが示す情報により当該PEが保持するルートブリッジに関連する情報の内容、すなわち、図7のテーブルを更新する(S330)。
Config BPDUは、図7のテーブルが持つ各フィールドに対応する値を保持するので、本更新は受信したConfig BPDUの各フィールドから値をテーブルにコピーする。本更新により、対象とするネットワークの構成変更に対して必要な情報を、常に最新の状態を図7のテーブルとして保持する事が可能になる。そのため、当該ネットワークで発生する構成変更に適切に対応できる。 S330の場合、すなわち、受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジID704より小さい,または受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジID704に等しい,且つ受信したConfig BPDUが示すルートブリッジまでのパスコストが当該PEの保持するルートブリッジまでのパスコスト704より小さい場合、当該Config BPDUの運ぶ構成情報によるネットワークの構成変更は局所化することができないので,出力処理部1020において、当該PE装置が当該Config BPDUを受信したポート以外の全ポートへ当該Config BPDUを転送する(S340)。例えば、ルートブリッジの変更やネットワーク構成の変化によってルートブリッジまでのパスコストが変化した場合、構成変更を局所化する事が出来ない。
NIF管理部1000において、受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDに等しい(S301),且つ受信したConfig BPDUが示すルートブリッジまでのパスコストが当該PEの保持するルートブリッジまでのパスコストに等しい場合(S302),当該PE装置は当該Config BPDUを当該スパニングツリーのルートブリッジが定期的に送信するSTPパケット(Helloパケット)であると判断して,保留タイマーの停止処理(S311)を実施し、Helloタイマー停止(S321)し、出力処理部1020において、パケット内のTopology Changeフラグをオフにして当該Config BPDUを受信したポート以外の全ポートへ転送し(S350)、Helloタイマーを開始する(S360)。
Helloタイマーに設定するタイムアウト時間は、ノード管理部が持つデフォルト値を設定する。また、Helloタイマーに設定するタイムアウト時間は、管理者により運用するネットワークの構成等により変更可能とする。本判断により、ルートブリッジが配置するセグメント上の構成変更に対して、当該構成変更の影響が及ばない他セグメントの装置が不必要にFDBをリセットする事を抑止できる。また、構成変更を伴わなく、且つHelloパケットでないConfig BPDUはPE装置で破棄する事が出来る。
NIF管理部1000において、受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDより大きい(S301),且つ当該PE装置の保持するルートブリッジからのConfig BPDUを受信したポートからConfig BPDUを受信した場合(S303),または、受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDに等しい(S303),且つ受信したConfig BPDUが示すルートブリッジまでのパスコストが当該PEの保持するルートブリッジまでのパスコストより大きい場合(S302),ブリッジ情報更新を保留する処理を実施する(S370)。ブリッジ情報更新を保留する処理については図18で説明する。例えば、加入者装置の再起動等で、これまで学習したスパニングツリーの情報が消去された場合、自装置がルートブリッジとして改めて再構成しようとする。この動作に対して、ルートブリッジと同じセグメントに配置されているスイッチには、ルートブリッジからの情報が直接伝達するので、当該PE装置が代理応答する必要はない。ただし、当該PEがルートブリッジとして認識しているスイッチが障害などで動作していない場合に、他スイッチがルートブリッジになる事も想定される。このルートブリッジの交代動作を阻害しないために、当該PEが保持するルートブリッジの情報より、ブリッジIDが大きい、またはパスコストが大きい場合も一定期間受信した情報を保持して対処できるようにする。
また、NIF管理部1000において、受信したConfig BPDUが示すルートブリッジIDが当該PEの保持するルートブリッジIDより大きい(S301),且つ当該PE装置の保持するルートブリッジからのConfig BPDUを受信したポート以外からConfig BPDUを受信した場合(S303),当該PE装置が図7に示すテーブルで保持するルートブリッジの情報を参照してConfig BPDUを構成し、Config BPDUを受信したポートへ送信する(S380)。当該PE装置が代理応答する事で迅速なSTPによる学習動作の収束を支援する。すなわち、PE装置はConfig BPDUを受信したポート以外のポートにConfig BPDUを転送しないため、通信量を削減することができる。さらに、Config BPDUを送信した加入者装置は、ルートブリッジからではなくPE装置からルートブリッジの情報が更新されたConfig BPDUを受信することができるため、迅速にルートブリッジの情報を得ることができる。
図17は保留タイマー停止処理の流れを示す。
NIF管理部1000において、保留タイマーの停止処理を行い(S800)、当該PEが保持するブリッジ情報を格納する保留用保存データ領域を初期化する(S810)。この初期化処理ではブリッジ情報としてブリッジIDとして当該IDの最大値、および、パスコストとしてパスコストの最大値を設定するので、本処理以降に受信したConfig BPDUの情報で、大きなブリッジIDを持つスイッチでもルートブリッジの候補として扱えるようにする。ブリッジ情報の保留用保存データ領域は、図7、図15、および図16に示すデータ構造を持ち、当該PE装置の各ポートに1エントリずつ用意する。
図18はブリッジ情報の更新保留処理の流れを示す。
NIF管理部1000において、保留タイマーが動作しているか調べる(S500)。保留タイマーが停止していた場合、当該保留タイマーを開始する(S510)。保留タイマーに設定するタイムアウト時間はノード管理部が持つデフォルト値を設定する。また、保留タイマーに設定するタイムアウト時間は、管理者により運用するネットワークの構成等により変更可能とする。次に保留用保存データのブリッジIDと受信Config BPDUのブリッジIDを比較する(S520)。保留用保存データのブリッジIDが受信Config BPDUのブリッジIDより大きい場合、またはブリッジIDが等しく、且つ保留用保存データのパスコストが受信Config BPDUのパスコストより大きい場合、受信Config BPDUの示すブリッジ情報を保留用保存データ領域に格納する(S540)。この場合、PE装置が保持するルートブリッジの情報を受信Config BPDUにより更新する事、および受信Config BPDUを受信ポート以外のポートへ転送する事を保留タイマーがタイムアウトになるまで一時的に保留する。これにより、PE装置がルートブリッジとして認識しているスイッチが、障害等によりルートブリッジとして正常に動作できなくなった場合、これまでのルートブリッジより大きなブリッジIDを持つ他スイッチがルートブリッジになる事を可能にし、STP本来の動作を阻害しない。保留用保存データのブリッジIDが受信Config BPDUのブリッジIDより小さい場合、またはブリッジIDが等しく、且つ保留用保存データのパスコストが受信Config BPDUのパスコストより小さいか等しい場合、受信Config BPDUを破棄する(S550)。これにより、保留タイマーの動作している間にPE装置が受信するルートブリッジ以外からのConfig BPDUな中で、最もブリッジIDが小さく、パスコストの小さなブリッジの情報を一時的に保存する事を可能にする。すなわち、保留タイマーがタイムアウト後にPE装置が保持するルートブリッジの情報を更新する情報として最も適切なブリッジ情報のみを保留用保存データとしてPE装置内に保持する。
図19は保留タイマーのタイムアウト処理の流れを示す。
保留用保存データ領域に格納されているブリッジ情報をルートブリッジ情報が格納されている領域に上書きコピーして、新しいルートブリッジ情報として保存する(S600)。当該PE装置が保持するルートブリッジ情報を参照してConfig BPDUを構成して、当該ルートブリッジ情報を受信したポート以外へ送出する(S610)。これにより、ルートブリッジが配置されるセグメント以外のスイッチに対して、スパニングツリーが再構成しルートブリッジが変更になったことを通知する。最後に、当該PEが保持するブリッジ情報を格納する保留用保存データ領域を初期化する(S810)。この初期化処理ではブリッジ情報としてブリッジIDとして当該IDの最大値、および、パスコストとしてパスコストの最大値を設定するので、本処理以降に受信したConfig BPDUの情報で、大きなブリッジIDを持つスイッチでもルートブリッジの候補として扱えるようにする。
図20にHelloタイマーのタイムアウト処理の流れを示す。
当該PEが保持するルートブリッジ情報を格納するデータ領域を初期化する(S700)。この初期化処理ではブリッジ情報としてブリッジIDとして当該IDの最大値、および、パスコストとしてパスコストの最大値を設定するので、本処理以降に受信したConfig BPDUの情報で、大きなブリッジIDを持つスイッチでもルートブリッジとして扱えるようにする。
図6はTCNを受信したときの処理の流れを示す。
NIF管理部1000において、PE装置はTCNを受信したポートと現在構築されているスパニングツリーのルートブリッジの情報を受信したポートを比較する(S200)。
当該PE装置が自装置が保持する現在構築されているスパニングツリーのルートブリッジの情報を受信したポート以外のポートからTCNを受信した場合,出力処理部1020において、当該TCNの処理を局所化するために当該PE装置が本来応答すべきスイッチの代わりに代理応答を行う。これにより、他のLANには、TCNが転送されない。出力処理部1020において、当該PE装置は,Topology Change Notification AcknowledgementフラグをオンしたConfig BPDU,およびルートブリッジから定期的に送信されるConfig BPDUを図7のテーブルに格納している情報を参照し構成してTCフラグをオンにしてTCNを受信したポートへ送信する(S210)。当該PE装置の保持するルートブリッジからのConfig BPDUを受信したポートからTCNを受信した場合,ルートブリッジの配置されたセグメントで当該TCNが生成されて送出されたことが分かる。本来TCNはルートブリッジ宛に送信されるので,当該TCNは本装置を経由せずにルートブリッジに配送される。このことから、出力処理部1020において、受信した当該TCNは破棄する(S220)。これにより、PE装置はTCNを受信したポート以外にTCNを転送することなく、構成変更が実行されるので、構成変更の局所化が実現できる。
図7は本発明のスパニングツリー再構成方法を実装したPE装置がNIF管理部で保持するルートブリッジに関連する情報の内容を示す。当該情報はテーブル形式として保持され、ノード管理部がPE装置内のNIF管理部に指示をして当該装置内のポートに対応するエントリを作成する。エントリの各フィールドの意味は、ルートブリッジID703,パスコスト704,ブリッジID705,ポートID701,メッセージエイジ707,最大エイジ708,ハロータイム709,および転送遅延710の情報はConfig BPDUが転送する内容に対応する。
ポートID701は当該PE装置に装備されているポートを装置内で識別する為のIDである。グループID702はノード管理部によって設定されるIDで、あるポートで受信したConfig BPDUを転送する可能性のあるポートの集合を識別する。グループIDの値は0からNの正の数をとる。PE装置の初期化時にノード管理部が当該装置に装備されている全NIF管理部に対して全てのポートに対応するエントリの作成を指示する。ノード管理部では各ポートに対応するエントリの初期値を記憶装置に保持できる。ノード処理部は各エントリを作成するとき、ポートに対応するエントリの初期値情報が格納されていればその値で初期化し、対応する情報がなければノード管理部が持つデフォルト値で初期化する。Config BPDUを受信すると、受信したポートを持つNIF管理部が、対応するエントリを受信したポートIDをキーに検索する。NIF管理部は受信したConfig BPDUと該当するエントリを参照し図4に示したSTP制御パケット受信処理を行う。本願発明のPE装置が、本テーブルを備えることにより、発生した構成変更イベントの影響範囲を当該イベントの発生したLAN内で収束するか,または他LANを含むネットワーク全体に及ぶかを識別することができ,影響がないと判断したLANには構成変更イベントを転送しないよう制御することができる。
図15はノード管理部の指示で作成されNIF管理部で保持するConfig BPDUを転送する可能性のあるポートの集合を識別する情報の内容を示す。このテーブルの各エントリはグループID1501、E−TREEフラグ1502、E−TREE STP フラグ1503、1つ以上のポート情報1504で構成される。グループID1501はノード管理部の指示でNIF管理部が設定し、PE装置内で当該集合を識別する。このテーブルのエントリとして設定されるグループID1501の値は1からNの正の数とする。グループIDの値が0は、当該ポートで本発明の機能が無効化されていることを示す。E−TREEフラグ1502はノード管理部の指示でNIF管理部が設定し、当該グループがE−TREEサービスを提供しているか否かを示す。当該フラグの値が0ならE−TREE以外のサービスを提供していることを示し、値が1ならE−TREEサービスを提供していることを示す。E−TREE STP フラグ1503はノード管理部の指示でNIF管理部が設定し、E−TREEサービスを提供している当該グループで本発明で提供するE−TREEサービスにおけるSTP支援機能の有効/無効を示す。本フラグ値が0なら無効化、1なら有効化していることを示す。ポート情報は集合を構成する全てのポートに関する情報が格納される。ポート情報1504の内容は図16を示す。
図16はPE装置が装備するポートの情報の内容を示す。この情報はリーフフラグ1601とポートID1602で構成される。リーフフラグ1602はMEFの規定するE−TREEサービスを提供するとき、当該ポートがE−TREEのリーフセグメントに接続される場合、ノード管理部の指示でNIF管理部が1に設定する。当該ポートがルートセグメントに接続される、またはE−TREEサービス以外のサービスで利用されている場合、ノード管理部の指示でNIF管理部が0に設定する
図3は従来のPE装置により提供される広域イーサネットサービスで相互接続したLANにおいてSTPを利用する1実施例を示すネットワークの構成図である。10〜13のPE装置で構成されるネットワーク500で広域イーサネットサービスを提供している。100,110,120,および130は当該サービスにより相互接続される加入者のLANである。1〜4は加入者のLANを構成するスイッチであり,ここではループ経路の検出および解消のためにSTPを動作させている。
ここで,加入者のLAN120でネットワークの構成変更が発生した場合,スイッチ3は構成変更を伝達するSTPパケット50をネットワーク500で相互接続された加入者のLAN100,110,および130に送信する。各LANのスイッチ1,2,および4は受信したSTPパケット50への応答61,62,および64をスイッチ3に返す。このように従来のPE装置により構成された広域イーサネットサービスでは,スパニングツリーの構成変更情報はその内容にかかわらず相互接続されるすべての加入者のLANに伝達される。
図8はMEFの規定するE−TREEサービスで加入者のLAN100,110,120,および130を相互接続している。図8ではLAN100がE−TREEサービスのルートセグメント,LAN110,120,および130がリーフセグメントに相当する。ルートセグメントに配置される通信装置は,全てのリーフセグメントの装置と通信をすることができる。一方,リーフセグメントに配置される通信装置は,ルートセグメントに配置される通信装置と通信することはできるが,他のリーフセグメントに配置される通信装置と通信することができない。
図8のスイッチ1は相互接続された加入者のLANで構築されるスパニングツリーのルートブリッジを示す。この場合,当該ルートブリッジはルートセグメント100に配置されているので,ルートブリッジから送信されるSTPパケット60は全リーフセグメントに伝達され,STPは正常に動作する。
図9は相互接続された加入者のLANで構築されるスパニングツリーのルートブリッジ1がリーフセグメント110に配置された構成を示す。この場合,ルートスイッチ1から送信されるSTPパケット60はルートセグメント100にのみ伝達され,他リーフセグメント120および130には伝達されない。したがって,このようにスパニングツリーのルートブリッジがE−TREEサービスのリーフセグメントに配置されると,STPは正常に動作しない。
図10は本発明の図5に示したHelloパケット転送機能(S350)を拡張することで,PE装置10でHelloパケットが他リーフセグメントにも転送されるようになり,E−TREEサービスでBPDUが伝達される範囲を示す。この拡張によりE−TREEサービスのリーフセグメントにルートブリッジが配置されてもSTPが正常に動作するようになる。
図11にE−TREEサービスを利用する環境でもSTPが利用できるように図5に示したHelloパケット転送機能(S350)の拡張した処理の流れを示す。
NIF管理部1000において、ルートブリッジが定期的に送信するHelloパケットを受信したPE装置がMEFの規定するE−TREEサービスを提供しているか判断する(S400)。この判断の手順は、受信したHelloパケットの受信ポートID701をキーに図7に示すテーブルで対応するエントリを検索する。次に、発見したエントリ内のグループID702をキーに図15に示すテーブルで対応するエントリを検索する。そして、発見したエントリのE−TREEフラグ1502が1ならE−TREEサービスを提供しており、0ならE−TREEサービスを提供していないと判断する.
当該PE装置がE−TREEサービスを提供していなければ,出力処理部1020において、当該Helloパケットを受信したポート以外にTCフラグをオフにして当該パケットを転送する(S470)。
NIF管理部1000において、当該PE装置がE−TREEサービスを提供していた場合,E−TREEサービスでSTPを利用するために本発明の機能が有効化されているか判断する(S410)。この判断の手順は、受信したHelloパケットの受信ポートIDをキーに図7に示すテーブルで対応するエントリを検索する。次に、発見したエントリ内のグループID702をキーに図15に示すテーブルで対応するエントリを検索する。そして、発見したエントリのE−TREE STPフラグ1503が1なら本機能が有効化されていて、0なら本機能が無効化されていると判断する。
NIF管理部1000において、当該PE装置で当該機能が無効化されている場合,当該パケットを受信したセグメントがルートセグメントなのかリーフセグメントなのかを判断する(S420)。この判断の手順は、受信したHelloパケットの受信ポートID701をキーに図7に示すテーブルで対応するエントリを検索する。次に、発見したエントリ内のグループID702をキーに図15に示すテーブルで対応するエントリを検索する。続いて、発見したエントリ中の受信ポートと同じIDをもつ図16に示すエントリを検索する。そして、当該エントリのリーフフラグ1601が0ならばルート、1ならばリーフと判断する。
NIF管理部1000において、当該PE装置で当該機能が無効化されているとき当該パケットをリーフセグメントから受信した場合,ルートセグメントへTCフラグをオフにした当該パケットを転送する(S460)。
当該PE装置で当該機能が無効化されているとき当該パケットをルートセグメントから受信した場合,もしくは,当該PE装置で当該機能が有効化されているとき当該パケットをルートセグメントから受信した場合,出力処理部1020は、他ルートセグメントと全リーフセグメントへTCフラグをオフにした当該パケットを転送する(S450)。
当該PE装置で当該機能が有効化されているとき当該パケットをリーフセグメントから受信した場合,全ルートセグメントと他リーフセグメントへTCフラグをオフにした当該パケットを転送する(S440)。これにより、スパニングツリーのルートブリッジがE−TREEサービスのリーフセグメントに配置された場合にも,STPを正常に動作させることができる。
図12は本発明のスパニングツリー再構成方法を企業LANに適用した1実施例を示すネットワーク構成図である。100,110,および120は異なるフロアに展開された加入者のLANであり,それらは本発明を適用した加入者LANに設置されるスイッチ1〜6により相互接続される。1〜6は加入者のLANを構成するスイッチであり,ここではループ経路の検出および解消のためにSTPを動作させている。この構成では加入者のLAN100,110,および120でブロードキャスト・ドメイン20を共有しながら,スパニングツリーの再構築の影響を構成変更の内容に応じて各加入者のLAN100,110,または120に局所化することを可能にする。
図13は図12に示した実施例において,各フロアに本発明を適用したスイッチ20,21,および22を配置し加入者のLAN100,110,および120を相互接続した1実施例を示すネットワーク構成図である。図14は本発明を適用する通信装置の1内部構造例を示す。当該通信装置は,装置全体を管理するノード管理部2000,複数のネットワーク・インターフェース610−1〜610−n,およびネットワーク・インターフェースを相互接続するためのスイッチ部2100から構成される。各ネットワーク・インターフェースは,イーサネット送受信ポート601−1〜601−n,各イーサネット送受信ポートに対応するスイッチ部へのインターフェース602−1〜602−n,イーサネット送受信部を介して受信したイーサネットフレームを処理する入力処理部1010,イーサネット送受信部を介してイーサネットフレームの送信処理を行う出力処理部1020,および前述入力処理部および出力処理部を制御するネットワーク・インターフェース管理部1000で構成される。ノード管理部2000は通信装置の管理者に対して管理用インターフェースを提供して当該装置への各種設定/操作を可能にする。ノード管理部は記憶装置を保持しており装置の初期化に必要な初期設定の情報を保持できる。ノード管理部は当該装置の初期化時に、記憶装置に格納されている初期設定情報またはノード管理部が持つデフォルト値で装置内の各機能の初期化を行う。管理者により装置のノード管理部に対して行われた設定や操作は、装置に装備されているネットワーク・インターフェース610―1〜610−nうち適切なNIF管理部に適宜反映される。
1〜4:加入者LANに設置されるスイッチ
10,11,12,13:通信事業者のPE装置
20,21,22:本発明を適用した加入者LANに設置されるスイッチ
50,60:STPパケット
100,110,120,130:加入者のLAN
500,600:通信事業者のネットワーク
600−1,...,600−n:イーサネット送受信ポート
602−1,...,602−n:ネットワーク・インターフェースを相互接続するスイッチ部へのインターフェース
610−1,...,610−n:ネットワーク・インターフェース
1000:ネットワーク・インターフェースの管理部
1020:ネットワーク・インターフェースのイーサネットフレームの出力処理部
1010:ネットワーク・インターフェースのイーサネットフレームの入力処理部
2000:通信装置全体を管理するノード管理部
2100:ネットワーク・インターフェースを相互接続するスイッチ部

Claims (11)

  1. ネットワークを介して複数の通信装置と接続され、前記複数の通信装置との間で確立された通信経路を用いてパケットを転送する通信装置であって、前記複数の通信装置から制御パケットを受信する入力処理部と,
    前記受信部で受信した制御パケットに含まれる通信経路の情報に基づいて、前記入力処理部で受信した通信経路の変更に関する情報を含む他の制御パケットを破棄,または当該他の制御パケットに対して送信される応答パケットを自装置で作成して送信するかを判断するNIF管理部と,
    前記NIF管理部の判断に基づいて前記他の制御パケットを破棄,または前記他の制御パケットに対して送信される応答パケットを自装置で作成して送信する出力処理部と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 請求項1記載の通信装置であって,
    前記通信経路は、スパニングツリープロトコルによって形成される通信経路であり、
    前記NIF管理部は、スパニングツリーのルートブリッジの情報を前記制御パケットから抽出することを特徴とする通信装置。
  3. 請求項2記載の通信装置であって,
    前記NIF管理部は、前記制御パケットの情報と前記通信機器内に保持されたルートブリッジの情報とを比較し、前記入力処理部で受信した制御パケットにより伝達されるスパニングツリーの構成変更イベントが,前記構成変更イベントの局所化が可能かを判断することを特徴とする通信装置。
  4. 請求項1記載の通信装置であって,
    前記出力処理部は、前記NIF管理部が保持している前記スパニングツリーのルートブリッジの情報をもとに,前記スパニングツリーの構成変更イベントに対する応答パケットを自装置で構成し,前記NIF管理部が指定する通信装置のポートから送信することを特徴とする通信装置。
  5. 請求項1記載の通信装置であって,
    前記スパニングツリーの構成変更イベントはConfig BPDUおよびTCNによるイベント,またはConfig BPDUであることを特徴とする通信装置。
  6. 請求項1記載の通信装置であって,
    前記NIF管理部は、通信装置が提供している広域イーサネットサービスがE−TREEサービスであるとき,前記制御パケットをリーフセグメントから受信した場合,ルートセグメントと他のリーフセグメントに,前記スパニングツリーの構成変更イベントを転送択ることを特徴とする通信装置。
  7. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記NIF管理部は、前記入力処理部が受信した制御パケットの情報に応じて通信装置が保持する前記ルートブリッジの情報の更新を実行することを特徴とする通信装置。
  8. 請求項2に記載の通信装置であって、
    前記ルートブリッジの情報は、ルートブリッジのID及びパスコストであることを特徴とする通信装置。
  9. 請求項8に記載の通信装置であって、
    NIF管理部は、前記受信した制御パケットに含まれるルートブリッジIDが当該通信装置が保持するルートブリッジIDより大きく,且つ当該通信装置の保持するルートブリッジIDの情報を受信したポート以外のポートから前記制御パケットを受信した場合、当該通信装置が保持するルートブリッジの情報を参照して新たな制御パケットを構成し、
    前記出力処理部は、前記制御パケットを受信したポートへ前記新たな制御パケット送信することを特徴とする通信装置。
  10. 請求項8に記載の通信装置であって、
    前記NIF管理部は、
    前記通信装置が保持するルートブリッジIDが制御パケットのブリッジIDより小さい場合、またはルートブリッジIDが等しく、且つ通信装置が保持するパスコストが制御パケットに含まれるパスコストより小さいか等しい場合、受信した制御パケットを破棄することを特徴とする通信装置。
  11. 請求項8に記載の通信装置であって、
    前記スパニングツリーの構成変更イベントはConfig BPDUおよびTCNによるイベント,またはConfig BPDUであり、
    当該通信装置が保持するルートブリッジからのConfig BPDUを受信したポートからTCNを受信した場合,受信した当該TCNを破棄することを特徴とする通信装置。
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