JP2011199618A - 通信装置および信号電力測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の端末装置からの信号電力と干渉端末からの干渉電力とを含んだ受信信号から、干渉電力を排除した信号電力を検出することが可能な通信装置および信号電力測定方法を提供する。
【解決手段】アレイアンテナを構成するアンテナごとに設けられた、フーリエ変換部24、フーリエ変換部24の出力と、スロット受信電力とを受け、1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を算出して出力するサブチャネル受信電力測定部25と、フーリエ変換部24でのフーリエ変換後の受信信号と参照信号との相関値をサブチャネル単位で算出する相関計算部26と、相関計算部26で算出された相関値に基づいて、CIRの値を推定するCIR推定部とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明はOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う通信装置および信号電力測定方法に関する。
無線通信において、基地局となる通信装置において受信される受信信号には、所望の端末装置からの信号と、それ以外の端末装置からの干渉信号とを含んでいる。このような場合、干渉信号の影響を排除するには、アンテナの指向性の最適化が必要であり、従来は、信号対雑音電力比(SNR)を測定し、SNRが実質的に最大となるように適応制御を行う方法を採っている。
図10は、特許文献1に開示された従来のアレイアンテナの制御装置の構成を示すブロック図である。このアレイアンテナの制御装置は、図10に示すように、1つの励振素子A0と、6個の非励振素子A1〜A6を備えたアレイアンテナ装置100と、無線受信機10と、適応制御型コントローラ20とを備えている。
ここで、送信された無線信号はM相PSK変調され(Mは2以上の整数)、適応制御型コントローラ20は、例えばコンピュータなどのデジタル計算機で構成され、アレイアンテナ装置100の励振素子A0によって受信された受信信号y(t)に基づいて、互いに時間的に隣接する2つの受信信号の共役複素数の積のM乗について所定の時間期間に対しての第1の時間平均値を計算し、1つの受信信号のM乗の2乗について上記時間期間に対しての第2の時間平均値を計算し、計算した第1の時間平均値を計算した第2の時間平均値で除算することにより高次モーメント汎関数値である商を計算し、計算した商に基づいて、高次モーメント汎関数とSNRとの関係を示す式を用いて受信信号のSNRを計算する。
そして、適応制御型コントローラ20は、計算されたSNRが実質的に最大となるように、信号処理手段、例えば図1の波形等化器6−1、6−2を適応制御する。
図10に示すアレイアンテナ装置100は、接地導体11上に設けられた励振素子A0および非励振素子A1〜A6で構成され、励振素子A0は、半径rの円周上に設けられた6本の非励振素子A1〜A6によって囲まれるように配置されている。
励振素子A0の給電点は同軸ケーブル8を介して低雑音増幅器(LNA)1に接続され、また、非励振素子A1〜A6はそれぞれ可変リアクタンス素子12−1〜12−6に接続され、これら可変リアクタンス素子12−1〜12−6のリアクタンス値は適応制御型コントローラ20からのリアクタンス値信号によって設定される。
図10のアレイアンテナの制御装置において、アレイアンテナ装置100の励振素子A0は無線信号y(t)を受信し、上記受信された無線信号である受信信号y(t)は同軸ケーブル8を介して無線受信機10に入力され、無線受信機10は上記受信信号y(t)に対してPSK復調処理を行って、PSK復調された、互いに直交した受信信号からの2つのデジタルベースバンド信号を得る。すなわち、無線受信機10において、受信信号y(t)はまず低雑音増幅器(LNA)1により高周波増幅された後2分配され、2分配された一方の受信信号y(t)は混合器2−1により局部発振器3からの局部発振信号と混合された後、ダイレクトコンバージョン後のI信号は、波形等化器6−1に入力される。
波形等化器6−1によって波形等化されたI信号は、A/D変換器5−1によりA/D変換されてデジタルベースバンドI信号を得る。一方、2分配された他方の受信信号y(t)は混合器2−2により、局部発振信号から90度移相器4により90度だけ移相された局部発振信号と混合された後、ダイレクトコンバージョン後のQ信号は、波形等化器6−1と同様の動作を行う波形等化器6−2を介してA/D変換器5−2に入力される。次いで、波形等化されたQ信号は、A/D変換器5−2によりA/D変換されてデジタルベースバンドQ信号を得る。これら2つのデジタルベースバンド信号はデータ信号として出力されるとともに、適応制御型コントローラ20に出力される。
特開2004−254003号公報
以上説明したアレイアンテナ装置においては、受信信号の振幅の誤差からSNRを推定しているものと解されるが、この方法では以下の問題がある。
すなわち、XGP(Extended Global Platform)などのOFDMAを使用した通信システムでは、時間的に隣接する2つの受信信号の振幅は大きく変動するので、上述した従来方式によるSNRの推定は困難である。
また、XGPでは、端末装置ごとに所望波の電力を計算して送信電力制御を行う必要があり、端末装置へのチャネル割り当て単位であるPRU(Physical Resource Unit:帯域幅900kHz)ごとに信号電力対干渉電力比(CIR:Carrier to Interference power Ratio)を推定する必要がある。このため、FFT(高速フーリエ変換)後の周波数ドメインの信号を使用しなければならないので、時間ドメインの信号を使用する従来方式は使用できない。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、XGPなどのOFDMAを使用した通信システムにおいて、所望の端末装置からの信号電力と干渉端末からの干渉電力とを含んだ受信信号から、干渉電力を排除した信号電力を検出することが可能な通信装置および信号電力測定方法を提供することを目的とする。
OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う通信装置であって、アンテナで受信した受信信号を出力する無線部と、前記無線部に接続されたベースバンド処理部と、前記ベースバンド処理部に接続され、前記受信信号から干渉電力を排除した信号電力を算出する電力測定処理部とを備え、前記ベースバンド処理部は、前記アンテナに対応して設けられた、前記受信信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部と、前記無線部に接続され1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を算出して出力するサブチャネル受信電力測定部と、前記フーリエ変換部でのフーリエ変換後の受信信号と参照信号との相関値をサブチャネル単位で算出する相関計算部と、前記相関計算部で算出された前記相関値に基づいて、CIR(信号電力対干渉電力比)の値を推定するCIR推定部と、を備え、前記CIR推定部は、相関値に対するCIRの値を含んだCIR情報を予め備え、前記CIR情報を使用して入力された前記相関値に対応する前記CIRの値を算出し、前記電力測定処理部は、前記CIRの値と前記サブチャネル受信電力測定部から出力される前記サブチャネル受信電力とに基づいて、前記信号電力を算出する。
本発明に係る信号電力測定方法は、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う場合の信号電力測定方法であって、アンテナで受信した受信信号にフーリエ変換を施すステップ(a)と、フーリエ変換後の受信信号と参照信号との相関値をサブチャネル単位で算出するステップ(b)と、算出した前記相関値に基づいて、CIR(信号電力対干渉電力比)の値を推定するステップ(c)と、前記受信信号の1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を算出するステップ(d)と、前記CIRの値と前記サブチャネル受信電力とに基づいて、前記受信信号から干渉電力を排除した信号電力を算出するステップ(e)とを備え、前記ステップ(c)は、予め準備された相関値に対するCIRの値を含んだCIR情報を使用して前記相関値に対応する前記CIRの値を算出するステップを含む。
本発明に係る通信装置によれば、所望の端末装置からの信号電力を検出することが可能となる。また、周波数選択性フェージングによってサブチャネル内での振幅変動があったとしても影響を少なくできる。また、サブチャネルごとにCIRを推定することができる。
本発明に係る信号電力測定方法によれば、所望の端末装置からの信号電力を検出することが可能となる。また、周波数選択性フェージングによってサブチャネル内での振幅変動があったとしても影響を少なくできる。また、サブチャネルごとにCIRを推定することができる。
XGPのフレーム構成を示す図である。 EXCHのフォーマットを示す図である。 本発明に係る実施の形態の通信装置の構成を示すブロック図である。 1スロットにおけるスロット受信電力の測定ポイントを説明する図である。 本発明に係る実施の形態の信号電力測定方法を説明するフローチャートである。 相関値計算のアルゴリズムを示すフローチャートである。 相関値−CIR変換テーブルを示す図である。 実験的に求めたCIRの値に対する相関値の特性曲線を示す図である。 本発明に係る実施の形態の信号電力測定方法の変形例を説明するフローチャートである。 従来のアレイアンテナの制御装置の構成を示すブロック図である。
<実施の形態>
<XGPのフレーム構成>
XGPでは、現行のPHSと同様に1フレーム5msecの期間に、アップリンク(UL)とダウンリンク(DL)とで、それぞれ2.5msecずつ時分割され、また、ULおよびDLは、それぞれ4つのタイムスロットに時分割されている。
ここで、図1には各タイムスロットが9個のサブチャネルで構成される場合のフレーム構成を示す。
すなわち、図1に示すように、アップリンク(UL)は、スロット1〜スロット4の4つに時分割され、ダウンリンク(DL)は、スロット5〜スロット8の4つに時分割され、各スロットは、サブチャネル1〜サブチャネル9の9個のサブチャネルで構成されている。ここで、1つのスロットの中での1つのサブチャネルをPRU(Physical Resource Unit)と呼称する。
図1に示されるように、アップリンクにおいては、スロット1のサブチャネル1をPRU1と呼称し、スロット2のサブチャネル1をPRU2と呼称し、以後、ユニット番号を1つずつインクリメントしながらユニット番号が割り当てられ、サブチャネル2においてはPRU5から始まってPRU8までが割り当てられる。以下、スロット1〜スロット4について同様の規則でユニット番号が割り当てられ、PRU1〜PRU36まで36個のPRUでアップリンクフレームが構成されている。なお、ダウンリンクについても同様にユニット番号が割り当てられるが、図示は省略している。
各PRUは、24個のサブキャリア、19個のOFDMシンボルで構成されており、図2にはその一例として、EXCH(Extra Channel)と呼称されるデータチャネルのフォーマットを示す。
図2において、縦方向にF1〜F24で示されるサブキャリアを、横方向にS1〜S19で示されるOFDMシンボルを示しており、サブキャリアのうちF1およびF13におけるシンボルS1〜S19は、ヌルシンボルであり、DCキャリアやガードキャリアとして使用され、サブキャリアF3、F7、F11、F15、F19およびF24のそれぞれにおけるシンボルS5、S9、S13およびS17がパイロットシンボルとして使用され、サブキャリアF2〜F12、F14〜F24におけるシンボルS1がトレーニングシンボルとして使用され、これら以外のシンボルがデータシンボルとして使用される。
<通信装置の構成>
図3は、本発明に係る通信装置1000の構成を示すブロック図である。図3に示すように、通信装置1000は、アレイアンテナATと、無線部RFとベースバンド処理部BBと、復調処理部31と、電力測定処理部32とを備えている。なお、図3においては、受信部のみを示しており、送信部については図示および説明を省略している。
通信装置1000において、アレイアンテナATで受信した受信信号は無線部RFに入力され、無線部RFでは、受信信号RXIFと、受信信号の1スロット中の特定の複数の測定点で受信電力を測定したスロット受信電力(RSSI:Receive Signal Strength Indication)をベースバンド処理部BBに与える構成となっている。
ベースバンド処理部BBは、アナログ信号である受信信号RXIFを受けてデジタル信号に変換して出力するアナログ−デジタルコンバータ(ADC)21、ADC21から出力されるデジタル化された受信信号にフィルタ処理を行うフィルタ22、フィルタ22から出力されるフィルタリングされた受信信号からガードインターバル(GI)を除去するGI除去部23、GIを除去した後の受信信号に高速フーリエ変換(FFT)を施すFFT部24、FFT処理後の受信信号と、FFT処理を経ないスロット受信電力とに基づいて、1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を測定するサブチャネル受信電力測定部25と、FFT処理後の受信信号を受けて相関値を算出する相関計算部26と、スロット受信電力を受けてデジタル信号に変換してサブチャネル受信電力測定部25に与えるADC20とを、アレイアンテナATを構成する個々のアンテナに対応させて有している。なお、図2においては、2本のアンテナに対する構成を示している。
FFT部24から出力されるFFT処理後の受信信号は、復調処理部31に与えられて所定の復調処理が施され、通信装置1000の使用者に視聴可能な信号に変換される。サブチャネル受信電力測定部25によって測定された受信電力の絶対値は、電力測定処理部32に与えられて、所望の端末装置からの受信信号電力の算出に使用され、測定対象となった受信信号を送信した端末装置の送信電力制御などに使用される。
相関計算部26では、各アンテナで受信した受信信号は、ADC21、フィルタ22、GI除去部23、GIおよびFFT部24を経て周波数ドメインの信号に変換され、当該受信信号のトレーニングシンボル部(図2)と、予め準備されメモリ30に格納された参照信号との相関値を算出して選択部27に与える。
選択部27では、アンテナごとに得られた相関値の中から、最大値を示すもの(最大相関値)を選択し、CIR推定部28に与える。CIR推定部28では、予め準備されメモリ29に格納された相関値に対するCIRの値を示す変換テーブルを用いて、相関値からCIRへの変換を行う。CIR推定部28で得られたCIRの値は、電力測定処理部32に与えられ、各サブチャネル受信電力測定部25から出力されるサブチャネル受信電力との演算処理により、所望端末からの受信信号電力の算出に使用される。
FFT部24では、量子化誤差を小さくするため、振幅値がある一定の閾値を越えない範囲でできるだけ大きくなるようにシフトされるので、FFT処理後の受信信号からは受信電力の絶対値を測定することができない。
しかし、通信装置1000においては、スロット受信電力をFFT処理せずにサブチャネル受信電力測定部25に与えることで、受信電力の絶対値を測定することが可能となる。以下、サブチャネル受信電力測定部25の動作について説明する。
<サブチャネル受信電力測定>
FFT処理によってサブチャネルごとに処理することが可能となるので、まず、サブチャネル受信電力測定部25では、FFT処理後の受信信号から各サブチャネルの相対受信電力値を計算する。
すなわち、1スロットを構成する各サブチャネルには、図2に示すように、シンボルS5、S9、S13およびS17のそれぞれに6個ずつ、計24個のパイロットシンボルが含まれており、それらの個々についてI成分(同相成分)、Q成分(直交位相成分)の2乗和を求めそれを合計したものを1スロット内におけるn番目のサブチャネルの相対受信電力値rxpower(n)として算出する。
これを、1スロットを構成する9個のサブチャネルのそれぞれについて算出し、それらを加算したものを、1スロット内における全サブチャネルの相対受信電力値の加算値Σrxpowerとして算出する。
次に、サブチャネルの相対受信電力値rxpower(n)を全サブチャネルの相対受信電力値の加算値Σrxpowerで割ることで、1スロット内の全サブチャネルの相対受信電力値に対する1つのサブチャネルの相対受信電力値の比率、すなわち相対電力比を求める。
次に、スロット受信電力(RSSI)の平均値を求めるが、ここでは、スロット受信電力は4つのシンボル位置に対して測定され、図4を用いて、1スロットにおけるスロット受信電力の測定ポイントを説明する。
図4においては、縦方向にサブチャネル1〜サブチャネル9の9個のサブチャネルを示し、横方向にOFDMシンボルS1〜S19を示しており、シンボルS1、S5、S9、S13およびS17の位置での受信電力を、それぞれスロットRSSI(1)、スロットRSSI(2)、スロットRSSI(3)、スロットRSSI(4)およびスロットRSSI(5)と呼称し、このうち、スロットRSSI(1)以外を使用する。
無線部RFでは、スロットRSSI(1)〜スロットRSSI(5)が測定され、スロット受信電力としてサブチャネル受信電力測定部25に与えられる。
スロット受信電力は、FFT処理を経ずに絶対値としてサブチャネル受信電力測定部25に与えられ、サブチャネル受信電力測定部25では、スロットRSSI(1)〜スロットRSSI(5)のうち、スロットRSSI(2)〜スロットRSSI(5)について加算を行い、スロット受信電力の加算値ΣRSSIslotを算出する。そして、加算値ΣRSSIslotを測定ポイント数4で割ることで、スロット受信電力の平均値(絶対値)を求める。この、スロット受信電力の平均値に、先に求めた相対電力比を掛けることで、1スロット内におけるn番目のサブチャネルの受信電力(絶対値)RSSIPRU(n)を得ることができる。なお、RSSIPRU(n)は、所望波と干渉波の合成電力である。
以上説明した、1スロット内におけるn番目のサブチャネルの受信電力(絶対値)RSSIPRU(n)を算出する数式(1)を以下に示す。
Figure 2011199618
上式において、各パラメータは以下のように定義される。
RSSIPRU(n):1スロット内におけるn番目のサブチャネル(PRU)の受信電力
ΣRSSIslot:スロット受信電力の加算値
rxpower(n):1スロット内におけるn番目のPRUの相対受信電力値
Σrxpower:1スロット内における全サブチャネルの相対受信電力値の加算値
上記数式(1)に、例えば、1番目のサブチャネルの相対受信電力値を与えることで1番目のサブチャネルの受信電力の絶対値を求めることができる。
なお、上述した数式(1)は、電力をデシベル(dB)で表現するので対数を採って10倍するように表記されており、数式(1)を変形すると、以下の数式(2)で表すことができる。
Figure 2011199618
このように、通信装置1000においては、スロット受信電力をFFT処理せずにサブチャネル受信電力測定部25に与え、FFT処理後の受信信号から算出した、1スロット内の全サブチャネルの相対受信電力値に対する1つのサブチャネルの相対受信電力値の比率(相対電力比)との乗算により、サブチャネルの受信電力の絶対値を求めることができるので、当該絶対値に基づいて移動端末器の送信電力制御などが可能となる。
なお、上記においてはスロット受信電力からサブチャネルの受信電力の絶対値を求める例を示したが、スロット受信電力に限定されるものではなく、要は、干渉波の電力と所望波の電力とが合成された合成電力の絶対値を得られれば良く、周知の方法によって合成電力の絶対値を求めてそれをRSSIPRU(n)としても良い。
また、FFT処理後の受信信号を用いて相対電力比を算出するので、FFT部24内で出力信号の大きさがある一定の値になるようにシフト処理がなされていたとしても影響はなく、上記シフト処理がなされないことによる量子化誤差の増大は発生せず、通信装置1000は高性能を維持できる。
<所望端末からの信号電力測定方法>
次に、実施の形態に係る信号電力測定方法について図3を参照しつつ図5に示すフローチャートを用いて説明する。
図5において受信信号電力の算出を開始すると、まず、ステップST1において、受信信号を周波数ドメインの信号に変換する。
次に、周波数ドメインの信号に変換された受信信号に基づいて、相関計算部26で参照信号との相関値を算出する(ステップST2)。
ここで、図6に示すフローチャートを用いて、1PRU分の相関値計算のアルゴリズムについて説明する。
図6において相関値計算を開始すると、A、B、Cで表される各種変数を0に初期化する(ステップST11)。ここで、変数Aは複素数、変数BおよびCは実数とする。
次に、ステップST12において、処理対象となるサブキャリアの番号「i」を設定する。
次に、ステップST13において、サブキャリアiについて、変数A、B、CおよびDを算出する。ここで、受信信号のトレーニングシンボル部のサブキャリアiの信号S(i)(これを受信信号S(i)と呼称)に、参照信号のトレーニングシンボル部のサブキャリア「i」の信号R(i)(これを参照信号R(i)と呼称)の共役複素数conjR(i)を掛けた値を変数Dとし、変数Aは変数Dの積算値としてA=A+Dで表す。
変数Bは、受信信号S(i)の実数部の自乗と、受信信号S(i)の虚数部の自乗との加算値の積算値として、B=B+Re[S(i)]・Re[S(i)]+Im[S(i)]・Im[S(i)]で表す。
変数Cは、参照信号R(i)の共役複素数conjR(i)の実数部の自乗と、参照信信号R(i)の共役複素数conjR(i)の虚数部の自乗との加算値の積算値として、C=C+Re[conjR(i)]・Re[conjR(i)]+Im[conjR(i)]・Im[conjR(i)]で表す。
なお、変数BおよびCは、複素数で表される変数Aを正規化するために使用する変数である。
サブキャリアiについて上述した変数A〜Dの算出が終了すると、PRU内に処理対象のサブキャリアが残っているか否かを確認し(ステップST14)、処理対象のサブキャリアが残っている場合には、ステップST12以下の処理を繰り返す。一方、処理対象のサブキャリアの全てについて処理が終わっている場合には、ステップ5に進む。
ステップST15においては、相関値を算出するステップであり、変数Aの実数部の自乗と、変数Aの虚数部の自乗と加算値をEとして、E=Re[A]・Re[A]+Im[A]・Im[A]で表す。
そして、加算値Eの平方根を、変数BおよびCのそれぞれの平方根で割ることで、相関値corrを算出し、相関値計算を終了する。
再び、図5のフローチャートの説明に戻る。ステップST2における相関値計算は、アレイアンテナATを構成する個々のアンテナで受信した受信信号について実行され、ステップST3では、全てのアンテナでの受信信号に対して相関値を算出したかについて確認を行う。そして、相関値を算出していないアンテナがある場合には、ステップST2の相関値計算を実行し、全てのアンテナでの受信信号に対して相関値を算出している場合には、ステップST4に進む。
各相関計算部26で算出された相関値は、選択部27に与えられ、最大値を示す相関値(最大相関値)が選択される(ステップST4)。
選択部27で選択された最大相関値は、CIR推定部28に与えられ、CIR推定部28では、予め準備されメモリ29に格納された、相関値に対するCIRの値を示す変換テーブル(相関値−CIR変換テーブル)を用いて相関値からCIRの値に変換される(ステップST5)。
ここで、図7に相関値−CIR変換テーブルの一例を示す。図7においては、−30dB〜30dBまで、5dB間隔でCIRの値が示され、各CIRの値に対応する相関値が示されている。この相関値−CIR変換テーブルを用いることで、例えば、選択部27で選択された相関値が、例えば0.7594であれば、CIRの値は0dBであることが判る。なお、図7の例では、5dB間隔でCIRの値を示しているが、これに限定されるものではなく、CIR推定の分解能に応じてテーブルを作成すれば良い。
なお、相関値−CIR変換テーブルは、実験的に求めたCIRの値に対する相関値の特性曲線(特性データ)に基づいて作成すれば良い。この特性曲線の一例を図8に示す。
図8においては、横軸にCIRの値(dB)を、縦軸に相関値を示しており、信号電力あるいは干渉波の電力を変えることでCIRの値を変え、その時の受信信号の相関値を算出することで得たものである。なお、図8は、1つのPRUに対する特性曲線しか示していないが、実際の測定ではPRUごとに特性曲線が取得される。なお、何れの特性曲線もほぼ同じであり、それらは以下の数式(3)で近似式として表される。
Figure 2011199618
なお、上記数式(3)において、yがCIRの値であり、xが相関値であるが、上記近似式は、0.3≦x≦0.9の範囲で適用される式であり、xが0.9より大きい場合(x>0.9)は、y=10で近似し、xが0.3より小さい場合(x<0.3)は、y=−20で近似する。
図7の相関値−CIR変換テーブルの代わりに、このような近似式を用いて、相関値をCIRの値に変換しても良い。
なお、上述した相関値−CIR変換テーブルや、その近似式は一例であり、これらに限定されるものではなく、通信装置の構成に合わせて適宜準備すれば良い。
再び、図5のフローチャートの説明に戻り、相関値をCIRの値に変換した後は、取得したCIRの値と、サブチャネル受信電力測定部25で算出したサブチャネルごとの受信電力の絶対値RSSIPRUとを用いて、下記の数式(4)に基づいて受信信号電力PWを算出する(ステップST6)。
Figure 2011199618
上記数式(4)において、CIRの値が0の場合、右辺第1項の値は約−3dBとなり、RSSIPRUの値との合計により受信信号電力PWが得られる。
<効果>
以上説明したように、実施の形態に係る通信装置1000によれば、FFT処理後の周波数ドメインの信号に変換された受信信号のトレーニングシンボル部に対して、参照信号との相関値をアンテナごとに取得し、得られた相関値の中の最大相関値を、予め準備した相関値に対するCIRの値を示す変換テーブルあるいは近似式を用いて、CIRの値に変換することで、CIRを推定し、得られたCIRの値を用いて受信信号電力PWを算出するので、所望の端末装置からの信号の電力を検出することが可能となる。
また、参照信号との相関計算に基づいてCIRを推定するので、周波数選択性フェージングによってPRU内での振幅変動があったとしても影響が少ない。また、FFT処理後の受信信号を使用するので、PRUごとにCIRを推定することができる。
<変形例>
以上説明した実施の形態に係る通信装置1000においては、全てのアンテナについて相関値を算出して、その中の最大相関値について、図8に示した、CIRの値に対する相関値の特性曲線に基づいて作成した相関値−CIR変換テーブル(図7)あるいは特性曲線の近似式を用いてCIRの値に変換する構成を示したが、全てのアンテナについて相関値を算出するのは処理負荷が大きいので、信号電力測定方法を以下のように変形しても良い。
図9は、本発明に係る信号電力測定方法の変形例を説明するフローチャートである。なお、装置構成については図3に示した通信装置1000と同じであるので、図3を参照して説明する。
受信信号電力の算出を開始すると、まず、ステップST21において、アレイアンテナATの個々のアンテナでの受信レベルを算出する。この受信レベルの値としては、先に説明したスロット受信電力の平均値であっても良いし、サブチャネルごとの受信電力の絶対値RSSIPRUであっても良い。
そして、次に、ステップST22において、得られた個々のアンテナでの受信レベルを比較し、受信レベルが最大のアンテナを選択する。
次に、ステップST23において、各アンテナでの受信信号を周波数ドメインの信号に変換する。なお、この処理は、ステップST21での受信レベルの値として、サブチャネルごとの受信電力の絶対値RSSIPRUを用いる場合には、RSSIPRUの算出に周波数ドメインの信号を使用するのでステップST21に先だって行っておく。
次に、周波数ドメインの信号に変換された受信信号のうち、ステップST22で選択した受信レベルが最大のアンテナで得られた受信信号に基づいて、相関計算部26で参照信号との相関値を算出する(ステップST24)。
なお、上述した受信レベルの算出や、受信レベルが最大のアンテナの選択、受信レベルが最大のアンテナで得られた受信信号のみを選択する処理は、個々のアンテナに対応して設けられたサブチャネル受信電力測定部25にて行えば良い。
次に、ステップST24で算出した相関値が、予め設定した所定の範囲内の値であるか否かを判定する。この判定は、例えば、選択部27において行えば良く、相関計算部26から与えられた相関値が1つしか存在しない場合、選択部27は、相関値を選択するのではなく、与えられた相関値が所定の範囲内にあるか否かを判定するように、機能を切り替えるように構成しておく。そして、与えられた相関値が、所定の範囲内の値である場合にはステップST25に進み、当該相関値をCIR推定部28に与えて、予め準備された相関値−CIR変換テーブル、あるいは近似式を用いてCIRの値に変換する(ステップST26)。相関値をCIRの値に変換した後は、取得したCIRの値と、サブチャネル受信電力測定部25で算出したサブチャネルごとの受信電力の絶対値RSSIPRUとを用いて、先に説明した数式(4)に基づいて受信信号電力PWを算出する(ステップST27)。
ここで、ステップST25で使用する相関値の所定の範囲は、例えば0.3〜0.9(0.3以上、0.9以下)として設定されている。このような範囲に設定するのは、以下の理由による。
すなわち、図8に示した特性曲線を例に採れば、相関値が0.3より小さい領域および相関値が0.9より大きい領域では特性の変化は緩やかであり、それらの領域では相関値の誤差がCIRの値に与える影響が大きい。一方、相関値が0.3〜0.9の領域では、特性の変化が急であり、相関値の誤差がCIRの値に与える影響は小さい。従って、相関値がこの領域内の値を取る場合は、受信レベルが最大の1つのアンテナに対する相関値のみでCIR推定を行っても相関値の誤差は問題にならないものとし、相関値を算出するアンテナ数を削減することで処理負荷を軽減させる。
なお、特性の変化が緩やかであるか、急であるかは、特性曲線における複数の接線のうち、傾きが最大の接線の1/2以下となる特性を示す場合を特性の変化が緩やかと判定して、算出した相関値が当該特性を示す領域内にあるか否かで、相関値を算出するアンテナ数を決定すれば良い。なお、上述した1/2以下という閾値は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。
一方、ステップST24で算出した相関値が、所定の範囲外の値である場合、例えば、相関値が0.3より小さい場合および相関値が0.9より大きい場合は、相関値の誤差がCIRの値に与える影響が大きいものとして、ステップST28に進んで、他のアンテナでの受信信号に対しても相関値を算出し、ステップST29に進む。ステップST29では、全てのアンテナでの受信信号に対して相関値を算出したかについて確認を行う。そして、相関値を算出していないアンテナがある場合には、ステップST28の相関値計算を実行し、全てのアンテナでの受信信号に対して相関値を算出している場合には、ステップST30に進む。
ステップST30では、全てのアンテナでの受信信号に対して得た相関値の平均値を算出し、当該平均値をCIRの値に変換し(ステップST26)、次に、取得したCIRの値と、サブチャネル受信電力測定部25で算出したサブチャネルごとの受信電力の絶対値RSSIPRUとを用いて、先に説明した数式(4)に基づいて受信信号電力PWを算出する(ステップST27)。なお、ステップST30の相関値の平均値を算出する処理は、選択部27において行えば良い。
このように、アレイアンテナATの個々のアンテナでの受信レベルを算出し、受信レベルが最大のアンテナを選択して、当該アンテナでの受信信号を周波数ドメインの信号に変換して相関値を算出することで、算出した相関値の誤差がCIRの値に与える影響が小さい場合には、1つのアンテナに対する相関値のみでCIR推定を行うようにすることで、相関値を算出するアンテナ数を削減して処理負荷を軽減することができる。
なお、以上の説明においては、アレイアンテナによる受信信号電力の算出について説明したが、単一のアンテナによる受信信号電力の算出においても本発明は有効である。
23 電力測定処理部
24 フーリエ変換部
25 サブチャネル受信電力測定部
26 相関計算部
28 CIR推定部
RF 無線部
BB ベースバンド処理部

Claims (16)

  1. OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う通信装置であって、アンテナで受信した受信信号を出力する無線部と、
    前記無線部に接続されたベースバンド処理部と、
    前記ベースバンド処理部に接続され、前記受信信号から干渉電力を排除した信号電力を算出する電力測定処理部と、を備え、
    前記ベースバンド処理部は、
    前記アンテナに対応して設けられた、前記受信信号にフーリエ変換を施すフーリエ変換部と、前記無線部に接続され1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を算出して出力するサブチャネル受信電力測定部と、前記フーリエ変換部でのフーリエ変換後の受信信号と参照信号との相関値をサブチャネル単位で算出する相関計算部と、
    前記相関計算部で算出された前記相関値に基づいて、CIR(信号電力対干渉電力比)の値を推定するCIR推定部と、を備え、
    前記CIR推定部は、
    相関値に対するCIRの値を含んだCIR情報を予め備え、前記CIR情報を使用して入力された前記相関値に対応する前記CIRの値を算出し、
    前記電力測定処理部は、前記CIRの値と前記サブチャネル受信電力測定部から出力される前記サブチャネル受信電力とに基づいて、前記信号電力を算出する、通信装置。
  2. 前記電力測定処理部は、
    前記サブチャネル受信電力をRSSIPRUとし、
    前記CIRの値をCIRとし、
    前記信号電力をPWとした場合、
    前記信号電力を以下の数式(5)を用いて算出する、
    Figure 2011199618
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記無線部は、
    前記受信信号の1スロット中の複数の測定点においてそれぞれ測定した受信電力をスロット受信電力として出力し、
    前記サブチャネル受信電力測定部は、
    前記フーリエ変換部の出力と、前記スロット受信電力とを受け、前記フーリエ変換部の出力に基づいて、1つのサブチャネルの相対受信電力値と1スロット内の全サブチャネルについての相対受信電力値の加算値とを求めて、前記1つのサブチャネルの相対受信電力値の比率を算出し、前記スロット受信電力を前記測定点の個数で除算して得たスロット受信電力の平均値と乗算することで前記サブチャネル受信電力を算出する、請求項1記載の通信装置。
  4. 前記CIR情報は、
    予め取得したCIRの変化に対する相関値の変化を示す特性データをテーブル化した情報テーブルである、請求項1記載の通信装置。
  5. 前記CIR情報は、
    予め取得したCIRの変化に対する相関値の変化を示す特性データを近似した近似式である、請求項1記載の通信装置。
  6. 前記アンテナはアレイアンテナを構成し、
    前記ベースバンド処理部は、
    前記アンテナごとに設けられた前記相関計算部のそれぞれから出力される前記相関値を受け、その中から最大値を示す最大相関値を選択して前記CIR推定部に与える選択部を備える、請求項1記載の通信装置。
  7. 前記アンテナはアレイアンテナを構成し、
    前記サブチャネル受信電力測定部のそれぞれにおいて前記アンテナごとの受信レベルを測定し、その中から最大の受信レベルを示す前記アンテナを受信レベルが最大のアンテナとして選択し、
    前記受信レベルが最大のアンテナで得られた前記受信信号に基づいて、前記相関計算部で前記相関値を算出し、
    前記ベースバンド処理部は、
    前記相関値が、所定の範囲内の値であれば、前記CIR推定部に与えて前記CIRの値を算出する選択部を備える、請求項1記載の通信装置。
  8. 前記選択部は、
    前記受信レベルが最大のアンテナについて得られた前記相関値が、前記所定の範囲外の値であれば、前記受信レベルが最大のアンテナ以外のアンテナについても前記受信信号に基づいて、それぞれの前記相関計算部で前記相関値を算出し、全てのアンテナについてそれぞれ算出された前記相関値の平均値を算出して前記CIR推定部に与える、請求項7記載の通信装置。
  9. OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式で通信を行う場合の信号電力測定方法であって、
    (a)アンテナで受信した受信信号にフーリエ変換を施すステップと、
    (b)フーリエ変換後の受信信号と参照信号との相関値をサブチャネル単位で算出するステップと、
    (c)算出した前記相関値に基づいて、CIR(信号電力対干渉電力比)の値を推定するステップと、
    (d)前記受信信号の1サブチャネルあたりの受信電力の絶対値であるサブチャネル受信電力を算出するステップと、
    (e)前記CIRの値と前記サブチャネル受信電力とに基づいて、前記受信信号から干渉電力を排除した信号電力を算出するステップと、を備え、
    前記ステップ(c)は、
    予め準備された相関値に対するCIRの値を含んだCIR情報を使用して前記相関値に対応する前記CIRの値を算出するステップを含む、信号電力測定方法。
  10. 前記ステップ(e)は、
    前記サブチャネル受信電力をRSSIPRUとし、
    前記CIRの値をCIRとし、
    前記信号電力をPWとした場合、
    前記信号電力を以下の数式(6)を用いて算出するステップを含む、
    Figure 2011199618
    請求項9記載の信号電力測定方法。
  11. 前記ステップ(d)は、
    前記受信信号の1スロット中の複数の測定点においてそれぞれ測定された受信電力であるスロット受信電力と、前記フーリエ変換後の受信信号とに基づいて、1つのサブチャネルの相対受信電力値と1スロット内の全サブチャネルについての相対受信電力値の加算値とを求めて、前記1つのサブチャネルの相対受信電力値の比率を算出し、前記スロット受信電力を前記測定点の個数で除算して得たスロット受信電力の平均値と乗算することで前記サブチャネル受信電力を算出するステップを含む、請求項9記載の信号電力測定方法。
  12. 前記CIR情報は、
    予め取得したCIRの変化に対する相関値の変化を示す特性データをテーブル化した情報テーブルである、請求項9記載の信号電力測定方法。
  13. 前記CIR情報は、
    予め取得したCIRの変化に対する相関値の変化を示す特性データを近似した近似式である、請求項9記載の信号電力測定方法。
  14. 前記アンテナはアレイアンテナを構成し、
    前記ステップ(b)とステップ(c)との間に、
    前記アンテナごとに算出される前記相関値の中から最大値を示す最大相関値を選択するステップを備え、
    前記ステップ(c)は、
    前記最大相関値に基づいて、前記CIRの値を推定する、請求項9記載の信号電力測定方法。
  15. 前記アンテナはアレイアンテナを構成し、
    前記ステップ(a)とステップ(b)との間に、
    前記アンテナごとの受信レベルを測定し、その中から最大の受信レベルを示す前記アンテナを受信レベルが最大のアンテナとして選択し
    前記ステップ(b)は、
    前記受信レベルが最大のアンテナで得られた前記受信信号に基づいて前記相関値を算出し、
    前記ステップ(b)とステップ(c)との間に、
    前記相関値が、所定の範囲内にあるか否を判定するステップを備え、
    前記ステップ(c)は、
    前記相関値が、前記所定の範囲内にある場合には、それを用いて前記CIRの値を算出する、請求項9記載の信号電力測定方法。
  16. 前記受信レベルが最大のアンテナについて得られた前記相関値が、前記所定の範囲外の値である場合に、前記受信レベルが最大のアンテナ以外のアンテナについても前記受信信号に基づいて、それぞれの前記相関値を算出するステップと、
    全てのアンテナについてそれぞれ算出された前記相関値の平均値を算出するステップと、を備え、
    前記ステップ(c)は、
    前記相関値の平均値に基づいて、前記CIRの値を推定する、請求項15記載の信号電力測定方法。
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