JP2011189160A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2011189160A
JP2011189160A JP2011119350A JP2011119350A JP2011189160A JP 2011189160 A JP2011189160 A JP 2011189160A JP 2011119350 A JP2011119350 A JP 2011119350A JP 2011119350 A JP2011119350 A JP 2011119350A JP 2011189160 A JP2011189160 A JP 2011189160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
identification information
display
displayed
premium character
premium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011119350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5229353B2 (ja
Inventor
Keiichi Hayakawa
圭一 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Bussan Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=44794681&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2011189160(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Sanyo Bussan Co Ltd filed Critical Sanyo Bussan Co Ltd
Priority to JP2011119350A priority Critical patent/JP5229353B2/ja
Publication of JP2011189160A publication Critical patent/JP2011189160A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5229353B2 publication Critical patent/JP5229353B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】撮影対象画像の表示に関連する日時情報を含む識別情報によって撮影画像データ
を識別可能な遊技機を提供する。
【解決手段】プレミアムリーチ後の大当り終了演出実行中に、停止スイッチ25aに手が
かざされたことが検出されると、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bと共に
日時情報を含む識別情報を図柄変動表示装置5にて表示させる。従って、プレミアムキャ
ラクタ5bを撮影した撮影画像データにおいて識別情報の表示が行われた日付及び時刻を
認識することができるので、撮影画像データを個々に識別することができる。
【選択図】図28

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に関する。
従来、パチンコ機等の遊技機において、例えば、複数の図柄列が変動表示される図柄変
動表示装置を備えた遊技機において、その図柄変動表示装置に変動表示される複数の図柄
列の停止時の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せとなったときに大当り遊技状態とな
ると共に、複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止時の組合せが大当り図柄の
組合せであるリーチ遊技状態となったときに、図柄変動表示装置にてリーチ演出を行うよ
うに構成されたものがある。そして、近年、この種の遊技機においては多種多様のリーチ
演出が行われるようになり、一台で複数のリーチ演出を行うものも出てきている。また、
これら複数のリーチ演出のうち、他のリーチ演出と比較して非常に稀にしか行われないリ
ーチ演出(いわゆる「プレミアムリーチ」)を行う遊技機もあり(例えば、特許文献1参
照。)、プレミアムリーチでしか見られない特定のキャラクタ(いわゆる「プレミアムキ
ャラクタ」)を画面表示することにより遊技の興趣を向上させようとする遊技機も提案さ
れている。
一方、近年、撮影機能付きの携帯電話機が広く普及するようになったため、遊技機の図
柄変動表示装置において表示されたプレミアムキャラクタを撮影機能付きの携帯電話機で
撮影し、撮影した画像データを電子メールに添付して友人の携帯電話機に送信することに
より、非常に稀にしか見られないプレミアムキャラクタを登場させたことを自慢して楽し
むことも可能となってきている。このため、遊技者が撮影したプレミアムキャラクタの画
像を遊技機メーカに送信してもらい、送信してきた遊技者に対して景品やサービスポイン
トを提供する等のキャンペーンを展開することも考えられる。
しかしながら、プレミアムキャラクタの撮影画像データを遊技機メーカーに送信するキ
ャンペーンを展開した場合、キャンペーンにおいて提供される景品をより多く獲得しよう
とする遊技者の中には、同一の撮影画像データを故意に遊技機メーカーへ複数回送信する
等、撮影画像データが不正使用されることも想定される。このような場合に、不正使用さ
れた撮影画像データを遊技機メーカー側で識別できないとすると、遊技機メーカーは不正
使用された撮影画像データに対しても景品の提供等を行わなければならない事態が発生す
るなど、当該キャンペーンの運営上重大な支障を来す可能性がある。
そこで、デジタルデータである撮影画像データを過去に受信した全ての画像データと一つ
ずつ照合することにより、同一画像か否かを判別することも考えられる。しかし、実際に
は画像サイズや明るさを変更するだけで画像データの内容が変化するため、画像データの
みで判別することは困難と考えられる。また、正規の撮影画像データであっても、過去に
受信及び保存された画像データとサイズや明るさ等が偶然に一致する可能性もあり、この
ような場合に画像データの不正使用であると判断して景品の提供等を行わないとすると、
遊技者に多大な不利益を与えるだけでなく、遊技者が遊技機メーカーに対して不信感を抱
く事態も招きかねない。さらに、過去に受信及び保存された全ての画像データと画素単位
で照合を行うことは処理負担が大きく、処理に多くの時間を要するという問題もある。
特開2002−102475号公報
解決しようとする問題点は、遊技機の表示手段に表示された撮影対象画像を撮影した撮
影画像データにおいて撮影対象画像を個々に識別することが困難である点等である。
(請求項1)画面表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
遊技者によって撮影される撮影対象画像を前記表示手段にて表示させる撮影対象画像表
示制御手段と、
日時を計数する時計手段と、
その時計手段より取得した前記撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又は時刻を表
す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて前記撮影対象画像と共に表示さ
せる識別情報表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
請求項1に記載の発明によれば、時計手段より取得した日時情報を少なくとも含む識別
情報が撮影対象画像と共に表示されるので、撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又
は時刻を、撮影対象画像を撮影した撮影画像データにおいて認識することができる。よっ
て、日時情報を含む識別情報を参照することにより同一の撮影画像データを重複して使用
する等の不正使用を防止することができ、ひいては画像データを多様な方法で活用するこ
とが可能となる。例えば、撮影対象画像としての特定のキャラクタを撮影した画像データ
をインターネット等を介して遊技機メーカに送信することにより、特定のキャラクタの獲
得ランキングへの参加、サービスポイントの付与等のサービスを実現することができる。
本発明によれば、時計手段より取得した日時情報を少なくとも含む識別情報が撮影対象
画像と共に表示されるので、撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又は時刻を、撮影
対象画像を撮影した撮影画像データにおいて認識することができる。よって、日時情報を
含む識別情報を参照することにより同一の撮影画像データを重複して使用する等の不正使
用を防止することができ、ひいては画像データを多様な方法で活用することが可能となる
。例えば、撮影対象画像としての特定のキャラクタを撮影した画像データをインターネッ
ト等を介して遊技機メーカに送信することにより、特定のキャラクタの獲得ランキングへ
の参加、サービスポイントの付与等のサービスを実現することができる。
本発明の実施の形態におけるパチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の概略構成図である。 図柄表示制御基板及びメイン基板のハードウェア構成を示すブロック図である。 特別電動役物制御ルーチンを説明するフローチャートである。 特別電動役物制御ルーチンの図4の続き部分を説明するフローチャートである。 図柄変動開始処理ルーチンを説明するフローチャートである。 (a)はリーチ演出処理ルーチンを説明するフローチャートであり、(b)はリーチ種別参照テーブルの一例を示す表である。 リーチ演出表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 (a)はノーマルリーチ演出画面の表示例を、(b)はスペシャルリーチA演出画面の表示例を、(c)はスペシャルリーチB演出画面の表示例をそれぞれ表す図である。 プレミアムリーチ演出画面の表示例を表す図である。 大当り開始演出処理ルーチンを説明するフローチャートである。 大当り開始演出表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 通常の大当り開始演出画面の表示例を表す図である。 プレミアムキャラクタの予告メッセージが表示された大当り開始演出画面の表示例をそれぞれ表す図である。 ラウンド演出処理ルーチンを説明するフローチャートである。 ラウンド演出表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 (a)は通常の第16ラウンド演出画面の表示例を、(b)はプレミアムキャラクタの予告メッセージが表示された第16ラウンド演出画面をそれぞれ表す図である。 インターバル演出処理ルーチンを説明するフローチャートである。 インターバル演出表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 インターバル演出画面の表示例を表す図である。 大当り終了演出処理ルーチンを説明するフローチャートである。 大当り終了演出表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 プレミアムリーチ以外のリーチ演出後における通常の大当り終了演出画面の表示例であり、(a)は大当り終了演出の開始直後の状態、(b)は大当り終了演出が半分程度進行した状態、(c)は大当り終了演出の終了直前の状態をそれぞれ示している。 プレミアムキャラクタの予告メッセージが表示されたプレミアムリーチ演出後における大当り終了演出画面の表示例であり、(a)は大当り終了演出の開始直後の状態、(b)は大当り終了演出が半分程度進行した状態、(c)は大当り終了演出の終了直前の状態をそれぞれ示している。 大当り終了演出一時停止ルーチンを説明するフローチャートである。 プレミアムキャラクタ撮影用画面表示処理ルーチンを説明するフローチャートである。 大当り終了演出再開ルーチンを説明するフローチャートである。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面の表示例である。 (a)は大当り終了演出の開始直後の状態、(b)は大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示された状態、(c)は大当り終了演出が再開された状態の表示例をそれぞれ示している。 確率変動処理ルーチンを説明するフローチャートである。 撮影機能付き携帯電話機を利用した遊技者サービス提供システムの全体構成図である。 携帯電話機の正面図である。 携帯電話機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図柄変動後のプレミアムリーチから大当り遊技状態の終了までの一連の演出の流れを示すチャート図である。 第1の変形例における図柄変動後のプレミアムリーチから大当り遊技状態の終了までの一連の演出の流れを示すチャート図である。 第1の変形例における大当り開始演出の停止中におけるプレミアムキャラクタ画面の表示例である。 第2の変形例における図柄変動後のプレミアムリーチから大当り遊技状態の終了までの一連の演出の流れを示すチャート図である。 第2の変形例における第4ラウンド終了後のインターバル演出の停止中におけるプレミアムキャラクタ画面の表示例である。 第3の変形例における図柄変動後のプレミアムリーチから大当り遊技状態の終了までの一連の演出の流れを示すチャート図である。 第3の変形例におけるプレミアムキャラクタが表示されたプレミアムリーチ画面の表示例である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報を二次元バーコード表示した第4の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報として遊技機ID、年月日及びカウンタ値を表示した第5の変形例を表す図である。 パチンコ機に接続される台間玉貸し装置の外観を示す斜視図である。 台間玉貸し装置を介して遊技者識別情報としての会員IDを入力するようにした第6の変形例におけるハードウェア構成を示すブロック図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報として会員ID、遊技機ID及び日時情報を表示した第6の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報として種類識別情報、遊技機ID及び日時情報を表示した第7の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報を拡大・縮小表示するようにした第8の変形例を表す図であり、(a)は拡大表示した例を、(b)は縮小表示した例をそれぞれ表している。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面においてプレミアムキャラクタの周囲を点滅表示するようにした第9の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面においてプレミアムキャラクタを明示するためのメッセージを文字表示するようにした第10の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面においてプレミアムキャラクタを移動表示するようにした第11の変形例を表す図であり、(a)はプレミアムキャラクタが画面中央に表示された状態を、(b)はプレミアムキャラクタが画面左寄りに表示された状態をそれぞれ表している。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において遊技機メーカーのURLを報知するようにした第12の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において遊技機メーカーのURLをプレミアムキャラクタ上に表示するようにした第13の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において詳細情報を表示するようにした第14の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において詳細情報の参照先URLを表示するようにした第15の変形例を表す図である。 大当り終了演出停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面において識別情報の表示位置を変更した第16の変形例を表す図である。 本発明をスロットマシンに適用した一実施の形態を示す正面図である。 本発明をパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機に適用した一実施の形態を示す正面図である。
以下、本発明の遊技機をパチンコ機において具体化した一実施の形態につき図面を参照
しつつ説明する。
本実施の形態のパチンコ機1は、遊技ホールに設置されたパチンコ島台のカウンタ台の
上部にて複数横方向に並べられて設けられる。パチンコ機1は、図1に示すように、前部
には前枠2が設けられ、さらにその前枠2にガラス扉枠3が取付けられている。ガラス扉
枠3は、軸により前枠2に開閉可能に支持され、かつガラスが嵌め込まれた金属製の枠と
、その枠に嵌め込まれる合成樹脂製の枠(以下「樹脂枠」という)とを備えている。ガラ
ス扉枠3の後方には、図2に示す遊技盤7が配置されている。遊技盤7は略円形の遊技領
域を有し、その遊技領域には第1種始動口4、図柄変動表示装置5及び大入賞口6が設け
られている。第1種始動口4は遊技球Bの通路を備え、その通路入口に羽根4aが開閉可
能に支持されている。尚、図柄変動表示装置5が、本発明の表示手段を構成するものであ
る。
ガラス扉枠3の下部には、賞球が払い出される上受け皿3aが装着されている。また、
前枠2の窓孔より下方には下受け皿2aが装着されている。下受け皿2aは、前記上受け
皿3aに入りきらない賞球や、上受け皿3aから球抜きした抜き球や、或いはファウル球
等の余剰球を、余剰球出口から排出させて貯留させるものである。前枠2における下受け
皿2aの右側方には遊技球Bを発射するための発射ハンドル17が回動操作可能に装着さ
れている。発射ハンドル17に対応する前枠2の裏側には駆動手段としてのモータ(図示
せず)が装着されており、発射ハンドル17の回動操作によってモータが回動され、これ
により打球杆(図示せず)が間欠動作されるとともに、前記発射ハンドル17の回動角度
に応じた弾発力に調節される。従って、前記モータ及び打球杆等によって球発射装置が構
成されている。
図柄変動表示装置5は第1種始動口4の上方に設けられており、液晶ディスプレイ(L
CD)からなる画面5aを備えている。画面5aには多種類の画像が表示されるが、その
1つとして、上図柄列8、中図柄列9及び下図柄列10が表示される。図柄列の数は前述
したもの(3列)に限られず、1列、2列、4列以上であってもよい。各図柄列8乃至1
0は、数字、記号等からなる複数の図柄によって構成されている。尚、図柄変動表示装置
5は、サブ基板の一つである図柄表示制御基板22によって駆動制御される。図柄変動表
示装置5では、図柄列8乃至10での図柄変動が、遊技球Bの第1種始動口4への入賞に
より開始される。図柄変動は上図柄列8、下図柄列10、中図柄列9の順に停止されるが
、これは一例にすぎず、別の順序で停止されてもよい。全ての図柄列8乃至10での図柄
変動が停止したとき、表示されている図柄(以下「停止図柄」という)の組合せが、予め
定められた組合せ(特定表示結果、以下「大当りの組合せ」という)、すなわち、同一種
類の図柄が大当りラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、777)、
となる場合がある。この停止図柄の組合せを、以下「大当り図柄」といい、停止図柄の組
合せが大当り図柄となることを「大当り条件が成立した」と表現することとする。本実施
形態では、大当りラインとして、垂直方向へ延びるもの(左・中・右の3種類)と、斜め
方向へ延びるもの(右下がり・左下がりの2種類)の合計5種類存在するが、これに限ら
れない。例えば、大当りラインの数が1つであり、通常、「1ライン」と呼ばれているも
のであってもよい。そして、大当りの組合せが成立すると特別電動役物が作動し、遊技者
にとって有利な特別遊技状態としての大当り遊技状態が到来し、より多くの賞球を獲得す
ることが可能となる。
さらに、パチンコ機1は大当り遊技状態の発生に先立ちリーチ遊技状態となる。ここで
、リーチ遊技状態とは大当り遊技状態の直前の状態をいい、例えば、下図柄列10での図
柄変動が、大当りライン上において上図柄列8での停止図柄と同一種類の図柄で停止し、
かつ、その後に中図柄列9での図柄変動が上下両図柄列8,10での停止図柄と同一種類
の図柄で停止されれば最終的に大当りの組合せとなる状態を含む。すなわち、リーチ遊技
状態とは、複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停止時の組合せが大当り図柄の
組合せである状態をいい、リーチ遊技状態が発生する停止図柄の組合せとなることを「リ
ーチ条件が成立した」と表現することとする。また、図柄変動が停止すると、大当り遊技
状態となる組合せで変動し、その図柄で停止されれば最終的に大当り遊技状態となる場合
において、その変動中の状態もリーチ遊技状態に含まれる。これは、通常、全回転(全図
柄)リーチと呼ばれているものである。大入賞口6は第1種始動口4の下方に設けられて
おり、1つのVゾーン11、2つの通路12,13及びシャッタ14を備えている。シャ
ッタ14は大入賞口用ソレノイド(以下、単に「ソレノイド」という)15により作動さ
せられ、Vゾーン11及び通路12,13の各入口を開閉する。
図2に示すように、遊技盤3には、始動口用スイッチ18、Vゾーン用スイッチ19及
びカウントスイッチ20が取付けられている。始動口用スイッチ18は、遊技球Bの第1
種始動口4への入賞を検出する。Vゾーン用スイッチ19は遊技球BのVゾーン11への
入賞を検出し、カウントスイッチ20は遊技球Bの大入賞口6への入賞を検出する。また
、各スイッチ18乃至20の検出結果に基づきソレノイド15を駆動制御される。そして
、遊技盤3各部を制御するために、メイン基板21と、サブ基板の一つである図柄表示制
御基板22と、音量調整基板、LED基板、払出し制御基板等の各種サブ基板23が設け
られている。また、図柄変動表示装置5の下方左右に、赤外線センサ式の停止スイッチ2
5aと再開スイッチ25bとが設けられている。尚、停止スイッチ25aが、本発明のス
イッチ手段を構成するものである。
メイン基板21は、パチンコ機1の主制御を行う制御基板であり、図3に示すように、
CPU21a,ROM21b,RAM21cを主要な構成要素として構成され、CPU2
1aによる制御の1つとして、大当り遊技状態の発生確率を条件に応じて変動させる、い
わゆる確率変動がある。具体的には、1/300程度の低確率で大当り遊技状態を発生さ
せる低確率モードと、その約5倍である1/60程度の高確率で大当り遊技状態を発生さ
せる高確率モードとが用意されており、大当り図柄の種類に応じて確率モードが切替えら
れる。すなわち、大当り図柄が、予め定められた特別図柄(例えば奇数図柄)であると高
確率モードに設定され、予め定められた通常図柄(例えば偶数図柄)であると低確率モー
ドに設定される。なお、低確率モードでの発生確率に対する高確率モードでの発生確率の
倍数は、前述した値(約5)以外の値であってもよい。また、ROM21bには、遊技機
IDが記憶されている。
図柄表示制御基板22は、サブ基板の一つであり、図3に示すように、CPU22a,
ROM22b,RAM22c、電波時計22dを主要な構成要素として構成され、CPU
22aがメイン基板21から入力される信号に基づいて図柄変動表示装置5を駆動制御す
る。また、ROM22bには、図柄表示用のデータやリーチ演出パターンデータ等が記憶
される。RAM22cは、表示処理を行うためのワークエリアとして使用される。また、
電波時計22dは、日時を計数するための時計手段であって、標準時に基づく標準電波を
受信して自動的に時刻の修正を行うように構成されている。電波時計22dは、より詳細
には、リアルタイムクロック22e、電池22f、受信部22g、時刻修正部22hを主
要な構成要素として構成される。リアルタイムクロック22eは、電池22fにより電源
が供給されて現在の日時を計数する。また、受信部22gは、標準時に基づく標準電波を
所定のタイミングで自動受信し、時刻修正部22hは、受信部22gによって受信された
標準電波に基づいてリアルタイムクロック22eにおける時刻を修正する。例えば、毎日
、一定の時刻(例えば、午前零時)に標準電波の受信及び時刻修正を行うように構成して
もよい。
次に、前記のように構成されたパチンコ機1各部の作用及び効果について説明する。図
4乃至図6のフローチャートは、制御装置21によって実行される各種ルーチンを示して
いる。これらのルーチンの各処理は、カウンタ群及びフラグFに基づいて実行される。カ
ウンタ群は、ラウンドカウンタR、入賞カウンタP及び確変カウンタCを含む。ラウンド
カウンタRはラウンド回数をカウントするためのものであり、入賞カウンタPはカウント
スイッチ20の検出結果に基づき大入賞口6への遊技球Bの入賞個数をカウントするため
のものである。確変カウンタCは高確率モードの終了を判断するためのものであり、「2
」,「1」,「0」の値を採る。なお、カウンタR,P,Cの初期値はいずれも「0」で
ある。そのほかにもカウンタ群は、大当り遊技状態発生を決定するための内部乱数カウン
タと、外れリーチ等を決定するための外れリーチ乱数カウンタと、停止図柄等を決定する
ためのそれぞれの図柄カウンタと、リーチ動作の種類を決定するためのリーチ種別カウン
タとを含む。尚、内部乱数カウンタ及びリーチ種別カウンタが、本発明の抽選手段として
機能するものである。ここで、外れリーチ乱数カウンタによる外れリーチとは、前述した
リーチ遊技状態の後に最終的に大当りの組合せとならない状態をいう。フラグFは、Vゾ
ーン11への遊技球Bの入賞の有無を判定するためのものであり、Vゾーン用スイッチ1
9によって入賞が検出されない場合に「0」に設定され、入賞が検出されると「1」に設
定される。なお、確率モードには低確率モードと高確率モードの2種類があることは既に
説明したが、初期値には低確率モードが設定されている。
さて、遊技者による遊技が開始されると、メイン基板21のCPU21aは、まず図4
の特別電動役物制御ルーチンのステップS10において、始動口用スイッチ18の検出結
果に基づき、遊技球Bの第1種始動口4への入賞があったか否かを判定する。この判定条
件が満たされていないと特別電動役物制御ルーチンを終了し、満たされているとステップ
S20において、内部乱数カウンタ、外れリーチ乱数カウンタの各値を取得するとともに
、各図柄カウンタの値に基づき図柄列8乃至10毎に外れ図柄を取得する。ここでの取得
とは、各カウンタの値を読取り、その値をRAM21cに記憶する処理を指す。次に、ス
テップS30で図柄変動開始処理を実行する。詳しくは、図6のステップS31において
、図柄列8乃至10の各図柄をそれぞれ図柄変動表示装置5で変動表示させる。この表示
により、遊技者には上・中・下の3つのリールがあたかも回転しているように見える。ス
テップS32において、内部乱数カウンタの値が大当り値と同一であるか否かを判定する
。大当り値としては、2種類の値(低確率用大当り値、高確率用大当り値)が用意されて
いる。前者は大当り遊技状態を前述した低確率で発生させるための値であり、後者は高確
率で発生させるための値である。例えば、内部乱数カウンタが、「0」乃至「299」の
範囲で所定時間毎に値を更新するものである場合、そのうちの「7」を低確率用大当り値
とし、「7」,「17」,「27」,「37」,「47」を高確率用大当り値とする。す
ると、大当り遊技状態が発生する確率は、低確率用大当り値を大当り値として用いた場合
には1/300となり、高確率用大当り値を大当り値として用いた場合には1/60とな
る。そして、前回の制御周期で低確率モードが設定されている場合には、低確率用大当り
値が大当り値として選択される。高確率モードが設定されている場合には、高確率用大当
り値が大当り値として選択される。
ステップS32の判定条件が満たされていると、ステップS33において、大当り値に
対応する大当り図柄を停止図柄としてメモリに記憶する。一方、ステップS32の判定条
件が満たされていないと、ステップS34において、外れリーチ乱数カウンタの値が予め
定められた外れリーチ値と同一である否かを判定する。この判定条件が満たされていると
、ステップS35において、外れリーチ値に対応する図柄(以下「外れリーチ図柄」とい
う)を停止図柄としてメモリに記憶する。なお、ステップS34の判定条件が満たされて
いないと、ステップS36において、前記ステップS20での外れ図柄を停止図柄として
メモリに記憶する。そして、上記ステップS33,S35,S36で停止図柄を記憶した
後、図柄変動開始処理ルーチンを終了する。前記のようにステップS30の処理(図柄変
動開始処理)を実行した後、図4のステップS40において上下両図柄列8,10におけ
る図柄を、前記ステップS33,S35,S36のいずれかの処理で記憶した停止図柄に
差替える。差替え後の図柄によって上下両図柄列8,10での図柄変動を停止させる。ス
テップS50では、上下両図柄列8,10における図柄の組合わせがリーチの組合わせ(
同一図柄)であるか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと特別電動役物制
御ルーチンを終了し、満たされていると、ステップS60において、リーチ演出処理を行
う。
詳しくは、図7(a)に示すリーチ演出処理ルーチンにおいて、まず、ステップS60
1で、リーチ種別カウンタの値に応じてリーチ演出パターンを決定する。すなわち、図7
(b)に示すリーチ種別参照テーブルを参照して、内部乱数カウンタの値が大当り値であ
る場合では、リーチ種別カウンタの値が「0」乃至「14」の場合はノーマルリーチ演出
パターンを、「15」乃至「99」の場合はスペシャルリーチA演出パターンを、「10
0」乃至「129」の場合はスペシャルリーチB演出パターンを、「130」の場合はプ
レミアムリーチ演出パターンを、それぞれ今回実行されるリーチ演出パターンとして決定
する。ここで、プレミアムリーチ演出パターンがリーチ演出パターンとして決定された場
合が、本発明の「特定のリーチ条件が成立した場合」に相当するものである。一方、内部
乱数カウンタの値が大当り値でない場合では(すなわち、外れリーチの場合)、リーチ種
別カウンタの値が「0」乃至「89」の場合はノーマルリーチ演出パターンを、「90」
乃至「109」の場合はスペシャルリーチA演出パターンを、「110」乃至「130」
の場合はスペシャルリーチB演出パターンを、それぞれ今回実行されるリーチ演出パター
ンとして決定する。尚、図7(b)より明らかなように、プレミアムリーチは大当りが確
定したリーチ演出である(プレミアムリーチの条件成立により常に大当り条件が成立する
)ので、外れリーチにおいてプレミアムリーチ演出が実行されることはない。続いて、ス
テップS602において、各リーチ演出パターンに対応するリーチ演出コマンド及び遊技
機IDを図柄表示制御基板22に送出する。
図柄表示制御基板22では、メイン基板21からリーチ演出コマンドを受け取ると、図
8に示すリーチ演出表示処理ルーチンに示すように、ステップS651で、リーチ演出コ
マンドがプレミアムリーチの表示指令であるか否かを判断し、プレミアムリーチのリーチ
演出の表示指令である場合は(ステップS651:Yes)、ステップS652でプレミ
アムフラグをONし、プレミアムリーチ以外のリーチ演出の表示指令である場合は(ステ
ップS651:No)、ステップS653において、プレミアムフラグをOFFする。次
に、ステップS654において、各リーチ演出コマンドに対応するリーチ演出パターンデ
ータをROM22bから読み出して、図柄変動表示装置5へリーチ演出表示制御を行った
後、本ルーチンの処理を終了する。尚、図9(a)はノーマルリーチ演出画面の表示例を
、同図(b)はスペシャルリーチA演出画面の表示例を、同図(c)はスペシャルリーチ
B演出画面の表示例を、図10はプレミアムリーチ演出画面の表示例をそれぞれ表してい
る。ここで、低確率モードにおける大当り発生確率は1/300であり、大当り時のリー
チ演出でプレミアムリーチとなる確率が1/131であるため、プレミアムリーチの発生
確率はこれらを乗じた結果、すなわち、1/39300という極めて低い確率となってい
る。従って、このような稀にしか発生しないプレミアムリーチ演出が実行されることによ
って、遊技者に大きな驚きと喜びとが与えられ、パチンコ機1における遊技の興趣がより
一層向上される。尚、ステップS653の処理が、本発明のリーチ演出制御手段として機
能するものである。
リーチ演出処理(ステップS60)が終了すると、ステップS70では、中図柄列9で
の図柄変動を停止させる。続いて、ステップS80において、図柄の組合せが大当りの組
合せであるか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと特別電動役物制御ルー
チンを終了し、満たされていると、ステップS90において、大当り開始演出処理を行う
。尚、大当り開始演出とは、遊技者にとって有利な遊技状態である大当り遊技状態が開始
される直前に行われ、大当り遊技状態がまもなく開始されることを遊技者に報知して遊技
意欲を向上させる演出である。また、本明細書では、大当り遊技状態の発生に関連して実
行される一連の演出(大当り開始演出、後述するラウンド演出、インターバル演出及び大
当り終了演出)を大当り演出と称することとする。
詳しくは、図11に示す大当り開始演出処理ルーチンにおいて、まず、ステップS90
1で、大当り開始演出コマンドを図柄表示制御基板22に送出する。次に、ステップS9
02で、プレミアムフラグがONであるか否かを判断する。プレミアムフラグがOFFで
ある場合(ステップS902:No)、本ルーチンの処理を終了してリターンする。一方
、プレミアムフラグがONである場合(ステップS902:Yes)、ステップS903
で、大当り遊技状態終了後に実行される大当り終了演出において、停止スイッチ25aに
手をかざすことにより、プレミアムキャラクタ撮影用画面が表示されることを予告的に報
知するための予告メッセージ表示コマンドを図柄表示制御基板22に送出し、本ルーチン
の処理を終了してリターンする。
図柄表示制御基板22では、メイン基板21から大当り開始演出コマンドを受け取ると
、図12に示す大当り開始演出表示処理ルーチンに示すように、ステップS951で、大
当り開始演出パターンデータをROM22bから読み出して、図柄変動表示装置5へ大当
り開始演出表示制御を行う。次に、ステップS952で、メッセージコマンドを受け取っ
たか否かを判断する。メッセージコマンドを受け取っていない場合(ステップS952:
No)、本ルーチンの処理を終了する。図13は、メッセージコマンドを受け取っていな
い場合(すなわち、直前がプレミアムリーチ以外の場合)の大当り開始演出画面の表示例
を示している。一方、メッセージコマンドを受け取っている場合(ステップS952:Y
es)、コマンドにより指定された予告メッセージを図柄変動表示装置5の下部に表示し
た後、本ルーチンの処理を終了する。図14は、予告メッセージを受け取った場合におけ
る大当り開始演出画面の表示例を示しており、大当り開始演出画面下部には、「大当り遊
技終了後、停止スイッチに手をかざすとプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示されます
。バッチリ撮ってね。」との予告メッセージが表示される。これにより、遊技者は、大当
り遊技終了後に、停止スイッチ25aの入力操作によりプレミアムキャラクタ撮影用画面
が表示されることを認識し、携帯電話機200における撮影の準備をすることができる。
ステップS90の大当り開始演出処理が終了すると、図4のステップS100において
、ラウンドカウンタRをリセットする。ステップS110において入賞カウンタPをリセ
ットするとともに、フラグFを「0」に設定する。続いて、図5のステップS120にお
いてソレノイド15を励磁する。すると、シャッタ14が倒れ、大入賞口6の通路入口が
開放される。この開放により、遊技球BのVゾーン11及び通路12,13への入賞が可
能となる。ステップS130でラウンドカウンタRを「1」インクリメントする。次に、
ステップS140で、ラウンド演出処理を実行する。尚、ラウンド演出とは、大入賞口6
が所定時間開放されて閉鎖されるまでの遊技状態(ラウンド遊技)において実行される演
出である。また、本明細書では、大当り遊技状態において実行されるラウンド演出と後述
するインターバル演出との繰り返しを大当り継続演出と称することとする。
詳しくは、図15に示すラウンド演出処理ルーチンにおいて、まず、ステップS140
1で、ラウンド演出コマンド及びラウンド数(Rの値)を図柄表示制御基板22に送出す
る。次に、ステップS1402で、最終ラウンド(R=16)であり且つプレミアムフラ
グがONであるか否かを判断する。ステップS1402の判定条件が満たされている場合
は(ステップS1402:Yes)、ステップS1403で、当該最終ラウンド終了後に
実行される大当り終了演出において、停止スイッチ25aに手をかざすことにより、プレ
ミアムキャラクタ撮影用画面が表示されることを予告的に報知するための予告メッセージ
表示コマンドを図柄表示制御基板22に送出し、本ルーチンの処理を終了してリターンす
る。ステップS1402の判定条件が満たされていない場合(ステップS1402:No
)、ステップS1403をスキップし、本ルーチンの処理を終了してリターンする。
図柄表示制御基板22では、メイン基板21からラウンド演出コマンドを受け取ると、
図16に示すラウンド演出表示処理ルーチンに示すように、ステップS1451で、ラウ
ンド演出パターンデータをROM22bから読み出して、図柄変動表示装置5へラウンド
演出表示制御を行う。次に、ステップS1452で、予告メッセージを受け取ったか否か
を判断する。予告メッセージを受け取っていない場合(ステップS1452:No)、本
ルーチンの処理を終了する。ここで、図17(a)は、通常の場合(予告メッセージを受
け取っていない場合)における第16ラウンドのラウンド演出画面の表示例を示している
。一方、予告メッセージを受け取っている場合(ステップS1452:Yes)、図柄変
動表示装置5の下部に予告メッセージを表示した後、本ルーチンの処理を終了する。ここ
で、図17(b)は、予告メッセージを受け取っている場合(すなわち、第16ラウンド
であり且つプレミアムフラグがONである場合)のラウンド演出画面の表示例を示してい
る。ラウンド演出画面下部には、図17(b)に示すように、「最終ラウンドです。この
ラウンド終了後、停止スイッチに手をかざすと、プレミアムキャラクタ撮影用画面が表示
されます。撮影の準備はいいかな?」との予告メッセージが表示される。これにより、遊
技者は、最終ラウンド終了後に停止スイッチ25aに手をかざすことにより、撮影対象画
像としてのプレミアムキャラクタ5bを含むプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示され
ることを認識し、携帯電話機200における撮影の準備をすることができる。
次に、ステップS140において、入賞カウンタPの値が所定値Pmax 以下であるか否
かを判定する。この判定条件が満たされていると、ステップS150において、大入賞口
6の閉鎖予定時期がまだか否かを判定する。この判定条件が満たされていると(ステップ
S150:Yes)、ステップS140へ戻る。その結果、大入賞口6の開放開始後にP
max 個よりも多くの遊技球Bが入賞するか、閉鎖予定時期が到来するかしない限りは、大
入賞口6が開放され続ける。これに対し、ステップS140,S150の判定条件のいず
れか一方が満たされていないと、ステップS160においてソレノイド15を消磁する。
すると、シャッタ14が起こされ、大入賞口6の通路入口が閉鎖される。ステップS17
0において、ラウンドカウンタRの値が所定値Rmax 以下であるか否かを判定する。この
判定条件が満たされていると、ステップS180においてフラグFが「1」であるか否か
を判定する。ステップS180の判定条件が満たされていると(ステップS180:Ye
s)、ステップS200でインターバル演出処理を行う。インターバル演出とは、大当り
遊技状態におけるラウンド遊技とラウンド遊技との間に設けられたインターバル期間(ラ
ウンド遊技間で大入賞口6が閉鎖される期間)に実行される演出であり、次のラウンドへ
進行することを報知する効果を奏する。
詳しくは、図18に示すインターバル演出処理ルーチンにおいて、ステップS2001
で、インターバル演出コマンドを図柄表示制御基板22に送出してリターンする。図柄表
示制御基板22では、メイン基板21からインターバル演出コマンドを受け取ると、図1
9に示すインターバル演出表示処理ルーチンに示すように、ステップS2051で、イン
ターバル演出パターンデータをROM22bから読み出して、図柄変動表示装置5へイン
ターバル演出表示制御を行い、本ルーチンの処理を終了する。ここで、図20は、インタ
ーバル演出画面の表示例を示している。
ステップS200のインターバル演出処理が終了すると、図4のステップS110へ戻
る。従って、一旦大当り遊技状態が発生すると、遊技球BがVゾーン11に最大Rmax 回
入賞するまでは、大入賞口6が開閉のサイクルを繰返す。例えば、所定値Pmax が「10
」に設定され、大入賞口6の開放時間が「約29.5」秒に設定され、所定値Rmax が「
16」に設定されている場合には、大入賞口6の開放後、(1)遊技球Bが大入賞口6へ
10個入賞すること、(2)約29.5秒が経過すること、のいずれか一方の条件が満た
された時点で大入賞口6が閉鎖される。そして、遊技球BのVゾーン11への入賞が次回
のラウンドへ進行するための継続条件として設定されており、この継続条件が満たされる
ことにより、大入賞口6の開放・閉鎖のサイクル(ラウンド遊技及びインターバル期間)
が、最大で16回(すなわち、第1ラウンドから第16ラウンドまで)繰返されることと
なる。ステップS170,S180の判定条件のいずれか一方が満たされていないと、ス
テップS210で大当り終了演出処理を実行する。尚、大当り終了演出は、大当り遊技状
態の終了直後に実行される演出であり、大当り遊技状態が終了して通常の遊技状態に戻る
ことを遊技者に報知する効果を有する。
詳しくは、図21に示す大当り終了演出処理ルーチンにおいて、まず、ステップS21
01で、大当り終了演出コマンドを図柄表示制御基板22に送出する。次に、ステップS
2102で、プレミアムフラグがONであるか否かを判断する。ステップS2102の判
定条件が満たされていない場合は(ステップS2102:No)、本ルーチンの処理を終
了しリターンする。従って、プレミアムフラグがOFFである場合、大当り終了演出が終
了すると直ちに通常遊技へ戻る。ステップS2102の判定条件が満たされている場合は
(ステップS2102:Yes)、ステップS2103で、プレミアムキャラクタ5bを
表示させるための停止スイッチ25aの入力操作を促すメッセージコマンドを図柄表示制
御基板22に送出する。
図柄表示制御基板22では、メイン基板21から大当り終了演出コマンドを受け取ると
、図22に示す大当り終了演出表示処理ルーチンに示すように、ステップS2151で、
大当り終了演出パターンデータをROM22bから読み出して、図柄変動表示装置5へ大
当り終了演出表示制御を行う。ここで、ステップS2151における大当り終了演出表示
制御の実行時間は所定時間t1である。さらに、ステップS2152で、メッセージコマ
ンドを受け取ったか否かを判断する。メッセージコマンドを受け取っていない場合(ステ
ップS2152:No)、本ルーチンの処理を終了する。図23は、プレミアムキャラク
タ5bを表示させるための操作入力を促すメッセージを受け取っていない場合(プレミア
ムリーチ以外のリーチ演出後)における大当り終了演出画面の表示例を示しており、図2
3(a)は大当り終了演出の開始直後の状態、同図(b)は大当り終了演出が半分程度進
行した状態、同図(c)は大当り終了演出の終了直前の状態をそれぞれ示している。図2
3(a)〜(c)に示されるように、大当り終了演出の進行に従って、画面5aにおいて
プレミアムキャラクタが右から左へ動きを伴う表示が行われる。
一方、メッセージコマンドを受け取っている場合(ステップS2152:Yes)、ス
テップS2153において、コマンドにより指定されたプレミアムキャラクタ5bを表示
させるための停止スイッチ25aの入力操作を促すメッセージを画面5a下部のメッセー
ジ表示領域5fに表示した後、本ルーチンの処理を終了する。図24は、プレミアムキャ
ラクタ5bを表示させるための停止スイッチ25aの入力操作を促すメッセージを受け取
った場合(プレミアムリーチ演出後)における大当り終了演出画面の表示例を示しており
、大当り終了演出画面下部には、「停止スイッチに手をかざすと、プレミアムキャラクタ
撮影用画面が表示されます。」とのメッセージが表示される。また、図24(a)は大当
り終了演出の開始直後の状態、同図(b)は大当り終了演出が半分程度進行した状態、同
図(c)は大当り終了演出の終了直前の状態をそれぞれ示している。
次に、図21に示す大当り終了演出処理ルーチンのステップS2104で、停止スイッ
チ25aに手がかざされたことが検出されたか否かを判別する。停止スイッチ25aに手
がかざされたことが検出されない場合(ステップS2104:No)、ステップS210
5で、所定時間t1が経過したか否かが判定される。所定時間t1が経過した場合(ステ
ップS2105:Yes)、本ルーチンの処理を終了してリターンする。所定時間t1が
経過していない場合(ステップS2105:No)、ステップS2104へ戻る。ステッ
プS2104で、停止スイッチ25aに手がかざされたことが検出された場合(ステップ
S2104:Yes)、ステップS2106において、大当り終了演出一時停止コマンド
を図柄表示制御基板22に送出する。次に、ステップS2107において、プレミアムキ
ャラクタ撮影用画面表示コマンド及び遊技機IDを図柄表示制御基板22に送出する。続
いて、ステップS2108で、再開スイッチ25bに手がかざされたことが検出されたか
、或いは、プレミアムキャラクタ撮影用画面の実行時間である時間t2が経過したかを判
別する。この判定が満たされない場合(ステップS2108:No)、ステップS210
8の判定を繰り返す。ステップS2108の判定が満たされた場合(ステップS2108
:Yes)、ステップS2109で、大当り終了演出再開コマンドを図柄表示制御基板2
2に送出した後、本ルーチンを終了してリターンする。従って、大当り終了演出の実行中
に停止スイッチ25aが入力操作されると、大当り終了演出が一時停止してプレミアムキ
ャラクタ画面が表示され、その後、再開スイッチ25bの操作入力又は時間t2の経過に
よって大当り終了演出が再開される。
図柄表示制御基板22では、メイン基板21から通常の大当り終了演出一時停止コマン
ドを受け取ると、図25に示す大当り終了演出停止処理ルーチンに示すように、ステップ
S2161において、大当り終了演出の進行状況をRAM22cに退避し、続いて、ステ
ップS2162において、大当り終了演出の実行を一時的に停止してリターンする。
次に、図柄表示制御基板22では、メイン基板21からプレミアムキャラクタ撮影用画
面表示コマンドを受け取ると、図26に示すプレミアムキャラクタ撮影用画面表示処理ル
ーチンに示すように、ステップS2171において、プレミアムキャラクタ5bの略全体
を含む撮影対象領域を長方形状に点線枠5cで囲む表示を行うと共に、その点線枠5c内
のプレミアムキャラクタ5bを矢印5dで指し示す表示を行う。尚、図28はプレミアム
キャラクタ撮影用画面の表示例を表している。また、矢印5d上には、「これを撮影」と
のメッセージが文字表示される。従って、点線枠5c及び矢印5dの表示によって、プレ
ミアムキャラクタ5bが撮影対象画像であることが明示される。尚、ステップS2171
の処理が、本発明の明示手段として機能するものである。続いて、ステップS2172に
おいて、プレミアムキャラクタ撮影用画面表示コマンドと共にメイン基板21から受け取
った遊技機IDを、プレミアムキャラクタ5bの略中央に設けられた識別情報表示領域5
e内に表示する。次に、ステップS2173において、電波時計22dより現在の日付及
び時刻を表す日時情報を取得する。さらに、ステップS2174において、電波時計22
dより取得した日時情報を、識別情報表示領域5e内に表示された遊技機IDの下に表示
する。例えば、図28に示すように、プレミアムキャラクタ撮影用画面において、プレミ
アムキャラクタ5bと共に遊技機IDとプレミアムキャラクタ5bが表示された日時情報
とが表示される。ここで、識別情報表示領域5e内には、上から順に遊技機ID「123
45」、日時情報「2003.5.21/20:30」が表示されている。図28の表示
例では、日時情報が年月日のみならず、時分情報「20:30」まで含んでいるため、同
一遊技機において表示されたプレミアムキャラクタ5bを日時情報のみで確実に個々に識
別することができる。また、識別情報表示領域5e内に表示された遊技機IDによって、
どの遊技機において表示されたプレミアムキャラクタ5bであるかが識別される。尚、ス
テップS2172〜S2174の処理が、本発明の識別情報表示制御手段として機能する
ものである。
さらに、ステップS2175において、遊技者に対して、プレミアムキャラクタ撮影用
画面に表示されたプレミアムキャラクタ5bの撮影を促すと共に、画面上のどの画像が撮
影対象(プレミアムキャラクタ5b)であるかを明示するメッセージをプレミアムキャラ
クタ撮影用画面下部のメッセージ表示領域5fに表示する。例えば、図28に示すように
、「点線枠内のプレミアムキャラクタを撮影してね!」とのメッセージが文字表示される
ことにより、プレミアムキャラクタ5bが点線枠5c内に表示されていることが明示され
、且つプレミアムキャラクタ5bの撮影を行うことが遊技者に対して促される。更に、ス
テップS2176において、プレミアムキャラクタ5bの撮影画像データの送信先メール
アドレス(具体的には、遊技機メーカーの電子メールアドレス)をメッセージ表示領域5
fに表示する。ここで、ステップS2175〜S2176の処理が、本発明の報知手段と
して機能するものである。尚、プレミアムキャラクタ撮影用画面では、プレミアムキャラ
クタ5bが静止した状態で所定時間以上に亘って継続して表示される。これにより、遊技
者が携帯電話機200による撮影の準備及び撮影を行うのに十分な時間が確保され、静止
したプレミアムキャラクタ5bを確実に撮影することができる。上述した各処理ステップ
を実行した後、本ルーチンを終了する。尚、識別情報の表示を伴うプレミアムキャラクタ
5b(図28、図29(b)参照)が、本発明の撮影対象画像に相当するものである。
ここで、低確率モードにおける大当り発生確率は1/300であり、大当り時のリーチ
演出でプレミアムリーチとなる確率が1/131であるため、プレミアムキャラクタの登
場確率はこれらを乗じた結果、すなわち、1/39300という極めて低い確率となって
いる。従って、このような稀にしか登場しないプレミアムキャラクタ撮影用画面が図柄変
動表示装置5にて表示されることによって、遊技者に大きな驚きと喜びとが与えられ、パ
チンコ機1における遊技の興趣がより一層向上される。尚、大当り終了演出表示処理ルー
チン及びプレミアムキャラクタ撮影用画面表示処理ルーチンの処理が、本発明の撮影対象
画像表示制御手段及び大当り演出制御手段として機能するものである。
次に、図柄表示制御基板22では、メイン基板21から大当り終了演出の再開コマンド
を受け取ると、図27に示す大当り終了演出再開処理ルーチンに示すように、ステップS
2181において、大当り終了演出の停止時における進行状況をRAM22cより読み出
し、続いて、ステップS2182において、大当り終了演出の再開を実行してリターンす
る。尚、大当り終了演出再開後の画面では、停止スイッチ25aの入力操作を促すメッセ
ージの表示は行わない。
ここで、大当り終了演出の実行中に停止スイッチ25aに手がかざされることにより大
当り終了演出の実行が一時的に停止されてプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示され、
所定時間t2経過後に大当り終了演出の実行が再開される場合の画面表示例を図29に示
す。図29(a)は、大当り終了演出開始直後(停止スイッチの入力操作前)の状態を、
同図(b)はプレミアムキャラクタ表示画面を、同図(c)は大当り終了演出が再開後の
状態をそれぞれ表している。
ステップS210の大当り終了演出処理が終了すると、ステップS220で確率変動処
理を実行し、その後、特別電動役物制御ルーチンを終了する。図30の確率変動処理ルー
チンでは、ステップS221において、大当り図柄が通常図柄(この場合偶数図柄)であ
るか否かを判定する。この判定条件が満たされていないと(ステップS221:No)、
すなわち、大当り図柄が特別図柄(奇数図柄)であると、ステップS226において高確
率モードを設定し、確変カウンタCに「2」を設定する。ステップS226の処理を実行
した後、確率変動処理ルーチンを終了する。このように、高確率中に特別図柄(奇数図柄
)で大当り遊技状態が連続して発生した場合には、高確率モードが継続することとなる。
一方、前記ステップS221の判定条件が満たされていると、すなわち、大当り図柄が通
常図柄(偶数図柄)であると、ステップS222において確変カウンタCが「0」でない
か否かを判定する。この判定条件が満たされていない(C=0)と確率変動処理ルーチン
を終了し、満たされている(C=2,1)とステップS223において確変カウンタCを
「1」デクリメントする。ステップS224において確変カウンタCが「0」であるか否
かを判定する。この判定条件が満たされていない(C=1)と確率変動処理ルーチンを終
了し、満たされている(C=0)とステップS225において、低確率モードを設定する
。このように一旦高確率モードが設定されると、確変カウンタCが「0」となるまで、す
なわち、高確率モード設定後、連続して偶数図柄で2回大当り遊技状態が発生するまでは
高確率モードが継続する。そして、偶数図柄での大当り遊技状態が2回連続すると、高確
率モードが終了し低確率モードに切替えられる。なお、本実施形態での処理手順は一例で
あり、適宜変更可能である。例えば、図柄変動処理(ステップS31)を停止図柄の記憶
処理(ステップS33,S35,S36)の後に行うようにしてもよい。
上述したように、本実施形態では、遊技球Bが第1種始動口4へ入賞したことが検出さ
れると、各カウンタの値が取得されるとともに図柄列8乃至10が変動表示される。各カ
ウンタの値に基づき停止図柄が記憶され、その停止図柄によって図柄変動が停止される。
停止されたときに表示されている図柄の組合せが大当りの組合せであると、遊技者に有利
な大当り遊技状態が発生し、遊技球BがVゾーン11に最大Rmax 回入賞するまで、大入
賞口6の開閉のサイクルが繰返される。一方、大当り図柄が特別図柄(奇数図柄)である
と高確率モードが設定され、次回と、その次の回の2回にわたり大当り遊技状態の発生確
率が高められる。すなわち、一旦高確率モードが設定されると、次回以降2回の大当り遊
技状態の発生確率が高められるが、その期間中に再び奇数図柄で大当り遊技状態が発生す
れば高確率モードが設定される。これに対し、前記期間経過後に通常図柄(偶数図柄)で
大当り遊技状態が発生すれば高確率モードが終了する(低確率モードに切替えられる)。
次に、上述した本実施の形態のパチンコ機1及び撮影機能付き携帯通信端末を利用した
遊技者サービス提供システム100の全体構成について、図31を参照しつつ説明する。
遊技者サービス提供システム100は、パチンコ機1と、撮影機能付きの携帯電話機20
0と、遊技機メーカーに設けられたサーバー装置101と、携帯電話機200とサーバー
装置101とが通信接続される通信網としてのインターネット102とから構成されてい
る。
携帯電話機200は、近年、広く普及するに至ったCCDカメラを搭載した撮影機能付
きの携帯通信端末であって、遊技者によって所持され且つ使用される。以下、携帯電話機
200の構成について、図32及び図33を参照しつつ説明する。携帯電話機200は、
図柄変動表示装置5において表示されるプレミアムキャラクタ画像を撮影すると共に、撮
影画像データを遊技機メーカーのサーバー装置101へ送信するために用いられ、図32
の正面図に示すように、ケース202、キー操作部204、液晶パネル(表示部)206
、赤外線受光部208、赤外線発光部209、及びCCDカメラ230から構成されてい
る。キー操作部204は、ケース202の正面ケース部203に配設されたもので、十字
キー、電源キー、ファンクションキー、オンフックキー(開始キー)、クリアキー、及び
文字・数字キー(テンキー)等から構成されている。液晶パネル206は、ケース202
に形成された開口部202aの内側に配置されている。赤外線受光部208は、赤外線発
光部209とともに、ケース202の左側部202bに配置されている。更に、ケース2
02の上部には、CCDカメラ230の一部であって被写体からの光を集光するための集
光レンズ230aが配置されている。
次に、携帯電話機200の電気回路構成につき図33のブロック図を参照して説明する
。携帯電話機200は、液晶パネル206、赤外線受光部208、及び赤外線発光部20
9に加えて、無線部210、音声回路212、レシーバー214、マイク216、送受信
アンテナ218、不揮発性メモリ220、制御部(マイクロコンピュータ)222、二次
電池224、及びCCDカメラ230を有する。無線部210は、制御部222により制
御されて、送受信アンテナ218を通して電波を媒体として基地局に対して送受信する。
音声回路212は、無線部210から制御部222を通して出力された受信信号をレシー
バー214に出力するとともに、マイク216から出力された音声信号を送信信号として
制御部222を通して無線部210に出力する。レシーバー214は、音声回路212か
ら出力された受信信号を受信音声に変換して出力し、マイク216は、操作者から発せら
れた送信音声を音声信号に変換して音声回路212に出力する。不揮発性メモリ220は
、各種データや、各種のプログラムを不揮発的に記憶する。二次電池224は、各回路に
電力を供給する。CCDカメラ230は、被写体からの光を集光レンズ230aを介して
CCD(電荷結合素子)へ集光し、光電変換並びにA/D変換を経て、デジタルデータと
しての画像データをメモリ220に保存する。制御部222は、CPU,ROM及びRA
Mを含むマイクロコンピュータ等から構成されたもので、電話の発着信処理、電子メール
の作成及び送受信処理、インターネット・ホームページの閲覧を含むインターネット処理
を行う。
サーバー装置101は、遊技機メーカーに設けられ、インターネット102に接続され
たコンピュータである。サーバー装置101は、遊技機メーカーの会員に関する各種のデ
ータを記憶・管理しており、例えば、プレミアムキャラクタの獲得ランキングや各メーカ
ー会員へ付与されるサービスポイントのポイント数データ等の記憶・管理が行われる。
次に、上述した遊技者サービス提供システム100において提供される遊技者サービス
(具体的には、プレミアムキャラクタ撮影キャンペーン)の流れについて説明する。遊技
者が遊技ホールに設置されたパチンコ機1で遊技をしている間にプレミアムリーチが到来
し、図柄変動表示装置5にプレミアムキャラクタ5bが表示された場合、遊技者は携帯電
話機200の撮影機能(CCDカメラ230)を用いてプレミアムキャラクタ5bの撮影
を行う(図31<1>)。次に、遊技者は、携帯電話機200に保存されたプレミアムキ
ャラクタ5bの撮影画像データを電子メールに添付して遊技機メーカのサーバー装置10
1へ送信する(図31<2>)。
サーバー装置101は、電子メールに添付されたプレミアムキャラクタ5bの撮影画像
データをインターネット102を介して受信すると共に(図31<3>)、電子メール送
信者である当該メーカー会員(遊技者)に関する各種データの更新を行う(図31<4>
)。例えば、当該会員のプレミアムキャラクタ獲得数データに「1」を加算する。この時
、プレミアムキャラクタ獲得ランキングの順位に変更が生じた場合は、プレミアムキャラ
クタ獲得ランキングの順位データを更新し、遊技機メーカーのインターネット・ホームペ
ージで公開する。また、プレミアムキャラクタの画像データを遊技機メーカーに送信した
遊技者への特典として、当該遊技者に与えられるサービスポイントのポイント数残高に所
定ポイントを追加する。
従って、遊技者サービス提供システム100によれば、遊技者が所持する撮影機能付き
携帯電話機200及びインターネット102を利用して、プレミアムキャラクタ獲得数の
ランキングやプレミアムキャラクタを獲得した遊技者に対してサービスポイントを付与す
る等の種々のサービスを容易に実現することができる。そして、プレミアムキャラクタの
獲得を遊技目標の一つとして認識させることによって、当該パチンコ機1の人気を高める
と共に、遊技者における遊技意欲をより一層向上させることが可能となるのである。
そして、本実施の形態のパチンコ機1によれば、電波時計22d(時計手段)より取得
した日時情報を含む識別情報が、プレミアムキャラクタ5b(撮影対象画像)と共に表示
されるので、プレミアムキャラクタ5bの表示に関連する日付及び時刻(より詳細には、
識別情報が表示された日付及び時刻)を、プレミアムキャラクタ5bを携帯電話機200
により撮影した撮影画像データにおいて認識することができる。よって、日時情報を含む
識別情報を参照することにより同一の撮影画像データを重複して使用する等の不正使用を
防止することができ、ひいては撮影画像データを多様な方法で活用することが可能となる
。例えば、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bを撮影した撮影画像データを
インターネット等を介して遊技機メーカに送信することにより、特定のキャラクタの獲得
ランキングへの参加、サービスポイントの付与等のサービスを実現することができる。
また、日時情報は、プレミアムキャラクタ5bの表示に関連する日付情報及び時分情報
を含んでいるので、同一遊技機において表示されたプレミアムキャラクタ5bを日時情報
のみで確実に個々に識別することができる。
また、識別情報が日時情報に加えて遊技機ID(遊技機識別情報)を含んでいるので、
プレミアムキャラクタ5bがどの遊技機において表示されたものであるかをプレミアムキ
ャラクタ5bの撮影画像データにおいて識別可能である。
また、電波時計22dが標準電波を受信することにより時刻の修正を行うので、電波時
計22dより取得した正確な日時情報を含む識別情報をプレミアムキャラクタ5bと共に
表示することができる。
また、図29及び図34(図柄変動後のプレミアムリーチから大当り遊技状態の終了ま
での一連の演出の流れを示すチャート図)に示されるように、プレミアムリーチ後の大当
り終了演出実行中に、停止スイッチ25aに手がかざされたことが検出されたことに基づ
いて、大当り終了演出の進行が一時的に停止され、プレミアムキャラクタ撮影用画面を表
示させる。従って、携帯電話機200によるプレミアムキャラクタ5bの撮影を希望する
遊技者は、停止スイッチ25aに手をかざすことによって大当り終了演出実行中の所望の
タイミングで撮影を行う機会が与えられるので、遊技の興趣を高めることにより遊技者に
おける遊技意欲の一層の向上を図ることができる。また、プレミアムキャラクタ5bの撮
影に興味がない遊技者は、停止スイッチ25aに手をかざすことなく、そのまま大当り終
了演出が進行して通常遊技に戻るのを待つことにより、当該遊技者にとって無用な撮影対
象画像の表示が行われることが回避されるので、煩わしい思いを抱くことなく遊技に興ず
ることができる。
また、停止スイッチ25aに手がかざされたことを検出した時点から一定時間(t2)
に亘り通常の大当り終了演出の進行を一時的に停止させてプレミアムキャラクタ撮影用画
面の表示を行った後、通常の大当り終了演出の進行を再開するので、遊技者は、大当り終
了演出の進行が一時的に停止した一定時間内に、プレミアムキャラクタ5bを携帯電話機
200により確実に撮影できると共に、一定時間経過後はそのまま待つだけで大当り終了
演出を経て通常遊技に戻ることができる。さらに、再開スイッチ25bの入力操作によっ
ても大当り終了演出が再開されるので、撮影が終了した後に再開スイッチ25bによる入
力操作を行うことにより、所望のタイミングで大当り終了演出に戻ることができる。
また、プレミアムキャラクタ撮影用画面では、プレミアムキャラクタ5bが所定時間継
続して表示されることにより、遊技者による撮影及び準備のための時間が確保されるので
、遊技者は確実に撮影を行うことができる。
また、大当り終了演出においてプレミアムキャラクタを動きのある態様で表示させると
共に、停止スイッチ25aに手がかざされたことが検出されたことに基づいて、プレミア
ムキャラクタ5bの動きが停止し且つ識別情報を伴ったプレミアムキャラクタ撮影用画面
を表示させるので、遊技者は、撮影対象画像としてプレミアムキャラクタ5bを容易且つ
確実に撮影することができる。
また、プレミアムリーチ後の大当り終了演出が開始されてプレミアムキャラクタ5bの
表示条件が成立したことがメッセージにより報知され且つ停止スイッチ25aに手をかざ
すことが促されることにより、遊技者は、プレミアムキャラクタ撮影用画面の表示条件が
成立したことを確実に認識し、停止スイッチ25aに手をかざしてプレミアムキャラクタ
5bを表示させるための入力操作を行うことができる。
また、大当り開始画面及び最終ラウンドのラウンド演出画面において、大当り遊技終了
後にプレミアムキャラクタ撮影用画面の表示条件が成立することが予告的に報知されるこ
とにより、遊技者は、プレミアムキャラクタ5bの表示条件が成立することを予め認識す
ることができる。
また、大当り条件を抽選する内部乱数カウンタ及びリーチ種別の抽選を実行するリーチ
種別カウンタ(抽選手段)を備え、内部乱数カウンタによる抽選に当選し且つリーチ種別
カウンタによる抽選にてプレミアムリーチが当選したことに基づいて、大当り終了演出に
おいてプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示可能となる。すなわち、大当り終了演出に
おいてプレミアムキャラクタ撮影用画面の表示を行うか否かが、抽選結果によって決定さ
れるため、大当り演出の表示内容が意外性・偶然性に富むものとなり、大当り遊技状態に
おける遊技の興趣を確実に高め、遊技者における遊技意欲の一層の向上を図ることができ
る。また、内部乱数カウンタとリーチ種別カウンタとを用いるので、大当り条件の抽選と
同時に撮影対象画像の表示に関する抽選を行うことができる。
また、大当り終了演出でプレミアムキャラクタ撮影用画面が表示される場合には、複数
回の予告報知、すなわち、プレミアムリーチ後の大当り開始演出及び第16ラウンド(最
終ラウンド)の演出画面においてそれぞれ予告報知が行われるので(図14、図17(b
)参照)、遊技者は、大当り遊技状態の終了までに携帯電話機200における撮影準備を
行うことができる。より具体的には、遊技者は、大当り開始演出画面における予告報知に
従って携帯電話機200を取り出す等の準備を行い、大当り終了演出の開始直前に実行さ
れる最終ラウンドのラウンド演出画面における予告報知により、タイミングを逃さずにプ
レミアムキャラクタ5bを撮影するための心の準備をすることができる。
また、ステップS2151の処理において遊技者によって撮影される撮影対象画像とし
てのプレミアムキャラクタ5bを図柄変動表示装置5にて画面表示させると共に、ステッ
プS2172〜S2174の処理(識別情報表示制御手段)において、撮影対象画像とし
てのプレミアムキャラクタ5bを個々に識別するための識別情報を図柄変動表示装置5に
てプレミアムキャラクタ5bと共に点線枠5c内に表示するので、プレミアムキャラクタ
5bを携帯電話機200の撮影機能で撮影した場合に、撮影画像データを受け取った遊技
機メーカ側で画像データを個々に識別することができる。よって、同一の撮影画像データ
を重複して使用する等の不正使用を防止することができる。
また、識別情報が文字等の並びとして表示されるので、表示された識別情報の内容を遊
技者自身や、撮影画像データを受け取った遊技機メーカ等の担当者が目視により認識する
ことができる。また、遊技機を識別するための遊技機識別情報としての遊技機IDが表示
されるので、プレミアムキャラクタ5bがどの遊技機において表示されたものであるかを
確実に識別することができる。また、識別情報はプレミアムキャラクタ5bの表示中に継
続して表示されるので、プレミアムキャラクタ5bが表示されている間はいつでもプレミ
アムキャラクタ5bと共に識別情報を確実に撮影することができる。
また、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操作によって、ステップS2
171の処理(明示手段)において、図柄変動表示装置5にて画面表示されたプレミアム
キャラクタ5bの略全体を含む撮影対象領域を囲む点線枠5cの表示が行われ、さらに、
プレミアムキャラクタ5bが矢印5dによって指し示されることによりプレミアムキャラ
クタ5bが確実に明示される。また、画面下部のメッセージ表示領域5fにおける「点線
枠内のプレミアムキャラクタ・・・」とのメッセージや、矢印5d上における「これを撮
影」とのメッセージが表示されることによって、より一層確実にプレミアムキャラクタ5
bが明示される。よって、遊技者は、表示画面5aにおいてどの画像が撮影対象画像とし
てのプレミアムキャラクタ5bであるかを確実に把握して撮影機能付きの携帯電話機20
0を用いて撮影を行うことができる。従って、上述した遊技機メーカーによって展開され
るプレミアムキャラクタの撮影キャンペーンを実効あるものとすることが可能となる。
また、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操作によって、ステップS2
175〜S2176の処理(報知手段)において図柄変動表示装置5にて画面表示された
プレミアムキャラクタ5bの撮影に関するメッセージ報知を行うので、遊技者は、報知さ
れたメッセージに基づいて、撮影機能付きの携帯電話機200を用いてプレミアムキャラ
クタ5bの撮影を確実に行うことができる。
また、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操作によって、ステップS2
175〜S2176の処理(報知手段)において、プレミアムキャラクタ5bの撮影に関
するメッセージが図柄変動表示装置5にて文字表示されるので、遊技者は、文字表示され
たメッセージを読むことにより、報知内容を確実に把握して撮影を行うことができる。ま
た、プレミアムキャラクタ5bの撮影が可能なプレミアムキャラクタ5b表示中のタイミ
ングでメッセージ表示が行われるので、遊技者は、メッセージに従って直ちに撮影を行う
ことができる。
また、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操作によって、ステップS2
175の処理(報知手段)において、プレミアムキャラクタの撮影を遊技者に促すメッセ
ージが報知されるので、遊技者はメッセージによって確実に撮影タイミングを知り、撮影
を行うことができる。また、ステップS2176の処理(報知手段)において、プレミア
ムキャラクタ5bを撮影した画像データの送信先である遊技機メーカーの電子メールアド
レスの報知を行うので、報知された電子メールアドレスを携帯電話機200の電子メール
送信画面において入力し、画像データを電子メールに添付して遊技機メーカへ確実に送信
することができる。
尚、本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱し
ない範囲で種々の変更を施すことが可能である。
例えば、前記実施の形態において、電池22fにより電波時計22dを駆動する構成と
したが、電池22fを省略して図示しないパチンコ機1の電源により駆動する構成とし、
パチンコ機1の電源投入時に標準電波を受信してリアルタイムクロック22eの時刻修正
を行う構成としてもよい。或いは、受信部22g及び時刻修正部22hを省略して、電池
22fによりリアルタイムクロック22eを駆動させる通常の時計として構成してもよい
また、前記実施の形態において、識別情報が表示された日付及び時刻を表す日時情報を
表示する構成としたが、プレミアムキャラクタ5bと識別情報との表示タイミングが異な
る場合には、プレミアムキャラクタ5b(撮影対象画像)が表示された日付及び/又は時
刻を表す日時情報を表示する構成としてもよい。或いは、撮影対象画像の表示可能条件が
成立した(例えば、プレミアムリーチ後の大当り終了演出が開始された)日付及び/又は
時刻を表す日時情報を表示する構成としてもよい。
また、前記実施の形態において、電波時計22dに手動で時刻設定を行うための時刻設
定ボタン(時刻設定手段)を設ける構成としてもよい。本変形例によれば、遊技ホール等
において標準電波の受信が困難な環境にパチンコ機1が設置された場合でも、時刻設定ボ
タンを操作することにより電波時計22dに手動で時刻設定を行うことができる。
また、前記実施の形態において、電波時計22dに標準電波を強制的に受信させるため
の強制受信ボタン(強制受信手段)を設ける構成としてもよい。本変形例によれば、遊技
機の生産工場等において出荷時に強制受信ボタンを操作することにより電波時計22dに
標準電波を強制的に受信させることにより、標準電波に基づいて確実に時刻設定を行うこ
とができる。
また、前記実施の形態において、電波時計22dがパチンコ機1より出力される所定の
信号に基づいて時刻修正を行うように構成してもよい。本変形例によれば、電波時計22
dがパチンコ機1より出力される所定の信号に基づいて適切なタイミングで時刻修正を行
うので、常に正確に日時を計数して正確な日時情報を表示することができる。例えば、日
時情報を少なくとも含む識別情報の表示時にCPU22aより出力されて電波時計22d
に入力される所定の信号に基づいて、電波時計22dが時刻修正を行う構成としてもよい
。本変形例によれば、電波時計22dが日時情報を少なくとも含む識別情報が表示される
タイミングで時刻修正を行うので、常に正確な日時情報を表示することができるとともに
、同一の日時情報が2回以上出力される不具合の発生を確実に防止することができる。
また、前記実施の形態において、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操
作の検出に基づいてプレミアムキャラクタ撮影用画面を表示して識別情報の表示を行う構
成としたが、大当り終了演出の進行に従い、識別情報の表示を伴うプレミアムキャラクタ
撮影用画面を自動的に表示する構成としてもよい。
また、前記実施の形態において、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操
作によってプレミアムキャラクタ5bの動きを停止させると共に、プレミアムキャラクタ
5bの少なくとも一部を拡大表示するように構成してもよい。本変形例によれば、遊技者
は、携帯電話機200を用いてプレミアムキャラクタ5bの所定部分(例えば、顔)を大
きくはっきりと撮影することができる。
また、前記実施の形態では、大当り終了演出実行中の停止スイッチ25aの入力操作に
よってプレミアムキャラクタ5bを表示可能としたが、一連の大当り演出を構成する他の
演出、すなわち、大当り開始演出、特定のラウンドにおけるラウンド演出又はインターバ
ル演出において停止スイッチ25aの入力操作の検出に基づいてプレミアムキャラクタ撮
影用画面を表示するように構成してもよい。例えば、図35に示す第1の変形例のように
、大当り開始画面において停止スイッチ25aに手がかざされたことを検出し、大当り開
始演出を一時的に停止してプレミアムキャラクタ撮影用画面を表示するように構成しても
よい。尚、図36は、大当り開始演出の停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面
の表示例を示している。
また、例えば、図37に示す第2の変形例のように、特定のラウンド(例えば、第4ラ
ウンド)終了後のインターバル演出の実行中に停止スイッチ25aに手がかざされたこと
の検出に基づいて、インターバル演出の進行を一時的に停止して、プレミアムキャラクタ
撮影用画面を表示するように構成してもよい。尚、図38は、特定のラウンド終了後のイ
ンターバル演出の停止中におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面の表示例を示している
また、プレミアムリーチ演出中にプレミアムキャラクタ5bを表示し、さらに大当り演
出の実行中に停止スイッチ25aに手がかざされたことの検出に基づいて、大当り演出を
一時的に停止して再度プレミアムキャラクタ5bを含むプレミアムキャラクタ撮影用画面
を表示する構成としてもよい。例えば、図39に示す第3の変形例のように、通常のリー
チ演出よりも長い実行時間が設定されたプレミアムリーチ演出中にプレミアムキャラクタ
5bを表示し、大当り終了演出中に停止スイッチ25aに手がかざされたことの検出に基
づいて、大当り終了演出を一時的に停止してプレミアムキャラクタ撮影用画面を表示する
ように構成してもよい。尚、図40は、本変形例におけるプレミアムキャラクタ5bが表
示されたプレミアムリーチ画面の表示例である。本変形例によれば、プレミアムリーチ演
出においてプレミアムキャラクタの撮影機会が与えられ、さらに大当り演出において再度
撮影機会が与えられることよって、大当り遊技状態における遊技の興趣を確実に高め、遊
技者における遊技意欲の一層の向上を図ることができる。或いは、プレミアムリーチ演出
中にのみ、停止スイッチ25aに手がかざされたことの検出に基づいてプレミアムキャラ
クタ5bを表示する構成としてもよい。
また、プレミアムキャラクタ5bの表示を行うか否かを予め選択可能な選択手段を設け
る構成としてもよい。例えば、プレミアムキャラクタ5bの表示を行うか否かを、パチン
コ機1に設けた図示しない押しボタン式の表示選択スイッチにより予め選択させ、表示選
択スイッチがON(表示を行うことが選択)されている場合にのみ、大当り終了演出実行
中に停止スイッチ25aに手がかざされたことの検出に基づいてプレミアムキャラクタ撮
影用画面を表示するように構成してもよい。尚、遊技者による選択結果を入力するための
入力操作手段として、遊技者の身体部位の動きを検知する非接触センサ、タッチパネル、
押しボタン、キーボード、又は音声入力装置のいずれを用いる構成としてもよい。また、
同様に、赤外線式の停止スイッチ25a及び再開スイッチ25bに代えて、遊技者の身体
部位の動きを検知する非接触センサ、タッチパネル、押しボタン、キーボード、又は音声
入力装置のいずれを用いる構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタ5bが大当り終了演出において表示
される旨の予告を大当り開始演出及び最終ラウンドのラウンド演出中に行うように構成し
たが、他のタイミングで予告報知を行うように構成してもよい。例えば、リーチ演出中に
予告報知を行うようにしてもよい。また、少なくとも一部のラウンドにおけるラウンド遊
技終了後のインターバル演出において予告報知を行うようにしてもよい。また、ラウンド
遊技中であって遊技球BがVゾーン11へ入賞して次のラウンドへの継続条件が成立した
時点で予告報知を行うようにしてもよい。Vゾーン11への入賞によって次のラウンドへ
進行することが確定してから次のラウンド開始までは、遊技者がVゾーン入賞を気にする
必要がない時間であるので、このタイミングで予告報知を行うことが効果的である。
また、前記実施の形態では、内部乱数カウンタの値が大当り値であり且つリーチ種別カ
ウンタの値がプレミアムリーチに対応づけられた値である場合に、大当り演出においてプ
レミアムキャラクタ5bを表示するように構成したが、リーチ種別の抽選とは別個に抽選
を実行し、その抽選に当選した場合に大当り演出においてプレミアムキャラクタ5bを表
示するように構成してもよい。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタの表示用データを図柄表示制御基板
22のROM22bに記憶する構成としたが、プレミアムキャラクタの表示用データを外
部から更新可能な構成としてもよい。例えば、プレミアムキャラクタの表示用データを不
揮発性メモリ22dに記憶して外部から書き換え可能な構成としてもよく、或いは、プレ
ミアムキャラクタの表示用データをホール管理コンピュータを介して外部から通信によっ
てRAM22c上へダウンロードするように構成してもよい。本変形例によれば、撮影キ
ャンペーン実施中などの必要な期間においてのみプレミアムキャラクタを表示させたり、
プレミアムキャラクタの絵柄の変更等を容易に行うことができる。
また、前記実施の形態では、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bを個々に
識別するための識別情報を文字表示する構成としたが、識別情報を機械読み取り可能なシ
ンボル(例えば、一次元若しくは二次元のバーコード)として表示するようにしてもよい
。例えば、図柄表示制御基板22のROM22bに二次元バーコード生成プログラムを搭
載し、識別情報(遊技機IDと日時情報)としての文字列データに基づいて二次元バーコ
ードシンボルを生成し、図26に示すプレミアムキャラクタ撮影用画面表示処理ルーチン
のフローチャートにおけるステップS2172〜S2174の処理においてプレミアムキ
ャラクタ5bと共に表示するように構成することができる。図41は、識別情報を二次元
バーコード化してプレミアムキャラクタ5bの略中央部分に表示した第4の変形例を示し
ている。本変形例によれば、識別情報が機械読み取り可能なシンボルとして表示されるの
で、シンボルの種類に対応した読み取り装置を用いて、プレミアムキャラクタ5bの撮影
画像データより迅速且つ確実に識別情報を読み取ることができる。よって、撮影画像デー
タが真正なものであるか否か等を機械的に判別して、画像データの不正使用を確実に防止
することができる。また、遊技機メーカーが撮影画像データを送信させるという先に述べ
たキャンペーンを運営するにあたって、撮影画像データを受信してチェックする業務の省
力化を図ることができる。尚、二次元バーコードは情報を高密度に表現可能であるため、
識別情報の表示態様として二次元バーコードを採用した場合、画面上での大きさを小さく
することができ、識別情報の表示がプレミアムキャラクタ5bによる効果的な演出表示の
妨げにならないという利点がある。
また、前記実施の形態では、識別情報が表示された日時を遊技機IDと共に表示する構
成としたが、識別情報として、遊技機IDと、日時情報及びプレミアムキャラクタ・カウ
ンタ値とを表示する構成としてもよい。例えば、図42に示す第5の変形例のように、プ
レミアムキャラクタ5bが表示された年月日と、その日にプレミアムキャラクタ5bが何
回目に表示されたかを表すプレミアムキャラクタ・カウンタ値とを表示するようにしても
よい。ここで、識別情報表示領域5e内には、上から順に遊技機ID「12345」、年
月日「2003.5.21」及びカウンタ値「03」(ハイフン以降の数値)が表示され
ている。この場合、カウンタ値のデータサイズは、1日にプレミアムキャラクタ5bが表
示される回数の最大値を表現可能であればよく、先に述べたようにプレミアムリーチの発
生確率が極めて小さいことから、比較的小さなデータサイズ(例えば、2桁)とすること
ができる。
また、識別情報として、遊技機IDと日時情報とに加えて、或いは、これらに代えて、
遊技者を識別するための遊技者識別情報を表示する構成としてもよい。具体的には、外部
装置として、図43に示すように、カード読み取り部52を備えた玉貸しに関する機能を
有する台間玉貸し装置51をパチンコ機1に隣接して設置すると共に、図44に示す第6
の変形例のように、パチンコ機1にはインタフェース基板24を搭載し、通信線50を介
して台間玉貸し装置51とインタフェース基板24とを接続する。台間玉貸し装置51は
、カード読み取り部52によって会員カードとしての磁気カード等より遊技者識別情報と
しての会員ID(例えば、遊技機メーカーより付与される会員番号等)を読み取ると、通
信線50を介して会員IDをパチンコ機1のインタフェース基板24へ送信する。インタ
フェース基板24は、受信した会員IDを図柄表示制御基板22へ送出し、図柄表示制御
基板22は、受け取った会員IDをRAM22cに記憶させておく。そして、図26に示
すプレミアムキャラクタ撮影用画面表示処理ルーチンのフローチャートの処理(例えば、
ステップS2171とS2172との間)において、会員IDを識別情報表示領域5e内
に表示する処理を行う。図45は、本変形例におけるプレミアムキャラクタ撮影用画面の
表示例を示しており、識別情報表示領域5e内において、上から順に、会員ID「X11
074」、遊技機ID「12345」、日時情報「2003.5.21/20:30」が
表示されている。
本変形例によれば、識別情報が遊技者識別情報としての会員IDを含んでいるので、撮
影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bを撮影した画像データにおいて遊技者を確
実に認識することができ、撮影画像データのセキュリティ性の向上を図ることができる。
尚、インタフェース基板24が、本発明の遊技者識別情報入力手段及びインタフェース手
段を構成するものである。或いは、さらに、別の変形例として、遊技者識別情報(例えば
、会員ID)の入力操作を行うための入力操作手段をパチンコ機1に設ける構成としても
よい。入力操作手段は、例えば、タッチパネル、キーボード、赤外線入力装置等によって
構成することができる。本変形例によれば、外部装置としての台間装置等を用いることな
く、パチンコ機1単体で遊技者識別情報の入力が可能であるという利点がある。
また、識別情報として、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bの種類を識別
するための種類識別情報を表示する構成としてもよい。具体的には、図26に示すプレミ
アムキャラクタ撮影用画面表示処理ルーチンのフローチャートの処理(例えば、ステップ
S2171とS2172との間)において、プレミアムキャラクタ5bの種類を表す文字
列を識別情報表示領域5e内に表示する処理を行う。図46は、第7の変形例におけるプ
レミアムキャラクタ撮影用画面の表示例を示しており、識別情報表示領域5e内において
、上から順に、種類識別情報「SAM」(プレミアムキャラクタ5bがSAM(サム)で
あることを表す)、遊技機ID「12345」、日時情報「2003.5.21/20:
30」が表示されている。本変形例によれば、例えば、プレミアムキャラクタ5bを撮影
した撮影画像データにプレミアムキャラクタ5bの全体が完全には含まれていない場合で
も、種類識別情報が撮影画像データ中に含まれている場合は、種類識別情報によってプレ
ミアムキャラクタ5bの種類を識別することができる。本変形例は、同一遊技機において
複数種類のプレミアムキャラクタが登場する場合等に特に有効である。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタ5b表示中に継続して識別情報を表
示する構成としたが、識別情報を所定の撮影タイミング中にのみ表示するように構成して
もよい。本変形例によれば、所定の撮影タイミング以外では識別情報が非表示とされるこ
とにより、プレミアムキャラクタ5bによる効果的な演出表示の妨げとなることが防止さ
れ、所定の撮影タイミング中は確実に識別情報が表示されるので、プレミアムキャラクタ
5bと共に識別情報を確実に撮影することができる。
また、遊技者の撮影動作を検知するための動作検知手段を設け、その動作検知手段によ
って撮影動作が検知された場合に識別情報を表示するように構成してもよい。ここで、動
作検知手段とは、例えば、携帯通信端末等の接近を検知可能な赤外線センサ等により構成
することができる。本変形例によれば、常には識別情報が非表示とされることにより、プ
レミアムキャラクタ5bによる効果的な演出表示の妨げとなることが防止され、撮影機能
付きの携帯通信端末等を用いた撮影動作が検知された場合には識別情報が表示されるので
、プレミアムキャラクタ5bと共に識別情報を確実に撮影することができる。
また、遊技者により操作されるスイッチ手段を設け、スイッチ手段が遊技者によって操
作された場合に識別情報を表示するように構成してもよい。ここで、スイッチ手段とは、
例えば、押しボタン式スイッチ等により構成することができる。本変形例によれば、常に
は識別情報が非表示とされることにより、プレミアムキャラクタ5bによる効果的な演出
表示の妨げとなることが防止され、遊技者による撮影の意思表示としてスイッチ手段が操
作された場合には識別情報が表示されるので、プレミアムキャラクタ5bと共に識別情報
を確実に撮影することができる。さらに、例えば、プレミアムキャラクタ5bの撮影キャ
ンペーン実施期間中にのみスイッチ手段を有効とし、それ以外の期間ではスイッチ手段を
無効とすることによって、必要な期間中にのみ識別情報、点線枠5c及び矢印5d等の表
示を行えるように構成してもよい。
また、前記実施の形態では識別情報を常に一定の大きさで表示する構成としたが、所定
のタイミングで識別情報を拡大又は縮小表示するように構成してもよい(第8の変形例)
。ここで、図47(a)は識別情報を拡大表示した例を、図47(b)は識別情報を縮小
表示した例をそれぞれ示している。例えば、所定の撮影タイミング以外では識別情報を縮
小表示することにより(図47(b)参照)、プレミアムキャラクタ5bによる効果的な
演出表示の妨げとなることが防止される。一方、所定の撮影タイミング中は識別情報を拡
大表示することにより(図47(a)参照)、遊技者は撮影機能付きの携帯通信端末等を
用いて、プレミアムキャラクタ5bと共に識別情報を大きく且つ鮮明に撮影することがで
きる。そして、拡大表示された識別情報を撮影した撮影画像データによれば、識別情報の
読み取りを容易且つ正確に行うことができる。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタ5bの略全体を含む撮影対象領域を
点線枠5cで囲む表示を行う構成としたが、点線枠に代えて実線や鎖線等の枠線で囲む表
示を行うように構成してもよい。
また、前記実施の形態では、点線枠5c及び矢印5dの表示によって撮影対象画像とし
てのプレミアムキャラクタ5bを明示する構成としたが、これに代えて、或いはこれに加
えて、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5b若しくはその周囲を点滅表示する
構成としてもよい。例えば、図48に示す第9の変形例は、プレミアムキャラクタ5bが
点滅表示される様子を表している。本変形例によれば、点滅表示によって撮影対象画像が
確実に明示されるので、遊技者は、表示画面においてどの画像が撮影対象画像であるかを
確実に把握し、撮影機能付きの携帯通信端末等を用いて撮影を行うことができる。
また、点線枠5cや矢印5dの表示を行うことなく、撮影対象画像を明示するためのメ
ッセージ表示のみによって撮影対象画像を明示する構成としてもよい。具体的には、画面
内における撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタの表示位置やプレミアムキャラク
タの特徴等を表す内容を含むメッセージを表示する。例えば、図49に示す第10の変形
例は、撮影対象画像を明示するためのメッセージとして、「画面中央のサム君(海パン姿
の青年)を撮影してね!」とのメッセージを文字表示するようにした画面表示例を示して
いる。本変形例によれば、撮影対象画像を明示するためのメッセージが文字表示されるこ
とにより撮影対象画像が確実に明示されるので、遊技者は、表示画面においてどの画像が
撮影対象画像であるかを確実に把握し、撮影機能付きの携帯通信端末等を用いて撮影を行
うことができる。また、音声発生装置を設けて撮影対象画像を明示するためのメッセージ
を音声出力する構成としてもよい。さらに、プレミアムキャラクタ5bの撮影に関するそ
の他のメッセージも音声出力する構成としてもよい。
また、前記実施の形態では、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bが画面5
a上で静止している例を示したが、プレミアムキャラクタ5bが画面5a上での移動を伴
う態様で表示させると共に、プレミアムキャラクタ5bの移動に合わせて点線枠5c及び
矢印5dを移動表示するように構成してもよい(第11の変形例)。例えば、図50(a
)は、プレミアムキャラクタ5bが画面5a中央に表示されている状態を示しており、図
50(b)は、プレミアムキャラクタ5bが画面5a上を左寄りに移動した状態を示して
いる。図50(b)に示されるように、点線枠5c及び矢印5dは、プレミアムキャラク
タ5bが左へ移動するのに伴って左へ移動表示されている。本変形例によれば、撮影対象
画像としてのプレミアムキャラクタ5bが画面5a上で移動することにより、移動するプ
レミアムキャラクタ5bを追いかけて撮影しなければならないという静止画像の撮影より
も難易度の高い撮影を行わせることによって、遊技の興趣を一層向上させることができる
。また、プレミアムキャラクタ5bの移動に合わせて点線枠5c及び矢印5dが移動表示
されるので、遊技者は、画面5a上を移動するプレミアムキャラクタ5bを確実に撮影対
象として認識して撮影機能付きの携帯通信端末等を用いて撮影を行うことができる。そし
て、本変形例を用いることにより、遊技機メーカーにおいて、例えば、「移動するプレミ
アムキャラクタを撮影しよう!」というキャンペーンを展開することも可能となる。
また、上述した変形例において、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタ5bの移
動に合わせて識別情報が移動表示されるので、遊技者は、画面上を移動するプレミアムキ
ャラクタ5bと共に識別情報を確実に撮影することができる。或いは、プレミアムキャラ
クタ5bが点線枠5cで示される撮影対象領域内で移動する場合には、識別情報を撮影対
象領域内の固定位置に表示するように構成してもよい。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタの撮影画像データの送信先である遊
技機メーカーの電子メールアドレスを報知する構成としたが、図51に示す第12の変形
例のように、遊技機メーカーのホームページアドレス(URL)を報知する構成としても
よい。本変形例では、報知されたURLを携帯電話機200のインターネット閲覧画面に
おいて入力し、画像データ送信先である遊技機メーカ等のインターネットホームページに
アクセスして撮影画像データの送信を行うことができる。
また、前記実施の形態又は変形例では、プレミアムキャラクタの撮影画像データの送信
先である遊技機メーカーの電子メールアドレス又は遊技機メーカーのURLをリーチ演出
画面下部のメッセージ表示領域5fに表示する構成としたが、図52に示す第13の変形
例のように、送信先に関する情報(URL、電子メールアドレス等)を点線枠5cで囲ま
れた撮影対象領域内の領域5gにて表示する構成としてもよい。本変形例によれば、撮影
機能付き携帯通信端末によって、撮影対象画像であるプレミアムキャラクタ5bと共に送
信先に関する情報も撮影される。従って、遊技者は、プレミアムキャラクタ5bと共に撮
影された送信先のURLや電子メールアドレスを携帯通信端末等の画面上で参照しながら
画像データの送信作業を容易且つ確実に行うことができる。
また、前記実施の形態では、撮影対象画像としてのプレミアムキャラクタの撮影を遊技
者に促すメッセージの報知を行う構成としたが、図53に示す第14の変形例のように、
撮影画像データを所定の送信先へ送信することによって得られる利益に関する情報等(例
えば、プレゼントの贈呈に関する情報)を含む詳細情報の報知を行う構成としてもよい。
遊技者は、画像データの送信によって得られる利益を確実に認識することができ、これに
より撮影対象画像の撮影及び送信に対する意欲向上が図られる。尚、詳細情報がメッセー
ジ表示領域5f内に一度に表示しきれない場合は、メッセージを左右若しくは上下にスク
ロールすることによりメッセージ文全体を表示することが可能となる。或いは、図54に
示す第15の変形例のように、このような詳細情報の参照先に関する報知を行うように構
成してもよい。本変形例によれば、遊技者は、報知された参照先(例えば、インターネッ
ト・ホームページのURL)にアクセスすることにより、画像データの送信によって得ら
れる利益を確実に認識することができ、これにより撮影対象画像の撮影及び送信に対する
意欲向上が図られる。
また、前記実施の形態では、遊技機識別情報として遊技機IDをプレミアムキャラクタ
5b上に表示するようにしたが、遊技機の主制御を行うためのメイン基板21の管理情報
(例えば、基板管理番号等)を識別情報として表示するようにしてもよい。本変形例によ
れば、メイン基板21のCPU21a等が不正に交換されていないこと、換言すれば、真
正なメイン基板21がパチンコ機1に搭載されていることを確実に認識することができる
また、前記実施の形態ではプレミアムキャラクタ5bの撮影を促すためのメッセージを
報知する構成としたが、プレミアムキャラクタ5bの撮影に関するアドバイス情報の報知
を行う構成としてもよい。例えば、プレミアムキャラクタ5bを上手に撮影するためのア
ドバイス情報として、撮影対象画像であるプレミアムキャラクタ5bのどの部分を撮影範
囲の中心として撮影すればよいかに関する注意事項等を報知することにより、遊技者はア
ドバイス情報を参考にして正確にプレミアムキャラクタの撮影を行うことができる。
また、前記実施の形態では、プレミアムキャラクタ5bの略中央部分に識別情報を表示
する構成としたが、プレミアムキャラクタ5bの近傍、より好ましくは点線枠5cで囲ま
れた撮影対象領域内に表示するようにしてもよい。例えば、図55は、点線枠5cで囲ま
れた撮影対象領域内の右下に識別情報表示領域5eを設けて識別情報を表示した第16の
変形例を示している。本変形例によれば、点線枠5cで囲まれたプレミアムキャラクタ5
b及びその周辺を含む撮影対象領域を撮影することによりプレミアムキャラクタ5bと共
に識別情報を確実に撮影することができる。
また、前記実施の形態ではプレミアムキャラクタ画像を大当り終了演出中に所定時間以
上継続して表示する構成としたが、これに加えて、或いはこれに代えて、プレミアムキャ
ラクタ画像を大当り終了演出中に複数回表示するように構成してもよい。本変形例によれ
ば、例えば、プレミアムキャラクタ画像が1回目に登場した際にうまく撮影できなかった
場合でも、2回目以降に登場するまでに撮影準備を整えて確実に撮影を行うことができる
前記実施の形態では、携帯通信端末として携帯電話機200を用いた例を示したが、携
帯電話機以外にPHS(簡易型携帯電話、Personal Handyphone System)、PDA(Pers
onal Digital Assistant)等の各種の携帯通信端末を利用することが可能である。
前記実施の形態では、高確率モード中に通常大当りが2回連続して発生したことに起因し
て低確率モードへ遷移する構成としたが、通常大当たりが1回発生したことに起因して低
確率モードへ遷移する構成としてもよい。
本発明は、前記実施の形態とは異なる種々の遊技機にも適用可能である。例えば、本発
明に適用される遊技機は、パチンコ遊技機であって、基本構成としては発射ハンドルを備
え、その発射ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所
定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動ゲートを通過)することを必要条件として
、表示装置において動的表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙
げられる。また、特別遊技状態の発生時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変
入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応
じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれるデータ等も含む)が付与さ
れるものが挙げられる。
また、本発明に適用される他の遊技機は、スロットマシンであって、基本構成としては
、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的表示した後に識別情報を確定表示する可変
表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の動的
表示が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、
所定時間経過することにより、識別情報の動的表示が停止され、その停止時の確定識別情
報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させ
る特別遊技状態発生手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダ
ル等が代表例として挙げられる。図56は、本発明をスロットマシンに適用した一実施の
形態であるスロットマシン301の外観を示す正面図である。図56に示されるように、
スロットマシン301には、略中央部に可変表示手段305が設けられている。
また、本発明に適用されるさらに別の遊技機は、パチンコ機とスロットマシンとを融合
させた遊技機であって、基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を動的
表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作
レバー)の操作に起因して識別情報の動的表示が開始され、停止用操作手段(例えばスト
ップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の動的
表示が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として
、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体と
して球を使用すると共に、前記識別情報の動的表示の開始に際しては所定数の球を必要と
し、特別遊技状態の発生に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機
」となる。図57は、本発明をパチンコ機とスロットマシンとを融合させた遊技機に適用
した一実施の形態である遊技機401の外観を示す正面図である。図57に示されるよう
に、遊技機401には、略中央部に可変表示手段405が設けられている。
(付記)
上述した実施形態から、以下に示す本発明の各手段を抽出することができる。以下、各
手段につき、必要に応じて作用効果等を付記しつつ説明する。
1.画面表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
遊技者によって撮影される撮影対象画像を前記表示手段にて表示させる撮影対象画像表
示制御手段と、
日時を計数する時計手段と、
その時計手段より取得した前記撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又は時刻を表
す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて前記撮影対象画像と共に表示さ
せる識別情報表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
手段1によれば、時計手段より取得した日時情報を少なくとも含む識別情報が撮影対象
画像と共に表示されるので、撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又は時刻を、撮影
対象画像を撮影した撮影画像データにおいて認識することができる。よって、日時情報を
含む識別情報を参照することにより同一の撮影画像データを重複して使用する等の不正使
用を防止することができ、ひいては画像データを多様な方法で活用することが可能となる
。例えば、撮影対象画像としての特定のキャラクタを撮影した画像データをインターネッ
ト等を介して遊技機メーカに送信することにより、特定のキャラクタの獲得ランキングへ
の参加、サービスポイントの付与等のサービスを実現することができる。
2.前記日時情報は、前記時計手段より取得した前記撮影対象画像の表示に関連する日
付情報及び時分情報を含むことを特徴とする手段1に記載の遊技機。
手段2によれば、日時情報は、時計手段より取得した撮影対象画像の表示に関連する日
付情報及び時分情報を含んでいるので、同一遊技機において表示された撮影対象画像を日
時情報のみで確実に個々に識別することができる。
3.前記識別情報は、所定条件でカウントアップされるカウンタ値をさらに含むことを
特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
手段3によれば、識別情報が日時情報に加えてカウンタ値を含んでいるので、重複が生
じない識別情報を限られたデータサイズで容易且つ確実に作成することができる。例えば
、撮影対象画像としてのキャラクタ画像が表示された年月日と、その日にキャラクタ画像
が何回目に表示されたかを表すカウンタ値との組合わせを含む識別情報を作成してもよい
。この場合、カウンタ値のデータサイズは、1日にキャラクタ画像が表示される回数の最
大値を表現可能であればよく、比較的小さなデータサイズとすることができる。
4.前記識別情報は、遊技機を識別するための遊技機識別情報をさらに含むことを特徴
とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
手段4によれば、識別情報が日時情報に加えて遊技機識別情報を含んでいるので、撮影
対象画像がどの遊技機において表示されたものであるかを撮影対象画像の撮影画像データ
において識別可能である。
5.前記遊技機識別情報は、遊技機の主制御を行うためのメイン基板の管理情報を含ん
でいることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
手段5によれば、遊技機識別情報が遊技機の主制御を行うためのメイン基板の管理情報
(例えば、基板管理番号等)を含んでいるので、メイン基板のCPU等が不正に交換され
ていないこと、換言すれば、真正なメイン基板が遊技機に搭載されていることを確実に認
識することができる。
6.遊技者を識別するための遊技者識別情報を入力させる遊技者識別情報入力手段を備
え、
前記識別情報は、前記遊技者識別情報入力手段によって入力された遊技者識別情報をさ
らに含むことを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
手段6によれば、識別情報が遊技者識別情報入力手段によって入力された遊技者識別情
報を含んでいるので、撮影対象画像を撮影した画像データにおいて遊技者を確実に認識す
ることができ、撮影画像データのセキュリティ性の向上を図ることができる。尚、遊技者
識別情報とは、例えば、遊技機メーカーが遊技者に対して付与する会員番号や会員ID等
である。
7.前記遊技者識別情報入力手段は、当該遊技機に接続された外部装置より前記遊技者
識別情報を入力させるインターフェース手段からなることを特徴とする手段6に記載の遊
技機。
手段7によれば、会員カード等のカード型記録媒体等からの情報の読み取り又はキー操
作等によって外部装置に入力された遊技者識別情報が、インターフェース手段を介して確
実に遊技機へ入力される。尚、外部装置とは、例えば、遊技機に隣接配置される台間装置
であって、遊技媒体の貸し出しに関する機能を有する台間玉貸し装置や各種の情報表示を
行う機能を有する端末装置等である。
8.前記遊技者識別情報入力手段は、前記遊技者識別情報の入力操作を行うための入力
操作手段からなることを特徴とする手段7に記載の遊技機。
手段8によれば、遊技者が入力操作手段において入力操作を行うことによって、遊技者
識別情報が確実に遊技機へ入力される。尚、入力操作手段は、例えば、タッチパネル、キ
ーボード、赤外線入力装置等によって構成することができる。
9.前記識別情報は、前記撮影対象画像の種類を識別するための種類識別情報をさらに
含んでいることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の遊技機。
手段9によれば、識別情報が撮影対象画像の種類を識別するための種類識別情報を含ん
でいるので、例えば、撮影対象画像を撮影した撮影画像データに撮影対象画像の全体が完
全には含まれていない場合でも、種類識別情報が撮影画像データ中に含まれている場合は
、種類識別情報によって撮影対象画像の種類を識別することができる。特に、同一遊技機
において複数種類の撮影対象画像が表示される場合等に有効である。尚、撮影対象画像の
種類とは、例えば、撮影対象画像がキャラクタ画像である場合はキャラクタの種類である
10.前記時計手段は、標準時に基づく標準電波を受信可能な電波時計であることを特
徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の遊技機。
手段10によれば、電波時計が標準電波を受信することにより時刻の修正を行うので、
識別情報表示制御手段は、電波時計より取得した正確な日時情報を含む識別情報を撮影対
象画像と共に表示することができる。
11.前記電波時計は、当該遊技機の電源投入時に時刻修正を行うことを特徴とする手
段10に記載の遊技機。
手段11によれば、電波時計が当該遊技機の電源投入時に時刻修正を行うので、夜間等
に遊技機の電源が遮断される場合でも、常に正確な日時を計数することができる。
12.前記電波時計は、遊技機より出力される所定の信号に基づいて時刻修正を行うこ
とを特徴とする手段10又は11に記載の遊技機。
手段12によれば、電波時計が遊技機より出力される所定の信号に基づいて適切なタイ
ミングで時刻修正を行うので、常に正確に日時を計数して正確な日時情報を表示すること
ができる。
13.前記電波時計は、日時情報を少なくとも含む識別情報の表示時に時刻修正を行う
ことを特徴とする手段10乃至12のいずれかに記載の遊技機。
手段13によれば、電波時計が日時情報を少なくとも含む識別情報が表示されるタイミ
ングで時刻修正を行うので、常に正確な日時情報を表示することができるとともに、同一
の日時情報が2回以上出力される不具合の発生を確実に防止することができる。
14.前記電波時計に手動で時刻設定を行うための時刻設定手段を備えたことを特徴と
する手段10乃至13のいずれかに記載の遊技機。
手段14によれば、遊技ホール等において標準電波の受信が困難な環境に遊技機が設置
された場合でも、時刻設定手段により電波時計に手動で時刻設定を行うことができる。
15.前記電波時計に標準電波を強制的に受信させるための強制受信手段を備えたこと
を特徴とする手段10乃至14のいずれかに記載の遊技機。
手段15によれば、遊技機の生産工場等において出荷時に強制受信手段により電波時計
に標準電波を強制的に受信させることにより、標準電波に基づいて確実に時刻設定を行う
ことができる。
16.前記識別情報表示制御手段は、前記撮影対象画像が表示された日付及び/又は時
刻を表す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて表示させることを特徴と
する手段1乃至15のいずれかに記載の遊技機。
手段16によれば、識別情報表示制御手段は、撮影対象画像が表示された日付及び/又
は時刻を表す日時情報を少なくとも含む識別情報を表示手段にて表示させるので、撮影対
象画像を撮影した画像データにおいて、撮影対象画像が表示された日付及び/又は時刻を
認識することができる。
17.前記識別情報表示制御手段は、前記撮影対象画像の表示可能条件が成立した日付
及び/又は時刻を表す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて表示させる
ことを特徴とする手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
手段17によれば、識別情報表示制御手段は、撮影対象画像の表示可能条件が成立した
日付及び/又は時刻を表す日時情報を少なくとも含む識別情報を表示手段にて表示させる
ので、撮影対象画像を撮影した画像データにおいて、撮影対象画像の表示可能条件が成立
した日付及び/又は時刻を認識することができる。
18.前記識別情報表示制御手段は、前記識別情報が表示された日付及び/又は時刻を
表す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて表示させることを特徴とする
手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
手段18によれば、識別情報表示制御手段は、識別情報が表示された日付及び/又は時
刻を表す日時情報を少なくとも含む識別情報を表示手段にて表示させるので、撮影対象画
像を撮影した画像データにおいて、識別情報が表示された日付及び/又は時刻を認識する
ことができる。
19.前記識別情報は、文字等の並びとして表示されることを特徴とする手段1乃至1
8のいずれかに記載の遊技機。
手段19によれば、識別情報が文字等の並びとして表示されるので、表示された識別情
報の内容を遊技者自身や、撮影画像データを受信した遊技機メーカの担当者等が目視によ
り認識することができる。尚、文字等には、英字、カタカナ、ひらがな、漢字、記号、数
字等が含まれる。
20.前記識別情報は、機械読み取り可能なシンボルとして表示されることを特徴とす
る手段1乃至19のいずれかに記載の遊技機。
手段20によれば、識別情報が機械読み取り可能なシンボルとして表示されるので、シ
ンボルの種類に対応した読み取り装置を用いて、撮影対象画像を撮影した画像データより
簡単且つ確実に識別情報を読み取ることができる。よって、撮影画像データの識別情報を
機械的に正確且つ迅速に判別することができる。
21.前記識別情報は、一次元若しくは二次元のバーコードとして表示されることを特
徴とする手段20に記載の遊技機。
手段21によれば、一次元若しくは二次元のバーコードとして表示されるので、バーコ
ードの種類に対応した読み取り装置を用いて、撮影対象画像を撮影した画像データより迅
速且つ確実に識別情報の読み取りを行うことができる。
22.前記識別情報は、前記撮影対象画像上に表示されることを特徴とする手段1乃至
21のいずれかに記載の遊技機。
手段22によれば、識別情報が撮影対象画像上に表示されるので、撮影対象画像と共に
識別情報を確実に撮影することができる。
23.前記識別情報は、前記撮影対象画像の略中央部分に表示されることを特徴とする
手段22に記載の遊技機。
手段23によれば、識別情報が撮影対象画像の略中央部分に表示されるので、撮影対象
画像を撮影する際に識別情報が撮影範囲外にはみ出すことが防止される。
24.前記識別情報は、前記撮影対象画像の近傍に表示されることを特徴とする手段1
乃至21のいずれかに記載の遊技機。
手段24によれば、識別情報が撮影対象画像の近傍に表示されるので、撮影対象画像と
その周辺を含む画面領域を撮影することにより撮影対象画像と共に識別情報を確実に撮影
することができる。
25.前記識別情報表示制御手段は、前記識別情報を前記撮影対象画像の表示中に継続
して表示することを特徴とする手段1乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段25によれば、識別情報が撮影対象画像の表示中に継続して表示されるので、撮影
対象画像が表示されている間はいつでも撮影対象画像と共に識別情報を確実に撮影するこ
とができる。
26.前記識別情報表示制御手段は、前記識別情報を所定の撮影タイミング中にのみ表
示することを特徴とする手段1乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段26によれば、所定の撮影タイミング以外では識別情報が非表示とされることによ
り、撮影対象画像の効果的な演出表示の妨げとなることが防止され、所定の撮影タイミン
グ中は確実に識別情報が表示されるので、撮影対象画像と共に識別情報を確実に撮影する
ことができる。
27.遊技者の撮影動作を検知するための動作検知手段を備え、
前記識別情報表示制御手段は、前記動作検知手段によって撮影動作が検知された場合に
前記識別情報を表示することを特徴とする手段1乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段27によれば、常には識別情報が非表示とされることにより、撮影対象画像の効果
的な演出表示の妨げとなることが防止され、撮影機能付きの携帯通信端末等を用いた撮影
動作が検知された場合には識別情報が表示されるので、撮影対象画像と共に識別情報を確
実に撮影することができる。
28.遊技者により操作されるスイッチ手段を備え、
前記識別情報表示制御手段は、前記スイッチ手段が遊技者によって操作された場合に前
記識別情報を表示することを特徴とする手段1乃至24のいずれかに記載の遊技機。
手段28によれば、常には識別情報が非表示とされることにより、撮影対象画像の効果
的な演出表示の妨げとなることが防止され、遊技者による撮影の意思表示としてスイッチ
手段が操作された場合には識別情報が表示されるので、撮影対象画像と共に識別情報を確
実に撮影することができる。さらに、例えば、撮影対象画像の撮影キャンペーン実施期間
中にのみスイッチ手段を有効とし、それ以外の期間ではスイッチ手段を無効とすることに
よって、必要な期間中にのみ識別情報の表示を行えるように構成してもよい。
29.前記撮影対象画像表示制御手段は、前記撮影対象画像を画面上での移動を伴う態
様で表示させると共に、
前記識別情報表示制御手段は、前記撮影対象画像の移動に合わせて前記識別情報の移動
表示することを特徴とする手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段29によれば、撮影対象画像が、撮影対象画像表示制御手段によって移動を伴う態
様で表示されるので、移動する撮影対象画像を追いかけて撮影しなければならないという
静止画像の撮影よりも難易度の高い撮影を行わせることによって、遊技の興趣を一層向上
させることができる。また、識別情報表示制御手段によって撮影対象画像の移動に合わせ
て識別情報が移動表示されるので、遊技者は、画面上を移動する撮影対象画像と共に識別
情報を確実に撮影することができる。
30.前記撮影対象画像表示制御手段は、前記撮影対象画像を画面上での移動を伴う態
様で表示させると共に、
前記識別情報表示制御手段は、前記識別情報を所定の固定位置に表示することを特徴と
する手段1乃至28のいずれかに記載の遊技機。
手段30によれば、撮影対象画像が、撮影対象画像表示制御手段によって移動を伴う態
様で表示されるので、移動する撮影対象画像を追いかけて撮影しなければならないという
静止画像の撮影よりも難易度の高い撮影を行わせることによって、遊技の興趣を一層向上
させることができる。ここで、例えば、撮影対象画像が所定の撮影対象領域内で移動する
場合には、識別情報表示制御手段によって識別情報が撮影対象領域内の固定位置に表示さ
れることにより、遊技者は、撮影対象画像と共に識別情報を確実に撮影することができる
31.前記識別情報表示制御手段は、所定のタイミングで前記識別情報を拡大又は縮小
表示することを特徴とする手段1乃至30のいずれかに記載の遊技機。
手段31によれば、例えば、所定の撮影タイミング以外では識別情報を縮小表示するこ
とにより撮影対象画像の効果的な演出表示の妨げとなることが防止され、所定の撮影タイ
ミング中は識別情報を拡大表示することにより、遊技者は、撮影機能付きの携帯通信端末
等を用いて、撮影対象画像と共に日時情報を含む識別情報を大きく且つ鮮明に撮影するこ
とができる。そして、拡大表示された識別情報を撮影した撮影画像データによれば、識別
情報の読み取りを容易且つ正確に行うことができる。
32.前記撮影対象画像の略全体が含まれる撮影対象領域を囲む枠線を表示する明示手
段を備え、
前記識別情報表示制御手段は、前記枠線で囲まれた前記撮影対象領域内に前記識別情報
を表示することを特徴とする手段1乃至31のいずれかに記載の遊技機。
手段32によれば、撮影対象画像の略全体が含まれる撮影対象領域が枠線によって囲ま
れることにより撮影対象画像が確実に明示されるので、遊技者は、表示画面においてどの
画像が撮影対象画像であるかを確実に把握可能であると共に、枠線で囲まれた撮影対象領
域内に識別情報が表示されるので、撮影対象画像を携帯通信端末等の撮影機能で撮影した
場合に撮影対象画像と共に識別情報も確実に撮影される。
33.前記撮影対象画像は、特定のキャラクタ画像であることを特徴とする手段1乃至
32のいずれかに記載の遊技機。
手段33によれば、特定のキャラクタ画像(例えば、極めて低い確率で登場するプレミ
アムキャラクタ画像)が所定の演出において表示手段にて表示されるので、遊技者は、自
己が所持する撮影機能付き携帯通信端末等を用いて確実に特定のキャラクタ画像の撮影を
行うことができる。
34.前記撮影対象画像の表示用データを外部から更新可能に構成されたことを特徴と
する手段1乃至33のいずれかに記載の遊技機。
手段34によれば、撮影対象画像の表示用データが外部から更新可能であるので、必要
な期間においてのみ撮影対象画像を表示させたり、撮影対象画像の絵柄の変更等を行うこ
とができる。
35.前記撮影対象画像の表示用データが、外部から書き換え可能な不揮発性記憶媒体
に記憶されたことを特徴とする手段34に記載の遊技機。
手段35によれば、撮影対象画像の表示用データが、外部から書き換え可能な不揮発性
記憶媒体に記憶されているので、簡単な構成で撮影対象画像の表示用データを外部から更
新可能とすることができる。
36.前記撮影対象画像の表示用データが外部から通信によってダウンロードされるよ
うに構成されたことを特徴とする手段34に記載の遊技機。
手段36によれば、撮影対象画像の表示用データが外部から通信によってダウンロード
されることによって更新される。
37.前記表示手段に変動表示される複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停
止時の組合せが大当り図柄の組合せとなるリーチ条件が成立した場合に、前記表示手段に
てリーチ演出を実行すると共に、特定のリーチ条件が成立した場合に、前記撮影対象画像
の表示を伴う特定のリーチ演出を実行するリーチ演出制御手段を備え、
前記撮影対象画像表示制御手段は、前記特定のリーチ演出において前記撮影対象画像の表
示を行うことを特徴とする手段1乃至36のいずれかに記載の遊技機。
手段37によれば、撮影対象画像表示制御手段は、特定のリーチ演出において撮影対象
画像の表示を行うので、特定のリーチ演出において撮影対象画像の撮影機会が与えられる
ことによって、リーチ遊技状態における遊技の興趣を確実に高め、遊技者における遊技意
欲の一層の向上を図ることができる。
38.前記表示手段に変動表示される複数の図柄列のうち、1つを除く他の図柄列の停
止時の組合せが前記大当り図柄の組合せとなるリーチ条件が成立した場合に、前記表示手
段にてリーチ演出を実行すると共に、特定のリーチ条件が成立した場合に、前記撮影対象
画像の表示を伴う特定のリーチ演出を実行するリーチ演出制御手段と、
前記大当り条件が成立した場合に、前記大当り遊技状態の発生に関連して前記表示手段
にて大当り演出を実行する大当り演出制御手段と、
を備え、
前記撮影対象画像表示制御手段は、前記特定のリーチ演出実行後における前記大当り演
出において前記撮影対象画像の表示を行うことを特徴とする手段1乃至36のいずれかに
記載の遊技機。
手段38によれば、撮影対象画像表示制御手段は、特定のリーチ演出実行後における大
当り演出において撮影対象画像の表示を行うので、特定のリーチ演出において撮影対象画
像の撮影機会が与えられ、さらに大当り演出において再度撮影機会が与えられることよっ
て、大当り遊技状態における遊技の興趣を確実に高め、遊技者における遊技意欲の一層の
向上を図ることができる。
39.前記特定のリーチ条件が成立したとき、必ず大当り条件が成立するように設定さ
れたことを特徴とする手段37又は38に記載の遊技機。
手段39によれば、特定のリーチ条件が成立することによって大当り遊技状態の発生が
確定し、遊技者は、特定のリーチ演出において大当りの確定を楽しみつつ、大当り演出に
おいて撮影対象画像の撮影を行うことができる。
40.前記表示手段における前記複数の図柄列の停止時の組合せが予め定めた大当り図
柄の組合わせとなる大当り条件の成立に基づいて、遊技者にとって有利な大当り遊技状態
が発生するように構成され、前記大当り条件が成立した場合に前記大当り遊技状態の発生
に関連して前記表示手段にて大当り演出を実行する大当り演出制御手段を備え、
前記撮影対象画像表示制御手段は、前記大当り演出において前記撮影対象画像の表示を行
うことを特徴とする手段1乃至36のいずれかに記載の遊技機。
手段40によれば、撮影対象画像表示制御手段は、大当り演出において撮影対象画像の
表示を行うので、大当り演出において撮影対象画像の撮影機会が与えられることによって
、大当り遊技状態における遊技の興趣を確実に高め、遊技者における遊技意欲の一層の向
上を図ることができる。
41.前記撮影対象画像表示制御手段は、特定の条件で前記大当り条件が成立した場合
に前記撮影対象画像の表示を行うことを特徴とする手段40に記載の遊技機。
手段41によれば、撮影対象画像表示制御手段は、特定の条件で前記大当り条件が成立
した場合に前記撮影対象画像の表示を行うので、大当り遊技状態における遊技の興趣を確
実に高め、遊技者における遊技意欲の一層の向上を図ることができる。
1…パチンコ機(遊技機)、301…スロットマシン(遊技機)、401…パチンコ機と
スロットマシンとを融合させた遊技機(遊技機)、5…図柄変動表示装置(表示手段)、
5b…プレミアムキャラクタ(撮影対象画像)、5c…点線枠(明示手段)、5d…矢印
(明示手段)、5e…識別情報表示領域、5f…メッセージ表示領域、21…メイン基板
、22…図柄表示制御基板、22d…電波時計(時計手段)、24…インタフェース基板
(インタフェース手段)、25a…停止スイッチ(スイッチ手段)、25b…再開スイッ
チ、51…台間玉貸し装置(外部装置)、200…携帯電話機(携帯通信端末)、S65
3…(リーチ演出制御手段)、S2151〜S2153,S2171〜S2176…(撮
影対象画像表示制御手段、大当り演出制御手段)、S2171…(明示手段)、S217
2〜S2174(識別情報表示制御手段)、S2175〜S2176…(報知手段)。

Claims (1)

  1. 画面表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
    遊技者によって撮影される撮影対象画像を前記表示手段にて表示させる撮影対象画像表
    示制御手段と、
    日時を計数する時計手段と、
    その時計手段より取得した前記撮影対象画像の表示に関連する日付及び/又は時刻を表
    す日時情報を少なくとも含む識別情報を前記表示手段にて前記撮影対象画像と共に表示さ
    せる識別情報表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
JP2011119350A 2011-05-27 2011-05-27 遊技機 Expired - Lifetime JP5229353B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011119350A JP5229353B2 (ja) 2011-05-27 2011-05-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011119350A JP5229353B2 (ja) 2011-05-27 2011-05-27 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009230210A Division JP4947116B2 (ja) 2009-10-02 2009-10-02 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012122970A Division JP2012183357A (ja) 2012-05-30 2012-05-30 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011189160A true JP2011189160A (ja) 2011-09-29
JP5229353B2 JP5229353B2 (ja) 2013-07-03

Family

ID=44794681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011119350A Expired - Lifetime JP5229353B2 (ja) 2011-05-27 2011-05-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5229353B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10422259B2 (en) 2016-10-17 2019-09-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust pipe structure

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136747A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機情報の管理システム及び遊技機情報の管理サーバ
JP2003085625A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Nippon Conlux Co Ltd 自動販売機の情報収集システムおよび方法
JP2003181097A (ja) * 2001-12-21 2003-07-02 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136747A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Toyomaru Industry Co Ltd 遊技機情報の管理システム及び遊技機情報の管理サーバ
JP2003085625A (ja) * 2001-09-11 2003-03-20 Nippon Conlux Co Ltd 自動販売機の情報収集システムおよび方法
JP2003181097A (ja) * 2001-12-21 2003-07-02 Maruhon Ind Co Ltd 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10422259B2 (en) 2016-10-17 2019-09-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Exhaust pipe structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP5229353B2 (ja) 2013-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4507524B2 (ja) 遊技機
JP4539046B2 (ja) 遊技機
JP4492056B2 (ja) 遊技機
JP4538710B2 (ja) 遊技機
JP2004344465A (ja) 遊技機
JP4465991B2 (ja) 遊技機
JP4465990B2 (ja) 遊技機
JP5029666B2 (ja) 遊技機
JP5958458B2 (ja) 遊技機
JP5229353B2 (ja) 遊技機
JP4947116B2 (ja) 遊技機
JP4517275B2 (ja) 遊技機
JP6304361B2 (ja) 遊技機
JP4784684B2 (ja) 遊技機
JP6172304B2 (ja) 遊技機
JP5962718B2 (ja) 遊技機
JP2017051695A (ja) 遊技機
JP2004329605A (ja) 遊技機
JP2015061702A (ja) 遊技機
JP2005000560A (ja) 遊技機
JP5708950B2 (ja) 遊技機
JP2012183357A (ja) 遊技機
JP5360242B2 (ja) 遊技機
JP5029657B2 (ja) 遊技機
JP2011183184A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120530

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130219

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130304

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5229353

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term