JP2011197668A - ヘリオスタット用のミラー構造体 - Google Patents
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Abstract
【課題】軽量でミラーの表面精度を維持することが可能なヘリオスタット用のミラー構造体を提供する。
【解決手段】ミラー3が支持盤4に対して接着で取付けられているため、接着面積又は接着箇所を増やすことで、ミラー3の表面精度を維持することができる。支持盤4及びミラー3がそれぞれ小径(直径40〜60cm)の円形であるため、大径の場合に比べて撓みにくく、ミラー3の表面精度が維持される。支持盤4は中心部19と外周部22以外がリブ23で形成されえているため、軽量化を図ることができる。
【選択図】図3
【解決手段】ミラー3が支持盤4に対して接着で取付けられているため、接着面積又は接着箇所を増やすことで、ミラー3の表面精度を維持することができる。支持盤4及びミラー3がそれぞれ小径(直径40〜60cm)の円形であるため、大径の場合に比べて撓みにくく、ミラー3の表面精度が維持される。支持盤4は中心部19と外周部22以外がリブ23で形成されえているため、軽量化を図ることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、太陽を追尾しながら、太陽光を反射して一点に集光させることができるヘリオスタット用のミラー構造体に関する。
太陽光の有効利用のために、太陽を追尾した状態で、複数のミラー構造体を同時に可動させて、ミラー構造体で反射した太陽光を一点に集光させるヘリオスタットが知られている。このようなヘリオスタットに使用されるミラー構造体は、金属製のベースプレートにミラーを機械的結合手段により一体化した構造をしている。(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ヘリオスタットのミラー構造体を、金属製のベースプレートに機械的結合手段によりミラーを取付けた構造のため、とても重量が大きかった。そのため、ヘリオスタットのミラー構造体を支持している部分が重さにより撓んで正確な集光が行えないおそれがあった。また、ミラーはベースプレートに対して機械的結合手段により取付けられていただけなので、例えば精密に湾曲形成したミラーの表面精度を維持することができなかった。さらに、ミラーの断面構造は透明ガラス基体の裏面側に反射層を備えてさらに保護層により反射層を保護する構成を有するため、ミラーをミラー構造体と接着しても、温度変動や機械的刺激等により保護層とミラー構造体との接着構造が脆弱となってミラーがミラー構造体から剥がれてしまうことがあった。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、軽量でミラーの表面精度を維持することが可能なヘリオスタット用のミラー構造体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、中心部にヘリオスタットの可動部に取付けられる金属製の支持盤と、該支持盤の表面に接着されるミラーとから構成されていることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、ミラーが透明ガラス基体の表面側に反射層を有する断面構造を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、支持盤及びミラーがそれぞれ直径40〜60cmの円形であることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、支持盤は、ヘリオスタットの可動部に取付けられる中心部と、外周部以外の部分が放射状のリブで形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、支持盤がアルミ合金製であることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ミラーが支持盤に対して接着で取付けられているため、接着面積又は接着箇所を増やすことで、ミラーの表面精度を維持することができる。
請求項2記載の発明によれば、支持盤を接着するミラーの裏面側が、硬質の透明ガラス基体のため、接着状態が強固となる。
請求項3記載の発明によれば、支持盤及びミラーがそれぞれ小径(直径40〜60cm)の円形であるため、大径の場合に比べて、ミラー及び支持盤が撓みにくく、ミラーの表面精度が維持される。
請求項4記載の発明によれば、支持盤は中心部と外周部以外がリブで形成されえているため、軽量化を図ることができる。
請求項5記載の発明によれば、支持盤が軽量なアルミ合金製であるため、軽量化を図ることができる。
図1〜図5は、本発明の好適な実施形態を示す図である。図1はヘリオスタット1を示している。このヘリオスタット1は地面に複数配置され、高いに位置に設置されたタワートップ型又はビームダウン型のターゲットに向けて太陽Sを追尾しながら太陽光Lを反射させるものである。
ヘリオスタット1は地面に設置されるベース6を有している。ベース6には南側にはバー7が立設され、上端にセンサー8が設けられている。ベース6の北側には支柱9が設けられ、その上端には第1駆動部10が設けられている。第1駆動部10には、地球の自転軸と平行で地面に対して所定の角度を有する第1軸11設けられている。この第1軸11は第1駆動部10により軸心を中心に赤経方向へ回転自在である。
第1軸11の先端にはコ字形(U字形状)のフレーム12が固定されている。このフレーム12は小型で、その両側のフランジには第1軸11と直交する方向に第2軸13が貫通している。第2軸13は所定径を有する金属パイプで、フランジの外側へ両側が突出している。フレーム12と第2軸13との間には、第2軸13を回転させる第2駆動部14が設けられている。
フレーム12から外側へ突出した第2軸13の両端には支持パイプ15が直交方向に貫通している。第2軸13と支持パイプ15でH形を形成し、その四隅となる支持パイプ15の両端に金具16を固定している。
この支持パイプ15が「可動部」であり、金具16にミラー構造体2をそれぞれ固定している。ミラー構造体2はミラー3と支持盤4から構成され、両方とも周縁が直径約50cmの円形である。ミラー3は鏡面が凹球面になっている。フレーム12の内側の第2軸13には一対のブラケット17を介してセンサーミラー18が設けられている。
センサーミラー18で反射された太陽光Lはセンサー8により受光される。センサー8は、センサーミラー18とターゲットとの間に位置しており、センサーミラー18とセンサー8を結ぶ直線の延長線上にターゲットが存在する。したがって、ミラー3の実質的な焦点距離をミラー3とターゲットの距離に一致させれば、太陽Sを追尾しているときにはミラー3で反射された太陽光Lはターゲットにおいて集光する。
ミラー構造体2の支持盤4は、軽量で強度があるアルミ合金製である。中心部19には予めボルト20が固定されていて、ヘリオスタット1の支持パイプ15の金具16にナット21により締結することができる。
支持盤4は、この中心部19と外周部22以外の部分が、複数の放射状のリブ23により形成されている。すなわち、中心部19とリング状の外周部22は複数のリブ23を介して相互に固定される。またボルト20で締結する中心部19はリブ23が形成されていないため金具16に対して高い取付強度を得ることができる。
このような構造の支持盤4の表面に、予め表面が凹球面状に加工されたミラー3の裏面が接着剤により接着される。ミラー3は、透明ガラス基体3aの表面側に銀等の反射層3bが形成され、その上に透明保護膜3cを有する断面構造をしている。支持盤4の表面の略全面がミラー3の裏面と接着される。したがって支持盤4の接着対象が硬質の透明ガラス基体3bであるため、接着が強固である。
この実施形態によれば、以上説明したように、ミラー3が支持盤4に対して接着で取付けられているため、接着面積又は接着箇所を増やすことで、ミラー3の表面形状の精度を維持することができる。ミラー3の表面精度が維持されることにより、ターゲットにおいて集光が散乱せず、密度の高い集光性能が得られ、高い熱エネルギーを得ることができる。
また、ミラー構造体2の直径が40cm〜60cm程度に小さいことも、ミラー3の表面精度を維持する働きをしている。集光量と面精度との兼ね合いなどから直径50cm程度が好ましい。すなわち、小径であるために、大径の場合に比べて撓みにくく、ミラー3の表面精度を長期にわたって維持することができる。
更に、支持盤4の大部分がリブ23で形成され、また支持盤が軽量なアルミ合金で形成されているため、ミラー構造体2の軽量化を図ることができる。ミラー構造体2が軽量になると、ミラー構造体2を取付けている支持パイプ15が重さで撓まず、ターゲットの正確な位置に正確な形状の集光スポットを形成することができる。
1 ヘリオスタット
2 ミラー構造体
3 ミラー
3a 透明ガラス基体
3b 反射層
3c 保護膜
4 支持盤
15 支持パイプ(可動部)
19 中心部
22 外周部
23 リブ
L 太陽光
S 太陽
2 ミラー構造体
3 ミラー
3a 透明ガラス基体
3b 反射層
3c 保護膜
4 支持盤
15 支持パイプ(可動部)
19 中心部
22 外周部
23 リブ
L 太陽光
S 太陽
Claims (5)
- 中心部にヘリオスタットの可動部に取付けられる金属製の支持盤と、
該支持盤の表面に接着されるミラーとから構成されていることを特徴とするヘリオスタット用のミラー構造体。 - ミラーの断面構造が透明ガラス基体の表面側に反射層を有することを特徴とする請求項1記載のヘリオスタット用のミラー構造体。
- 支持盤及びミラーがそれぞれ直径40〜60cmの円形であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘリオスタット用のミラー構造体。
- 支持盤は、ヘリオスタットの可動部に取付けられる中心部と、外周部以外の部分が放射状のリブで形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘリオスタット用のミラー構造体。
- 支持盤がアルミ合金製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のヘリオスタット用のミラー構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040670A JP2011197668A (ja) | 2010-02-25 | 2011-02-25 | ヘリオスタット用のミラー構造体 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010039891 | 2010-02-25 | ||
JP2010039891 | 2010-02-25 | ||
JP2011040670A JP2011197668A (ja) | 2010-02-25 | 2011-02-25 | ヘリオスタット用のミラー構造体 |
Publications (1)
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ID=44875869
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011040670A Withdrawn JP2011197668A (ja) | 2010-02-25 | 2011-02-25 | ヘリオスタット用のミラー構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016202029A1 (zh) * | 2015-06-15 | 2016-12-22 | 北京首航艾启威节能技术股份有限公司 | 一种定日镜冲压金属支架 |
US9534812B2 (en) | 2012-02-29 | 2017-01-03 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Solar concentrator, and heat collection apparatus and solar thermal power generation apparatus including same |
JPWO2018088361A1 (ja) * | 2016-11-09 | 2019-10-03 | 日本精機株式会社 | ミラーユニット |
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2011
- 2011-02-25 JP JP2011040670A patent/JP2011197668A/ja not_active Withdrawn
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JPWO2018088361A1 (ja) * | 2016-11-09 | 2019-10-03 | 日本精機株式会社 | ミラーユニット |
JP7054455B2 (ja) | 2016-11-09 | 2022-04-14 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
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