JP2011200631A - 脱水機 - Google Patents
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Abstract
【課題】脱水槽内に入れた衣類などの被脱水処理物のアンバランスによる振動を有効に抑制できるようにしたバランサーを提供する。
【解決手段】周壁3aに複数の脱水孔4を有し、高速回転駆動される脱水槽3を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ環状のチューブ8内に流体Wを充填してなるバランサー7を脱水槽3の周壁3aの内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物9を入れた脱水槽3を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物9が周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7の環状チューブ8を押圧することにより、押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとる。
【選択図】図2
【解決手段】周壁3aに複数の脱水孔4を有し、高速回転駆動される脱水槽3を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ環状のチューブ8内に流体Wを充填してなるバランサー7を脱水槽3の周壁3aの内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物9を入れた脱水槽3を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物9が周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7の環状チューブ8を押圧することにより、押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとる。
【選択図】図2
Description
本発明は、脱水兼用洗濯機や染色機の脱水機に関するもので、脱水槽内に入れた衣類などの被脱水処理物のアンバランスによる振動を抑制するようにした脱水機に関する。
従来、脱水兼用洗濯機の脱水槽内に入れた洗濯物が周壁の周方向の一部に片寄って位置するようなアンバランスによって生ずる振動を抑制するために、例えばバランスリングを脱水槽の上部に設けることが提案されているが、そのようなバランスリングによっては、十分な振動抑制効果が得られず、振動による騒音などの問題が未だ残っている。
本発明は、上記の事情に鑑み、脱水槽内に入れた衣類などの被脱水処理物のアンバランスによる振動を有効に抑制できるようにしたバランサーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、周壁3aに複数の脱水孔4を有し、高速回転駆動される脱水槽3を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ環状のチューブ8内に流体Wを充填してなるバランサー7を脱水槽3の周壁3aの内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物9を入れた脱水槽3を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物9が周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7の環状チューブ8を押圧することにより、押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとるようにしたことを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の脱水機において、バランサー7の環状チューブ8は、周方向所要間隔おきに固定バンド10によって脱水槽3の周壁3a内周面に固定され、各固定バンド10は、伸縮性及び弾性に富んだ帯状材により形成された略U字状の抱持部11と両端部の取付片12とからなるもので、環状チューブ8を抱持部1により抱持して、両端部の取付部12を周壁3a内周面にビス13止めするようになっていることを特徴とする。
一方、請求項3に係る発明は、周壁3aに複数の脱水孔4を有し、高速回転駆動される脱水槽3を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ正面視矩形状のバランサー本体21内に流体Wを充填してなるバランサー20を脱水槽3の周壁3aの内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物9を入れた脱水槽3を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物9が周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けて前記バランサー20のバランサー本体21を押圧することにより、押圧された前記バランサー本体21内の流体Wが直径方向反対側のバランサー本体21部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとるようにしたことを特徴とする。
また、請求項4は、請求項3に記載の脱水機において、前記バランサー本体21は、周方向所要間隔おきに透孔21aが穿設される共に、鳩目金具22によって脱水槽3の周壁3a内周面に固定され、各鳩目金具22は、夫々前記透孔21a及び脱水孔4を連通させるように透孔21a及び脱水孔4に嵌着されてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、脱水処理を行う際に、脱水槽3内に入っている衣類などの被脱水処理物9が、周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時は、その片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7のチューブ8を押圧することにより、この押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとる。それゆえ、脱水槽3の振動が抑制され、その振動による騒音や脱水機全体のガタつきが軽減される。
請求項2に係る発明によれば、固定バンド10を、伸縮性及び弾性に富んだ帯状材により形成された略U字状の抱持部11と両端部の取付片12とで構成して、バランサー7の環状チューブ8を抱持部11により抱持し、両端部の取付部12を周壁3a内周面にビス13止めすることにより、バランサー7の取付け作業を容易に行うことができる。また、脱水槽3の周壁3a内で片寄って位置する被脱水処理物9が遠心力を受けて環状チューブ8を押圧することにより、その押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、そのチューブ8部分が拡径膨張する時に抱持部11が伸張するから、流体Wのスムーズな内部移動を妨げることがない。
一方、請求項3に係る発明によれば、脱水処理を行う際に、脱水槽3内に入っている衣類などの被脱水処理物9が、周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時は、その片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー20のバランサー本体21を押圧することにより、この押圧されたバランサー本体21部分の流体Wが直径方向反対側のバランサー本体21部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとる。それゆえ、脱水槽3の振動が抑制され、その振動による騒音や脱水機全体のガタつきが軽減される。
また、請求項4に係る発明によれば、バランサー本体21を脱水槽3の周壁3a内周面に固定させるにあたって、バランサー本体21の周方向所要間隔置きに透孔21aを穿設し、その透孔21aと脱水槽3の周壁3aに必ず設けられている脱水孔4を利用して鳩目金具22によって固定させるだけでよいから、取り付け作業が簡単容易となる。
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明すると、脱水兼用洗濯機を示す図1において、1は洗濯機の外箱、2は外箱1内に洗濯水・濯ぎ水を貯える水槽で、防振装置(図示せず)によって外箱1に揺動自在に支持されている。3は水槽2内に中心軸線Gの回りに回転自在に設置された洗濯兼脱水槽で、周壁3aと底壁3bとにより有底円筒状に形成されていて、周壁3aには多数の脱水孔4が縦、横、斜めに所定間隔おきに穿設されている。5は洗濯兼脱水槽3の底壁3b上面に回転自在に設けられた回転翼である。6は洗濯兼脱水槽3の底壁3b上にある回転翼5及び脱水槽3の回転駆動力を提供する駆動装置で、回転駆動力を発生させるモータAと、歯車装置Bと、クラッチ装置Cと、モータ側プーリーDと主軸側プーリーEとを連動連結するベルトFとからなるもので、洗濯時に回転翼5を回す洗濯用軸14の回転駆動と、脱水時に洗濯兼脱水槽3を回す脱水用軸15の回転駆動とをクラッチ装置Cによって切り換えるようになっている。
以下に本発明の第1実施形態を図1〜図3に基づいて説明すると、脱水兼用洗濯機を示す図1において、1は洗濯機の外箱、2は外箱1内に洗濯水・濯ぎ水を貯える水槽で、防振装置(図示せず)によって外箱1に揺動自在に支持されている。3は水槽2内に中心軸線Gの回りに回転自在に設置された洗濯兼脱水槽で、周壁3aと底壁3bとにより有底円筒状に形成されていて、周壁3aには多数の脱水孔4が縦、横、斜めに所定間隔おきに穿設されている。5は洗濯兼脱水槽3の底壁3b上面に回転自在に設けられた回転翼である。6は洗濯兼脱水槽3の底壁3b上にある回転翼5及び脱水槽3の回転駆動力を提供する駆動装置で、回転駆動力を発生させるモータAと、歯車装置Bと、クラッチ装置Cと、モータ側プーリーDと主軸側プーリーEとを連動連結するベルトFとからなるもので、洗濯時に回転翼5を回す洗濯用軸14の回転駆動と、脱水時に洗濯兼脱水槽3を回す脱水用軸15の回転駆動とをクラッチ装置Cによって切り換えるようになっている。
7は洗濯兼脱水槽3の周壁3aの内周面に亘るようにして上下複数段に配設されたバランサーで、このバランサー7は、弾性及び伸縮性に富んだ環状のチューブ8内に流体Wを充填することによって形成されたもので、衣類などの被脱水処理物9を入れた脱水槽3を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物9が周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7の環状チューブ8を押圧することにより、押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、脱水槽3全体の重量バランスをとるようになっている。
各バランサー7の環状チューブ8は、弾性及び伸縮性に富みしかも強度の大きな高分子材料からなる合成ゴムなどによって、例えばゴム製浮輪のような平面視円形のリング状に形成されたもので、チューブ8の横断面形状は図1に示すような円形とされる。尚、この環状チューブ8には、図示は省略するが、所要箇所に流体充填口が設けられていて、この充填口からチューブ8内に流体Wとしての例えば水が、内部に空気層を形成しないように満杯状態に充填され、その充填口はキャップで密封閉栓されている。
上記のように流体Wを充填した環状チューブ8からなるバランサー7は、図1に示すように、脱水槽3の周壁3a内周面下半部側に上下に間隔をおいて例えば3段に配設され、各環状チューブ8は、この図1に示すように、周方向所要間隔おきに固定バンド10によって、脱水槽3の周壁3a内周面に固定されている。なお、本実施形態においては、横断面円形の環状チューブ8からなるバランサー7を脱水槽3の周壁3a内周面に複数段(例えば3段)配設させている例を示したが、環状チューブ8は、横断面が円形状のものに限らず、楕円形その他の形状のものとすることができ、また複数段に配設する代りに、横断面形状が上下に長い長円形状の単一の環状チューブを周壁3a内周面の所要位置に取り付けるようにすることもできる。
一方、各固定バンド10は、図3の(b)に示すように、チューブ8と同じく伸縮性及び弾性に富んでしかも高強度を有する帯板状の材料によって形成された略U字状の抱持部11と、このU字状の抱持部11の両端部に一体に形成された、ビス挿通孔12a,12a付きの取付片12,12とからなるもので、バランサー7の取り付けにあたっては、図3の(a)に示すように、環状チューブ8をU字状の抱持部11で抱持し、この抱持部11の両端部の取付部12,12を周壁3a内周面に当て付けて、ビス13をビス挿通孔12aから周壁3aにねじ込むことにより、簡単容易に取り付けることができる。また本実施形態によれば、固定バンド10を、伸縮性及び弾性に富んだ帯状材により形成された略U字状の抱持部11と両端部の取付片12とにより構成し、バランサー7の環状チューブ8を抱持部11により抱持し、両端部の取付部12を周壁3a内周面にビス13止めしていることから、脱水槽3の周壁3a内で片寄って位置する被脱水処理物9が遠心力を受けて環状チューブ8を押圧することにより、その押圧されたチューブ8部分の流体Wが直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、そのチューブ8部分が拡径膨張すると、固定バンド10の抱持部11が図3の(a),(b)に示すように伸張して、流体Wのスムーズな内部移動を妨げることがない。そしてこのような固定バンド10を使用することによって、バランサー7の取付け作業を容易に行うことができる。
次に、上記のように構成される脱水兼用洗濯機の使用を説明すると、洗濯時は、洗濯用軸14を介して洗濯兼脱水槽3底部にある回転翼5が正逆回転され、それにより洗濯を行うもので、この時、洗濯水及び濯ぎ水は、図1に示すトップカバー16に設けられた給水口17から水槽2に供給され、洗濯兼脱水槽3の脱水孔4を通じて水槽2から脱水槽3内に溜められる。洗濯後の排水は、排水ホース18によって行う。尚、排水ホース18の取付端部側には排水弁19が設けてある。
そして、脱水時には、脱水用軸15を介して洗濯兼脱水槽3が図2の矢印Pの一方向に高速回転され、それによって脱水処理を行う。この脱水処理の際に、洗濯兼脱水槽3内に入っている衣類などの被脱水処理物9が、図2に示すように周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時は、その片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー7の環状チューブ8を押圧することによって、この押圧されたチューブ8部分の流体Wは、図2の矢印Hで示すように直径方向反対側のチューブ8部分側へと内部移動して、洗濯兼脱水槽3全体の重量バランスをとるようになるから、洗濯兼脱水槽3の振動が抑制され、その振動による騒音や洗濯機全体のガタつきが軽減される。
また脱水処理の際に、遠心力を受けた水は周壁3aの脱水孔4を通して水槽2内に排出され、水槽2内から排水ホース18を通して外部へ排出される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
次に、本発明の第2実施形態を図4〜図6に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一構成については、同一の符号を付し、説明は省略する。
本実施形態に係る脱水兼用洗濯機は、図4に示すように、第1実施形態に係る脱水兼用洗濯機と略同一であるが、バランサー及びバランサーの取り付け方法が異なる。
本実施形態に係るバランサー20は、図4及び図5に示すように、洗濯兼脱水槽3の周壁3aの内周面に亘って配設され、伸縮性及び弾性に富んだ正面視矩形状のバランサー本体21内に流体Wが充填されて形成されている。
一方、バランサー本体21は、例えば合成樹脂等からなるもので、図4及び図6に示すように、周方向所要間隔おきに透孔21aが穿設され、図示はしないが、所要箇所に流体充填口が設けられている。この流体充填口には、バランサー本体21内に例えば水等の流体Wが流入されるようになっており、バランサー内部に空気層を形成しないように満杯状態に充填されるようになっている。そして、その充填口はキャップ等で密閉されるようになっている。
このように流体Wを充填したバランサー本体21からなるバランサー20は、図4に示すように、脱水槽3の周壁3aの内周面略全面に亘って配設され、バランサー本体21は、図4に示すように、周方向所要間隔おきに鳩目金具22によって、脱水槽3の周壁3aの内周面に固定されている。
鳩目金具22は、図6(b)に示すように、薄い金属板を打抜き成形した雄型23と雌型24とからなり、この雄型23は、円筒部23aと、その円筒部23aの両縁の一方に設けられた環状の鍔部23bに形成され、雌型24は雄型23の円筒部23aに挿通可能な環状に形成されている。
このように形成される鳩目金具22を用いて、バランサー本体21を脱水槽3の周壁3a内周面に固定させるには、まず、図6(a)に示すように、バランサー本体21に穿設されている透孔21aと脱水槽3の周壁3aに穿設されている脱水孔4とが連通するように、脱水槽3の周壁3aの内周面にバランサー本体21を当接させる。そしてこの状態で、鳩目金具22の雌型24を脱水槽3の周壁3aの外周面に当接させ、その雌型24に脱水槽3の周壁3aの内周面側から上記雄型23の円筒部23aを透孔21a及び脱水孔4を介して挿通し、その挿通した円筒部23aを押し潰して拡げて行くことにより、円筒部23aの周縁部23a1が上記雌型24上に当接することとなる。これにより、透孔21a及び脱水孔4に鳩目金具22が嵌着される。しかして、そのような鳩目金具22を周方向所要間隔置きに設ければ、バランサー本体21を脱水槽3の周壁3a内周面に固定させることができる。それゆえ、本実施形態によれば、バランサー本体21を脱水槽3の周壁3a内周面に固定させるにあたって、脱水槽3の周壁3aに必ず設けられている脱水孔4を利用して鳩目金具22によって固定させるだけでよいから、取り付け作業が簡単容易となる。なお、本実施形態においては、脱水槽3の周壁3a内周面に鳩目金具22の雄型23を設け、外周面に雌型24を設けたが、勿論逆にしても良い。
次に、上記のように構成される脱水兼用洗濯機の使用方法を説明すると、洗濯時は、洗濯用軸14を介して洗濯兼脱水槽3底部にある回転翼5が正逆回転されることによって洗濯される。この時、洗濯水及び濯ぎ水は、図4に示すトップカバー16に設けられた給水口17から水槽2に供給され、洗濯兼脱水槽3の脱水孔4及びバランサー本体21の透孔21aを介して水槽2から脱水槽3内に溜められる。そして、洗濯後の排水は、排水ホース18によって行われる。なお、排水ホース18の取付端部側には排水弁19が設けてある。
一方、脱水時には、脱水用軸15を介して洗濯兼脱水槽3が図5の矢印Pの一方向に高速回転され、それによって脱水処理を行う。この脱水処理の際、洗濯兼脱水槽3内に入っている衣類などの被脱水処理物9が、図5に示すように周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時は、その片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けてバランサー20のバランサー本体21を押圧することにより、この押圧されたバランサー本体21部分の流体Wは、図5の矢印Hで示すように直径方向反対側のバランサー本体21部分側へと内部移動して、洗濯兼脱水槽3全体の重量バランスをとるようになる。これにより、洗濯兼脱水槽3の振動が抑制され、その振動による騒音や洗濯機全体のガタつきが軽減されることとなる。
ところで、脱水処理の際に、遠心力を受けた水は周壁3aの脱水孔4及びバランサー本体21の透孔21aを介して水槽2内に排出され、水槽2内から排水ホース18を通して外部へ排出される。
以上説明した第1実施形態及び第2実施形に係る脱水機は、脱水兼用洗濯機を用いて説明したが、染色機の脱水機についても適用可能である。
また、上記流体Wとしては、水に限るものではなく、水と同等又はそれより高い粘度の種々の液体のほかに、粘度の大きいペースト状、クリーム状の流体更には粒状物からなる流体など、被脱水処理物9が脱水槽3の周壁3aの周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物9が遠心力を受けて環状チューブ8又はバランサー本体21を押圧することにより、押圧されたチューブ8部分又はバランサー本体21部分の流体が直径方向反対側のチューブ8部分又はバランサー本体21部分側へとスムーズに内部移動し得る流体であればよい。
2 水槽
3 脱水槽
3a 周壁
4 脱水孔
7,20 バランサー
8 環状チューブ
W 流体
9 被脱水処理物
10 固定バンド
11 抱持部
12 取付片
21 バランサー本体
21a 透孔
22 鳩目金具
3 脱水槽
3a 周壁
4 脱水孔
7,20 バランサー
8 環状チューブ
W 流体
9 被脱水処理物
10 固定バンド
11 抱持部
12 取付片
21 バランサー本体
21a 透孔
22 鳩目金具
Claims (4)
- 周壁に複数の脱水孔を有し、高速回転駆動される脱水槽を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ環状のチューブ内に流体を充填してなるバランサーを脱水槽の周壁の内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物を入れた脱水槽を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物が周壁の周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物が遠心力を受けてバランサーの環状チューブを押圧することにより、押圧されたチューブ部分の流体が直径方向反対側のチューブ部分側へと内部移動して、脱水槽全体の重量バランスをとるようにしたことを特徴とする脱水機。
- バランサーの環状チューブは、周方向所要間隔おきに固定バンドによって脱水槽の周壁内周面に固定され、各固定バンドは、伸縮性及び弾性に富んだ帯状材により形成された略U字状の抱持部と両端部の取付片とからなるもので、環状チューブを抱持部により抱持して、両端部の取付部を周壁内周面にビス止めするようになっていることを特徴とする請求項1に記載の脱水機。
- 周壁に複数の脱水孔を有し、高速回転駆動される脱水槽を備えた脱水機において、伸縮性及び弾性に富んだ正面視矩形状のバランサー本体内に流体を充填してなるバランサーを脱水槽の周壁の内周面に亘って取り付け、衣類などの被脱水処理物を入れた脱水槽を高速回転させて脱水処理する際に、被脱水処理物が周壁の周方向の一部に片寄って位置する時にその片寄った被脱水処理物が遠心力を受けて前記バランサーのバランサー本体を押圧することにより、押圧された前記バランサー本体内の流体が直径方向反対側のバランサー本体部分側へと内部移動して、脱水槽全体の重量バランスをとるようにしたことを特徴とする脱水機。
- 前記バランサー本体は、周方向所要間隔おきに透孔が穿設される共に、鳩目金具によって脱水槽の周壁内周面に固定され、各鳩目金具は、夫々前記透孔及び脱水孔を連通させるように透孔及び脱水孔に嵌着されてなることを特徴とする請求項3に記載の脱水機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010258201A JP2011200631A (ja) | 2010-03-01 | 2010-11-18 | 脱水機 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP2010043772 | 2010-03-01 | ||
JP2010043772 | 2010-03-01 | ||
JP2010258201A JP2011200631A (ja) | 2010-03-01 | 2010-11-18 | 脱水機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011200631A true JP2011200631A (ja) | 2011-10-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103243526A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-08-14 | 李家海 | 自动调节到平稳状态的脱水机 |
CN106637814A (zh) * | 2015-10-29 | 2017-05-10 | 广西大学 | 一种可控悬挂式洗干一体洗衣机 |
-
2010
- 2010-11-18 JP JP2010258201A patent/JP2011200631A/ja not_active Withdrawn
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CN103243526A (zh) * | 2013-05-28 | 2013-08-14 | 李家海 | 自动调节到平稳状态的脱水机 |
CN103243526B (zh) * | 2013-05-28 | 2016-08-24 | 李家海 | 自动调节到平稳状态的脱水机 |
CN106637814A (zh) * | 2015-10-29 | 2017-05-10 | 广西大学 | 一种可控悬挂式洗干一体洗衣机 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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