JP2011208621A - ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 - Google Patents
ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011208621A JP2011208621A JP2010079952A JP2010079952A JP2011208621A JP 2011208621 A JP2011208621 A JP 2011208621A JP 2010079952 A JP2010079952 A JP 2010079952A JP 2010079952 A JP2010079952 A JP 2010079952A JP 2011208621 A JP2011208621 A JP 2011208621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wear
- resistant
- pump
- alumina ceramic
- ceramic particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04D—NON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04D29/00—Details, component parts, or accessories
- F04D29/40—Casings; Connections of working fluid
- F04D29/42—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
- F04D29/426—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps
- F04D29/4286—Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps especially adapted for liquid pumps inside lining, e.g. rubber
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
【課題】耐磨耗性が向上するとともに剥離し難い耐磨耗材を備えたポンプを提供する。
【解決手段】ケーシング内の接水部10a,10bの表面を耐磨耗材11で被覆したポンプであって、耐磨耗材11は、耐磨耗層12と、耐磨耗層12を接水部10a,10bの表面に接着する接着層13とを有し、耐磨耗層12はエポキシ樹脂16にアルミナセラミック粒子17を混入した耐磨耗剤からなり、接着層13には、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられている。
【選択図】図2
【解決手段】ケーシング内の接水部10a,10bの表面を耐磨耗材11で被覆したポンプであって、耐磨耗材11は、耐磨耗層12と、耐磨耗層12を接水部10a,10bの表面に接着する接着層13とを有し、耐磨耗層12はエポキシ樹脂16にアルミナセラミック粒子17を混入した耐磨耗剤からなり、接着層13には、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、耐磨耗対策を施したポンプおよびポンプの耐磨耗方法に関する。
従来、ポンプのケーシングの内面の磨耗し易い部分に耐磨耗剤を塗布して耐磨耗皮膜を形成し、ケーシングの金属地肌の磨耗を抑制している。耐磨耗剤としては、酸化アルミナ粒子を混入したエポキシ樹脂からなるものが用いられている。
これによると、酸化アルミナ粒子を混入することにより、耐磨耗皮膜の硬さが増し、耐磨耗性が向上する。尚、上記のように酸化アルミナ粒子を混入したエポキシ樹脂からなる耐磨耗剤については、例えば下記特許文献1に記載されている。
しかしながら、酸化アルミナ粒子の混入量を増やすと耐磨耗皮膜が脆くなり、母材との接着力が弱くなるため、耐磨耗皮膜がケーシングの内面から剥離し易くなるといった問題がある。
本発明は、耐磨耗性が向上するとともに剥離し難い耐磨耗材を備えたポンプおよびポンプの耐磨耗方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本第1発明は、ケーシング内に回転軸を介して羽根車が設けられ、流水と接する接水部の表面を耐磨耗材で被覆したポンプであって、
耐磨耗材は、接水部の表面を覆う耐磨耗部と、耐磨耗部を接水部の表面に接着する接着部とを有し、
接着部は接水部の表面と耐磨耗部との間に形成され、
耐磨耗部はエポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤からなり、
接着部には、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられているものである。
耐磨耗材は、接水部の表面を覆う耐磨耗部と、耐磨耗部を接水部の表面に接着する接着部とを有し、
接着部は接水部の表面と耐磨耗部との間に形成され、
耐磨耗部はエポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤からなり、
接着部には、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられているものである。
これによると、耐磨耗部は接着部を介して接水部の表面に接着されているため、耐磨耗部が接水部の表面から剥離し難くなる。これにより、耐磨耗剤に含有されるアルミナセラミック粒子の含有量を増やすことが可能となり、耐磨耗部の硬さが増すため、耐磨耗性が向上する。
本第2発明におけるポンプは、アルミナセラミック粒子の直径が0.3〜1mmである。
これによると、耐磨耗性が向上するとともに、耐磨耗部の表面の凹凸が小さくなるため、ポンプ効率の低下を抑えることができる。
これによると、耐磨耗性が向上するとともに、耐磨耗部の表面の凹凸が小さくなるため、ポンプ効率の低下を抑えることができる。
本第3発明におけるポンプは、アルミナセラミック粒子の含有率が60〜70重量%である。
本第4発明におけるポンプは、耐磨耗部の表面がエポキシ樹脂からなる被覆部で覆われているものである。
本第4発明におけるポンプは、耐磨耗部の表面がエポキシ樹脂からなる被覆部で覆われているものである。
これによると、耐磨耗材の表面が滑らかになるため、流れによる損失が減少し、ポンプ効率が向上する。
本第5発明におけるポンプは、耐磨耗材は少なくともケーシングの内面の接水部の表面を被覆するものである。
本第5発明におけるポンプは、耐磨耗材は少なくともケーシングの内面の接水部の表面を被覆するものである。
これによると、ケーシングの内面の接水部の磨耗を抑制することができる。
本第6発明は、流水に接する接水部を有するポンプの耐磨耗方法であって、接水部の表面に、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーを付着させ、プライマーの上に、エポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤を付着させ、耐磨耗剤の上に、エポキシ樹脂を付着させるものである。
本第6発明は、流水に接する接水部を有するポンプの耐磨耗方法であって、接水部の表面に、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーを付着させ、プライマーの上に、エポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤を付着させ、耐磨耗剤の上に、エポキシ樹脂を付着させるものである。
これによると、耐磨耗剤はプライマーを介して接水部の表面に接着されているため、耐磨耗剤が接水部の表面から剥離し難くなる。これにより、耐磨耗剤に含有されるアルミナセラミック粒子の含有量を増やすことが可能となり、耐磨耗剤の硬さが増すため、耐磨耗性が向上する。また、耐磨耗剤の上にエポキシ樹脂を付着させることにより、耐磨耗材の表面が滑らかになり、流れによる損失が減少してポンプ効率が向上する。
以上のように、本発明によると、耐磨耗材の耐磨耗性が向上するとともに、耐磨耗材が剥離し難くなる。
以下、本発明における実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、1は両吸込み渦巻きポンプであり、鋳鉄等からなる金属製のケーシング2には吸込口3と吐出口4とが形成されている。ケーシング2は上下に二分割されており、図1は二分割された下側のケーシング2の平面図を示している。ケーシング2内には、吐出口4に連通する吐出側室5(渦形室)と、吐出側室5の左右両側に位置して吸込口3に連通する吸込側室6とが形成されている。
図1に示すように、1は両吸込み渦巻きポンプであり、鋳鉄等からなる金属製のケーシング2には吸込口3と吐出口4とが形成されている。ケーシング2は上下に二分割されており、図1は二分割された下側のケーシング2の平面図を示している。ケーシング2内には、吐出口4に連通する吐出側室5(渦形室)と、吐出側室5の左右両側に位置して吸込口3に連通する吸込側室6とが形成されている。
ケーシング2には回転軸7(主軸)が挿通され、回転軸7には羽根車8が設けられ、羽根車8は吐出側室5内に収納されている。ケーシング2の内面には、磨耗の要因となる土砂を含んだ流水と接する接水部10が形成されている。これら接水部10のうち、吐出側室5内において流速が速くなる接水部10aおよび吸込側室6内において流れが乱れる接水部10bの表面はそれぞれ耐磨耗材11で被覆されている。
図2に示すように、耐磨耗材11は、接水部10a,10bの表面を覆う膜状の耐磨耗層12(耐磨耗部の一例)と、耐磨耗層12を接水部10a,10bの表面に接着する膜状の接着層13(接着部の一例)と、耐磨耗層12の表面(外側)を覆う膜状の被覆層14(被覆部の一例)とを有している。
接着層13は、接水部10a,10bの表面に塗布された下塗り層であり、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられている。このプライマーは表面に凹凸を有する接水部10a,10bとの接着力が大きいため、接着層13と接水部10a,10bとの間に水が浸入し難く、土砂が衝突したときの衝撃を受けても接着層13が接水部10a,10bから剥離し難い。
耐磨耗層12は、接着層13の外側に塗布された中塗り層であり、エポキシ樹脂16にアルミナセラミック粒子17を混入した耐磨耗剤からなる。耐磨耗剤は、アルミナセラミック粒子17の直径(粒径)が0.3〜1mmであり、アルミナセラミック粒子17の含有率が60〜70重量%である。
尚、アルミナセラミック粒子17は、例えば、篩いにかけて上記のような粒径に分別され、耐磨耗剤の材料として利用される。また、耐磨耗層12は、接着層13に含まれる樹脂と同じエポキシ樹脂16を含むため、接着層13との接着力が増大し、剥離し難い。
被覆層14は、耐磨耗層12の外側に塗布された外塗り層であり、エポキシ樹脂からなる被覆剤が用いられている。被覆層14の厚さ(膜厚)は約100〜200μmである。
以下、上記構成における作用を説明する。
以下、上記構成における作用を説明する。
ポンプ1を製作する際、エポキシ樹脂とポリアミド樹脂とを1対1の重量混合比で混合したプライマーをケーシング2の接水部10a,10bの表面に塗布して接着層13を形成する。次に、接着層13の上に、耐磨耗剤を塗布して耐磨耗層12を形成し、さらに、耐磨耗層12の上に、被覆剤を塗布して被覆層14を形成する。これにより、接水部10a,10bの表面が耐磨耗材11で被覆される。
上記のようにして形成された耐磨耗材11の耐磨耗層12は接着層13で接水部10a,10bの表面に接着されている。ここで、接着層13は、アルミナセラミック粒子を含んでいないので、接水部10a,10bとの接着力が増大する。また、耐磨耗層12は、同じ種類の樹脂であるエポキシ樹脂を含んだ接着層13に接着するため、接着層13との接着力が増大する。これにより、耐磨耗層12が接水部10a,10bの表面から剥離し難くなる。したがって、耐磨耗層12を形成する耐磨耗剤に含有されるアルミナセラミック粒子17の含有量を増やすことが可能となり、耐磨耗層12の硬さが増すため、耐磨耗性が向上し、接水部10a,10bの磨耗を抑制することができる。
また、耐磨耗層12の表面にはエポキシ樹脂16とアルミナセラミック粒子17とによって凹凸が発生するが、これら凹凸は被覆層14によって減少したり被覆層14中に埋められるため、耐磨耗材11の表面が耐磨耗層12と比べて滑らかになり、接水部10a,10bにおける水等の流体の流れが円滑になり、ポンプ効率の低下を防ぐことができる。
特に、被覆層14が耐磨耗層12の表面の凹部19に入り込むことにより、表面が滑らかになる。また、土砂を含んだ流水がケーシング2内を流れることにより、万一、被覆層14が剥れても、凹部19に入り込んでいる被覆層14は剥れずに残るため、被覆層14を塗布する前よりも平滑度が向上し、ポンプ効率の向上に寄与する。
また、被覆層14を厚く塗布するほど、耐磨耗層12のアルミナセラミック粒子17が表面に突出する可能性が低減して滑らかになるが、アルミナセラミック粒子17の最大粒子径の10〜30%である約100〜200μmの膜厚で被覆層14を塗布することが、滑らかさと施工性との点から最適である。
尚、耐磨耗層12のアルミナセラミック粒子17の粒径が大きいほど耐磨耗性は向上するが、表面の凹凸が拡大するため、摩擦損失が増大し、ポンプ効率が低下する。このため、最適な粒径である0.3〜1mmのアルミナセラミック粒子17を使用している。
上記実施の形態では、耐磨耗層12を形成している耐磨耗剤のアルミナセラミック粒子17の含有率を60〜70重量%に設定している。アルミナセラミック粒子17の含有率が増加するほど耐磨耗性は向上するが、接着剤(バインダー)の役割をするエポキシ樹脂16の含有率が減少し、長期的に接着性が低下するとともに、施工性も悪くなる。このようなことから、アルミナセラミック粒子17の含有率は60〜70重量%が適しており、より好適には65重量%に設定してもよい。この場合、アルミナセラミック粒子17の含有率を60重量%にしたときに比べて、耐磨耗材11の耐摩耗性が約1.5倍になり、また、施工性の低下も少ない。
尚、アルミナセラミック粒子17の含有率を65重量%又は70重量%にした場合、水中浸漬後の耐磨耗材11に対して引張試験(フラットワイズ法)を行った結果、12.5MPa以上の高い強度が得られた。
また、図3は、耐磨耗層12からなる直方体のテストピースを用いて、アルミナセラミック粒子17の含有率に対するテストピースの磨耗率(減肉率)を測定したグラフである。テストピースのサイズは長さ90mm×幅30mm×厚さ8mmである。珪砂を含んだ水中において、テストピースを1000回転/分の回転速度で20時間回転させた後、テストピースの磨耗率を測定している。また、テストピースは、アルミナセラミック粒子17の含有率が60重量%,65重量%,75重量%の三種類を用意し、いずれもアルミナセラミック粒子17の直径が0.3〜1mmである。
尚、テストピースの磨耗率は下記のように定義される。
磨耗率=(試験前のテストピースの重量−試験後のテストピースの重量)/試験前のテストピースの重量
上記図3のグラフによると、アルミナセラミック粒子17の含有率が増加するほど磨耗率が低下、すなわち、耐磨耗性が向上することが示される。
磨耗率=(試験前のテストピースの重量−試験後のテストピースの重量)/試験前のテストピースの重量
上記図3のグラフによると、アルミナセラミック粒子17の含有率が増加するほど磨耗率が低下、すなわち、耐磨耗性が向上することが示される。
また、図4は、上記と同様な試験方法で得られたアルミナセラミック粒子17の粒径とテストピースの磨耗率との関係を示すグラフである。グラフA1,A2はアルミナセラミック粒子17の粒径が0.5〜3mm、グラフB1,B2はアルミナセラミック粒子17の粒径が0.3〜1mm、グラフC1,C2はアルミナセラミック粒子17の粒径が0.1〜0.3mmである。尚、珪砂は1号珪砂(粒径2〜6mm)と4号珪砂(粒径0.42〜0.84mm)との2種類使用され、グラフA1,B1,C1は1号珪砂を含んだ水に対する磨耗率、グラフA2,B2,C2は4号珪砂を含んだ水に対する磨耗率を示す。
上記図4のグラフによると、アルミナセラミック粒子17の粒径が大きいほど磨耗率が低下、すなわち、耐磨耗性が向上することが示される。
尚、上記0.5〜3mmのアルミナセラミック粒子17は、先ず網目が0.5mmの篩で選別し、この篩に残ったアルミナセラミック粒子17を3mmの網目の篩で選別し、この篩を通り抜けたものが0.5〜3mmの粒径のアルミナセラミック粒子17となる。また、他の粒径のアルミナセラミック粒子17も上記と同様の方法で得ることができる。
尚、上記0.5〜3mmのアルミナセラミック粒子17は、先ず網目が0.5mmの篩で選別し、この篩に残ったアルミナセラミック粒子17を3mmの網目の篩で選別し、この篩を通り抜けたものが0.5〜3mmの粒径のアルミナセラミック粒子17となる。また、他の粒径のアルミナセラミック粒子17も上記と同様の方法で得ることができる。
上記実施の形態では、耐磨耗部の一例として、耐磨耗層12を挙げたが、耐磨耗膜であってもよい。また、接着部の一例として、接着層13を挙げたが、接着膜であってもよい。同様に、被覆層14は被覆膜であってもよい。
上記実施の形態では、ケーシング2内の流速が速い接水部10aと流れが乱れる接水部10bを耐磨耗材11で被覆しているが、それ以外の接水部、例えば、ケーシング2内の接水部10の全域や、羽根車8のみ、或は羽根車8とケーシング2内の接水部10全域などの接水部を耐磨耗材11で被覆してもよい。
上記実施の形態では、ポンプの一例として、両吸込み渦巻き型のポンプを挙げたが、この型式以外のポンプであってもよい。
1 ポンプ
2 ケーシング
7 回転軸
8 羽根車
10a,10b 接水部
11 耐磨耗材
12 耐磨耗層(耐磨耗部)
13 接着層(接着部)
14 被覆層(被覆部)
16 エポキシ樹脂
17 アルミナセラミック粒子
2 ケーシング
7 回転軸
8 羽根車
10a,10b 接水部
11 耐磨耗材
12 耐磨耗層(耐磨耗部)
13 接着層(接着部)
14 被覆層(被覆部)
16 エポキシ樹脂
17 アルミナセラミック粒子
Claims (6)
- ケーシング内に回転軸を介して羽根車が設けられ、流水と接する接水部の表面を耐磨耗材で被覆したポンプであって、
耐磨耗材は、接水部の表面を覆う耐磨耗部と、耐磨耗部を接水部の表面に接着する接着部とを有し、
接着部は接水部の表面と耐磨耗部との間に形成され、
耐磨耗部はエポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤からなり、
接着部には、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーが用いられていることを特徴とするポンプ。 - アルミナセラミック粒子の直径が0.3〜1mmであることを特徴とする請求項1記載のポンプ。
- アルミナセラミック粒子の含有率が60〜70重量%であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポンプ。
- 耐磨耗部の表面がエポキシ樹脂からなる被覆部で覆われていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のポンプ。
- 耐磨耗材は少なくともケーシングの内面の接水部の表面を被覆することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のポンプ。
- 流水に接する接水部を有するポンプの耐磨耗方法であって、
接水部の表面に、主剤のエポキシ樹脂と硬化剤のポリアミド樹脂とからなるプライマーを付着させ、プライマーの上に、エポキシ樹脂にアルミナセラミック粒子を混入した耐磨耗剤を付着させ、耐磨耗剤の上に、エポキシ樹脂を付着させることを特徴とするポンプの耐磨耗方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010079952A JP2011208621A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010079952A JP2011208621A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011208621A true JP2011208621A (ja) | 2011-10-20 |
Family
ID=44939918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010079952A Pending JP2011208621A (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011208621A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540158A (ja) * | 2013-12-06 | 2016-12-22 | カーエスベー・アクチエンゲゼルシャフトKsb Aktiengesellschaft | 内側ケーシング、外側ケーシング、およびそれらの間の充填材料からなるプラスチックポンプハウジング |
CN113108161A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-13 | 湖南三一中阳机械有限公司 | 金属管中的耐磨内衬的制造方法及金属管 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010079952A patent/JP2011208621A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540158A (ja) * | 2013-12-06 | 2016-12-22 | カーエスベー・アクチエンゲゼルシャフトKsb Aktiengesellschaft | 内側ケーシング、外側ケーシング、およびそれらの間の充填材料からなるプラスチックポンプハウジング |
US10415589B2 (en) | 2013-12-06 | 2019-09-17 | Ksb Aktiengesellschaft | Plastic pump housing consisting of an inner casing, an outer casing and filling material therebetween |
CN113108161A (zh) * | 2021-03-30 | 2021-07-13 | 湖南三一中阳机械有限公司 | 金属管中的耐磨内衬的制造方法及金属管 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20160312789A1 (en) | Composite impeller for a centrifugal slurry pump | |
CN102971550B (zh) | 用于制动衬片的无铜摩擦材料 | |
JP2017509837A (ja) | すべり塗膜及びそのような塗膜を有するすべり軸受け層複合材料 | |
ATE500003T1 (de) | Antihaftschicht auf fluorpolymerbasis | |
US20200023404A1 (en) | Substrates coated with wear resistant layers and methods of applying wear resistant layers to same | |
RU2012110521A (ru) | Втулка | |
CA2797164A1 (en) | Centrifugal pump for slurries | |
US20150308281A1 (en) | LOW PERMEABILITY HIGH PRESSURE COMPRESSOR ABRADABLE SEAL FOR BARE Ni AIRFOILS HAVING CONTINUOUS METAL MATRIX | |
JP2011208621A (ja) | ポンプおよびポンプの耐磨耗方法 | |
CN106837875A (zh) | 一种耐磨渣浆泵泵体 | |
CN107955495A (zh) | 一种高分子陶瓷耐磨涂层及其制备方法 | |
CN102200068A (zh) | 汽缸衬套 | |
ITMI20090405A1 (it) | Metodo di produzione di un rivestimento protettivo per un componente di una turbomacchina, il componente stesso e la relativa macchina | |
CN105602356B (zh) | 耐磨耐腐蚀的离心泵叶轮涂层及其制备方法和应用 | |
CA2889593C (en) | Composite impeller for a centrifugal slurry pump | |
US11346359B2 (en) | Oil and gas well pump components and method of coating such components | |
CN2821238Y (zh) | 一种陶瓷衬里泵组合件 | |
CN208386256U (zh) | 一种增强粘结强度的磁体组件及采用该磁体组件的转子组件 | |
CN103201505A (zh) | 用于保护水力机械的组件免于腐蚀的方法 | |
CN206889348U (zh) | 一种耐磨渣浆泵泵体 | |
CN207454374U (zh) | 一种具有耦合结构涂层的水泵 | |
CN207349605U (zh) | 疏浚管 | |
CN205654988U (zh) | 一种陶瓷复合管 | |
CN2921526Y (zh) | 高抗冲击内衬陶瓷复合弯管 | |
WO2008069702A2 (fr) | Organe de travail d'une pompe de forage multicellulaire (variantes) |