JP2011188409A - 画像表示システム並びに画像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が望まない映像が表示されることを防止する。
【解決手段】プロジェクターと書画カメラはUSBケーブルを介して接続されている。書画カメラにおけるアームは、使用者により動かされることで、撮影状態と非撮影状態との間で切り替えられる。アームがいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部により検出され、その検出結果はプロジェクターで取得される(S110)。プロジェクターは、その検出結果からアームが非撮影状態にあると判定されたときには(ステップS170:YES)、AVミュート画面を投写する(S190)。
【選択図】図5
【解決手段】プロジェクターと書画カメラはUSBケーブルを介して接続されている。書画カメラにおけるアームは、使用者により動かされることで、撮影状態と非撮影状態との間で切り替えられる。アームがいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部により検出され、その検出結果はプロジェクターで取得される(S110)。プロジェクターは、その検出結果からアームが非撮影状態にあると判定されたときには(ステップS170:YES)、AVミュート画面を投写する(S190)。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像信号供給装置と画像表示装置とを備える画像表示システムに関する。
近年、プロジェクターと書画カメラを用いて、書画カメラで撮影した画像をプロジェクターで投影するということが、プレゼンテーション等で有効活用されている。プロジェクターや書画カメラは可搬性が必要であり、従来、書画カメラは、特許文献1等に示すように、アーム部が折り畳み可能となっている。
しかしながら、上記従来の書画カメラは、アーム部を折りたたんだ状態で、USBケーブルを用いてプロジェクターとの接続を行うと、折りたたんだ状態で撮影された、使用者が望まない映像がスクリーンに投写される問題が発生した。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたものであり、使用者が望まない映像が表示されることを防止することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像表示装置と画像信号供給装置とをインターフェイスを介して接続し、前記画像信号供給装置から供給される画像信号に基づく画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示システムにおいて、前記画像信号供給装置は、被写体を撮影する撮像部と、前記撮像部を保持するとともに、第1の状態と前記第1の状態とは異なる第2の状態とを取り得る可動保持部と、前記可動保持部が前記第1の状態と前記第2の状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部と、前記撮像部により得られた画像と前記状態検出部の検出結果とを、前記インターフェイスを介して送信させる画像信号供給装置制御部とを備え、前記画像表示装置は、前記画像信号供給装置から送られてくる前記状態検出部の検出結果を取得する状態検出結果取得部と、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像とは相違する所定画像を表示し、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第1の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示装置制御部とを備えることを特徴とする画像表示システム。
本適用例に記載の画像表示システムでは、使用者は、画像信号供給装置において可動保持部を動かすことで、可動保持部を第1の状態と第2の状態との間で切り替えることができる。そして、可動保持部がいずれの状態にあるかは、状態検出部により検出され、第2の状態と判定されたときに、画像信号供給装置から送られてくる画像とは相違する所定画像が、画像表示制御部により表示される。すなわち、可動保持部の状態に応じて、撮像部により撮像された画像を表示するか否かが決定されるので、使用者にとって利便性の高い画像表示システムを提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記画像表示装置制御部は、前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置からの前記画像信号の取得を停止した上で、前記所定画像の表示を行う構成であることを特徴とする、画像表示システム。
適用例2に記載の画像表示システムでは、可動保持部が第2の状態にあるときに、画像信号供給装置からの画像の取得が停止されることから、システム全体としての消費電力を抑えることができる。
[適用例3]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記所定画像は、単一色の画像である、画像表示システム。
適用例3に記載の画像表示システムでは、画像信号供給装置の可動保持部の状態が第2の状態にあるとき、画像表示装置に単一色の画像を表示させるので、画像信号供給装置からの画像信号に基づく画像を、画像表示装置が表示していないことを使用者にはっきりと伝えることができる。
[適用例4]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記所定画像は、使用者へのメッセージを示す画面の画像である、画像表示システム。
適用例4に記載の画像表示システムでは、画面に表示されるメッセージにより、使用者が行なうことのできるアクションを、使用者に対して具体的に伝えることができる。
[適用例5]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記画像信号供給装置は、所定の操作を受け付けるスイッチと、前記スイッチに対して前記所定の操作がなされたときに、前記画像表示装置に入力ソースの切替を実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像表示装置に出力する入力ソース切替指令出力制御部とを備え、前記画像表示装置は、表示する画像の入力ソースを切り替える入力ソース切替部と、前記入力ソースの切り替えを実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像信号供給装置から受けたときに、前記入力ソース切替部に入力ソースを切り替えさせる切替制御部とを備える画像表示システム。
適用例5に記載の画像表示システムでは、画像信号供給装置のスイッチに、画像表示装置の入力ソースを切り替える機能が割り付けられているので、当該スイッチが使用者により操作されたときに、入力ソースの切り替えを実行させるための指令信号が、入力ソース切替指令出力制御部により画像表示装置に出力されることから、画像信号供給装置側から、画像表示装置の表示する画像の入力ソースを切り替えることができる。したがって、適用例5に記載の画像表示システムでは、使用者は、画像表示装置やその画像表示装置用リモコンが載置されている場所まで移動する必要がないことから、使用者の操作性が高い。特に、画像信号供給装置で可動保持部が第2の状態にあるときにも、上記スイッチを操作することで、入力ソースの切り替えが可能となることから、使用者の操作性の点でより優れている。
[適用例6]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記状態検出部は、前記可動保持部によって保持される前記撮像部が所定の位置に固定されている状態を前記第1の状態と判定し、前記撮像部の位置が前記所定の位置とは異なる位置にある状態を第2の状態と判定することを特徴とする画像表示システム。
適用例6に記載の画像表示システムでは、画像信号供給装置は、撮像部の位置に応じて稼動保持部の状態を画像表示装置通知する。したがって、本発明の画像表示システムの使用者は、画像信号供給装置の撮像部の位置を変えることにより、画像表示装置に画像を表示させるか否かを選択することが可能となる。すなわち、画像表示装置の入力ソースを切り替えることなく、画像表示装置の表示状態を切り替えられるので、利便性が高い。
[適用例7]上記適用例に記載の画像表示システムであって、前記画像信号供給装置は、書画カメラであり、画像表示装置は、プロジェクターである、画像表示システム。
適用例7に記載の画像表示システムでは、原稿等の被写体を書画カメラで簡単に撮影することができ、その撮影された画像をプロジェクターで投写することができる。
また、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、前記画像信号供給装置および前記画像表示装置のいずれか一方としての装置、前記画像信号供給装置または前記画像表示装置の各部を実現するための方法、画像表示方法、前記各部を実現するためのコンピュータープログラム、そのコンピュータープログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータープログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
[適用例8]本適用例の画像表示システムにおける画像表示方法は、撮像部を備えた画像信号供給装置と、画像表示装置とを、インターフェイスを介して接続し、前記画像信号供給装置から供給される画像信号に基づく画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示システムにおける画像表示方法であって、前記画像信号供給装置において、前記撮像部を保持するとともに、第1の状態と前記第1の状態とは異なる第2の状態とを取り得る可動保持部を用意するステップと、前記可動保持部が前記第1の状態と前記第2の状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部を用意するステップと、前記撮像部により得られた画像と前記状態検出部の検出結果とを、前記インターフェイスを介して送信させるステップとを備え、前記画像表示装置において、前記画像信号供給装置から送られてくる前記状態検出部の検出結果を取得する状態検出結果取得部を用意するステップと、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像とは相違する所定画像を表示し、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第1の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像を表示するステップとを備えることを特徴とする。
[適用例9]また、上記適用例に記載の画像表示システムにおける画像表示方法であって、前記画像表示装置において、前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置からの前記画像信号の取得を停止した上で、前記所定画像の表示を行うステップを備える、画像表示システムにおける画像表示方法が好ましい。
[適用例10]また、上記適用例に記載の画像表示システムにおける画像表示方法であって、前記画像信号供給装置において、所定の操作を受け付けるスイッチを用意するステップと、前記スイッチに対して前記所定の操作がなされたときに、前記画像表示装置に入力ソースの切替を実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像表示装置に出力するステップとを備え、前記画像表示装置において、表示する画像の入力ソースを切り替える入力ソース切替部を用意するステップと、前記入力ソースの切り替えを実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像信号供給装置から受けたときに、前記入力ソース切替部に入力操作を切り替えさせるステップとを備えることが好ましい。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ実施例に基づいて説明する。
1.ハードウェアの構成:
図1は、本発明の一実施例としてのプロジェクターシステムの概略構成を示す説明図である。図示するように、プロジェクターシステム100は、プロジェクター10と、プロジェクター10に接続される書画カメラ50とを備える。プロジェクター10と書画カメラ50との間は、USBケーブル90を介して接続されている。書画カメラ50で撮影した画像を、プロジェクター10を用いてスクリーンSCに表示(投写)する。画像とは、静止画、動画(すなわち映像)のいずれであってもよい。本実施例では、書画カメラ50は映像を取得する。
図1は、本発明の一実施例としてのプロジェクターシステムの概略構成を示す説明図である。図示するように、プロジェクターシステム100は、プロジェクター10と、プロジェクター10に接続される書画カメラ50とを備える。プロジェクター10と書画カメラ50との間は、USBケーブル90を介して接続されている。書画カメラ50で撮影した画像を、プロジェクター10を用いてスクリーンSCに表示(投写)する。画像とは、静止画、動画(すなわち映像)のいずれであってもよい。本実施例では、書画カメラ50は映像を取得する。
図2は、書画カメラ50の斜視図である。図示するように、書画カメラ50は、基台52と、載置面54と、アーム56と、カメラヘッド58と、操作パネル60等を備える。載置面54は、基台52上に設けられ、文字や絵が描かれた紙(原稿等)や、立体的な物等の被写体Tが載置される。
アーム56は、カメラヘッド58を保持する。アーム56は、下部アーム56aと上部アーム56bとを備える。下部アーム56aと上部アーム56bとは、軸方向(図中K方向)に伸縮自在に構成されている。下部アーム56aは、基台の4隅の一つに配置されたアーム取付部62に、回転軸62aを回転中心として、図中L方向に回動可能に取り付けられている。このアーム56が、本発明の構成要素である「可動保持部」に相当する。
上部アーム56bの先端にカメラヘッド58が連結されている。詳細には、カメラヘッド58は、上部アーム56bの軸回り(図中M方向)に回動可能に上部アーム56bに連結されている。カメラヘッド58は、レンズ、LED、およびCCDなどの光電変換素子等を備えて構成される。使用者は、上述した、K方向、L方向、M方向の移動位置を調整することにより、カメラヘッド58を、載置面54に載置された被写体Tの撮影に適した所定の位置に固定することができる。この被写体Tの撮影を行い得る状態、すなわち図2の状態がアーム56を展開した状態(第1の状態)である。以下、この状態を「撮影状態」と呼ぶ。なお、上記所定の位置は、一箇所に限定されるものではなく、カメラヘッド58が被写体Tに焦点を合わせられる範囲としてもよい。
操作パネル60は、複数のボタン(ボタン型のスイッチ)を備え、使用者による書画カメラ50に対する操作指令を入力する。
本実施例の書画カメラ50は、上述したように、K方向、L方向、M方向の移動位置を調整することができることから、図2の撮影状態から図3の状態へアーム56およびカメラヘッド58を折り畳むことができる。すなわち、図2において、アーム56によって載置面54上の所定の位置に固定されているカメラヘッド58を、図中M方向奥側へ回転させる。そして、上部アーム56bを下部アーム56aへ(図中K方向下側)へ押し込むことで、アーム56全体の長さを短くする。続いて、アーム56を図中L方向下側へ倒す。この結果、図3に示すように、書画カメラ50は、アーム56およびカメラヘッド58を折り畳むことができる(第2の状態)。この折り畳んだ状態を以下「非撮影状態」と呼ぶ。非撮影状態では、アーム56およびカメラヘッド58が倒されていることから、書画カメラ50の背丈は短くなる。なお、非撮影状態は、アーム56およびカメラヘッド58が完全に畳まれた状態に限定するものではなく、カメラヘッド58の位置が、上記所定の位置から外れた状態を含むものとしてもよい。
上記構成の書画カメラ50によれば、図2に示した撮影状態で、載置面54に載置された被写体Tを撮影し、その撮影により得られた画像を示す画像信号をプロジェクター10に出力する。使用者は、書画カメラ50の使用を終えると、アーム56およびカメラヘッド58を図3の非撮影状態に折り畳み、収納する。
図4は、プロジェクター10と書画カメラ50の内部構成を示す説明図である。図示するように、プロジェクター10は、制御部20、記憶部22、操作部24、USBインターフェイス(USBI/F部)部26、入力インターフェイス部(入力I/F部)28、入力ソース切替部30、画像処理部32、および投写部34を備える。バス36で、制御部20と、投写部34を除く各部22〜32との間を接続する。
制御部20は、CPU、DSP(Digital Signal Processor)などにより構成され、記憶部22に記憶されているコンピュータープログラムに従って作動し、各部22〜32を制御する。記憶部22は、画像データや各種のコンピュータープログラムを記憶する。各種のコンピュータープログラムとしては、周知のUSBモジュール、USBビデオクラスドライバー、画像表示プログラム、および後述するミュート画面表示切替処理用のプログラム等が記憶されている。
操作部24は、プロジェクター10に使用者からの操作指令を入力するためのもので、操作パネル(図示せず)、リモコン受光部(図示せず)等を含む。なお、操作パネルとリモコンには、プロジェクター10で表示する画像の入力ソースを切り換えるための入力ソース切替用ボタン(図示せず)を備える。
USBインターフェイス部26は、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)の規格に則って外部機器と制御データや画像データ等をやり取りするためのものである。本実施例では、書画カメラ50は、このUSBインターフェイス部26とUSBケーブル90を介して接続されている。
入力インターフェイス部28は、USB以外の外部機器と制御データおよび画像データをやり取りするためのインターフェイスであり、ここでは、RGBインターフェイス、ビデオインターフェイス、S−ビデオインターフェイス等を含む。この入力インターフェイス部28を用いれば、書画カメラ50以外の画像信号供給装置、例えば、パーソナルコンピューターやビデオテープレコーダー(VTR)やDVDプレーヤー等との接続が可能となる。以下、図示はしないが、プロジェクター10には、書画カメラ50以外にも、パーソナルコンピューター、VTR、DVDプレーヤーが接続されているものとして以下の説明を行う。
入力ソース切替部30は、USBインターフェイス部26と、入力インターフェイス部28に備えられる各インターフェイスとの中から1つのインターフェイスを選択することで、プロジェクター10で表示する画像の入力ソースを切り替える。
画像処理部32は、入力ソース切替部30により選択されたインターフェイスから入力される画像データもしくは映像データに基づいて画像表示用の表示用画像データを生成する。投写部34は、図11に示すように、光源342、光変調素子344(344R,344G,344B)、投写レンズ346、照明光学系341、色分離光学系343、リレー光学系345および、合成光学系347等を備えて構成される。なお、本実施例のプロジェクター10は、光変調素子344として透過型液晶パネルを採用する。光源342から射出された白色光は、照明光学系341、色分離光学系343、リレー光学系345を経て、赤光、緑光および青光に分離され、それぞれ、画像処理部32によって生成される表示用画像データに基づいて光変調素子344により光変調された後、合成光学系347に入射する。光変調素子344によって変調された各色の画像光は、合成光学系347によって合成され、投写レンズ346から投写される。合成光学系347は、ダイクロイックプリズム等によって構成することができる。
書画カメラ50は、制御部70、記憶部72、操作部74、アーム開閉検出部75、USBインターフェイス部(USBI/F部)76、照明部78、照明制御部80、撮像部82、画像処理部84、および解像度変換部86を備える。バス88で、制御部70と、照明部78および撮像部82を除く各部72〜76、80、84、86との間を接続する。
制御部70は、CPUなどにより構成され、記憶部72に記憶されているコンピュータープログラムに従って作動し、書画カメラ50に備えられる各部70〜86を制御する。記憶部72は、画像データや各種のコンピュータープログラムを記憶する。各種のコンピュータープログラムとしては、後述するプログラム等が記憶されている。
操作部74は、書画カメラ50に使用者からの操作指令を入力するためのもので、書画カメラ50に設けられている操作パネル60(図1)を含む。また、操作部74は、入力ソース切替用ボタンSBを備える。入力ソース切替用ボタンSBは、操作パネル60(図1〜図3参照)に設けられたもので、その機能については後ほど詳述する。
本発明の状態検出部に相当するアーム開閉検出部75は、アーム取付部62に内蔵されたスイッチであり、下部アーム56aが、撮影状態の位置と非撮影状態の位置とのいずれにあるかを検出する。その検出には、押圧ボタン等の機械式のものであってもよいし、磁気センサー等の非接触式のものであってもよい。すなわち、アーム開閉検出部75は、下部アーム56aが、撮影状態時の位置と非撮影状態時の位置とのいずれにあるかを検出することができれば、どのようなタイプのセンサーを用いてもよい。
さらに、アーム開閉検出部75は、下部アーム56aの状態を検出する構成に換えて、上部アーム56bが下部アーム56aに対して最も挿入された状態、すなわち、アーム56全体の長さが最小となった状態を検出する構成とすることもできる。この構成では、アーム56が非撮影状態にあることを、上部アーム56bが下部アーム56aに対して最も挿入された状態から検出している。要は、アーム開閉検出部75は、アーム56が撮影状態と非撮影状態とのいずれにあるかを検出することができる構成であれば、どのような構成とすることもできる。
図4に戻って、USBインターフェイス部76は、USBの規格に則って外部機器と制御データや画像データ等をやり取りするためのものである。本実施例では、このUSBインターフェイス部76は、プロジェクター10のUSBインターフェイス部26とUSBケーブル90を介して接続されている。
照明部78は、被写体Tに光を照射するLEDなどの光源である。照明制御部80は、照明部78のオン/オフなどを制御する。撮像部82は、CCDなどの光電変換素子や、AE(自動露出)/AF(自動フォーカス)制御を行う駆動部等を備える。撮像部82はカメラヘッド58(図1)に内蔵される。画像処理部84は、撮像部82により得られた画像を示す画像信号に対してホワイトバランスなどの画像処理を施す。解像度変換部86は、撮像部82により得られた画像の解像度をプロジェクター10が要求した解像度へ変換する。このプロジェクター10の要求は、USBI/F部76を介してプロジェクター10から送られてくる。
なお、書画カメラ50は、USBケーブル90を介してプロジェクター10側から電源の供給を受けるように構成されている。この電源の供給は、USBケーブル90の電源供給ラインを介して行なわれる。
以上のように構成されたプロジェクター10および書画カメラ50は、次のように動作して、被写体T(図1)の画像の表示を行う。すなわち、書画カメラ50側では、制御部70は、操作部74の操作を受けると、照明制御部80、画像処理部84、および解像度変換部86を制御することで、載置面54(図1)に載置された被写体Tの撮像を行い、その撮像により得られた画像信号(画像データ)を記憶部72に一旦記憶する。その後、制御部70は、USBI/F部76を介して、記憶部72に記憶された画像信号をプロジェクター10側に送信する。
プロジェクター10側では、制御部20は、USBI/F部26を介して、書画カメラ50から送られてくる画像信号を受信し、画像処理部32を制御することで、その受信した画像信号に基づいて表示用画像データを生成する。この結果、投写部34により、前記表示用画像データに基づいて光変調した投写光が投写される。この結果、スクリーンSC(図1)に被写体Tの画像が表示される。
上記書画カメラ50で得られた画像の表示は、書画カメラ50においてアーム56が撮影状態にあるときに実行され、アーム56が非撮影状態となると、プロジェクター10は、AVミュート画面に表示を切り替える。以下、こうしたミュート画面表示切替処理について、次に詳細に説明する。
2.ソフトウェアの構成:
図5は、ミュート画面表示切替処理を示すフローチャートである。このミュート画面表示切替処理は、プロジェクター10の制御部20で実行されるもので、所定時間毎に繰り返し実行される。なお、図示においては、ミュート画面表示切替処理とともに、書画カメラ50の制御部70で実行される処理についても併せて示している。
図5は、ミュート画面表示切替処理を示すフローチャートである。このミュート画面表示切替処理は、プロジェクター10の制御部20で実行されるもので、所定時間毎に繰り返し実行される。なお、図示においては、ミュート画面表示切替処理とともに、書画カメラ50の制御部70で実行される処理についても併せて示している。
処理が開始されると、プロジェクター10の制御部(以下、「プロジェクター制御部」とも呼ぶ)20は、書画カメラ50に対して、アーム開閉検出部75の検出結果を要求する(ステップS110)。書画カメラ50の制御部70は、図示しないルーチンで、アーム開閉検出部75からの検出信号を所定時間毎に取り込み、その検出信号で示される検出結果、すなわち、アーム56が撮影状態と非撮影状態とのいずれにあるかを記憶部72に記憶している。書画カメラ50の制御部70(以下、「書画カメラ制御部」とも呼ぶ)は、プロジェクター10から前記検出結果の要求を受けると、その検出結果をプロジェクター10に対して送る応答処理を行う(ステップS210)。プロジェクター制御部20は、ステップS110でその送られてきた前記検出結果を取得する。
プロジェクター制御部20は、次いで、アーム56が非撮影状態から撮影状態へ切り替わったタイミングであるか否かを判定する(ステップS120)。ここで、そのタイミングであると判定されたときには、プロジェクター制御部20は、ステップS130に処理を進め、ストリームネゴシエーションの処理を行う。ここでいうストリームネゴシエーションとは、図示しないルーチンでUSB接続を確立したときに取得したコンフィグレーションディスクリプターに基づいてプロジェクター10の設定を行う処理である。書画カメラ制御部70は、プロジェクター制御部20とやりとりを行いつつ、同様にストリームネゴシエーションの処理を行う(ステップS310)。ステップS130およびS310の処理は、詳細には、フレーム解像度、フレームフォーマット、最大ペイロードサイズなど、ビデオストリーム(画像データ)を送出するための条件を確定する。
プロジェクター制御部20は、ステップS130の実行後、書画カメラ50に対して、ビデオストリームである画像データの開始要求を発行し(ステップS140)、書画カメラ制御部70は、上記開始要求を受けると、撮像部82により画像データを取得してプロジェクター10へ上記画像データを送る処理を開始する(ステップS320)。
その後、プロジェクター制御部20は、書画カメラ50へ画像データを要求し(ステップS150)、その要求に対して書画カメラ制御部70は、撮像した画像データを、ペイロード単位に分割してプロジェクター10へ送信(応答)する(ステップS330)。プロジェクター制御部20は、書画カメラ50から送られてくる画像データをステップS150で取得する。続いて、プロジェクター制御部20は、書画カメラ50から受け取ったペイロード単位の画像データをデコードし、そのデコードされた画像データを表示用画像データとして投写する(ステップS160)。ステップS160の実行後、「リターン」に抜けて、このミュート画面表示切替処理を一旦終了する。
一方、プロジェクター制御部20は、ステップS120で、アーム56が非撮影状態から撮影状態へ切り替わったタイミングでないと判定されたときには、ステップS170に処理を進めて、アーム56が撮影状態から非撮影状態へ切り替わったタイミングであるか否かを判定する。ここで、そのタイミングであると判定されたときには、プロジェクター制御部20は、ステップS180に処理を進め、ビデオストリームの停止要求を書画カメラ50に発行する。
書画カメラ制御部70は、プロジェクター10からの停止要求を受けると、撮像部82による撮像処理を停止してプロジェクター10へペイロードデータを送信する処理を止める(ステップS410)。
プロジェクター制御部20は、ステップS180の実行後、AVミュート画面を投写する処理を行う(ステップS190)。ここでは、AVミュート画面として、ブラックバックの画面を投写する。
図6は、AVミュート画面を示す説明図である。図中、右側がAVミュート画面である。図示するように、黒色一色のブラックバックBDがスクリーンSCに投写される。この結果、図6に示すように、スクリーンSCの投写画像は、撮像部82により撮影される画像データPDと、ブラックバックBDのAVミュート画面との間で切り替えられることになる。なお、AVミュート画面は、ブラックバックに換えてブルーバック等、他の単一色の画像としてもよい。また、単一色の画像に限る必要もなく、多色の画像であってもよく、書画カメラ50から送られてくるストリームとは相違する画像であればどのような画像とすることもできる。
上記AVミュート画面の画像が、本発明の構成要素である「所定画像」に相当する。なお、AVミュート画面に換えて、ユーザーガイド画面を所定画像として、ステップS190でユーザーガイド画面の画像を投写する構成としてもよい。
図7は、ユーザーガイド画面の一例を示す説明図である。図示するように、ユーザーガイド画面は、使用者へのメッセージを示す画像MDによって構成される。メッセージの一例としては、図示するように「別のソースの表示を希望の場合は、手許の入力ソース切替用ボタンを押してください」というものである。これにより、書画カメラ50の使用者に、入力ソース切替用ボタンSBの使用を促すことができる。
図5に戻って、ステップS190でAVミュート画面の投写が行なわれると、その後、リターンに抜けて、このミュート画面表示切替処理を一旦終了する。一方、ステップS170で、否定判定、すなわち、非撮影状態から撮影状態、もしくは撮影状態から非撮影状態への切り替えのタイミングでないと判定されたときには、撮影状態もしくは非撮影状態の投写を継続する処理を行う(ステップS195)。すなわち、アーム56が撮影状態にあるときには、撮像部82で撮影する画像データの投写を行い、アーム56が非撮影状態にあるときには、AVミュート画面の投写を行う。ステップS195の実行後、「リターン」に抜けて、このミュート画面表示切替処理を一旦終了する。
以上のように構成されたミュート画面表示切替処理によれば、アーム56が非撮影状態から撮影状態へ切り替えられたときに、書画カメラ50の撮像部82により撮影される画像データのスクリーンSCへの投写が開始され、アーム56が撮影状態から非撮影状態へ切り替えられたときに、書画カメラ50からの画像データの取得を停止した上で、AVミュート画面がスクリーンSCに投写されることになる。
図8は、書画カメラ50の制御部70により実行される入力ソース切替指令出力処理を示すフローチャートである。この入力ソース切替指令出力処理は所定時間毎に繰り返し実行されるもので、アーム56が非撮影状態、撮影状態のいずれにある場合にも実行される。図示するように、処理が開始されると、制御部70は、操作パネル60に設けられた入力ソース切替用ボタンSBが押されたか否かを判定する(ステップS1010)。ここで、入力ソース切替用ボタンSBが押されたと判定された場合に、制御部70は、入力ソースの切替を実行させるための指令信号(以下、「入力ソース切替指令信号」と呼ぶ)を、USBI/F部76を介してプロジェクター10に送信する(ステップS1020)。詳しくは、書画カメラ50は、種々のボタンについてのボタンIDと、ボタンの押下またはボタンの押上イベントとを入力ソース切替指令信号としてプロジェクター10に送信するように構成されている。
USBI/F部76からの入力ソース切替指令信号の送信は、実際は、USB通信制御における「コントロール転送」または「インターラプト転送」によって行なわれる。すなわち、入力ソース切替用ボタンSBが押されたことを示すデータを記憶部72に一旦記憶しておき、プロジェクター10側からUSBI/F部26を介して上記データを取り込むことにより、入力ソース切替指令信号の送信は実現されている。換言すれば、上記入力ソース切替用ボタンSBが押されたことを示すデータが、入力ソース切替指令信号として送信される。
ステップS1020の実行後、「リターン」に抜けて、この入力ソース切替指令出力処理を一旦終了する。一方、ステップS1010で、入力ソース切替用ボタンSBが押されていないと判定された場合には、直ちに「リターン」に抜けて、この入力ソース切替指令出力処理を一旦終了する。
図9は、プロジェクター10の制御部20により実行される入力ソース切替実行処理を示すフローチャートである。この入力ソース切替実行処理は所定時間毎に繰り返し実行される。図示するように、処理が開始されると、制御部20は、書画カメラ50から送られてくる入力ソース切替指令信号を受信する処理を行う(ステップS2010)。ここで、書画カメラ50から入力ソース切替指令信号が送られてこないで受信に失敗した場合には、続くステップS2020で否定判定、すなわち、入力ソース切替指令信号はなしと判定されて、「リターン」に抜けて、この入力ソース切替実行処理を一旦終了する。
一方、入力ソース切替指令信号の受信に成功して、ステップS2020で入力ソース切替指令信号ありと判定された場合には、制御部20は、入力ソース切替部30を動作させて、表示されている入力ソースを次のものに切り替える入力ソース切替処理を実行する(ステップS2030)。
プロジェクター10においては、前述したように、書画カメラ50以外にも複数の画像信号供給装置が接続可能であり、さらに、これら複数の画像信号供給装置を入力ソースとして選択可能となっているが、これらソースには予め順位がふられている。例えば、「コンピューター」→「ビデオ」→「S−ビデオ」→「カメラ」の順に順位がふられている。入力ソース切替部30は、次の順位のものに入力ソースを切り替える処理を行う。
その後、制御部20は、ステップS2030で切り替えられた入力ソースから画像信号が入力されているか否かを判定する(ステップS2040)。ここで、画像信号の入力ありと判定された場合には、制御部20は、画像処理部32を動作させて、その入力された入力ソースに基づく画像表示を行う(ステップS2050)。
一方、ステップS2040で、前記入力ソースから画像信号の入力がないと判定された場合には、ステップS2060に処理を進めて、すべての入力ソースについての入力探索が終了したか否かを判定する。ここで、すべての入力ソースについての入力探索が終了していないと判定された場合には、ステップS2030に処理を戻して、入力ソースを次のものに切り替える。
図10は、ステップS2030ないしS2060の繰り返しの処理により実現される入力ソースの切り替えの様子の一例を示す説明図である。図中の(a)に示すように、「コンピューター」の入力ソースに基づく画像が表示されているときに、(b)に示すように、入力ソース切替用ボタンSBが押されると、(c)に示すように、入力ソースは次の「ビデオ」に移行する(ステップS2030)が、「ビデオ」であるVTRから画像信号の入力がないと(ステップS2040:NO)、(d)に示すように、入力ソースはさらに次の「S−ビデオ」に移行する(ステップS2030)。ここで、「S−ビデオ」であるDVDプレーヤーから画像信号の入力がある場合には(ステップS2040:YES)、そのDVDプレーヤーに基づく画像が表示される(ステップS2050)。
図10(e)に示すように、もう1度、入力ソース切替用ボタンSBが押された場合、入力ソースは次の「カメラ」に移行し、「カメラ」である書画カメラ50から画像信号の入力がある場合に、(f)に示すように、その書画カメラ50に基づく画像が表示される(ステップS2050)。(g)に示すように、さらにもう1度、入力ソース切替用ボタンSBが押された場合、入力ソースは順位が最初のものである「コンピューター」に移行し、「コンピューター」であるパーソナルコンピューターから画像信号の入力がある場合に、(a)に示すように、そのパーソナルコンピューターに基づく画像が表示される(ステップS2050)。
なお、書画カメラ50のアーム56が非撮影状態にあるときは、AVミュート画面が表示され、書画カメラ50からの画像信号の入力はないことから、図10(f)の画面は飛ばされ、入力ソースは次の「コンピューター」に移行する。
なお、図9に戻って、ステップS2050の実行後、もしくは、ステップS2060で、すべての入力ソースについての入力探索が終了したと判定された場合には、「リターン」に抜けて、この入力ソース切替実行処理を一旦終了する。
以上のように構成された入力ソース切替実行処理によれば、書画カメラ50の入力ソース切替用ボタンSBを押すことで、プロジェクター10で表示されている入力ソースを切り替えることができる。なお、書画カメラ50のアーム56が非撮影状態にある場合にも、入力ソース切替用ボタンSBを押すことで、プロジェクター10で表示されている入力ソースを切り替えることができる。
3.作用、効果:
以上のように構成された本実施例のプロジェクターシステム100では、使用者は、書画カメラ50においてアーム56を動かすことで、アーム56を撮影状態と非撮影状態との間で切り替えることができる。そして、アーム56がいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部75により検出され、非撮影状態と判定されたとき、制御部70によりAVミュート画面が投写される。このために、アーム56が畳まれて非撮影状態にあるときに、書画カメラ50により撮像された画像がプロジェクター10に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができる。
以上のように構成された本実施例のプロジェクターシステム100では、使用者は、書画カメラ50においてアーム56を動かすことで、アーム56を撮影状態と非撮影状態との間で切り替えることができる。そして、アーム56がいずれの状態にあるかは、アーム開閉検出部75により検出され、非撮影状態と判定されたとき、制御部70によりAVミュート画面が投写される。このために、アーム56が畳まれて非撮影状態にあるときに、書画カメラ50により撮像された画像がプロジェクター10に送信されることがないことから、使用者が望まない画像が表示されることを防止することができる。
また、アーム56を折りたたんだ状態では、書画カメラ50からのストリームは停止されることから、システム全体としての消費電力を抑えることができる。
さらに、本実施例のプロジェクターシステム100では、書画カメラ50の入力ソース切替用ボタンSBを押すことで、プロジェクター10で表示されている入力ソースを切り替えることができる。このために、使用者は、プロジェクターやプロジェクターリモコンが載置されている場所まで移動することなく、表示されている入力ソースの切り替えを行うことができる。したがって、使用者の操作性を向上することができるという効果を奏する。特に、書画カメラ50でアーム56が非撮影状態にあるときにも、入力ソース切替用ボタンSBを操作することで、入力ソースの切り替えが可能となることから、使用者の操作性の点でより優れている。
また、本実施例では、書画カメラ50の入力ソース切替用ボタンSBを押すという操作がなされる毎に、表示されている入力ソースを1つずつ切り替えることで、切り替えた入力ソースの画面を順次、使用者に視認させることができる。このために、使用者は入力ソースの切り替えを誤ることがない。さらに、本実施例では、入力ソース切替用ボタンSBを押しても、画像信号が入力されていない入力ソースは飛び越されることから、目的の画像を素早く表示することができる。
4.変形例:
なお、この発明は上記の実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
なお、この発明は上記の実施例やその変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、書画カメラ50のアーム56は、アーム取付部62との連結部分で回動可能とし、その長さが伸縮可能な構成とすることで折り畳み可能としていたが、必ずしもこの構成に限る必要はなく、アームを被写体の撮影を行い得る撮影状態から畳むことができる構成であればどのような構成とすることもできる。例えば、アームを、基台への取付部と長手方向の中央部との2箇所でそれぞれ回動可能な、いわゆる2関節ロボットの構成とすることもできる。
(2)上記実施例では、プロジェクター10は、書画カメラ50のアームが非撮影状態にあるときに、書画カメラ50にストリーム停止要求を行った上で、AVミュート画面の表示を行っていたが、ストリーム停止要求は省く構成とすることもできる。すなわち、プロジェクター10は、書画カメラ50からストリームが送られてくる状態のままで、AVミュート画面の表示を行う構成とすることもできる。
(3)上記実施例では、入力ソース切替用ボタンSBは、操作パネル60に設けられたボタン型のスイッチのうちの一つであったが、ボタン型のスイッチに限る必要はなく、使用者により操作可能のものであればどのような形状のスイッチとしてもよい。また、そのスイッチは、必ずしも操作パネル60に設ける必要はなく、書画カメラ50の他の箇所に設けた構成としてもよい。さらに、書画カメラ用のリモコンにこの入力ソース切替用ボタンSBを設ける構成としてもよい。なお、入力ソース切替用ボタンSBは必ずしも必要であるものではなく、入力ソース切替用ボタンSBを省いた構成とすることを妨げるものではない。
(4)上記実施例では、画像信号供給装置として書画カメラ50を用いていたが、これに替えて、撮像部を備える他の画像信号供給装置、例えば、ウェブカメラ、デジタルスチールカメラ、ビデオカメラ等を用いる構成としてもよい。
(5)上記実施例では、画像表示装置として、光変調素子344が透過型液晶パネルで構成されたプロジェクター10を例示したが、光変調素子344を、反射型液晶パネルや、マイクロミラーデバイスを用いて構成することもできる。また、上記実施例では、3つの光変調素子344を採用したプロジェクター10を用いて発明を説明したが、光変調素子344の数は、3つに限定されるものではない。たとえば、照明光学系341に回転するカラーホイールを設け、1個の光変調素子344を用いて時分割的に各色の画像光を生成するようにしてもよい。さらに、4個以上の光変調素子344を用いる構成も可能である。
(6)上記実施例では、画像表示装置として、外部のスクリーンSCに画像を投影するプロジェクター10を用いていたが、これに替えて、スクリーンと、スクリーンの背面側に画像を投影するプロジェクターとを備えるプロジェクションテレビを用いる構成としてもよい。さらには、プロジェクターに限るものではなく、直視型の各種フラットパネルディスプレイ装置等の種々の画像表示装置に換えることもできる。
(7)上記実施例では、プロジェクター10と書画カメラ50との間はUSB接続されていたが、これに替えて、LAN等の他の有線による接続としてもよい。また、必ずしも有線である必要はなく、USBまたはLAN等の無線接続によるものとしてもよい。
(8)また、上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
10…プロジェクター
20…制御部
22…記憶部
24…操作部
26…USBインターフェイス部
28…入力インターフェイス部
30…入力ソース切替部
32…画像処理部
34…投写部
50…書画カメラ
52…基台
54…載置面
56…アーム
56a…下部アーム
56b…上部アーム
58…カメラヘッド
60…操作パネル
70…制御部
72…記憶部
74…操作部
75…アーム開閉検出部
76…USBインターフェイス部
78…照明部
80…照明制御部
82…撮像部
84…画像処理部
86…解像度変換部
100…プロジェクターシステム
341…照明光学系
342…光源
343…色分離光学系
344R…赤光用光変調素子
344G…緑光用光変調素子
344B…青光用光変調素子
345…リレー光学系
346…投写レンズ
347…合成光学系
T…被写体
SC…スクリーン
SB…入力ソース切替用ボタン。
20…制御部
22…記憶部
24…操作部
26…USBインターフェイス部
28…入力インターフェイス部
30…入力ソース切替部
32…画像処理部
34…投写部
50…書画カメラ
52…基台
54…載置面
56…アーム
56a…下部アーム
56b…上部アーム
58…カメラヘッド
60…操作パネル
70…制御部
72…記憶部
74…操作部
75…アーム開閉検出部
76…USBインターフェイス部
78…照明部
80…照明制御部
82…撮像部
84…画像処理部
86…解像度変換部
100…プロジェクターシステム
341…照明光学系
342…光源
343…色分離光学系
344R…赤光用光変調素子
344G…緑光用光変調素子
344B…青光用光変調素子
345…リレー光学系
346…投写レンズ
347…合成光学系
T…被写体
SC…スクリーン
SB…入力ソース切替用ボタン。
Claims (10)
- 画像表示装置と画像信号供給装置とをインターフェイスを介して接続し、前記画像信号供給装置から供給される画像信号に基づく画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示システムにおいて、
前記画像信号供給装置は、
被写体を撮影する撮像部と、
前記撮像部を保持するとともに、第1の状態と前記第1の状態とは異なる第2の状態とを取り得る可動保持部と、
前記可動保持部が前記第1の状態と前記第2の状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部と、
前記撮像部により得られた画像と前記状態検出部の検出結果とを、前記インターフェイスを介して送信させる画像信号供給装置制御部と
を備え、
前記画像表示装置は、
前記画像信号供給装置から送られてくる前記状態検出部の検出結果を取得する状態検出結果取得部と、
前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像とは相違する所定画像を表示し、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第1の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像を表示する画像表示装置制御部と
を備えることを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1に記載の画像表示システムであって、
前記画像表示装置制御部は、
前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置からの前記画像信号の取得を停止した上で、前記所定画像の表示を行う
構成であることを特徴とする、画像表示システム。 - 請求項1または2に記載の画像表示システムであって、
前記所定画像は、単一色の画像である、画像表示システム。 - 請求項1または2に記載の画像表示システムであって、
前記所定画像は、使用者へのメッセージを示す画面の画像である、画像表示システム。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像表示システムであって、
前記画像信号供給装置は、
所定の操作を受け付けるスイッチと、
前記スイッチに対して前記所定の操作がなされたときに、前記画像表示装置に入力ソースの切替を実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像表示装置に出力する入力ソース切替指令出力制御部と
を備え、
前記画像表示装置は、
表示する画像の入力ソースを切り替える入力ソース切替部と、
前記入力ソースの切り替えを実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像信号供給装置から受けたときに、前記入力ソース切替部に入力ソースを切り替えさせる切替制御部と
を備える画像表示システム。 - 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像表示システムであって、
前記状態検出部は、
前記可動保持部によって保持される前記撮像部が所定の位置に固定されている状態を前記第1の状態と判定し、前記撮像部の位置が前記所定の位置とは異なる位置にある状態を第2の状態と判定する
ことを特徴とする画像表示システム。 - 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像表示システムであって、
前記画像信号供給装置は、書画カメラであり、
画像表示装置は、プロジェクターである、画像表示システム。 - 撮像部を備えた画像信号供給装置と、画像表示装置とを、インターフェイスを介して接続し、前記画像信号供給装置から供給される画像信号に基づく画像を前記画像表示装置に表示させる画像表示システムにおける画像表示方法であって、
前記画像信号供給装置において、
前記撮像部を保持するとともに、第1の状態と前記第1の状態とは異なる第2の状態とを取り得る可動保持部を用意するステップと、
前記可動保持部が前記第1の状態と前記第2の状態とのいずれにあるかを検出する状態検出部を用意するステップと、
前記撮像部により得られた画像と前記状態検出部の検出結果とを、前記インターフェイスを介して送信させるステップと
を備え、
前記画像表示装置において、
前記画像信号供給装置から送られてくる前記状態検出部の検出結果を取得する状態検出結果取得部を用意するステップと、
前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像とは相違する所定画像を表示し、前記状態検出結果取得部により得られた検出結果から前記可動保持部が前記第1の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置から送られてくる前記画像信号に基づく画像を表示するステップと
を備えることを特徴とする画像表示システムにおける画像表示方法。 - 請求項8に記載の画像表示システムにおける画像表示方法であって、
前記画像表示装置において、
前記可動保持部が前記第2の状態にあると判定されたときに、前記画像信号供給装置からの前記画像信号の取得を停止した上で、前記所定画像の表示を行うステップ
を備える、画像表示システムにおける画像表示方法。 - 請求項8または9に記載の画像表示システムにおける画像表示方法であって、
前記画像信号供給装置において、
所定の操作を受け付けるスイッチを用意するステップと、
前記スイッチに対して前記所定の操作がなされたときに、前記画像表示装置に入力ソースの切替を実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像表示装置に出力するステップと
を備え、
前記画像表示装置において、
表示する画像の入力ソースを切り替える入力ソース切替部を用意するステップと、
前記入力ソースの切り替えを実行させるための指令信号を、前記インターフェイスを介して前記画像信号供給装置から受けたときに、前記入力ソース切替部に入力操作を切り替えさせるステップと
を備える画像表示システムにおける画像表示方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010054113A JP2011188409A (ja) | 2010-03-11 | 2010-03-11 | 画像表示システム並びに画像表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010054113A JP2011188409A (ja) | 2010-03-11 | 2010-03-11 | 画像表示システム並びに画像表示方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011188409A true JP2011188409A (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=44794119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010054113A Withdrawn JP2011188409A (ja) | 2010-03-11 | 2010-03-11 | 画像表示システム並びに画像表示方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2011188409A (ja) |
-
2010
- 2010-03-11 JP JP2010054113A patent/JP2011188409A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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