JP2011188450A - ネットワーク監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い処理能力を備えずとも通信ネットワークにおける通信異常を正確に検出しその原因を特定し得るネットワーク監視装置を提供する。
【解決手段】通信網を介して送受信されるパケットの複製パケットに基づいて呼数を計数し、当該複製パケットに基づいて呼接続応答時間を算出し、当該呼数と当該呼接続応答時間とに基づいて通信異常発生の判定をする。
【選択図】図1

Description

本発明は、VoIP(Voice over Internet Protocol)ネットワークシステムにおけるネットワーク監視に関する。
従来、VoIPネットワークシステムにおいて例えばSIP(Session Initiation Protocol)メッセージの欠落などの再現性の低い異常が発生した場合には、その原因を特定するのが困難であった。通常、その異常を解析するためのネットワークアナライザをネットワークに接続して、異常が再現するまでパケットをキャプチャし続けなければならないからである。また、蓄積可能なパケット数に限度があるので、長時間に亘ってネットワークを監視できなかった。更に、その異常現象を再現できた場合でも、ネットワークアナライザで受信した膨大なパケットの解析を人が行うので、多くの解析時間がかかるという問題があった。
例えば特許文献1には、この問題を解決することを課題としたネットワーク監視装置が開示されている。当該ネットワーク監視装置は、各装置の伝送通信路への送出パケット内のデータを予め記憶しており、各装置が伝送通信路へ送出したパケットの全てを受信して、当該パケットが、予め記憶したパケット以外のパケットであると判別した場合に、これを異常パケットと判定するものである。また、タイミング監視対象の全てのパケット種別とその受信タイミングの許容範囲とを予め記憶し、対象パケットが許容範囲内に受信できない場合に異常と判断することにより、リアルタイムに異常判断をすることができ、パケットの蓄積及びパケット解析が不要になるとしている。
特開平10−98485号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているネットワーク監視装置においては、各装置が送出する全てのパケットについてのデータを予め記憶する必要があるので、他の通信システムとの連携が困難であり、また、汎用サーバなどの全てのパケットの動向を把握できない装置との接続も困難であった。
また、たとえ全てのパケットについてのデータを記憶したとしても、これら全てのパケットと全ての受信パケットとを比較処理するには、かなり処理能力の高い装置が必要であるので、かかる比較処理は実現困難であった。
また、ネットワーク監視装置が予め登録していないパケットを受信した場合に異常の判定がされるので、悪影響のないパケットを受信した場合にも異常の判定がされてしまう。
更に、パケットの受信タイミングを監視することにより異常検出した場合にあっては、タイミング異常が発生した装置を特定できるのみであり、タイミング異常の原因を解析できないという問題もあった。
本発明は上記した如き問題点に鑑みてなされたものであって、高い処理能力を備えずとも通信ネットワークにおける通信異常を正確に検出しその原因を特定し得るネットワーク監視装置を提供することを目的とする。
本発明によるネットワーク監視装置は、オペレータ端末、呼制御サーバ及びゲートウェイ装置相互間で通信ネットワークを介して送受信されるパケットの複製パケットを受信してこれを解析するネットワーク監視装置であって、前記複製パケットに基づいて呼数を計数する呼数計数部と、前記複製パケットに基づいて呼接続応答時間を計測する応答時間計測部と、前記呼数と前記呼接続応答時間とに基づいて通信異常発生の判定をする異常判定部と、を含むことを特徴とする。
本発明によるネットワーク監視装置によれば、高い処理能力を備えずとも通信ネットワークにおける通信異常を正確に検出しその原因を特定し得る。
本実施例のネットワーク監視装置を、VoIPゲートウェイ装置、SIPサーバ、オペレータ端末、公衆網及びLAN網と共に表すブロック図である。 呼接続処理におけるメッセージ信号の送受信を表すシーケンス図である。 応答時間と呼数との関係の例を表すグラフである。 応答時間閾値テーブルを表す図である。 呼数閾値テーブルを表す図である。 ネットワーク監視処理ルーチンを表すフローチャートである。
以下、本発明に係る実施例について添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施例のネットワーク監視装置10を、SIPサーバ(呼制御サーバ)20、ハブ30、オペレータ端末40−1〜40−n(nは2以上の整数)、LAN網50、VoIPゲートウェイ装置60及び公衆網70と共に表すブロック図である。ネットワーク監視装置10は、LAN網50や公衆網70などの通信ネットワーク及びこれらに接続しているオペレータ端末40−1〜40−nなどの通信機器における通信異常を検出するための例えばサーバ等の装置である。
SIPサーバ20は、SIP通信プロトコルの呼制御手順に従ってVoIPゲートウェイ装置60とオペレータ端末40−1〜40−nとの間の呼接続を制御するサーバである。SIPサーバ20は、LAN網50を介してSIPメッセージを送受信する。また、SIPサーバ20は、ネットワーク監視装置10からのログ取得指示信号に応じて、当該信号が示す呼接続(セッション)についての例えば接続要求、呼出中、応答、確認等のメッセージの中継に関する処理のログ情報を保持する。通信異常発生の原因解明に資するためである。また、SIPサーバ20は、ネットワーク監視装置10から輻輳解消指示信号を受信した場合には、新たな呼接続要求を受信しても呼接続処理を行わない。これによって輻輳状態の解消が図られる。
ハブ30は、SIPサーバ20、オペレータ端末40−1〜40−n及びVoIPゲートウェイ装置60がLAN網50を介して相互に送受信する全てのパケットを複製して、得られた全ての複製パケットをネットワーク監視装置10へ送信する例えばリピータハブやスイッチングハブなどのいわゆるパケット複製機能やミラーリング機能を備えた装置である。
オペレータ端末40−1は、VoIP電話機能を有する例えば電話機やパーソナルコンピュータなどの端末である。オペレータ端末40−1は、LAN網50を介してSIPメッセージを送受信する。オペレータ端末40−2〜40−nの各々もオペレータ端末40−1と同一の構成からなる。
LAN(Local Area Network)網50は、ネットワーク監視装置10、SIPサーバ20、ハブ30及びオペレータ端末40−1〜40−nを相互に接続するIP(Internet Protocol)網である。公衆網70は、一般の電話網である。
VoIPゲートウェイ装置60は、LAN網50と公衆網70との間で通信プロトコルの変換等の処理を行いつつデータを中継する装置である。また、VoIPゲートウェイ装置60は、ネットワーク監視装置10からのログ取得指示信号に応じて、当該信号が示す呼接続(セッション)についての例えば呼接続要求メッセージの中継や呼出中、応答、確認等のメッセージの送受信に関する処理のログ情報を保持する。異常発生の原因解明に資するためである。また、VoIPゲートウェイ装置60は、ネットワーク監視装置10から輻輳解消指示信号を受信した場合には、新たな呼接続要求を受信してもこれをSIPサーバ20には中継しない。これによって輻輳状態の解消が図られる。なお、VoIPゲートウェイ装置の個数は2以上であっても良い。
ネットワーク監視装置10は、パケット受信部11と、呼数計数部12と、応答時間計測部13と、異常判定部14と、パケット記憶部15と、ログ取得指示部16と、輻輳解消指示部17と、を含む。
パケット受信部11は、LAN網50を介して到来した、ハブ30からの複製パケットを受信するものである。
呼数計数部12は、パケット受信部11によって受信された複製パケットに基づいて呼数を計数する。詳細には、呼数計数部12は、複製パケットのうちの、例えば1時間などの単位時間内に生じた、ゲートウェイ装置60からの呼接続要求を含む複製パケット(複製呼接続パケット)の個数を計数して、得られた計数値を呼数とする。つまり、呼数は、単位時間当たりの呼接続要求の数である。
応答時間計測部13は、パケット受信部11によって受信された複製パケットに基づいて呼接続応答時間(以下、単に応答時間と称する)を計数する。詳細には、応答時間計測部13は、複製パケットのうちの、オペレータ端末40−1〜40−nの1つからの呼接続応答メッセージを含む複製パケット(以下、複製応答パケットと称する)を受信した時から、当該呼接続応答メッセージに対応する呼接続確認メッセージを含む複製パケット(以下、複製確認パケットと称する)を受信した時までの時間を計測して、これを応答時間とする。応答時間計測部13は、オペレータ端末毎に応答時間を計測する。つまり、応答時間は、オペレータ端末40−1〜40−nの1つが、呼接続要求に対する応答メッセージを発した時から、これに対応する確認メッセージを受信するまでの時間である。
異常判定部14は、呼数計数部12によって計数された呼数と、応答時間計測部13によって計測された応答時間とに基づいて異常発生の判定をする。詳細には、以下のように判定がなされる。
異常判定部14は、応答時間が所定の応答時間閾値未満であると判別した場合には、通信異常が発生していないと判定する。この場合、異常判定部14は、特に処理を行わない。
異常判定部14は、応答時間が応答時間閾値以上であり且つ呼数が所定の呼数閾値未満であると判別した場合に通信異常が発生したと判定する(以下、当該判定を通信異常発生判定と称する)。この場合、異常判定部14は、通信異常発生判定時の前後の所定時間内にパケット受信部11が受信した複製パケットをパケット記憶部15に記憶させる。また、異常判定部14は、通信異常発生判定をした場合、異常発生検出信号をログ取得指示部16へ与える。
また、異常判定部14は、応答時間が応答時間閾値以上であり且つ呼数が所定の呼数閾値以上であると判別した場合に輻輳状態が発生したと判定する(以下、輻輳状態発生判定と称する)。異常判定部14は、輻輳状態発生判定をした場合、輻輳発生検出信号を輻輳解消指示部17へ与える。
パケット記憶部15は、異常判定部14による通信異常発生判定時の前後の所定時間内にパケット受信部11が受信した複製パケットを記憶する例えばハードディスクなどの記憶媒体である。
ログ取得指示部16は、異常判定部14からの異常発生検出信号に応じて、SIPサーバ20及びゲートウェイ装置60の少なくともいずれかへ、ログ情報の取得を指示するログ取得指示信号を送信する。
輻輳解消指示部17は、異常判定部14からの輻輳発生検出信号に応じて、SIPサーバ20及びゲートウェイ装置60の少なくともいずれかへ、輻輳状態の解消を指示する輻輳解消指示信号を送信する。
ネットワーク監視装置10は、例えばマイクロプロセッサなどの演算処理装置や例えばハードディスクなどの記憶媒体等のハードウェア資源によって構成することができる。
図2は、呼接続処理におけるメッセージ信号の送受信を表すシーケンス図である。以下、オペレータ端末40−1が呼接続する場合における当該送受信の動作を説明する。
先ず、図示せぬ電話端末からの呼接続要求(以下、接続要求メッセージと称する)を公衆網70(図1)を介して受信したゲートウェイ装置60は、その接続要求メッセージをSIPサーバ20へ中継し、更にSIPサーバ20はこれをオペレータ端末40−1へ送信する(ステップS21)。
接続要求メッセージを受信したオペレータ端末40−1は、呼出中メッセージをSIPサーバ20へ送信し、更にSIPサーバ20はこれをゲートウェイ装置60へ中継する(ステップS22)。また、オペレータ端末40−1は、呼接続応答メッセージ(以下、単に応答メッセージと称する)をSIPサーバ20へ送信し、更にSIPサーバ20はこれをゲートウェイ装置60へ中継する(ステップS23)。
応答メッセージを受信したゲートウェイ装置60は、呼接続確認メッセージ(以下、単に確認メッセージと称する)をSIPサーバ20へ中継し、更にSIPサーバ20はこれをオペレータ端末40−1へ送信する(ステップS24)。
応答時間計測部13は、オペレータ端末40−1によって送信された応答メッセージを含むパケットの複製パケット(複製応答パケット)をパケット受信部11が受信した時から応答時間の計測を開始する。そして、応答時間計測部13は、呼制御サーバ20からの確認メッセージを含む複製パケット(複製確認パケット)をパケット受信部11が受信した時に応答時間の計測を終了する。応答時間計測部13は、複製応答パケットの受信時から複製確認パケットの受信時までの時間を応答時間とする。
図3は、システム構成毎の応答時間と呼数との関係の例を表すグラフである。横軸は呼数をBHCC(Busy Hour Call Completion)単位で表している。縦軸は応答時間をミリセカンド(ms)単位で表している。図3に示される「構成」は、図1に示されるシステムの構成のことであり、構成A、B、C及びDは、当該システムを構成する装置の例えば機種が互いに違なる。例えば構成Aと構成BとはSIPサーバ20の機種が互いに異なる。図3のグラフは、このようなシステム構成毎に、呼数を増加させていったときの応答時間を実際に計測したものである。呼数を増加させると応答時間も増加する。
呼数を増加させていったときに、SIPサーバ20及びVoIPゲートウェイ装置60で輻輳が発生しない限界の応答時間を応答時間閾値として設定する。図3の場合における応答時間閾値は370msである。応答時間閾値未満を「安全領域」、応答時間閾値以上を「危険領域」と定義する。応答時間閾値(370ms)と各構成についての曲線との交点における呼数を、各構成についての呼数の閾値(以下、呼数閾値と称する)として設定する。構成Aの呼数閾値は9800、構成Bの呼数閾値は8900、構成C及びDの呼数閾値は11500である。
図4は、異常判定部14が保持する応答時間閾値テーブルを表す図である。応答時間閾値は370msであり、370ms未満を「安全領域」、370ms以上を「危険領域」として設定している。
図5は、異常判定部14が保持する呼数閾値テーブルを表す図である。構成Aの呼数閾値を9800、構成Bの呼数閾値を8900、構成C及びDの呼数閾値を11500として設定している。
図6は、ネットワーク監視処理ルーチンを表すフローチャートである。以下、図6を参照しつつ、ネットワーク監視装置10におけるネットワーク監視処理について説明する。
パケット受信部11は、LAN網50上で送受信されている全てのパケットについての複製パケットを常時、受信している(ステップS21)。
また、呼数計数部12は、パケット受信部11が複製パケットを受信する毎に、その複製パケットが複製呼接続パケットであるか否かを例えば当該パケットのヘッダ情報から判別し、複製呼接続パケットの個数をカウントしている(ステップS22)。
応答時間計測部13は、パケット受信部11がオペレータ端末40−1〜40−nのうちの1つについての複製応答パケットを受信した時から応答時間の計測を開始し、パケット受信部11が当該1つのオペレータ端末についての複製確認パケットを受信した時に応答時間の計測を終了する(ステップS23)。応答時間計測部13は、オペレータ端末40−1〜40−nの各々について応答時間を計測する。以下、当該計測によって得られた応答時間を計測応答時間と称する。
異常判定部14は、応答時間計測部13によるオペレータ端末40−1〜40−nのうちの1つについての応答時間の計測が完了したときに、その計測応答時間が応答時間閾値を上回っているか否かを判別する(ステップS24)。
異常判定部14は、計測応答時間が応答時間閾値未満であると判別した場合には、特に処理を行わない。この場合、ネットワーク監視処理はステップS21に戻り、パケット受信部11が複製パケットの受信を継続する。
異常判定部14は、計測応答時間が応答時間閾値以上であると判別した場合、呼数計数部12によって計数された呼数(以下、カウント呼数と称する)が呼数閾値以上であるか否かを判別する(ステップS25)。
異常判定部14は、カウント呼数が呼数閾値未満であると判別した場合、通信異常が発生したと判定する。この場合、異常判定部14は、通信異常発生判定時の前後の所定時間内にパケット受信部11が受信した複製パケットをパケット記憶部15に記憶させる(ステップS26)。当該所定時間に制限は無いが、例えば通信異常発生判定時の前後の5秒などである。
また、異常判定部14は、通信異常発生判定をした場合、異常発生検出信号をログ取得指示部16へ与える。ログ取得指示部16は、当該信号に応じてSIPサーバ20及びゲートウェイ装置60の少なくともいずれかへ、ログ情報の取得を指示するログ取得指示信号を送信する(ステップS26)。当該信号を受信したSIPサーバ20、ゲートウェイ装置60は、当該信号が示す呼接続(セッション)についての例えば接続要求メッセージの中継等に関する処理のログ情報を保持する。
異常判定部14は、ステップS25において計測応答時間が応答時間閾値以上であり且つカウント呼数が呼数閾値以上であると判別した場合に輻輳状態が発生したと判定する(以下、輻輳状態発生判定と称する)。異常判定部14は、輻輳状態発生判定をした場合、輻輳発生検出信号を輻輳解消指示部17へ与える。輻輳解消指示部17は、異常判定部14からの輻輳発生検出信号に応じて、SIPサーバ20及びゲートウェイ装置60の少なくともいずれかへ、輻輳状態の解消を指示する輻輳解消指示信号を送信する(ステップS27)。当該信号を受信したSIPサーバ20は新たな呼接続要求を受信しても呼接続処理を行わない。また、当該信号を受信したゲートウェイ装置60は、新たな呼接続要求を受信してもこれをSIPサーバ20には中継しない。
かかる処理を終えたら、ネットワーク監視処理はステップS21に戻り、パケット受信部11が複製パケットの受信を継続する。以降、例えばネットワーク監視者からの当該監視処理の終了指示を受けるまで、ネットワーク監視装置10は、上記と同様の処理を反復する。
上記したように、本実施例のネットワーク監視装置10は、LAN網50を介して送受信されるパケットの複製パケットを受信しこれに基づいて呼数の計数及び応答時間の計測を行う。ネットワーク監視装置10は、計測応答時間が応答時間閾値未満であれば、通信異常無しと判断して特段の対処をせず監視を継続する。これに対して計測応答時間が応答時間閾値以上であれば、ネットワーク監視装置10は対処を行う。この際、ネットワーク監視装置10は、カウント呼数が呼数閾値未満であるか否かに応じて対処内容を異ならせる。
ネットワーク監視装置10は、カウント呼数が呼数閾値未満であれば、例えばLAN網上でのSIPメッセージの喪失などの通信異常が発生したと判定して、当該判定時前後の所定時間内の受信複製パケットを記憶する。また、ネットワーク監視装置10は、SIPサーバ20等にログ情報の取得を指示して例えば接続要求メッセージの中継等に関する処理のログ情報を保持させる。
ネットワーク監視装置10は、カウント呼数が呼数閾値以上であれば、輻輳状態が生じていると判定して、輻輳状態の解消指示をSIPサーバ等へ与え、新たな呼接続の確立処理を停止させるなどして輻輳状態を解消する。
このように、本発明のネットワーク監視装置によれば、呼数及び応答時間を監視することにより異常発生を判断し、異常発生時の前後のパケット及びログ情報を保持するので、たとえ再現性の低い通信異常が発生しても、その原因を特定することができる。
また、従来技術においては非登録のパケットを受信した場合に異常判定されてしまうという問題点があった。これに対して、本発明によれば、応答メッセージの受信を契機として異常判定を行うので、かかる従来の問題は生じない。また、本発明によれば、応答/確認メッセージを確認すれば足りるので、高い処理能力を要しない。
また、従来技術においてはタイミング監視により異常検出をした場合に異常が発生した装置を特定できるのみで異常原因については解析できないという問題があった。これに対して、本発明によれば、タイミング監視(応答時間の監視)に加えて呼数を監視することにより、異常の原因の切り分けをすることができる。すなわち、カウント呼数が大きい場合(閾値以上の場合)には、通信異常の原因が輻輳によるものであると判断し、輻輳状態を解消する対処を実行する。また、カウント呼数が小さい場合(閾値未満の場合)には、通信異常の原因が輻輳以外の例えばSIPメッセージの喪失等の原因によるものであると判断し、異常判定前後のパケットやログ情報を保持する。ネットワーク監視者は、これらの情報に基づいて異常原因を特定することができる。
また、従来技術においては全てのパケットを蓄積するので記憶容量の制限により長時間のネットワーク監視ができないという問題があった。これに対して、本発明によれば、異常判定前後のパケットやログ情報のみを保持するので、かかる従来の問題は生じない。また、従来技術においては膨大なパケットの解析に長時間を要していたが、本発明によれば、異常判定前後のパケットやログ情報を解析すれば良いので、解析時間を短縮できる。
なお、上記した例はSIP通信プロトコルの場合の例であるが、別の通信プロトコルについても適用可能である。
10 ネットワーク監視装置
11 パケット受信部
12 呼数計数部
13 応答時間計測部
14 異常判定部
15 パケット記憶部
16 ログ取得指示部
17 輻輳解消指示部
20 SIPサーバ(呼制御サーバ)
30 ハブ
40−1〜40−n オペレータ端末
50 LAN網
60 VoIPゲートウェイ装置
70 公衆網

Claims (6)

  1. オペレータ端末、呼制御サーバ及びゲートウェイ装置相互間で通信ネットワークを介して送受信されるパケットの複製パケットを受信してこれを解析するネットワーク監視装置であって、
    前記複製パケットに基づいて呼数を計数する呼数計数部と、
    前記複製パケットに基づいて呼接続応答時間を計測する応答時間計測部と、
    前記呼数と前記呼接続応答時間とに基づいて通信異常発生の判定をする異常判定部と、を含むことを特徴とするネットワーク監視装置。
  2. 前記呼数計数部は、前記複製パケットのうちの前記ゲートウェイ装置からの単位時間内に生じた呼接続要求を含む複製パケットの数を計数して得られた計数値を前記呼数とし、
    前記応答時間計測部は、前記複製パケットのうちの前記オペレータ端末からの呼接続応答メッセージを含む複製パケットを受信した時から前記複製パケットのうちの前記呼接続応答メッセージに対応する呼接続確認メッセージを含む複製パケットを受信した時までの時間を計測してこれを前記呼接続応答時間とし、
    前記異常判定部は、前記呼接続応答時間が応答時間閾値を上回り且つ前記呼数が呼数閾値を下回っていると判別した場合に通信異常が発生したと判定することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク監視装置。
  3. 前記複製パケットのうちの、前記異常判定部による通信異常発生判定時の前後の所定時間内に受信した複製パケットを記憶するパケット記憶部を更に含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のネットワーク監視装置。
  4. 前記異常判定部によって通信異常発生判定がなされた場合に前記呼制御サーバ及び前記ゲートウェイ装置の少なくともいずれかへログ情報の取得を指示するログ取得指示信号を送信するログ取得指示部を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のネットワーク監視装置。
  5. 前記異常判定部は、前記呼接続応答時間が応答時間閾値を上回り且つ前記呼数が呼数閾値を上回っていると判別した場合に輻輳状態が発生したと判定することを特徴とする請求項1乃至4に記載のいずれか1つに記載のネットワーク監視装置。
  6. 前記異常判定部によって輻輳状態発生判定がなされた場合に前記呼制御サーバ及び前記ゲートウェイ装置の少なくともいずれかへ輻輳状態の解消を指示する輻輳解消指示信号を送信する輻輳解消指示部を更に含むことを特徴とする請求項5に記載のネットワーク監視装置。
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