JP2011188769A - 組立式プランタ - Google Patents

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Abstract


【課題】製造の容易化と製造コストの低減、組立ての容易化を達成し得る組立式プランタを提供する。
【解決手段】正方形状枠体2の四つの側壁部9,9,9,9の夫々を形成する側板10として用い得ると共に、正方形状枠体2の底面部5を形成する底板12としても用い得るプランタパネルの複数枚と、正方形状枠体2の四隅に配置される連結支柱7を具える。プランタパネル6は、横長矩形板状を呈する基板13の両端面に連結突片16,16を有する。基板13の横方向長さは正方形状枠体2の内部空間の開放底部の1辺長さを、底面部5を形成するために相互を当接させて敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しい。側板10の下部に設けられている支持片20が、プランタパネル6の連結突片16を下方から支持する。連結支柱7は、連結突片16を挿入させ得る挿入溝61を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は組立式プランタに関するものである。より詳しくは、1種類のプランタパネルを、プランタの側壁部を形成するためとプランタの底面部を形成するために兼用でき、これによって製造コストの低減と組立ての容易化等を達成し得る組立式プランタに関するものである。
近年、ベランダの床面等にプランタを設置して野菜等の植物を育てて楽しみたい欲求が高まりつつあるが、従来の市販のプランタでは、その形状や大きさが限られていたため、家庭園芸等を行おうとする人にとって必ずしも満足できるものではなかった。
そこで、プランタの形状や大きさをある程度自由に選択して組み立てることができるように構成された組立式プランタとして、例えば特開2002−209447号公報が開示する組立式プランタや特開2000−279031号公報が開示する組立式プランタ等が提案されている。
しかしこれら従来の組立式プランタは、側面パネル板の複数枚と、該側面パネル板とは別異の構成を有する底面パネル板の複数枚を用いて構成されるものであり、該側面パネル板の端部相互を直角に接合し該端部相互をビス止めすることによって四角形枠状の側枠体を形成する一方、該側枠体の内部空間の底面を覆うように前記底面パネル板の複数枚を設置して構成されていた。
そのため、組立式プランタを構成するための部品の種類が多くなりプランタの製造コストの上昇を招く問題があったばかりか、組み立て作業性が悪い問題があった。
特開2002−209447号公報 特開2000−279031号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、1種類のプランタパネルを、正方形状枠体の側壁部を構成するためと、その内部空間の底面部を構成するための双方に兼用できるようにしたことを基本として、組立式プランタの製造の容易化と製造コストの低減、部品管理の容易化、組立て作業の容易化を達成し得る組立式プランタの提供を課題とするものである。
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る組立式プランタは、平面視で正方形状を呈する正方形状枠体の4つの側壁部の夫々を形成する側板として用いることができると共に、該正方形状枠体の底面部を形成する底板としても用いることができる、1種類のプランタパネルの複数枚と、該正方形状枠体の四隅に配置される連結支柱とを具えている。前記プランタパネルは、前記側壁部の延長方向に長い横長矩形板状を呈する基板の横方向の両端面に、略同一突出長さの連結突片が縦方向に延長する如く突設されており、該基板をその縦方向を垂直にして前記側板として用いることができる一方、該基板をその縦方向を水平にして前記底板として用いることができ、該基板の横方向の長さは、前記正方形状枠体の内部空間の開放底部の一辺長さに略等しく形成されると共に、該基板の縦方向の長さは、前記正方形枠体の内部空間の開放底部の一辺長さを、前記底面部を形成するために、前記基板の横方向の側面部相互を当接させて敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しく設定されている。又、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の側面の下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る支持片が突設されている。又、前記連結支柱は、前記連結突片を挿入させ得る挿入溝が上下方向に連続して設けられており、該挿入溝の溝側面には、前記連結突片に設けられた第1の係合部と凹凸の嵌合状態で係合し得る第2の係合部が設けられていることを特徴とするものである。
前記組立式プランタにおいて、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の両側面の上部と下部に水平突出片を突設し、該水平突出片は、これが前記側面の下部に存する状態で、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る前記支持片となるように構成するがよい。
前記の各組立式プランタにおいて、前記連結支柱の軸線に沿って、連結軸を挿通させるための連結軸挿通孔を設け、該連結軸挿通孔の長さ方向の中央部位に、該連結軸の端部と当接し得るストッパ片を設けるのがよい。
又、前記の各組立式プランタにおいて、前記プランタパネルが前記側板として用いられる場合は、前記基板の両側面の上部と下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持する前記支持片として機能し得る水平突出片を突設して、該基板の上下に上下の水平板部が設けられたものとし、該上の水平板部の上面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部に、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る前記係合突部が交互に設けられたものとし、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合う如くなし、又、前記下の水平板部の下面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部には、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る係合突部が交互に設けられたものとし、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、又、前記上の水平板部及び前記下の水平板部の上下対向する係合突部と前記係合凹部とは互いに嵌合し得る如くなすのがよい。
本発明に係るプランタパネルは、平面視で正方形状を呈する正方形状枠体の四つの側壁部の夫々を形成する側板として用いることができると共に、該正方形状枠体の底面部を形成する底板としても用いることができるプランタパネルであって、前記側壁部の延長方向に長い横長矩形板状を呈する基板の横方向の両端面に、略同一突出長さの連結突片が縦方向に延長する如く突設されており、該基板をその縦方向を垂直にして前記側板として用いることができる一方、該基板をその縦方向を水平にして前記底板として用いることができ、該基板の横方向の長さは、前記正方形状枠体の内部空間の開放底部の一辺長さに略等しく形成されると共に、該基板の縦方向の長さは、前記正方形枠体の内部空間の開放底部の一辺長さを、前記底面部を形成するために、前記基板の横方向の側面部相互を当接させて敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しく設定されており、又、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の側面の下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る支持片が突設されていることを特徴とするものである。
該プランタパネルにおいて、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の両側面の上部と下部に、水平突出片を突設し、該水平突出片は、これが前記側面の下部に存する状態で、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る前記支持片となるように構成するのがよい。
又、前記の各プランタパネルにおいて、前記プランタパネルが前記側板として用いられる場合は、前記基板の両側面の上部と下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持する支持片として機能し得る水平突出片を突設して、該基板の上下に上下の水平板部が設けられたものとし、該上の水平板部の上面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部に、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る前記係合突部が交互に設けられたものとし、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合う如くなし、又、前記下の水平板部の下面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部には、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る係合突部が交互に設けられたものとし、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、又、前記上の水平板部及び前記下の水平板部の上下対向する係合突部と前記係合凹部とは互いに嵌合し得る如くなすのがよい。
本発明は以下の如き優れた効果を奏する。
(1) 本発明に係る組立式プランタによるときは、広い栽培面積を確保し得るのはもとより、1種類のプランタパネルを、正方形状枠体を構成するためと、その内部空間の底面部を構成するための双方に兼用できため、組立式プランタの製造の容易化と製造コストの低減、部品管理の容易化、組み立て作業の容易化を達成できることとなる。これらによって、本発明によるときは家庭園芸等の楽しみを増大させることが出来る。
(2) 前記基板の両側面の上下に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る支持片を突設するときは、前記プランタパネルを側板として用いる場合において、前記水平支持片の向きに関し、側板立設時の上下左右の向きを考慮しなくてもよくなり、プランタの組み立て作業能率を向上させ得る。
(3) 又、前記基板の両側面の上下に設けられている支持片によって、該プランタパネルを側板や底板として用いた場合における剛性向上が図られると共に、側板を立設した際の安定性向上が図られることとなる。かかることから、強度に優れたプランタを組み立てることが出来る。
(4) 上下の水平板部の上面部と下面部の左右に、左右互いに嵌合し得る係合突部と係合凹部を設けると共に、上下対向する係合突部と係合凹部は互いに嵌合し得るように構成するときは、該係合突部と該係合凹部とが嵌まり合うことによって、隣り合う底板の側面部相互が噛み合わせ状態となる。これにより、該底板の敷設によって形成された底面部は、底板の長さ方向での位置ずれを防止できると共に、例えば図33に示すように高設のプランタを構成した場合、係合凹部の底面で、その上側に位置する係合突部は下方から支持される如くなるため、底面部が、収容部に収容された栽培土の重量によって下方向に撓みにくくできることとなる。
又、側板を複数段に積重するときは、上下の側板に設けられている係合突部と係合凹部とが嵌合することによって噛み合わせ状態となることから、上の側板は下の側板に対して側板の延長方向及び側板の厚さ方向(左右方向)で位置ずれする恐れがない。
これらによって、強度的により安定した有底プランタを組み立てることができることになる。
(5) 前記連結支柱の軸線に沿って連結軸挿通孔を設け、該連結軸挿通孔の長さ方向の中央部位に、連結軸の端部と当接し得るストッパ片を設けるときは、上下のストッパ片間に挿入された連結軸によって、上下の連結支柱は、その繋ぎ部分で横ずれするのが防止されることになる。
(6) 本発明に係るプランタパネルによるときは、製造の容易化と製造コストの低減、部品管理の容易化、組み立て作業の容易化を達成し得る組立式プランタを提供できることになる。
本発明に係る組立式プランタを示す斜視図である。 その一部断面平面図である。 正方形状枠体を示す斜視図である。 正方形状枠体の組立て工程を示す部分斜視図である。 正方形状枠体の組立て工程を示す部分斜視図である。 側板と底板との接合部の構造を示す側面図である。 側板と底板との接合部の構造を示す断面図である。 側板と底板との接合部の構造を示す断面図である。 プランタパネルを示す斜視図である。 プランタパネルを示す斜視図である。 プランタパネルを上下積み重ねた状態を示す側面図である。 プランタパネルを示す正面図である。 底板を、側面部相互を当接状態にして敷設して構成された底面部の構成を示す平面図である。 連結支柱と蓋部材を示す斜視図である。 上下の連結支柱を連結軸を介して上下連結し、上の連結支柱の上端を蓋部材で閉蓋した状態を示す断面図である。 連結支柱の上端を蓋部材で閉蓋した状態を示す断面図である。 直角に交わる側板相互を連結支柱で連結した状態を示す断面図である。 直角に交わる側板相互を連結支柱で連結した状態を底板の敷設状態と共に示す平面図である。 側板の下端部に対する底板の配置状態を示す断面図である。 側板の下端部に対する底板の配置状態を示す断面図である。 隣り合う底板の側面部相互の噛み合い状態を示す断面図である。 隣り合う底板の側面部相互の噛み合い状態を示す断面図である。 正方形状枠体を2段積みして構成されたプランタを示す斜視図である。 そのプランタにおける上下の側板の接合部の構造を示す横断面図である。 その縦断面図である。 組立式プランタを用いて構成された、平面視で長方形状を呈するプランタを示す平面図である。 そのプランタにおける、側板がT字状に交わる部分の構成を示す断面図である。 正方形状枠体を3段積みしてなるプランタを示す斜視図である。 2段積みのプランタ部と1段のプランタ部とを隣り合わせてなる段違いのプランタを示す斜視図である。 プランタ部がL字状に組み合わされてなるプランタを示す平面図である。 プランタ部が田の字状に組み合わされてなるプランタを示す平面図である。 プランタ部がZ字状に組み合わされてなるプランタを示す平面図である。 高設のプランタを示す側面図と、連結支柱と繋ぎ支柱との連結構造を示す側面図である。 地面に設置されたプランタの連結支柱を、連結軸の下端部分を地面に突き刺して固定した状態で示す側面図と断面図である。 連結支柱の他の断面形状を側板相互の連結状態と共に示す断面図である。 突条を有する連結突片を示す斜視図である。 その連結突片を連結支柱の挿入溝に挿入した状態を示す断面図である。 その連結突片を側板の支持片の上面で支持した状態を示す断面図である。 連結突片のその他の態様を、連結支柱の挿入溝に挿入した状態で示す断面図である。
図1〜6において本発明に係る組立式プランタ1は、平面視で正方形状を呈する正方形状枠体2(図3)の四つの側壁部9,9,9,9とその内部空間3の底面部5を構成するために用いられる1種類のプランタパネル6の複数枚と、該正方形状枠体2の四隅に配置される連結支柱7,7,7,7とを具えている。
該プランタパネル6は、本実施例においては、ポリオレフィン系樹脂製等の合成樹脂製のものであり、前記正方形状枠体2の四つの側壁部9,9,9,9を形成する側板10として用いることができると共に、その複数枚が側面部11,11相互を当接状態にして敷設されることにより前記底面部5を形成する底板12としても用いることができるものであり、図4〜5に示すように、横長の矩形板状を呈する基板13の横方向(長さ方向)の両端面15,15に、略同一突出長さの連結突片16,16が突設されている。
該基板13の横方向の全長は、前記正方形状枠体2の内部空間3の一辺長さに略等しく形成されると共に、その縦方向の長さは、前記正方形状枠体2の内部空間3の開放底部17(図3)の一辺長さを、敷設すべきプランタパネル6の枚数で除した長さに略等しく設定されている。そして、前記側板10として用いられるプランタパネル6の前記基板13の少なくとも一方の側面18の下部に、図6〜8に示すように、前記底板12として用いられるプランタパネル6の前記連結突片16を下方から支持し得る支持片20が突設されている。
該プランタパネル6の構成を、これが前記側板10として用いられた姿勢で、より具体的に説明する。該プランタパネル6は図6〜8、図9〜10に示すように、その縦方向を垂直にして立設された状態で横方向に延長する横長の矩形板状を呈する基板13の両側面18,19の上下部に、両側に同長さで張り出すように上下の水平突出片21,21、21,21を突設してなる横断面がI字状に形成されており、該基板13の上下部に上下の水平板部23,25が設けられている。そして、該上下対向する水平突出片21,21の根元側は同じ曲率半径の円弧状凹面26に形成されている。該上下の水平突出片21,21は、これが前記側面18,19の下部に存する状態で、前記支持片20として機能し得る。
そして図9に示すように、該上の水平板部23の上面部30の、前記横方向(長さ方向)の両端部分は、本実施例においては水平面31,31に形成されると共に、該両水平面31,31間において、該上面部30の長手中央線を境とする左右側32,34の夫々に、該上の水平板部23の長さ方向(横方向)に延長する横長矩形状の係合突部33と該係合突部33と互いに嵌合し得る横長矩形状の係合凹部35が交互に2個づつ設けられており、該係合突部33と該係合凹部35は左右隣り合っている。
又、図10に示すように、前記下の水平板部25の下面部37の前記横方向(長さ方向)の両端部分は、本実施例においては水平面39,39に形成されると共に、該両水平面39,39間において、該下面部37の長手中央線を境とする左右側40,41の夫々に、該下の水平板部25の長さ方向(横方向)に延長する横長矩形状の係合突部33と該係合突部33と互いに嵌合し得る、横方向に延長する矩形状の係合凹部35が交互に2個づつ設けられており、該係合突部33と該係合凹部35は左右隣り合っている。
そして、前記上面部30と前記下面部37について見れば、図11に示すように、前記係合突部33と前記係合凹部35は上下対向しており、上下対向する該係合突部33と該係合凹部35は互いに嵌合し得る。
前記連結突片16,16の上面42は、本実施例においては図9(B)、図12に示すように、上下方向で見て内方に突の円弧状段差面43,43を介して前記基板13の前記上面部30の前記上の水平面31に連なっており、該上面42は、該上の水平面31よりも稍低く位置されている。又、該連結突片16の下面45は、本実施例においては図10(B)、図12に示すように、上下方向で見て内方に突の円弧状段差面46,46を介して前記基板13の前記下面部37の下の水平面39に連なっており、該下面45は該下の水平面39よりも稍高く位置されている。
そして、該上面42と該下面45間の長さは、前記基板13の上下方向(縦方向)の長さよりも稍小さく形成されている。又該連結突片16,16は、図6、図9〜10に示すように、その対向する側面47,47に、上下方向に長い係合溝部49aとしての第1の係合部49,49が設けられており、該連結突片16の先端部分は円弧状面51として形成されている。
そして、該プランタパネル6が底板12として用いられたときは、図6〜8に示すように、前記連結突片16の先端部分の円弧状凹面51が、前記支持片20として機能し得る前記上下の水平突出片21,21、21,21の前記根元側の円弧状凹面26に略当接した状態で該連結突片16が該水平突出片21(即ち支持片20)で下方から支持される。
又、図9〜10、図13に示すように、前記基板13の両側面18,19には、上の水平突出片21の下面の根元側の部分と下の水平突出片21の上面の根元側の部分を連結するように縦補強リブ52,52が、左右対向状態で突設されている。該縦補強リブ52は、本実施例においては、前記基板13の両側面18,19を、該基板13の延長方向(横方向)で見て等分割するように、4本が左右対向状態で突設されており、図13に示すように、前記基板13の横方向の端部53とこれに隣り合う縦補強リブ52との間の間隔、及び、隣り合う縦補強リブ52,52との間の間隔は、前記プランタパネル6を底板12として用いた場合において、前記連結突片16を納めることができる程度に設定されている。又、図9〜10に示すように、前記基板13の両側面18,19の上下部分には、該基板13の延長方向(横方向)に延長する横補強リブ55,55が、前記縦補強リブ52で途切れる状態で突設されている。該縦補強リブ52と該横補強リブ55は、図7〜8に示すように、前記上の水平突出片21の先端縁56、前記下の水平突出片21の先端縁57から突出することがない。本実施例においては、このように、プランタパネル6に縦補強リブ52と横補強リブ55が設けられているため、プランタパネル6を側板10や底板12として用いた場合の剛性を向上させ得る。
前記連結支柱7は、本実施例においては、例えばABS樹脂製等の合成樹脂製のものであり、図14、図17に示すように、その外形が、四つの出隅が円弧状出隅面59に形成された略正方形状を呈し、その上下長さは、前記プランタパネル6の縦方向長さに等しく設定されている。又、4つの面60,60,60,60の長手中央部分が内方に凹むことにより、前記連結突片16を挿入させ得る挿入溝61,61,61,61が、連結支柱7の周方向で90度の角度を置いて設けられ、各挿入溝61は、上下方向に連続して設けられている。これにより、該挿入溝61の両側に、正方形柱状を呈する柱状部62,62が設けられた構成を有している。
本実施例においては、該柱状部62の中心軸線に沿って、横断面正方形状を呈する連通孔63が貫設されている。そして該挿入溝61の対向する溝側面64,64には、前記連結突片16の両側面47,47に設けられた前記係合溝部49a,49aとしての第1の係合部49,49と凹凸の嵌合状態で係合し得る係合突部65aとしての第2の係合部65,65が設けられている。又本実施例においては、該連結支柱7の軸線に沿って、例えば円形を呈する連結軸挿通孔66が上下方向で貫設されている。そして、かかる構成を有する連結支柱7の前記連結軸挿入孔66には、図15に示すように、鋼製の連結軸(本実施例においては丸軸)67を密接状態で挿通可能となされている。又、図15〜16で示すように、該連結支柱7の上端69は、蓋部材70で閉蓋可能となされている。
該蓋部材70は図14に示すように、正方形板状を呈する蓋片71の下面72に、前記連結軸挿通孔66に挿入される円形軸部73が突設されると共に、前記4つの挿入溝61,61,61,61に嵌まり合う嵌合突部75,75,75,75が突設されている。
かかる構成を有するプランタパネル6の主要部の寸法を例示すれば、図12に示すように、前記基板13の横方向の長さL1は約815mmに設定されると共にその縦方向の長さL2は約165mmに設定されている。又、前記連結突片16の突出長さL3は約15mmに設定されると共に該連結突片16を下方から支持する前記上下部の水平突出片21,22の前記支持面76の幅寸法L4(図7)は約9mmに設定されている。
図1〜8、図11、図13、図16〜17は、前記構成を有するプランタパネル6の9枚と連結支柱7の4本を用いてプランタを組み立てる工程の一例を示すものである。
図3、図17は、該連結支柱7の、直角を呈して隣り合う2つの挿入溝61,61に、前記基板13を垂直状態にして互いに直角に交わるように立設された2枚のプランタパネル6,6の両連結突片16,16を挿入してなる、側板10としてのプランタパネル6,6相互の連結状態を示している。この挿入は、図4〜5に矢印で示すように、前記連結突片16を前記挿入溝61にその一端からその他端に向けてスライドさせて行なう。これにより、図17に示すように、該連結突片16の両側に設けられている係合溝部49aとしての第1の係合部49と、該挿入溝61の溝側面64,64に設けられている係合突部65aとしての第2の係合部65とが係合状態となるため、連結突片16が挿入溝61から外れる恐れがない。従って、プランタの収容部79(図1)に栽培土を収容した状態で側板10が外方に向けて多少撓んでも、連結突片16が挿入溝61から外れる恐れがなく、強度的安定性に優れたプランタ77(図1)を構成できることになる。図3は、このようにして連結支柱7を介して4枚のプランタパネル6,6,6,6を接合して構成された正方形状枠体2を示している。本実施例においては、前記基板13の両側面18,19の上下端に、両側に張り出すように上下の水平突出片21,21、21,21が突設されているため、底面積が大となって側板10の立設状態の安定性が向上される(図6〜8)。
このようにして正方形状枠体2を構成した後、図1に示すように、その内部空間3の正方形状の開放底部17(図3)に、5枚のプランタパネル6,6,6,6,6を底板12として用いて敷設する。その敷設の際、図13、図2に示すように、プランタパネル6,6の側面部11,11相互を当接状態とし、各プランタパネル6の前記連結突片16,16の先側の部分80,80を、図6〜8に示すように、該正方形状枠体2の対向する側壁部9a,9bを構成する側板10a,10aの前記下の水平突出片21(即ち前記支持片20)の上面(支持面)76に載せる。この状態で、図6〜8に示すように、該連結突片16の先端部分の円弧状面51が前記下の水平突出片21の前記根元側の円弧状面26に略当接した状態で、該連結突片16が該下の水平突出片21で下方から支持される。又、連結突片16の長さ方向の両端面(前記上面42、前記下面45)は、図18に示すように、立設状態にある前記連結支柱7の前記柱状部62の外面82と、これに連なる円弧状出隅面59に当接状態となり乃至該円弧状出隅面59に沿った状態となる。
又、前記正方形状枠体2の内部空間3の開放底部17(図3)の両端側に配置される底板12としてのプランタパネル6は、図19に示すように前記係合突部32が下側に位置するときは、該係合突部32の、その突出方向で見た先端面85が、前記下の水平突出片(前記支持片20)21の先端縁86に当接状態となり乃至近接状態となる。一方、図20に示すように前記係合凹部35が下側に位置するときは、該係合凹部35の底面87と該下の水平突出片21の先端縁86との間に、隙間89が生ずることになるが、該係合凹部35の上側を前記係合突部32が覆った状態となるため、後述のように、有底プランタ77の収容部79に栽培土を収容した状態おいて、栽培土が前記隙間89を通してこぼれにくい。
そして隣り合う底板12,12は、図13に示すように、前記係合突部33と前記係合凹部35とが嵌合することによって、隣り合う底板12,12の側面部11,11相互が噛み合い状態に当接することから、底板12の敷設によって形成された底面部5は、底板の長さ方向での位置ずれを防止できると共に、図21〜22に示すように、下に位置する係合突部32の上面87で、その上側に位置する係合突部33が下方から支持される状態となるため、底面部5が、収容部79に収容された栽培土の重量によって下方向に撓みにくくできる。
プランタパネル6を底板12として用いる場合は、該底板12の前記連結突片16を下方から支持する支持片20が形成されていなければならないが、本実施例においては、前記基板13の両側面18,19の上下部に、支持片20となり得る水平突出片21,21を突設しているため、前記正方形状枠体2の側壁部9を形成するに際して側板10の上下の向きを考慮する必要がない。更に本実施例においては、基板13の両側面18,19の上下端に、両側に張り出すように上下の水平突出片21,21、21,21を突設しているため、上下だけでなく内外の向きを考慮する必要もない。かかることから、前記正方形状枠体2の組み立て作業性を向上させ得る。
このようにして敷設された5枚のプランタパネル6,6,6,6,6によって、図1〜2に示すように、正方形状枠体2の底面部5が形成されることになる。これにより、図1に示すような、有底で上端が開放した栽培土の収容部79が設けられたプランタ77を組み立てることができる。本実施例においては、前記のように、プランタパネル6の基板13に、その両側面18,19の上下部に、両側に張り出すように上下の水平突出片21,21、21,21が突設されているため、上下の水平板部23,25の何れを下にして側板10を立設させるときも、該側板10の立設状態の安定性が向上される。又、このように上下の水平突出片21,21、21,21が突設されており、且つ、縦補強リブ52と横補強リブ55が設けられているため、側板10や底板12の剛性向上を図り得る。更に、前記連結突片16に設けられた前記第1の係合部(係合溝部)49と、前記連結支柱7の挿入溝61に設けられた第2の係合部(係合突部)65とが凹凸の嵌合状態で係合しているため、収容部79に栽培土84を収容した状態で側板10が多少撓んでも、連結突片16が挿入溝61から外れる恐れがない。かかることから、構造的に安定した有底プランタ77を構成できることになる。
正方形状枠体2を構成した後、図16に示すように、前記円形軸部73を前記連結軸挿通孔66に挿入させ、且つ、前記嵌合突部75を前記挿入溝61に嵌め入れることにより、前記連結支柱7の上端69を前記蓋部材70で閉蓋できる。これによって、該連結支柱7内への雨水等の水の流入を防止できる。又、連結支柱7の上端69で怪我をするのを防止できる。
このようにして組み立てられた有底プランタ77によるときは前記収容部79(図1)を比較的広い面積に形成できるため、比較的広い栽培面積を確保できる。
図23は、前記正方形状枠体2を2段積みすることによって収容部79の深さをより深く設定したプランタ77を示すものである。前記のようにプランタパネル6は上下の水平板部23,25に、係合突部33と係合凹部35が上下向き合う状態で設けられているため、図24〜25に示すように、1段目の側板10aの上の水平板部23の左右に設けられている係合突部33と係合凹部35が、2段目の側板10bの下の水平板部25の左右に設けられている係合凹部35と係合突部33に嵌合状態で係合する。これによって、2段目の側板10bが1段目の側板10aに対して側板の厚さ方向F1及び側板の延長方向(左右方向)F2で位置ずれする恐れがない。そして、2段目の正方形状枠体2bを構成する隣り合う側板10,10の直角に交わる連結突片16,16は、1段目の連結支柱7a上に立設された2段目の連結支柱7bの、直角に交わる挿入溝61,61に、図17に示すと同様にして挿入される。これによって、隣り合う側板10,10相互が該連結支柱7で連結されることになる。
本実施例においては、上下の連結支柱7a,7bを一体化状態とするために、図15に示すように、連通状態にある上下の連結軸挿通孔66,66に連結軸67を、稍抵抗のある圧入状態で挿入して連結支柱7a,7b相互が位置ずれするのを防止している。
該連結軸67は、鉄製若しくは強度の高い樹脂製等の軸状に構成できるが、本実施例においては鉄製の丸軸であり、その長さは、本実施例においては、前記連結支柱7の長さよりも稍短く設定されている。該連結軸67で上下の連結支柱7a,7b相互を連結できるようにするために、本実施例においては図14〜15に示すように、夫々の連結支柱7の長さ方向の中央部位において、前記連結軸挿通孔66の内部にストッパ片90を設け、上下のストッパ片90,90間に前記連結軸67を挿入したときに、該連結軸67の両端部67a,67aと該上下のストッパ片90,90との当接によって、該連結軸67が上下方向の移動が規制されるようにしている。該ストッパ片90を設ける構成の一例として、本実施例においては図14〜15に示すように、連結支柱7の中央部位で、前記連結軸挿通孔66を横切るように連結支柱7の軸線と直交する方向に取付け孔91を設け、該取付け孔91に係止ピン92を圧入状態に挿入している。然して、上下の連結軸挿通孔66,66に連結軸67を挿入状態とすることにより、上下の連結支柱7b,7aを安定した一体化状態になし得ると共に、上下の連結支柱7b,7aがその繋ぎ部分84で横ずれするのを防止できるのである。そして、2段目の連結支柱7aの上端69は、図15に示すように、前記と同様にして蓋部材70で閉蓋される。
正方形状枠体2を2段積みして構成された該プランタ77によるときは、収容部79が2倍の深さ(例えば33cm程度の深さ)であるために、例えば根部が長い大根等の根菜類を栽培できる。
図26は、前記組立式プランタ1を応用して構成された正方形のプランタ部77a,77aを隣り合わせてなる、平面視で長方形状を呈する大型のプランタを示すものである。前記のように構成された、平面視で正方形状を呈するプランタ77の対向する側壁部9a,9aの一端92,92において、中間連結支柱7a,7aを介して延長側板10a,10aを一直線状に連結し、該連結された両延長側板10a,10aの先端の連結突片16,16相互を連結支柱7,7を介して他の側板10bで連結した構成を有している。図26においては、大型のプランタ77aの強度向上のために、前記側壁部9a,9aの前記一端相互を前記連結支柱7a,7aを介して連結側板10cで連結している。
図27は、このように構成した場合の、側板10,10,10がT字状に交わる部分における3枚の側板の連結突片16,16,16を連結支柱7を介して連結した状態を示すものであり、該連結支柱7の3つの挿入溝61,61,61に、連結突片16,16,16が前記と同様にして挿入されている。そして、4枚の側板10,10,10,10によって形成された正方形状枠体2の開放底部17に、前記と同様にして、5枚の底板12,12,12,12,12を、夫々の底板12の両端に設けられている連結突片16,16を、対向する下の水平支持片21,21に載せる。これにより、平面視で長方形状を呈する、面積が2倍のプランタ77を構成できるのである。
図28は、前記と同様の要領によって正方形状枠体2,2,2を3段積みしてなるプランタ77を示すものである。この場合、1段目と2段目の連結支柱7,7相互、2段目と3段目の連結支柱7,7相互を、前記と同様の構成により連結軸67で連結するのがよい。
図29は、前記組立式プランタを応用して構成された、平面視で正方形状を呈する2段積みのプランタ部77aと、平面視で正方形状を呈する1段のプランタ部77aとを隣り合わせてなる段違いのプランタ77を示すものである。
図30〜32は、前記組立式プランタ1を用いて構成されたプランタ77の他の変形態様を示すものであり、庭やベランダ等の空きスペースの形態に応じて所要形態で構成される。これらによって、空きスペースの有効活用を図ることができる。
図30は、平面視で正方形状を呈するプランタ部77a,77aがL字状に組み合わされており、図31においては,該プランタ部77aが田の字状に組み合わされている。又、図32においては該プランタ部77aが、Z字状に組み合わされている。
図33は、図1に示すように構成されたプランタ77の四隅の連結支柱7,7,7,7の下端の夫々に、接合部材92を介して、長さが例えば50cm程度の繋ぎ支柱93を連結してなる、収容部79の設置高さを高く設定した高設のプランタ77を示すものである。該接合部材92は図33(B)に示すように、基板部95の上下の面に連結突出部99を設けてなり、該連結突出部99を連結支柱7及び繋ぎ支柱93に設けられている連結凹部100に嵌入することにより、繋ぎ支柱93を連結支柱7に接合している。かかる高設のプランタ77によるときは、作業者の腰の高さ程度にまでプランタ77を持ち上げた状態となし得るため、作業者は、膝や腰をそれ程曲げることなく作業を楽に行い得ることとなる。かかる高設のプランタ77の平面視の形態は、例えば図30〜32で示したと同様の各態様で構成し得る。
プランタ77をこのように高設で設置した場合、隣り合う底板12,12相互が、図21に示すと同様にして、係合突部33と係合凹部35とが嵌まり合った状態となって、該係合突部33が該係合凹部35の底面87で下方から支持された状態となるため、底板12を敷設して構成された底面部5が、収容部79に栽培土を収容した状態においても撓みにくい。
図34は、プランタ77が例えば1段で構成された場合において、前記連結支柱7として、前記のようにストッパ片90が設けられたものを用いており、前記と同様の連結軸67の上側部分101を前記連結支柱7の連結軸挿通孔66の下側の部分102に挿入し該連結軸67の上端69を該ストッパ片90に当接させ、該連結軸67の下側部分103を地面105に突き刺した状態を示すものである。
本発明は、前記実施例で示したものに限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。その一例を挙げれば次のようである。
(1) プランタパネル6の縦方向の長さは、前記正方形状枠体2の内部空間3の開放底部17の一辺長さを、前記底面部5を形成するために相互を当接して敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しく設定されるのであるが、敷設すべきプランタパネルの枚数が少ないほど縦方向の長さは大きくなり、敷設枚数が多いほど縦方向の長さは短くなる。
該開放底部17の一辺長さは、所要に、例えば85cmに設定されるものであり、例えば前記実施例において、底板12を6枚敷設することによって底面部5を構成する場合は、基板13の縦方向の長さは約14cmとなる。
(2) 前記プランタパネル6は、例えば側板10として用いられた場合、前記基板13の少なくとも一方の側面18の下部に前記支持片20が設けられればよいのであるが、前記のように、該側面18の上下端に、支持片20として機能し得る水平突出片21,21が設けられることもある。
前記実施例で示したように、基板13の一側面18の上下部に支持片20として機能し得る水平突出片21,21を設ける場合は、プランタ77を組み立てるに際して、該支持片20が正方形状枠体2の内側向きになるように側板を設置する配慮が必要となるが、プランタ77を組み立てることは可能である。
(3) 前記連結支柱7の横断面形状は、前記した正方形状を呈するものの他、図35に示すような円形状を呈するもの等であってもよい。
又、連結支柱7に設ける挿入溝61の本数は、直角に交わる2本であればよいのであるが、直角の角度をおいて3本や4本と本数を増やせば、例えば図30〜32等に示すような各種形態の有底プランタを構成する上で好都合である。
(4) 前記連結突片16に設けられる前記第1の係合部49は、例えば図36に示すように突条49bとして構成されることもある。このように突条49bとして構成する場合は、図37に示すように、前記挿入溝61の溝側面64,64に、前記連結突片16に設けられた突条49bとしての第1の係合部49と凹凸の嵌合状態で係合し得る条溝65bとしての第2の係合部65が設けられる。又、このように第1の係合部49が突条49aとして構成される場合は、図38に示すように、前記支持片20の上面107に、該突条49bと嵌まり合う係止条溝108を設けることもある。
該第1の係合部49と該第2の係合部65の構成は、要は、両者の凹凸の嵌合状態での係合によって連結突片16が挿入溝61から外れないものであればよいのであり、第1の係合部49と第2の係合部65との凹凸の嵌合状態は、前記溝側面64の一方においてのみとされることもある。又図39においては、連結突片16を鳩尾状に形成すると共に、前記挿入溝61を、これと嵌合し得る、入口110が幅狭の溝部として構成している。
(5) 前記プランタパネル6や前記連結支柱7は、合成樹脂製の他、アルミニウム製等の金属製とされることもある。
(6) 前記連結支柱7に、前記連結軸挿入孔66が設けられないこともある。
(7) 前記実施例においては、プランタパネル6の上下の水平面部23,25に係合突部33と係合凹部35が設けられているが、これらが設けられないこともある。
(8) 正方形状枠体2を複数段に積重する場合、前記連結支柱7の長さは、その積重高さに合わせた長さに設定されることもある。
1 組立式プランタ
2 正方形状枠体
3 内部空間
5 底面部
6 プランタパネル
7 連結支柱
9 側壁部
10 側板
11 側面部
12 底板
13 基板
16 連結突片
17 開放底部
20 支持片
21 水平突出片
23 上の水平板部
25 下の水平板部
30 上面部
33 係合突部
35 係合凹部
37 下面部
49 第1の係合部
61 挿入溝
65 第2の係合部
66 連結軸挿入孔
67 連結軸
70 蓋部材
77 プランタ
77a プランタ部
79 栽培土の収容部
90 ストッパ片
92 接合部材
93 繋ぎ支柱

Claims (7)

  1. 平面視で正方形状を呈する正方形状枠体の4つの側壁部の夫々を形成する側板として用いることができると共に、該正方形状枠体の底面部を形成する底板としても用いることができる、1種類のプランタパネルの複数枚と、該正方形状枠体の四隅に配置される連結支柱とを具えており、
    前記プランタパネルは、前記側壁部の延長方向に長い横長矩形板状を呈する基板の横方向の両端面に、略同一突出長さの連結突片が縦方向に延長する如く突設されており、該基板をその縦方向を垂直にして前記側板として用いることができる一方、該基板を水平にして前記底板として用いることができ、該基板の横方向の長さは、前記正方形状枠体の内部空間の開放底部の一辺長さに略等しく形成されると共に、該基板の縦方向の長さは、前記正方形枠体の内部空間の開放底部の一辺長さを、前記底面部を形成するために、前記基板の横方向の側面部相互を当接させて敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しく設定されており、
    又、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の側面の下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る支持片が突設されており、
    又、前記連結支柱は、前記連結突片を挿入させ得る挿入溝が上下方向に連続して設けられており、該挿入溝の溝側面には、前記連結突片に設けられた第1の係合部と凹凸の嵌合状態で係合し得る第2の係合部が設けられていることを特徴とする組立式プランタ。
  2. 前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の両側面の上部と下部に、水平突出片が突設されており、該水平突出片は、これが前記側面の下部に存する状態で、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る前記支持片となることを特徴とする請求項1記載の組立式プランタ。
  3. 前記連結支柱の軸線に沿って、連結軸を挿通させるための連結軸挿通孔が設けられており、該連結軸挿通孔の長さ方向の中央部位に、該連結軸の端部と当接し得るストッパ片が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式プランタ。
  4. 前記プランタパネルが前記側板として用いられる場合、前記基板の両側面の上部と下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持する前記支持片として機能し得る水平突出片が突設されることによって、該基板の上下に上下の水平板部が設けられており、
    該上の水平板部の上面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部に、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る前記係合突部が交互に設けられており、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、
    又、前記下の水平板部の下面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部には、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る係合突部が交互に設けられており、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、又、前記上の水平板部及び前記下の水平板部の上下対向する前記係合突部と前記係合凹部とは互いに嵌合し得ることを特徴とする請求項1又は2記載の組立式プランタ。
  5. 平面視で正方形状を呈する正方形状枠体の四つの側壁部の夫々を形成する側板として用いることができると共に、該正方形状枠体の底面部を形成する底板としても用いることができるプランタパネルであって、
    前記側壁部の延長方向に長い横長矩形板状を呈する基板の横方向の両端面に、略同一突出長さの連結突片が縦方向に延長する如く突設されており、該基板をその縦方向を垂直にして前記側板として用いることができる一方、該基板を水平にして前記底板として用いることができ、該基板の横方向の長さは、前記正方形状枠体の内部空間の開放底部の一辺長さに略等しく形成されると共に、該基板の縦方向の長さは、前記正方形枠体の内部空間の開放底部の一辺長さを、前記底面部を形成するために、前記基板の横方向の側面部相互を当接させて敷設すべきプランタパネルの枚数で除した長さに略等しく設定されており、
    又、前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の側面の下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る支持片が突設されていることを特徴とするプランタパネル。
  6. 前記側板として用いられるプランタパネルの前記基板の両側面の上部と下部に、水平突出片が突設されており、該水平突出片は、これが前記側面の下部に存する状態で、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持し得る前記支持片となることを特徴とする請求項5記載のプランタパネル。
  7. 前記プランタパネルが前記側板として用いられる場合、前記基板の両側面の上部と下部に、前記底板として用いられるプランタパネルの前記連結突片を下方から支持する支持片として機能し得る水平突出片が突設されることによって、該基板の上下に上下の水平板部が設けられており、
    該上の水平板部の上面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部に、係合突部と係合凹部が交互に設けられると共に、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る前記係合突部が交互に設けられており、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、
    又、前記下の水平板部の下面部の長手中央線を境とする左右何れかの一方面部には、係合突部と係合凹部が交互に設けられており、その他方面部には、前記係合突部と互いに嵌合し得る係合凹部と、前記係合凹部と互いに嵌合し得る係合突部が交互に設けられており、該係合突部と該係合凹部は左右隣り合っており、又、前記上の水平板部及び前記下の水平板部の上下対向する係合突部と前記係合凹部とは互いに嵌合し得ることを特徴とする請求項5又は6記載のプランタパネル。
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