JP2011203777A - 電子機器及び電子機器用プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊な装置を搭載することなく、今まで通りの構成でありながら、省エネルギー化に寄与することができる技術の提供を課題とする。
【解決手段】画像形成装置10−1は、消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能であり、受信したデータの内容を解釈して制御を行うメイン制御部11と、ネットワークを介してホストPC20から受信したデータについて、そのデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部11にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部11にそのデータを送信しないサブ制御部12とを備える。また、サブ制御部12は、機能優先モードと省電力優先モードとのいずれかを選択することによって、処理内容を変化させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、メイン制御部とサブ制御部といった2つの制御部を備える電子機器、及びその電子機器に搭載される電子機器用プログラムに関する。
従来、複写機やプリンタ等の複合機は、電源がONになっている状態で一定時間が経過すると、消費電力を抑えるために通常状態から省電力状態(省エネルギーモード)に遷移する。この場合、すべての電源が切断されるわけではなく、複合機のメインの処理を担当するメイン制御部(メインCPU)の電源は切断されるが、ネットワーク関係の処理を担当するサブ制御部(サブCPU)の電源は切断されず、サブ制御部は動作を続けている。
このような、メイン制御部とサブ制御部との2系統の制御部がある環境では、ネットワークを通じてホストPCからアクセスされる際に、サブ制御部が対応することになるが、複合機のサブ制御部は、ホストPCからいついかなるときにアクセスされるか分からないという問題があった。
このような問題の対策として、省電力状態への遷移を監視することができるASIC(Application Specified IC)を搭載し、ホストPCから自機器宛てのパケットに応答するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。ASICは、電子部品の種別の1つであり、特定の用途向けに複数の機能の回路を1つにまとめた集積回路である。
上記の先行技術によれば、メイン制御部の電源を切っている最低消費電力の省電力状態にあっても、省電力状態の監視機能をもつASICを搭載することで、ホストPCとのいかなる情報授受についても迅速に対応することができ、ホストPCからの種々のアクセスに素早く対応することができる。
特開2005−94679号公報
一般に、メイン制御部が省電力状態にある場合、サブ制御部がホストPCからデータを受信したら、サブ制御部は受信したデータをメイン制御部に送信し、メイン制御部を起動させ、メイン制御部は受信したデータを解釈して処理を行う。ここで、サブ制御部は、メイン制御部を起動させることさえできればよく、メイン制御部ほど高度な処理は要求されていないため、比較的ローパワーなユニットで事が足りるものである。
一方、メイン制御部については、昨今の高機能化した複合機に対応して、非常に高価でかつクロック周波数の値が大きいものを使用しており、省電力状態といえども、相当な量の電力を消費している。これは、省電力状態であっても、メイン制御部は、少なくともサブ制御部からの割り込みは受信できる状態を保っている必要があるため、少なからずその分の電源の供給は必要なためである。そうかといって、ただ闇雲にメイン制御部を省電力状態にしているのではなく、省電力状態においては、メイン制御部のクロック周波数を下げる等の対策も施してはいるが、それでも消費電力は0にはならないのが現状である。上述した先行技術(特許文献1)も例外ではなく、省電力状態にしてメイン制御部の消費電力は低下させたとしても、高機能の状態監視機能をもつI/Oプロセッサを搭載しているため、その分消費電力は上昇してしまう。
今後は、上述した複合機のみならず、オフィスの様々なOA機器や、一般家庭の様々な電子機器に関しても、不使用時には待機して省エネルギーモードとなるようなことも考えられ、実際に、機器の省エネルギー化について法的な規制の検討がなされているところである。そうなると、ある一定の基準を満たさない機器については、それを満たさないと販売すらままならないといった危機感も生じてくる。
そこで本発明は、特殊な装置を搭載することなく、今まで通りの構成でありながら、省エネルギー化に寄与することができる技術の提供を課題としたものである。
上記の課題を解決するため、本発明は、第1に電子機器を提供する。第2に本発明は、電子機器用プログラムを提供する。
[電子機器]
本発明の電子機器は、消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能であり、受信したデータの内容を解釈して制御を行うメイン制御部と、ネットワークを介して外部機器から受信したデータについて、そのデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信しないサブ制御部とを備えるものである。
この発明によれば、サブ制御部が、外部機器から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断するので、メイン制御部はこのような判断をする必要はなく、メイン制御部が省電力状態であれば、メイン制御部をそのままの状態にさせておくことができ、メイン制御部を動作させないことで消費電力を抑えることができる。また、サブ制御部は、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部に受信したデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部に受信したデータを送信しないので、メイン制御部にしか解釈できない部分についてはメイン制御部に処理を任せ、サブ制御部でも解釈できる部分についてはサブ制御部が自ら処理を行うといったように、処理の負担を分担しつつメリハリをつけて処理をすることができる。このように、サブ制御部で一旦データの中身を確認することで、メイン制御部が動作する機会を減らしつつ、メイン制御部が省電力状態となっている場合に、そのメイン制御部を起動させてデータの内容を確認させるのではなく、サブ制御部がメイン制御部の一歩手前でデータの内容を確認するので、メイン制御部が動作する回数を減らし、省エネルギー化に寄与することができる。
電子機器の構成として、サブ制御部は、電子機器の機能を優先させる機能優先モードが選択されている場合には、外部機器から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断することなく、外部機器から受信したデータをそのままメイン制御部に送信し、電子機器の消費電力を抑える省電力優先モードが選択されている場合には、外部機器から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信しないことが好ましい。
この発明によれば、機能優先モードが選択されている場合と、省電力優先モードが選択されている場合とによって、サブ制御部は、異なる処理を行うことができる。機能性を重視することと、省電力を重視することとは、互いにトレードオフの関係にあるため、どちらのモードを選択しても柔軟に処理ができるようにしておくことで、ユーザの利便性を高めることができる。また、2つのモードによって、サブ制御部に異なる処理を行わせることができるので、電子機器の使用環境や運用場面に即した処理を行わせることができる。
[電子機器用プログラム]
本発明の電子機器用プログラムは、消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能であり、受信したデータの内容を解釈して制御を行うメイン制御部と、制御部に接続されたサブ制御部とを有する電子機器のコンピュータに、サブ制御部がネットワークを介して外部機器からデータを受信する受信手順と、サブ制御部が受信手順で受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断する判断手順と、サブ制御部が判断手順で自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部にそのデータを送信しない処理手順とを実行させるためのものである。
この発明によれば、上述した電子機器の発明と同様な効果を得つつ、その効果をソフトウエアで実現することができるという有用性がある。なお、以下の電子機器用プログラムの発明についても、上述した電子機器の各発明と同様な効果を得つつ、その効果をソフトウエアで実現することができるという有用性がある。
電子機器用プログラムの構成として、電子機器の機能を優先させる機能優先モードが選択されている場合には、受信手順を実行させ、その後は判断手順及び処理手順を実行させないで、外部機器から受信したデータをそのままメイン制御部に送信させるとともに、電子機器の消費電力を抑える省電力優先モードが選択されている場合には、受信手順,判断手順及び処理手順を実行させることが好ましい。
本発明によれば、サブ制御部によってデータを監視することにより、メイン制御部で処理するデータを減らし、それによってメイン制御部が省電力状態から復帰しなければならない回数が減り、より大きな消費電力削減効果を得ることができる。また、この場合、消費電力削減効果は、ユーザビリティとのトレードオフとなるが、省電力優先モード等のユーザ選択が可能な設定と組み合わせることにより、ユーザに対してニーズに即した機能を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を含むネットワークシステムの概略構成を示す図である。 本実施形態の画像形成装置の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の電子機器及び電子機器用プログラムの実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を含むネットワークシステムの概略構成を示す図である。このネットワークシステムは、電子機器の一例として画像形成装置10(10−1、10−2、・・・、10−N)を備えており、また、画像形成装置10を管理するホストPC(パーソナルコンピュータ)20を備えている。これら画像形成装置10及びホストPC20がネットワークに接続された状態で、ネットワークシステムが構成される。
図1中では、1つのホストPC20に対して、N個の画像形成装置10が接続されている例を示している。なお、画像形成装置10−1、画像形成装置10−2、・・・、画像形成装置10−Nは、すべて同一の装置である。
画像形成装置10は、例えばネットワークプリンタに代表されるネットワーク機器である。画像形成装置10は、電子機器の一例として挙げる装置であり、例えばネットワークプリンタに代表されるネットワーク機器である。プリンタとして機能するため、画像形成装置10は図示しない画像形成ユニットを内蔵している。画像形成ユニットは、画像データに基づいて潜像を形成し、この潜像をトナーにより現像して画像を形成するユニットである。画像形成ユニットには、図示しない感光体ドラムや帯電器、露光ユニット、トナー現像ユニット(カラープリンタである場合は中間転写ベルト)等、画像の形成に必要なすべての要素が含まれる。さらに画像形成装置10には、図示しない給紙装置が付属する。
なお、ここではネットワークプリンタを例に挙げているが、画像形成装置10はネットワーク対応のデジタル複合機であってもよい。この場合、画像形成装置10はさらに画像読取部を備える。画像読取部には、例えばスキャナランプ及びミラーが搭載された走査光学系のほか、集光レンズ及びCCD等の光学素子が内蔵される。また画像読取部に付属して、原稿自動搬送機構(ADF)が装備される態様であってもよい。
ここで、画像形成装置10は、動作モードとして、電子機器の機能を優先させる機能優先モードと、電子機器の消費電力を抑える省電力優先モードとを有しており、ユーザは、画像形成装置10のタッチパネル等の入力装置を用いて、機能優先モードと省電力優先モードとを自由に選択することができる。ユーザが選択したモードは、画像形成装置10の記憶装置に記憶される。
また、画像形成装置10は、メイン制御部11と、サブ制御部12とを備える。
メイン制御部11は、コンピュータとして機能する要素であり、例えばプロセッサ(メインCPU)やメモリ(ROM、RAM等)を実装した電子回路基板の形態で画像形成装置10に内蔵されている。このメイン制御部11は、画像形成装置10が行う各種の処理や動作を制御する機能を有している。また、メイン制御部11は、消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能である。例えば、画像形成装置10の電源がONになっている状態で任意の時間が経過すると、消費電力を抑えるために、通常状態(アイドル状態)から省電力状態(スリープ状態)に遷移する。この場合、サブ制御部12が、メイン制御部11の電源を切断して、消費電力を最小限に抑える。一方で、ユーザが、画像形成装置10のいずれかのキーを操作したり、原稿自動搬送機構等に原稿を挿入したりする等、何かしらの操作をした場合に、メイン制御部11は、省電力状態から通常状態に遷移する。この場合、サブ制御部12が、メイン制御部11の電源を接続して、消費電力を元に戻す。
さらに、メイン制御部11は、サブ制御部12から受信したデータ(パケット、フレーム等)の内容を解釈して画像形成装置10の制御を行う。
サブ制御部12も、メイン制御部11と同様に、コンピュータとして機能する要素であり、例えばプロセッサ(サブCPU)やメモリ(ROM、RAM等)を実装した電子回路基板の形態で画像形成装置10に内蔵されており、サブ制御部12は、メイン制御部11と電気的に接続されている。
また、サブ制御部12は、ネットワークを介してホストPC20からデータを受信する制御部である。サブ制御部12は、機能優先モードが選択されている場合には、ホストPC20から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断することなく、ホストPC20から受信したデータをそのままメイン制御部11に送信する。これに対して、省電力優先モードが選択されている場合には、サブ制御部12は、ホストPC20から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部11にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部11にそのデータを送信しない。
ここで、自機器宛てのデータであるか否かの判断は、様々な方法が考えられるが、例えば、ネットワークパケットのヘッダ部分を参照することで判断することができるし、送信データの中に各機器の識別情報を含ませておき、それを確認することでも判断することができる。さらに、近年の電子機器では、promiscuous mode(自機器のMACアドレス・ブロードキャストアドレス宛以外のフレームも無差別に受信するモード)というモードが搭載されている機器があり、promiscuous mode=OFFとすることで、自機器宛てのデータ以外は受信しないようにすることができ、このモードを利用することでも、自機器宛てのデータであるか否かの判断をすることができる。つまり、promiscuous mode=OFFとした状態で受信したデータは、すべて自機器宛てのデータであると判断することができる。
サブ制御部12は、ホストPC20やメイン制御部11とデータの授受を行うために任意のI/F(インターフェース)を保持しているが、特にホストPC20と通信を行うネットワークI/Fでは、自機器宛てのデータ以外にもLLTD(Link Layer Topology Discovery)等の付加機能のために、他機器宛てのデータも取得しなければならない場合がある。ここで、それらのデータの解釈・処理にメイン制御部11を都度駆動していては、最大限の消費電力削減効果は得られないため、promiscuous mode=OFFとすることで、メイン制御部11で処理せねばならいデータの数を減らすことができる。ここで、LLTDとは、ネットワーク構成を検出し、サービス品質の診断を行うデータリンク層のプロトコルのことであり、コンピュータが接続しているLANや無線LANの構成を視覚的に表示するネットワークマップ機能等で使用される。
次に、本実施形態の画像形成装置の処理の流れについて説明する。
図2は、本実施形態の画像形成装置10−1の処理の流れを示すフローチャートである。以下、ステップS1からステップS4までの手順について説明する。また以下の説明により、電子機器用プログラムが画像形成装置10−1のコンピュータに実行させる手順例が明らかとなる。なお、ここでは、図1中、画像形成装置10−1の処理内容について説明する。
ステップS1:ホストPC20より、画像形成装置10にデータが送信される。ここでは、画像形成装置10−2宛てにデータが送信されたものとする。この場合、画像形成装置10−2とは関係のない画像形成装置10−1や画像装置10−N等にも同一内容のデータが送信されるので、すべての画像形成装置10が同一内容のデータを受信することになる(受信手順)。
ステップS2:画像形成装置10−1のサブ制御部12は、動作モードの判定を行う。機能優先モードが選択されている場合には、以下のステップS3を実行しないで、ステップS4に進む。省電力優先モードが選択されている場合には、ステップS3に進む。
ステップS3:画像形成装置10−1のサブ制御部12は、ホストPC20から受信したデータの内容を確認し、受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断する(判断手順)。サブ制御部12が自機器宛てのデータであると判断した場合には、ステップS4に進み、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部11にそのデータを送信しないで処理を終了する(処理手順)。
ステップS4:サブ制御部12は、ホストPC20から受信したデータをメイン制御部11に送信する(処理手順)。
ここでは、例えば、省電力優先モードが選択されており、promiscuous mode=OFFと設定されているものとする。省電力優先モードが選択されていることにより、ステップS1,ステップS2,ステップS3と順にたどり、promiscuous mode=OFFと設定されていることにより、画像形成装置10−2宛てのデータは、画像形成装置10−1にとっては自機器宛てのデータではないので、画像形成装置10−1のサブ制御部12は、自機器宛てのデータではないと判定し、ステップS4の処理を行わないで、処理を終了する。このため、この流れの例では、サブ制御部12は、メイン制御部11を起動させることはない。
〔比較例〕
ここで、本実施形態のサブ制御部12のようなホストPC20から受信したデータを判別する機能がない場合の画像形成装置の制御の流れを比較例として説明する。ここでは、図1中の画像形成装置10を比較例の画像形成装置であるものとして説明する。
まず、ホストPC20より、各画像形成装置10宛てにデータが送信される。ここでは、画像形成装置10−2宛てにデータが送信されたものとする。この場合、上述したように、すべての画像形成装置10が同一内容のデータを受信する。
ついで、画像形成装置10−1のサブ制御部12は、ホストPC20から受信したデータの内容に関わらず、そのデータをメイン制御部11に送信する。メイン制御部11は、消費電力を抑える省電力状態であったとしても、受信したデータを確認しなければならない。
そして、メイン制御部11は、受信したデータの内容を確認し、そこではじめて受信したデータが画像形成装置10−2宛てのデータであることが分かり、何も処理をせずに再び省電力状態に戻る。
このように、比較例の画像形成装置では、サブ制御部12が、ホストPC20から受信したデータを確認する機能を持ち合わせていないため、ホストPC20からデータを受信するたびに、メイン制御部11にデータを送信しなければならない。また、メイン制御部11が通常状態であればまだしも、省電力状態であればメイン制御部11をわざわざ起動させ、起動させたにも関わらず自機器宛てのデータでなければ、結局は何も処理を行わずにまた省電力状態に戻るという処理の無駄が生じ、消費電力も抑えることができない。
これに対して、本実施形態によれば、サブ制御部12が、ホストPC20から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断するので、メイン制御部11はこのような判断をする必要はなく、メイン制御部11が省電力状態であれば、メイン制御部11をそのままの状態にさせておくことができ、メイン制御部11を動作させないことで消費電力を抑えることができる。また、サブ制御部12は、自機器宛てのデータであると判断した場合には、メイン制御部11に受信したデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、メイン制御部11に受信したデータを送信しないので、メイン制御部11にしか解釈できない部分についてはメイン制御部11に処理を任せ、サブ制御部12でも解釈できる部分についてはサブ制御部12が自ら処理を行うといったように、処理の負担を分担しつつシステム全体でメリハリをつけた処理をすることができる。このように、サブ制御部12で一旦データの中身を確認することで、メイン制御部11が動作する機会を減らしつつ、メイン制御部11が省電力状態となっている場合には、そのメイン制御部11を起動させてデータの内容を確認させるのではなく、サブ制御部12がメイン制御部11の一歩手前でデータの内容を確認するので、メイン制御部11が動作する回数を減らし、省エネルギー化に寄与することができる。
また、本実施形態によれば、機能優先モードが選択されている場合と、省電力優先モードが選択されている場合とによって、サブ制御部12は、異なる処理を行うことができる。機能性を重視することと、省電力を重視することとは、互いにトレードオフの関係にあるため、どちらのモードを選択しても柔軟に処理ができるようにしておくことで、ユーザの利便性を高めることができる。また、2つのモードによって、サブ制御部12に異なる処理を行わせることができるので、画像形成装置10の使用環境や運用場面に即した処理を行わせることができる。例えば、上述したLLTDの機能を活用するような場合には、他機器宛のパケットも参照しなければならないので機能優先モードとし、LLTDの機能を活用しないような場合には、他機器宛のパケットを参照しないことで少なからず機能に制約がでる可能性もあるが、省電力優先モードとして省電力を優先させることができる。
本発明は、上述した一実施形態に制約されることなく、各種の変形や置換を伴って実施することができる。電子機器は、画像形成装置の例で説明したが、パーソナルコンピュータ等であってもよい。また、一実施形態で挙げた画像形成装置10の構成は好ましい例示であり、これらを適宜変形して実施可能であることはいうまでもない。
10−1〜10−N 画像形成装置
11 メイン制御部
12 サブ制御部
20 ホストPC

Claims (4)

  1. 消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能であり、受信したデータの内容を解釈して制御を行うメイン制御部と、
    ネットワークを介して外部機器から受信したデータについて、そのデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信しないサブ制御部と
    を備える電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    前記サブ制御部は、
    電子機器の機能を優先させる機能優先モードが選択されている場合には、前記外部機器から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断することなく、前記外部機器から受信したデータをそのまま前記メイン制御部に送信し、
    電子機器の消費電力を抑える省電力優先モードが選択されている場合には、前記外部機器から受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断し、自機器宛てのデータであると判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信しないこと
    を特徴とする電子機器。
  3. 消費電力を抑える省電力状態と消費電力を抑えない通常状態とを遷移可能であり、受信したデータの内容を解釈して制御を行うメイン制御部と、前記制御部に接続されたサブ制御部とを有する電子機器のコンピュータに、
    前記サブ制御部がネットワークを介して外部機器からデータを受信する受信手順と、
    前記サブ制御部が前記受信手順で受信したデータが自機器宛てのデータであるか否かを判断する判断手順と、
    前記サブ制御部が前記判断手順で自機器宛てのデータであると判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信し、自機器宛てのデータでないと判断した場合には、前記メイン制御部にそのデータを送信しない処理手順と
    を実行させるための電子機器用プログラム。
  4. 請求項3に記載の電子機器用プログラムにおいて、
    電子機器の機能を優先させる機能優先モードが選択されている場合には、前記受信手順を実行させ、その後は前記判断手順及び前記処理手順を実行させないで、前記外部機器から受信したデータをそのまま前記メイン制御部に送信させるとともに、
    電子機器の消費電力を抑える省電力優先モードが選択されている場合には、前記受信手順,前記判断手順及び前記処理手順を実行させること
    を特徴とする電子機器用プログラム。
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