JP2011196964A - 原子炉格納容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想的な苛酷事故想定時の原子炉格納容器の健全性余裕を更に増大させることを目的とし、原子炉格納容器内に放出される核分裂生成物を効率的に除熱可能な原子炉格納容器を、簡素な変更によって実現する。
【解決手段】原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子炉圧力容器より下方に位置し、かつペデスタルに囲まれて形成される下部ドライウェルと、原子炉圧力容器側面方向にありダイヤフロムフロアによって下部ドライウェルと区画された上部ドライウェルと、上部ドライウェルより下方でかつ、ペデスタルの径方向外側に配置され、内部に冷却材が充填されたサプレッション・チェンバとを有する原子炉格納容器において、
入口側が下部ドライウェルに開口し、その開口高さがサプレッション・チェンバ内の冷却材水面よりも上であり、かつ出口側がサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口する連通管を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は原子炉格納容器に係り、特に万一のプラント異常時に原子炉格納容器内に放出される核分裂生成物を効率的に除熱するのに好適な原子炉格納容器に関する。
従来の原子炉格納容器の垂直方向断面図を図2に示す。符号1は原子炉格納容器全体を表しており、原子炉格納容器1は、上部ドライウェル2、下部ドライウェル3、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3を区画するダイヤフロムフロア13、サプレッション・チェンバ4、下部ドライウェル3を形成するペデスタル6、及び下部ドライウェル3より上方に設置される原子炉圧力容器7などから構成されている。なお、サプレッション・チェンバ4内には冷却材5が蓄えられている。
また原子炉格納容器1内の各部間は、以下のように連通されている。まず、ベント管8は一端を上部ドライウェル2内に開口し、もう一端をサプレッション・チェンバ4内の冷却材5の水面より下に開口している。原子炉圧力容器7を下方向から支持するペデスタル6には、連通路9が設けられている。連通路9は下部ドライウェル3及びベント管8内に開口しており、サプレッション・チェンバ4内冷却材5が下部ドライウェル3に流下しないように連通路9の開口高さは水面より上に設けられている。
以上の構成の原子炉格納容器において、原子炉の安全系が多重故障を起こすことを想定した仮想的な苛酷事故時には、原子炉圧力容器内に設置された炉心10が溶融する可能性があり、この場合に溶融した炉心は最終的には下部ドライウェルで冷却されることが期待されている。
具体的には、原子炉圧力容器7内には炉心10及び炉心10を冷却するための冷却材5が存在しているため、溶融炉心11は冷却材5と共に下部ドライウェル3内に落下することになる。このとき、落下した溶融炉心11から発生する崩壊熱により、下部ドライウェル3内では蒸気が発生し、同時に、溶融炉心11からはエアロゾル状及び気体状の核分裂生成物が放出される。
エアロゾル状と気体状の核分裂生成物、及び蒸気の発生によって下部ドライウェル3内は加圧され、下部ドライウェル3と上部ドライウェル2との圧力差を駆動力として、核分裂生成物と蒸気が連通路9を通して上部ドライウェル2へと流入する。上部ドライウェル2内で核分裂生成物から放出される崩壊熱は、上部ドライウェル2を構成する壁面12を通しての自然対流空冷によって原子炉格納容器1の外に放出される。
ところで、核分裂生成物の崩壊熱を効率的に冷却するには、空冷方式よりも水冷方式の方が効率がよい。水冷方式として例えば、下部ドライウェル3内で発生した核分裂生成物を、上部ドライウェル2ではなく、サプレッション・チェンバ4内に蓄えた冷却材5中に導く方法が考えられる。係る水冷方式の具体事例として例えば実用新案文献1が、知られている。
実開昭59−27499号公報
特許文献1では、下部ドライウェル3とサプレッション・チェンバ4を接続する連通路9について、サプレッション・チェンバ側開口高さを冷却材の水面より下に開口させている。この結果、下部ドライウェル3で発生したエアロゾル状の核分裂生成物は連通路から冷却材中に放出される際に冷却材中に取り込まれるため、エアロゾル状核分裂生成物を冷却材中で水冷することができる。
これに対し、連通路9の下部ドライウェル側開口部は、下部ドライウェルの床面付近に開口している。従って、下部ドライウェル側の連通路開口高さが低すぎると、下部ドライウェルから上部ドライウェルへの連通路が原子炉圧力容器から落下した溶融炉心によって閉塞する可能性がある。
また、サプレッション・チェンバ内の圧力が下部ドライウェルよりも高くなると、サプレッション・チェンバ内の冷却材が下部ドライウェルに逆流する可能性がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、仮想的な苛酷事故発生を想定した時に、下部ドライウェル内に落下した溶融炉心から放出されるエアロゾル状核分裂生成物の崩壊熱を効率的に冷却可能な原子炉格納容器を提供することを目的とする。
本発明においては、原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子炉圧力容器より下方に位置し、かつペデスタルに囲まれて形成される下部ドライウェルと、原子炉圧力容器側面方向にありダイヤフロムフロアによって下部ドライウェルと区画された上部ドライウェルと、上部ドライウェルより下方でかつ、ペデスタルの径方向外側に配置され、内部に冷却材が充填されたサプレッション・チェンバとを有する原子炉格納容器において、
入口側が下部ドライウェルに開口し、その開口高さがサプレッション・チェンバ内の冷却材水面よりも上であり、かつ出口側がサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口する連通管を有する。
また、サプレッション・チェンバと上部ドライウェルを接続するとともに、サプレッション・チェンバ側はサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口するベント管を有するのがよい。
また、連通路の出口がベント管内の冷却材水面下に開口しているのがよい。
本発明においては、原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、原子炉圧力容器より下方に位置し、かつペデスタルに囲まれて形成される下部ドライウェルと、原子炉圧力容器側面方向にありダイヤフロムフロアによって下部ドライウェルと区画された上部ドライウェルと、上部ドライウェルより下方でかつ、前記ペデスタルの径方向外側に配置され、内部に冷却材が充填されたサプレッション・チェンバとを有する原子炉格納容器において、
入口側が下部ドライウェルに開口し、その開口高さがサプレッション・チェンバ内の冷却材水面よりも上であり、かつ出口側がサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口する連通管と、サプレッション・チェンバと下部ドライウェルの間に設置され、下部ドライウェル内の温度が上昇した時に溶融して開く溶融弁を有する。
また。サプレッション・チェンバと上部ドライウェルを接続するとともに、サプレッション・チェンバ側はサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口するベント管を有するのがよい。
また、サプレッション・チェンバと上部ドライウェル間に設けられ、サプレッション・チェンバ側の圧力が上部ドライウェル側よりも大きくなった時に、差圧によって開く真空破壊弁を有するのがよい。
また、連通路の出口が前記ベント管内の冷却材水面下に開口しているのがよい。
本発明の原子炉格納容器を用いれば、仮想的な苛酷事故時に溶融炉心から放出されるエアロゾル状核分裂生成物を水冷によって効率的に冷却することができる。これにより、原子炉格納容器を効率的に冷却することができるので、原子炉施設の安全性を更に向上させることができる。
原子炉格納容器の垂直方向断面図である。 従来の原子炉格納容器の垂直方向断面図である。 原子炉格納容器の垂直方向断面図である。 原子炉格納容器の垂直方向断面図である。
以下、本発明の実施例を、図を用いて説明する。
本発明の第1実施例を、図1を用いて説明する。図1は原子炉格納容器1の垂直方向断面図である。原子炉格納容器1は、炉心10を内包する原子炉圧力容器7、上部ドライウェル2、下部ドライウェル3、上部ドライウェル2と下部ドライウェル3を区画するダイヤフロムフロア13、ペデスタル6の外側かつ上部ドライウェル2の下側に位置するサプレッション・チェンバ4、上部ドライウェル2とサプレッション・チェンバ4を接続するベント管8、サプレッション・チェンバ4内に蓄えられた冷却材5などから構成されており、これらは図2と同じ構成のものである。
図2と図1で構成が相違する第1点は、下部ドライウェル3とサプレッション・チェンバ4を接続する溶融弁14を新たに設けた点である。溶融弁14は、下部ドライウェル3に溶融炉心11が落下して下部ドライウェル3の温度が上昇した時に溶融して開くように設計する。この結果、サプレッション・チェンバ4内の冷却材5が、下部ドライウェル3に侵入し、原子炉圧力容器7内の冷却材と相俟って、大量の冷却材で溶融炉心11を冷却することができる。
図2と図1で構成が相違する第2点は、連通路9がベント管8内で冷却材内に開口するように構成された点である。連通路9は入口側(下部ドライウェル3側)開口高さをサプレッション・チェンバ4内冷却材5の水面より上とし、出口側をサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に開口させる。具体的には、連通路9の出口側はベント管8内に開口させる。連通路9の下部ドライウェル3側開口高さをサプレッション・チェンバ4内冷却材5の水面より上とすることで、特許文献1の問題点であった、溶融炉心11による連通路9の閉塞及びサプレッション・チェンバ4内冷却材5が下部ドライウェル3に連通路9を通して逆流する問題の発生を阻止できる。
以下、原子炉の安全系が多重故障を起こし、原子炉圧力容器内に設置された炉心が溶融して下部ドライウェル内に落下する仮想的な苛酷事故を想定して事象進展を説明する。
まず、炉心10及び原子炉圧力容器7内に残存する冷却材5は原子炉圧力容器7の下部を貫通して下部ドライウェル3床面に落下する。
溶融炉心11の落下によって、下部ドライウェル3内の空間温度が上昇して溶融弁14が開き、サプレッション・チェンバ4内の冷却材5が下部ドライウェル3に流入して溶融炉心11を冷却する。このとき落下した溶融炉心11から発生する崩壊熱によって、冷却材5が沸騰して下部ドライウェル3内で蒸気が発生し、同時に溶融炉心11からはエアロゾル状及び気体状の核分裂生成物が放出される。
エアロゾル状と気体状の核分裂生成物、及び蒸気の発生によって、下部ドライウェル3内は加圧され、下部ドライウェル3と上部ドライウェル2との圧力差を駆動力として、核分裂生成物と蒸気が下部ドライウェル3側から上部ドライウェル2側へと流れようとする。しかし、本発明の連通路9は出口側がサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に開口しているため、連通路9出口から放出された時に、蒸気は冷却材5によって冷却され、エアロゾル状の核分裂生成物は冷却材5中に取り込まれ、重力によってベント管8を沈降してサプレッション・チェンバ4に蓄積する。
以上、本発明によれば下部ドライウェル3に落下した溶融炉心11で発生したエアロゾル状核分裂生成物は、連通路9出口から放出される際にサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に取り込まれて効率的に冷却されるので、苛酷事故時の原子炉安全性能を更に向上させることができる。
また、本実施例のように本発明を溶融弁14と組み合わせると、エアロゾル状核分裂生成物をサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に沈降させつつ、サプレッション・チェンバ4内の冷却材5を下部ドライウェル3に供給することが可能となるので、下部ドライウェル3内に落下した溶融炉心11を長期に亘って冷却することが可能となり、苛酷事故時の原子炉安全性能を更に向上させることができる。
以下、本発明の第2実施例を、図3を用いて説明する。図3は原子炉格納容器1の垂直方向断面図である。本実施例において、図1と構成が相違する第1点は、連通路9の出口側開口位置をベント管8内ではなくサプレッション・チェンバ4内としたものである。但し、開口位置(開口高さ)は、図1の実施例1と同じく、出口側はサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に開口させている。
また、図1と構成が相違する第2点は、上部ドライウェル2とサプレッション・チェンバ4とを、サプレッション・チェンバ4側の圧力が上部ドライウェル2側よりも大きくなった時に差圧によって自動的に開く真空破壊弁15で接続した点である。
以下、原子炉の安全系が多重故障を起こし、原子炉圧力容器内に設置された炉心が溶融して下部ドライウェル内に落下する仮想的な苛酷事故を想定した事象進展を説明する。炉心10が下部ドライウェル3に落下して溶融弁14が開き、蒸気及び核分裂生成物が下部ドライウェル3で発生するところまでは実施例1と同じように事象が進展する。
本実施例では、下部ドライウェル3中で発生した核分裂生成物と蒸気は、下部ドライウェル3とサプレッション・チェンバ4との圧力差を駆動力として、連通路9を通じて、下部ドライウェル3側からサプレッション・チェンバ4側へと流れようとする。
この場合に、図1に示した実施例1と同様に、本発明の連通路9は出口側がサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に開口しているため、連通路9出口から放出された時に、蒸気は冷却材5によって冷却され、エアロゾル状の核分裂生成物は、冷却材5中に取り込まれ重力によってベント管8を沈降してサプレッション・チェンバ4に蓄積する。
更にその後、サプレッション・チェンバ4内は、気体状の核分裂生成物が蓄積することで加圧される。そして、サプレッション・チェンバ4側圧力が上部ドライウェル2側圧力よりも上昇すると、真空破壊弁15が開き、サプレッション・チェンバ4の気相部に初期に封入されている非凝縮性ガス及び気体状の核分裂生成物の一部が上部ドライウェル2に放出される。
なお、上部ドライウェル2内で核分裂生成物から放出される崩壊熱は、上部ドライウェル2を構成する壁面12を通しての自然対流空冷によって原子炉格納容器1の外に放出される。
以上のように、本実施例においても、実施例1同様、下部ドライウェル3に落下した溶融炉心11で発生したエアロゾル状核分裂生成物は連通路9出口から放出される際にサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に取り込まれて効率的に水冷されるので、苛酷事故時の原子炉安全性能を更に向上させることができる。
また、実施例1同様、溶融弁14と組み合わせていることで、下部ドライウェル3内に落下した溶融炉心11を長期に亘って冷却することが可能である。本実施例でも実施例1と同じ効果が得られる。
本発明の第3実施例を、図4を用いて説明する。図4は原子炉格納容器1の垂直方向断面図である。本実施例は、実施例1、2とは異なり、ベント管8がペデスタル6に埋め込まれていない垂直ベント方式の原子炉格納容器1に本発明を適用したものである。
実施例2同様、連通路9は下部ドライウェル3とサプレッション・チェンバ4とを接続するように設置し、下部ドライウェル3側開口高さはサプレッション・チェンバ4内冷却材5の水面より上とし、出口側(サプレッション・チェンバ4側)はサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に開口させる。
また、実施例2同様、上部ドライウェル2とサプレッション・チェンバ4とを、サプレッション・チェンバ4側の圧力が上部ドライウェル2側よりも大きくなった時に差圧によって自動的に開く真空破壊弁15で接続する。
本実施例における苛酷事故時の事象進展の様子は第2実施例に同じである。即ち、本実施例でも、実施例2同様、下部ドライウェル3に落下した溶融炉心11で発生したエアロゾル状核分裂生成物は連通路9出口から放出される際にサプレッション・チェンバ4内の冷却材5中に取り込まれて効率的に水冷されるので、苛酷事故時の原子炉安全性能を更に向上させることができる。
1:原子炉格納容器
2:上部ドライウェル
3:下部ドライウェル
4:サプレッション・チェンバ
5:サプレッション・チェンバ内の冷却材
6:ペデスタル
7:原子炉圧力容器
8:ベント管
9:連通路
10:炉心
11:溶融炉心
12:上部ドライウェル内壁
13:ダイヤフロムフロア
14:溶融弁
15:真空破壊弁

Claims (7)

  1. 原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、前記原子炉圧力容器より下方に位置し、かつ前記ペデスタルに囲まれて形成される下部ドライウェルと、前記原子炉圧力容器側面方向にありダイヤフロムフロアによって前記下部ドライウェルと区画された上部ドライウェルと、該上部ドライウェルより下方でかつ、前記ペデスタルの径方向外側に配置され、内部に冷却材が充填されたサプレッション・チェンバとを有する原子炉格納容器において、
    入口側が前記下部ドライウェルに開口し、その開口高さが前記サプレッション・チェンバ内の冷却材水面よりも上であり、かつ出口側が前記サプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口する連通管を有することを特徴とする原子炉格納容器。
  2. 請求項1記載の原子炉格納容器において、
    前記サプレッション・チェンバと前記上部ドライウェルを接続するとともに、前記サプレッション・チェンバ側はサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口するベント管を有していることを特徴とする原子炉格納容器。
  3. 請求項2記載の原子炉格納容器において、前記連通路の出口が前記ベント管内の冷却材水面下に開口していることを特徴とする原子炉格納容器。
  4. 原子炉圧力容器を支持するペデスタルと、前記原子炉圧力容器より下方に位置し、かつ前記ペデスタルに囲まれて形成される下部ドライウェルと、前記原子炉圧力容器側面方向にありダイヤフロムフロアによって前記下部ドライウェルと区画された上部ドライウェルと、該上部ドライウェルより下方でかつ、前記ペデスタルの径方向外側に配置され、内部に冷却材が充填されたサプレッション・チェンバとを有する原子炉格納容器において、
    入口側が前記下部ドライウェルに開口し、その開口高さが前記サプレッション・チェンバ内の冷却材水面よりも上であり、かつ出口側が前記サプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口する連通管と、前記サプレッション・チェンバと前記下部ドライウェルの間に設置され、前記下部ドライウェル内の温度が上昇した時に溶融して開く溶融弁を有することを特徴とする原子炉格納容器。
  5. 請求項4記載の原子炉格納容器において、
    前記サプレッション・チェンバと前記上部ドライウェルを接続するとともに、前記サプレッション・チェンバ側はサプレッション・チェンバ内の冷却材中に開口するベント管を有していることを特徴とする原子炉格納容器。
  6. 請求項5記載の原子炉格納容器において、
    前記サプレッション・チェンバと前記上部ドライウェル間に設けられ、サプレッション・チェンバ側の圧力が上部ドライウェル側よりも大きくなった時に、差圧によって開く真空破壊弁を有していることを特徴とする原子炉格納容器。
  7. 請求項5記載の原子炉格納容器において、前記連通路の出口が前記ベント管内の冷却材水面下に開口していることを特徴とする原子炉格納容器。
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