JP2011196168A - 構造体の取付け構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 太陽電池モジュールや植物・植栽用のコンテナパレット等の構造体の配設作業を簡便で、短時間に行なうことを可能とし、しかも、風雨、積雪、地震等の自然現象に対する耐用強度が確保された構造体の取付け構造を提供し、省エネとエコ生活を安価に実現することに寄与すること。
【構成】
構造体2に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材3を、その吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材1に吸着させることにより、前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体2を固定配置させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、構造体の取付け構造に係り、特に、家屋の傾斜状あるいは水平状の屋根(屋上も含む)やバルコニーに、太陽電池モジュールや植栽用のコンテナパレット等の構造体を配設するための取付け構造に関する。
近年、太陽光エネルギーはCO2の排出を抑制する次世代のクリーンなエネルギーとして注目されており、一般住宅(集合住宅を含む)においても、例えば特許文献1や特許文献2に示すような、太陽光エネルギーを直接電気エネルギーに変換するための装置(以下、太陽電池モジュール)を設置した軒数が年々増加する傾向にある。
ところで、一般家屋における太陽電池モジュールの配設、交換・修理等のメンテナンスの際には、家屋の屋根上、すなわち高所での作業となるため、安全面の観点からも、太陽電池モジュールの配設作業がなるべく簡便で、短時間に行えることが望ましい。既に屋根材として瓦やコロニアルが設置されている場合や、屋根に新たに太陽電池モジュールの配設する場合においては、瓦やコロニアルに穴を開けて太陽電池モジュール設置用の架台を固定し、穴開き部をコーキング剤で塞ぐ必要がある。この場合には、地震により瓦が割れたり、穴開き部から水漏れが発生する問題がある。
また、家屋の屋根に配設される太陽電池モジュールは、それ自体の耐用は勿論のこと、屋根に対する取付け構造も、風雨、積雪、地震等の想定される自然現象に対する耐用強度が確保されている必要がある。
さらには、近年は、屋上やバルコニーに植物を育てるための土壌を備えたコンテナパレット等を配設し、屋上やバルコニーを緑化することで、安らぎの空間を作り、また、夏場のヒートアイランド対策や省エネを図る軒数も増加している。このような場合においても、コンテナパレットの配設作業やそのメンテナンスがなるべく簡便にできることが望ましい。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたものであり、太陽電池モジュールや植物・植栽用のコンテナパレット等の構造体の配設作業を簡便で、短時間に行なうことを可能とし、しかも、風雨、積雪、地震等の自然現象に対する耐用強度が確保された構造体の取付け構造を提供し、省エネとエコ生活を安価に実現することに寄与することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の構造体の取付け構造は、構造体に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させることにより、前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体が固定配置されていることを第1の特徴とする。
このような構成の本発明によれば、施工時に、予め構造体配設面の所望の位置に前記強磁性体部材を配設しておき、構造体の磁力固定部材の吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させれば、簡単に前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体を固定配置することができる。このように構造物の配設を簡便にすることで、工人数や工事時間等を削減し、工事費用を安価にすることも可能となる。
また、本発明の別の構造体の取付け構造は、構造体を支承する架台に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させることにより、前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体が固定配置されていることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、施工時に、予め構造体配設面の所望の位置に前記強磁性体部材を配設しておき、架台の磁力固定部材の吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させれば、簡単に前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体とそれを支承する架台を固定配置することができる。
さらには、構造体に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として前記架台に配設された強磁性体部材に吸着させることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、構造体のメンテナンスや交換等の作業時に、構造体に配設された磁力固定部材の吸磁力をOFF状態とすることで、架台は前記構造体配設面の所望の位置に残したまま、構造体のみを架台から取り外してメンテナンスや交換等の作業を行うことができる。その際、構造体の取り外し作業は磁力固定部材の吸磁力のOFF操作のみであって極めて簡単である。また、構造体と架台とを分離することで、搬入・搬出する部材を軽量化、小型化することができ、作業性も効率化できるとともに、作業の安全性も向上させることが可能となる。
さらに、本発明の構造体の取付け構造は、前記構造体配設面に配設された強磁性体部材は家屋の屋根材として配設された薄鋼板であることを特徴とする。
さらに、本発明の構造体の取付け構造は、前記構造体配設面に配設された強磁性体部材は家屋の屋根材として配設された薄鋼板と薄鋼板の下に配設された高さ調整材とからなることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、施工時に、構造体の磁力固定部材の吸磁力をON状態とし、屋根材として配設された薄鋼板に直接吸着させれば、より簡単に構造体を固定配置することができる。
またさらに、本発明の構造体の取付け構造は、前記磁力固定部材は、吸磁力を有する永久磁石と、前記永久磁石による吸磁力のON/OFF切換え可能な吸磁力切換え部とを有することを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、吸磁力切換え部をON/OFF切換え操作することにより、永久磁石を用いて簡単に構造体配設面の所望の位置に構造体を固定配置することができる。
そして、本発明の構造体の取付け構造は、前記構造体は太陽電池モジュールあるいは植栽用コンテナパレットであることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、省エネやエコ生活を実現するための太陽電池モジュールあるいは植栽用コンテナパレットを、簡便な施工によって生活に取り入れることが可能になる。
本発明によれば、太陽電池モジュールや植栽用のコンテナパレット等の構造体の配設作業を、簡便で、短時間に行なうことを可能とし、しかも、風雨、積雪、地震等の自然現象に対する耐用強度が確保された構造体の取付け構造を提供し、省エネとエコ生活を安価に実現することに寄与することができる。また、既に屋根材として瓦やコロニアルが設置された屋根に太陽電池モジュールや植栽用のコンテナパレット等の構造体を配設する場合、瓦やコロニアルに穴を開ける必要がないので、地震などによりこれらの屋根材が割れたり、穴を塞いだ箇所から水漏れが発生することがない。
第1実施形態として、図1に示すように、家屋Hの屋根に構造体を配設する取付け構造の実施形態を説明する。図2には、構造体としての太陽電池モジュールを、家屋Hの南向きの傾斜屋根を構造体配設面として、架台を介せずに直接配設する場合の取付け構造を示す。
ここで、本実施形態において、構造体の構造体配設面となる家屋Hの屋根Rは、屋根材(葺き上げ材)として、強磁性体部材である薄鋼板Pを用いて施工されている。さらに具体的には、前記薄鋼板Pは、塩化ビニル積層鋼板を使用することができ、その施工方法としては、実用新案登録第3141904号公報に開示された工法を用いることができる。既設の屋根に本発明を適用する場合には図4に示す実施形態によって施工するとよい。
また、構造体としての太陽電池モジュールSは公知の構成とし、例えば、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変換する、シリコンでできた10cmから15cm角の最小単位である太陽電池セルを数十枚、耐風、耐候性のある薄い長方形の容器に収め、直列に電気的に接続して所要の電圧(発電量)を得るように構成されているものを例示することができる。本実施形態においては、この太陽電池モジュールSを複数枚さらに縦横に連結してアレイとしている。図1には、南向きの傾斜屋根Rに配設された4枚の太陽電池モジュールSからなるアレイを示している。この図1に示すように、各太陽電池モジュールSの配列間に作業者が通行可能な程度の間隙を設けることで、各太陽電池モジュールSを配設するための作業がし易くなり、施工が簡単になる。また、配設後、太陽電池モジールの表面清掃あるいは取替も簡単に行える。
そして、本実施形態においては、各太陽電池モジュールSにおける前記構造体配設面に対向する下面2aには、磁力固定部材3が複数個配設されている。前記磁力固定部材3は、吸磁力を有する球状の永久磁石4と、前記永久磁石4による吸磁力のON/OFF切換え可能な吸磁力切換え部5とを有している。この磁力固定部材3としては、例えば特開2000−114032号公報等に開示されている公知の構成の装置を利用することができる。具体的には、磁力固定部材3の外ケースの内部に球状の永久磁石4が回転可能に内蔵されており、その永久磁石4を吸磁力切換え部5としてのレバーを以て回転させることで吸磁力のON/OFFを切換えるように構成されている。なお、磁力固定部材3の配設数や配設位置、さらには永久磁石4の大きさやその吸磁力を、太陽電池モジュールSの配設施工における一定の基準を満たすように調整するとよい。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態においては、太陽電池モジュールSを、磁力固定部材3の吸磁力をOFF状態としたまま、構造体配設面となる南向き傾斜屋根R上に運び上げ、前記構造体配設面の所望の位置に前記太陽電池モジュールSを載置して位置合わせを行なう。そして、位置合わせが完了したら、太陽電池モジュールSの磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作し、吸磁力をON状態として、構造体配設面の強磁性体部材1、すなわち、本実施形態においては屋根材としての薄鋼板Pに吸着させる。
このように、本実施の形態によれば、前記構造体配設面に配設された強磁性体部材を家屋Hの屋根材として配設された薄鋼板自体とすることにより、磁力固定部材3の永久磁石4を直接吸着させることができる。
次に、第2実施形態として、図3に示すように、構造体としての太陽電池モジュールSを、構造体配設面となる平屋根R(屋上を含む)に架台7を介して配設する場合の取付け構造を示す。
本実施の形態において、構造体の構造体配設面となる家屋Hの平屋根Rは、第1実施形態と同様の公知の構成とする。
また、各太陽電池モジュールSは、第1実施形態と同様の公知の構成とされ、太陽電池モジュールSを支承する架台7の上部に配設されおり、前記架台7のモジュール取付け面に対向する面には、前記磁力固定部材3が複数個配設されている。
前記架台7は、太陽電池モジュールSを固定するモジュール取付け面7a、太陽電池モジュールSの荷重を支える支柱7b、ステー7c、基礎梁7dから構成されており、本実施形態においては、薄鋼材により組み立て形成されている。モジュール取付け面7aは、太陽から多くの光エネルギーを得るため、太陽電池モジュールSを傾斜させて取付けられるように、10度〜30度の傾斜角度の傾斜面とされている。また、太陽電池モジュールの構造体配設面となる平屋根Rに対向する架台7の下面には、第1実施形態と同様の構成の磁力固定部材3が複数個配設されている。
次に、本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態においては、磁力固定部材3の吸磁力をOFF状態とした太陽電池モジュールSと、架台7とを、構造体配設面となる平屋根R上に運び上げ、先ずは、平屋根Rの所望の位置に前記架台7を配置する。架台7は、磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作し、吸磁力をON状態として、構造体配設面の強磁性体部材に吸着させることで固定させる。この時、前記モジュール取付け面7aを南側へ指向させるとよい。
次に、各架台7のモジュール取付け面上に太陽電池モジュールSを載置し、その磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作して、吸磁力をON状態として、太陽電池モジュールSを鋼材からなる架台7のモジュール取付け面7aに吸着させ、固定させる。
このように、本実施の形態によれば、前記構造体配設面に配設された強磁性体部材として家屋Hの屋根材として配設された薄鋼板自体を用いることにより、施工時に、架台7の磁力固定部材3の吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させれば、簡単に架台7を固定配置することができる。また、各架台7のモジュール取付け面7aに対する太陽電池モジュールSの固定も、太陽電池モジュールSの磁力固定部材3の吸磁力をON状態として、モジュール取付け面に吸着させれば、簡単に固定させることができる。
そして、太陽電池モジュールSのメンテナンスや交換等の作業時に、太陽電池モジュールSに配設された磁力固定部材3の吸磁力をOFF状態とすることで、架台7を前記構造体配設面の所望の位置に残したまま、太陽電池モジュールSのみを架台7から取り外してメンテナンスや交換等の作業を行うことができる。その際、太陽電池モジュールSの取り外し作業は磁力固定部材3の吸磁力のOFF操作のみであって極めて簡単である。また、太陽電池モジュールSと架台7とを分離することで、搬入・搬出する部材を軽量化、小型化することができ、作業性も効率化できるとともに、作業の安全性も向上させることが可能となる。
また、架台7を介して太陽電池モジュールSを配設する構成は、太陽電池モジュールSの下面と屋根Rの上面との間に十分な間隙が必然的に形成されるため、雨水等の水捌けは良好となる。その反面、その間隙に吹き込む風の煽り力等を考慮した強度構造とする必要がある。
次に、第3実施形態として、図4に示すように、構造体としての太陽電池モジュールSを、既に瓦やコロニアルなどの屋根材Kが設置された傾斜屋根R(屋上を含む)に架台7を介して配設する場合の取付け構造を示す。
本実施形態において、構造体の構造体配設面となる家屋Hの傾斜屋根Rは、第1実施形態と同様の公知の構成とする。
また、各太陽電池モジュールSは、第1実施形態と同様の公知の構成とされ、太陽電池モジュールSを支承する架台7の上部に配設されおり、前記架台7のモジュール取付け面7aに対向する面には、前記磁力固定部材3が複数個配設されている。
前記架台7は、太陽電池モジュールSを固定するために十分な面積を有するモジュール取付け面7aを上面に備えた平板状に構成されており、本実施形態においては、強磁性体部材である薄鋼材により板金加工形成されている。また、太陽電池モジュールSの構造体配設面となる傾斜屋根Rに対向する架台7の下面には、第1実施形態と同様の構成の磁力固定部材3が複数個配設されている。太陽電池モジュールSを配設する場合、前記磁力固定部材3の対向位置に設置されている瓦やコロニアルからなる屋根材Kを適当な枚数取り除き、取り除いた領域には、周囲の屋根材Kと同程度の厚みを有する高さ調整材Dを置き、この高さ調整材Dの上隣の屋根材Kの下面から当該高さ調整材Dの上面及び当該高さ調整材Dの下隣の屋根材Kの上面までに亘って前記薄鋼板Pを予め敷いておく。
この薄鋼板Pの上に、太陽電池モジュールS用の架台7の下部に磁力固定部材3を設置し、薄鋼板Pと架台7とを磁力固定部材3を介して固定する。この場合、高さ調整材Dとして強磁性体部材を用いると、薄鋼板Pと高さ調整材Dとが磁力固定部材3の磁力によって強力に接するのでより望ましい。この場合、架台7の下部に取り付けた磁力固定部材3の永久磁石4を薄鋼板P単独または、薄鋼板Pを介して高さ調整材Dに吸着させることができる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態においては、磁力固定部材3の吸磁力をOFF状態とした太陽電池モジュールSと、架台7とを、構造体配設面となる傾斜屋根R上に運び上げ、先ずは、傾斜屋根Rの薄鋼板Pと高さ調整材Dとが設置されている位置に前記架台7を配置する。架台7は、磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作し、吸磁力をON状態として、構造体配設面の強磁性体部材である薄鋼板P並びに高さ調整材Dに吸着させることによって固定させる。この時、前記モジュール取付け面7aを南側へ指向させるとよい。
次に、各架台7のモジュール取付け面7a上に太陽電池モジュールSを載置し、その磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作して、吸磁力をON状態として、太陽電池モジュールSを鋼材からなる架台7のモジュール取付け面7aに吸着させて、固定させる。
このように、本実施形態によれば、既に設置された屋根材Kを数個取り除き、屋根材Kを取り除いた跡に、高さ調整材Dを置いて、周辺の屋根材Kの高さをあわせる。その後当該高さ調整材Dの上に、薄鋼板Pを敷く。具体的には薄鋼板Pは、屋根材Kを取り除いた上隣にある屋根材Kの下を這うように設置し、屋根材Kを取り除いた下隣にある屋根材Kの上に覆うように設置する。このように薄鋼板Pを設置することにより雨水などの水漏れを防ぐことができる。このようにして予め屋根を施工しておく。次に、架台7の下部にある磁力固定部材3に配設された吸磁力切換え部5を操作して、吸磁力をON状態として、架台7を薄鋼板Pに簡単に固定配置できる。この場合、高さ調整材Dが強磁性体の場合、高さ調整材Dと一緒に強力に固定配置できる。図4においては、架台7の下部に取り付けた磁力固定部材3は直方体であるが、L字形としてもよく、形状は適宜決めればよい。
また、各架台7のモジュール取付け面7aに対する太陽電池モジュールSの固定も、太陽電池モジュールSの磁力固定部材3の吸磁力をON状態として、モジュール取付け面Sに吸着させれば、簡単に固定させることができる。
そして、太陽電池モジュールSのメンテナンスや交換等の作業時に、太陽電池モジュールSに配設された磁力固定部材3の吸磁力をOFF状態とすることで、架台7を前記構造体配設面の所望の位置に残したまま、太陽電池モジュールSのみを架台7から取り外してメンテナンスや交換等の作業を行うことができる。その際、太陽電池モジュールSの取り外し作業は磁力固定部材3の吸磁力のOFF操作のみであって極めて簡単である。また、太陽電池モジュールSと架台7とを分離することで、搬入・搬出する部材を軽量化、小型化することができ、作業性も効率化できるとともに、作業の安全性も向上させることが可能となる。
また、架台7を介して太陽電池モジュールSを配設する構成は、太陽電池モジュールSの下面と屋根Rの上面との間に十分な間隙が必然的に形成されるため、雨水等の水捌けは良好となる。その反面、その間隙に吹き込む風の煽り力等を考慮した強度構造とする必要がある。
なお、本実施例においては、架台7を省いて太陽電池モジュールSを直接薄鋼板P上の固定するようにしてもよい。
なお、本発明は前記実施の形態のみに限定されるものではなく、必要に応じて変更することができる。
例えば、第2実施形態並びに第3実施形態においては、架台7に対する太陽電池モジュールSの固定も、永久磁石4の吸磁力を用いて行っているが、太陽電池モジュールSの架台7に対する固定方法は、これに限るものではなく、例えば、ボルトネジを用いた螺着等であってもよい。その場合には、屋根Rや屋上等での高所作業を短時間且つ安全に行うべく、地上において予め太陽電池モジュールSと架台7とを固定させておくことが望ましい。また、架台7を鋼材等の強磁性体により構成しない場合には、モジュール取付け面に、強磁性体部材を配設すればよい。この強磁性体部材としては、例えば、永久磁石4や鋼板等を用いることができる。
また、第2実施形態においては、家屋Hの平屋根R部分を太陽電池モジュールSの構造体配設面として、架台7を介した太陽電池モジュールSの取付け構造を説明したが、傾斜屋根Rに、傾斜面とされたモジュール取付け面を有する架台7を介して、太陽電池モジュールSを配設してもよい。さらには、架台7のモジュール取付け面は傾斜面ではなく、平面であってもよい。
さらに、各実施の形態においては、構造体2の一例として太陽電池モジュールSを用いて説明したが、構造体2はこの太陽電池モジュールSに限るものではなく、例えば、植栽用のコンテナパレットCであってもよいことは前述の通りである。図5には、構造体2としての植栽用のコンテナパレットCを強磁性体部材としての薄鋼板Pからなる屋根R上に固定する場合を示す。このように、構造体として、太陽電池モジュールSあるいは植栽用コンテナパレットCを採用すれば、簡便な施工により、安価に省エネやエコ生活を実現することが可能になる。
またさらに、前述の実施の形態のように家屋Hの屋根材自体を強磁性体部材としての鋼板としなくても、家屋Hの屋根材上面に永久磁石を両面テープ等により固着しておき、この永久磁石を介して、構造体2を固定配置するようにしてもよい。勿論、強磁性体部材としての鋼板からなる屋根材上面に永久磁石を吸磁力や両面テープ等により固着しておき、この永久磁石を介して、構造体2を固定配置するようにしてもよい。
1 強磁性体部材
2 構造体
2a 下面
3 磁力固定部材
4 永久磁石
5 吸磁力切換え部(レバー)
7 架台
7a モジュール取付け面
7b 支柱
7c ステー
7d 基礎梁
D 高さ調整材
H 家屋
K 屋根材
P 薄鋼板
R 屋根
S 太陽電池モジュール
2 構造体
2a 下面
3 磁力固定部材
4 永久磁石
5 吸磁力切換え部(レバー)
7 架台
7a モジュール取付け面
7b 支柱
7c ステー
7d 基礎梁
D 高さ調整材
H 家屋
K 屋根材
P 薄鋼板
R 屋根
S 太陽電池モジュール
Claims (7)
- 構造体に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として、構造体配設面の強磁性体部材に吸着させることにより、前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体が固定配置されていることを特徴とする構造体の取付け構造。
- 構造体を支承する架台に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として構造体配設面の強磁性体部材に吸着させることにより、前記構造体配設面の所望の位置に前記構造体が固定配置されていることを特徴とする構造体の取付け構造。
- 構造体に配設され、吸磁力のON/OFFを切換え可能とされた磁力固定部材を、その吸磁力をON状態として前記架台に配設された強磁性体部材に吸着させることを特徴とする請求項2記載の構造体の取付け構造。
- 前記構造体配設面に配設された強磁性体部材は家屋の屋根材として配設された薄鋼板である請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造体の取付け機構。
- 前記構造体配設面に配設された強磁性体部材は家屋の屋根材として配設された薄鋼板と薄鋼板の下に配設された高さ調整材とからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造体の取付け機構。
- 前記磁力固定部材は、吸磁力を有する永久磁石と、前記永久磁石による吸磁力のON/OFF切換え可能な吸磁力切換え部とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の構造体の取付け構造。
- 前記構造体は、太陽電池モジュールあるいは植栽用コンテナパレットであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構造体の取付け構造。
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JP2012154160A (ja) * | 2011-01-27 | 2012-08-16 | Shigeki Shibano | 屋根設置式太陽光利用装置 |
WO2013026944A1 (es) * | 2011-08-23 | 2013-02-28 | Antonio Galan Martin | Dispositivo de fijación de soportes de laminados fotovoltaicos sobre cubiertas de edificios |
WO2013125391A1 (ja) * | 2012-02-25 | 2013-08-29 | 株式会社イーエイチエル | 構造体の取付け構造 |
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2010
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