JP2011209368A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる画像形成装置を得る。
【解決手段】画像形成装置10は、感光体62と、中間転写ベルト68と、一次転写ロール67と、二次転写ロール71と、クリーニングブレード106及び吸引ユニット110を有するクリーニング装置100と、中間転写ベルト68の抵抗を含む一次転写ロール67から感光体62までのシステム抵抗Rを測定する抵抗検知部90と、抵抗検知部90で測定したシステム抵抗Rに基づいて、クリーニング装置100の動作モードを切り換える制御部20とを有している。ここで、システム抵抗Rが高くなったとき、制御部20によって、クリーニング装置100の各部の動作モードがトナー飛散が少なくなるように切り換えられるので、中間転写ベルト68へのトナーTの飛散を抑えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置10は、感光体62と、中間転写ベルト68と、一次転写ロール67と、二次転写ロール71と、クリーニングブレード106及び吸引ユニット110を有するクリーニング装置100と、中間転写ベルト68の抵抗を含む一次転写ロール67から感光体62までのシステム抵抗Rを測定する抵抗検知部90と、抵抗検知部90で測定したシステム抵抗Rに基づいて、クリーニング装置100の動作モードを切り換える制御部20とを有している。ここで、システム抵抗Rが高くなったとき、制御部20によって、クリーニング装置100の各部の動作モードがトナー飛散が少なくなるように切り換えられるので、中間転写ベルト68へのトナーTの飛散を抑えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1は、クリーニングユニットにファンとフィルタを設けて吸引を行っている。
本発明は、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、潜像を保持する潜像保持体と、前記潜像保持体上の潜像が現像剤で現像された現像剤像が転写されると共に現像剤像を保持する現像剤保持部材と、前記潜像保持体上の現像剤像を前記現像剤保持部材に一次転写させる一次転写手段と、前記現像剤保持部材上の現像剤像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、前記現像剤保持部材と接触して現像剤を筐体内に回収する回収部材と、前記現像剤保持部材の現像剤を前記筐体内へ吸引する吸引手段と、を有する現像剤回収手段と、前記現像剤保持部材の電気抵抗に応じた物理量を測定する測定手段と、前記測定手段が測定した物理量に基づいて、前記回収手段による現像剤の回収動作を通常の第1動作又は該第1動作よりも現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作に切り換える切換手段と、を有する。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、潜像を保持する潜像保持体と、前記潜像保持体上の潜像が現像剤で現像された現像剤像が転写されると共に現像剤像を保持する現像剤保持部材と、前記潜像保持体上の現像剤像を前記現像剤保持部材に一次転写させる一次転写手段と、前記現像剤保持部材上の現像剤像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、前記現像剤保持部材と接触して現像剤を筐体内に回収する回収部材と、前記現像剤保持部材の現像剤を前記筐体内へ吸引する吸引手段と、を有する現像剤回収手段と、前記現像剤保持部材の表面電位を測定する表面電位測定手段と、前記表面電位測定手段で測定された前記現像剤保持部材の表面電位に基づいて、前記回収手段による現像剤の回収動作を通常の第1動作又は該第1動作よりも現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作に切り換える切換手段と、を有する。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、前記切換手段は、前記第2動作で、現像剤の飛散が減少するように前記吸引手段の吸引量を変更する。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、前記現像剤回収手段には回転して現像剤を前記筐体の長手方向に搬送する搬送手段が設けられ、前記切換手段は、前記第2動作で、現像剤の飛散が減少するように前記搬送手段の回転速度を変更する。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、前記切換手段は、前記第2動作で、前記第1動作よりも前記回収部材を前記現像剤保持部材から離す時期を遅らせる。
請求項1の発明は、通常の第1動作又は現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作を切り換えない構成に比べて、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる。
請求項2の発明は、通常の第1動作又は現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作を切り換えない構成に比べて、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる。
請求項3の発明は、吸引手段の吸引量を変更しない構成に比べて、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる。
請求項4の発明は、搬送手段の回転速度を変更しない構成に比べて、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる。
請求項5の発明は、第2動作で、回収部材を現像剤保持部材から離す時期を第1動作よりも遅くしない構成に比べて、現像剤回収手段から現像剤保持部材への現像剤の飛散を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
図1には、第1実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(矢印V方向)の下側から上側へ向けて、記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部14と、画像形成部14の上に設けられ読取原稿Gを読み取る原稿読取部16と、画像形成部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御すると共に切換手段の一例である制御部20と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、画像形成装置10の装置本体10Aの上下方向を矢印V方向、水平方向を矢印H方向と記載する。
用紙収容部12は、記録媒体の一例としてのサイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26が設けられている。第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路28に送り出す送り出しロール32が設けられており、搬送路28における送り出しロール32よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。また、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一端停止させるとともに、決められたタイミングで後述する二次転写位置Qへ送り出す位置合せロール38が設けられている。
搬送路28の上流側部分は、画像形成装置10の正面視において、矢印V方向に向けて用紙収容部12の左側から画像形成部14の左側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路28の下流側部分は、画像形成部14の左側下部から画像形成部14の右側面に設けられた排紙部15まで設けられている。さらに、搬送路28には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路29が接続されている。
両面搬送路29は、画像形成装置10の正面視において、搬送路28と両面搬送路29の切り替えが行われる第1切替部材31と、画像形成部14の右側下部から用紙収容部12の右側まで矢印V方向に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともに矢印H方向に搬送される搬送部37と、反転部33と搬送部37の切り替えが行われる第2切替部材35と、を有している。そして、反転部33には一対の搬送ロール42が間隔をあけて複数箇所に設けられており、搬送部37には一対の搬送ロール44が間隔をあけて複数箇所に設けられている。
第1切替部材31は三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が搬送路28又は両面搬送路29のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。同様に、第2切替部材35は正面視で三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が反転部33又は搬送部37のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。なお、搬送部37の下流側端部は、搬送路28の上流側部分にある搬送ロール36の手前側に図示しない案内部材により接続されている。また、画像形成部14の左側面には、折り畳み式の手差給紙部46が設けられており、手差給紙部46から搬送路28の位置合せロール38の手前までが接続されている。
原稿読取部16は、読取原稿Gを1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置52と、原稿搬送装置52の下側に配置され1枚の読取原稿Gが載せられるプラテンガラス54と、原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿G又はプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取る原稿読取装置56とが設けられている。原稿搬送装置52は、一対の搬送ロール53が複数配置された自動搬送路55を有しており、自動搬送路55の一部は記録用紙Pがプラテンガラス54上を通るように配置されている。また、原稿読取装置56は、プラテンガラス54の左端部に静止した状態で原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿Gを読み取り、又は矢印H方向に移動しながらプラテンガラス54に載せられた読取原稿Gを読み取るようになっている。
一方、画像形成部14は、装置本体10Aの中央に潜像保持体の一例としての円筒状の感光体62が設けられている。感光体62は、図示しない駆動手段によって矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転すると共に光照射によって形成される静電潜像を保持するようになっている。また、感光体62の上方で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、感光体62の表面を帯電するコロトロン方式の帯電部材64が設けられている。
感光体62の回転方向における帯電部材64よりも下流側で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、露光装置66が設けられている。露光装置66は、LED(Light Emitting Diode)で構成されており、帯電部材64により帯電した感光体62の外周面に各トナー色に対応した画像信号に基づき、光を照射(露光)して静電潜像を形成するようになっている。なお、露光装置66はLED方式に限らず、例えば、レーザ光をポリゴンミラーで走査するものであってもよい。
感光体62の回転方向で露光装置66の露光光が照射される部位よりも下流側には、感光体62の外周面に形成された静電潜像を決められた色のトナーで現像して可視化させる現像手段の一例としての回転切り替え式の現像装置70が設けられている。なお、現像装置70の詳細については後述する。
感光体62の回転方向で現像装置70よりも下流側であり且つ感光体62の下側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像が転写される現像剤保持部材の一例としての中間転写ベルト68が設けられている。中間転写ベルト68は、無端状であり、制御部20により回転駆動される駆動ロール61、中間転写ベルト68に張力を付与するための張力付与ロール63、中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する複数の搬送ロール65、及び後述する二次転写位置Qにおいて中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する補助ロール69に巻き掛けられている。そして、中間転写ベルト68は、駆動ロール61が回転することにより、矢印−R方向(図示の反時計回り方向)に周回移動するようになっている。
また、中間転写ベルト68を挟んで感光体62の反対側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写させる一次転写ロール67が設けられている。一次転写ロール67は、感光体62と中間転写ベルト68とが接触する位置から中間転写ベルト68の移動方向下流側に離れた位置で、中間転写ベルト68の裏面に接触している。そして、一次転写ロール67は、図示しない電源から通電されることにより、接地されている感光体62との電位差で感光体62のトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写するようになっている。
さらに、中間転写ベルト68を挟んで補助ロール69の反対側には、中間転写ベルト68上に一次転写されたトナー画像を記録用紙Pに二次転写させる転写手段の一例としての二次転写ロール71が設けられており、二次転写ロール71と補助ロール69との間が記録用紙Pへトナー画像を転写する二次転写位置Qとされている。二次転写ロール71は、中間転写ベルト68の表面に接触している。そして、二次転写ロール71は接地されており、図示しない電源から軸にバイアス印加された補助ロール69と、接地された二次転写ロール71との電位差で、中間転写ベルト68のトナー画像を記録用紙Pに二次転写するようになっている。
また、中間転写ベルト68を挟んで駆動ロール61の反対側には、中間転写ベルト68の二次転写後の残留トナーを回収する現像剤回収手段の一例としてのクリーニング装置100が設けられている。なお、クリーニング装置100の詳細については後述する。さらに、中間転写ベルト68の周囲で張力付与ロール63と対向する位置には、中間転写ベルト68の表面に付されたマーク(図示省略)を検知することで中間転写ベルト68上の予め定めた基準位置を検出し、画像形成処理の開始タイミングの基準となる位置検出信号を出力する位置検出センサ83が設けられている。
感光体62の回転方向で一次転写ロール67よりも下流側には、中間転写ベルト68に一次転写されずに感光体62の表面に残留した残留トナー等を清掃するクリーニング装置73が設けられている。クリーニング装置73は、感光体62表面に接触するクリーニングブレード及びブラシロールにより残留トナー等を回収する構成となっている。また、感光体62の回転方向でクリーニング装置73の下流側(帯電部材64よりも上流側)には、感光体62の外周面に光を照射して除電を行う除電装置75が設けられている。なお、クリーニング装置73の上流側で且つ一次転写ロール67の下流側に除電手段を設けてもよい。この場合、除電手段は、クリーニング装置73による残留トナー等の回収前に感光体62の外周面に光を照射して除電することで静電気による付着力を低減し、残留トナー等の回収率を高める。
二次転写ロール71によるトナー画像の二次転写位置Qは、前述の搬送路28の途中に設定されており、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向(矢印Aで図示)で二次転写ロール71よりも下流側には、二次転写ロール71によってトナー画像が転写された記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置80が設けられている。定着装置80は、記録用紙Pのトナー画像面側(上側)に配置され、通電により発熱する熱源を有する加熱ロール82と、加熱ロール82の下側に配置され記録用紙Pを加熱ロール82の外周面に向けて加圧する加圧ロール84とで構成されている。なお、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で定着装置80よりも下流側には、排紙部15又は反転部33へ向けて記録用紙Pを搬送する搬送ロール39が設けられている。
一方、原稿読取装置56の下側で現像装置70よりも上側には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナーを収容するトナーカートリッジ78Y、78M、78C、78K、78E、78Fが水平方向に並んで交換可能に設けられている。第1特別色E及び第2特別色Fは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック以外の特別色(透明を含む)から選択され、または、選択されないようになっている。そして、現像装置70では、第1特別色E及び第2特別色Fが選択された場合はY、M、C、K、E、Fの6色での画像形成を行い、第1特別色E及び第2特別色Fが選択されない場合はY、M、C、Kの4色での画像形成を行うようになっている。なお、本実施形態では、一例として、Y、M、C、Kの4色で画像形成を行い、第1特別色E及び第2特別色Fを未使用とした場合について説明するが、他の例として、Y、M、C、Kの4色と第1特別色E又は第2特別色Fを用いて5色で画像形成を行ってもよい。
次に、現像装置70について説明する。
図2に示すように、現像装置70は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナー色にそれぞれ対応する現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fが、周方向に(反時計回り方向にこの順番で)並んで配置されており、回転手段であるモータ(図示省略)によって中心角で60°ずつ回転することで、現像処理を行う現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fが切り替えられ、感光体62の外周面と対向するようになっている。なお、現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fは同様の構成となっているため、ここでは現像器72Yについて説明し、他の現像器72M、72C、72K、72E、72Fについては説明を省略する。
現像器72Yは、本体となるケース部材76を有しており、ケース部材76内にトナーカートリッジ78Y(図1参照)からトナー供給路(図示省略)を経由して供給されるトナー及びキャリアから成る現像剤(図示省略)が充填されている。また、ケース部材76には、感光体62の外周面と対向して矩形状の開口部76Aが形成されており、開口部76Aには、外周面が感光体62の外周面と対向する現像ロール74が設けられている。さらに、ケース部材76内で開口部76Aに近い部位には、現像剤の層厚を規制するための板状の規制部材79が、開口部76Aの長手方向に沿って設けられている。
現像ロール74は、回転可能に設けられた円筒状の現像スリーブ74Aと、現像スリーブ74Aの内側に固定された複数の磁極から成る磁性部材74Bとで構成されており、現像スリーブ74Aが回転することで現像剤(キャリア)の磁気ブラシが形成されると共に、規制部材79で層厚が規制されることで、現像スリーブ74Aの外周面に現像剤層を形成するようになっている。そして、現像スリーブ74Aの外周面の現像剤層は、感光体62に対向する位置に搬送され、感光体62の外周面に形成された潜像(静電潜像)に応じたトナーを付着させて現像を行う。
また、ケース部材76内には、螺旋状に形成された搬送ローラ77が2本回転可能に並列配置されており、この2本の搬送ローラ77が回転することで、ケース部材76内に充填された現像剤が、現像ロール74の軸方向(現像器72Yの長手方向)に循環搬送されるようになっている。なお、各現像器72Y、72M、72C、72K、72E、72Fに設けられた6本の現像ロール74は、隣の現像ロール74との間隔が中心角60°となるように周方向に配置されており、現像器72の切り替えにより、次の現像ロール74が感光体62の外周面と対向するようになっている。
次に、クリーニング装置100について説明する。
図3に示すように、クリーニング装置100は、中間転写ベルト68(図2参照)と対向配置される矩形状の開口部104が形成された筐体102と、開口部104に設けられ中間転写ベルト68に接触してトナーを回収する回収部材の一例としてのクリーニングブレード106と、クリーニングブレード106とは反対側の位置で開口部104に設けられ、中間転写ベルト68に接触して筐体102と中間転写ベルト68との隙間を密閉するシール部材108とを有している。
さらに、クリーニング装置100は、中間転写ベルト68の残留トナー等を筐体102内へ吸引する吸引手段の一例としての吸引ユニット110(図7、8、9参照)と、筐体102内に設けられトナーを含む塵埃を集めるフィルタ112と、クリーニングブレード106及びシール部材108を中間転写ベルト68の外周面に接触させる位置又は中間転写ベルト68の外周面から離れた位置の間で移動させる移動手段の一例としてのリトラクト機構部130の一部と、を有している。
なお、以後は、筐体102及び開口部104の長手方向を矢印Z方向、矢印Z方向と直交し且つ筐体102の底壁102A(図4参照)の面内方向を矢印X方向、矢印X方向及び矢印Z方向と直交する筐体102の高さ方向を矢印Y方向として、筐体102内の各部材の配置を説明する。また、矢印Z方向は、画像形成装置10(図1参照)を正面視したときの手前側から奥側に向かう方向である。
図3及び図4に示すように、筐体102は、矢印Z方向の両端部と、矢印Z方向に見て天壁の左端部及び左側壁の上端部とが開放された形状の部材であり、矢印Z方向の両端部には側板114がネジで取り付けられている。また、筐体102の上部には、矢印Z方向を長手方向としX−Y面でL字形の板金から成る第1可動部材116が設けられている。なお、図4には、中間転写ベルト68にクリーニングブレード106及びシール部材108が接触した状態が示されている。
第1可動部材116は、X−Y面で山型に配置されており、一方の傾斜部116A(図示の左下に向かう傾斜部分)の裏側には、矢印Z方向を軸方向とする支軸118が固定されている。支軸118は、両端部が側板114に設けられたベアリング(図示省略)により回転可能に支持されている。そして、第1可動部材116の傾斜部116Aの上面には、X−Y面でL字形の板金から成る支持板119がネジで取り付けられている。さらに、支持板119の下部には、傾斜部116Aの傾斜方向に沿って配置されたクリーニングブレード106の短手方向の一方の端部が接着により固定されている。
クリーニングブレード106は、平面視で矩形状の樹脂製の板材であり、長手方向が開口部104の長手方向に沿うように支持板119に取り付けられている。これにより、クリーニングブレード106は、開口部104における中間転写ベルト68の搬送方向(矢印−R方向)の下流側の縁部に沿って設けられている。また、クリーニングブレード106は、後述するリトラクト機構部130が接触状態の配置となっているときに、自由端側(支持板119に接着されていない他方の端部)が中間転写ベルト68と接触するように配置されており、中間転写ベルト68の残留トナーを筐体102内に回収するようになっている。また、X−Y面で筐体102の左側には、矢印Z方向を長手方向とするL字形の板金から成る第2可動部材120が設けられている。
第2可動部材120は、X−Y面で左側に向けて凸となるように配置されており、上側に配置された傾斜部120A(図示の左下へ下がる傾斜部分)の裏側には、矢印Z方向を軸方向とする支軸122(図3参照)が固定されている。支軸122は、軸方向両端部が側板114及び後述する側板131B(図6参照)に設けられたベアリング(図示省略)により回転可能に支持されている。また、第2可動部材120の傾斜部120Aの上部には、シール部材108の短手方向の一方の端部が接着により固定されている。
シール部材108は、一例として、平面視で矩形状の透明なフィルム材であり、開口部104における中間転写ベルト68の搬送方向の上流側の縁部に沿って中間転写ベルト68と接触するように第2可動部材120に取り付けられている。また、シール部材108は、後述するリトラクト機構部130が接触状態の配置となっているときで、且つクリーニングブレード106が中間転写ベルト68に接触しているときに、自由端側(第2可動部材120に接着されていない他方の端部)が中間転写ベルト68と接触するように配置されている。これにより、シール部材108は、筐体102と中間転写ベルト68との隙間を中間転写ベルト68の搬送方向において密閉するようになっている。さらに、シール部材108は、クリーニングブレード106よりも下側に配置されている。ここで、シール部材108の先端部は、中間転写ベルト68の移動方向に沿って配置されており、シール部材108によってトナーTが掻き取られることはない。
なお、第1可動部材116、支軸118、支持板119、及び第2可動部材120は、筐体102の一部を構成する部材である。また、開口部104は、筐体102における支持板119の下端部から第2可動部材120の上端部までの開放された部位である。
図4に示すように、X−Y面での筐体102の右側には、フィルタ112が、枠状の取付部材113によって筐体102内に取り付けられている。フィルタ112は、繊維の集合体であり、正面視で筐体102の長手方向(矢印Z方向)に沿って長い矩形状となっている。このフィルタ112で区切られることにより、筐体102の右側には、X−Y面で矩形状の吸引路115が形成されている。さらに、筐体102内には、筐体102の側面視(X−Y面)において、開口部104とフィルタ112の間で底壁102A上に立てられた仕切壁117が設けられている。なお、吸引路115は、詳細を後述する吸引ユニット110の一部を構成している。
ここで、図10(B)には、中間転写ベルト68からクリーニングブレード106及びシール部材108が離れた状態が示されている。なお、以後は、中間転写ベルト68からクリーニングブレード106及びシール部材108が離れた状態をリトラクト状態と記載する。
図4に示すように、筐体102の下部で且つ仕切壁117と第2可動部材120の間には、外周面に螺旋状の複数の溝が形成されており、且つ矢印Z方向を回転軸方向として回転可能に設けられた搬送部材121が設けられている。搬送部材121は、矢印Z方向の手前側にモータを含む駆動手段(図示省略)が設けられており、制御部20(図1参照)によって駆動制御されることで、筐体102内に回収されたトナーを矢印Z方向の奥側へ向けて搬送するようになっている。なお、図3に示すように、筐体102の矢印Z方向の奥側には、搬送部材121によって搬送されたトナーが回収タンク(図示省略)に向けて流れる円筒状の回収路123が設けられている。
一方、図6、7に示すように、吸引ユニット110は、筐体102内の吸引路115(図4参照)と、吸引路115の矢印Z方向の一端(画像形成装置10(図1参照)の奥側)に接続された第1ダクト126と、第1ダクト126の他端が接続された第2ダクト144と、第2ダクト144の下端に接続された第3ダクト146と、第3ダクト146に取り付けられた吸気用のファンユニット148と、を含んで構成されている。
図6に示すように、吸引路115(図4参照)の矢印Z方向の一端の底部には、矩形状の開口部(図示省略)が形成されており、この開口部に第1ダクト126の一端部が接続されている。また、第1ダクト126は、筒状に形成されており、画像形成装置10の奥側(図1の正面視で奥側)で且つ中間転写ベルト68の奥側に配置されている。そして、第1ダクト126の他端部には、第2ダクト144の鉛直方向中央部に接続される開口部128が設けられている。
図7に示すように、第2ダクト144は、筒状で且つ全体が正面視でL字状に形成されており、鉛直部分の下端には、第3ダクト146に接続される開口部144Cが設けられている。また、正面視で水平部分の右端部には、中間転写ベルト68の上方で且つ中間転写ベルト68の幅方向を長手方向とする第4ダクト142が接続されている。
第4ダクト142は、直方体状に形成されており、矢印H方向の一方の側壁の下部には長手方向に沿って複数の開口部143が形成されている。また、第4ダクト142は、帯電部材64(図2参照)に近い位置に配置されており、帯電部材64による感光体62の帯電により生じたオゾン等を吸気するようになっている。
第3ダクト146は、第2ダクト144の開口部144Cに取り付けられており、第3ダクト146の下端には、ファンユニット148内に設けられたファン(図示省略)が回転することで排気が行われる排気口149が設けられている。ファンユニット148は、制御部20(図1参照)により内部のファンの回転動作または動作停止が行われるようになっている。なお、ファンユニット148は、画像形成装置10(図1参照)における画像形成時もしくは中間転写ベルト68が周回移動しているときに吸引動作を行うようになっている。
また、排気口149は、画像形成装置10(図1参照)の正面視奥側で、且つ画像形成部14と用紙収容部12の段差が形成された部位の画像形成部14側の底面に設けられている。このように、吸引ユニット110は、吸引路115、第1ダクト126、第2ダクト144、第3ダクト146、及び第4ダクト142の内部がつながっており、ファンユニット148が動作して生じた負圧により各部から吸引された空気が、排気口149から画像形成装置10の外側へ排気されるようになっている。
一方、図5及び図6に示すように、リトラクト機構部130は、矢印Z方向の手前側に設けられた第1機構部130Aと、奥側に設けられた第2機構部130Bとで構成されている。また、中間転写ベルト68の矢印Z方向(幅方向)両端に近い位置には、手前側に側板131A、奥側に側板131Bが設けられている。
図5に示すように、第1機構部130Aは、側板131Aに設けられ駆動源(図示省略)によって回転される偏心カム132Aと、クリーニング装置100の側板114に設けられ偏心カム132Aの回転により移動して第1可動部材116及び第2可動部材120(図3参照)を移動させるリンク部材134とを含んで構成されている。
偏心カム132Aは、側板131A及び側板131B(図6参照)に回転可能に設けられた軸部材133の一端(矢印Z方向の手前側)に取り付けられており、軸部材133を中心として偏心した部位には、側板131Aに一端が取り付けられたバネ135の他端が取り付けられている。そして、偏心カム132Aは、駆動源で回転されないときは、バネ135の引張力が作用することにより、リンク部材134から遠い側に偏心した部位が配置されるようになっている。
リンク部材134は、正面視でV字に近い形状で且つ同じ大きさの2枚の板材が間隔をあけて一体化された構成となっている。詳細には、リンク部材134は、逆三角形状の本体部134Aと、本体部134Aの正面視で左上部から左斜め上方へ延びる第1アーム134Bと、本体部134Aの正面視で右上部から右斜め上方へ延びる第2アーム134Cとを有している。また、本体部134Aの下端(頂角部分)には、支軸122が固定される円弧状の切欠部134Dが形成されている。さらに、第1アーム134B又は第2アーム134Cの上端部には、それぞれロール136A、136Bが回転可能に設けられている。
ここで、リンク部材134は、支軸122の矢印Z方向手前側の端部に切欠部134Dが嵌められることで、支軸122を支点として+R方向(図示の時計回り方向)又は−R方向(図示の反時計回り方向)に移動可能となっており、第1アーム134B及び第2アーム134Cが+R方向又は−R方向に移動するようになっている。
なお、リンク部材134は、第2アーム134C側の本体部134Aにバネ137の一端が取り付けられており、バネ137の他端は側板114の底部に取り付けられている。これにより、偏心カム132Aが接触しない状態で、リンク部材134には+R方向に回転させる力が作用している。また、第1可動部材116の端部には、バネ139の一端が取り付けられており、バネ139の他端は側板114の底部に取り付けられている。これにより、第1可動部材116には+R方向に回転させる力が作用している。そして、ロール136Bは、第1可動部材116の手前側端部に設けられた平面である接触部116Bと接触している。
ロール136Aは、偏心カム132Aの+R方向の回転により偏心カム132Aと接触し、又は偏心カム132Aの−R方向の回転により偏心カム132Aから離れるようになっている。また、ロール136Bは、偏心カム132Aがロール136Aと接触してリンク部材134を+R方向に移動させたとき、第1可動部材116の接触部116Bを押して、第1可動部材116を−R方向に移動させるようになっている。そして、偏心カム132Aがロール136Aから離れたときは、第1可動部材116が+R方向に移動するようになっている。
一方、図6に示すように、第2機構部130Bは、側板131Bに設けられ駆動源(図示省略)によって回転される偏心カム132Bと、同じく側板131Bに設けられ偏心カム132Bの回転により移動して第1可動部材116及び第2可動部材120(図3参照)を移動させるリンク部材136とを含んで構成されている。
偏心カム132Bは、軸部材133の一端(矢印Z方向の奥側)に取り付けられており、軸部材133を中心として偏心した部位には、側板131Aに一端が取り付けられたバネ(図示省略)の他端が取り付けられている。そして、偏心カム132Bは、駆動源で回転されないときは、バネの引張力が作用することにより、リンク部材136から遠い側に偏心した部位が配置されるようになっている。
リンク部材136は、リンク部材134(図5参照)と同様の構成となっており、側板131Bから他端が露出された前述の支軸122を支点として+R方向又は−R方向に移動することで、第1アーム134B及び第2アーム134Cが+R方向又は−R方向に移動するようになっている。なお、リンク部材136には、リンク部材134と同様に、偏心カム132Bが接触しない状態で+R方向に回転させる力が作用している。また、リンク部材136が接触しない状態では、第1可動部材116には+R方向に回転させる力が作用している。そして、ロール136Bは、第1可動部材116の奥側端部に設けられた平面である接触部116Cと接触している。
ロール136Aは、偏心カム132Bの+R方向の回転により偏心カム132Bと接触し、又は偏心カム132Bの−R方向の回転により偏心カム132Bから離れるようになっている。また、ロール136Bは、偏心カム132Bがロール136Aと接触してリンク部材136を+R方向に移動させたとき、第1可動部材116の接触部116Cを押して、第1可動部材116を−R方向に移動させるようになっている。そして、偏心カム132Bがロール136Aから離れたときは、第1可動部材116が+R方向に移動するようになっている。
なお、図3において、第2可動部材120は、前述のように支軸122に固定されて一体となっているため、リンク部材134(図5参照)及びリンク部材136(図6参照)が−R方向に移動すれば同様に−R方向に移動し、+R方向に移動すれば同様に+R方向に移動する。また、筐体102は画像形成装置10(図1参照)内に固定されているため、第1可動部材116及び第2可動部材120が移動するときに筐体102の位置が変わることはない。
次に、電気抵抗検知部90及び制御部20について説明する。
図2に示すように、感光体62と一次転写ロール67には、中間転写ベルト68の電気抵抗に応じた物理量を測定する測定手段の一例としての電気抵抗検知部90が電気的に接続されている。なお、電気抵抗検知部90は、制御部20(図1参照)に接続されており、制御部20から送られた信号に基づいて中間転写ベルト68の電気抵抗に応じた物理量を測定し、得られた測定結果を制御部20に信号として送るようになっている。
図9に示すように、電気抵抗検知部90は、一次転写ロール67の軸部(芯金)に一定の電流Iを印加する電流印加部92と、一次転写ロール67と感光体62の間の電位差Vを測定する電位差測定部94と、制御部20からの信号により電流印加部92を作動させると共に印加した電流Iと測定で得られた電位差Vとから一次転写ロール67から感光体62までのシステム抵抗(合成抵抗)R=V/Iを求める処理部96とを有している。処理部96は、制御部20に接続されており、制御部20から信号を受け取り抵抗検知部90を作動させると共に、得られたシステム抵抗Rを制御部20へ信号として送るようになっている。
感光体62は接地されており、一次転写ロール67、中間転写ベルト68、及び感光体62は接触しているため、電流印加部92により一次転写ロール67へ電流Iが印加されると、電流Iは一次転写ロール67、中間転写ベルト68、及び感光体62に流れる。そして、一次転写ロール67の電気抵抗をR1、中間転写ベルト68の電気抵抗をR2、感光体62の電気抵抗をR3とすると、システム抵抗R=R1+R2+R3となる。なお、システム抵抗Rは、中間転写ベルト68の電気抵抗に応じた物理量の一例である。
ここで、図8には、表面抵抗率ρs(logΩ/□)が異なる4つの中間転写ベルト68を順次交換して画像形成装置10(図1参照)に取り付け、画像形成工程及びクリーニング装置100(図4参照)によるクリーニング工程を行った後、クリーニングブレード106及びシール部材108(図4参照)をリトラクト状態としたときに中間転写ベルト68上に飛散した単位面積当りのトナー飛散個数が、中間転写ベルト68の表面抵抗率との関係で示されている。図8に示すように、中間転写ベルト68の表面抵抗率が高くなると、中間転写ベルト68へのトナー飛散個数が増加することが分かる。これにより、システム抵抗Rとトナー飛散個数の関係においても、システム抵抗Rが高くなればトナー飛散個数が増加することになるので、システム抵抗Rに基づいてクリーニング装置100(図4参照)の各部の動作モードを変更する。
一方、制御部20は、電気抵抗検知手段90で得られたシステム抵抗Rに基づいて、通常の動作モード(第1動作)又はトナー飛散(現像剤飛散)の抑制効果を高める動作モード(第2動作)を切り換えるようになっている。なお、通常の動作モードとは、画像形成装置10を製造したときの一次転写ロール67、中間転写ベルト68、及び感光体62のシステム抵抗Rに基づいて設定されたクリーニング装置100(図4参照)の各部の動作モードであり、トナー飛散の抑制効果を高めるモードとは、システム抵抗Rの変化量に基づいてトナー飛散が抑制されるようにクリーニング装置100の各部を動作させるモードを意味している。
本実施形態では、トナー飛散の抑制効果を高めるモードの例として、図4に示すクリーニング装置100における吸引ユニット110の吸引量変更モード、搬送部材121のトナー搬送量変更モード、及びリトラクト機構部130(図5参照)の接触保持モードが、制御部20に予め設定されている。なお、本実施形態では、これらの3つのモードの動作全てについて説明するが、これらの3つのモードのうち少なくとも1つのモードを動作させればよい。また、これらの3つのモードのうち1つの機能だけ設けてもよい。
吸引ユニット110の吸引量変更モードは、システム抵抗Rが予め設定された電気抵抗の基準値を超えたときに、ファンユニット148(図7参照)内のファンの回転数を増加させて吸引量を増加させるモードである。また、搬送部材121のトナー搬送量変更モードは、システム抵抗Rが予め設定された基準値を超えたときに、搬送部材121の回転速度を低下させ又は回転を停止させるモードである。さらに、リトラクト機構部130の接触保持モードは、システム抵抗Rが予め設定された基準値を超えたときに、クリーニングブレード106及びシール部材108(図4参照)を中間転写ベルト68に接触させた状態で、中間転写ベルト68を複数回周回させる、即ち、通常時よりもクリーニングブレード106及びシール部材108を中間転写ベルト68から離す時期を遅らせるモードである。なお、リトラクト機構部130の接触保持モードは、中間転写ベルト68を停止させておいてもよい。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
まず、画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10が作動すると、画像処理装置(図示省略)又は外部から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各色の画像データが露光装置66に順次出力される。このとき、一例として、現像装置70は、現像器72Y(図2参照)が感光体62の外周面と対向するように回転し保持されている。また、図10(B)に示すように、クリーニング装置100のクリーニングブレード106及びシール部材108は、各色のトナー画像が中間転写ベルト68に多重(一次)転写され且つ記録用紙P上に二次転写されるまで、リトラクト機構部130(図3参照)の動作によって中間転写ベルト68の外周面から離されている。
続いて、露光装置66から画像データに応じて出射された光は、帯電部材64により帯電された感光体62の外周面(表面)を露光し、感光体62の表面にはイエローの画像データに対応した静電潜像が形成される。さらに、感光体62の表面に形成された静電潜像は、現像器72Yによってイエローのトナー画像として現像される。そして、感光体62の表面のイエローのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68に転写される。
続いて、図1に示すように、現像装置70が矢印+R方向に60°回転され、現像器72Mが感光体62の表面と対向する。そして、帯電、露光、現像の各工程が行われ、感光体62の表面のマゼンタのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68のイエローのトナー画像上に転写される。同様にして、シアン(C)、黒(K)、さらに色設定に応じて第1特別色(E)、及び第2特別色(F)のトナー画像が中間転写ベルト68上に順次多重転写される。
一方、用紙収容部12から送り出され、搬送路28を搬送されてきた記録用紙Pは、位置合せロール38により、中間転写ベルト68への各トナー画像の多重転写とタイミングを合わせて二次転写位置Qに搬送される。そして、中間転写ベルト68上に多重転写されたトナー画像は、二次転写位置Qに搬送されてきた記録用紙P上に二次転写ロール71によって二次転写される。また、二次転写後、図5に示すように、クリーニング装置100のクリーニングブレード106及びシール部材108は、リトラクト機構部130(図3参照)の動作によって中間転写ベルト68の外周面と接触する。そして、中間転写ベルト68の外周面に付着したトナーTがクリーニングブレード106で剥離され、筐体102内に回収される。
続いて、トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着装置80に向けて矢印A方向(図示の右方向)に搬送される。そして、定着装置80では、トナー画像が加熱ロール82及び加圧ロール84によって加熱、加圧されることで記録用紙Pに定着される。さらに、トナー画像が定着された記録用紙Pは、一例として、排紙部15に排出される。なお、記録用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置80で表面に画像定着を行った後、記録用紙Pを矢印−V方向に沿って反転部33に送り込むと共に矢印+V方向に沿って送り出すことで、記録用紙Pの先端と後端を入れ替える。そして、記録用紙Pを両面搬送路29によって矢印B方向(図示の左方向)に搬送し、さらに搬送路28に送り込んで、記録用紙Pの裏面の画像形成(このとき、クリーニングブレード106及びシール部材108はリトラクト状態となる)及び定着を行う。そして、この定着後に、クリーニングブレード106及びシール部材108がリトラクト機構部130の動作によって中間転写ベルト68の外周面と接触する。そして、中間転写ベルト68の外周面に付着したトナーTがクリーニングブレード106で剥離され、筐体102内に回収される。
次に、クリーニング装置100及び抵抗検知部90の作用について説明する。
図5及び図6において、偏心カム132A及び偏心カム132Bが回転せず、リンク部材134、136が偏心カム132A、132Bで押されていない状態では、図10(A)に示すように、クリーニングブレード106の先端及びシール部材108の先端が中間転写ベルト68の外周面と接触する。また、図5及び図6において、偏心カム132A、132Bが回転して偏心部分がリンク部材134、136を押している状態では、図10(B)に示すように、クリーニングブレード106の先端及びシール部材108の先端が中間転写ベルト68の外周面から離れるリトラクト状態となる。
図10(A)に示すように、中間転写ベルト68のトナー画像が記録用紙P(図示省略)に二次転写されると、中間転写ベルト68の外周面には転写残のトナーTが付着している。そして、中間転写ベルト68の−R方向への周回移動により、転写残のトナーTはクリーニング装置100まで搬送され、クリーニングブレード106によって筐体102内に回収される。このとき、シール部材108は中間転写ベルト68の外周面に接触しており、筐体102と中間転写ベルト68との隙間を密閉している。これにより、筐体102内に回収されたトナーTが、筐体102の外側へ漏れるのを防いでいる。
続いて、吸引ユニット110のファンユニット148(図7参照)が駆動され、吸引路115及び筐体102の内側が負圧状態となり、筐体102から吸引路115への吸気が行われる。これにより、開口部104からフィルタ112へ向けて空気の流れが形成され、トナーTはフィルタ112で捕捉され又は下側へ落下する。
一方、図9に示すように、抵抗検知部90では、処理部96が、画像形成工程の開始と共に制御部20からの信号により電流印加部92を作動させると共に、一次転写ロール67に印加した電流Iと電位差測定部94の測定で得られた電位差Vとから一次転写ロール67から感光体62までのシステム抵抗Rを求める。そして、処理部96から制御部20へシステム抵抗Rの情報(信号)が送られる。
続いて、制御部20では、得られたシステム抵抗Rと予め設定されている基準値とを比較して、得られたシステム抵抗Rの方が高い場合、前述のクリーニング装置100(図4参照)における吸引ユニット110の吸引量変更モード、搬送部材121のトナー搬送量変更モード、及びリトラクト機構部130の接触保持モードを動作させる。これにより、一例として、ファンユニット148(図7参照)内のファンの回転数が増加して吸引量が増加される。また、搬送部材121の回転が停止される。さらに、クリーニングブレード106及びシール部材108(図4参照)が中間転写ベルト68に接触した状態で、中間転写ベルト68が複数回周回される。そして、リトラクト機構部130の接触保持モードが終了する。なお、リトラクト機構部130の接触保持モードのみを単独で設定した場合は、吸引ユニット110の吸引量変更モード及び搬送部材121のトナー搬送量変更モードと共に設定している場合に比べて、待機時間が長くなるように設定してもよい。
そして、クリーニング装置100では、吸引量の増加によりトナーTの大半がフィルタ112に引き付けられ又は筐体102の下側に溜まるため、筐体102中に浮遊しているトナーTの量が減少する。また、搬送部材121が回転していないため、搬送部材121の回転によるトナーTの舞い上がりがなくなる。さらに、中間転写ベルト68が複数回周回移動している間に、筐体102中に浮遊していたトナーTの残りが底壁102A側に落下する。
ここで、画像形成装置10(図1参照)で次の画像形成が開始され、図10(B)に示すように、クリーニングブレード106及びシール部材108が中間転写ベルト68の外周面から離れるリトラクト状態となったとき、上記の作用によって、開口部104周辺に存在するトナーTがほとんどなくなっているため、筐体102内から中間転写ベルト68の外周面にトナーTが付着しなくなる。なお、本実施形態では、測定されたシステム抵抗Rに基づいて、制御部20により第1動作、第2動作の切り換えが行われたが、電位差測定部94で得られた電圧(電位差)に基づいて直接制御してもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。なお、前述した第1実施形態と基本的に同一の部材には、前記第1実施形態と同一の符号を付与してその説明を省略する。
図11には、第2実施形態の画像形成装置160の一部が示されている。画像形成装置160は、第1実施形態の画像形成装置10の抵抗検知部90(図2参照)に換えて、中間転写ベルト68の電気抵抗に応じた物理量を測定する測定手段の一例としての表面電位センサ164と、中間転写ベルト68を間にして表面電位センサ164と対向する位置に回転可能に設けられ中間転写ベルト68の内周面と接触して支持する支持ロール162とが設けられた構成となっている。
表面電位センサ164は、静電誘導現象を利用するものであり、帯電している中間転写ベルト68の電界により生じた電流(誘導電荷)を電圧に変換して、中間転写ベルト68の表面電位(Vsとする)を測定するようになっている。また、表面電位センサ164は、中間転写ベルト68の移動方向(矢印−R方向)において、補助ロール69よりも下流側で且つ駆動ロール61よりも上流側に設けられており、中間転写ベルト68の外周面と対向するように配置されている。
また、表面電位センサ164は、配線により制御部20に接続されており、二次転写後の中間転写ベルト68の表面電位Vsを測定して、制御部20に表面電位測定値の情報を送るようになっている。なお、支持ロール162が中間転写ベルト68の内周面を支持することで、表面電位センサ164の測定面と中間転写ベルト68の外周面との距離が予め設定した範囲(測定誤差が小さくなる範囲)となっている。また、表面電位Vsは、中間転写ベルト68の電気抵抗に応じた物理量の一例である。
ここで、図12には、画像形成装置10(図1参照)の二次転写位置Qにおける二次転写電圧と、クリーニングブレード106及びシール部材108(図4参照)をリトラクト状態としたときに中間転写ベルト68上に飛散した単位面積当りのトナー飛散個数との関係が示されている。さらに、図12には、二次転写電圧と、二次転写位置Qから下流側で測定された中間転写ベルト68の残像トナー表面電位(以後、単に表面電位と記載する)との関係が示されている。
図12に示すように、二次転写電圧が高くなると、中間転写ベルト68へのトナー飛散個数が増加することが分かる。また、二次転写電圧が高くなると、二次転写後の中間転写ベルト68の表面電位Vsの絶対値が高くなることが分かる。ここで、表面電位Vsが高くなると、帯電しているトナーTとの電位差が大きくなり、中間転写ベルト68の外周面へのトナーTの飛散量が増加することになる。これにより、中間転写ベルト68の表面電位Vsをある範囲に管理すればトナー飛散個数の増加が抑えられるので、二次転写後の中間転写ベルト68の表面電位Vsに基づいてクリーニング装置100(図4参照)の各部の動作モードを変更する。
一方、制御部20は、表面電位センサ164で得られた表面電位Vsに基づいて、通常の動作モード(第1動作)又はトナー飛散(現像剤飛散)の抑制効果を高める動作モード(第2動作)を切り換えるようになっている。なお、通常の動作モードとは、画像形成装置10を製造したときの表面電位Vsに基づいて設定されたクリーニング装置100(図4参照)の各部の動作モードであり、トナー飛散の抑制効果を高めるモードとは、表面電位Vsの変化量に基づいてトナー飛散が抑制されるようにクリーニング装置100の各部を動作させるモードを意味している。
本実施形態では、トナー飛散の抑制効果を高めるモードの例として、第1実施形態と同様に、図4に示すクリーニング装置100における吸引ユニット110の吸引量変更モード、搬送部材121のトナー搬送量変更モード、及びリトラクト機構部130(図5参照)の接触保持モードが、制御部20に予め設定されている。なお、本実施形態では、これらの3つのモードの動作全てについて説明するが、これらの3つのモードのうち少なくとも1つのモードを動作させればよい。また、これらの3つのモードのうち1つの機能だけ設けてもよい。
次に、第2実施形態の作用について説明する。
図10(A)に示すように、中間転写ベルト68のトナー画像が記録用紙P(図示省略)に二次転写されると、中間転写ベルト68の外周面には転写残のトナーTが付着している。そして、中間転写ベルト68の−R方向への周回移動により、転写残のトナーTはクリーニング装置100まで搬送され、クリーニングブレード106によって筐体102内に回収される。このとき、シール部材108は中間転写ベルト68の外周面に接触しており、筐体102と中間転写ベルト68との隙間を密閉している。これにより、筐体102内に回収されたトナーTが、筐体102の外側へ漏れるのを防いでいる。
続いて、吸引ユニット110のファンユニット148(図7参照)が駆動され、吸引路115及び筐体102の内側が負圧状態となり、筐体102から吸引路115への吸気が行われる。これにより、開口部104からフィルタ112へ向けて空気の流れが形成され、トナーTはフィルタ112で捕捉され又は下側へ落下する。
一方、図11に示すように、表面電位センサ164では、二次転写後の中間転写ベルト68の外周面の表面電位Vsが測定され、制御部20へこの情報(信号)が送られる。そして、制御部20では、得られた表面電位Vsと予め設定されている基準値とを比較して、得られた表面電位Vsの方が高い場合、前述のクリーニング装置100(図4参照)における吸引ユニット110の吸引量変更モード、搬送部材121のトナー搬送量変更モード、及びリトラクト機構部130の接触保持モードを動作させる。これにより、一例として、ファンユニット148(図7参照)内のファンの回転数が増加して吸引量が増加される。また、搬送部材121の回転が停止される。さらに、クリーニングブレード106及びシール部材108(図4参照)が中間転写ベルト68に接触した状態で、中間転写ベルト68が複数回周回される。
そして、クリーニング装置100では、吸引量の増加によりトナーTの大半がフィルタ112に引き付けられるため、筐体102中に浮遊しているトナーTの量が減少する。また、搬送部材121が回転していないため、搬送部材121の回転によるトナーTの舞い上がりがなくなる。さらに、中間転写ベルト68が複数回周回移動している間に、筐体102中に浮遊していたトナーTの残りが底壁102A側に落下する。
ここで、画像形成装置10(図1参照)で次の画像形成が開始され、図10(B)に示すように、クリーニングブレード106及びシール部材108が中間転写ベルト68の外周面から離れるリトラクト状態となったとき、上記の作用によって、開口部104周辺に存在するトナーTがほとんどなくなっているため、筐体102内から中間転写ベルト68の外周面にトナーTが付着しなくなる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
現像装置70は、6色の現像器を設けるだけでなく、例えば、90°分割で4色の現像器を設けてもよく、4色や6色を除く2色以上の複数の現像器を設けてもよい。また、帯電部材64は、接触式の帯電ロールであってもよい。さらに、クリーニング装置100は、筐体102が画像形成装置10内で固定されるものに限らず、筐体102全体を中間転写ベルト68に近づかせ、又は離れさせて、クリーニングブレード106及びシール部材108を中間転写ベルト68の外周面に接触させ、又は外周面から離れさせるものであってもよい。
また、第2動作において、クリーニングブレード106を中間転写ベルト68の外周面から離す時期を第1動作よりも遅くするとき、中間転写ベルト68の周回移動を停止させておいてもよい。さらに、表面電位センサ164を設ける位置は、中間転写ベルト68の移動方向で二次転写位置Qよりも上流側であってもよい。
10 画像形成装置
20 制御部(切換手段)
62 感光体(潜像保持体)
67 一次転写ロール(一次転写手段)
68 中間転写ベルト(現像剤保持部材)
71 二次転写ロール(二次転写手段)
90 抵抗検知部(測定手段)
100 クリーニング装置(現像剤回収手段)
102 筐体
106 クリーニングブレード(回収部材)
110 吸引ユニット(吸引手段)
121 搬送部材(搬送手段)
160 画像形成装置
164 表面電位センサ(表面電位測定手段)
20 制御部(切換手段)
62 感光体(潜像保持体)
67 一次転写ロール(一次転写手段)
68 中間転写ベルト(現像剤保持部材)
71 二次転写ロール(二次転写手段)
90 抵抗検知部(測定手段)
100 クリーニング装置(現像剤回収手段)
102 筐体
106 クリーニングブレード(回収部材)
110 吸引ユニット(吸引手段)
121 搬送部材(搬送手段)
160 画像形成装置
164 表面電位センサ(表面電位測定手段)
Claims (5)
- 潜像を保持する潜像保持体と、
前記潜像保持体上の潜像が現像剤で現像された現像剤像が転写されると共に現像剤像を保持する現像剤保持部材と、
前記潜像保持体上の現像剤像を前記現像剤保持部材に一次転写させる一次転写手段と、
前記現像剤保持部材上の現像剤像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、
前記現像剤保持部材と接触して現像剤を筐体内に回収する回収部材と、前記現像剤保持部材の現像剤を前記筐体内へ吸引する吸引手段と、を有する現像剤回収手段と、
前記現像剤保持部材の電気抵抗に応じた物理量を測定する測定手段と、
前記測定手段が測定した物理量に基づいて、前記回収手段による現像剤の回収動作を通常の第1動作又は該第1動作よりも現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作に切り換える切換手段と、
を有する画像形成装置。 - 潜像を保持する潜像保持体と、
前記潜像保持体上の潜像が現像剤で現像された現像剤像が転写されると共に現像剤像を保持する現像剤保持部材と、
前記潜像保持体上の現像剤像を前記現像剤保持部材に一次転写させる一次転写手段と、
前記現像剤保持部材上の現像剤像を記録媒体に二次転写する二次転写手段と、
前記現像剤保持部材と接触して現像剤を筐体内に回収する回収部材と、前記現像剤保持部材の現像剤を前記筐体内へ吸引する吸引手段と、を有する現像剤回収手段と、
前記現像剤保持部材の表面電位を測定する表面電位測定手段と、
前記表面電位測定手段で測定された前記現像剤保持部材の表面電位に基づいて、前記回収手段による現像剤の回収動作を通常の第1動作又は該第1動作よりも現像剤飛散の抑制効果を高める第2動作に切り換える切換手段と、
を有する画像形成装置。 - 前記切換手段は、前記第2動作で、現像剤の飛散が減少するように前記吸引手段の吸引量を変更する請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記現像剤回収手段には回転して現像剤を前記筐体の長手方向に搬送する搬送手段が設けられ、
前記切換手段は、前記第2動作で、現像剤の飛散が減少するように前記搬送手段の回転速度を変更する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記切換手段は、前記第2動作で、前記第1動作よりも前記回収部材を前記現像剤保持部材から離す時期を遅らせる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010074541A JP2011209368A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010074541A JP2011209368A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011209368A true JP2011209368A (ja) | 2011-10-20 |
Family
ID=44940535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010074541A Pending JP2011209368A (ja) | 2010-03-29 | 2010-03-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011209368A (ja) |
-
2010
- 2010-03-29 JP JP2010074541A patent/JP2011209368A/ja active Pending
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