JP2011202765A - ガス遮断弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ハンドルの先端部の筐体外への突出と、ボール弁の誤操作を防止する。
【解決手段】ガス流路を開く開位置とガス流路を閉じる閉位置との間で回転可能なボール弁体7を備えたガス遮断弁装置1において、ボール弁体7からガス流路方向と直交する方向に水平に向けて延出形成された軸部材10と、軸部材10に取り付けられ、ボール弁体7を回転させてガス流路の開閉操作を行う操作ハンドル3と、開表示部12dと、閉表示部12eとを有し、操作ハンドル3がボール弁体7を開く位置にある時には開表示部12dが表出し、操作ハンドル3がボール弁体7を閉じる位置にある時には操作ハンドル3から閉表示部12eが表出するように、操作ハンドル3に回動自在に取り付けられた開閉表示部材12とを備えた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガス配管等の途中に設けられ、緊急時にガスの供給を遮断することが可能なガス遮断弁装置に関する。
従来から、工場や学校の実験室、病院等の医療施設などにおいては、ガスを移送するためのガス配管が広く用いられている。例えば、病院等の医療施設では、酸素ガス等のような各種の医療ガスを供給装置から各病棟の病室や手術室等の各部屋へ移送するためのガス配管が配設されており、このようなガス配管には、ガスの供給を遮断又は開放するためのガス遮断弁装置が設けられている。特に、医療施設で使用される医療用配管設備に関しては、建屋の各階に区域別遮断弁を設けることがJIS T 7101で決められている。区域別遮断弁は、建屋の各階にガスを供給するメイン配管から分岐して、手術室や一般病室等にガスを供給するガス配管の途中に設けられ、保守時や緊急時に医療施設内の区域を分離することを目的として使用される。このような区域別遮断弁に用いられるガス遮断弁装置には、ガス配管内に形成されたガス流路の開閉操作を迅速かつ簡単に行うことができる弁部材を用いることが好ましい。
区域別遮断弁に用いられるガス遮断弁装置において、ガス流路の開閉操作を行う弁部材には、ボール弁が従来から広く用いられている。ボール弁を用いたガス遮断弁装置は、一般的には図7に示すように構成されている。図7は、従来例として用いられるガス遮断弁装置の概略構成を表した断面図である。ガス遮断弁装置101は、前面に蓋体102が取り付けられた筐体103の中にボール弁104が取付固定されて構成されている。ボール弁104は、ガス流路が内部に形成された環状のボディ105内に球状のボール弁体106が配置されている。ボール弁体106は、ステンレス等の金属で形成された球体106aに内部を貫通する流路孔106bが形成されている。このボール弁体106は、ボディ105の内部において、流路孔106bの位置が流路の位置と一致してガスの流れを許容する開位置と、流路孔106bの位置と流路の位置とが一致せず、ガスの流れを遮断する閉位置との間で回転できるように配置されている。また、ボール弁体106には、該ボール弁体106に対して鉛直方向上側に向けて延出形成された軸部材107を有しており、この軸部材107に操作ハンドル108が取り付けられている(例えば、非特許文献1)。
通常のボール弁104は、操作ハンドル108がボディ105内に形成されたガス流路の方向と同一の方向を向いている場合にボール弁体106が開位置に位置するようにし、軸部材107を中心に操作ハンドル108を90度回動させて、操作ハンドル108がガス流路の方向と直交させると、操作ハンドル108の回動操作に伴ってボール弁体106も開位置から90度回転して閉位置に位置するように構成されている。なお、ボール弁104には、操作ハンドル108により手動でボール弁体106の開閉操作を行うもののほかに、圧空式のアクチュエータ等を用いてボール弁体106の開閉操作を行うものもある。
株式会社キッツ ボールバルブ総合カタログ[online]、[平成21年4月15日検索]、インターネット<URL http://www.kitz.co.jp/product/pdf/prant/J-201-42.pdf>
しかしながら、従来のガス遮断装置101は、ボール弁104の軸部材107が鉛直方向上側へ延出するように設けられていた。そのため、操作ハンドル108は、軸部材107を中心として水平方向に回動し、ボール弁体106を開位置から閉位置まで90度回転させると、操作ハンドル108の一部が筐体102の外へ突出するという事態を招いていた。そのため、従来のガス遮断装置101は、患者や看護師など、ガス遮断弁装置102が設置された通路を頻繁に行き来する人が操作ハンドルにぶつかったり、引っかかったりすることにより怪我を誘発する恐れがあった。また、操作ハンドルにぶつかる等して操作ハンドル108が回動されてしまうとボール弁体106も回転してしまうため、ガスの供給を遮断している場所へ誤ってガスが供給されてしまうこと等も誘発するおそれもあった。
このような問題は、ボール弁体106が閉位置に位置する場合も操作ハンドル108の一部が筐体103の外へ突出しないように、大型化した筐体103を壁Wに取付固定することや、壁Wを厚くして筐体103の埋め込み深さを確保することで、蓋体102を閉められるようにすることが考えられる。しかし、大型化した筐体103を壁Wに取付固定した場合には、筐体103がさらに通路側へ突出して配置されるため、患者や看護師等がさらにぶつかりやすくなるという問題がある。また、壁Wを厚くして筐体103の埋め込み深さを確保する場合には、筐体103が突出する問題は解消されるものの、この場合には必要以上に壁を厚く設計する必要が生じ、そのために通路が全体的に狭くなる恐れがあり、緊急時などに適切な方法で患者等を誘導することが困難になる等の問題が生じる。また、施設によっては壁を厚くすることができない場合もあるため、壁を厚くすることも適切な解決策にはなり得ない。また、ボール弁104を区域別遮断弁として用いた場合、ボール弁体106を閉位置にするのは、緊急時等のような一時的な場合が多く、一時的な処置のために筐体103の大型化や壁Wの厚さを増加させるのは、不経済である。
また、従来のガス遮断弁装置101は、ボール弁104の構造を知っていないとボール弁体106が開位置又は閉位置のどちらに位置しているかの識別が困難であり、操作ハンドル108の方向とボール弁体106の開閉状態の関係が必ずしも明確でなく、ボール弁体106の開閉操作時に誤操作を招く危険があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたもので、操作ハンドルが筐体から突出することがなく、かつボール弁体の開閉状態を容易に識別することが可能なガス遮断弁装置を提供することを目的とする。
本発明は、
(1)ガス流路を開く開位置とガス流路を閉じる閉位置との間で回転可能なボール弁体と、前記ボール弁体の回転軸に取り付けられ、ボール弁体を回転させてガス流路の開閉操作を行う操作ハンドルと、を備えたガス遮断弁装置において、操作ハンドルは、ガス流路に平行で鉛直な面上を回動するように前記回転軸に取り付けられ、開表示部と、閉表示部とを有し、前記操作ハンドルがボール弁体を開く位置にある時には開表示部が表出し、操作ハンドルがボール弁体を閉じる位置にある時には操作ハンドルから閉表示部が表出するように、操作ハンドルに回動自在に取り付けられた開閉表示部材とを備えたことを特徴とするガス遮断弁装置、
(2)開閉表示部材は、操作ハンドルへの取付部よりも重心が鉛直方向下側に位置し、開表示部又は閉表示部のいずれか一方が常時下方を向くように構成されている上記(1)記載のガス遮断弁装置、
を要旨とする。
本発明によれば、操作ハンドルがガス流路に平行で鉛直な面上を回動するようにボール弁体の回転軸に取り付けられているので、操作ハンドルを操作してボール弁体を回転させても、操作ハンドルが筐体から突出しないようにすることができる。したがって、患者や看護師等が操作ハンドルにぶつかったり引っかかる等による怪我の誘発やガスの誤った供給を効果的に防止することが可能になる。
また、本発明によれば、開表示部と、閉表示部とを有し、前記操作ハンドルがボール弁体を開く位置にある時には開表示部が表出し、操作ハンドルがボール弁体を閉じる位置にある時には操作ハンドルから閉表示部が表出するように、操作ハンドルに回動自在に取り付けられた開閉表示部材とを備えたので、開表示部と閉表示部のどちらが操作ハンドルから表出しているかによって、ボール弁体が開いた位置と閉じた位置のどちらなのかを一見して識別することができる。そのため、本発明は、操作者が容易にボール弁体の開閉状態の確認を行うことが可能になるとともに、操作ハンドルの開閉操作を迅速かつ確実に行うことが可能になるとともに、誤操作を効果的に防止することが可能になる。
本発明の実施の形態に係るガス遮断弁装置の外観構成を表した正面図である。 蓋体を外した状態のガス遮断弁装置であって、ボール弁体が開く位置に操作ハンドルが位置する状態を表した正面図である。 図2におけるA−A断面図である。 (a)は、操作ハンドルと開閉表示部材との取付構成を表側から表した部分分解斜視図である。(b)は、操作ハンドルと開閉表示部材との取付構成を裏側から表した部分分解斜視図である。 蓋体を外した状態のガス遮断弁装置であって、ボール弁体が開く位置とボール弁体が閉じる位置との間に操作ハンドルが位置する状態を表した正面図である。 蓋体を外した状態のガス遮断弁装置であって、ボール弁体を閉じる位置に操作ハンドルが位置する状態を表した正面図である。 従来のガス遮断弁装置の概略構成を表した断面図である。
本発明の実施の形態であるガス遮断弁装置について、図1〜図6に基づいて説明する。なお、本明細書においては、病院などの医療施設において利用されるガス遮断弁装置を一例として挙げて説明するが、本発明のガス遮断弁装置はこれに限定されず、例えば、大学等の教育機関や工場等のガス供給設備に適用してもよい。また、本明細書においては、ガス遮断弁装置を壁に埋め込んで使用するものを用いて説明するが、ガス遮断弁装置を壁に取付固定したものに適用してもよい。
図1〜図2に示すように、本実施の形態のガス遮断弁装置1は、ボール弁2、操作ハンドル3、これらを収納する筐体4及び該筐体4の前面側に着脱自在に取付けられる蓋体5を備えている。ボール弁2は、ボディ6とボール弁体7(図3参照)とを備えている。ボディ6は、銅等の金属で形成された管状の部材であり、内部にはガス流路が形成されている。このボディ6は、ガス流路の一部を形成するガス配管8、9に設けられたナット等の接続金具8a、9aで両端が接続されている。なお、本実施の形態では、ガスがボール弁2に対して配管8側から流入し、配管9側へ流出するように構成されている例について説明するが、配管9から配管8へガスが流れるようにしてもよい。以下においては、ボール弁2にガスが流入する側のことを「上流側」といい、ボール弁2からガスが流出する側のことを「下流側」という。
ボール弁体7は、ステンレス等の金属で球状に形成された部材であり、図3に示すように直線状の流路孔7aが内部に貫通形成されている。このボール弁体7は、ボディ6の内部において、流路孔7aの位置がガス配管8,9内に形成されたガス流路の位置と一致して上流側から流入したガスの下流側への流出を許容する開位置と、流路孔7aの位置と配管8,9内のガス流路の位置とが一致せず、上流側から流入するガスの下流側への流出を遮断する閉位置との間で回転可能に収納配置されている。なお、流路孔7aは、ボール弁体7が開位置に位置する時はガス配管8,9とともにガス流路を構成するようになっており、この時のガス流路には、上流側から下流側に向けて酸素ガス等のような医療ガスが流れるようになる。
また、ボール弁体7には、ボール弁体7からガス流路の方向と直交する方向に回転軸としての軸部材10が延出形成されており、ボディ6の内部において軸部材10を回転軸として90度の範囲内で回転することができるように配置されている。この軸部材10は、筐体4の開口面に対して垂直、言い換えれば水平線と平行になるような軸L1を回転軸として回転するように配置されている。この軸部材10の先端には操作ハンドル3が取り付けられるようになっており、取り付けられた操作ハンドル3の回動に伴って軸L1を中心として回転し、ボール弁体7を回転させるようになっている。
操作ハンドル3は、ガス流路に平行で鉛直な面上を回動するように軸部材10に回動自在に取り付けられ、ボール弁体7を回転させることによってガス流路の開閉操作を行うためのものである。操作ハンドル3は、本実施の形態では平板棒状の金属部材により形成されているが、操作ハンドルの材質や形状はこれに限定されるものではない。この操作ハンドル3は、ネジ止め等の各種方法によって、一端が軸部材の先端に取付けられている。また、この操作ハンドル3は、軸部材10を介してボール弁体7と連動するようになっており、操作ハンドル3を回動させると、それに伴ってボール弁体7も軸部材10を介して回転動作を行うようになっている。
なお、以下においては、ボール弁体7が開位置にある時における操作ハンドル3の位置を「ボール弁体を開く位置」といい、ボール弁体7が閉位置にある時における操作ハンドル3の位置を「ボール弁体を閉じる位置」という。また、本実施の形態では、「ボール弁体を開く位置」とは、ガス遮断弁装置を正面から見た場合に、操作ハンドル3の他端側の先端が水平方向下流側を向く位置(図3に示す。)をいい、「ボール弁体を閉じる位置」とは、ガス遮断弁装置1を正面から見た場合に、操作ハンドル3の他端側の先端が鉛直方向下方を向く位置(図6に示す。)をいう。なお、操作ハンドルの向きはボール弁体7の開閉に対応して定められていればよく、ボール弁体の開閉状態と操作ハンドルの向きが上記した関係になくてもよい。
操作ハンドル3には、軸部材10の軸中心から距離Lだけ離れた位置に貫通孔3aが形成されている。この貫通孔3aは、操作ハンドル3の裏側に開閉表示部材12を取り付けるための孔で、ネジ13が挿通可能な大きさに形成されている。


開閉表示部材12は、ボール弁体7が開位置と閉位置のどちらに位置しているかを表示するための部材であり、図4(a)に示すように、操作ハンドル3に回動自在に取り付けるための取付孔12aが形成されている。この開閉表示部材12は、本実施の形態においては「く」の字状に形成されており、取付孔12aを中心に時計3時の方向(以下、水平方向という。)に延出する延出部12bと、取付孔12aを中心に時計6時の方向(以下、鉛直方向という。)とに延出する延出部12cを有している。延出部12b,12cは、延出部12bと延出部12cとの間のなす角が90度となるように形成されており、取付孔12aは、開閉表示部材12が水平方向から鉛直方向へ屈曲する位置に形成されている。また、開閉表示部材12は、延出部12cの先端部に、ボール弁体7が開位置にあることを示す「開」の文字が書かれた開表示部12dを有し、延出部12bの先端部に、ボール弁体7が閉位置にあることを示す「閉」の文字が書かれた閉表示部12eを有している。これら開表示部12dと閉表示部12eは、開表示部12dが取付孔12aに対して鉛直方向下側に位置し、閉表示部12eが取付孔12aに対して水平方向に位置するようになっている。また、開閉表示部材12には、図4(b)に示すように、裏面側に錘15が取り付けられており、取付孔12aよりも重心が鉛直方向下側に位置するようになっている。
このように構成された開閉表示部材12は、操作ハンドル3の貫通孔3aと開閉表示部材12の取付孔12aとに、操作ハンドル3の表面側からネジ13を挿通し、このネジ13にナット14を嵌合させて、操作ハンドル3の裏側に回動自在に取り付けられている。このとき、開閉表示部材12は、錘15の作用によって、取付孔12aよりも重心が鉛直方向下側に位置するので、開表示部12dが常時下方に位置し、ボール弁体7が開く位置に操作ハンドル3がある時には、閉表示部12eが操作ハンドル3によって隠されて開表示部12dが表出するようになっている。また、ボール弁体7を閉じる位置に操作ハンドル3がある時には、開表示部12dが操作ハンドル3によって隠されて閉表示部12eが表出するようになっている。
なお、操作ハンドル3に対する開閉表示部材12の取付方法はネジ止め以外の方法でもよく、例えばピンやリベット等で固定してもよい。また、これ以外の方法でもよい。
筐体4は、ボール弁2や操作ハンドル3を収納するための箱状の部材である。この筐体4は、前面側が開口するように形成されており、この開口を覆うように蓋体5が着脱自在に取り付けられている。蓋体5は、筐体4の前面側を覆うように取り付けられている。この蓋体5は、側断面形状が緩やかに湾曲するように形成されており、正面には第1窓部16と第2窓部17とが形成されている。第1窓部16は、ボール弁体7が開く位置に操作ハンドル3がある時に、開閉表示部材12の開表示部12dを外部から視認可能にするためのもので、外部から開表示部12dが明確に視認できるような大きさに形成されている。また、第2窓部17は、ボール弁体7が閉じる位置に操作ハンドル3がある時に、開閉表示部材12の閉表示部12eを外部から視認できるようにするためのもので、外部から閉表示部12eが明確に視認できるような大きさに形成されている。
これら第1窓部16及び第2窓部17は、開表示部12d又は閉表示部12eが視認できる大きさであればよく、窓の大きさは同一であっても、異なっていてもよい。また、第1窓部16及び第2窓部17には、ガラス等の透明な板状部材を取り付けてもよいし、開口であってもよい。また、本実施の形態では、第1窓部16からは開表示部12dが視認でき、第2窓部17からは閉表示部12eが視認できるようになっている。
筐体4には、上面の2ヶ所にガス配管が挿通可能大きさの孔(図示せず)が設けられており、ガス配管8,9は、これらの孔を通じて筐体4の内部に案内されるようになっている。このような筐体4には、例えばアルミニウム等の金属が用いられるが、それ以外の金属を用いてもよい。また、金属以外であってもよく、例えば樹脂材などを用いてもよい。なお、図1及び図2に示した符号11は、ガス流路内のガス圧を表示する圧力計である。
図3に示すように、筐体4は、壁W内に埋め込まれ、蓋体5が壁Wから露出するようにして配置されている。この蓋体5は、前記したように筐体4に対して着脱自在に取付けられている。また、筐体4の内部に収納されたボール弁2は、軸部材10が水平面と平行になるように、又は筐体4の開口面に対して垂直な軸L1を有するように、台座を介して配置される。すなわち、操作ハンドル3は、ガス遮断弁装置1を正面から見た場合において、ボール弁体7が開位置に位置する場合には水平方向へ向くように位置し、ボール弁体7が閉位置に位置する場合は鉛直方向下側を向くように位置する。また、本実施の形態のガス遮断弁装置1は、ボール弁体7が閉位置に位置する場合も、操作ハンドル3が筐体4を筐体4から突出させないようにすることができ、ボール弁体2が閉位置に位置する場合にも、蓋体5を簡単に閉めることができるようになっている。
次に、本実施の形態のガス遮断弁装置の作用について説明する。病院等の医療施設に配置された区域別遮断弁としてのガス遮断弁装置1は、通常は、図1に示すようにボール弁体7が開位置に位置し、ガス流路をガスが流れるようになっている。また、操作ハンドル3は、ボール弁体7が開く位置に位置している。
このとき、操作ハンドル3に取り付けられ、開表示部12d側に錘15を取り付けた開閉表示部材12は、取付孔12aで回動自在にネジ止め固定されている。そのため、開閉表示部材12は、取付孔12aよりも重心が鉛直方向下側に位置し、開表示部12dが常時下方に位置し、閉表示部12eは操作ハンドル3の裏側に隠れ、開表示部12dは操作ハンドル3から表出する。したがって、通常は、第1窓部16を介して開表示部12dに付された「開」の文字を視認することができ、第2窓部17には「閉」の文字が表示されないので、ボール弁体7が開く位置に操作ハンドル3があること、さらにボール弁体7が開位置にあることを容易に識別することができる。
次いで、操作ハンドル3をボール弁体7が開く位置からボール弁体7を閉じる位置まで回動させる場合について説明する。図5は、操作ハンドル3をボール弁体7が開く位置からボール弁体7を閉じる位置まで回動させてボール弁体7を開位置から閉位置まで回転させる途中の状態を表した正面図、図6は、ボール弁体7が閉じる位置に操作ハンドル3を位置させた時の操作ハンドル3と開閉表示部材12との関係を表した正面図である。
図5に示す場合には、筐体4から蓋体5を取り外して、操作ハンドル3をボール弁体7が開く位置からボール弁体7が閉じる位置に向けて回動させる。このとき、操作ハンドル3は、軸部材10の軸L1を中心に回動するので、ボール弁体7は開位置から閉位置まで回転し、操作ハンドル3の一部が筐体4から突出せず、蓋体5を筐体4に取り付けることができる。
また、図5に示すように、ガス遮断弁装置1を正面から見た場合において、操作ハンドル3が斜め下45度に回動されたときの開表示部12d、閉表示部12eは、ともに操作ハンドル3によってはほとんど隠されずに、開表示部12dと閉表示部12eとが、共に部分的に視認できるような状態になる。なお、この状態で蓋体5を閉めると、開表示部12d及び閉表示部12eは、ともに第1窓部16及び第2窓部17を介して視認することが出来ない位置に位置することになる。
図6に示すように、操作ハンドル3をボール弁体7が閉じる位置まで回動させると、操作ハンドル3は、軸部材10に対して鉛直方向下側を向くように位置する。この場合には、開表示部12dは操作ハンドル3の裏側に隠れ、閉表示部12が操作ハンドル3から表出する。したがって、操作ハンドル3をボール弁体7が閉じる位置まで回動させた時は、筐体4に蓋体5を取り付けると、第2窓部17を介して閉表示部12eに付された「閉」の文字を視認することができ、第1窓部16には「開」の文字が表示されないので、ボール弁体7が閉じる位置に操作ハンドル3があること、ボール弁体7が閉位置にあることを容易に識別することができる。
以上より、本発明によれば、操作ハンドル3を操作しても、この操作ハンドル3が筐体4から突出することがないので、操作ハンドル3をボール弁体7が閉じる位置まで回動操作した後に蓋体5を確実に閉じることができる。したがって、操作ハンドル3がボール弁体7が閉じる位置にある場合も、看護師や患者が操作ハンドル3に引っかかる等して、怪我を誘発することを未然に防止することが可能になる。
また、本実施の形態のガス遮断弁装置1においては、操作ハンドル3に開閉表示部12を回動自在に設けたので、操作者は、第1窓部16又は第2窓部17を介して、或いは直接に、操作ハンドル3から表出している「開」又は「閉」の文字を視認することで、ボール弁体7が開位置又は閉位置のどちらにあるかを明確に知ることが可能になる。
なお、本実施の形態における開表示部12d及び閉表示部12eにおける表示の仕方は、ボール弁体7が開位置又は閉位置のどちらに位置しているかを識別できるものであればよく、「開」又は「閉」以外の文字を用いてもよいし、文字以外の記号等を用いてもよい。また、これら開位置又は閉位置を識別するための文字の形や色なども適宜用いることができる。例えば、「開」の文字は緑色にして、「閉」の文字は赤色にする等のように、操作者が一見してボール弁体の開閉状態を識別することができるものであればよい。
また、本実施の形態におけるガス遮断弁装置は、蓋体を筐体から取り外し可能な構成にしているが、例えば蝶番等によって、筐体に対して蓋体の開閉ができるような状態で、蓋体を筐体に取り付けてもよい。また、本実施の形態のガス遮断弁装置は、筐体と蓋体とから構成しているが、筐体は必ずしも必要ではなく、例えば壁面に凹部を設けてボール弁等を配置し、その奥部を覆うように、壁面に直接蓋体を取付けてもよい。
また、本実施の形態におけるガス遮断弁装置は、開閉表示部材において取付孔に対する重心の位置を下げるように錘を取り付けるように構成しているが、重心の位置を下げるための構成は錘を取り付ける以外の方法でもよい。例えば、開閉表示部材において、開表示部の部分の肉厚を厚肉化させることで重心を下げてもよいし、開表示部を大型化することによって重心を下げてもよい。また、これ以外の方法であってもよい。
1 ガス遮断弁装置
2 ボール弁
3 操作ハンドル
4 筐体
5 蓋体
7 ボール弁体
10 軸部材
12 開閉表示部材
12a 取付孔
12d 開表示部
12e 閉表示部
15 錘
16 第1窓部
17 第2窓部

Claims (2)

  1. ガス流路を開く開位置とガス流路を閉じる閉位置との間で回転可能なボール弁体と、
    前記ボール弁体の回転軸に取り付けられ、ボール弁体を回転させてガス流路の開閉操作を行う操作ハンドルと、を備えたガス遮断弁装置において、
    操作ハンドルは、ガス流路に平行で鉛直な面上を回動するように前記回転軸に取り付けられ、
    開表示部と、閉表示部とを有し、操作ハンドルが前記ボール弁体を開く位置にある時には開表示部が表出し、操作ハンドルがボール弁体を閉じる位置にある時には操作ハンドルから閉表示部が表出するように、操作ハンドルに回動自在に取り付けられた開閉表示部材とを備えたことを特徴とするガス遮断弁装置。
  2. 開閉表示部材は、操作ハンドルへの取付部よりも重心が鉛直方向下側に位置し、開表示部又は閉表示部のいずれか一方が常時下方に位置するように構成されている請求項1記載のガス遮断弁装置。
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JP2006283860A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Jfe Steel Kk ボール弁

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