JP2011197102A - 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】視聴覚表示を行う視聴覚回路をさらに備え、制御回路は、交流電源が交流端子に入力されていない場合、視聴覚回路に、交流電源を交流入力端子に接続するように促す旨の視覚表示及び聴覚表示の少なくとも一方を行わせる。
【選択図】図1
Description
図3は、一般的な電力供給図である。
発電プラント1で発生した交流高電圧(例えば、3300V、6600V等)を鉄塔や送電線2で住宅地近傍の変電所3に送電し、変電所3の変圧器で低電圧(200Vもしくは100V)に変圧し、各家庭4に引き込み線で供給する。
アメリカ型のスマートグリッドは、単に安定した電力を供給するという点が主だが、日本型のスマートグリッドは太陽電池を含む自家発電と相性が良い直流給電と従来の交流給電との両給電で考えられていることが多い。
図4は、スマートグリッドの説明図である。
発電プラント1で発生した交流高電圧(例えば、3300V、6600V)を鉄塔や送電線2で住宅地近傍の変電所3に送電し、変電所3の変圧器で低電圧(200Vもしくは100V)に変圧し、各家庭4に送電すると共に、太陽電池パネル5、蓄電池6、及びガスコージェネレーション7による直流電力を利用するものである。
図5に示すようにプリンタ10の交流入力端子としてのプラグ12を交流100Vのコンセント11に接続するようになっている。
図6は、図5に示した電源接続の場合の効率の説明図である。
図6に示すように交流100Vから直接ヒーター22に給電する系と、交流を直流に変換する回路21で直流に変換し、直流電圧変換1(23)〜直流電圧変換5(27)の各電圧に変換して各モジュールに給電する系とで構成されている。
この場合効率は80%×80%=64%となる。
図7に示すようにプリンタ10の交流電源用の交流入力端子としてのプラグ12を交流100Vの交流用のコンセント11に接続すると共に直流電源用の直流入力端子としてのプラグ14を直流48Vのコンセント13に接続するようになっている。
図8に示すように交流100Vから直接ヒーター22に給電する系と、直流を直接、各モジュールに給電する系と、直流電圧変換1(23)〜直流電圧変換4(26)の各電圧に変換して各モジュールに給電する系とで構成されている。
この場合効率は80%となる。
特許文献1にはヒーターに与える電力を最大化するために(通常、ACコード一本だと最大15Aの為)2本のACコードを接続し、一本はDC変換しコントロール基板用、もう一方は純粋にヒーター電力用として使用し、1本で給電するよりもよりパワーをヒーターにかけることのできるプリンタが開示されている。
<構 成>
図1は、本発明に係る画像形成装置のブロック図の一例である。
例えば直流48Vと交流100Vとが給電されている。直流48V給電のうち、一方(図の下側)は接地され、他方は直流検出回路DDC1とダイオードD1のアノードに接続されている。直流検出回路DDC1は、一端が接地された抵抗R2と、一端が抵抗R2の他端に接続された抵抗R1とを有し、抵抗R1の他端に直流48Vが給電されている。
直流電圧変換回路DCDC1、DCDC2は直流48Vから、直流5Vや直流3.3Vを作り出すスイッチングレギュレーターである。
視聴覚回路は、例えば、液晶パネルやスピーカーにより「直流電源を接続端子に接続してください」や「交流電源を接続端子に接続してください」等を文字や音声でユーザーに促す回路であり、公知の音声合成LSIや文字合成LSIが用いられる。
また、視聴覚回路の代わりに視覚回路もしくは聴覚回路を用いてもよい。視覚回路は、液晶パネルにより「直流電源を接続端子に接続してください」や「交流電源を接続端子に接続してください」等と表示してユーザーに促す回路であり、聴覚回路は、「直流電源を接続端子に接続してください」や「交流電源を接続端子に接続してください」等を音声でユーザーに促す回路である。
ダイオードD2のカソードは、前述したダイオードD1のカソードに接続されている。これは、直流48V給電の入力端子が接続されていないか、または直流48V給電が停止している場合に交流から作られた直流を給電するためのものである。
図2は、図1に示した画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートの一例である。
動作の主体は、コントローラーCTLのCPUである。
まず、CPUはRAMに初期値としてSW1=ONとする(ステップS1)。
CPUは、交流直流変換回路ACDC1から作られた直流もしくは直流48V給電により直流電圧変換回路DCDC1、DCDC2が動作して直流電圧をコントローラー基板CTLに供給する(ステップS2)。
交流給電有りと判断した場合は、プリンタイニシャライズ動作を行い(ステップS5)、直流検出回路の結果をコントローラー基板CTL1のCPUが検出し(ステップS6)、直流は給電されていたか否かを判断する(ステップS7)。
CPUは直流が給電されていなかったと判断した場合(ステップS7/No)、CPUはパネルに[直流電源を接続してください。]の表示を行い(ステップS8)、通常動作を行い(ステップS10)、ステップS6に戻る。
このときの動作を表1に示す。
このシーケンスにより、直流・交流両給電時に最適な構成でプリンタを動作させる事ができる。
画像形成装置は、交流給電及び直流給電が行われている場合には、通常動作を行い、交流給電が行われず、直流給電のみが行われている場合には、ヒーターを動作させることができないため、「交流電源を交流端子に接続してください」を図示しない表示部に表示することができる。
また、交流だけの給電の場合でも作動することができ、ヒーター駆動時に必要な交流給電が誤って給電されていない場合でも、その接続を促すことが可能となる。
さらに、例えば、交流15アンペアをすべてヒーターに使い切ることが可能となる。
以上で説明した本発明にかかる画像形成装置は、コンピュータで処理を実行させるプログラムによって実現されている。コンピュータとしては、例えばパーソナルコンピュータやワークステーションなどの汎用的なものが挙げられるが、本発明はこれに限定されるものではない。よって、一例として、プログラムにより本発明を実現する場合の説明を以下で行う。
ヒーターと、直流電源が入力される直流入力端子と、交流電源が入力される交流入力端子と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
ヒーターが交流電源にて駆動する手順、
ヒーターを除く回路が直流電源にて駆動する手順、
を実行させるプログラムが挙げられる。
このようなプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶されていてもよい。
2 送電線
3 変電所
4 家庭
5 太陽電池パネル
6 蓄電池
7 ガスコージェネレーション
ACD 交流検出回路
ACDC1 交流直流変換回路
CTL1 コントローラー基板
DCDC1、DCDC2 直流電圧変換回路
D1〜D6 ダイオード
D7 発光ダイオード
HTR1 ヒーター
R1〜R3 抵抗
PC フォトカプラー
SW1 スイッチ
TR1 フォトトランジスタ
TRC1 トライアック(登録商標)回路
Claims (7)
- ヒーターを有する画像形成装置において、
直流電源が入力される直流入力端子と、交流電源が入力される交流入力端子と、前記ヒーターを前記交流電源にて駆動させ、前記ヒーターを除く回路を前記直流電源にて駆動させる制御回路と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記交流電源を所定の直流電源に変換する変換回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記直流電源に電力が入力されていない場合は、前記変換回路からの直流電源にて前記ヒーターを除く回路を駆動させ、画像形成装置本体を動作させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 視聴覚表示を行う視聴覚回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記直流電源が前記直流入力端子に入力されていない場合、前記視聴覚回路に前記直流電源を前記直流入力端子に接続するよう促す旨の視覚表示及び聴覚表示の少なくとも一方を行わせることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 視聴覚表示を行う視聴覚回路をさらに備え、
前記制御回路は、前記交流電源が前記交流端子に入力されていない場合、前記視聴覚回路に、前記交流電源を前記交流入力端子に接続するように促す旨の視覚表示及び聴覚表示の少なくとも一方を行わせることを特徴とする請求項1から3の何れか一項記載の画像形成装置。 - 前記直流電源により充電される蓄電池と、
前記直流電源の電圧を監視する監視回路と、
前記交流電源を所定の直流電源に変換する変換回路と、をさらに備え、
前記制御回路は、前記蓄電池に蓄えられた直流電源の電圧が降下してきたと判断した際は、前記変換回路により前記交流電源から前記直流電流を作り出すことを特徴とする請求項1から4の何れか一項記載の画像形成装置。 - ヒーターを有する画像形成方法において、
前記ヒーターを交流電源にて駆動させ、前記ヒーターを除く回路を直流電源にて駆動させることを特徴とする画像形成方法。 - ヒーターと、直流電源が入力される直流入力端子と、交流電源が入力される交流入力端子と、を備えた画像形成装置のコンピュータに、
前記ヒーターが前記交流電源にて駆動する手順、
前記ヒーターを除く回路が前記直流電源にて駆動する手順、
を実行させることを特徴とするプログラム。
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