JP2011197510A - 液晶表示装置、電子機器および光源の輝度制御方法 - Google Patents

液晶表示装置、電子機器および光源の輝度制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成で光源の輝度を表示画像の変化に追従させる。
【解決手段】バックライト制御部304は、入力画像データDinからバックライトの目標輝度を決定し、バックライトの現在の輝度と目標輝度との差が所定値以上の場合は、時間の経過に応じて変化量が減少する非線形関数NLFを使用して中間輝度を生成し、バックライトの輝度を変化させる。また、バックライト制御部304は、バックライトの現在の輝度と目標輝度との差が所定値未満の場合は、単位時間当たりの変化量が一定となる線形関数LFを用いて中間輝度を生成し、バックライトの輝度を変化させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置に備わる光源(例えばバックライトやフロントライト)の輝度を制御する技術に関する。
表示画像の明るさに応じてバックライト等の光源の輝度を調整する技術がある。例えば特許文献1には、バックライトの輝度の追従性を映像のジャンルごとに設定した液晶表示装置が記載されている。この液晶表示装置では、表示映像が変化する場合に映像のジャンルに応じてバックライトの輝度を調整する。また、特許文献2には、映像表示装置に備わる光源の輝度を映像信号の変化に関わらずゆっくりと変化させることが記載されている。
特開2007−143122号公報 特開2002−357810号公報
しかしながら、映像のジャンルに応じてバックライトの輝度を調整する場合、ジャンル情報がないとバックライトの輝度を調整することができない。また、ジャンルごとにバックライトの輝度の追従性を設定しておかなければならない。一方、光源の輝度を映像信号の変化に関わらずゆっくりと変化させる場合、急激な明暗の変更を伴う映像信号の変化があると表示映像に違和感が生じる。例えば、表示映像が暗いシーンから明るいシーンに切り替わった場合、シーンが切り替わった後も光源の輝度が比較的長い期間にわたって変化し続ける。また、シーンの切り替え前後で映像の明暗差が大きいので光源の輝度変化も比較的大きい状態が長く続くことになる。このため光源の輝度変化がユーザーによって知覚され、表示の違和感となる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成で光源の輝度を表示画像の変化に追従させることを課題とする。
以上の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示装置は、画像信号に基づいて液晶パネルの表示領域に画像を表示する液晶表示部と、前記表示領域に光を照射する光源と、前記画像信号から前記光源の目標輝度を決定し、当該目標輝度と前記光源の現在の輝度との差に応じて、前記光源の輝度を、単位時間当たりの変化量が一定となるように、または時間の経過に応じて変化量が減少するように、前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる制御部と、を備えることを特徴とする。
ここで、単位時間当たりの変化量が一定となる変化を線形変化、時間の経過に応じて変化量が減少する変化を非線形変化としたとき、光源の輝度を現在の輝度から目標輝度まで変化させる場合、線形変化よりも非線形変化の方が目標輝度に対する追従性がよい。本発明では、目標輝度と現在の輝度との差に応じて、追従性が異なる線形変化と非線形変化を使い分けて光源の輝度を制御するので、液晶パネルの表示領域に表示される画像(以下、表示画像)の変化に対し、表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成で光源の輝度を追従させることができる。
また、上述した液晶表示装置において、前記制御部は、前記差が所定値以上の場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように変化させ、前記差が前記所定値未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように変化させる構成であってもよい。
この構成によれば、目標輝度と現在の輝度との差が所定値以上の場合、すなわち表示画像の変化(=画像信号の変化)に伴う光源の輝度の変更量が比較的大きい場合は、光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように変化させるので、表示画像が変化した直後に光源の輝度を大きく変化させることができる。ここで、光源の輝度を大きく変化させるのは表示画像が変化した直後であるので、光源の輝度変化が比較的大きくてもこれが知覚されにくい。また、表示画像が変化した直後に光源の輝度を大きく変化させることで、その後の光源の輝度変化を少なくすることができるし、光源の輝度が目標輝度に到達するまでの期間も早めることができる。また、ジャンルごとに光源の輝度の追従性を設定しておく必要もない。従って、表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成で光源の輝度を表示画像の変化に追従させることができる。
なお、目標輝度と現在の輝度との差が所定値未満の場合、すなわち表示画像の変化に伴う光源の輝度の変更量が比較的小さい場合は、単位時間当たりの変化量を固定した方が表示に違和感がでないため、光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように変化させている。
また、上述した液晶表示装置において、前記制御部は、前記差が前記現在の輝度に対して30%以上ある場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように変化させ、前記差が前記現在の輝度に対して30%未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように変化させる構成であってもよい。
つまり、表示画像の変化に伴う光源の輝度の変更量が3割未満であるか否かに基づいて、線形変化とするのか非線形変化とするのかを選択するようにしてもよい。
また、上述した液晶表示装置において、前記制御部は、前記画像信号から前記表示領域に表示する画像の輝度を検出する検出部と、前記検出部で検出された輝度から前記光源の目標輝度を決定する決定部と、前記決定部で決定された目標輝度と前記光源の現在の輝度との差が所定値以上の場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させ、前記差が前記所定値未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる輝度調整部とを備える構成であってもよい。
この場合も、表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成で光源の輝度を表示画像の変化に追従させることができる。
また、本発明に係る電子機器は、上述したいずれかの液晶表示装置を備えたことを特徴とする。この電子機器には、例えば、パーソナルコンピューターや携帯電話機、情報携帯端末等が含まれる。
また、本発明は、画像信号に基づいて液晶パネルの表示領域に画像を表示する液晶表示部と、前記表示領域に光を照射する光源とを備える液晶表示装置において前記光源の輝度を制御する方法であって、前記画像信号から前記光源の目標輝度を決定し、決定した目標輝度と前記光源の現在の輝度との差に応じて、前記光源の輝度を、単位時間当たりの変化量が一定となるように、または時間の経過に応じて変化量が減少するように、前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる、ことを特徴とする。
第1実施形態に係る液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 制御回路の構成を示すブロック図である。 中間輝度生成部で生成される中間輝度の変化を示すグラフである。 中間輝度生成部で生成される中間輝度の変化を示すグラフである。 中間輝度生成部で生成される中間輝度の変化を示すグラフである。 発光輝度制御処理のフローチャートである。 非線形関数を用いて中間輝度を生成した場合のバックライトの輝度変化を示す図である。 図7に対する比較例を示す図である。 非線形関数を用いて中間輝度を生成した場合のバックライトの輝度変化を示す図である。 図9に対する比較例を示す図である。 第2実施形態に係る発光輝度制御処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る発光輝度制御処理のフローチャートである。 変形例に係る説明図である。 電子機器の具体例(パーソナルコンピューター)を示す斜視図である。 電子機器の具体例(携帯電話機)を示す斜視図である。 電子機器の具体例(携帯情報端末)を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を説明する。なお、以下の各実施形態では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明する。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る液晶表示装置1の構成を示すブロック図である。
液晶表示装置1は、液晶パネルAAと制御回路300とバックライト400と調光回路500を備える。液晶パネルAAは、互いに対向する素子基板と対向基板と間に液晶を封止した構造を有する。例えば、素子基板には、スイッチング素子としての薄膜トランジスターや、走査線102、データ線202、画素電極等が各々複数形成され、対向基板には対向電極等が形成される。また、液晶パネルAAは、表示領域Aと走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200を備える。
表示領域Aには、X方向に延在するm本の走査線102と、Y方向に延在するn本のデータ線202が形成される(mおよびnは自然数)。また、m本の走査線102とn本のデータ線202の各交差に対応して画素回路Pが配置される。各画素回路Pは、画素電極および対向電極と両者間に介在する液晶とで構成される液晶素子を含む。走査線駆動回路100は、m本の走査線102を1本ずつ順次選択するための走査信号Y1、Y2、Y3、…、Ymを生成して各走査線102に出力する。データ線駆動回路200は、n本のデータ線202の各々にデータ信号X1、X2、X3、…、Xnを出力する。データ信号X1〜Xnは、各画素回路Pの指定階調に応じた電圧信号である。
制御回路300は、Y転送開始パルスDYやYクロック信号YCKを生成して走査線駆動回路100に供給すると共に、X転送開始パルスDXやXクロック信号XCKを生成してデータ線駆動回路200に供給する。また、制御回路300は、入力画像データ(画像信号)Dinに画像処理を施して階調データDoutを生成し、これをデータ線駆動回路200に出力する。また、制御回路300は、バックライト400の輝度(発光輝度)を指定する輝度指定信号Loを生成して調光回路500に出力する。
液晶パネルAAの背面にはバックライト400が設けられる。なお、液晶パネルAAの背面とは、液晶パネルAAのうち観察側とは反対の面である。調光回路500は、輝度指定信号Loによって指定される輝度でバックライト400を発光させる。バックライト400からの光は液晶パネルAA(表示領域A)を透過して観察側に出射される。表示領域Aにはm×n個の画素回路Pがマトリクス状に配列しており、データ線駆動回路200から供給されるデータ信号の電圧レベルに応じて画素回路Pごとに液晶素子の透過率(バックライト400から液晶素子に照射される光のうち観察側に透過する光量の割合)が制御される。これにより光変調による階調表示が可能となり、入力画像データDinに応じた画像が表示領域Aに表示される。
なお、図1の例示では、制御回路300と調光回路500を液晶パネルAAの外部に設けたが、制御回路300と調光回路500の一部または全部を液晶パネルAAの内部に設けてもよい。また、液晶パネルAAに設けられた走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200の一部または全部を液晶パネルAAの外部に設けてもよい。
図2は、制御回路300の構成を示すブロック図である。
制御回路300は、液晶駆動制御部302とバックライト制御部304を備える。液晶駆動制御部302は、走査線駆動回路100とデータ線駆動回路200を駆動し、入力画像データDinに応じた画像を液晶パネルAA(表示領域A)に表示する。液晶駆動制御部302は、上述した各種のタイミング信号DY、YCK、DX、XCKを生成すると共に、入力画像データDinにガンマ補正等の画像処理を施して階調データDoutを生成する。
バックライト制御部304はバックライト400の輝度を制御する。バックライト制御部304は、APL(Average Picture Level)検出部310と目標輝度決定部312と中間輝度生成部314を備える。APL検出部310は、入力画像データDinを解析し、表示領域Aに表示する画像の平均輝度レベルAPLを検出する。なお、平均輝度レベルAPLの代わりに、例えば表示領域Aに表示する画像の一部の領域(例えば中央)の輝度をその画像の輝度として検出してもよい。目標輝度決定部312は、APL検出部310で検出された平均輝度レベルAPLに基づいて、バックライト400の目標輝度Leを決定する。例えば、目標輝度決定部312は、計算式を用いて平均輝度レベルAPLから目標輝度Leを算出する構成であってもよいし、データテーブル等を参照して平均輝度レベルAPLから目標輝度Leを特定する構成であってもよい。
中間輝度生成部314は、表示領域Aに表示される画像(以下、表示画像)が変化する場合に、バックライト400の輝度を現在の輝度から目標輝度Leに段階的に変化させるため、少なくとも1以上の中間輝度を生成する。中間輝度生成部314で生成された中間輝度は、輝度指定信号Loとして調光回路500に出力される。このように表示画像が変化する場合、中間輝度生成部314で中間輝度が生成されるので、バックライト400の輝度は、表示画像の変化に応じて直ちに目標輝度Leになるのではなく、少なくとも1以上の中間輝度を経て段階的に目標輝度Leに移行する。
また、中間輝度生成部314は、中間輝度を算出するための関数として線形関数LFと非線形関数NLFを有する。詳細については後述するが、線形関数LFを用いて中間輝度を生成する場合よりも、非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成する場合の方が、目標輝度Leに対するバックライト400の輝度の追従性がよい。中間輝度生成部314は、目標輝度決定部312で決定された目標輝度Leと、バックライト400の現在の輝度とを比較し、両者の差分が所定値未満である場合は線形関数LFを使用して中間輝度を生成する。また、中間輝度生成部314は、両者の差分が所定値以上である場合は非線形関数NLFを使用して中間輝度を生成する。
例えば、中間輝度生成部314は、線形関数LFとして以下に示す(式1)を使用し、非線形関数NLFとして以下に示す(式2)を使用する。
f(n)=(Le−Ls)×n/N+Ls …(式1)
f(n)=(Le−Ls)×(n/N)^α+Ls …(式2)
ここで、Leは表示画像が変化したときのバックライト400の目標輝度であり、Lsは表示画像が変化したときのバックライト400の輝度である。また、nは表示画像が変化してからのフレーム数であり、Nは輝度Lsから目標輝度に到達するまでのフレーム数である。またαは係数である。なお、バックライト400の輝度の変化量にもよるが、表示画像が変化してから0.5〜1.0秒以上、バックライト400の輝度変化が続くと、これがユーザーによって知覚され、表示の違和感となる。このためNの値は“30”程度に設定するのが望ましい。
図3〜図5は、中間輝度生成部314で生成される中間輝度の変化を示すグラフである。なお、図3〜図5において、実線は目標輝度の変化を示し、点線は線形関数LFを用いて算出される中間輝度の変化を示し、一点鎖線は非線形関数NLFを用いて算出される中間輝度の変化を示す。また、図3〜図5において、バックライト400の輝度を目標輝度に到達させるまでの期間は、いずれも32フレーム(≒0.53秒)に設定されている。図3および図4に示す例では、10フレーム目に表示画像が暗い静止画から明るい静止画に切り替わっている。この表示画像の変化に応じてバックライト400の目標輝度も10フレーム目に、図3の場合は“10”から“80”に、図4の場合は“10”から“20”に切り替わる。また、10フレーム目から42フレーム目までの期間において中間輝度が生成される。
図3および図4に点線で示すように線形関数LFを用いて中間輝度を生成した場合、バックライト400の輝度は単位時間当たりの変化量が一定になる。例えば、図3の場合は1フレーム当たりの変化量が(80−10)/32≒2.2となり、図4の場合は1フレーム当たりの変化量が(20−10)/32≒0.3となる。これに対し、図3および図4に一点鎖線で示すように非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成した場合、バックライト400の輝度の変化量は、10フレーム目付近が最も大きく、フレーム数が増えるにつれ徐々に小さくなる。つまり、非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成した場合、バックライト400の輝度の変化量は、時間の経過に応じて次第に減少していく。また、図3および図4から明らかとなるように、線形関数LFを用いて算出された中間輝度の変化(点線)よりも、非線形関数NLFを用いて算出された中間輝度の変化(一点鎖線)の方が、目標輝度(実線)に対する追従性がよい。
また、前述したように中間輝度生成部314は、バックライト400の現在の輝度と目標輝度とを比較し、両者の差分が所定値未満であるか否かに基づいて中間輝度の生成に用いる関数を選択する。例えば本実施形態では所定値が“30”に設定されている。従って、中間輝度生成部314は、両者の差分が“30”未満である場合に線形関数LFを選択し、両者の差分が“30”以上である場合に非線形関数NLFを選択する。図3の場合は、両者の差分が“70”になるので、中間輝度生成部314は非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成する。つまり、図3の場合、バックライト400の輝度は、10フレーム目から42フレーム目までの期間において図中一点鎖線で示すように変化する。一方、図4の場合は、両者の差分が“10”になるので、中間輝度生成部314は線形関数LFを用いて中間輝度を生成する。つまり、図4の場合、バックライト400の輝度は、10フレーム目から42フレーム目までの期間において図中点線で示すように変化する。
また、図5に示す例では、表示画像が10フレーム目に静止画A(非常に暗い画像)から静止画B(やや暗い画像)に切り替わり、さらに20フレーム目に静止画B(やや暗い画像)から静止画C(非常に明るい画像)に切り替わっている。この場合、静止画Aから静止画Bへの変化時には(10フレーム目)、バックライト400の現在の輝度と目標輝度との差分が“10”になるので、中間輝度生成部314は線形関数LFを用いて中間輝度を生成する。つまり、バックライト400の輝度は、10フレーム目から20フレーム目までの期間において図中点線で示すように変化する。また、静止画Bから静止画Cへの変化時には(20フレーム目)、20フレーム目におけるバックライト400の輝度が“13”であったとすると、目標輝度との差分は“67”になる。従って、中間輝度生成部314は非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成する。つまり、バックライト400の輝度は、20フレーム目から52フレーム目までの期間において図中一点鎖線で示すように変化する。
なお、所定値は、上記の例示(30)に限らず任意の値に定めることができるが、バックライト400の輝度変化によって表示に違和感がでないようにその値を定める必要がある。また、例えば、中間輝度生成部314は、現在の輝度と目標輝度とを比較し、両者の差分が現在の輝度に対して30%未満の場合は線形関数LFを使用し、両者の差分が現在の輝度に対して30%以上ある場合は非線形関数NLFを使用する構成であってもよい。つまり、表示画像の変化に伴うバックライト400の輝度の変更量が3割未満であるか否かに基づいて、中間輝度の生成に用いる関数を選択する構成であってもよい。また、線形関数LFの傾きや非線形関数NLFの輝度変化曲線は、フラッシングや表示に違和感が生じない範囲で任意に定めることができる。
図6は、バックライト制御部304で実行される発光輝度制御処理のフローチャートである。同図に示す発光輝度制御処理は、例えば1フレームごとに実行される。発光輝度制御処理を開始すると、まず、バックライト制御部304は、図示を省略したメモリを参照し、バックライト400の現在の輝度Lcurと、現在の目標輝度Le_curを特定する(ステップS101)。なお、現在の輝度Lcurは、後述するステップS109でセットされる。また、現在の目標輝度Le_curは、後述するステップS110でセットされる。次に、バックライト制御部304は、入力画像データDinに基づいて目標輝度Leを決定する(ステップS102)。ここでは、前述したAPL検出部310によって1フレーム分の入力画像データDinから平均輝度レベルAPLが検出される。また、前述した目標輝度決定部312によって平均輝度レベルAPLから目標輝度Leが決定される。
次に、バックライト制御部304は、ステップS102で決定した目標輝度LeがステップS101で特定した現在の目標輝度Le_curと一致するか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103の判定結果がNOの場合は、入力画像データDinが変化した場合である。また、ステップS103の判定結果がYESの場合は、入力画像データDinが変化していない場合である。
ステップS103の判定結果がNOの場合、表示画像が変化することになるので、中間輝度を算出する関数を選択し、選択した関数を用いて中間輝度の生成を行う必要がある。この場合、バックライト制御部304は、まず、nの値を“1”にセットする(ステップS104)。また、バックライト制御部304は、ステップS101で特定した現在の輝度Lcurを、表示画像が変化したときのバックライト400の輝度Lsとしてセットする(ステップS105)。次に、バックライト制御部304(中間輝度生成部314)は、ステップS102で決定した目標輝度Leと、ステップS101で特定した現在の輝度Lcurとの差分が所定値Lth未満であるか否かを判定する(ステップS106)。
ステップS106の判定結果がYESの場合、バックライト制御部304は、中間輝度を算出する関数として線形関数LFを選択する(ステップS107)。この場合、バックライト制御部304は、上述した(式1)を用いて中間輝度の生成を行うことになる。また、ステップS106の判定結果がNOの場合、バックライト制御部304は、中間輝度を算出する関数として非線形関数NLFを選択する(ステップS108)。この場合、バックライト制御部304は、上述した(式2)を用いて中間輝度の生成を行うことになる。
この後、バックライト制御部304は、選択した関数(線形関数LFまたは非線形関数NLF)にnの値を代入し、表示画像が変化してからnフレーム目の中間輝度の値を算出する。ここでは、nの値が“1”であるので、表示画像が変化してから1フレーム目の中間輝度の値が算出される。また、バックライト制御部304は、算出した中間輝度の値をバックライト400の現在の輝度Lcurとしてセットする(ステップS109)。また、バックライト制御部304は、ステップS102で決定した目標輝度Leを、現在の目標輝度Le_curとしてセットする(ステップS110)。この後、バックライト制御部304は、算出した中間輝度の値(Lcur)を、輝度指定信号Loとして調光回路500に出力し(ステップS111)、発光輝度制御処理を終える。
また、バックライト制御部304は、上述したステップS103の判定結果がYESの場合、すなわち入力画像データDinが変化していない場合は、まず、nの値がN未満であるか否かを判定する(ステップS112)。例えば、前述した図3〜図5に示す例ではN=32に設定されているので、ステップS112ではnの値が“32”未満であるか否かを判定することになる。
ステップS112の判定結果がYESの場合は、まだ目標輝度Leまで到達していない場合であるので、次のフレーム分の中間輝度を生成する必要がある。この場合、バックライト制御部304は、nの値をインクリメントし(ステップS113)、ステップS109に移行する。これにより次のフレーム分の中間輝度が算出され(ステップS109)、この中間輝度の値が調光回路500に出力される(ステップS111)。図6に示すフローチャートにおいて、S101〜S103→S112,S113→S109〜S111のループを繰り返すことで、バックライト制御部304は、目標輝度Leに到達するまで、線形関数LFまたは非線形関数NLFを用いて1フレームごとに中間輝度を算出し、これを調光回路500に出力する。
一方、上述したステップS112の判定結果がNOの場合は、既に目標輝度Leまで到達した場合である。この場合、バックライト制御部304は、現在の輝度Lcurを固定して(ステップS114)、ステップS110に移行する。つまり、目標輝度Leに到達した後は、バックライト400の輝度が目標輝度Leに維持される。
図7は、非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成した場合のバックライト400の輝度変化について示す図である。また、図8は、図7に対する比較例であり、線形関数LFを用いて中間輝度を生成した場合について示す図である。なお、図7および図8では、静止画Aを表示しているときのバックライト400の輝度をLAとし、静止画Bを表示する場合の目標輝度をLBとしたとき、バックライト400の輝度が輝度LAから目標輝度LBまで4段階に分けて変化する。つまり、中間輝度が3つ生成され、バックライト400の輝度は、輝度LAから3つの中間輝度を経て目標輝度LBに到達する。
また、図7および図8において、静止画Aは、例えば夜景の写真画像等、非常に暗い画像であり、静止画Bは、例えば雪山の写真画像等、非常に明るい画像である。この場合、入力画像データDinが静止画Aから静止画Bへ変化すると、平均輝度レベルAPLが大幅に増大する。従って、バックライト400の現在の輝度LAと目標輝度LBとの差分が所定値以上になる。このため非線形関数NLFを用いて中間輝度が生成され、バックライト400の輝度は、図7に示すように輝度LAから3つの中間輝度LB1’,LB2’,LB3’を経て目標輝度LBに到達する。これに対し、図8に示すように線形関数LFを用いて中間輝度を生成した場合、輝度LAから目標輝度LBに到る期間において、バックライト400の輝度の変化量は一定になる。
輝度LAと目標輝度LBとの差が所定値以上の場合、すなわち表示画像の変化に伴うバックライト400の輝度の変更量が比較的大きい場合は、非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成するので、図7に示すように表示画像が変化した直後にバックライト400の輝度を大きく増やすことができる。ここで、バックライト400の輝度を大きく増やすのは表示画像が変化した直後であるので、バックライト400の輝度変化が比較的大きくてもこれが知覚されにくい。また、表示画像が変化した直後にバックライト400の輝度を大きく増加させることで、その後のバックライト400の輝度変化を図8の場合と比較して少なくすることができる。このためバックライト400の輝度変化による表示の違和感を軽減することが可能になる。また、特許文献1に記載されているようにジャンルごとにバックライト400の輝度の追従性を設定しておく必要もない。従って、表示に与える違和感を軽減しつつ簡素な構成でバックライト400の輝度を表示画像の変化に追従させることができる。
なお、輝度LAと目標輝度LBとの差が所定値未満の場合、すなわち表示画像の変化に伴うバックライト400の輝度の変更量が比較的小さい場合は、1フレーム当たりの輝度の変化量を可変にせず固定した方が表示に違和感がでないため、線形関数LFを用いて中間輝度を生成している。
図9および図10も、非線形関数NLFを用いて中間輝度を生成した場合のバックライト400の輝度変化と、その比較例について示す図である。なお、図9および図10は、スクロール表示によって表示画像が静止画Aから静止画Bに緩やかに切り替わっていく場合である。例えば、タッチパネルを搭載した液晶表示装置において2つの写真画像を指でスクロールさせて切り替えていく場合等がこのケースに相当する。また、図9および図10においても、静止画Aは夜景の写真画像等の非常に暗い画像であり、静止画Bは雪山の写真画像等の非常に明るい画像である。また、図10に示す比較例は、線形関数LFを用いて中間輝度を生成した場合であり、バックライト400の輝度は、輝度LAから5つの中間輝度LB1〜LB5を経て目標輝度LBに到達する。
図9の場合も、非線形関数NLFを用いて中間輝度が生成され、バックライト400の輝度は、現在の輝度LAから3つの中間輝度LB1’,LB2’,LB3’を経て目標輝度LBに到達する。この場合も表示画像が変化し始めた直後にバックライト400の輝度を大きく増やすことができる。また、表示画像が変化し始めた直後にバックライト400の輝度を大きく増加させることで、その後のバックライト400の輝度変化を図10の場合と比較して少なくすることができる。さらに、表示画像が変化し始めた直後にバックライト400の輝度を大きく増加させることで、バックライト400の輝度が目標輝度LBに到達するまでの期間を早めることもできる。このためバックライト400の輝度変化による表示の違和感を軽減することができる。
<2.第2実施形態>
次に第2実施形態について説明する。なお、本実施形態において第1実施形態と共通する構成要素には、同一の符号を付してその説明を適宜省略する。
本実施形態に係る液晶表示装置が第1実施形態における液晶表示装置1と相違するのは、非線形関数NLF’として以下に示す(式3)を使用する点である。なお、線形関数LFについては第1実施形態の場合と同様に前述した(式1)を使用する。
f=α×(Le−Lcur)+Lcur …(式3)
ここで、αは、少なくとも1未満の係数であり、例えば0.5や0.3等といった値である。また、Leは表示画像が変化したときのバックライト400の目標輝度であり、Lcurはバックライト400の現在の輝度である。
図11および図12は、第2実施形態に係る発光輝度制御処理のフローチャートである。なお、図6に示したフローチャートと共通する部分については、その説明を適宜省略する。図11および図12に示す発光輝度制御処理は、例えば1フレームごとに実行される。発光輝度制御処理を開始すると、まず、バックライト制御部304は、図示を省略したメモリを参照し、バックライト400の現在の輝度Lcurと、現在の目標輝度Le_curを特定する(ステップS201)。次に、バックライト制御部304は、入力画像データDinに基づいて目標輝度Leを決定する(ステップS202)。
この後、バックライト制御部304は、ステップS202で決定した目標輝度LeがステップS201で特定した現在の目標輝度Le_curと一致するか否かを判定する(ステップS203)。ステップS203の判定結果がNOの場合は、入力画像データDinが変化した場合である。また、ステップS203の判定結果がYESの場合は、入力画像データDinが変化していない場合である。
ステップS203の判定結果がNOの場合、表示画像が変化することになるので、中間輝度を算出する関数を選択する必要がある。この場合、バックライト制御部304は、ステップS202で決定した目標輝度Leと、ステップS201で特定した現在の輝度Lcurとの差分が所定値Lth未満であるか否かを判定する(ステップS204)。ステップS204の判定結果がNOの場合、バックライト制御部304は、中間輝度を算出する関数として非線形関数NLF’を選択することになる。詳細については後述するが、ステップS204の判定結果がNOの場合は、図12に示すステップS221に移行する。
また、ステップS204の判定結果がYESの場合、バックライト制御部304は、中間輝度を算出する関数として線形関数LFを選択することになる。この場合、バックライト制御部304は、まず、nの値を“1”にセットする(ステップS205)。また、バックライト制御部304は、ステップS201で特定した現在の輝度Lcurを、表示画像が変化したときのバックライト400の輝度Lsとしてセットする(ステップS206)。次に、バックライト制御部304は、中間輝度を算出する関数として線形関数LFを選択する(ステップS207)。
また、バックライト制御部304は、BL_flagの値を“0”にセットする(ステップS208)。BL_flagは、中間輝度を算出する関数として線形関数LFと非線形関数NLF’のどちらが選択されているのかを示すフラグである。BL_flagの値が“0”の場合は、線形関数LFが選択されていることを示し、BL_flagの値が“1”の場合は、非線形関数NLF’選択されていることを示す。
この後、バックライト制御部304は、線形関数LFにnの値を代入し、表示画像が変化してからnフレーム目の中間輝度の値を算出する。ここでは、nの値が“1”であるので、表示画像が変化してから1フレーム目の中間輝度の値が算出される。また、バックライト制御部304は、算出した中間輝度の値をバックライト400の現在の輝度Lcurとしてセットする(ステップS209)。また、バックライト制御部304は、ステップS202で決定した目標輝度Leを、現在の目標輝度Le_curとしてセットする(ステップS210)。この後、バックライト制御部304は、算出した中間輝度の値(Lcur)を、輝度指定信号Loとして調光回路500に出力し(ステップS211)、発光輝度制御処理を終える。
また、バックライト制御部304は、上述したステップS204の判定結果がNOの場合は、図12に示すステップS221に移行し、中間輝度を算出する関数として非線形関数NLF’を選択する(ステップS221)。また、バックライト制御部304は、BL_flagの値を“1”にセットする(ステップS222)。この後、バックライト制御部304は、非線形関数NLF’(式3)を用いて中間輝度の生成を行う。なお、第1実施形態で使用した非線形関数NLF(式2)とは異なり、非線形関数NLF’(式3)の場合は、Ls,n,Nを使用することなく、表示画像が変化してからnフレーム目の中間輝度の値を算出することができる。つまり、第1実施形態で使用した非線形関数NLF(式2)よりも非線形関数NLF’(式3)の方が、非線形に変化させる場合の中間輝度を容易に算出することができる。
バックライト制御部304は、中間輝度の値を算出すると、その値をバックライト400の現在の輝度Lcurとしてセットする(ステップS223)。また、バックライト制御部304は、ステップS202で決定した目標輝度Leを、現在の目標輝度Le_curとしてセットする(ステップS224)。この後、バックライト制御部304は、算出した中間輝度の値(Lcur)を、輝度指定信号Loとして調光回路500に出力し(ステップS225)、発光輝度制御処理を終える。
図11に戻り、バックライト制御部304は、上述したステップS203の判定結果がYESの場合、すなわち入力画像データDinが変化していない場合は、まず、BL_flagの値が“1”であるか否かを判定する(ステップS212)。ステップS212の判定結果がYESの場合は、非線形関数NLF’が選択されている場合であるので、図12に示すステップS221に移行する。この場合、バックライト制御部304は、非線形関数NLF’を使用して次のフレーム分の中間輝度を算出し、算出した中間輝度の値を調光回路500に出力する。このように図11および図12に示すフローチャートにおいて、S201〜S203→S212→S221〜S225のループを繰り返すことで、バックライト制御部304は、目標輝度Leに到達するまで、非線形関数NLF‘を用いて1フレームごとに中間輝度を算出し、これを調光回路500に出力する。
また、バックライト制御部304は、上述したステップS212の判定結果がNOの場合は、線形関数LFが選択されている場合であるので、まず、nの値がN未満であるか否かを判定する(ステップS213)。ステップS213の判定結果がYESの場合は、まだ目標輝度Leまで到達していない場合であるから、線形関数LFを使用して次のフレーム分の中間輝度を生成する必要がある。この場合、バックライト制御部304は、nの値をインクリメントし(ステップS214)、ステップS209に移行する。これにより線形関数LFを使用して次のフレーム分の中間輝度が算出され、算出された中間輝度の値が調光回路500に出力される。このように図11に示すフローチャートにおいて、S201〜S203→S212〜S214→S209〜S211のループを繰り返すことで、バックライト制御部304は、目標輝度Leに到達するまで、線形関数LFを用いて1フレームごとに中間輝度を算出し、これを調光回路500に出力する。
一方、上述したステップS213の判定結果がNOの場合は、既に目標輝度Leまで到達した場合である。この場合、バックライト制御部304は、現在の輝度Lcurを固定して(ステップS215)、ステップS210に移行する。つまり、目標輝度Leに到達した後は、バックライト400の輝度が目標輝度Leに維持される。
このように第1実施形態で使用した非線形関数NLF(式2)よりも非線形関数NLF’(式3)の方が非線形に変化させる場合の中間輝度を容易に算出することができる。従って、第1実施形態に比べ、バックライト制御部304の制御構成を簡素化できる。
<3.変形例>
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下の変形が可能である。また、以下に示す2以上の変形を適宜組み合わせることもできる。
上述した各実施形態では、表示画像が暗画像から明画像に変化する場合を説明したが、明画像から暗画像に変化する場合も、バックライト400の現在の輝度と目標輝度とを比較し、両者の差分が所定値未満の場合は線形関数を使用して中間輝度を生成する。また、両者の差分が所定値以上の場合は非線形関数を使用して中間輝度を生成する。但し、暗画像から明画像に変化する場合と、明画像から暗画像に変化する場合とでは、図13からも明らかとなるように、バックライト400の輝度を増加させるように中間輝度を生成するのか(暗画像→明画像)、バックライト400の輝度を減少させるように中間輝度を生成するのか(明画像→暗画像)で相違する。しかしながら、線形関数の場合に単位時間当たりの変化量が一定である点や、非線形関数の場合に時間の経過に伴って変化量が次第に減少していく点は、両者の場合で共通する。なお、暗画像から明画像に変化する場合と、明画像から暗画像に変化する場合とで、線形関数の傾き(単位時間当たりの変化量)や非線形関数の輝度変化曲線(時間経過に伴う変化量)を異ならせてもよい。
図3〜図5の例示では、目標輝度に到達するまでの期間を固定としたが(N=32)、この期間を可変にしてもよい。また、線形関数LFにおける1フレーム当たりの変化量を固定にしてもよい。上述した各実施形態では、1フレームごとにバックライト400の輝度を調整する場合を説明したが、バックライト400の輝度を調整する単位期間は1フレームに限らず任意に定めることができる。また、所定値をユーザーが設定できるようにしてもよい。
例えば、表示画像の変化には、メニュー画面から静止画への切り替えや、表示画像の拡大や縮小、ブラウザ画面でのスクロール等も含まれる。また、上述した各実施形態では表示画像として静止画を例示したが、表示画像は動画であってもよい。本発明は、半透過型の液晶表示装置にも適用可能である。また、液晶パネルの前面(観察側)にフロントライトを配置した反射型の液晶表示装置や、液晶パネルの横にサイドライトを配置した反射型の液晶表示装置にも適用可能である。このように本発明を利用してフロントライトやサイドライトの輝度調整を行ってもよい。
<4.応用例>
次に、本発明に係る液晶表示装置を搭載した電子機器について説明する。図14〜図16には、以上説明した何れかの形態に係る液晶表示装置1を搭載した電子機器が図示されている。
図14は、液晶表示装置1を搭載したモバイル型のパーソナルコンピューター2000の構成を示す斜視図である。パーソナルコンピューター2000は、各種の画像を表示する液晶表示装置1と、電源スイッチ2001やキーボード2002が設けられた本体部2010を備える。
図15は、液晶表示装置1を搭載した携帯電話機3000の構成を示す斜視図である。携帯電話機3000は、各種の画像を表示する液晶表示装置1と、複数の操作ボタン3001やスクロールボタン3002を備える。スクロールボタン3002を操作することで液晶表示装置1に表示される画像がスクロールされる。
図16は、液晶表示装置1を搭載した情報携帯端末4000(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す斜視図である。情報携帯端末4000は、各種の画像を表示する液晶表示装置1と、複数の操作ボタン4001や電源スイッチ4002を備える。操作ボタン4001を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶表示装置1に表示される。
なお、液晶表示装置1が搭載される電子機器としては、図14〜図16に例示した機器の他、テレビ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、テレビ電話機、POS端末、プリンター、スキャナー、複写機、ビデオプレーヤー、電子ペーパー等が挙げられる。
1…液晶表示装置、AA…液晶パネル、A…表示領域、P…画素回路、100…走査線駆動回路、102…走査線、Y1〜Ym…走査信号、200…データ線駆動回路、202…データ線、X1〜Xn…データ信号、300…制御回路、DY…Y転送開始パルス、YCK…Yクロック信号、DX…X転送開始パルス、XCK…Xクロック信号、Din…入力画像データ、Dout…階調データ、Lo…輝度指定信号、302…液晶駆動制御部、304…バックライト制御部、310…APL検出部、APL…平均輝度レベル、312…目標輝度決定部、Le,LB…バックライトの目標輝度、314…中間輝度生成部、LF…線形関数、NLF,NLF’…非線形関数、400…バックライト、500…調光回路、LB1〜LB5,LB1’〜LB3’…中間輝度、2000…パーソナルコンピューター、2001…電源スイッチ、2002…キーボード、2010…本体部、3000…携帯電話機、3001…操作ボタン、3002…スクロールボタン、4000…情報携帯端末、4001…操作ボタン、4002…電源スイッチ。

Claims (6)

  1. 画像信号に基づいて液晶パネルの表示領域に画像を表示する液晶表示部と、
    前記表示領域に光を照射する光源と、
    前記画像信号から前記光源の目標輝度を決定し、当該目標輝度と前記光源の現在の輝度との差に応じて、前記光源の輝度を、単位時間当たりの変化量が一定となるように、または時間の経過に応じて変化量が減少するように、前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる制御部と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記制御部は、
    前記差が所定値以上の場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように変化させ、
    前記差が前記所定値未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように変化させる
    ことを特徴する請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記制御部は、
    前記差が前記現在の輝度に対して30%以上ある場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように変化させ、
    前記差が前記現在の輝度に対して30%未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように変化させる
    ことを特徴する請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記制御部は、
    前記画像信号から前記表示領域に表示する画像の輝度を検出する検出部と、
    前記検出部で検出された輝度から前記光源の目標輝度を決定する決定部と、
    前記決定部で決定された目標輝度と前記光源の現在の輝度との差が所定値以上の場合は、前記光源の輝度を時間の経過に応じて変化量が減少するように前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させ、前記差が前記所定値未満の場合は、前記光源の輝度を単位時間当たりの変化量が一定となるように前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる輝度調整部とを備える
    ことを特徴する請求項1に記載の液晶表示装置。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 画像信号に基づいて液晶パネルの表示領域に画像を表示する液晶表示部と、前記表示領域に光を照射する光源とを備える液晶表示装置において前記光源の輝度を制御する方法であって、
    前記画像信号から前記光源の目標輝度を決定し、
    決定した目標輝度と前記光源の現在の輝度との差に応じて、前記光源の輝度を、単位時間当たりの変化量が一定となるように、または時間の経過に応じて変化量が減少するように、前記現在の輝度から前記目標輝度まで変化させる
    ことを特徴とする光源の輝度制御方法。
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