JP2011197785A - ログ収集システムおよびログ収集プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】多種多数の機器によってサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、開発者が本番環境から障害原因の解析のために必要とする各機器上のログ等を効率的に素早く収集することを可能とするログ収集システムを提供する。
【解決手段】複数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システム1における障害発生時に、開発者が障害原因の解析を行うために必要とするログを、本番環境の各機器から収集する、本番環境におけるネットワークに接続されたログ収集システム100であって、本番環境における各機器の収集可能なログを含む構成情報を保持するシステム構成情報141と、各機器における収集対象となるログ毎の収集手順142と、システム構成情報141に基づいて、開発者から指定された1つ以上のログについて、対応する機器から対応する収集手順142に従ってログをそれぞれ収集するログ収集部130とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システムの管理技術に関し、特に、情報処理システムを構成する各サーバ等の機器からログを収集するログ収集システムおよびログ収集プログラムに適用して有効な技術に関するものである。
ユーザにサービスを提供する情報処理システムにおいては、メインフレームやサーバ等、多種多数のコンピュータ機器が連携して稼動することによってサービスを提供している場合が多い。これらの情報処理システム、特にミッションクリティカルなシステムの運用管理においては、ハードウェアやソフトウェアにおける障害の発生を早期に検知するとともに早急に対応策を講じることができるようにしておく必要がある。
ハードウェアの障害については、例えば、冗長化構成における待機系に切り替えた上で障害箇所の機器を修理/交換する等、当該情報処理システムの運用者側で早急に障害の回復を図ることが可能な場合も多い。一方、アプリケーションを含むソフトウェアの障害については、障害の内容を解析して原因を特定し、例えば、バグフィックスなどを含む対応策を組み込んだプログラムを緊急リリースする等、当該情報処理システムの運用者では対応できず、当該システムを開発した開発者が障害情報を収集し解析した上で対応策を講じることが必要となる場合も多い。
情報処理システムからの障害情報の収集に係る技術としては、例えば、特開2004−320267号公報(特許文献1)には、被監視装置から保守センタに通報される障害情報に、発生した障害の種類を示す障害種別と障害の発生した時刻を示す発生時刻とを含み、被監視装置から障害情報を収集する入力部と、通報すべき障害種別を定義する定義テーブルと、定義テーブルに基づいて入力部に入力した障害情報のうち、通報すべき障害情報を決定するフィルタ部と、フィルタ部で決定した結果に応答して、保守センタに障害情報を通報する通報部と、入力部で収集される障害情報に基づいて通報すべき障害情報の障害種別を抽出し、抽出した障害種別で定義テーブルを更新する登録部とを具備し、当該障害通報装置の稼働に伴って、保守センタに通報すべき障害種別を自動的に更新することにより保守センタの負担を軽減する技術が記載されている。
また、特開2009−237749号公報(特許文献2)には、Web業務アプリケーションの実行情報を登録するアプリケーション実行情報管理機能と、障害解析に必要な例外情報を例外情報ナレッジから取得する例外情報管理機能と、例外情報管理機能により取得された例外情報に基づき、Web業務アプリケーションのアプリケーション構成ファイルからアプリケーション構成情報を生成するとともに、登録されたWeb業務アプリケーションの実行情報を収集するアプリケーション障害データ収集機能とにより、Web業務アプリケーションの障害発生時に、障害原因の解析に必要な障害情報を自動的に収集する技術が記載されている。
特開2004−320267号公報 特開2009−237749号公報
例えば、特許文献1に記載されたような技術では、情報処理システムを構成する各機器における障害情報を効率的に収集して通報することで運用者の負担を軽減しつつ障害の検知を行うことができる。しかしながら、ここで通報されるような障害情報は、運用者が障害の検知を行うことは可能であっても、上述したような、開発者が障害情報を解析する必要があるような障害の場合には情報が不足しており、利用できない場合が多い。その際、開発者は、対象の機器から障害原因の解析に必要となるログ等の情報を別途収集することになる。
特許文献2に記載された技術では、Web業務アプリケーションについて、開発者が障害原因の解析に必要な情報を自動的に収集することができる。しかしながら、情報処理システムは必ずしもWeb業務アプリケーションのみによって構成されるものではなく、多種多数の機器によって構成される場合も多い。このとき、ある障害によって複数もしくは複数種類の機器上で同時に障害を検知する場合や、ある機器上での障害の解析のために影響範囲に含まれる他の機器上のログについても解析することが必要となる場合もある。また、これらの機器毎にログ等の出力方法が異なるため、その収集の仕方もそれぞれ異なるという場合も多い。
さらに、開発者は本番運用中である情報処理システムに直接アクセスすることが通常は許可されておらず、本番環境からログを含む各種データを開発者がアクセス可能な開発環境に持ち出すことも特別な許可等がない限りできない場合が多い。従って、通常運用時にログ等のデータを収集して予め開発環境に蓄積しておくということもできない。このような状況も含めて、障害発生時に、開発者が障害原因の解析のために本番環境における複数もしくは複数種類の機器から必要となる様々なログ等を効率的に素早く収集することは実際上困難である。
そこで本発明の目的は、多種多数の機器によってサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、開発者が本番環境から障害原因の解析のために必要とする各機器上のログ等を効率的に素早く収集することを可能とするログ収集システム及びログ収集プログラムを提供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によるログ収集システムは、複数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、前記情報処理システムの開発者が障害原因の解析を行うために必要とする、前記各機器の動作状況を特定することが可能なログを、前記本番環境の前記各機器から収集する、前記本番環境におけるネットワークに接続されたログ収集システムであって、以下の特徴を有するものである。
すなわち、ログ収集システムは、前記本番環境における前記各機器の収集可能な前記ログを含む構成情報を保持するシステム構成情報と、前記各機器における収集対象となる前記ログ毎の収集手順と、前記システム構成情報に基づいて、前記開発者から指定された1つ以上の前記ログについて、対応する前記機器から対応する前記収集手順に従って前記ログをそれぞれ収集するログ収集部とを有することを特徴とするものである。
また、本発明は、コンピュータを上記のようなログ収集システムとして機能させるプログラムにも適用することができる。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明の代表的な実施の形態によれば、多種多数の機器によってサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、開発者が本番環境から障害原因の解析のために必要とする各機器上のログ等を効率的に素早く収集することが可能となる。
本発明の一実施の形態であるログ収集システムを有する情報処理システムの構成例の概要について示した図である。 本発明の一実施の形態における各機器からログを収集する際の処理の流れの例について示したフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるシステム構成情報の内容の一例について概要を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。本発明の一実施の形態であるログ収集システムは、多種多数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、開発者が本番環境から障害原因の解析を行うために必要とする各機器の動作状況を特定することが可能なログやジャーナル等(以下では単に「ログ」と記載する場合がある)を、簡易な処理により各機器から一括で収集することを可能とするシステムである。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態であるログ収集システムを有する情報処理システムの構成例の概要について示した図である。情報処理システム1は、本番環境に、サービスの提供に係る処理を行うコンピュータ機器として、例えば、メインフレーム14や、3層構造からなるWebシステムにおけるWebサーバ11、APL(業務)サーバ12、DB(データベース)サーバ13などの各機器を有する。これら以外の他の種類のサーバ等を有していてもよい。また、これらの各機器の障害や生死状況を監視する監視サーバ15を有していてもよい。また、これらの各機器(特にサーバ機器)がログを出力する出力先となり、NAS(Network Attached Storage)やファイルサーバ等によって実装されるログサーバ16を有していてもよい。
この情報処理システム1は、例えば、データセンターの施設に配置されていてもよいし、クラウドコンピューティング環境における仮想サーバを利用して構築されているものであってもよい。
ログ収集システム100は、この情報処理システム1の本番環境に配置され、メインフレーム14や、Webサーバ11、APLサーバ12、DBサーバ13およびログサーバ16などの各機器に対して図示しない本番環境のネットワークを介してアクセスし、ログを収集することが可能である。また、監視サーバ15から障害を検知した旨の情報を取得して、ログを収集するトリガとするような構成であってもよい。
また、情報処理システム1は、本番環境の各機器で稼動するアプリケーションプログラムなどを開発/保守するための開発環境を有する。開発環境では、例えば、本番環境の各機器の構成に応じた開発機21、および開発機21に対して図示しない開発環境のネットワークを介してアクセスする開発者の開発端末22を有する。なお、本番環境のネットワークと開発環境のネットワークとは一般的には接続されていない。すなわち、開発機21や開発端末22からは通常時は本番環境にアクセスすることはできない。
従って、開発者は、障害対応のためログ収集システム100にアクセスする際に、例えば、当該情報処理システム1の発注元である顧客等の許可を得た上で、開発端末22を一時的に本番環境のネットワークに接続してアクセスするなどの対応を行うものとする。なお、ログ収集システム100に対してセキュリティ対策を施した上で、ログ収集システム100が本番環境のネットワークと開発環境のネットワークの双方に接続してゲートウェイの機能を有する構成とすることも可能である。
ログ収集システム100は、例えば、コンピュータシステムからなるサーバ機器等によって構成され、ソフトウェアプログラムによって実装される、インタフェース部110、認証部120、ログ収集部130、および管理部140の各部と、ID管理121、システム構成情報141、および収集手順142の各テーブルもしくはデータベースを有する。
インタフェース部110は、開発環境における開発端末22が、ログの収集のために一時的に本場環境のネットワークに接続してログ収集システム100にアクセスした際に、開発端末22からのアクセス要求を受け付け、ログを収集するための指示などを受け付けるユーザインタフェースを提供する。
認証部120は、開発端末22がインタフェース部110を介してログ収集システム100にアクセスする際のユーザ認証を行うとともに、本番環境においてログを収集する対象となる各機器に対するログインを一元的に行うシングルサインオンの機能を有する。例えば、ID管理121のテーブルに本番環境の各機器のログ収集用ユーザのIDおよびパスワードを保持しておき、開発端末22からのログ収集システム100へのログイン時のユーザ認証が完了したタイミングや、実際に各機器からログを収集するタイミング等で、認証部120が開発者に代わってID管理121に登録された各ID/パスワードを使用して各機器に対するログイン処理を行うようにすることができる。なお、一般的に用いられているシングルサインオンの仕組みを適用してもよい。
ログ収集部130は、開発端末22を利用したユーザ(開発者等)からの指示等に基づいて、本番環境の各機器からログを収集する。ログの収集先となる機器は、メインフレーム14や、Webサーバ11、APLサーバ12、DBサーバ13などのユーザへのサービスの提供に係る処理を行う各機器や、これらの各機器が出力したログを一元的に保持するログサーバ16などである。なお、例えば監視サーバ15など、サービスの提供を直接行う機器ではないが本番環境の運用管理の機能を担うような各機器についても、運用管理機能の障害を解析する目的でログを収集するようにしてもよい。
ログ収集部130は、例えば、これらのいずれの機器からいずれのログを収集するのか、およびログを収集する時間帯(開始時刻/終了時刻)の情報を取得して、対象の機器から該当時間帯の該当するログを収集する。時間帯については、例えば、開発端末22を利用したユーザ(開発者等)からの指示により指定してもよいし、監視サーバ15が障害を検知した時刻から所定の時間だけ前の時刻を開始時刻とし、ログ収集の要求時の時刻を終了時刻として自動的に設定するなどしてもよい。
本番環境のいずれの機器からいずれのログを収集するかの特定は、例えば、開発端末22を利用したユーザ(開発者等)からの指示により行うことができる。例えば、本番環境で稼働する各機器についての構成情報をシステム構成情報141として保持しておき、これを参照する形で指示するようにしてもよい。また、所定の障害の際は所定の機器から所定のログを収集するよう予め静的に定めておいてもよいし、影響範囲を解析するような他の技術等を利用して、障害の種別に応じて対象の機器およびログを動的に決定して収集するようにしてもよい。なお、これらの場合は、例えば、監視サーバ15からの障害検知の通報をトリガとして自動的にログを収集するようにすることができる。
複数種類の機器からログを収集する場合、これらの機器毎にログの出力方法が異なる場合があり、これに応じてログの収集手順(ログへのアクセス方法、データの転送方法等)も異なる場合がある。従って、本実施の形態では、例えば、各機器におけるログの収集手順の種類毎にその内容を収集手順142に保持しておき、ログ収集部130は、収集対象のログに対応した収集手順142を参照することで収集処理を行う。なお、機器やログが異なっても収集手順が同様である場合は、対応する収集手順142を一つ定義しておき、各ログにそれぞれ当該収集手順142を関連付けるようにしてもよい。
収集手順142のフォーマット等は特に限定しないが、例えば、ログ収集に係る各種情報をログ収集部130が参照可能なテキスト情報として保持してもよいし、パラメータを指定してログ収集処理を直接実行することが可能なスクリプトやプログラムとして保持してもよい。ログ収集に係る各種情報としては、例えば、ログの所在場所、ファイル名やデータベース名などのログを特定する情報や、収集時における各機器が使用中(書き込み中)のログファイルの新ファイルへの切り替えの要否、収集用コマンド、データ転送時のプロトコルなどの収集の際の手順に関する情報等が含まれる。
ログ収集部130が収集したログ131は、開発端末22を利用して開発端末22や開発機21などに、例えば、ファイル転送やデータベースのエクスポート/インポート等の処理によって取り込まれ、開発環境において開発者等により解析される。なお、情報漏洩等に対するセキュリティを確保するため、ログ収集部130はログ131に対して所定の暗号化等を施してログ131内のデータを保護することが望ましい。
管理部140は、システム構成情報141や収集手順142などの情報に対する追加・更新・削除などの管理や保守を行うインタフェースを提供する。
<ログ収集処理>
以下では、ログ収集システム100が各機器からログを収集する際の処理について説明する。図2は、ログ収集システム100が各機器からログを収集する際の処理の流れの例について示したフローチャートである。
障害の発生を監視サーバ15等により検知した場合、まず、ログ収集システム100において、ログ収集部130がログを自動収集するように設定されているか否かを判定する(S01)。監視サーバ15等による障害の発生をトリガとしてログを自動収集するよう設定されている場合は、ログ収集部130は、ログを収集する時間帯および対象の機器や対象のログからなるログ収集範囲を特定する(S02)。時間帯については、例えば、監視サーバ15が障害を検知した時刻から所定の時間だけ前の時刻を開始時刻とし、ログ収集の要求時の時刻を終了時刻として設定する。また、対象の機器および対象のログについては、例えば、予め定められた所定の機器やログとしたり、影響範囲を解析するツール等によって判別された影響範囲に属する機器の所定のログとしたりする。
一方、ステップS01においてログを自動収集する設定となっていない場合は、開発者からの指示に基づいてログを収集することになる。開発者は、本番環境のネットワークに接続した開発端末22を利用して、インタフェース部110を介してログ収集システム100にアクセスする。その際、認証部120は当該開発者のユーザ認証を行う(S03)。その後、例えば、インタフェース部110によって、システム構成情報141に保持する本番環境の各機器の構成情報の内容を開発者に提示し、これに基づく開発者からの指示に基づいて、ログ収集部130は、収集する対象となる本番環境の機器や対象のログおよび収集する時間帯からなる収集範囲を指定する(S04)。
ステップS02もしくはステップS04において収集する対象の機器およびログと時間帯が設定されると、対象の機器毎に処理を行うループ処理を開始する。ループ処理では、まず、認証部120により、ID管理121に保持する情報に基づいて、対象の機器に対するログイン処理を行う(S05)。当該ログイン処理は、例えば、ステップS03での開発者のユーザ認証の後に、各機器に対して一括して行うようにしてもよい。
その後、対象の機器から収集するログ毎に処理を行うループ処理を開始する。ループ処理では、まず、ログ収集部130が、対象の機器および対象のログに対応する収集手順142を取得する(S06)。その後、取得した収集手順142の内容に基づいて、対象の機器から対象のログを収集し、ログ131として保持して(S07)、ステップS06に戻って次のログの処理に移る。全ての収集対象のログに対する処理が終了すると、ステップS05に戻って次の機器の処理に移る。全ての機器に対する処理が終了すると、開発者は、開発端末22に対してログ131をファイル転送するなどして、ログ131を開発環境に取得し(S08)、処理を終了する。
<システム構成情報>
以下では、収集対象のログの範囲を特定するために利用されるシステム構成情報141について説明する。図3は、システム構成情報141の内容の一例について概要を示した図である。図3の例では、情報処理システム1の本番環境における各機器の構成をツリー状の階層構造のデータとしてシステム構成情報141に保持している場合を示している。
ここでは、最上位の“本番環境”のノードの下に、各機器の種別を示すノード(例えば、“メインフレーム”や“DBサーバ”等)が接続されている。また、各機種の種別を示すノードの下に、それぞれ、個別の機器を示すノード(例えば、各機器の機器番号を示す“#1”、“#2”等)が接続されている。当該ノードには、例えば、各機器にアクセスするためのIPアドレス等の宛先情報を関連付けて保持していてもよい。また、ID管理121に保持する各機器のログ収集用のID等を関連付けて保持していてもよい。
さらに、各機器を示すノードの下に、各機器から収集可能なログを示すノード(例えば、“SYSLOG A”や“ジャーナルB”、“ログA”等)が接続されている。当該ノードには、対応する収集手順142(例えば、“手順1”や“手順2”等)が関連付けられている。
ログ収集システム100は、例えば、ユーザ(開発者)に対して当該階層構造を提示し、ユーザは、これに基づいてログの収集範囲を指定することができる。図3に示すように、例えば、メインフレーム14の1号機での障害を解析するため、“メインフレーム”の“#1”のノード以下全体を指定することで、メインフレーム1号機の全てのログを収集するよう指定することができる。
また、例えば、ある特定のトランザクションaにて発生した障害を解析するため、トランザクションaについての処理に関連するDBサーバ13およびAPLサーバ12のログとして、“DBサーバ”の下の各機器の“ログA”のノードと、“APLサーバ”の下の各機器の“ログB”のノードを指定することで、複数種類のサーバからトランザクションaの処理に関連するログを収集するよう指定することができる。
また、例えば、ある特定の業務処理bにおいて発生した障害を解析するため、業務処理bについての処理に関連するAPLサーバ12のログとして、“APLサーバ”のノード以下全体を指定することで、業務処理bを処理するAPLサーバ12の全てのログを収集するよう指定することができる。
なお、図3の例では、本番環境における各機器の構成をツリー状の階層構造のデータとしてシステム構成情報141に保持しているが、データ構造はこれに限らず、例えば、ログ収集のカテゴリ毎に分類してリストとして保持したりなど、種々のデータ構造とすることができる。また、上記の例では、開発者がシステム構成情報141を参照した上で収集範囲を指定するものとしているが、障害の種別等に応じた収集範囲のデフォルト値を予め静的に設定しておくようにしてもよい。
以上に説明したように、本発明の一実施の形態であるログ収集システム100によれば、多種多数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システム1において、本番環境の各機器の構成情報をシステム構成情報141に保持し、また、システム構成情報141内の各機器について、収集対象となるログ毎に収集手順142に係る情報を関連付けて保持することで、障害発生時に、ログ収集システム100が開発者に代わって本番環境の各機器から指定されたログを一括で収集することができる。これにより、開発者が障害原因の解析のために必要とする本番環境における各機器上のログを、ログ収集システム100上での簡易な処理により効率的に素早く収集することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、情報処理システムを構成する各サーバ等の機器からログを収集するログ収集システムおよびログ収集プログラムに利用可能である。
1…情報処理システム、
11…Webサーバ、12…APLサーバ、13…DBサーバ、14…メインフレーム、15…監視サーバ、16…ログサーバ、
21…開発機、22…開発端末、
100…ログ収集システム、110…インタフェース部、120…認証部、121…ID管理、130…ログ収集部、131…ログ、140…管理部、141…システム構成情報、142…収集手順。

Claims (9)

  1. 複数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、前記情報処理システムの開発者が障害原因の解析を行うために必要とする、前記各機器の動作状況を特定することが可能なログを、前記本番環境の前記各機器から収集する、前記本番環境におけるネットワークに接続されたログ収集システムであって、
    前記本番環境における前記各機器の収集可能な前記ログを含む構成情報を保持するシステム構成情報と、
    前記各機器における収集対象となる前記ログ毎の収集手順と、
    前記システム構成情報に基づいて、前記開発者から指定された1つ以上の前記ログについて、対応する前記機器から対応する前記収集手順に従って前記ログをそれぞれ収集するログ収集部とを有することを特徴とするログ収集システム。
  2. 請求項1に記載のログ収集システムにおいて、
    前記システム構成情報は、前記本番環境における前記各機器を、前記各機器の種別に基づいて階層構造により表現したものであることを特徴とするログ収集システム。
  3. 請求項1または2に記載のログ収集システムにおいて、
    前記ログ収集部は、前記本番環境に設けられた前記本番環境の前記各機器の障害を監視する監視サーバからの障害の検知に伴う通知をトリガとして、関連する前記各機器から対応する前記ログをそれぞれ収集することを特徴とするログ収集システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のログ収集システムにおいて、
    さらに、前記開発者に対するユーザ認証、および前記本番環境の前記各機器に対して前記ログを収集するためのアクセスに係るログイン処理を行う認証部を有することを特徴とするログ収集システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のログ収集システムにおいて、
    前記開発者が障害原因の解析を行う開発環境のネットワークにも接続されることを特徴とするログ収集システム。
  6. 複数の機器によって本番環境にてサービスを提供する情報処理システムにおける障害発生時に、前記情報処理システムの開発者が障害原因の解析を行うために必要とする、前記各機器の動作状況を特定することが可能なログを、前記本番環境の前記各機器から収集するログ収集システムとしてコンピュータを機能させるログ収集プログラムであって、
    前記本番環境における前記各機器の収集可能な前記ログを含む構成情報を保持するシステム構成情報と、
    前記各機器における収集対象となる前記ログ毎の収集手順とを有し、
    前記システム構成情報に基づいて、前記開発者から指定された1つ以上の前記ログについて、対応する前記機器から対応する前記収集手順に従って前記ログをそれぞれ収集するログ収集処理を実行することを特徴とするログ収集プログラム。
  7. 請求項6に記載のログ収集プログラムにおいて、
    前記システム構成情報は、前記本番環境における前記各機器を、前記各機器の種別に基づいて階層構造により表現したものであることを特徴とするログ収集プログラム。
  8. 請求項6または7に記載のログ収集プログラムにおいて、
    前記ログ収集処理は、前記本番環境に設けられた前記本番環境の前記各機器の障害を監視する監視サーバからの障害の検知に伴う通知をトリガとして、関連する前記各機器から対応する前記ログをそれぞれ収集することを特徴とするログ収集プログラム。
  9. 請求項6〜8のいずれか1項に記載のログ収集プログラムにおいて、
    さらに、前記開発者に対するユーザ認証処理、および前記本番環境の前記各機器に対して前記ログを収集するためのアクセスに係るログイン処理を実行することを特徴とするログ収集プログラム。
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