JP2011188360A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テレビ受像機を視聴するときに、照明器具を使用せず、省電力でかつ、迫力のあるTV画像を鑑賞できるようにする。
【解決手段】テレビ受像機1に液晶表示装置が組み込まれており、液晶表示パネルがテレビ受像機の表示画面2となっている。液晶表示装置におけるバックライトの1部をテレビ受像機1の外部に導き、テレビ受像機の背景輝度として使用する。背景輝度として使用するバックライトからの光は、テレビ受像機1の後方に放射する。バックライトの光量は一定なので、開閉窓61の面積を制御することによって、背景輝度を調整する。開閉窓61の面積は、表示画像の明るさに対応してリニアモーター等によって自動的に調整し、画像に応じた背景輝度を得る。
【選択図】図5
【解決手段】テレビ受像機1に液晶表示装置が組み込まれており、液晶表示パネルがテレビ受像機の表示画面2となっている。液晶表示装置におけるバックライトの1部をテレビ受像機1の外部に導き、テレビ受像機の背景輝度として使用する。背景輝度として使用するバックライトからの光は、テレビ受像機1の後方に放射する。バックライトの光量は一定なので、開閉窓61の面積を制御することによって、背景輝度を調整する。開閉窓61の面積は、表示画像の明るさに対応してリニアモーター等によって自動的に調整し、画像に応じた背景輝度を得る。
【選択図】図5
Description
本発明は表示装置に係り、特にテレビ受像機周辺の背景輝度をテレビ受像機から供給することを特徴とする液晶表示装置を有するテレビ受像機に関する。
液晶表示装置は、ディスプレイ装置を薄くできること、重量が大きくならないこと等から、コンピュータ用ディスプレイ、携帯電話用端末等からTV等にいたるまで、需要が拡大している。特に最近では、大画面のTVや、TVを視聴できる比較的大型のパソコンモニタ等への用途が広がっている。
一般に、TV用あるいはパソコンモニタ用の液晶表示装置では、液晶表示パネルの背面にバックライトを配置して、バックライトからの透過光を画素ごとに制御することによって画像を形成している。バックライトの光源には蛍光管あるいは発光ダイオード等が用いられている。これらは、家庭で使用される照明装置と同じ光源である。
一般の家庭において、夜間はTV装置と照明装置の両方が点灯・表示されている。照明装置の照度はスイッチ等の操作をしない限り常に一定である。TV装置では、表示される映像の情報によって画面輝度が異なる。
ところで、照明によるTV画面に対する背景の照度は、TVの画面輝度によって最適な照度に制御されることが好ましい。「特許文献1」には、TV画面の映像によって背景照明の輝度あるいは背景照明の色度を変化させて、TVの画面を最も迫力のある環境で視聴するシステムが記載されている。
一方、「特許文献2」および「特許文献3」には、液晶表示装置のバックライトからの光の一部をTVの前面に導き、ロゴマーク等の固定表示のイルミネーションとして使用する構成が記載されている。
従来は、背景照明はTV画像にあった照明とはなっておらず、画像を最適な環境において視聴されていなかった。「特許文献1」に記載の発明は、TV受像機とは別個に、照明装置、音響装置等を配置し、これらを画像に適するようにコンピュータ制御するものであるが、このためのシステムのコストが嵩む。また、省電力には必ずしも適していない。
「特許文献1」および「特許文献2」に記載の発明は、バックライトの光の一部をTV受像機に表示されるロゴマーク等の固定表示の照明に使用するものである。したがって、TV受像機が置いてある部屋の照明には供しておらず、部屋の照明には別途照明装置が必要である。したがって、省電力という面では、大きな効果は無い。
本発明の課題は、TV画像に適した背景輝度の制御を大掛かりな装置を必要とせずに実現することである。また、TV受像機を動作させているときは、TV受像機が置いてある部屋の照明器具を使用しなくても済むようにして家庭での使用電力を低減させることである。
本発明は以上のような課題を解決するために、TVに使用されている液晶表示装置のバックライトの光の一部を部屋の照明、すなわち背景照明として使用することである。バックライトからの光をTV受像機の前面ではなく、後方、あるいは、側方に放出する構成とする。また、バックライトからの背景照明の明るさをTV画像に合わせて制御する手段を有する。
また、本発明の他の手段は、TVを視聴するときは、部屋の照明を使用せず、TV受像機に予めセットされた発光ダイオード等を使用する。この発光ダイオードからの光はTV受像機の前面には放射せず、TV受像機の後方、あるいは側方に放射する。また、背景照明として使用する発光ダイオードの輝度を、TV画像に合わせて調整する手段を有する。
本発明によれば、液晶表示装置のバックライトからの光を部屋の背景照明として使用することが出来るので、実質的なコスト増を伴わずにTV画像に適した背景照明を得ることが出来る。また、バックライトによる背景照明の明るさをTV画像に合わせて制御するので、臨場感があり、かつ、迫力のあるTV画像を得ることが出来る。
また、本発明によれば、液晶表示装置のバックライトからの光をTV受像機の前方ではなく、後方、あるいは側方に放射するので、TV画像の視認性を損なうことなく、むしろ、演出効果を増加させることが出来る。
さらに、本発明によれば、夜間、TVを視聴するときは、部屋の照明を必要とせず、液晶表示装置のバックライトのみの電力で済むので、省エネルギーの効果がある。
さらに、TV受像機の背景照明として、液晶表示装置のバックライトではなく、TV受像機に取り付けられた発光ダイオード等を使用する場合であっても、発光ダイオードの輝度は、TV画像に合わせて制御するので、発光ダイオードに対して大きな電力を供給し続ける必要が無いので、省エネルギーの効果がある。
発光ダイオードは、別途照明器具として用意するのではなく、TV受像機に取り付けられているので大幅なコスト増にはならない。また、発光ダイオードはTV受像機に取り付けられているので、発光ダイオードの輝度の制御に対するフィードバックを容易に実施することが出来る。
以下に実施例を用いて本発明の内容を詳しく説明する。
図1は本発明の概要を示す模式図である。図1において、TV受像機の上方からはTV受像機に対する背景照明がTV受像機の上方に向かって放出される。図1のTV受像機が置いてある部屋では照明器具は点灯されていない。部屋の照明は、TV受像機内における液晶表示装置のバックライトの光が使用されている。TV受像機の上部から後方に向かって放射されたバックライトからの光は、壁で反射して、部屋の照明を行う。
TV画像を視るためには、部屋の照明は大きくする必要は無い。後で説明するように、TV画像の輝度によって最適な部屋の明るさが存在する。図1において、TV受像機の上部から放出される光の量は、TV画像によって変化させている。
図2は図1のTV受像機に組み込まれている液晶表示装置の断面模式図である。図2において、液晶表示パネル10の背面にはバックライトが配置され、液晶表示パネル10とバックライトとはフレーム30に収容されている。図2における液晶表示パネル10において、TFT(薄膜トランジスタ)や画素電極がマトリクス状に形成されたTFT基板と、カラーフィルタ等が形成された対向基板との間に液晶が挟持されている。また、TFT基板には下偏光板が、対向基板には上偏光板が貼り付けられている。
液晶表示パネル10の背面に配置されたバックライトにおいて、光源には、蛍光管21が使用されている。TV受像機によっては、光源は蛍光管21の代わりに発光ダイオードが使用されている。図2において、蛍光管21の背後には、白色PET樹脂(Polyethylene terephthalate)等によって形成された反射板22が配置され、蛍光管21からの光を液晶表示パネル10側に反射する。
蛍光管21の上側には、拡散板23が配置されている。拡散板23は、アクリルあるいはポリカーボネイト等の透明樹脂で形成されている。拡散板23の役割は、蛍光管21からの光を均一にして、液晶表示パネル10の方向に出射することである。拡散板23の上には、光学シート群24が配置されている。
光学シート群24は、通常は複数の拡散シートが使用されている。拡散シートの役割は蛍光管21からの光をさらに均一化することである。拡散シートが複数使用されているのは、拡散の効果をより大きくするためである。場合によっては、液晶表示パネル10方向へ光をより多く集めるために、拡散シートに加えてプリズムシートを使用する場合もある。光学シート群24と液晶表示パネル10との間には、わずかな隙間が存在している。
図2において、蛍光管21からの光は、すり鉢状の反射板22によって大部分は液晶表示パネル10の方向に向けられている。しかし、本発明は、反射板22およびフレーム30の一部に切り欠きを設け、バックライトからの光を外部に放出している。図2において、矢印Lはバックライトからの光が外部に放出される様子を示している。図2における光Lが出射する方向は図1に示すTV受像機の上部の方向である。後で説明するように、TV受像機の上方には、窓枠63と開閉バー62によって構成される複数の開閉窓61が形成され、外部に出射する光の量を調整する。
TV画像の輝度と対応する好ましい背景輝度、すなわち部屋の明るさとの間には所定の関係が存在する。簡単に言えば、画面が明るい画像であれば、対応する部屋の適切な明るさは大きくなり、画面が暗い画像であれば、対応する部屋の適切な明るさは小さくなる。
図3はこの関係を定量的に表示したものである。図3において、横軸は、表示輝度であり、単位はcd/m2である。図3における表示輝度は、画像の白ピークの値である。縦軸は、画面の背景輝度であり、単位はcd/m2である。図3における画面の背景輝度は、TV受像機付近における部屋の明るさである。図3からわかるように、画面の表示輝度が大きくなるにしたがって、適切な背景輝度、すなわち、適切な部屋の明るさは急激に上昇する。
図4は画像の平均輝度レベル(%)と画面背景の輝度(cd/m2)の関係を示すグラフである。画像の平均輝度レベルとは、画面を白にしたときの明るさを100%とし、画面を黒にしたときの明るさを0%としたときに、平均の絵の明るさを何%に設定するかという値である。画面の平均輝度レベルはTV受像機によって設定されている。
例えば、平均輝度レベルを25%とした場合は、平均の絵の明るさは白画面の25%であるということである。図4からわかるように、平均輝度レベルを大きくしても、適切な画面背景の輝度、すなわち、適切な部屋の明るさは大きくは変化しない。
図3および図4からわかるように、適切な画面背景の輝度、すなわち、部屋の明るさは、表示輝度によって調節されることが理想である。すなわち、ニュース番組のような比較的表示輝度が大きい画面では、部屋の明るさは大きくし、映画のような表示輝度が小さい画面では部屋の明るさは小さくするのがよい。
従来は、例えば、TV番組を視る場合、画面の背景輝度は、照明器具によって一定に保たれているので、画面に合わせて背景輝度を変えることは出来ず、最良の条件でTV画像を視るということはできなかった。
ところで、本実施例は、背景輝度の光源として液晶表示装置のバックライトを使用するものであるが。バックライトの輝度も一般には、一定に保たれている。すなわち、画面の明るさは液晶によって制御され、バックライトの輝度は一定である。したがって、単純にバックライトを背景輝度の光源として使用する場合も、画面の明るさに応じて背景輝度を変えることは出来ない。
これに対して、本発明は、背景輝度の光源としてバックライトを使用するとともに、図5〜図10に示すような、液晶表示装置のバックライトからTV受像機の外部に放出される光の量を制御する手段を有する。図5は、このような手段を有する、本発明によるTV受像機の模式図である。
図5において、TV受像機の上部には複数の開閉窓61が形成されている。この開閉窓61の大きさを変化させることによって、バックライトの光が外部に放射される量を調整する。図2に示すバックライトに対する切り欠き部は図5における複数の開閉窓61に対応して形成されている。
図6は、図5に示すTV受像機を上から見た平面図であり、開閉窓61の構成の平面図を示している。図6において、TV受像機のフレーム30の上に窓枠63が形成されている、窓枠63には多数の枠開口631が形成されている。窓枠63の内側には長尺の開閉バー62が挿入されている。開閉バー62には図8に示すように、多数の開口621が形成されている。 図6は、窓枠63に形成された多数の枠開口631と開閉バー62に形成された多数の開口621とが一致している場合であり、開閉窓61の大きさが最大となっている。図7は、開閉バー62を矢印の方向に引いた上体を示している。図7の状態では、窓枠63に形成された枠開口631と、開閉バー62に形成された開口621とが完全にずれた状態であり、開閉窓61は完全に閉じた状態となっている。すなわち、図7の状態では、バックライトからの光は外部には漏れず、背景輝度はゼロの状態となる。実際には、図6と図7の間の状態となり、開閉バー62を動かす量によって、背景輝度を調整している。
図8は開閉バー62の平面図である。図8において、開閉バー62には、長方形の開口621が所定のピッチで多数、インライン状に形成されている。窓枠63に形成された枠開口631は、図7に図示されており、開閉バー62の場合と同様にして、枠開口631が所定のピッチで多数インライン状に形成されている。但し、図7においては、枠開口631は開閉バー62によって閉じられている。
図9は、本発明におけるTV受像機の上部の側面図である。図9において、TV受像機のフレーム30の上に窓枠63が形成され、窓枠63の内部に開閉バー62が挿入されている。窓枠63に形成された枠開口631と開閉バー62に形成された開口621の位置関係によって開閉窓61の大きさが決定される。なお、図9において、右側に表示画面2が形成されている。
本発明においては、光センサによって画面の表示輝度または背景輝度をモニターする。そして、光センサの出力に応じて開閉バー62をリニアモーター等によって移動させる。これによって画面の表示輝度に応じてバックライトの光による背景輝度、すなわち、テレビ受像機1付近の部屋の明るさを調整することが出来る。
なお、開閉窓61を閉じるとバックライトから液晶表示パネル10に向かう光が多くなる。そうすると、画面の表示輝度が大きくなる。その結果、適切な背景輝度も大きくなる。すなわち、画面輝度と適切な背景輝度を求めるには、単純に1度の計算では済まず、複数の計算をおこなって所定の開閉窓61の大きさを設定する。ただし、このような計算は、予め計算式を搭載しておくことによって高速に演算することが出来る。
あるいは、予め、画面輝度と背景輝度を適切な値に設定するためのルックアップテーブルを組み込んでおく。すなわち、所定の画面輝度と開閉窓61の大きさの関係を予め計算しておき、これをメモリに格納し、光センサの出力に応じて、開閉窓61の大きさを設定しておいてもよい。
なお、図5〜図9に示すように、開閉窓61がTV受像機の上部に形成されていると、ごみやほこりが開閉窓61を通してバックライトの内部に侵入する恐れがある。バックライトの内部にごみやほこりが侵入すると、画像欠陥を生ずる。これを防止するために、フレーム30等の切り欠き部分に透明樹脂によるカバーを設置するのがよい。
また、図5〜図9において、開閉窓61はTV受像機の上部に形成され、バックライトからの光はTV受像機の上方に放射される。この場合、上方に放射される光は、TV受像機の表示画面2側ではなく、TV受像機の背面側に放射されるのがよい。TV受像機の背面側に放射された光は、壁等において反射し、TV画像に対して良好な演出効果を生ずる場合がある。
さらに、図5〜図9において、開閉窓61はTV受像機の上部に形成されているが、開閉窓61は、TV受像機の側部に形成されていてもよい。この場合も、バックライトからの光は、TV受像機の表示画面2側ではなく、TV受像機の背面側に放射されるのがよい。また、この場合も、フレーム30の切り欠き部に透明板、あるいは、透明フィルムを設置すれば、バックライトにごみやほこりが侵入することを防ぐことが出来る。
以上は開閉窓61の大きさを画面表示輝度に合わせて自動的に調整するとしたが、自動的に調整する代わりに、テレビの視聴者がリモコンによって開閉させるようにしても良い。この場合は、テレビの視聴者の好みによって背景輝度の明るさを調整することが出来る。また、番組によって容易に適切な背景輝度に設定することが出来る。
なお上部への光の放出は、液晶画面の表示において、表示画面の上部が暗くなってしまう。その対策として、画面下部をバックライトにて暗くするか、表示する映像情報を暗くすることで、上下均一化を図る手段がある。
実施例1は、TV受像機に組み込まれている液晶表示装置のバックライトを利用して背景輝度、すなわち必要な部屋の明かりを得る構成である。本実施例は、液晶表示装置のバックライトを用いずに、TV受像機に必要な背景輝度を得るための光源を配置する。本実施例は、適切な背景輝度を得るための制御が容易である。また、光源はTV受像機に設置され、TV画像に応じて光の強度を変化させるので、従来のように、照明器具によって一定の光を供給する場合に比べて省エネルギーの構成とすることが出来る。
図10は本実施例によるTV受像機の模式図である。図10において、TV受像機の上部に光源装置70が面状に配置されている。光源装置70は面状であるので、特定部分のみが光って、TV画像の視認を害することは無い。また、面光源からの光の強度をTV画像に合わせて変化させることによって演出効果を増すことが出来る。
図11は図10を上部から見た平面図である。図11において、光源装置70として発光ダイオード50が2×10個配列している。ダイオードを用いることによって光源からの光の強度を容易に調整することが出来る。図11における発光ダイオード50は白色の発光ダイオードである。発光ダイオードは白色に限らず、赤、緑、青等の発光ダイオードを組み合わせて用いることが出来る。この場合、TV画像、あるいはビデオ画像等に合わせて光源装置70からの光の色度を変化させることが可能である。
図12は、本実施例におけるTV受像機の上部の側面図である。図12において、TV受像機の上部には光源装置70が取り付けられている。図12において、光源である発光ダイオード50からの光は、上方に向かうので、TV画像を見る場合の妨げになることは無い。
図12では、光源装置70からの光は、TV受像機の上方に向かうが、より好ましくは光源装置70からの光は、やや後方に向かうのがよい。このためには、図13に示すように、光源装置70の面をやや後方に傾け、光がTV受像機後方の壁100に向かうような構成とすればよい。この場合、光源装置70からの光は後方の壁100を照射し、壁100からの反射光によって背景輝度が形成されているので、演出効果がより優れる、
図14は、光源装置70をTV受像機の背面の上部に取り付けることによって、光源装置70からの光が壁100から反射する光によって背景輝度を形成する構成である。図14に示す矢印は光が壁100で反射する例を示すが、実際には、光源装置70からの光は指向性は無いので、テレビ受像機1の周辺全体に背景輝度を形成することが出来る。図14のような構成であれば、光源装置70として発光ダイオード50の代わりに蛍光管21を使用することも出来る。
図14は、光源装置70をTV受像機の背面の上部に取り付けることによって、光源装置70からの光が壁100から反射する光によって背景輝度を形成する構成である。図14に示す矢印は光が壁100で反射する例を示すが、実際には、光源装置70からの光は指向性は無いので、テレビ受像機1の周辺全体に背景輝度を形成することが出来る。図14のような構成であれば、光源装置70として発光ダイオード50の代わりに蛍光管21を使用することも出来る。
以上は、光源装置70をテレビ受像機1の上部あるいは、背面上部に設置するとして説明したが、光源装置70はテレビ受像機1の側部に配置してもよいし、側部と上部に設置しても良い。いずれにせよ、光源装置70からの光は、テレビ受像機1の前方ではなく、側方あるいは後方に向けて出射するのが良い。
以上の説明では、光源装置70は、画面表示輝度に応じて自動的に設定されるとしたが、テレビ視聴者がリモコンによってマニュアルで設定するようにしても良いことは実施例1と同様である。また、該光源装置70は、テレビ受像機1周辺のみを照明すれば良いので、別途照明器具によって部屋全体を明るくするよりも省電力とすることが出来る。
1…テレビ受像機、 10…液晶表示パネル、 21…蛍光管、 22…反射板、 23…拡散板、 24…光学シート群、 30…フレーム、 35…切り欠き、 50…発光ダイオード、 61…開閉窓、 62…開閉バー、 63…窓枠、 70…光源装置、 100…壁、 621…開口、 631…枠開口。
Claims (7)
- 上面、側面、下面を有するフレーム内に、液晶表示パネルとバックライトを有する液晶表示装置が収容され、表示画面を有する表示装置であって、
前記フレームの上面または側面には、前記バックライトからの光を前記表示装置の側面および背面に放出することが出来る開口が形成され、
前記開口の面積は、前記表示画面に形成される画像の明るさとの関係で変化させることが出来る機構を有することを特徴とする表示装置。 - 前記開口の面積は、画面の表示輝度または背景輝度をモニタし、前記モニタの信号をフィードバックすることによって、自動的に設定されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記開口の面積は、マニュアルによって設定されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 上面、側面、下面を有するフレーム内に、液晶表示パネルとバックライトを有する液晶表示装置が収容され、表示画面を有する表示装置であって、
前記バックライトは光源、切り欠きを有する反射板、光学シート群を有し、
前記フレームの上面または側面には、前記反射板の前記切り欠きに対応する部分に切り欠きを有し、
前記フレームの前記切り欠き部分に対応して、開口を有する照明制御手段が形成され、
前記照明制御手段の前記開口は、前記表示画面に形成される画像の明るさとの関係で変化させることが出来ることを特徴とする表示装置。 - 前記開口の面積は、画面の表示輝度または背景輝度をモニタし、前記モニタの信号をフィードバックすることによって、自動的に設定されることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 上面、側面、下面を有するフレーム内に、液晶表示パネルとバックライトを有する液晶表示装置が収容され、表示画面を有する表示装置であって、
前記フレームの上面または側面には、前記表示装置の側面および背面に光を放出することが出来る照明手段が形成され、
前記照明手段からの光の量は、前記表示画面に形成される画像の明るさとの関係で変化させることが出来る機構を有することを特徴とする表示装置。 - 上面、側面、下面および背面を有するフレーム内に、液晶表示パネルとバックライトを有する液晶表示装置が収容され、表示画面を有する表示装置であって、
前記フレームの背面には、前記表示装置の背面に光を放出することが出来る照明手段が形成され、
前記照明手段からの光の量は、前記表示画面に形成される画像の明るさとの関係で変化させることが出来る機構を有することを特徴とする表示装置。
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