JP2011193072A - 無線通信システム及び方法、基地局装置 - Google Patents

無線通信システム及び方法、基地局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011193072A
JP2011193072A JP2010055419A JP2010055419A JP2011193072A JP 2011193072 A JP2011193072 A JP 2011193072A JP 2010055419 A JP2010055419 A JP 2010055419A JP 2010055419 A JP2010055419 A JP 2010055419A JP 2011193072 A JP2011193072 A JP 2011193072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
base station
cell
signal
wireless communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010055419A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5259639B2 (ja
Inventor
Mikio Kuwabara
幹夫 桑原
Hajime Kanzaki
元 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2010055419A priority Critical patent/JP5259639B2/ja
Priority to US13/021,030 priority patent/US8515483B2/en
Publication of JP2011193072A publication Critical patent/JP2011193072A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5259639B2 publication Critical patent/JP5259639B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W16/00Network planning, e.g. coverage or traffic planning tools; Network deployment, e.g. resource partitioning or cells structures
    • H04W16/24Cell structures
    • H04W16/30Special cell shapes, e.g. doughnuts or ring cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】多アンテナ基地局からなるセルラ無線通信システムで、送信ダイバーシチで同時送信しているのは多数のアンテナのうち2本だけであり、アンテナの利用効率が低下していた。セル境界に送信する送信ダイバーシチの空きアンテナを使い、セル中心にある端末にセル境界の端末に干渉を与えないように信号を送信する。
【解決手段】セル境界とセル中心の2つの端末をペアーにして同時に信号を送信する。セル境界に向けた信号とセル中心に向けた信号の送信電力は大きく異なる。その結果セル中心に向けた信号による干渉は、セル境界の端末にとっては全く問題がないレベルにまで調整される。セル境界の端末には、セル中心への信号送信による干渉の影響は見えず、必ずしも4本のアンテナを稼働する必要はない。
【選択図】 図10

Description

本発明は、無線通信システム及び方法、基地局装置に係り、セルラ無線通信システムにおいて、特に、アンテナリッチな基地局におけるダイバーシチ送信又はチャネルの割当て等を行うための無線通信システム及び方法、基地局装置に関する。
1.セルラ通信
移動体無線通信では、面として広がるサービスエリア内で通信するため、セルラ方式が一般的である。セルラ方式では、複数の基地局をサービスエリア内に点在させ、各基地局がカバーするエリア(端末が通信可能なエリア)をつなぎ合わせることで、面的なカバーエリアを実現する。各基地局は、自局を認識させるためのリファレンス信号を送信する。リファレンス信号は、送信する信号系列、あるいは送信する時間、あるいは周波数、あるいは信号系列と時間と周波数の組合せにおいて、その地域においてユニークとなるように設計されている。端末は、各基地局が送信するユニークなリファレンス信号を受信し、それぞれの強度を測定して比較することで、自局と隣接する複数の基地局との無線状態を把握する。こうした無線状態の測定結果は、より信号強度が強く、良好な受信状態となる(おそらく最も伝搬距離も短い)基地局を探すために利用されている。最も良好な受信状態となる基地局が、現在接続している基地局から隣接する他の基地局に変わったと判断したときには、より良好な受信状態が期待できる基地局に接続を切り替えるハンドオーバを実施することで、セルラ通信を実現する。
2.無線通信システム
図1に、無線通信システムの構成図を示す。
セルラ通信の概念を、図1を使って再度説明する。図1に示すように、このシステムには、複数の基地局20、21、22が存在する。端末1は、基地局20と無線通信を行っている。各基地局20、21、22はネットワーク装置50と接続することによって、有線の通信路が確保されている。複数の基地局20、21、22と接続するネットワーク装置50は、パケットスイッチ装置40を介してIP接続されている。図では端末1は、最も距離が近く良好な信号を受信できる基地局20と通信している。各基地局20、21、22は、独自の識別信号であるリファレンス信号をそれぞれが送信している。端末1は各基地局が送信するリファレンス信号を受信して、その受信強度を測定する。端末1は、リファレンス信号の受信強度が最も強い基地局が最も距離が近い基地局であると判定する。図には、基地局20に関して、下り回線の信号(基地局から端末への通信)30と、上り回線の信号(端末から基地局への通信)31が記載されている。基地局20は下り信号30を、基地局21は下り信号32を、基地局22は下り信号33を、それぞれ送信している。各信号は同じ周波数、同じ時間に信号を送信しているため、下り信号30、32、33は互いに干渉する可能性がある。セル境界に位置する端末1は、基地局20より希望信号30を受信するが、同時に他局から干渉波32、33を受信してしまい、その影響も受けることとなる。希望信号電力に対する干渉電力と雑音電力の比は、SINR(Signal Interference and Noise Power Ratio)と呼ばれる。セル境界では、他セルからの干渉が強くなり、分母の支配項となるため、SINRが劣化し、高いスループットでの情報伝達が困難となる。
3GPP TS36.912, 7.1 Downlink spatial multiplexing IEEE802.16m SDD, 11.8 Downlink MIMO Transmission Scheme
従来技術で紹介したように、OFDMAを用いたセルラ通信においては、論理的なサブキャリヤの並びを、物理的なリソースに割り当てる際に、パーミュテーション操作を行い、分散させて配置する方法が知られている。分散配置された構造をディストリビューテッドとも呼ぶ。他方、論理リソースと物理リソースを一致させ、連続するリソースを1つの端末が使うようにする配置も考えられており、ローカライズとも呼ばれている。ディストリビューテッドは周波数ダイバーシチ効果から安定した回線品質を提供しやすい。そのため、例えばQoSで安定した接続を要求された場合など、例えばVoIP(Voice over IP)等のサービス提供に利用されると考えられる。他方、ローカライズは、その時点の、その周波数の利用効率が最大化されるようにリソース割当てを行いやすいことから、ベストエフォートサービス等への利用が期待される。
現在、IMT−Advancedとして、IEEE802.16mやLTE−Advanced等の無線通信方式が標準化で議論されているが、ここでの議論では、より高い効率化を得るために、基地局において最大8本ものアンテナを利用することが検討されている。これまで、MIMO(Multi−Input Multi−Output)として4本のアンテナが定義されていたが、それ以上にアンテナ数が多くなってきている。また、端末も最大4本のアンテナを持つシステムが提案されている。
こうしたアンテナリッチなシステムでは、複数のアンテナを分解することで、より高い周波数利用効率を得られる可能性がある。例えば、セル境界の端末に対してレートが低い、例えばVoIPなどの通信を供給する際に、ダイバーシチ効果が必要なためにTDを用いて送信するケースが考えられるが、VoIPには、大きなパケットサイズは必要ではない。但し安定した通信が必要である。こうした場合に、例えば基地局の4本のアンテナを使っても、先に説明した通りで、TDで同時送信しているのは4本のアンテナのうち、2本だけであり、必ずしも効果的な送信方法とは言えなかった。また、アンテナの本数が増加するにしたがって、アンテナの利用効率が低下する場合があった。
本発明は、上記課題に鑑み、セル境界に送信する送信ダイバーシチの空きアンテナを使い、セル中心にある端末にセル境界の端末に干渉を与えないように信号を送信することを目的とする。また、本発明は、周波数利用効率を向上させることを目的とする。
本発明の第1の解決手段によると、
複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信システムであって、
複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する基地局装置
を備えた無線通信システムが提供される。
本発明の第2の解決手段によると、
複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信方法であって、
上記基地局装置が、
複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する
ようにした無線通信方法が提供される。
本発明の第3の解決手段によると、
複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信システムにおける基地局装置であって、
複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力又は送信電力を定める電力制御値を求めるプロセッサと、
上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記プロセッサから与えられた送信電力又は電力制御値に基づいて上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する送信信号処理部と
を備えた基地局装置が提供される。
本発明によれば、アンテナリッチなシステムにおいて、高いダイバーシチ効果を維持して、セル境界の端末に信号送信をしながら、セル中心の端末に対しても同時に余剰なアンテナを使って信号送信を行うことができる。例えばVoIP端末がセルの中心と境界にある時に、同一のリソースを使って、同時に信号を送信することができる。また、本発明によれば、その結果、周波数利用効率を向上させることができる。
無線通信システムの構成図。 関連技術の送信信号処理部の構成図。 関連技術のレイヤマッパの仕様についての説明図。 関連技術のレイヤマッパの信号処理(SM用)についての説明図。 関連技術のレイヤマッパの信号処理(TD用)についての説明図。 関連技術のTD向けプリコーダの演算についての説明図。 関連技術のTD向けプリコーダのアンテナポート出力についての説明図。 伝搬路が端末毎によって異なる伝搬路の周波数特性を持つことを説明する図。 本実施の形態のレイヤマッパの仕様についての説明図。 本実施の形態の端末1、端末2の基地局に対する位置等を示す図。 本実施の形態の端末毎のプリコーダのアンテナポート出力についての説明図。 本実施の形態のプリコーダの演算(端末1用)についての説明図。 本実施の形態のベースバンド部の構成図。 本実施の形態のRRH部の構成図。 LTEのパイロット配置図(アンテナポート0用)。 LTEのパイロット配置図(アンテナポート1用)。 LTEのパイロット配置図(アンテナポート2用)。 LTEのパイロット配置図(アンテナポート3用)。 端末1に具備される干渉除去の構成図。 本実施の形態の送信信号処理部4000の構成図。 基地局内のCPUあるいはDSPが実行するペアリング及び送信電力制御についてのフローチャート。
1.関連技術

図2に、関連技術の送信信号処理部の構成図を示す。この図は、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)で議論されているLTE(Long Term Evolution)の送信信号処理部3000を示している。図2では、2つのコードワードを入力とし、4つのアンテナから信号を送信する送信信号処理部を例として挙げている。まず、変調マッパ部3001は、入力されるコードワードを変調信号に変換する。変調信号とは、例えばQPSK、16QAM、64QAMのようにIQ信号平面上にコンスタレーションを持つ信号を示す。変換され生成された変調信号はレイヤマッパ部3002に入力される。レイヤマッパ部3002は、順に並んだ変調信号を、その順にしたがって複数のレイヤに分配する。
図3に、関連技術のレイヤマッパの仕様についての説明図を示す。この図には、レイヤマッピングの種類として、上記のLTEで、アンテナを4本使用する場合のマッピングの種類を示す。マッピングには図3にあるように大きく分けて、空間多重伝送(SM:Spatial Multiplex)と送信ダイバーシチ伝送(TD:Transmission Diversity)がある。SMでは、1台の端末(MS1)に4つのレイヤ全てを割り当てる方法と、2台の端末(MS1,MS2)にそれぞれ2つのレイヤを割当て、合計として4つのレイヤ全てを割り当てる2つの方法を挙げている。また、TDでは、1台の端末(MS1)に4つのレイヤ全てを割り当てる方法を記載した。SMとTDの対比として、TDでも4つのレイヤを2分して、2台の端末(MS1,MS2)にそれぞれ2レイヤずつ割り当てる方法を類推することができるが、送信ダイバーシチTDでは、4つのアンテナを1台の端末が使いきることが決められている。これは、他の端末への送信が等レベルの干渉として見えるために通信品質が劣化し、通信ができなくなるためである。このように従来技術においては、TDにおいて、2台の端末に同一の周波数リソースを割り当てることはできなかった。
図4に、マッピングの具体的な例として、LTEの空間多重伝送(SM)時のレイヤマッピングの例を示す。ハッチの掛った第1行の「2コードワード、4レイヤ」(2コードワードから4レイヤを生成する場合)を例に説明する。第1行は、2コードワードを4つのレイヤに分配する場合のマッピングルールが示されている。ここで、例えば、d(0)(i)はコードワード0のi番目のデータ、x(0)(i)はレイヤ0のi番目のデータを表す。入力信号dは2つのコードワード(0)と(1)をもつ。それぞれのコードワードから(2i)番目と(2i+1)番目の情報を取り出し、xの4つのレイヤ(0)(1)(2)(3)の(i)番目に配置する。他行に示す他の例(1コードワードから2レイヤを生成する場合等)も、同様に表に示されるルールに従って各レイヤへの信号配置が行われる。
また、図5では、同様に送信ダイバーシチ伝送(TD)時のレイヤマッピングの例を示している。ここで、例えば、d(0)(i)はコードワード0のi番目のデータ、x(0)(i)はレイヤ0のi番目のデータを表す。本例では、1つのコードワードを順に4つのレイヤに分割する。

図2にもどり、送信信号処理部3000の説明を続ける。レイヤマッパ部3002の出力はプリコーダ部3003に入力される。プリコーダ部3003は、入力信号に対して、規定の重みを掛ける操作を行う。規定の重みは、例えば、次のように、送信方式がSMであるか、あるいはTDであるかによって生成方法が異なる。
・SMでは、例えば、コードブックと呼ばれる、予め定められた重みの選択肢を用意しておき、端末がパイロット信号の受信状態を観測して、適切な重みの識別子を基地局にフィードバックする。基地局はフィードバックされた識別子の重みを選択することで適切なアレイ重みを選択する。
・TDでは、例えば、2つのアンテナからAlamouti符号化等で符合化された信号を送信する。そのため、予め定められたアレイ重みを掛けて出力する。
図6に、関連技術のTD向けプリコーダの演算についての説明図を示す。この図は、LTEにおけるTDの重みを示す。ここでxは入力信号を、yはアンテナポートにつながる出力信号を示している。Re{}は複素数の実数部を、Im{}は複素数の虚数部を取り出す関数を示す。iは特定タイミングおよび特定周波数のリソースを示す。TD動作では、4つのアンテナから選択された2アンテナから信号が送信される。例えばリソース4iでは、プリコーダ部の出力であるy(1)(4i)およびy(3)(4i)は0となり、y(0)(4i)とy(2)(4i)だけが値を持つ。すなわちアンテナポート0とアンテナポート2からのみ信号が送信されることとなる。また、タイミング4i+2においては、プリコーダ部の出力であるy(0)(4i+2)およびy(2)(4i+2)は0となり、y(1)(4i+2)とy(3)(4i+2)だけが値を持つ。すなわちアンテナポート1とアンテナポート3からのみ信号が送信されることとなる。
図2に戻り説明を続ける。プリコーダ部3003でアレイ重みが掛けられた信号は、次にリソースエレメントマッパ部3004に入力される。ここでは、先に定義した論理的なリソースiと具体的な周波数、あるいはOFDMシンボル等のシンボル(タイミング)からなるリソース(あるいはリソースエレメント)へのマッピングを行う。例えば、i,i+1,i+2,i+3とシリアルに入力された信号は、OFDMシンボルaの、周波数(サブキャリヤ)a,a+1,a+2,a+3といったようにスケジューラが定めるリソースへの割り付けが行われる。割り付けはアンテナ毎に行われ、図2の場合には4つのアンテナポートへの出力信号が生成される。
図7はTDの場合のリソースエレメント毎の出力の有、無を示す表である。i,i+1,i+2はリソースエレメントの番号を示している。例えばリソースエレメントiではアンテナポート0と2からは出力があるが、アンテナポート1と3からは出力がない。次のリソースエレメントi+1では、逆にアンテナポート1と3からは出力があるが、アンテナポート0と2からは出力がない。この動作は図2の3003で示すプリコーダ部が決めている。
図8は広帯域システムの周波数軸における周波数変動の影響を説明する図である。図で示す曲線2000あるいは曲線2001のように、端末で受信されるリソースには周波数特性が存在する。これは無線伝搬路がマルチパスによるフェージングを受けるためである。そのため、周波数ダイバーシチ効果を得るには、ハッチを掛けたリソース(2002−5と2002−13)のように周波数的に離散したリソースを束ねて1つコードワードを送るようにした方がよい。そのためには、比較的小さいサイズのコードワードであっても、分散したリソースに割り当てることが望ましい。
2.送信動作

第4世代通信では、基地局および端末のアンテナ数が4本以上のものが提案されている。例えば、標準化団体の3GPPで議論されているLTE−AdvancedやIEEEで議論されているIEEE802.16mでは、基地局のアンテナとして最大8本の、端末のアンテナとして4本のアンテナを具備することが議論されている。
本発明及び本実施の形態では、こうした観点のもと、従来から行われてきた送信ダイバーシチ(TD)の方法を見直し、余剰なアンテナを使って、セル境界とセル中心のユーザに、低速のパケットを同時に送信する新しい手段を与える。
図9に、本実施の形態のレイヤマッパの仕様についての説明図を示す。この図は、本実施の形態が開示するTDの例を示すものである。基地局のアンテナ数は4アンテナである。例えば、セル中心に位置する端末MS1は2レイヤのTDを行う。また、セル境界に位置する端末MS2は2レイヤのTDを行う。基地局は同じリソースを使い、2つの端末に対して同時に異なる情報を伝達する。従来でも、マルチユーザMIMO(MU−MIMO)として知られているが、下記の2つのポイントにおいて従来とは異なる。
・第1に、セル境界とセル中心の2つの端末をペアーにして同時に信号を送信する。
・第2に、セル境界に向けた信号とセル中心に向けた信号の送信電力は大きく異なる。その結果セル中心に向けた信号による干渉は、セル境界の端末にとっては全く問題がないレベルにまで調整される。セル境界の端末には、セル中心への信号送信による干渉の影響は見えず、必ずしも4本のアンテナを稼働する必要はない。
図10は、本実施の形態の端末1、端末2の基地局に対する位置等を示す図である。また、図21に、基地局内のCPUあるいはDSP(Digital Signal Processor)が実行するペアリング及び送信電力制御についてのフローチャートを示す。以下に、図10及び図21を用いて、本実施の形態の2つの端末に関する処理について説明する。
まず、2つの端末はいずれも基地局A(20)に接続しているとする。基地局B(21)は干渉源となる隣接の基地局である。2つの端末のうち、端末1は基地局A(20)の付近、すなわちセル中心に位置する。また端末2は基地局A及び基地局B間の境界、すなわちセル境界に位置する。基地局AおよびBはそれぞれが固有のパイロット信号を送信している。端末1および2は基地局AおよびBが送信するパイロット信号を受信して、その受信レベルを測定している。すなわち、現在接続中である基地局A(20)からの信号レベル、および基地局Bからの干渉レベルを測定している。端末1及び2は、2つの測定結果からSINRを計算する(61、62)。なお、ここでは、SINRを例として説明するが、これに限らず適宜のフィードバック情報又はチャネル状態を示す情報を用いることができる。
各端末は計算したSINRを基地局A(20)に報告し、基地局A(20)はそれを受信する(S101)。基地局A(20)は、端末から報告されたSINRから、端末の位置を推定し、セル中心か、セル境界かを判別する(S103)。望ましい実施の形態としては、SINRの報告値を、基地局において予め定められた第1の閾値と比較し、閾値よりも報告されるSINRが高い端末はセル中心にあると判定する。また、予め定められた第2の閾値と比較し、閾値よりも報告されるSINRが低い端末はセル境界にあると判断する。また、SINRが、第1の閾値と第2の閾値の間の場合は、それら以外と分類することができる。これらの閾値は、基地局がメモリ等に予め設定しておくことができる。一例として、SINRが20dB以上の端末はセル中心とみなし、SINRが0dB以下の端末はセル境界とみなす。これらの判定は、基地局装置内にあるCPUあるいはDSPにて実施される。
こうしてセル中心、セル境界、あるいはそれ以外と分類された端末に対してペアーを作る作業を行う(S105)。ペアーはまず、セル境界へのTDによる端末が存在するかの判断から開始する。TDによりセル境界の端末への送信がある場合、該当するセル境界の端末が報告するSINRをチェックする。SINRをチェックした結果、さらに、予め定められた第3の閾値よりも高い場合に、ペアリングが可能であると判断することができる。そのため、セル中心の端末グループを検索し、例えば送信するバッファ量が小さい端末を検索する。検索された端末が、先のセル境界への端末とのペアーによる伝送が可能かを確認する。例えば検索された端末が、「QoSの要求から該当するリソースでは十分でない」と判定された場合は、検索された端末とのペアリングをあきらめ、別の端末を検索することができる。このようにして、適切なペアーを探していく。このペアリングの決定も、基地局装置内のCPUあるいはDSPにて実施される。
なお、例えば、第1の閾値の方が第2の閾値より高く、第2の閾値の方が第3の閾値より高いように、各閾値を予め設定することができる。また、第1の閾値と第2の閾値との2つの閾値を設けないで、ひとつの閾値のみを設けるようにしてもよい。その場合、その閾値よりSINRが高い端末はセル中心にあると判定し、一方、その閾値よりSINRが低い端末は、セル境界にあると判定することができる。
本発明の第1の実施の形態からなる基地局は、セル境界とみなされた端末2からのSINRの報告を使って、端末1に送信する際の送信電力(又は送信電力を定めるための電力制御値P)を決定する(S107)。端末1への送信電力は、端末2への送信電力を基準電力とすると、端末2から報告されたSINRから予測できる隣接基地局からの干渉レベルよりも低い電力とする。この送信電力又は電力制御値Pの決定も、基地局装置内のCPUあるいはDSPにて実施される。
例えば、端末2からのSINRの報告値が0dBだったとする。すると、基地局A(20)は端末1への送信電力を、端末2に信号を送信する際の基準電力に比べて十分に低い、例えば−5dBに決定する。具体的には、基地局A(20)は、端末2への信号送信がアンテナ当り5Wであったとすると、端末1への信号送信は、5dB低い、1.7Wで送信する。すると、端末2では、基地局A(20)が端末1に向けて1.7Wで送信した信号の受信レベルは、周囲の基地局から受信される干渉レベルよりも十分に低い値となる(62)。したがって、基地局Aの端末1への信号送信は、端末2への無線伝送に殆ど影響を与えない。他方、端末1では、アンテナ4本で信号を受信する。端末1は基地局A(20)に近く、また基地局B(21)から離れているため、各基地局の各アンテナが送信しているパイロット信号を高い品質で受信することができる。その結果高い推定精度において伝搬路の推定が可能である。結果、基地局A(20)が端末2に向けて送信している干渉波を高いレベルで除去することができる。したがって端末1は、干渉が除去することによって低スループットでの信号受信が可能である。端末1は基地局に近いため、上りの信号送信においても低い送信電力で十分に通信を確保することができる。したがって、4本のアンテナを稼働して受信しても消費電力としてはセル境界の端末に比べて余裕がある。他方、セル境界の端末は、高い電力で信号を送信しないと上りの通信路を確保することができない。そのため、下り信号を受信する際には、できるだけアンテナ数を減らした受信方法が適当であろう。本実施の形態では、セル境界の端末は2アンテナ受信でも十分なダイバーシチ効果を得ることができる。従って消費電力の面でも本発明及び本実施の形態は格別の効果がある。
図11は、本実施の形態の端末毎のプリコーダのアンテナポート出力の説明図である。この図は、リソースエレメント毎の出力の有、無を示す表である。i,i+1,i+2,・・・はリソースエレメントの番号を示している。複数のアンテナから送信される複数の端末向けのデータ信号は、各リソースエレメント毎にアンテナポートが端末毎に排他的になるように予め定められた手順に基づいて情報の割り付けを行う。例えば、端末2(MS2)については、リソースエレメントiではアンテナポート0と2からは出力があるが、アンテナポート1と3からは出力がない。端末1(MS1)については、同じリソースエレメントiではアンテナポート1と3からは出力があるが、アンテナポート0と2からは出力がない。この動作は図20の4003で示すプリコーダ部が決めている。
図12に、本実施の形態のプリコーダの演算(端末1用)についての説明図を示す。LTEなどの関連技術では、TDを行う際には、図5に示すように1つコードワードを4つのレイヤに分配し、図6、7に示すような4つのアンテナからリソース毎に2本のアンテナを選択して信号を送信する方法しかなかった。しかしながら本発明及び本実施の形態の基地局では、端末2に対しては図6に示す重みによって信号にプリコーデングを掛け、また、端末1に対しては図12に示す重みによって信号にプリコーデングを掛けて信号を送信することで、2つの端末に同時に同一のリソースを使ったTD送信が可能となる。
3.装置

図20に、本実施の形態の送信信号処理部4000を示す。図20で、2つのコードワードは、それぞれ端末1および端末2に向けたものである。各コードワードは変調マッパ4001−1あるいは4001−2に入力される。変調マッパ部4001は、入力されるコードワードを変調信号に変換する。変調信号とは、例えばQPSK、16QAM、64QAMのようにIQ信号平面上にコンスタレーションを持つ信号を示す。変換され生成された変調信号はレイヤマッパ部4002に入力される。レイヤマッパ部では図5に示す1コードワードから4レイヤの分配をそれぞれのコードワードについて行う。次にプリコーダ部4003では端末1に向けたデータに対しては図12の重み積算演算を、端末2に向けたデータに対しては図6の重み積算演算を行う。この時、図20にもあるように、プリコーダ部には入力Pがあり、端末1に向けたデータに対して、図12に示す通り、入力Pによる信号電力の制御が行われる。なお、図12では、1/√Pを乗算しているが、これに限らず1/P等の適宜の演算としてもよい。続く加算部4004では、それぞれのコードワード毎に作成された変調信号がアンテナ毎、リソース毎に加算される。加算された信号は次のリソースエレメントマッパ部4005に入力される。リソースエレメントマッパ部4005は、関連技術と同様に、論理的なリソースを、物理的なリソースへとマッピングする。リソースマッパ部では、後に説明する図13のRSG(Reference Signal Generator)部(516)が生成したリファレンス信号や、CCHMOD(Control Channel Modulation)部(515)を経由して生成された制御チャネルの情報も物理的なリソースにマッピングする。
つぎに、入力(電力制御値)Pの求め方について説明する。電力制御値Pは、基地局装置内のCPUあるいはDSPにて決定される。基地局は、端末2からのチャネル状態(SINR等)のフィードバックを受信する。フィードバック情報は制御情報として端末から基地局に通知される。基地局はSINRが予め設定されている第3の閾値と比較し、報告値が閾値よりも高い場合には、報告されたSINRを元にPを決定する。例えばSINRが−1dBだったとする。基地局のスケジューラは基準電力に対し、−1dB−THの出力となるように、プリコーダ部4003の電力制御値Pを定める。ここでTHは、基地局内に格納された予め定められた値である。
なお、DSPは電力制御値Pの代わりに送信電力を直接求めて、それを送信信号処理部4000に指示するようにしてもよい。

このように、本実施の形態の開示する新しい手順では、従来では端末2にしか信号送信できなかったところに、同じリソースを使って端末1に低速度の通信を実施することができようになる。よって、特にVoIPや機械と機械間の通信など、小さいパケットを継続的に送信する場合などに、利用することができる。よって課題は解決される。
図13は、本実施の形態の基地局ベースバンド部の構成例を示した図である。本図の中には、先に説明した送信信号処理部4000が含まれている。また、図14にRF(Radio Frequency)部(RRH:Remote Radio Head)の構成図を示してある。ベースバンド部とRF部はCPRIインターフェース(Common Public Radio Interface)にて接続される。本実施の形態はFDD(Frequency Division Duplex)を想定して説明する。
図14において、複数のアンテナ(601)が受信した信号はデプレクサ部(602)で上り信号(端末から基地局に送信された受信信号)と下り信号(基地局から端末に向けて送信する信号)に分離される。上り信号はRX部(603)に送られる。RX部(603)では信号増幅、周波数変換、デジタル化などの信号処理を行い、CPRIインターフェース部(607)に送られる。CPRIインターフェース部(607)では、CPRIのフォーマットに変換され、図でPort0と示されたベースバンド部に信号が送られる。
図13において、RF部が受信した信号は、図面左から入力され、CPRIインターフェース部(501)にてIQ16ビット、複数アンテナの信号に置き換えられる。変換された信号はCPE(CP Extraction)部(502)にてアンテナ毎にCP(サイクリックプリフィックス:Cyclic Prefix)が取り除かれる。CPはOFDM信号の遅延波耐性を向上させるために挿入された冗長信号である。CPが取り除かれた信号はFFT(Fast Fourier Transform)部(503)にて周波数領域の情報に変換される。周波数領域に変換された情報は、SSP(Spatial Signal Processing)部(504)にて、デジタルビームフォームされ、アンテナエレメントの情報からビームエレメントの情報に加工される。ここでいつアンテナエレメントの情報とは、各アンテナが受信したアンテナ毎の分解能をもつ情報を指す。またビームエレメントとは、アレイ重みが掛けられ、複数のアンテナで受信した信号を加工した結果えられたビームスペースに乗った情報を指す。ビームエレメントに加工された情報は、DMX(Demultiplexing)部(505)にて、OFDMシンボル、サブキャリヤの分解能にてリソースエレメントに分解される。これをデマッピングと呼ぶ。デマッピングされた情報には、リファレンス信号が含まれる。リファレンス信号はCE(Channel Estimation)部(506)に送られ、伝搬路推定に利用される。またCE部では、リファレンス信号を用い、隣接する基地局に接続する端末からの干渉波の推定等も行うことができる。推定された伝搬路は、送信データの検波に利用される。さらには、伝搬路推定結果の時間軸での変化を検知し、移動体のモビリティすなわち移動速度を推定する。あるいは端末から報告される送信電力に関連する報告値から伝搬損を推定する。推定された移動速度や伝搬損はDSPに取り込まれ、下り回線のモード遷移に利用される。送信データには、ユーザデータと制御用のデータが含まれる。制御用のデータはDEM(Demodulation)部(510)にて検波とデコード処理が行われてDSP部(509)に渡される。ユーザデータは推定された伝搬路を用いてMLD(Maximum Likelyhood Detection)部(507)でMLD処理が行われる。その結果得られたLLR(Log Likelyhood Ratio)を用いてDEC(Decoding)部(508)にてデコード処理が行われ、得られた復号結果はDSP部(509)に渡される。DSP部ではCE部(506)で行われたチャネル推定結果、制御データのデコード結果、ユーザデータのデコード結果などを収集し、ユーザデータはネットワークインターフェースを通じてネットワークに送信する。チャネル推定結果、制御情報などはメモリ(511)に蓄積され、DSP内に構築されたパケットスケジューラの制御に利用する。端末が推定した下り回線の信号品質(SINR等)は制御チャネルとして基地局では受信処理される。制御情報はDSP(509)にてメモリ(511)に蓄積される。
図13で、ネットワークから送信されてきた下りの信号は、DSP部(509)のメモリ(511)に一旦蓄積され、DSP部(509)に内蔵されるスケジューラが、送信タイミング、送信ビーム、送信リソースブロック、変調方式、更には端末のセル中心/セル境界の決定、本実施の形態が開示するところのセル中心とセル境界の端末のペアリングを決定する。その決定にしたがって送信信号に加工される。まず、メモリ(511)にあったユーザデータは送信信号処理部4000に入力され、図20で説明した送信信号が生成される。RSG(Reference Signal Generator)部(516)は、リファレンス信号(あるいはパイロット信号)を生成する。CCHCC(Control Channel Channel Coding)部(514)はDSP(509)が生成した制御情報をコーディングするブロックであり、CCHMOD部(515)は上記コーディングされた制御情報を変調するブロックである。送信信号処理部4000は、RSG部(516)やCCHMOD部(515)が生成した情報を内蔵するリソースマッパ部にて物理的なリソースにマッピングする。マッピングされたアンテナエレメント毎の周波数領域の情報は、IFFT(Inverse FFT)部(519)にて、時間領域の信号に変換される。得られた時間領域の信号は、CPI(Cyclic Prefix Insertor)部(520)にて、CPが付けられ、CPRIインターフェース部(501)にてCPRIインターフェースに変換されてRF部(RRH)に送信される。
図14でベースバンド部から送信された情報は、CPRIインターフェース部607を介してTX部608に入力され、変調や電力増幅処理などを行う。さらにデプレクサ602を介してアンテナ601に送られる。
図8で602はデプレクサで説明しているが、説明をFDDシステムとしたためで、TDD(Time Division Duplex)システムにも、本発明及び本実施の形態は実施可能である。その場合、602はスイッチとなる。
図13に記載するメモリ部(511)には、アルゴリズムで説明した、第1〜第3の閾値、予め定められたTHなどの値が格納されている。DSP部(509)は適時、メモリからこれらの値を読み出し、アルゴリズム実施に関わる比較を行う。メモリに書かれた値は基地局制御装置などの外部装置から変更することが可能である。
図19に、端末1に具備される干渉除去の構成図を示す。この図は、端末1に内蔵される干渉除去に関する第1の仕組みである。A/Dコンバータから入力した受信信号は、CPE部(701)にてCPが取り除かれる。CPが取り除かれた信号はFFT部(702)にて周波数領域の情報に変換される。周波数領域に変換された情報は、SSP部(703)にて、デジタルビームフォームされ、アンテナエレメントの情報からビームエレメントの情報に加工される。ビームエレメントに加工された情報は、DMX部(704)にて、OFDMシンボル、サブキャリヤの分解能にてリソースエレメントにデマッピングされる。デマッピングされた情報には、リファレンス信号が含まれる。リファレンス信号はCE部(705)に送られ、伝搬路推定に利用される。ユーザデータは推定された伝搬路を用いてMLD部(706)でMLD処理が行われる。その結果得られたLLRを用いてDEC部(707)にてデコード処理が行われる。
デコード処理は、まず信号電力の高い干渉波、すなわち端末2への信号から行う。端末2への信号は受信電力が高く、またTD送信されていて、劣悪な受信環境でも受信できる信号であるから、ほぼ間違いなく復号化を成功させることができる。得られた復号結果は、再度MLD部(706)に戻し、干渉の影響を除去した後、端末1向けの信号としてLLRが出力される。出力されたLLRには、端末2向けの信号からの干渉の影響は大幅に低減されているので、高い確率において端末1向けの信号の復号を成功させることができる。
4.パイロット配置

図15から図18は、LTEにおけるパイロット配置の例を示す図である。横軸が時間、縦軸が周波数を示している。図15はアンテナポート0のパイロット配置を示している。黒く塗られ数字0が記載されているのがアンテナポート0のパイロットである。図16はアンテナポート1のパイロット配置を示している。アンテナポート0と1では、パイロットが送信されるリソースエレメントが異なる。また、他のアンテナがパイロットを送信するリソースエレメントには、パイロットを配置しないようにできている。したがってパイロットでの干渉は起きにくい。
図17はアンテナポート2の、図18はアンテナポート3のパイロット配置をそれぞれ示している。パイロットの配置はアンテナ毎に排他的になっている。そのため、パイロットを使った伝搬路推定を高い精度で実施することができる。また、複数のアンテナから信号を同時送信するMIMO送信の場合にも、各アンテナが送信したパイロットを使って伝搬路推定を正確に実施することができる。
5.信号送信

最後に式をつかって、関連技術と本実施の形態の違いを説明する。
関連技術の信号送信は、
Figure 2011193072
で示す例えば2×2のアンテナポートを使った信号送信であった。受信信号は送信信号に伝搬路による複素演算が掛り、更に雑音が加えられたモデルとして考えられる。受信信号rの係数00は0番目のアンテナで、0番目の時間に受信したことを示す。同様に係数10は1番目のアンテナで、0番目の時間に受信したことを示す。受信信号rをそれぞれ記載すると、
Figure 2011193072
となる。ここから
Figure 2011193072
なる演算を行うと、右辺にsあるいはsが括りだされているように送信信号を取り出すことができる。これがアラモティ符号である。
本実施の形態からなる信号送信では、図6および図12に示した送信信号とアンテナ配置の組合せにより、
Figure 2011193072
なる受信信号を端末1は得る。ここでs、sは端末1への送信信号を、i、iは端末2への送信信号、すなわち干渉波を表す。受信信号から干渉信号のレプリカを削除すると
Figure 2011193072
の演算が得られ、右辺にあるように、干渉波の影響をなくすことができる。干渉を除去した信号yの係数00は0番目のアンテナで、0番目の時間に受信したことを示す。同様に係数10は1番目のアンテナで、0番目の時間に受信したことを示す。干渉除去後の受信信号yをそれぞれ記載すると、
Figure 2011193072
となる。ここから
Figure 2011193072
なる演算を行うことで、右辺にsあるいはsが括りだされているように送信信号を取り出すことができる。すなわち端末1だけの信号をそれぞれ取り出すことができた。
端末1は、関連技術では式1〜式3により表されるのに対して、本実施の形態では式4〜式7なる演算により信号を取り出す。また、端末2では、式1〜式3の演算のみを実施すればよい。したがって受信アンテナは必ずしも2本以上は必要としない。
1、2...移動端末、20、21、22...無線基地局、30、32、33...下り送信信号、31...上り送信信号、40...スイッチ、50...コア装置、61、62...移動端末でみた受信レベル、500...ベースバンド部、501...CPRIインターフェース部、502...CP除去部、503...FFT部、504...空間処理部、505...デマルチプレクサ部、506...チャネル推定部、507...MLD部、508...デコード部、509...DSP、510...制御チャネル用復調部、511...メモリ、512...符号化部、513...モジュレーション部、514...制御情報符号化部、515...制御情報モジュレーション部、516...リファレンス信号生成部、517...マルチプレクサ部、518...空間処理部、519...IFFT部、520...CP付加部600...リモートRF部(RRH部)、601...アンテナ、602...デプレクサ、603...受信RF部、607...CPRIインターフェース部、608...送信RF部

Claims (15)

  1. 複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信システムであって、
    複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する基地局装置
    を備えた無線通信システム。
  2. 上記請求項1に記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、各端末が報告する伝搬路の品質に関するフィードバック情報から、複数の端末をセル中心とセル境界に分類し、上記端末Aをセル境界の端末とするように特定し、上記端末Bをセル中心の端末とするように特定してペアーを作ることを特徴とする無線通信システム。
  3. 上記請求項1又は2に記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、複数アンテナから送信される上記端末A及び上記端末B向けのデータ信号が、各リソースエレメント毎にアンテナポートが端末毎に排他的になるように予め定められた手順に基づいて情報の割り付けを行うことを特徴とする無線通信システム。
  4. 上記請求項1乃至3のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    上記端末Bは、上記端末Aの信号を復号して干渉除去し、干渉除去した信号を復号することを特徴とする無線通信システム。
  5. 上記請求項1乃至4のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、報告された上記フィードバック情報が予め定められた第1の閾値よりも高い端末はセル中心にある上記端末Bと判定し、報告された上記フィードバック情報が予め定められた第2の閾値よりも低い端末はセル境界にある上記端末Aと判断することを特徴とする無線通信システム。
  6. 上記請求項1乃至5のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、セル境界の端末が存在すると判断するとひとつのセル境界の端末を上記端末Aと特定し、該セル境界の上記端末Aが報告するチャネル状態が第3の閾値よりも高い場合に、セル中心と判断された端末のグループからペアーによる伝送が可能なひとつの端末を検索してセル中心の上記端末Bと特定することで、ペアリングを決定することを特徴とする無線通信システム。
  7. 上記請求項1乃至6のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、セル境界の上記端末Aから報告された上記フィードバック情報が予め設定されている第3の閾値よりも高い場合には、セル境界の上記端末Aへ送信する上記基準電力から予め定められた値低下させた送信電力となるように、セル中心の上記端末Bへの送信電力を決定することを特徴とする無線通信システム。
  8. 上記請求項1乃至7のいずれかに記載の無線通信システムにおいて、
    上記基地局装置は、セル中心の上記端末Bには、該基地局装置が具備する前記複数アンテナを用いて、セル境界の上記端末Aへ送信する上記基準電力より予め定めた値低い送信電力で信号送信し、一方、セル境界の上記端末Aには、セル中心の上記端末Bへの信号送信に用いるアンテナ数より少ない数又は半分の数のアンテナを用いて、上記基準電力で信号送信することを特徴とする無線通信システム。
  9. 複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信方法であって、
    上記基地局装置が、
    複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する
    ようにした無線通信方法。
  10. 複数アンテナを有する複数の基地局装置をサービスエリア内に点在させてカバーエリアを実現する無線通信システムにおける基地局装置であって、
    複数の端末からの伝搬路の品質又はチャネル状態に関するフィードバック情報を使い、上記フィードバック情報により分類された各グループに属する少なくとも2つの端末Aと端末Bを特定し、上記端末Aからのフィードバック情報を元に、上記端末Bへの送信電力又は送信電力を定める電力制御値を求めるプロセッサと、
    上記端末Aには、予め定められた基準電力で信号を送信し、上記プロセッサから与えられた送信電力又は電力制御値に基づいて上記端末Bへの送信電力を決定し、上記端末A及び上記端末Bに対して同時に又は同タイミングで又は同リソースエレメントで信号を送信する送信信号処理部と
    を備えた基地局装置。
  11. 上記請求項10に記載の基地局装置において、
    上記プロセッサは、各端末が報告する伝搬路の品質に関するフィードバック情報から、複数の端末をセル中心とセル境界に分類し、上記端末Aをセル境界の端末とするように特定し、上記端末Bをセル中心の端末とするように特定してペアーを作ることを特徴とする基地局装置。
  12. 上記請求項10又は11に記載の基地局装置において、
    上記送信信号処理部は、複数アンテナから送信される上記端末A及び上記端末B向けのデータ信号が、各リソースエレメント毎にアンテナポートが端末毎に排他的になるように予め定められた手順に基づいて情報の割り付けを行うことを特徴とする基地局装置。
  13. 上記請求項10乃至12のいずれかに記載の基地局装置において、
    上記プロセッサは、報告された上記フィードバック情報が予め定められた第1の閾値よりも高い端末はセル中心にある上記端末Bと判定し、報告された上記フィードバック情報が予め定められた第2の閾値よりも低い端末はセル境界にある上記端末Aと判断することを特徴とする基地局装置。
  14. 上記請求項10乃至13のいずれかに記載の基地局装置において、
    上記プロセッサは、セル境界の端末が存在すると判断するとひとつのセル境界の端末を上記端末Aと特定し、該セル境界の上記端末Aが報告するチャネル状態が第3の閾値よりも高い場合に、セル中心と判断された端末のグループからペアーによる伝送が可能なひとつの端末を検索してセル中心の上記端末Bと特定することで、ペアリングを決定することを特徴とする基地局装置。
  15. 上記請求項10乃至14のいずれかに記載の基地局装置において、
    上記送信信号処理部は、セル中心の上記端末Bには、該基地局装置が具備する前記複数アンテナを用いて、セル境界の上記端末Aへ送信する上記基準電力より予め定めた値低い送信電力で信号送信し、一方、セル境界の上記端末Aには、セル中心の上記端末Bへの信号送信に用いるアンテナ数より少ない数又は半分の数のアンテナを用いて、上記基準電力で信号送信することを特徴とする基地局装置。
JP2010055419A 2010-03-12 2010-03-12 無線通信システム及び方法、基地局装置 Expired - Fee Related JP5259639B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055419A JP5259639B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 無線通信システム及び方法、基地局装置
US13/021,030 US8515483B2 (en) 2010-03-12 2011-02-04 Wireless communication system and method, and base station apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010055419A JP5259639B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 無線通信システム及び方法、基地局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011193072A true JP2011193072A (ja) 2011-09-29
JP5259639B2 JP5259639B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=44560478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010055419A Expired - Fee Related JP5259639B2 (ja) 2010-03-12 2010-03-12 無線通信システム及び方法、基地局装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8515483B2 (ja)
JP (1) JP5259639B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101361200B1 (ko) 2012-12-21 2014-02-11 주식회사 케이티 이동 통신 시스템 및 그 시스템에서의 전력 제어 방법
JPWO2013076898A1 (ja) * 2011-11-25 2015-04-27 日本電気株式会社 無線局、及び無線局によるユーザーデータの処理方法
JP2016226012A (ja) * 2012-01-21 2016-12-28 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. データを送信するための方法と装置
US9549415B2 (en) 2011-11-25 2017-01-17 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US9622260B2 (en) 2011-11-25 2017-04-11 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101301302B1 (ko) 2011-10-31 2013-08-28 주식회사 케이티 신호 처리 시스템 및 신호 처리 방법
US8824478B2 (en) * 2011-12-23 2014-09-02 Cisco Technology, Inc. System and method for transporting digital radio signal streams in a small cell network environment
US9357505B2 (en) 2011-12-26 2016-05-31 Kt Corporation Processing digital signal
US9485737B2 (en) * 2011-12-26 2016-11-01 Kt Corporation Controlling radio units to transmitting signal with different transmission power
KR101301300B1 (ko) 2012-01-16 2013-08-28 주식회사 케이티 디지털 신호 처리 장치, 신호 처리 시스템 및 신호 처리 방법
US8761781B2 (en) * 2012-05-30 2014-06-24 At&T Mobility Ii Llc Facilitation of determination of antenna location
US8964641B2 (en) 2012-06-10 2015-02-24 Cisco Technology, Inc. System and method for transporting digital baseband streams in a network environment
EP2992724B1 (en) * 2013-05-03 2020-04-08 Interdigital Patent Holdings, Inc. Systems and methods for fractional carrier sense multiple access with collision avoidance (csma/ca) for wlans
US9655060B2 (en) * 2013-10-07 2017-05-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for controlling power in wireless communication system
CN106160811A (zh) * 2015-04-17 2016-11-23 中兴通讯股份有限公司 多用户配对方法及装置
WO2018119290A1 (en) * 2016-12-23 2018-06-28 Commscope Technologies Llc Distributed mimo and/or transmit diversity in a cloud-ran system
US11411589B2 (en) 2018-11-16 2022-08-09 Commscope Technologies Llc Interference suppression for multi-user multiple-input-multiple-output (MU-MIMO) pre-coders using coordination among one or more radio points
CN111953390A (zh) * 2019-05-15 2020-11-17 杨学志 一种实施协作多点的资源管理方法和基站系统
US11864017B2 (en) * 2022-03-08 2024-01-02 T-Mobile Innovations Llc Selective retransmission method for uplink overhead reduction
WO2024069212A1 (en) * 2022-09-28 2024-04-04 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Directional electro-magnetic field (emf) average power control

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111995A (ja) * 2007-10-10 2009-05-21 Panasonic Corp マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置、及び無線通信システム
WO2009081514A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Panasonic Corporation 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法
JP2009284327A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線送受信装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6628921B1 (en) * 2000-10-13 2003-09-30 Globalstar L.P. Return link channel loading of multiple satellites with multiple spread spectrum user terminals
ATE387759T1 (de) * 2001-04-25 2008-03-15 Koninkl Philips Electronics Nv Funkkommunikationssystem
CN1476716A (zh) * 2001-10-03 2004-02-18 ��ʽ����Ntt����Ħ 中继终端,基站,计费服务器,通信系统,计费方法,程序,计算机数据信号以及存储媒体
FR2869496B1 (fr) * 2004-04-26 2006-08-11 Nortel Networks Ltd Procede de controle de puissance d'emission sur des canaux de communication et station de base pour la mise en oeuvre du procede
JP4663369B2 (ja) * 2004-05-20 2011-04-06 パナソニック株式会社 無線通信システム、無線通信方法、基地局装置及び端末装置
US8805367B2 (en) * 2006-03-14 2014-08-12 Sharp Kabushiki Kaisha Method and apparatus for allocating terminal identifiers based on communication function
EP2094025A4 (en) * 2006-12-08 2013-12-25 Sharp Kk COMMUNICATION CONTROL DEVICE, COMMUNICATION TERMINAL DEVICE, RADIO COMMUNICATION SYSTEM, AND COMMUNICATION METHOD

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009111995A (ja) * 2007-10-10 2009-05-21 Panasonic Corp マルチキャリア送信装置、マルチキャリア受信装置、及び無線通信システム
WO2009081514A1 (ja) * 2007-12-25 2009-07-02 Panasonic Corporation 無線通信装置、無線通信システム及び無線通信方法
JP2009284327A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Hitachi Kokusai Electric Inc 無線送受信装置

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013015589; Nortel: 'UL MU-MIMO Performance Improvement for E-UTRA' 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #49bis R1-072774, 20070625 *
JPN6013015591; Texas Instruments: 'Throughput comparison of single user and multi user MIMO for Downlink OFDMA E-UTRA' 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #42bis R1-051056, 20051010 *

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10154508B2 (en) 2011-11-25 2018-12-11 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
JPWO2013076898A1 (ja) * 2011-11-25 2015-04-27 日本電気株式会社 無線局、及び無線局によるユーザーデータの処理方法
US9549415B2 (en) 2011-11-25 2017-01-17 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US9560542B2 (en) 2011-11-25 2017-01-31 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US9622260B2 (en) 2011-11-25 2017-04-11 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US10085169B2 (en) 2011-11-25 2018-09-25 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US10091806B2 (en) 2011-11-25 2018-10-02 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
US10244548B2 (en) 2011-11-25 2019-03-26 Nec Corporation Radio station and method of processing user data with radio station
JP2016226012A (ja) * 2012-01-21 2016-12-28 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. データを送信するための方法と装置
US10079624B2 (en) 2012-01-21 2018-09-18 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting data
US10659111B2 (en) 2012-01-21 2020-05-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting data
US11038561B2 (en) 2012-01-21 2021-06-15 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for transmitting data
KR101361200B1 (ko) 2012-12-21 2014-02-11 주식회사 케이티 이동 통신 시스템 및 그 시스템에서의 전력 제어 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20110223962A1 (en) 2011-09-15
JP5259639B2 (ja) 2013-08-07
US8515483B2 (en) 2013-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5259639B2 (ja) 無線通信システム及び方法、基地局装置
US10470173B2 (en) Radio base station, user terminal and radio communication method
US9843942B2 (en) Device and method of enhancing downlink UE-specific demodulation reference signal to facilitate inter-cell interference cancellation and suppression
CN107852395B (zh) 用于宽带lte单个ofdm符号上行链路传输的设备、网络和方法
US8542573B2 (en) Uplink baseband signal compression method, decompression method, device and system
EP3379882B1 (en) Downlink data transmission method and device
JP5372887B2 (ja) 無線通信システムおよび無線通信方法ならびに基地局
US9742534B2 (en) Radio communication method, radio communication system, radio base station and user terminal
WO2010107013A1 (ja) 無線基地局装置及び移動局装置、無線通信方法
KR20220146608A (ko) 빔 지시 채널을 지원하기 위한 방법 및 장치
JP2012507888A (ja) 協調マルチポイント送受信のための無線通信クラスタ化方法及びシステム
US20120320841A1 (en) Radio base station apparatus, mobile terminal apparatus and radio communication method
CN110291747A (zh) 用户设备及无线通信方法
US10044425B2 (en) Multi-layer wireless streaming with adaptive constellation mapping (ACM)
US11044130B2 (en) Device, method, and program
US20110110323A1 (en) Method of transmitting or receiving uplink signals and equipment therefor
US8259664B2 (en) Method and apparatus for resource allocation in a communication system
WO2020026450A1 (ja) ユーザ端末
CN105553527B (zh) 用于无线通信的装置和方法
KR102146177B1 (ko) 무선-네트워크 노드, 무선 장치 및 이들에서 수행된 방법
CN111264074B (zh) 一种被用于无线通信的用户设备、基站中的方法和装置
JP2011521487A (ja) 干渉コーディネーションのために隣接する基地局からの信号を測定してそれ自体の位置を計算するマルチキャリア移動体
US20230388044A1 (en) Continuous phase modulation in wireless communications
JP5100776B2 (ja) 無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees