JP2011204090A - 配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム、及び目印情報管理方法 - Google Patents

配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム、及び目印情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各ユーザによりコンテンツにコメント情報等が付与された場合であっても、各ノード装置間でコンテンツの整合を図ることが可能な配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム、及び目印情報管理方法を提供する。
【解決手段】ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、第一の情報処理装置は、ユーザの指示によって付与された目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報を含む目印管理情報又は前記所在情報を記憶手段に記憶して管理する。そして、第二の情報処理装置は、所望のコンテンツデータに対応する前記目印管理情報又は前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノード装置を備えたピアツーピア(Peer to Peer(P2P))型の配信システムの技術分野に関する。
近年、ピアツーピア型の配信システムが知られている。ピアツーピア型の配信システムは、複数のコンテンツデータを複数のノード装置に分散して保存させ、各ノード装置間でコンテンツデータを共用可能としたシステムである。以下、コンテンツデータを「コンテンツ」という。ピアツーピア型の配信システムでは、クライアント・サーバ型の配信システムのようなサーバへの負荷集中を軽減することができる。また、ピアツーピア型の配信システムにおいて分散保存されたコンテンツの所在は、例えば特許文献1に開示されるような分散ハッシュテーブルを利用して効率良く検索可能になっている。
特開2006−197400号公報
ところで、ピアツーピア型の配信システムにおいて、他のノード装置から取得されたコンテンツは、ユーザの操作により再生出力される。再生出力されているコンテンツを視聴するユーザは、そのコンテンツの所望の再生位置に例えばコメント情報を書き込んで、他のユーザと共有したいという要望がある。この場合、ユーザは、コンテンツの所望の再生位置に対してコメント情報等を付与する。コメント情報等が付与されたコンテンツは、ピアツーピア型の配信システム上で他のノード装置に提供可能に保存されることになる。
ピアツーピア型の配信システムにおいては、コンテンツを取得したノード装置が他のノード装置へのコンテンツの提供が可能となる。このため、各ノード装置でコメント情報等が付与される場合、コンテンツIDは同じであるが、異なるコメント情報が付与されたコンテンツが各ノード装置に保存される場合が生じうる。この場合、コンテンツIDが同じコンテンツであっても、各ノード装置が取得したコンテンツに付与されたコメント情報等が異なるケースが生じてしまう。そのため、各ノード装置間でコンテンツの整合性が取れなくなるという問題が生じる。
そこで、本発明は、以上の問題等に鑑みてなされたものであり、各ユーザによりコンテンツにコメント情報等が付与された場合であっても、各ノード装置間でコンテンツの整合を図ることが可能な配信システム、情報処理装置、情報処理プログラム、及び目印情報管理方法を提供すること等を課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶する記憶手段を備える第一の情報処理装置と、前記コンテンツデータが要求されるとき、前記目印管理情報または前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得する取得手段を備える第二の情報処理装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配信システムにおいて、前記オーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置に前記目印管理情報が分散して記憶され、前記第一の情報処理装置の前記記憶手段には、前記目印管理情報に含まれる前記目印情報が付与されたコンテンツデータの所在を示す所在情報が記憶され、前記第二の情報処理装置の取得手段は、前記オーバーレイネットワークを介して前記第一の情報処理装置から前記目印管理情報を取得することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の配信システムにおいて、各前記コンテンツデータには、前記オーバーレイネットワーク内で、各前記コンテンツデータを識別する固有の識別情報が、前記ネットワークに接続された所定の装置により付与され、前記目印管理情報には、前記目印情報が付与された前記コンテンツデータと同じ識別情報又は当該識別情報を用いて決定された固有の識別情報が、前記所定の装置により付与され、前記第二の情報処理装置の取得手段は、前記目印管理情報に付与された前記識別情報に基づいて、前記目印管理情報又は前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記第一の情報処理装置は、何れかの前記情報処理装置に保存されているコンテンツデータ中に新たに目印情報が付与された場合に、新たな目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報を含む目印管理情報を取得し、前記取得された目印管理情報又は前記目印管理情報の所在を示す所在情報を前記記憶手段に追加記憶することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記第二の情報処理装置は、前記取得手段により取得された前記目印管理情報のうち、前記コンテンツデータの出力中に出力させる前記目印情報を含む前記目印管理情報を決定するための第一条件を示す第一条件情報を取得する第一条件取得手段と、前記取得された第一条件情報に基づいて、前記コンテンツデータの出力中に出力させる目印情報が含まれる前記目印管理情報を決定する決定手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記第一の情報処理装置は、前記目印管理情報を削除するための第二条件を示す第二条件情報を取得する第二条件取得手段と、前記取得された第二条件情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記目印管理情報を削除する削除手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の配信システムにおいて、前記目印管理情報には、前記目印情報の付与を指示したユーザの識別情報が含まれ、前記第二条件情報には、前記目印情報の付与を指示したユーザの識別情報が含まれており、前記第一の情報処理装置の前記削除手段は、前記取得された第二条件情報に含まれるユーザの識別情報を含む前記目印管理情報を削除することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか一項に記載の配信システムにおいて、前記目印情報は、前記ユーザにより前記情報処理装置の入力手段から入力されたコメント情報であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明において、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、前記配信システムに含まれる第一の情報処理装置は、前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶する記憶手段と、第二の情報処理装置からの要求に応じて、前記目印管理情報又は前記所在情報を、当該第二の情報処理装置に提供する提供手段と、を備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、前記配信システムに含まれるコンピュータに、前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶するステップと、前記情報処理装置からの要求に応じて、前記目印管理情報又は前記所在情報を、当該情報処理装置に提供するステップと、を実行させるための情報処理プログラムである。
請求項11に記載の発明は、ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおける目印情報管理方法であって、前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、第一の情報処理装置が、前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶するステップと、第二の情報処理装置が、前記コンテンツデータが要求されるとき、前記目印管理情報または前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項1、9乃至11に記載の発明によれば、第一の情報処理装置は、ユーザの指示によって付与された目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報を含む目印管理情報又は前記所在情報を記憶手段に記憶して管理する。そして、第二の情報処理装置は、所望のコンテンツデータに対応する前記目印管理情報又は前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得する。そのため、ノード装置のユーザによりコンテンツにコメント情報等が付与された場合であっても、各ノード装置間でコンテンツの整合を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、コンテンツデータと、このコンテンツデータ中に付与された目印情報を含む目印管理情報とを、同じ情報処理装置で管理することができる。そのため、コンテンツデータと目印管理情報とを同じ情報処理装置から、より効率良く他の情報処理装置に提供することができる。
請求項3に記載の発明によれば、目印管理情報に付与される識別情報を、コンテンツデータと同じ識別情報に基づいて容易に取得することができる。
請求項4に記載の発明によれば、第一の情報処理装置は、コンテンツデータ中にユーザによって新たに付与された目印情報を含む目印管理情報を追加記憶する。そのため、第二の情報処理装置は、新たに付与された目印情報を含む目印管理情報を容易に取得することができる。
請求項5に記載の発明によれば、コンテンツを視聴するユーザが所望する目印情報のみをコンテンツデータの出力中に出力させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、第一の情報処理装置により管理されている目印管理情報を簡単に削除することができる。
請求項7に記載の発明によれば、特定の目印情報をコンテンツに付与したユーザのユーザIDを含む目印管理情報を簡単に削除させることができる。
請求項8に記載の発明は、ユーザは、コンテンツデータの所望の出力位置で、自身の意図を他のユーザに明確に伝えることができる。
本実施形態に係るコンテンツ配信システムの概要構成例を示す図である。 (A)は、目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースにおいて、あるコンテンツに対応する目印管理情報リストが1つの目印管理ノードにより管理される態様を示す概念図である。(B)は、目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースにおいて、あるコンテンツに対応する目印管理情報リストが複数の目印管理ノードにより管理される態様を示す概念図である。 (A)は、コンテンツ管理サーバMSの概要構成例を示すブロック図である。(B)は、ノードNnの概要構成例を示すブロック図である。 (A)は、あるノードNnの制御部11における目印管理情報の登録依頼処理を示すフローチャートである。(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報の登録処理を示すフローチャートである。 (A)は、あるノードNnの制御部11における目印管理情報の削除依頼処理を示すフローチャートである。(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報の削除処理を示すフローチャートである。 (A)は、あるノードNnの制御部11におけるコンテンツの再生処理を示すフローチャートである。(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報リストの提供処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンテンツ配信システムに本発明を適用した場合の実施形態である。
1.コンテンツ配信システムの構成及び動作概要
始めに、図1を参照して、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの構成及び動作概要について説明する。図1は、本実施形態に係るコンテンツ配信システムの概要構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るコンテンツ配信システムSは、コンテンツ管理サーバMS、ユーザ情報管理装置UM、及び複数のノード装置Nn(n=1,2,3・・・k)等を備えて構成されている。コンテンツ管理サーバMS、ユーザ情報管理装置UM、及び各ノード装置Nnは、インターネット等からなるネットワークNWに接続されている。コンテンツ管理サーバMSは、コンテンツ配信システムSにおいてノード装置Nnにより利用可能なコンテンツを管理する。なお、ノード装置を、以下、「ノード」という。また、各ノードNnには、固有のノードIDが付与されている。ノードIDは、ノードNnを識別する識別情報である。また、ノードIDは、ネットワークNWに接続された所定の装置により付与される。所定の装置の例としては、コンテンツ管理サーバMSが挙げられる。また、ノードNnは、本発明における第一及び第二の情報処理装置の一例である。
また、ユーザ情報管理装置UMは、ノードNnのユーザのユーザID及びユーザの属性を示す属性情報をユーザ毎に管理する。ユーザIDは、ユーザを識別する識別情報である。ユーザIDは、後述する目印情報をユーザ別に管理する際に必要となる。また、ユーザの属性を示す属性情報とは、例えば、ユーザ名やユーザの所属するグループのグループ名等である。ユーザの属性を示す属性情報を、以下、「ユーザ属性」という。なお、ユーザ情報管理装置UMは、例えば、サーバコンピュータから構成される。或いは、ユーザ情報管理装置UMは、何れかのノードNnにより構成されても良い。
また、コンテンツ配信システムSには、オーバーレイネットワークONが形成されている。オーバーレイネットワークONは、ネットワークを介して互いに通信可能な複数のノードNnにより構成される仮想的なリンクを構成する論理的なネットワークである。また、オーバーレイネットワークONは、特定のアルゴリズム、例えば、分散ハッシュテーブルを利用したアルゴリズムにより実現される。分散ハッシュテーブルを、以下、「DHT(Distributed Hash Table)」という。なお、DHTを用いたルーティングテーブルについては、特開2006−197400号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
また、オーバーレイネットワークONに参加している複数のノードNnには、内容の異なる様々なコンテンツが分散されて保存されている。コンテンツの例としては、映画、番組等のユーザが視聴できる動画コンテンツが挙げられる。また、各コンテンツには、固有のコンテンツIDが付与されている。コンテンツIDは、コンテンツを識別する識別情報である。また、コンテンツIDは、ネットワークNWに接続された所定の装置により付与される。
また、データ量が所定値より大きいコンテンツは、所定の時間間隔で区切ることで複数のチャンクに分割される。一つのチャンクは、例えば数Mバイトのデータ量を有する。そして、各チャンクは、複数のノードNnに分散されて保存されている。例えば、ノードN1には、コンテンツXを構成するチャンクX1が保存されている。また、ノードN2には、コンテンツXを構成するチャンクX2が保存されている。また、コンテンツXを構成する全てのチャンクを保存するノードNnも存在する。各チャンクには、固有のチャンクIDが付与されている。チャンクIDは、チャンクを識別する識別情報である。また、チャンクIDは、ネットワークNWに接続された所定の装置により付与される。また、コンテンツを構成する各チャンクのチャンクIDは、例えば、このコンテンツのメタファイルに記述されている。コンテンツのメタファイルとは、分割されたコンテンツを構成する各チャンクを検索するためのファイルである。また、コンテンツのメタファイルには、コンテンツ中における各チャンクの対応関係を示す情報がチャンクIDに対応付けられて記述されている。この対応関係を示す情報は、例えば、コンテンツ中における各チャンクの再生順序、又は各チャンクの先頭位置のバイト数で表される。そして、各コンテンツのメタファイルは、複数のノードNnに分散されて保存されている。なお、メタファイルには、これに対応するコンテンツのコンテンツIDが付与されている。
なお、コンテンツ、コンテンツのメタファイル、及びチャンクの少なくとも何れか一つを保存しているノードNnを、以下、「コンテンツ保持ノード」という。また、コンテンツの所在、コンテンツのメタファイルの所在、又はチャンクの所在を示す情報は、インデックス情報として、コンテンツの所在を管理しているノードNnに記憶される。インデックス情報は、ネットワークNWにおける所在を示す所在情報の一例である。コンテンツの所在を管理しているノードNnを、以下、「ルートノード」という。このインデックス情報には、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルを保存しているコンテンツ保持ノードのノード情報と、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルのコンテンツIDとの組が含まれる。又は、このインデックス情報には、チャンクを保存しているコンテンツ保持ノードのノード情報と、このチャンクのチャンクIDとの組が含まれる。ノード情報には、コンテンツ保持ノードのIPアドレス、ポート番号、及びノードIDが含まれる。ルートノードは、例えば、コンテンツID又はチャンクIDと最も近いノードIDが付与されたノードNnであるように定められる。コンテンツID又はチャンクIDと最も近いノードIDとは、例えば、IDの上位桁が最も多く一致するノードIDである。
このようなコンテンツ配信システムSにおいて、ノードNnは、コンテンツIDに基づき、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルの所在をルートノードに問い合わせる。これにより、ノードNnは、問い合わせたコンテンツ又はコンテンツのメタファイルを、コンテンツ保持ノードからオーバーレイネットワークONを介して取得する。また、コンテンツのメタファイルを取得したノードNnは、メタファイルに記述されている各チャンクIDに基づき、各チャンクの所在をルートノードに問い合わせる。これにより、ノードNnは、問い合わせたチャンクを、コンテンツ保持ノードからオーバーレイネットワークONを介して取得する。そして、ノードNnは、取得したコンテンツを再生出力することができる。これにより、ユーザは、コンテンツを画面上で視聴することができる。なお、ノードNnは、コンテンツ、コンテンツのメタファイル、又はチャンクをコンテンツ管理サーバMSから取得することもできる。
ところで、上述したコンテンツ中の特定の出力位置には目印を示す目印情報を付与することが可能になっている。目印情報の付与は、ノードNnのユーザによって入力部を介して指示される。そして、目印情報が付与されたコンテンツが再生出力された場合、付与された出力位置で目印情報が出力されることになる。この目印情報は、付与指示を行ったユーザがブックマーク(しおり)や付箋として用いるための情報である。或いは、目印情報は、付与指示を行ったユーザが自身の意図を他のユーザに伝えるための情報である。より具体的に、目印情報は、文字列、音、静止画像、動画像、又は画面のアクションなどの情報であり、且つユーザがコンテンツと区別しうる情報である。従って、簡単なマークや絵文字等も目印情報として用いることができる。なお、ある事業者がコンテンツの一ユーザとして、コンテンツ中に、所定の広告情報を含む目印情報の付与を指示することもできる。また、例えば、ユーザにより入力された文字列で構成された目印情報は、このユーザの意図を文字で他のユーザに伝えることのできるコメント情報となる。また、例えば、ユーザにより発話された音声で構成された目印情報は、このユーザの意図を音声で他のユーザに伝えることができる。また、画面のアクションの例としては、画面の背景色が変わること等が挙げられる。
そして、あるコンテンツ中に目印情報が付与された場合、目印管理情報が生成される。この目印管理情報には、コンテンツのコンテンツID、コンテンツ中に付与された目印情報、目印情報の出力位置を示す位置情報、付与指示を行ったユーザのユーザID、及びユーザ属性等が含まれる。なお、目印管理情報には、これが生成された日付情報も含まれる。ここで、目印情報の出力位置は、例えば、コンテンツの再生時間軸上での再生開始位置からの時間又はバイト数で表される。また、日付情報には、年月や時刻も含んでよい。そして、生成された目印管理情報は、所定のノードNnに送信され、目印管理情報リストにより管理される。あるコンテンツ中に複数のユーザの指示により付与された目印情報は、目印管理情報リストにより一括管理することができる。なお、目印管理情報を管理するノードNnを、以下、「目印管理ノード」という。ここで、目印管理情報の管理としては、例えば、目印管理情報リストの生成及び記憶、目印管理情報リストへの目印管理情報の登録、目印管理情報リストからの目印管理情報の削除、及びノードNnへの目印管理情報リストの提供などが挙げられる。
また、目印管理情報リストは、コンテンツ毎に生成される場合と、コンテンツの再生開始位置から終了位置までの時間を所定時間間隔で区切った区間毎に生成される場合とがある。各目印管理情報リストには、固有のリストIDが付与されている。リストIDは、目印管理情報リストを識別する識別情報である。換言すれば、リストIDは、目印管理情報リストに登録されている目印管理情報を識別する識別情報である。また、リストIDは、ネットワークNWに接続された所定の装置により付与される。また、目印管理情報リストに付与されたリストIDと最も近いノードIDを持つノードNnが、この目印管理情報リストの目印管理ノードとなる。
図2(A)は、目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースにおいて、あるコンテンツに対応する目印管理情報リストが1つの目印管理ノードにより管理される態様を示す概念図である。図2(A)に示す例では、目印管理情報リストに付与されたリストID“ABC”と、この目印管理情報リストに対応するコンテンツのコンテンツID“ABC”とが同一になっている。この場合、コンテンツID“ABC”のコンテンツのルートノードと、リストID“ABC”の目印管理情報リストの目印管理ノードとは同一となる。これにより、インデックス情報と目印管理情報リストとを効率良く管理することができる。
なお、目印管理情報リストに付与されるリストIDは、対応するコンテンツのコンテンツIDを用いて決定されるハッシュ値でも良い。このハッシュ値は所定のハッシュ関数でコンテンツIDをハッシュ化することにより生成される。この場合、コンテンツのルートノードと目印管理ノードとは異なる。
一方、図2(B)は、目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースにおいて、あるコンテンツに対応する目印管理情報リストが複数の目印管理ノードにより管理される態様を示す概念図である。この場合、各目印管理情報リストに付与されるリストIDは、例えば、対応するコンテンツのコンテンツIDと、各区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せのハッシュ値とされる。このハッシュ値は所定のハッシュ関数でコンテンツIDと、各区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せをハッシュ化することにより生成される。各区間の開始位置の時間とは、図2(B)に示すリストIDが「AHI」に対応する区間の場合、「10’00”」である。一つのコンテンツに対応する目印管理情報リストを複数の目印管理ノードにより管理させることで、各目印管理ノードの負荷を低減することができる。ここで、各区間の開始位置を、上述したチャンクを生成するためにコンテンツを区切る位置と同一にすれば、各区間に対応する目印管理情報リストに付与されたリストIDと、この区間に相当するチャンクのチャンクIDとを同一にすることができる。この場合、各区間に対応する目印管理情報リストの目印管理ノードと、各区間に相当するチャンクのルートノードとは同一となる。これにより、インデックス情報と目印管理情報リストとを効率良く管理することができる。
なお、目印管理情報リストに付与されるリストIDは、対応するチャンクのチャンクIDのハッシュ値でも良い。このハッシュ値は所定のハッシュ関数でチャンクIDをハッシュ化することにより生成される。この場合、チャンクのルートノードと目印管理ノードとは異なる。
2.コンテンツ管理サーバMSの構成及び機能
次に、図3(A)を参照して、コンテンツ管理サーバMSの構成及び機能について説明する。図3(A)は、コンテンツ管理サーバMSの概要構成例を示すブロック図である。コンテンツ管理サーバMSは、図3(A)に示すように、制御部1、記憶部2、及び通信部3等を備えて構成される。制御部1、記憶部2、及び通信部3はバス4を介して相互に接続されている。
制御部1は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,及びROM等から構成される。記憶部2は、例えばハードディスクドライブ等から構成される。記憶部2には、オペレーティングシステム、及びサーバプログラム等が記憶されている。また、記憶部2には、コンテンツ配信システムSにおいてノード装置Nnにより利用可能なコンテンツのオリジナルが記憶されている。また、記憶部2には、コンテンツのレコードを有するコンテンツカタログ情報等が記憶されている。コンテンツのレコードには、コンテンツのコンテンツID、コンテンツ名、及びキーワード等が記述されている。ここで、目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースでは、このコンテンツのレコードには、コンテンツIDに対応付けられてリストIDが記述される。ただし、コンテンツのコンテンツIDと、これに対応する目印管理情報リストのリストIDとが同一である場合、リストIDをコンテンツのレコードに記述する必要はない。また、上述したように、リストIDがコンテンツIDのハッシュ値である場合、リストIDをコンテンツのレコードに記述する必要はない。
一方、目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースでは、このコンテンツのレコードには、例えば、このコンテンツを所定の時間間隔で区切った各区間の開始位置の時間又はバイト数が記述される。この場合、リストIDは、コンテンツのコンテンツIDと、区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せのハッシュ値である。ただし、チャンクのチャンクIDと、これに対応する目印管理情報リストのリストIDとが同一である場合、リストIDをコンテンツのレコードに記述する必要はない。チャンクIDは、コンテンツのメタファイルから取得できるからである。また、上述したように、リストIDがチャンクIDのハッシュ値である場合、リストIDをコンテンツのレコードに記述する必要はない。
なお、コンテンツレコードは、コンテンツがコンテンツ配信システムS内に投入される際に生成される。そして、生成されたレコードを含むコンテンツカタログ情報はコンテンツ管理サーバMSから各ノードNnに配信される。ここで、コンテンツの投入とは、オーバーレイネットワークONに参加している所定のノードNnにコンテンツ又はコンテンツのメタファイルが送信され保存されることをいう。また、コンテンツのメタファイルに記述される情報が、このコンテンツのレコード内に記述されるように構成しても良い。この場合、コンテンツのメタファイルをコンテンツ配信システムS内に投入する必要がない。
通信部3は、ネットワークNWを通じてノードNn等との間の情報の通信制御を行う。
3.ノードNnの構成及び機能
次に、図3(B)を参照して、ノードNnの構成及び機能について説明する。図3(B)は、ノードNnの概要構成例を示すブロック図である。ノードNnは、図3(B)に示すように、制御部11、記憶部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、映像処理部15、表示部16、音声処理部17、スピーカ18、通信部19、及び入力部19a等を備えて構成される。制御部11、記憶部12、バッファメモリ13、デコーダ部14、映像処理部15、表示部16、音声処理部17、通信部19、及び入力部19aは、バス19bを介して相互に接続されている。なお、ノードNnとしては、パーソナルコンピュータ、STB(Set Top Box)、TV受信機、或いは、カラオケ装置等が適用可能である。
制御部11は、演算機能を有するCPU,作業用RAM,及びROM等から構成される。そして、制御部11は、CPUが記憶部12等に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、後述する処理を行う。また、制御部11は、時計機能を有する。なお、制御部11は、本発明における取得手段、第一条件情報取得手段、決定手段、第二条件取得手段、削除手段、提供手段の一例である。
記憶部12は、例えばハードディスクドライブ等から構成される。記憶部12は、記憶手段の一例である。記憶部12には、オペレーティングシステム、コンテンツ再生プログラム、及び情報処理プログラム等が記憶されている。なお、情報処理プログラムは、例えば、ネットワークNWに接続された所定のサーバからダウンロードされるようにしても良い。或いは、情報処理プログラムは、例えば、記録媒体に記録されて当該記録媒体のドライブを介して読み込まれるようにしても良い。また、制御部11がコンテンツ再生プログラムを実行することによりコンテンツの再生処理が行われる。
また、記憶部12には、コンテンツ保持ノード、又はコンテンツ管理サーバMSから取得されたコンテンツ又はコンテンツのメタファイル、更にはチャンクが記憶、保存されている。また、オーバーレイネットワークONに参加しているノードNnの記憶部12には、コンテンツカタログ情報及びDHTを用いたルーティングテーブル等が記憶されている。また、ルートノードの記憶部12には、インデックス情報が記憶されている。また、目印管理ノードの記憶部12には、目印管理情報リストが記憶されている。更に、ルートノードを兼ねる目印管理ノードの記憶部12には、目印情報が付与されたコンテンツの所在を示すインデックス情報と、この目印情報が含まれる目印管理情報リストとが記憶される。
バッファメモリ13は、受信されたコンテンツ又はチャンクをバッファリングする。デコーダ部14は、制御部11からの指令にしたがって、コンテンツ又はチャンクに含まれる映像データ及び音声データ等のデータ伸張や復号化等のデコード処理を行う。映像処理部15は、デコーダ部14によりデコードされた映像データ等に対して所定の描画処理を施し映像信号として再生出力する。表示部16は、映像処理部15から再生出力された映像信号に基づき画面上に映像等を表示する。音声処理部17は、デコーダ部14によりデコードされた音声データをアナログ音声信号にD(Digital)/A(Analog)変換した後これをアンプにより増幅して出力する。スピーカ18は、音声処理部17から出力された音声信号を音波として出力する。このように再生出力されたコンテンツに目印情報が付与されていた場合、この付与された出力位置で目印情報が出力される。目印情報の出力としては、表示部16への表示出力と、スピーカ18への音声出力がある。
通信部19は、ネットワークNWを通じてコンテンツ管理サーバMS及び他のノードNn等との間の情報の通信制御を行う。入力部19aは、ユーザが指示を入力するための入力手段である。入力部19aには、例えば、マウス、キーボード、リコモン等が挙げられる。ユーザは、入力部19aから付与すべき目印情報を入力することができる。
4.コンテンツ配信システムSの動作
次に、本実施形態に係るコンテンツ配信システムSの動作について説明する。なお、この動作の前提として、ノードNnのユーザのユーザ登録動作が行われる。このユーザ登録動作では、先ず、ユーザがノードNnの入力部19aを操作してユーザ属性を設定する。例えば、ユーザ属性として、ユーザ名「user1」、及びユーザの所属するグループのグループ名「group1」等が設定される。ユーザ属性が設定されると、ノードNnはネットワークNWを介してユーザ情報管理装置UMにユーザ登録依頼メッセージを送信する。このユーザ登録依頼メッセージは、ユーザ情報管理装置UMにユーザ登録を依頼するメッセージである。なお、ユーザ登録依頼メッセージには、設定されたユーザ属性が含まれる。一方、ユーザ情報管理装置UMは、ユーザ登録依頼メッセージを受信すると、このユーザ登録依頼メッセージからユーザ属性を抽出する。そして、ユーザ情報管理装置UMは、抽出したユーザ属性に対して一意のユーザIDを生成する。ユーザIDは、例えばユーザ属性を所定のハッシュ関数でハッシュ化することにより生成される。そして、ユーザ情報管理装置UMは、抽出したユーザ属性と、生成したユーザIDとを対応付けてユーザ情報管理データベースに登録する。このようにユーザ情報管理データベースに登録されたユーザIDは、ノードNnからの要求に応じて、このノードNnに返信される。例えば、ユーザのログイン時にノードNnは、ネットワークNWを介してユーザ情報管理装置UMにユーザID要求メッセージを送信する。このユーザID要求メッセージは、ユーザ情報管理装置UMにユーザIDを要求するメッセージである。なお、ユーザID要求メッセージには、ユーザにより入力部19aを介して入力されたユーザ属性が含まれる。一方、ユーザ情報管理装置UMは、ユーザID要求メッセージを受信すると、このユーザID要求メッセージからユーザ属性を抽出する。ユーザ情報管理装置UMは、抽出したユーザ属性に対応付けられて登録されているユーザIDをユーザ情報管理データベースから取得する。そして、ユーザ情報管理装置UMは、取得したユーザIDを含むユーザID返答メッセージをノードNnに返信する。
(4−1.目印管理情報の登録動作)
次に、図4を参照して、目印管理情報の登録動作について説明する。
図4(A)は、あるノードNnの制御部11における目印管理情報の登録依頼処理を示すフローチャートである。図4(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報の登録処理を示すフローチャートである。なお、図4(A)に示す処理を行う制御部11は、既に、ユーザ情報管理装置UMから返信されたユーザID返答メッセージからユーザIDを取得しているものとする。
図4(A)に示す処理は、ユーザにより選択されたコンテンツが再生出力されているときに、ユーザは所望のシーンが表示されたタイミングで、表示部16の画面上における所定の位置を例えばマウスでクリックすることにより開始される。この所定の位置とは、例えば、画面上に表示されているコンテンツのフレーム上でユーザが目印情報を付与したい位置である。或いは、所定の位置とは、画面に表示されているシークバー上で移動するスライダーの表示位置であってもよい。なお、スライダーとは、コンテンツの始めから終りまでのうち現在の再生位置を示すものである。
図4(A)に示す処理が開始されると、ノードNnの制御部11は、ユーザからの入力部19aを介した付与指示に応じてコンテンツ中に付与された目印を示す目印情報と、この目印情報の出力位置を示す位置情報を取得する(ステップS1)。例えば、表示部16の画面上に表示されたコメント入力欄に、ユーザにより入力部19aを介して入力されたコメント情報又は広告情報が上記目印情報として取得される。或いは、記憶部12に予め記憶されている静止画像又は動画像の画像ファイルうちから、ユーザにより入力部19aを介して選択された画像ファイルが上記目印情報として取得される。或いは、記憶部12に予め記憶されている音声ファイルうちから、ユーザにより入力部19aを介して選択された音声ファイルが上記目印情報として取得される。この音声ファイルは、例えば、予めユーザにより発音された音声が録音されたファイルである。なお、ユーザが表示部16の画面上における所定の位置を例えばマウスでクリックすることで、制御部11は、予め記憶していた簡単なマークや絵文字等を目印情報として付与するように構成しても良い。
また、目印情報の出力位置は、上記画面上における所定の位置をユーザが例えばマウスでクリックしたタイミングにおけるコンテンツの再生位置に相当する。また、この出力位置を示す位置情報は、例えば、コンテンツの再生時間軸上での先頭からの時間又はバイト数で表される。
次いで、制御部11は、上記ステップS1で取得された目印情報及び位置情報等を含む目印管理情報を生成する(ステップS2)。なお、目印管理情報には、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツID、ユーザにより入力されたユーザ属性、ユーザID返答メッセージから抽出されたユーザID、及び目印管理情報が生成された日付情報も含まれる。
次いで、制御部11は、上記ステップS2で生成された目印管理情報が登録されるべき目印管理情報リストのリストIDを取得する(ステップS3)。このリストIDの取得は、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツID又はこのコンテンツを構成するチャンクのチャンクIDに基づいて行われる。ここで、(a)目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースと、(b)目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースと、に分けてリストIDの取得方法を説明する。なお、ノードNnにおいて何れのケースを採用するかは、コンテンツ配信システムS上で統一的に決められている。
(a)目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケース
(a)のケースでは、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツID又はこのコンテンツIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツIDに対応付けられたリストIDが取得されるように構成しても良い。
(b)目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケース
(b)のケースでは、目印情報が付与されたコンテンツのメタファイルから、目印情報の出力位置が含まれる区間に対応するチャンクのチャンクIDが取得される。そして、取得されたチャンクID又はこのチャンクIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツIDに対応付けられた各区間の開始位置の時間又はバイト数が取得される。そして、目印情報が付与されたコンテンツのコンテンツIDと、目印情報の出力位置が含まれる区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せのハッシュ値がリストIDとして取得される。
次いで、制御部11は、目印管理情報登録依頼メッセージを生成する(ステップS4)。目印管理情報登録依頼メッセージは、目印管理ノードに対して、目印管理情報のリストへの登録を依頼するメッセージである。この目印管理情報登録依頼メッセージには、上記ステップS2で生成された目印管理情報、及び上記ステップS3で取得されたリストID等が含まれる。
次いで、制御部11は、上記ステップS4で生成された目印管理情報登録依頼メッセージを、例えば、上記ステップS3で取得されたリストIDをキーとするDHTルーティングにより、目印管理ノード宛に送信し(ステップS5)、処理を終了する。なお、DHTルーティングは、例えば特開2007−053662号公報等で公知であるので、詳しい説明を省略する。
こうして送信された目印管理情報登録依頼メッセージを受信した目印管理ノードは、図4(B)に示す処理を開始する。図4(B)に示す処理が開始されると、目印管理ノードの制御部11は、受信された目印管理情報登録依頼メッセージから目印管理情報及びリストIDを取得する(ステップS11)。
次いで、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS11で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが既に生成され記憶部12に記憶されているか否かを判定する(ステップS12)。そして、制御部11は、取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが記憶部12に記憶されていないと判定した場合には(ステップS12:NO)、ステップS13に進む。一方、制御部11は、取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが記憶部12に記憶されていると判定した場合には(ステップS12:YES)、ステップS14に進む。
ステップS13では、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS11で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストを新たに生成する。そして、目印管理ノードの制御部11は、生成された目印管理情報リストを、上記ステップS11で取得されたリストIDに対応付けて記憶部12に記憶する。
ステップS14では、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS11で取得された目印管理情報を、上記ステップS11で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストに登録し、処理を終了する。ここで、目印管理情報には、この目印管理情報が登録された日付情報が含められる。日付情報には、年月や時刻も含んでよい。また、何れかのノードNnに保存されているコンテンツ中に新たに目印情報が付与された場合に、上記目印管理情報の登録動作によって、目印管理ノードの制御部11は、新たな目印情報及びその位置情報を含む目印管理情報を取得する。そして、目印管理ノードの制御部11は、取得された目印管理情報を目印管理情報リストに追加登録することになる。
このように、目印管理情報の登録動作によれば、各ノードNnのユーザの付与指示によって、あるコンテンツ中に付与された目印情報を含む各目印管理情報を目印管理情報リストに登録して一括管理することができる。
(4−2.目印管理情報の削除動作)
次に、図5を参照して、目印管理情報の削除動作について説明する。図5(A)は、あるノードNnの制御部11における目印管理情報の削除依頼処理を示すフローチャートである。図5(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報の削除処理を示すフローチャートである。
図5(A)に示す処理は、例えばユーザから入力部19aを介して目印管理情報の削除条件設定開始指示があった場合に開始される。
図5(A)に示す処理が開始されると、ノードNnの制御部11は、ユーザにより入力部19aを介して設定された削除条件を示す削除条件情報を取得する(ステップS21)。なお、削除条件情報は、第二条件情報の一例である。
削除条件は、特定のコンテンツに対応する目印管理情報リストから目印管理情報を削除するための条件である。削除条件の例としては、以下の(X1)〜(X4)が挙げられる。
(X1)特定のコンテンツID
(X2)特定のユーザID
(X3)特定のコンテンツIDと特定のユーザIDの組合せ
(X4)特定のコンテンツIDと目印管理情報が生成又は登録された期間との組合せ
(X5)特定のコンテンツIDと特定のユーザIDと目印管理情報が生成又は登録された期間との組合せ
例えば、上記削除条件設定開始指示を行ったユーザは、過去に自らあるコンテンツに対して付与した目印情報を含む目印登録情報を削除したい場合、このコンテンツのコンテンツIDと、自身のユーザIDとを削除条件として設定する。また、上記「目印管理情報が生成又は登録された期間」は、古くなった目印管理情報を削除するために、例えば2009年12月以前というように設定される。また、上記削除条件設定開始指示を行ったユーザが、コンテンツ提供サイトの管理者又はコンテンツの提供者の場合がある。この場合、ユーザは、例えば不正な目印情報をコンテンツに付与したユーザのユーザIDと、このコンテンツのコンテンツIDとを削除条件として設定することができる。また、ある特定のユーザが付与した目印情報を削除したい場合、特定のユーザIDを指定することで、指定されたユーザIDに対応する目印情報を削除することができる。
次いで、制御部11は、削除対象の目印管理情報が登録されている目印管理情報リストのリストIDを取得する(ステップS22)。この場合も、ステップS3と同様、(a)目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースと、(b)目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースとでリストIDの取得方法が異なる。
(a)のケースでは、削除条件として設定された特定のコンテンツのコンテンツID又はこのコンテンツIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、削除条件として設定された特定のコンテンツのコンテンツIDに対応付けられたリストIDが取得されるように構成しても良い。
(b)のケースでは、削除条件として設定された特定のコンテンツのメタファイルに記述された各チャンクのチャンクID又は各チャンクIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、削除条件として設定された特定のコンテンツのコンテンツIDに対応付けられた各区間の開始位置の時間又はバイト数が取得される。そして、削除条件として設定された特定のコンテンツのコンテンツIDと、取得された区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せのハッシュ値がリストIDとして区間毎に取得される。
次いで、制御部11は、目印管理情報削除依頼メッセージを生成する(ステップS23)。目印管理情報削除依頼メッセージは、目印管理ノードに対して、目印管理情報のリストからの削除を依頼するメッセージである。この目印管理情報削除依頼メッセージには、上記ステップS21で取得された削除条件情報、及び上記ステップS22で取得されたリストID等が含まれる。
次いで、制御部11は、上記ステップS23で生成された目印管理情報削除依頼メッセージを、例えば、上記ステップS22で取得されたリストIDをキーとするDHTルーティングにより、目印管理ノード宛に送信し(ステップS24)、処理を終了する。なお、上記(b)のケースでは、コンテンツの区間毎に対応する各目印管理ノード宛に目印管理情報削除依頼メッセージが送信される。
こうして送信された目印管理情報削除依頼メッセージを受信した目印管理ノードは、図5(B)に示す処理を開始する。図5(B)に示す処理が開始されると、目印管理ノードの制御部11は、受信された目印管理情報削除依頼メッセージから削除条件情報及びリストIDを取得する(ステップS31)。
次いで、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS31で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが記憶部12に記憶されているか否かを判定する(ステップS32)。そして、制御部11は、取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが記憶部12に記憶されていないと判定した場合には(ステップS32:NO)、処理を終了する。一方、制御部11は、取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストが記憶部12に記憶されていると判定した場合には(ステップS32:YES)、ステップS33に進む。
ステップS33では、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS31で取得された削除条件情報に基づいて、上記ステップS31で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストから目印管理情報を削除し、処理を終了する。つまり、目印管理情報リストに登録されている目印管理情報のうち、上記削除条件情報に示される削除条件を満たす目印管理情報が削除される。例えば、削除条件情報中に目印情報の付与を指示したユーザのユーザIDが含まれる場合、制御部12は、このユーザIDを含む目印管理情報を全て目印管理情報リストから削除する。また、例えば、削除条件情報中に目印管理情報が生成又は登録された期間が含まれる場合、制御部12は、各目印管理情報に含まれる日付情報を参照して、この期間内に生成又は登録された目印管理情報を全て目印管理情報リストから削除する。
このように、目印管理情報の削除動作によれば、各ノードNnのユーザは、自らの指示で、あるコンテンツ中に付与された目印情報を含む目印管理情報を後から簡単に削除させることができる。また、コンテンツ提供サイトの管理者又はコンテンツの提供者は、例えば不正な目印情報をコンテンツに付与したユーザのユーザIDを含む目印管理情報を後から簡単に削除させることができる。また、コンテンツ提供サイトの管理者又はコンテンツの提供者は、例えば古くなった目印管理情報を後から簡単に削除させることができる。
(4−3.目印情報が付与されたコンテンツの再生動作)
次に、図6を参照して、目印情報が付与されたコンテンツの再生動作について説明する。
図6(A)は、あるノードNnの制御部11におけるコンテンツの再生処理を示すフローチャートである。図6(B)は、目印管理ノードの制御部11における目印管理情報リストの提供処理を示すフローチャートである。なお、図6(A)に示す処理を行う制御部11は、既に、ユーザ情報管理装置UMから返信されたユーザID返答メッセージからユーザIDを取得しているものとする。
図6(A)に示す処理は、ユーザの入力部19aの操作により、ノードNnの制御部11がコンテンツIDを取得した場合に開始される。ここで、コンテンツIDは、例えばノードNnがコンテンツ提供サイトにアクセスすることにより提供されたWebページから取得することができる。このコンテンツ提供サイトは、例えば動画コンテンツを提供するためのWebサイトである。或いは、コンテンツIDは、ノードNnに記憶されているコンテンツカタログ情報からキーワード等により検索されるものであっても良い。
図6(A)に示す処理が開始されると、制御部11は、取得されたコンテンツIDのコンテンツに対応する目印管理情報リストのリストIDを取得する(ステップS41)。この場合も、ステップS22と同様、(a)目印管理情報リストがコンテンツ毎に生成されるケースと、(b)目印管理情報リストがコンテンツの区間毎に生成されるケースとでリストIDの取得方法が異なる。
(a)のケースでは、取得されたコンテンツID又はこのコンテンツIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、取得されたコンテンツのコンテンツIDに対応付けられたリストIDが取得されるように構成しても良い。
(b)のケースでは、取得されたコンテンツIDに対応するコンテンツのメタファイルに記述された各チャンクのチャンクID又は各チャンクIDのハッシュ値がリストIDとして取得される。この場合、上記取得されたコンテンツIDに基づいて、コンテンツのメタファイルがコンテンツ保持ノード等から事前に取得される。或いは、コンテンツカタログ情報におけるコンテンツのレコードから、上記コンテンツのコンテンツIDに対応付けられた各区間の開始位置の時間又はバイト数が取得される。そして、取得されたコンテンツのコンテンツIDと、取得された区間の開始位置の時間又はバイト数との組合せのハッシュ値がリストIDとして区間毎に取得される。
次いで、制御部11は、目印管理情報リスト要求メッセージを生成する(ステップS42)。目印管理情報リスト要求メッセージは、目印管理ノードに対して、目印管理情報リストを要求するメッセージである。この目印管理情報リスト要求メッセージには、このメッセージを送信するノードNnのIPアドレス及びポート番号、並びに上記ステップS41で取得されたリストID等が含まれる。なお、上述したように、リストIDとコンテンツIDとが同一である場合、又はリストIDとチャンクIDとが同一である場合、目印管理ノードとルートノードとが同一になる。これらの場合には、目印管理情報リスト要求メッセージには、ルートノードにより管理されるインデックス情報の要求情報が含まれる。
次いで、制御部11は、上記ステップS42で生成された目印管理情報リスト要求メッセージを、例えば、上記ステップS41で取得されたリストIDをキーとするDHTルーティングにより、目印管理ノード宛に送信する(ステップS43)。なお、上記(b)のケースでは、コンテンツの区間毎に対応する各目印管理ノード宛に目印管理情報リスト要求メッセージが送信される。
こうして送信された目印管理情報リスト要求メッセージを受信した目印管理ノードは、図6(B)に示す処理を開始する。図6(B)に示す処理が開始されると、目印管理ノードの制御部11は、受信された目印管理情報リスト要求メッセージからリストIDを取得する(ステップS61)。
次いで、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS61で取得されたリストIDに対応する目印管理情報リストを記憶部12から取得する(ステップS62)。
次いで、目印管理ノードの制御部11は、受信された目印管理情報リスト要求メッセージにインデックス情報の要求情報が含まれるか否かを判定する(ステップS63)。そして、制御部11は、目印管理情報リスト要求メッセージにインデックス情報の要求情報が含まれないと判定した場合には(ステップS63:NO)、ステップS65に進む。一方、制御部11は、目印管理情報リスト要求メッセージにインデックス情報の要求情報が含まれると判定した場合には(ステップS63:YES)、上記ステップS61で取得されたリストIDに対応するインデックス情報を記憶部12から取得し(ステップS64)、ステップS65に進む。つまり、リストIDとコンテンツIDが同一の場合、又はリストIDとチャンクIDとが同一の場合、リストIDに対応するインデックス情報が取得される。
ステップS65では、目印管理ノードの制御部11は、目印管理情報リスト提供メッセージを生成する。目印管理情報リスト提供メッセージは、目印管理情報リストを要求したノードNnに対して、目印管理情報リストを提供するメッセージである。この目印管理情報リスト提供メッセージには、上記ステップS62で取得された目印管理情報リストが含まれる。また、上記ステップS64でインデックス情報が取得された場合、このインデックス情報も目印管理情報リスト提供メッセージに含まれる。これにより、目印管理情報リストと、インデックス情報とを効率良く要求のあったノードNnに送信することができる。
次いで、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS65で生成された目印管理情報リスト提供メッセージを、目印管理情報リスト要求メッセージの送信元のノードNnに返信し(ステップ66)、処理を終了する。
図6(A)の処理に戻り、ノードNnの制御部11は、目印管理ノードから返信されてきた目印管理情報リスト提供メッセージを受信する(ステップS44)。なお、上記(b)のケースでは、各目印管理ノードから返信されてきた目印管理情報リスト提供メッセージが受信される。
次いで、制御部11は、受信された目印管理情報リスト提供メッセージから目印管理情報リストを取得する(ステップS45)。つまり、コンテンツが要求されるときに、目印管理情報を登録する目印管理情報リストが取得される。ここで、「コンテンツが要求されるとき」とは、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルがコンテンツ保持ノードに要求される前又は後を意味する。なお、目印管理情報リスト提供メッセージにインデックス情報が含まれる場合には、このインデックス情報も取得される。
次いで、制御部11は、上記取得されたコンテンツIDに対応するコンテンツが記憶部12に記憶されているか否かを判定する(ステップS46)。そして、制御部11は、コンテンツIDに対応するコンテンツが記憶されていると判定した場合には(ステップS46:YES)、ステップS50に進む。
一方、制御部11は、コンテンツIDに対応するコンテンツが記憶されていないと判定した場合には(ステップS46:NO)、ステップS47に進む。
ステップS47では、制御部11は、上記取得されたコンテンツIDに対応するコンテンツのメタファイルが記憶部12に記憶されているか否かを判定する。そして、制御部11は、コンテンツIDに対応するコンテンツのメタファイルが記憶されていると判定した場合には(ステップS47:YES)、ステップS48に進む。一方、制御部11は、コンテンツIDに対応するコンテンツのメタファイルが記憶されていないと判定した場合には(ステップS47:NO)、ステップS49に進む。
ステップS48では、制御部11は、コンテンツのメタファイルに記述されている各チャンクIDに対応するチャンクの取得処理を実行する。この取得処理は、チャンクのチャンクIDに基づいて、チャンクをコンテンツ保持ノードから取得する処理である。この取得処理では、先ず、制御部11は、チャンクIDに対応するインデックス情報が既に取得されているか否かを判定し、取得されていない場合、コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。コンテンツ所在問合せメッセージは、チャンクの所在をルートノードに問い合わせるためのメッセージである。そして、制御部11は、生成したコンテンツ所在問合せメッセージを、チャンクIDをキーとするDHTルーティングにより、チャンクのルートノード宛に送信する。これにより、ルートノードから返信されたインデックス情報が取得される。一方、上記ステップS45でリストIDに対応するインデックス情報が既に取得されている場合、制御部11は、コンテンツ所在問合せメッセージの生成及び送信する必要がない。こうして、インデックス情報を取得した制御部11は、インデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいてコンテンツ保持ノードにアクセスする。そして、制御部11は、コンテンツ保持ノードからチャンクをダウンロードする。ダウンロードとは取得の一例である。こうしてダウンロードされた各チャンクは、バッファメモリ13にバッファリングされる。
ステップS49では、制御部11は、上記取得されたコンテンツIDに対応するコンテンツ又はコンテンツのメタファイルの取得処理を実行する。この取得処理は、コンテンツのコンテンツIDに基づいて、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルを取得する処理である。この取得処理では、先ず、制御部11は、コンテンツIDに対応するインデックス情報が既に取得されているか否かを判定し、取得されていない場合、コンテンツ所在問合せメッセージを生成する。コンテンツ所在問合せメッセージは、コンテンツ又はコンテンツのメタファイルの所在をルートノードに問い合わせるためのメッセージである。コンテンツ所在問合せメッセージの送信により、上記ステップS48と同様、ルートノードからインデックス情報が取得される。一方、上記ステップS45でリストIDに対応するインデックス情報が既に取得されている場合、制御部11は、コンテンツ所在問合せメッセージの生成及び送信する必要がない。
こうして、インデックス情報を取得した制御部11は、インデックス情報に含まれるコンテンツ保持ノードのIPアドレス等に基づいてコンテンツ保持ノードにアクセスする。そして、制御部11は、コンテンツ保持ノードからコンテンツ又はコンテンツのメタファイルをダウンロードする。こうしてダウンロードされたコンテンツは、バッファメモリ13にバッファリングされる。なお、コンテンツのメタファイルがダウンロードされた場合、上記ステップS48と同様、コンテンツのメタファイルに記述されている各チャンクIDに基づいて、各チャンクがコンテンツ保持ノードからオーバーレイネットワークONを介してダウンロードされる。ダウンロードされたチャンクは、バッファメモリ13にバッファリングされる。
次いで、制御部11は、目印管理情報のフィルタリング処理を実行する(ステップS50)。このフィルタリング処理は、上記ステップS45で取得された目印管理情報リストに登録された目印管理情報のうち、コンテンツの再生中に出力させる目印情報を含む目印管理情報を決定する処理である。再生対象となるコンテンツ中に多くのユーザによって目印情報が付与される場合がある。この場合、これらの全ての目印情報をコンテンツの再生中に出力させると、コンテンツを視聴するユーザは、コンテンツ及び目印情報を視聴し難くなってしまう。そこで、コンテンツの再生中に出力させる目印情報を含む目印管理情報を決定するための条件によって、目印管理情報リストに登録された目印管理情報のフィルタリングを行う。この条件のことを「フィルタリング条件」という。フィルタリング条件は、例えば、目印管理情報リストを取得したノードNnのユーザにより入力部19aを介して予め設定される。この設定は、ノードNnの起動後であればいつ行われるものであっても良い。設定されたフィルタリング条件を示すフィルタリング条件情報は、記憶部12に記憶される。なお、フィルタリング条件情報は、第一条件情報の一例である。フィルタリング条件の例としては、以下の(Y1)〜(Y6)が挙げられる。
(Y1)特定のユーザID
(Y2)特定のユーザ属性(グループ名など)
(Y3)特定のキーワードを有する目印情報
(Y4)目印管理情報が生成又は登録された期間
(Y5)特定のユーザID又は特定のユーザ属性と、特定のキーワードを有する目印情報との組合せ
(Y6)特定のユーザID又は特定のユーザ属性と、目印管理情報が生成又は登録された期間との組合せ
フィルタリング処理では、制御部11は、記憶部12からフィルタリング条件情報を取得する。そして、制御部11は、取得されたフィルタリング条件情報に基づいて、目印管理情報リスト中から、フィルタリング条件を満たす目印管理情報を決定する。例えば、フィルタリング条件情報中に、特定のユーザ属性が含まれる場合、制御部11は、このユーザ属性を含む目印管理情報を全て目印管理情報リストから決定する。また、例えば、フィルタリング条件情報中に、目印管理情報が生成又は登録された期間が含まれる場合、制御部11は、各目印管理情報リスト中の日付情報を参照して、この期間内に生成又は登録された目印管理情報を全て目印管理情報リストから決定する。こうして決定された目印管理情報に含まれる目印情報及び位置情報は、制御部11のRAMの所定の記憶領域に展開される。このようなフィルタリング処理により、コンテンツを視聴するユーザが所望する目印情報のみを出力させることができる。そのため、コンテンツ及び目印情報を視聴し易くすることができる。
なお、上記フィルタリング処理は、目印管理ノードから目印管理情報リストを取得したノードNnにより実行されるように構成した。この構成の別の例として、上記フィルタリング処理は、目印管理ノードにより実行されるように構成しても良い。具体的には、上記ステップS43において、制御部11は、上記フィルタリング条件情報を含む目印管理情報リスト要求メッセージを目印管理ノード宛に送信する。そして、上記ステップS61において、目印管理ノードの制御部11は、目印管理情報リスト要求メッセージからフィルタリング条件情報を取得する。そして、目印管理ノードの制御部11は、上記ステップS50と同様に、取得されたフィルタリング条件情報に基づいて、上記ステップS62で取得した目印管理情報リスト中から、フィルタリング条件を満たす目印管理情報を決定する。そして、上記ステップ66において、目印管理ノードの制御部11は、上記決定された目印管理情報を登録する目印管理情報リストを含む目印管理情報リスト提供メッセージをノードNnに返信する。この構成によれば、目印管理ノードの処理負荷が増すものの、目印管理ノードから送信される目印管理情報リストのデータ量を低減することができる。また、目印管理情報リストを取得したノードNnの処理負荷を軽減することができる。
次いで、制御部11は、コンテンツの再生処理を実行する(ステップS51)。このコンテンツの再生処理では、バッファメモリ13にバッファリングされたコンテンツをデコーダ部14に送り、再生出力させる再生制御を行う。なお、バッファメモリ13に各チャンクがバッファリングされている場合がある。この場合、制御部11は、コンテンツのメタファイルを参照して、例えば各チャンクの再生順序に基づき、バッファリングされた各チャンクをデコーダ部14に送る。そして、上記再生制御において、制御部11は、上記フィルタリング処理により決定された目印管理情報に含まれる目印情報を、これが付与されたコンテンツ中の出力位置で出力する。なお、コンテンツの再生処理は、コンテンツの再生完了又はユーザにより再生停止指示があった場合に終了する。
以上説明したように、上記実施形態によれば、目印管理ノードが、コンテンツ中に付与された目印情報を纏めて管理するように構成したので、各ノードNnのユーザにより、コンテンツIDが同じコンテンツに目印情報が付与された場合であっても、各ノードNn間でコンテンツの整合を図ることができる。また、目印情報は、コンテンツ毎又はコンテンツの複数区間毎に、複数の目印管理ノードで分散して記憶されるように構成したので、各目印管理ノードにおける目印情報の管理負担を軽減することができる。
(変形例1)
上記実施形態において、再生対象となるコンテンツ中に多くのユーザによって目印情報が付与される場合がある。この場合、これらの全ての目印情報をコンテンツの再生中に出力させると、コンテンツを視聴するユーザは、コンテンツを視聴し難くなってしまうという問題がある。そこで、コンテンツの再生中に目印情報を出力する代わりに、コンテンツの下記区間毎の目印情報の数や付与割合を出力するように構成すると良い。
具体的には、先ず、ノードNnの制御部11は、再生対象となるコンテンツの再生開始位置から終了位置までの時間を所定時間間隔で区間毎に分割する。
次いで、制御部11は、目印管理情報リスト中の各目印管理情報に含まれる目印情報の位置情報を参照して、分割された区間毎に、付与された目印情報の数をカウントする。ここで、区間毎にカウントされた目印情報の数を、以下、「区間数」という。
次いで、制御部11は、各区間の区間数を積算して目印情報の総数を算出する。
次いで、制御部11は各区間の区間数と目印情報の総数から各区間の目印情報の付与割合(%)を算出する。ここで、区間の目印情報の付与割合=(区間数/目印情報の総数)×100%、となる。
次いで、制御部11は、画面上において、コンテンツの再生開始位置から終了位置までに対応するシークバーにおける上記各区間の位置に、上記算出された区間数と目印情報の付与割合の少なくとも何れか一方を表示する。ここで、上記各区間の位置に、区間数と目印情報の付与割合の代わりに、区間数又は目印情報の付与割合に応じた大きさのマークを表示するように構成しても良い。このマークは、例えば、矢印(↓)等で表される。
このような変形例1の構成によれば、ユーザがコンテンツを視聴し難くなるという問題を解消することができる。加えて、ユーザは、コンテンツの各区間においてどの程度の目印情報が付与されているかを一目に把握することができる。また、ユーザは、コンテンツのどの部分に目印情報が集中しているかを一目に把握することができる。また、ユーザはコンテンツのどの部分が多くのユーザによる興味度が高いかを一目で把握することができる。
そして、ユーザは、コンテンツ中の所望する区間における目印情報を見たい場合、この区間に対応して表示された目印情報の区間数、付与割合、又はマークを例えばマウスでクリックすると、制御部11は、この区間において付与された目印情報を表示する。これにより、ユーザは、コンテンツ中の所望の区間において付与された目印情報を確認することができる。
(変形例2)
上記実施形態においては、各ノードNnにおいてコンテンツに付与された目印情報を含む目印管理情報が目印管理ノードにより管理されるように構成した。この構成の別の例として、目印管理情報の代わりに、目印管理情報を記憶するノードNnのネットワークNWにおける所在を示す所在情報が目印管理ノードにより管理されるように構成しても良い。
この目印管理情報を記憶するノードNnとは、コンテンツに目印情報を付与したノードNnである。また、所在情報の例としては、ノードNnのノードIDが挙げられる。この構成の場合、図4(A)に示すステップS5で目印管理ノードに送信される目印管理情報登録依頼メッセージには、目印管理情報を生成したノードNnのノードIDが含まれる。
そして、図4(B)に示すステップS14では、上記目印管理情報登録依頼メッセージから取得されたノードIDが目印管理情報リストに登録される。そのため、図6(A)に示すステップS45で、制御部11は、目印管理情報リストから、目印管理情報を記憶する各ノードNnのノードIDを取得する。
次いで、制御部11は、取得された各ノードIDに対応する目印管理情報要求メッセージを生成する。目印管理情報要求メッセージは、目印管理情報を記憶するノードNnに対して、目印管理情報を要求するメッセージである。この目印管理情報要求メッセージには、目印管理情報リストから取得されたノードID、このメッセージを送信するノードNnのIPアドレス及びポート番号、並びにコンテンツIDが含まれる。このコンテンツIDは、図6(A)に示す処理開始時に取得されたコンテンツIDである。
次いで、制御部11は、上記生成された各目印管理情報要求メッセージを、このメッセージに含まれるノードIDをキーとするDHTルーティングにより、目印管理情報を記憶する各ノードNn宛に送信する。こうして送信された目印管理情報要求メッセージを受信した各ノードNnの制御部11は、目印管理情報要求メッセージからコンテンツIDを取得する。次いで、各ノードNnの制御部11は、取得されたコンテンツIDが含まれる目印管理情報を記憶部12から取得する。次いで、各ノードNnの制御部11は、取得された目印管理情報を含まれる目印管理情報提供メッセージを、目印管理情報要求メッセージの送信元のノードNnに返信する。
こうして送信された各目印管理情報提供メッセージを受信したノードNnの制御部11は、各目印管理情報要求メッセージから目印管理情報を取得する。そして、ノードNnの制御部11は、取得した各目印管理情報を目印管理情報リストに登録する。この登録後は、上記実施形態と同様、図6(A)に示すステップS46以降の処理が行われる。
このような変形例2の構成によれば、目印管理ノードは、目印管理情報を記憶しているノードNnのノードIDを管理するので、管理に要する記憶容量を目印管理情報自体を管理するよりも軽減することができる。なお、目印管理ノードは、目印管理情報を記憶しているノードNnのIPアドレス及びポート番号を管理するように構成しても良い。
なお、上記実施形態においては、目印情報は、コンテンツ毎又はコンテンツの複数区間毎に目印管理ノードで管理されるように構成した。この構成の別の例として、目印管理情報は、例えばコンテンツ管理サーバMSにより管理されるように構成しても良い。
また、上記実施形態においては、オーバーレイネットワークONに、DHTを利用したピアツーピアネットワークを適用したが、これに限られるものではない。例えば、他のオーバーレイネットワークを用いたシステムが適用されても良い。DHTを利用しないピアツーピアシステムとしては、例えば、ハイブリッド型のピアツーピアシステムがある。
1 制御部
2 記憶部
3 通信部
4 バス
11 制御部
12 記憶部
13 バッファメモリ
14 デコーダ部
15 映像処理部
16 表示部
17 音声処理部
18 スピーカ
19 通信部
19a 入力部
19b バス
MS コンテンツ管理サーバ
UM ユーザ情報管理装置
Nn ノード
NW ネットワーク
ON オーバーレイネットワーク
S コンテンツ配信システム

Claims (11)

  1. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、
    前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、
    前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶する記憶手段を備える第一の情報処理装置と、
    前記コンテンツデータが要求されるとき、前記目印管理情報または前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得する取得手段を備える第二の情報処理装置と、
    を備えることを特徴とする配信システム。
  2. 前記オーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置に前記目印管理情報が分散して記憶され、
    前記第一の情報処理装置の前記記憶手段には、前記目印管理情報に含まれる前記目印情報が付与されたコンテンツデータの所在を示す所在情報が記憶され、
    前記第二の情報処理装置の取得手段は、前記オーバーレイネットワークを介して前記第一の情報処理装置から前記目印管理情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の配信システム。
  3. 各前記コンテンツデータには、前記オーバーレイネットワーク内で、各前記コンテンツデータを識別する固有の識別情報が、前記ネットワークに接続された所定の装置により付与され、
    前記目印管理情報には、前記目印情報が付与された前記コンテンツデータと同じ識別情報又は当該識別情報を用いて決定された固有の識別情報が、前記所定の装置により付与され、
    前記第二の情報処理装置の取得手段は、前記目印管理情報に付与された前記識別情報に基づいて、前記目印管理情報又は前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の配信システム。
  4. 前記第一の情報処理装置は、何れかの前記情報処理装置に保存されているコンテンツデータ中に新たに目印情報が付与された場合に、新たな目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報を含む目印管理情報を取得し、前記取得された目印管理情報又は前記目印管理情報の所在を示す所在情報を前記記憶手段に追加記憶することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の配信システム。
  5. 前記第二の情報処理装置は、
    前記取得手段により取得された前記目印管理情報のうち、前記コンテンツデータの出力中に出力させる前記目印情報を含む前記目印管理情報を決定するための第一条件を示す第一条件情報を取得する第一条件取得手段と、
    前記取得された第一条件情報に基づいて、前記コンテンツデータの出力中に出力させる目印情報が含まれる前記目印管理情報を決定する決定手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の配信システム。
  6. 前記第一の情報処理装置は、
    前記目印管理情報を削除するための第二条件を示す第二条件情報を取得する第二条件取得手段と、
    前記取得された第二条件情報に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記目印管理情報を削除する削除手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の配信システム。
  7. 前記目印管理情報には、前記目印情報の付与を指示したユーザの識別情報が含まれ、
    前記第二条件情報には、前記目印情報の付与を指示したユーザの識別情報が含まれており、
    前記第一の情報処理装置の前記削除手段は、前記取得された第二条件情報に含まれるユーザの識別情報を含む前記目印管理情報を削除することを特徴とする請求項6に記載の配信システム。
  8. 前記目印情報は、前記ユーザにより前記情報処理装置の入力手段から入力されたコメント情報であることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の配信システム。
  9. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、
    前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、
    前記配信システムに含まれる第一の情報処理装置は、
    前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶する記憶手段と、
    第二の情報処理装置からの要求に応じて、前記目印管理情報又は前記所在情報を、当該第二の情報処理装置に提供する提供手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  10. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおいて、
    前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、
    前記配信システムに含まれるコンピュータに、
    前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶するステップと、
    前記情報処理装置からの要求に応じて、前記目印管理情報又は前記所在情報を、当該情報処理装置に提供するステップと、
    を実行させるための情報処理プログラム。
  11. ネットワークを介して互いに通信可能な複数の情報処理装置から構成されるオーバーレイネットワーク内で、前記複数の情報処理装置にコンテンツデータが分散保存された配信システムにおける目印情報管理方法であって、
    前記コンテンツデータ中に付与された目印を示す目印情報と前記目印情報の出力位置を示す位置情報とを含む目印管理情報が、前記複数の情報処理装置のいずれかに記憶され、
    前記目印情報管理方法は、
    第一の情報処理装置が、前記コンテンツデータ毎に、前記コンテンツデータ中に付与された前記目印情報を含む前記目印管理情報、または、前記目印管理情報を記憶する前記情報処理装置の前記ネットワークにおける所在を示す所在情報を記憶するステップと、
    第二の情報処理装置が、前記コンテンツデータが要求されるとき、前記目印管理情報または前記所在情報を前記第一の情報処理装置から取得するステップと、
    を含むことを特徴とする目印情報管理方法。
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