JP2011191186A - 3次元変化検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオカメラの位置が変化しても、観察対象の3次元変化を精密に特定できる3次元変化検出装置を得る。
【解決手段】画像データを出力するビデオカメラ1と、カメラ1の位置、姿勢を計測する計測装置20と、画像データから撮影範囲の3次元形状を推定して地上高パタンを生成する地上高パタン計算プログラム32と、地図データから標高点データを生成する標高点データ生成プログラム33と、パラメーターにより標高点データを透視投影変換する透視投影変換プログラム34と、地上高パタンと透視投影変換標高点データの間の相関が最大となる透視投影変換最適パラメーターを計算するパラメーター計算プログラム35と、地上高パタンと最適パラメーターで透視投影変換された標高点データを比較して観察対象の変化を検出する変化検出プログラム36とを設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、GPS(Global Positioning System)とビデオカメラを備えた防災ヘリコプターや、GPSとレーザー測距装置の組み合わせによって走行路周辺の3次元形状を取得するモービルマッピングシステムにより得られた観察対象の変化を検出する3次元変化検出装置に関するものである。
固定したレーザー測距装置を用いて、地盤や、建物、線路などの3次元構造の変位を検出する3次元変化検出装置が提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。図18は、特許文献1に記載された発明に基づく従来の3次元変化検出装置の構成を示す図である。
特開2008−076058号公報 特開平09−021636号公報
金谷健一、三島等、「未校正カメラによる2画像からの3次元復元とその信頼性評価」情報処理学会論文誌:コンピュータビジョンとイメージメディア,Vol.42,No.SIG6(CVIM 2)(2001),pp.1−8」
しかしながら、これらの従来の3次元変化検出装置は、レーザー測距装置など3次元構造を観測するための手段が固定されているという条件だけでしか動作せず、防災ヘリコプターやモービルマッピングシステムなど、広域を移動しながら観測する機材を用いて得た観測結果から変化検出を行うことができないという問題点があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、移動体に搭載されたビデオカメラやレーザー測距装置の位置が変化する条件下であっても、観察対象の3次元変化を精密に特定することができる3次元変化検出装置を得ることを目的とする。
本発明に係る3次元変化検出装置は、移動体に搭載され、所定の観察対象を撮影して画像データを出力する撮影手段と、前記撮影手段の位置及び姿勢を計測する計測手段と、前記画像データから撮影範囲の3次元形状を推定し、座標毎に地上高を持つ地上高パタンを生成する地上高パタン計算手段と、前記撮影手段の位置に基づき、既知の地図データから前記撮影範囲に対応する、座標毎に標高を持つ標高点データを生成する標高点データ生成手段と、前記撮影手段の位置及び姿勢から求めた所定のパラメーターに基づき前記標高点データを透視投影変換する透視投影変換手段と、前記地上高パタンと透視投影変換された標高点データとの間の相関が最大となるように透視投影変換の最適パラメーターを計算するパラメーター計算手段と、前記地上高パタンと前記最適パラメーターで透視投影変換された標高点データとを座標毎に比較して前記所定の観察対象の変化を検出する変化検出手段とを備えるものである。
本発明に係る3次元変化検出装置によれば、移動体に搭載されたビデオカメラやレーザー測距装置の位置が変化する条件下であっても、観察対象の変化を精密に特定することができるという効果がある。
この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置のカメラによって撮影された画像データの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置の計測装置によって計測されたカメラの位置と姿勢に関する情報の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置のハードディスクに予め記録されている地図データの例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による地上高パタンを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置のカメラの現在位置、機体ベクトル、光軸ベクトル及び地表面基準座標の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による最適パラメーターの透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による画像データ及び最適パラメーターの透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置による画像データ及び最適パラメーターの透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置による地上高パタンを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置による標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置による最適パラメーターの透視投影変換後の標高点データを示す図である。 この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置による領域毎の相関係数を示す図である。 従来の3次元変化検出装置の構成を示す図である。
以下、本発明の3次元変化検出装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置について図1から図12までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置の構成を示すブロック図である。なお、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置は、防災ヘリコプターによる運用を前提としたものである。
図1において、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置は、カメラ1を固定する雲台10と、カメラ1の位置と姿勢を特定するために必要な計測を行う計測装置(計測手段)20と、ハードディスク31を備えるとともにプログラム32−36が動作する計算機30と、この計算機30の計算結果を表示するディスプレイ40とが設けられている。なお、防災ヘリコプターに、装置全体が搭載されても良いし、装置の一部、例えば、カメラ1、雲台10、計測装置10だけが搭載されても良い。
カメラ(ビデオカメラ等)1は、雲台10によって防災ヘリコプター100などに固定され、撮影手段に相当する。地上高パタン計算プログラム32は、カメラ1により撮影された画像データから撮影範囲の3次元形状を推定するとともに地上高パタンを計算する地上高パタン計算手段に相当する。標高点データ生成プログラム33は、ハードディスク31に予め記録されている既知の地図データ等に基づいて撮影範囲に相当する標高点データを生成する標高点データ生成手段に相当する。透視投影変換プログラム34は、所定のパラメーターにより標高点データの透視投影変換を行う透視投影変換手段に相当する。パラメーター計算プログラム35は、計測装置20からの情報に基づいてパラメーターを計算するとともに、地上高パタンと透視投影変換された標高点データとの間の相関が最大となる透視投影変換の最適パラメーターを計算するパラメーター計算手段に相当する。変化検出プログラム36は、算定した透視投影変換のパラメーターに基づいて地上高パタンと標高点データを比較することにより、観察対象の変化を検出する変化検出手段に相当する。
つぎに、この実施の形態1に係る3次元変化検出装置の動作について図面を参照しながら説明する。
始めに、動作説明に用いる各種のデータの例について説明する。
図2は、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置のカメラによって撮影された画像データの例を示す図である。図2において、(a)は時刻tに撮影された512×512ピクセル(画素)の撮影範囲の画像データ1A、(b)は時刻tの1秒前に撮影された512×512ピクセル(画素)の撮影範囲の画像データ1Bである。
図3は、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置の計測装置によって計測されたカメラの位置と姿勢に関する情報の例を示す図である。なお、計測装置20にはGPS電波受信機、角度センサー及びレーザーレンジファインダーが内蔵され、カメラ1の位置と姿勢に関する情報20Aとして、カメラ1が撮影した画像データについて撮影時のカメラ1の現在座標(x,y,x)と、目標地点までの距離Dと、機体ベクトル(Hu,Hv,Hw)と、光軸ベクトル(Ou,Ov,Ow)が得られる。
ここで、カメラ1の現在座標(x,y,x)は、GPSに基づいて得られた緯度、経度及び高度を変換した平面直角座標で与えられる。また、機体ベクトル(Hu,Hv,Hw)は、ヘリコプター100(機体)の重心から機体の下部方向の単位ベクトルとして与えられる。さらに、光軸ベクトル(Ou,Ov,Ow)は、カメラ1の現在座標を原点とした場合の単位ベクトルとして与えられる。
図4は、この発明の実施の形態1に係る3次元変化検出装置のハードディスクに予め記録されている地図データの例を示す図である。図4において、(a)は建物の形状と建物のID(1001、1002、…)を示す地図データ31A、(b)は建物のIDと建物の地上高(16m、38m、…)の対応関係を示すテーブルデータ31Bである。
まず、防災ヘリコプター100に搭載されたカメラ1は、上空から地上を撮影し、図2(a)及び(b)に示す撮影範囲の画像データ1A、1Bを出力する。
次に、地上高パタン計算プログラム32は、第1段階として、画像データ1A、1Bを入力し、ステレオ画像処理により撮影範囲の3次元形状の推定を行う。なお、ステレオ画像処理は、一般に広く知られた計算機処理であるので、ここでは説明を省略する(例えば、非特許文献1参照)。
地上高パタン計算プログラム32は、第2段階として、推定された3次元形状に基づき、撮影範囲の画像データを32×32ピクセル(画素)の解像度の2次元アレイとして量子化し、画素毎に地上高に比例した濃淡値を与えて地上高パタンを生成する。この地上高パタンの例を、図5に示す。
次に、標高点データ生成プログラム33は、第1段階として、計測装置20から受け取った図3に示すカメラ1の位置と姿勢に関する情報20Aに基づき、画像データの中央部分に相当する地表面上の座標を計算する。この座標を地表面基準点座標と呼び(Gx,Gy)で表すこととする。
防災ヘリコプター100に搭載されたカメラ1の現在位置、機体ベクトル、光軸ベクトル及び地表面基準点座標の関係を図6に示す。なお、機体ベクトルと光軸ベクトルを示すUVW座標系は、ヘリコプター100の重心を原点とし、原点から北への向きをU軸、原点から天底への向きをW軸とする右手座標系である。地表面基準点座標(Gx,Gy)は、次の式(1)及び(2)で計算される
Figure 2011191186
なお、xとyは撮影時のカメラ1の現在位置、OuとOvは光軸ベクトル、Dはカメラ1から目標地点までの距離である。
標高点データ生成プログラム33は、第2段階として、ハードディスク31に予め記録されている図4(a)に示す地図データ31Aから、計算された地表面基準点座標(Gx,Gy)を中心に撮影範囲に相当する、東西南北にそれぞれ200mの範囲を取り出して10mの解像度で量子化するとともに、図4(b)に示すテーブルデータ31Bから、画素毎に地上高に対応するZ座標と濃淡値を与えた3次元点群を生成する。この点群を標高点データと呼ぶ。
このようにして得られる標高点データの例を図7に示す。この例では、標高点データは、41×41=1681点となる。なお、便宜上、ここでは標高点データを、地表面基準点座標を原点(0,0,0)とし、X軸とY軸がそれぞれ平面直角座標のX軸とY軸に平行な右手座標系のデータとして正規化して用いる。
次に、透視投影変換プログラム34は、最初は、パラメーターの初期値を用いて、次の式(3)及び(4)に基づいて、標高点データの透視投影変換を行う。ここでは、投影中心のX座標、Y座標及びZ座標、並びに標高点データのX軸回りの回転角、Y軸回りの回転角及びZ軸回りの回転角の6パラメーターにより透視投影変換を定義する。i番目の標高点データの座標を(xi,yi,zi)、投影中心のX値とY値とZ値をそれぞれCxとCyとCz、標高点データのX軸回りの回転角とY軸回りの回転角とZ軸回りの回転角をそれぞれωとφとκとすると、透視投影変換は次の式(3)及び(4)で表される。
Figure 2011191186
なお、式(4)において、fは投影中心の焦点距離、x”iとy”iは透視投影変換後のi番目の標高点データの座標である。その後、透視投影変換プログラム34は、パラメーター計算プログラム35により計算(変更)されたパラメーターを用いて、標高点データの透視投影変換を行う。図7の標高点データに対する透視投影変換の例を図8−図10に示す。
図8(a)は、6パラメーターがCx=0、Cy=0、Cz=850、ω=0、φ=0、κ=0の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
図8(b)は、6パラメーターがCx=0、Cy=0、Cz=750、ω=0、φ=0、κ=0の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
図9(a)は、6パラメーターがCx=0、Cy=−30、Cz=800、ω=0、φ=0、κ=0の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
図9(b)は、6パラメーターがCx=30、Cy=0、Cz=800、ω=0、φ=0、κ=0の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
図10(a)は、6パラメーターがCx=0、Cy=0、Cz=800、ω=0、φ=0、κ=10の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
図10(b)は、6パラメーターがCx=0、Cy=0、Cz=800、ω=−30、φ=0、κ=0の場合の透視投影変換後の標高点データを示す。なお、焦点距離f=52(m)である。
なお、透視投影変換の6パラメーターの初期値は、計測装置20が計測した図3に示すカメラ1の位置と姿勢に関する情報20Aに基づいて与える。パラメーター計算プログラム35は、ヘリコプター100の現在位置(x,y,z)、目標地点までの距離D、機体ベクトル(Hu,Hv,Hw)、光軸ベクトル(Ou,Ov,Ow)から、X座標値、Y座標値及びZ座標値(Cx,Cy,Cz)、並びに回転角ω、φ及びκの透視投影変換用パラメーターを、次の式(5)−(12)に基づき計算する(光軸ベクトルがUV平面の第一象限にある場合)。
Figure 2011191186
次に、パラメーター計算プログラム35は、図5に示す地上高パタンと、図7に示す標高点データをパラメーターの初期値を用いて透視投影変換したものとの間で、相関係数を求めて相関評価を行う。その後、図5に示す地上高パタンと、図7に示す標高点データを変更したパラメーターを用いて透視投影変換したものとの間で、例えば、図8−図10にそれぞれ示す標高点データとの間で、相関係数を求めて相関評価を行う。
以降、パラメーター計算プログラム35によるパラメーターの変更と、透視投影変換プログラム34による標高点データの透視投影変換、パラメーター計算プログラム35による相関評価を繰り返して実行しつつ、相関係数が最大値となる場合の最適パラメーターを探す。このアルゴリズムには、局所探索法を用いることができる。なお、この局所探索法は、広く知られた方法なのでここでは説明を省略する。
式(3)及び(4)に基づいて、透視投影変換プログラム34が、最適パラメーターにより、図7の標高点データに対する透視投影変換を行った結果を図11に示す。
変化検出プログラム36は、地上高パタン計算プログラム32が計算した図5の地上高パタンと、透視投影変換プログラム34が計算した図11の透視投影変換後の標高点データを比較することにより、観察対象(図2(a)の画像データ1Aの被写体)の任意座標(画素)の変化を検出することができる。なお、変化検出プログラム36は、地上高パタン及び標高点データの全座標(画素)の変化を検出するが、データ(値)が無い座標についてはスキップする。
図12(a)は、図2(a)の時刻tに撮影された画像データ1Aに相当し、図12(b)は、図11の最適パラメーターによる透視投影変換後の標高点データに相当する。
図12(a)に示すように、例えば、画像データ1A上の座標(IX,IY)=(105,121)は、図12(b)に示すように、透視投影変換後の標高点データ上の座標(PX,PY)=(−3,1)に対応し、さらに、図5に示すように、地上高パタン上の座標(PX,PY)=(−3,1)に対応する。透視投影変換後の標高点データ上の座標(−3,1)の標高(濃淡)値は「35m以上」であり、地上高パタン上の座標(−3,1)の地上高(濃淡)値は「35m以上」であるので、この座標には変化が無いことが確認できる。
図13(a)は、図2(a)の時刻tに撮影された画像データ1Aに相当し、図13(b)は、図11の最適パラメーターによる透視投影変換後の標高点データに相当する。
また、図13(a)に示すように、例えば、画像データ1A上の座標(IX,IY)=(193,161)は、図13(b)に示すように、透視投影変換後の標高点データ上の座標(PX,PY)=(8,4)に対応し、さらに、図5に示すように、地上高パタン上の座標(PX,PY)=(8,4)に対応する。前者の値は「35m以上」、後者の値は「5m以上〜15m未満」であるので、変化していることが確認できる。すなわち、地上高が増加した建物や減少した建物などの変化を検出することができる。変化検出プログラム36は、座標(画素)毎に変化を検出した結果をディスプレイ40に表示する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置について図14から図17までを参照しながら説明する。この発明の実施の形態2に係る3次元変化検出装置の構成は、上記の実施の形態1と同様である。
始めに、動作説明に用いる各種のデータの例について説明する。
この実施の形態2では、各データは、上記の実施の形態1で用いた、図2の画像データ1A、1B、図3のカメラ1の位置と姿勢に関する情報20A、図4の地図データ31A、テーブルデータ31Bと同じである。
つぎに、この実施の形態2に係る3次元変化検出装置の動作について図面を参照しながら説明する。
まず、カメラ1と地上高パタン計算プログラム32の動作は、上記の実施の形態1と基本的に同じであるが、この実施の形態2では、32×32ピクセル(画素)の解像度の地上高パタンに加えて、撮影範囲の画像データを64×64ピクセル(画素)の解像度の2次元アレイとして量子化し、画素毎に地上高に比例した濃淡値を与えて地上高パタンを生成する。この地上高パタンの例を、図14に示す。
標高点データ生成プログラム33の動作も、上記の実施の形態1と基本的に同じであるが、この実施の形態2では、10mの解像度で量子化した標高点データに加えて、5mの解像度で量子化した標高点データも生成する。5mの解像度で量子化した標高点データの例を、図15に示す。
透視投影変換プログラム34及びパラメーター計算プログラム35の動作も、上記の実施の形態1と基本的に同様であるが、標高点データとしては、10mの解像度で量子化したものと、5mの解像度で量子化したものの2種類の量子化レベルの標高点データが利用可能である。透視投影変換プログラム34は、2種類の量子化レベルの標高点データの透視投影変換を行う。そこで、この実施の形態2では、地上高パタンと標高点データの相関係数の算定の方法を次の通り定める。
まず、パラメーター計算プログラム35は、図5及び図14の地上高パタンを4×4の16領域に分割する。次に、32×32ピクセルの解像度の地上高パタンの各領域と10mの解像度の標高点データとの間の相関係数を領域毎に求める。また、64×64ピクセルの解像度の地上高パタンの各領域と5mの解像度の標高点データとの間の相関係数を領域毎に求める。そして、同一の領域毎に相関係数を比較して高い相関係数をその領域の相関係数とする。つまり、2種類の32×32ピクセル及び64×64ピクセルの量子化解像度の地上高パタンと、2種類の10m及び5mの解像度の標高点データを用いて、地上高パタンの領域毎に相関係数を求め、高い方の相関係数をその領域の相関係数とする。さらに、計算された16領域の相関係数の平均を求め、それを領域全体の相関係数、すなわち、地上高パタンと標高点データの相関係数と定める。そして、パラメーター計算プログラム35は、その相関係数が最大値となる場合の最適パラメーターを計算する。
このようにしてパラメーター計算プログラム35が算定した最適パラメーターによる標高点データの透視投影変換結果を図16に示す。この例では、10mの解像度で量子化された領域と、5mの解像度で量子化された領域が混在している。図16の透視投影変換後の標高点データの領域毎の相関係数(a)と、全体を64×64ピクセルの解像度で量子化した地上高パタンと5mの解像度で量子化された標高点データのみを用いて最適パラメーターを算定した場合の領域毎の相関係数(b)の比較を図17に示す。すべての領域において、(a)の方が(b)に比べて高い相関が得られている。この例のように、標高点データを領域毎に量子化解像度を調整することで、より高い相関係数が得られる。これにより、地上高パタンと標高点データの対応付けが正確となり、精密な変化検出が可能となる。
なお、この実施の形態2では、地上高パタンを4×4の16領域に分割していたが、例えば4×3、5×5のような他の分割方法で分割して実施してもよい。
また、この実施の形態2では、32×32ピクセルの解像度と64×64ピクセルの解像度の2種類の解像度で地上高パタンを作成したが、他の解像度、例えば256×256ピクセルや160×120ピクセルなど、他の解像度で作成するようにして実施してもよい。さらに、この実施の形態2では、2種類の解像度で地上高パタンを作成して実施していたが、3種類以上、例えば32×32ピクセル、64×64ピクセル、128×128ピクセルのような3種類の解像度で地上高パタンを作成して実施してもよい。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る3次元変化検出装置について説明する。
上記の実施の形態1及び実施の形態2では、ビデオカメラ1が防災ヘリコプター100に搭載されている場合について説明したが、防災ヘリコプター100以外のグライダーや、軽飛行機などの移動体に搭載されていても良い。
また、撮影手段としてビデオカメラ1について説明したが、ビデオカメラ1の代わりに、スチルカメラを用いても良い。さらに、モービルマッピングシステムのように、レーザー測距装置を撮影手段として用いても良い。
1 カメラ、10 雲台、20 計測装置、30 計算機、31 ハードディスク、32 地上高パタン計算プログラム、33 標高点データ生成プログラム、34 透視投影変換プログラム、35 パラメーター計算プログラム、36 変化検出プログラム、40 ディスプレイ、100 防災ヘリコプター。

Claims (2)

  1. 移動体に搭載され、所定の観察対象を撮影して画像データを出力する撮影手段と、
    前記撮影手段の位置及び姿勢を計測する計測手段と、
    前記画像データから撮影範囲の3次元形状を推定し、座標毎に地上高を持つ地上高パタンを生成する地上高パタン計算手段と、
    前記撮影手段の位置に基づき、既知の地図データから前記撮影範囲に対応する、座標毎に標高を持つ標高点データを生成する標高点データ生成手段と、
    前記撮影手段の位置及び姿勢から求めた所定のパラメーターに基づき前記標高点データを透視投影変換する透視投影変換手段と、
    前記地上高パタンと透視投影変換された標高点データとの間の相関が最大となるように透視投影変換の最適パラメーターを計算するパラメーター計算手段と、
    前記地上高パタンと前記最適パラメーターで透視投影変換された標高点データとを座標毎に比較して前記所定の観察対象の変化を検出する変化検出手段と
    を備えたことを特徴とする3次元変化検出装置。
  2. 移動体に搭載され、所定の観察対象を撮影して画像データを出力する撮影手段と、
    前記撮影手段の位置及び姿勢を計測する計測手段と、
    前記画像データから撮影範囲の3次元形状を推定し、座標毎に地上高を持つ、第1及び第2の解像度の地上高パタンを生成する地上高パタン計算手段と、
    前記撮影手段の位置に基づき、既知の地図データから前記撮影範囲に対応する、座標毎に標高を持つ、第1及び第2の解像度の標高点データを生成する標高点データ生成手段と、
    前記撮影手段の位置及び姿勢から求めた所定のパラメーターに基づき前記第1及び第2の解像度の標高点データを透視投影変換する透視投影変換手段と、
    前記第1及び第2の解像度の地上高パタンを複数の領域に分割し、前記第1の解像度の地上高パタンの各領域と透視投影変換された第1の解像度の標高点データとの間の相関係数を求めるとともに、前記第2の解像度の地上高パタンの各領域と透視投影変換された第2の解像度の標高点データとの間の相関係数を求め、同一領域の2つの相関係数のうち高い相関係数を当該領域の相関係数として当該領域の標高点データを選択し、前記複数の領域の相関係数の平均を求め、前記平均が最大となるように透視投影変換の最適パラメーターを計算するパラメーター計算手段と、
    前記第2の解像度の地上高パタンと前記最適パラメーターで透視投影変換された第1及び第2の解像度が混在する標高点データとを座標毎に比較して前記所定の観察対象の変化を検出する変化検出手段と
    を備えたことを特徴とする3次元変化検出装置。
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