JP2011192400A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供する。
【解決手段】膜電極接合体と、膜電極接合体の空気極側と対向する部分が導電材料により形成され筐体と、を備えた発電部70と、互いに対向する第1主面と、第2主面と、第2主面上に配置されたグランド層GNDとを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が発電部70の燃料極側と対向するように配置された回路基板SBと、発電部70と回路基板SBとの間に配置された導電体枠80とを備え、グランド層GNDと、導電体枠80と、導電性部材とが電気的に接続している燃料電池100。
【選択図】図4
【解決手段】膜電極接合体と、膜電極接合体の空気極側と対向する部分が導電材料により形成され筐体と、を備えた発電部70と、互いに対向する第1主面と、第2主面と、第2主面上に配置されたグランド層GNDとを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が発電部70の燃料極側と対向するように配置された回路基板SBと、発電部70と回路基板SBとの間に配置された導電体枠80とを備え、グランド層GNDと、導電体枠80と、導電性部材とが電気的に接続している燃料電池100。
【選択図】図4
Description
本発明は燃料電池に関する。
近年、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯ゲームプレイヤー等、携帯可能な様々な電子機器が提供されている。燃料電池、二次電池等の蓄電手段の高電圧、高エネルギー密度の実現が可能となり、携帯型の電子機器等の電源として注目されている。
燃料電池は、燃料を供給することにより、電力を出力することができる。そのため、屋外での使用が想定される電子機器や、電力の周波数等が異なる国や地域での使用が想定される電子機器の電源として、燃料電池が注目されている。
例えば、直接メタノール燃料電池(DMFC : Direct Methanol Fuel Cell)は、エネルギー密度の高いメタノールを燃料に用い、メタノールから電極触媒上で直接電流を取り出す方式を採用した比較的安全性の高い燃料電池であって、電子機器の電源として搭載することが検討されている。
例えば携帯電話機等の電磁波を利用した通信装置において、受信手段の近傍に電位的に浮いた金属があると、通信機としての性能を劣化させる要因となり得る。また、燃料電池内のDCDCコンバータは、ノイズを輻射する原因となることがあった。
このような性能劣化やノイズに対する対策として、回路基板の裏面にグランド電位が供給された導電体によるシールドを配置した電子機器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであって、輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供することを目的とする。
本発明の第1態様による燃料電池は、燃料極、空気極、および、前記燃料極と前記空気極との間に挟持された電解質膜を含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記空気極側と対向する導電性部材を含む筐体と、を備えた発電部と、互いに対向する第1主面と、第2主面と、前記第2主面上に配置されたグランド層とを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が前記発電部の前記燃料極側と対向するように配置された回路基板と、前記発電部と前記回路基板との間に配置された導電体枠と、を備え、前記グランド層と、前記導電体枠と、前記導電性部材とは電気的に接続している燃料電池である。
本発明の第2態様による燃料電池は、燃料極、空気極、および、前記燃料極と前記空気極との間に挟持された電解質膜を含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記空気極側と対向する導電性部材を含む筐体と、を備えた発電部と、互いに対向する第1主面と、第2主面と、前記第2主面上の全体に渡って配置されたグランド層とを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が前記発電部と対向するように配置された回路基板と、前記発電部を保持するとともに前記回路基板を支持および固定する導電体枠とを備え、回路基板は、少なくとも2つの位置決め穴を備え、前記導電体枠は、前記発電部の周囲を囲む枠部と、前記枠部から延びるとともに前記導電性部材と電気的に接続されるように前記導電性部材と対向して配置された第1凸部と、前記枠部から延びるとともに前記回路基板の第1主面と対向して配置された第2凸部と、前記第2凸部から延びるとともに前記位置決め穴を貫通した後に前記グランド層と電気的に接続されるように折り曲げられるガイドピンと、を備える燃料電池である。
本発明によれば、輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る燃料電池ついて、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態に係る燃料電池100は、直接メタノール燃料電池(DMFC : Direct Methanol Fuel Cell)10を備えている。DMFC10は、燃料極(アノード)、空気極(カソード)、および、燃料極と空気極との間に挟持された電解質膜を含む膜電極接合体(MEA、図示せず)と、燃料極へ燃料を送液する送液手段としてのポンプ14と、燃料極への燃料供給を遮断するためのバルブ12と、を備えている。ポンプ14とバルブ12とは、補器駆動回路30により駆動される。補器駆動回路30は内部バス50を介して制御回路CTRによりその動作を制御される。
DMFC10には燃料極に供給される燃料、すなわち、メタノール燃料が収容されたタンクTKが取り付けられている。タンクTKは、カートリッジからメタノール燃料が注入される燃料注入口TKINを備えている。
タンクTK内の燃料が収容された空間はDMFC10の注入口10INを介してDMFC10と連通している。タンクTKに収容された燃料は、ポンプ14により注入口10INを介してDMFC10に供給され、排出口10OUTから膜電極接合体に供給される。液体燃料としてメタノール燃料を用いた場合、燃料極の触媒層で次の式(1)に示すメタノールの内部改質反応が生じる。
CH3OH+H2O → CO2+6H++6e− …式(1)
なお、メタノール燃料として純メタノールを使用した場合には、メタノールは、空気極の触媒層で生成した水や電解質膜中の水と上記した式(1)の内部改質反応によって改質されるか、または水を必要としない他の反応機構により改質される。この反応で生成した電子(e−)は図示しない集電体により外部に導かれ、いわゆる電力として外部に供給された後、空気極に導かれる。
なお、メタノール燃料として純メタノールを使用した場合には、メタノールは、空気極の触媒層で生成した水や電解質膜中の水と上記した式(1)の内部改質反応によって改質されるか、または水を必要としない他の反応機構により改質される。この反応で生成した電子(e−)は図示しない集電体により外部に導かれ、いわゆる電力として外部に供給された後、空気極に導かれる。
また、式(1)の内部改質反応で生成したプロトン(H+)は、電解質膜を経て空気極に導かれる。空気極には、保湿層を介して、酸化剤ガスとして空気が供給される。燃料電池100を収容する筐体(図示せず)には複数の穴が設けられ、これら複数の穴を介して空気極へ空気が供給される。空気極に到達した電子(e−)とプロトン(H+)とは、空気極の触媒層で空気中の酸素と次の式(2)に示す反応を生じ、この発電反応に伴って水が生成される。
(3/2)O2+6e−+6H+ → 3H2O …式(2)
上記式(2)の反応によって生じた水(H2O)は保湿層に吸収される、あるいは、筐体に設けられた複数の穴を介して水蒸気として外部に放出される。
上記式(2)の反応によって生じた水(H2O)は保湿層に吸収される、あるいは、筐体に設けられた複数の穴を介して水蒸気として外部に放出される。
DMFC10から出力された電力は、DCDCコンバータ20に供給される、DCDCコンバータ20は、内部バス50を介して制御回路CTRによってその動作を制御されている。DCDCコンバータ20は、DMFC10から供給された電力を、所定の大きさの直流電力に変換して出力する。
DCDCコンバータ20から出力された直流電力は、出力端子を介して燃料電池100の外部に出力される、あるいは、燃料電池100の内部の二次電池BTに供給される。二次電池BTはたとえばリチウムイオン電池やニッケル水素電池である。二次電池BTから出力される電力は、例えば、燃料電池100の補器であるポンプ14やバルブ12の駆動のために用いられる。
燃料電池100は、記録回路40および充電回路60を更に備えている。記録回路40は内部バス50を介して制御回路CTRによりその動作を制御されるメモリである。充電回路60は、制御回路CTRによって動作を制御され、外部から供給される電力を二次電池BTに供給する。制御回路CTRは、インタフェースIFを介して外部信号源と接続されている。外部信号源は、制御回路CTRの動作を制御する上位制御手段である。
図2に、本実施形態に係る燃料電池100の一構成例を説明するための斜視図を示す。図2に示すように、本実施形態に係る燃料電池100は、発電部70と、導電体枠80と、回路基板SBと、を備えている。
発電部70は、図1に示すDMFC10、タンクTK、および、DMFC10とタンクTKとを収容する筐体を備えている。筐体は、樹脂等の絶縁材料により形成された収容体(図示せず)と、導電性材料により形成されたカバーSUS(導電性部材)とを備えている。カバーSUSは、DMFC10の空気極側と対向するとともに、複数の穴が設けられている。DMFC10の燃料極側と対向する筐体の外側には、二次電池BTが取り付けられている。
発電部70は略直方体状である。導電体枠80は、図4に示すようにその断面が「コ」の字状である。X方向における発電部70の幅と導電体枠80の幅とは略等しく、Y方向における発電部70の幅と導電体枠80の幅とは略等しくなっている。発電部70の筐体に収容されたDMFC10の燃料極側を上方向として、発電部70上に導電体枠80が配置されている。導電体枠80の上には回路基板SBが配置されている。
回路基板SBは、互いに対向する第1主面と第2主面と、第1主面上に搭載された図1に示す内部バス50、記録回路40、補器駆動回路30、DCDCコンバータ20、および充電回路60を備えている。さらに、回路基板SBは、内部バス50、記録回路40、補器駆動回路30、DCDCコンバータ20、および充電回路60が搭載された側とZ方向において反対側の主面(第2主面)上に設けられたグランド層GNDを備えている。グランド層GNDは、回路基板SBの第2主面上の全体に渡って配置されている。
図3および図4に示すように、回路基板SBは、搭載された補器駆動回路30、DCDCコンバータ20、および充電回路60が発電部70側に配置されるように、導電体枠80上に配置されている。
本実施形態では、このように発電部70、導電体枠80、および回路基板SBがZ方向に重ねられた状態で、導電テープ90Aによって固定される。導電テープ90Aは、Z方向と略直交する方向に沿って、発電部70、導電体枠80、および、回路基板SBの周囲に取り付けられる。このとき、図4に示すように、導電テープ90Aは、回路基板SBのグランド層GND、導電体枠80、および、発電部70の筐体のカバーSUSを電気的に接続させるように取り付けられる。
すなわち、導電テープ90Aが取り付けられる前の状態では、導電テープ90AのZ方向の幅は、発電部70、導電体枠80、および、回路基板SBを重ねたZ方向の幅よりも大きく形成されている。したがって、Z方向において、回路基板SBのグランド層GNDとカバーSUSとの間の領域が導電テープAによって覆われることとなる。
このように導電テープ90Aを取り付けることによって、燃料電池の周囲をグランド電位が供給されたシールド層で覆うことができる。すなわち、回路基板SBのグランド層GNDと導電体枠80と発電部70の筐体のカバーSUSとが、導電テープ90Aにより電気的に接続されてグランド電位となり、シールド層となる。
さらに、導電テープ90Aによって、発電部70、導電体枠80、および、回路基板SBを一体に固定することができ、燃料電池100の組み立て作業が複雑になることを回避することができる。
また、回路基板SBは基板面から突出した複数の回路が燃料電池100の内部に収容され、グランド層GNDが配置された平坦な主面側が露出することになる。そのため、燃料電池100全体の形状も略直方体形状となり、燃料電池100の取り扱いが容易となる。
したがって、本実施形態に係る燃料電池によれば、輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る燃料電池について、図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、上述の第1実施形態に係る燃料電池100と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る燃料電池100は、導電テープ90A以外の構成は、上記第1実施形態に係る燃料電池と同様の構成である。すなわち、図5に示すように、本実施形態に係る燃料電池100の導電テープ90Bは、発電部70の筐体のカバーSUSと対向する略矩形状の第1テープ部TP1と、第1テープ部TP1の4つの端辺から延びる4つの第2テープ部TP2とを備えている。
第1テープ部TP1には、発電部70の筐体のカバーSUSに設けられた複数の穴と連通するように、複数の穴が設けられている。第2テープ部TP2は、発電部70の筐体のカバーSUS、導電体枠80、および、回路基板SBのグランド層GNDに電気的に接続されている。
このように導電テープ90Bを取り付けることによって、燃料電池100の周囲をグランド電位が供給されたシールド層で覆うことができる。すなわち、回路基板SBのグランド層GNDと導電体枠80と発電部70の筐体のカバーSUSとが、導電テープ90Bにより電気的に接続されてシールド層となる。
さらに、導電テープ90Bによって、発電部70、導電体枠80、および、回路基板SBを一体に固定することができ、燃料電池100の組み立て作業が複雑になることを回避することができる。
また、回路基板SBは基板面から突出した複数の回路が燃料電池100の内部に収容され、グランド層GNDが配置された平坦な主面側が露出することになる。そのため、燃料電池100全体の形状も略直方体形状となり、燃料電池100の取り扱いが容易となる。
したがって、本実施形態に係る燃料電池によれば、輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る燃料電池について、図面を参照して以下に説明する。本実施形態に係る燃料電池100は、第1実施形態に係る燃料電池と導電体枠および回路基板の構成が異なるとともに、本実施形態に係る燃料電池100は導電テープを備えていない。
本実施形態に係る燃料電池は、図6に示すような導電体枠82を備えている。導電体枠82は、金属の平板を打ち抜き加工して形成されている。導電体枠82は、図7に示すように、Z方向を軸として発電部70の周囲を囲むように配置される略矩形状の第1枠部82Aと、第1枠部82Aの長手方向に延びる一端縁ED1から長手方向に対して略直交する方向に延びる複数の凸部82Bと、第1枠部82Aの長手方向に延びる他端縁ED2から長手方向に対して略直交する方向に延びる4つの凸部82Cと、凸部82Cから突出したガイド部材としての複数のガイドピン82Dと、を備えている。
第1枠部82Aの長手方向の幅は、Z方向を軸とする発電部70の周囲を囲む長さ(発電部70のY方向の幅とX方向の幅との和の2倍)と略等しくなっている。第1枠部82Aは、Z方向と略直交する方向に沿って発電部70の周囲を囲むように、発電部70の周囲に沿って折り曲げられている。
凸部82Bは、第1枠部82Aの一端縁ED1に沿って、発電部70の筐体のカバーSUSと対向するように折り曲げられ、カバーSUSに押し付けられる。このとき、凸部82Bは、カバーSUSと電気的に接続されるようにカバーSUSに押し付けられる、あるいは、カバーSUSに固定される。
凸部82Cは、第1枠部82Aの他の端縁ED2に沿って、発電部70の二次電池BTが配置された側に対向するように折り曲げられる。このとき、凸部82Cは、第1枠部82Aの厚さ方向と略平行となるように折り曲げられる。複数のガイドピン82Dは、Z方向と略平行に延びるように外側に向かって凸部82Cから立ち上げられる。
回路基板SBは、図7に示すように略矩形状であって、4つの角の近傍においてZ方向に貫通された位置決め穴SBHを備えている。回路基板SBは、位置決め穴SBHにガイドピン82Dが通るように位置決めされ、搭載された複数の回路が発電部70側となるように導電体枠82上に配置され、凸部82Cによって支持される。すなわち、回路基板SBの複数の回路が搭載された第1主面と、凸部82Cとは対向するように配置されている。
回路基板SBが導電体枠82上に配置された後、ガイドピン82Dが折り曲げられて、回路基板SBを固定する。このときガイドピン82Dが回路基板SBのグランド層GNDと電気的に接続されるように、グランド層GNDに押し付けられる、あるいは、グランド層GNDに固定される。
上記のように発電部70に導電体枠82および回路基板SBを取り付けることによって、発電部70、導電体枠82、および回路基板SBを一体に固定することができるとともに、導電体枠82を、発電部70の筐体のカバーSUSと回路基板SBのグランド層GNDとに導通させることができる。
このように、燃料電池100が導電体枠82および回路基板SBを備えることによって、燃料電池100の周囲をグランド電位が供給されたシールド層で覆うことができる。すなわち、回路基板SBのグランド層GNDと導電体枠82と発電部70の筐体のカバーSUSとが、導電体枠82により電気的に接続されてシールド層となる。
また、回路基板SBは基板面から突出した複数の回路が燃料電池100の内部に収容され、グランド層GNDが配置された平坦な主面側が露出することになる。そのため、燃料電池100全体の形状も略直方体形状となり、燃料電池100の取り扱いが容易となる。
また、導電体枠82は金属の平板を打ち抜き加工することにより形成することができるため、製造することが容易であって、導電体枠82を折り曲げることで燃料電池100を組み立てることができるため、組立作業が複雑になることはない。
したがって、本実施形態に係る燃料電池によれば、輻射ノイズをシールドするとともに、取り扱いを容易にする燃料電池を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上記第3実施形態に係る燃料電池100では、回路基板SBが4つの位置決め穴SBHを備えていたが、位置決め穴SBHは少なくとも2つ設けられればよい。この場合であっても、上述の第3実施形態に係る燃料電池と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。上記実施の形態では、導電性テープを用いているが、各構成が電気的に接続される手段であれば、導電性テープに限られるものではない。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。例えば、上記第3実施形態に係る燃料電池100が、第1実施形態あるいは第2実施形態に係る燃料電池の導電テープをさらに備えていてもよい。その場合であっても上述の第1乃至第3実施形態に係る燃料電池と同様の効果を得ることができる。
TK…タンク、SB…回路基板、GND…グランド層、SBH…穴(位置決め穴)、SUS…カバー(導電性部材)、10…直接メタノール燃料電池(DMFC)、70…発電部、80、82…導電体枠、82A…第1枠部、82B…凸部(第1凸部)、82C…凸部(第2凸部)82D…ガイドピン、90A、90B…導電テープ、100…燃料電池。
Claims (5)
- 少なくとも、燃料極、空気極、および、前記燃料極と前記空気極との間に挟持された電解質膜を含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記空気極側と対向する導電性部材を含む筐体と、を備えた発電部と、
互いに対向する第1主面と、第2主面と、前記第2主面上に配置されたグランド層とを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が前記発電部の前記燃料極側と対向するように配置された回路基板と、
前記発電部と前記回路基板との間に配置された導電体枠と、を備え、
前記グランド層と、前記導電体枠と、前記導電性部材とは電気的に接続している燃料電池。 - 前記グランド層と、前記導電体枠と、前記導電性部材との電気的な接続は、前記発電部と前記回路基板と前記導電体枠とを固定する導電テープである請求項1記載の燃料電池。
- 前記発電部、前記回路基板、および前記導電体枠は、厚さ方向において重ねて配置され、
前記導電テープは略矩形状であって、前記厚さ方向において前記グランド層と前記導電性部材との間を覆うように取り付けられている請求項2記載の燃料電池。 - 前記発電部、前記回路基板、および前記導電体枠は、厚さ方向において重ねて配置され、
前記導電テープは、前記導電性部材と電気的に接続される第1テープ部と、前記導電体枠および前記グランド層と電気的に接続するように前記代第1テープ部から延びるとともに、前記グランド層と前記導電性部材との間の領域を覆う第2テープ部とを備えている請求項2記載の燃料電池。 - 燃料極、空気極、および、前記燃料極と前記空気極との間に挟持された電解質膜を含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体の前記空気極側と対向する導電性部材を含む筐体と、を備えた発電部と、
互いに対向する第1主面と、第2主面と、前記第2主面上の全体に渡って配置されたグランド層とを備え、複数の回路が搭載された第1主面側が前記発電部と対向するように配置された回路基板と、
前記発電部を保持するとともに前記回路基板を支持および固定する導電体枠とを備え、
回路基板は、少なくとも2つの位置決め穴を備え、
前記導電体枠は、前記発電部の周囲を囲む枠部と、前記枠部から延びるとともに前記導電性部材と電気的に接続されるように前記導電性部材と対向して配置された第1凸部と、前記枠部から延びるとともに前記回路基板の第1主面と対向して配置された第2凸部と、前記第2凸部から延びるとともに前記位置決め穴を貫通した後に前記グランド層と電気的に接続されるように折り曲げられるガイドピンと、を備える燃料電池。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130604 |