JP2011185947A - 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 - Google Patents
5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011185947A JP2011185947A JP2011108317A JP2011108317A JP2011185947A JP 2011185947 A JP2011185947 A JP 2011185947A JP 2011108317 A JP2011108317 A JP 2011108317A JP 2011108317 A JP2011108317 A JP 2011108317A JP 2011185947 A JP2011185947 A JP 2011185947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cells
- tcpp
- cell
- fluorescence
- sample
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/53—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor
- G01N33/574—Immunoassay; Biospecific binding assay; Materials therefor for cancer
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/40—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
- A61K31/409—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil having four such rings, e.g. porphine derivatives, bilirubin, biliverdine
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/5005—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells
- G01N33/5091—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing the pathological state of an organism
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
- G01N33/48—Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
- G01N33/50—Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
- G01N33/52—Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
Abstract
【解決手段】 サンプルを可溶化された5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィン(TCPP)とともにインキュベートし、サンプルにおけるTCPP蛍光を測定し、そして細胞のそれぞれの状態と相関するTCPP蛍光に基づいて、サンプルを非がん性、前がん性もしくはがん性と分類。
【選択図】 なし
Description
本出願は、「5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用するヒト組織サンプルにおける前がん症状を検出する方法」と題して2000年11月17日提出の係属中の暫定特許出願第60/249,505号の優先権を請求するものであり、これのすべては本明細書に引用によって組み入れられている。
本発明は、両イン・ビトロおよびイン・サイチューの種々の組織サンプル由来の、異形成、前がんおよびがん細胞を検出するためのある種のポルフィリンの使用に関する。
種々の科学的および学問的論文は、明細書をとおして挿入語句において言及されている。これらの論文は、本発明が属する技術の状態を記述するために引用によって本明細書に組み入れられている。
は、急速、安価であり、そして最小の専門技術だけを必要とする操作である。
本発明は、TCPPを可溶化する新規な、そしてより有効な方法、改良された染色操作、および種々の細胞分類戦略と同時に、TCPPが異形成および前がん、ならびにがん細胞を検出するために使用できるという発見に由来する。TCPPは、生きている、または固定された前がんならびにがん細胞の成分に、それらが由来した細胞および組織の状態を疾病進行の連続体において分類できる方式で、結合することがここに発見された蛍光化合物である。前がん組織の検出のこの方法は、組織もしくは細胞サンプルのイン・ビトロ診断ならびにイン・サイチュー診断に好適である。
面、好ましくは顕微鏡スライド上に、そしてもっとも好ましくはモノレアーにおいて固定される。その他の変法では、細胞は、ホルマリンまたはその他の適当な固定液で処理され、懸濁液中に維持され、TCPPとともに処理され、細胞は未結合のTCPPから分離され、次いで解析され、そしてフローサイトメトリーによって選別される。
本発明は、5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィン(TCPP)を用いるヒト細胞における前がん症状を検出するための組成物および方法を含む。本発明は、TCPPが、がん細胞に加えて前がん性異常細胞に特異的に結合するが、正常(非がん性)細胞には結合しないという発見に由来する。さらに、この異なる結合は、
固定された細胞ならびに生存細胞において観察される。TCPPのこの新しい、そして有用な性質に加えて、さらに本発明は、その活性をより大きい程度に保持するTCPPを可溶化する改良法、ならびにこの方法をスクリーニングおよび自動化に良好に適合させるいくつかの新規な態様を組み入れている。本発明の方法を使用すれば、米国特許第5,162,231号に記述されている方法と比較した場合、細胞がTCPPを結合するために、より少ない時間(例えば、24時間に対して0.2分−2時間)ですみ、そしてまたより低い濃度のTCPP(例えば、200μg/mlに対して40μg/ml)ですむ。さらに、細胞の溶液がまた使用されてもよいが、細胞のモノレアーが細胞の溶液よりもむしろ使用できる。
1.顕微鏡スライド上にモノレアーにおいて細胞を固定し;
2.下記のように、約pH6.1におけるバッファー溶液中約40μg/mlにおけるTCPP溶液に(例えば、溶液中にスライドを浸漬するか、またはスライド上に溶液の滴を置くことによって)、約36℃で一定時間、細胞をさらし;
3.約pH6.1のバッファー溶液によってスライドを洗浄し;
4.少なくとも1時間、しかし24時間未満待機し;そして
5.約380−450nmの光線で励起した場合約610−740nmにおいて細胞からの蛍光を定量すること;
を含む。
もっとも好ましくは3回、そして好ましくは過剰の洗浄溶液において撹拌しながら洗浄する必要がある。アッセイが溶液において実施される場合、未結合TCPPは、細胞を遠心分離し、上澄液をデカントし、そして新鮮なバッファー中に細胞を再懸濁することによって除去される。この段階は必要ならば反復されてもよい。また、染色溶液から細胞を分離する別の手段が使用されてもよい、例えば、膜における細胞の捕捉による濾過または急速透析(スピン透析を含む)。適当な洗浄条件は、細胞の蛍光をモニターすることによって決定できる。洗浄は、バックグラウンドと他の非特異的結合を除去するのに十分でなければならないが、特異的に結合したTCPPを細胞成分から除去するほど過剰であってはならない。洗浄段階の最適化は細胞学の習熟者には周知である。効力または安定性を改良するために洗浄溶液に添加されてもよい組成物は、限定されるものではないが、アルコール、洗剤もしくは低モル濃度の塩溶液を含む。
含む実施態様では、TCPP染色され、そして洗浄された細胞サンプルは、蛍光標示式セルソーティング(FACS)によって解析されてもよく、ここでは、正常細胞と比較して統計的に決定できるように、FACSが、蛍光の予定レベルを有する細胞を分離するようプログラムされる。
て比較される。それ故、細胞もしくは細胞サンプルが「蛍光性」と決定される場合、蛍光は、バッググラウンドの蛍光または既知の正常細胞において観察される蛍光以上のある強度において存在する。細胞もしくは細胞サンプルが「非蛍光性」と決定される場合、観察された蛍光は、バッググラウンドの蛍光または正常細胞において観察される蛍光以上においては、最小であるかまたは全く存在しない。この比較は関連する技術分野における習熟者によっては理解できる。
細胞)の最少数しか殺傷しない化学療法剤を選択することによって決定することができる。
この実施例は、PAP染色された喀痰スライドの標準の細胞形態学的解析をとおして達成された診断結果を、TCPPで処理され、そして蛍光検鏡法によって解析されたスライドに対して比較する。結果は、本発明のTCPP検出技術が、新形成細胞(イン・サイチューの異形成およびがん腫)および真性がん腫の検出において慣用の喀痰細胞法と同等であることを示している。また結果は、当該技術分野における習熟した者が、組織サンプルに存在する異形成の程度を評価するために、単純な分類法則と同時に本方法を使用することができることを示している。
モノレアースライドの作成において使用される喀痰処理操作.この研究における解析のために選ばれたすべてのモノレアースライドは、早朝、自然な咳きの手段を行う患者を通じて収集された喀痰サンプルから作成された。具体的には、患者が、リファンピン(rifampin)0.03−0.05mg/mlを含有する50%アルコール/50%Saccomanno液中2%Carbowaxからなる固定液で満たされた容器中に3日連続の朝に咳きをしていかなるものでも吐き出すよう教育された。リファンピンは、M.チュバキュローシス(M.tuberculosis)を保持している患者またはN.メニンギチス(N.meningitis)の無症候性のキャリヤーであるかもしれない患者に対する予防薬剤として役立つよう固定液に添加された。
1:00;(3)gil−i hemotox 2:30;(4)水道水 1:00;(5)青染色(bluing)試薬 :30;(6)水道水 1:00;(7)95%アルコール :10;(8)og−6 1:30;(9)95%アルコール :10;(10)95%アルコール :10;(11)ea−50 1:15;(12)95%アルコール :20;(13)95%アルコール :30;(14)100%アルコール 1:00;(15)100%アルコール 1:00;(16)100%アルコール 1:30;(17)キシレン 1:00;(18)キシレン 1:00;および(19)キシレン
1:00。
1.炎症細胞のほかにグレード1−2の色素をもつマクロファージと混じり合った好塩基性の繊毛のある上皮細胞;
2.基礎的に定位置にある上皮の丸い核;
3.平均に分散した染色質;
4.不明瞭な核膜;
5.不明瞭な核小体;および
6.化生細胞および異形成細胞の不在。
1.繊毛のない好塩基性細胞の集塊;
2.均一な細胞および核の大きさ;
3.低い核/細胞質(N/C)比;
4.細かく顆粒状の核染色質;および
5.小さい丸い核小体(通常1個)が存在することがある。
1.化生細胞より小さい;
2.凝集した塊、または単独で見られる;
3.細胞は両核と細胞質をはっきりと平らに(シート状に)存在している;
4.細胞は大きさにおいて変化は少ない;
5.細胞質は好エオシン性または好塩基性である;
6.鋭い細胞質の縁;
7.細胞は大きさにおいて変化は少なく、通常は丸ないし卵形、分割の場合、核の2つの半分は鏡像的であり、N/C比は変化が少ない;
8.核膜は平滑;
9.細かく顆粒状の核染色質(やや増加)、場合によっては染色中心;および
10.繊維状細胞、広がった細胞質と核膜の明瞭な核をもつ長い細胞−細かい網目状ないし顆粒状細胞質は通常明るい黄橙色−角質化して単独、は、ケラチンの中心コアの回りに渦巻きを形成して上皮パールを形成することがある。
1.大きさにおいて変化があり、通常は比較的大きいが軽度の異形成より小さいこともある;
2.形状およびN/C比において軽度異形成よりも変化がある:
3.細胞質は濃く、好酸性成分が著しく多い;非定型細胞数の増大;
4.核は半分ずつ等しくないこともある(鏡像的ではない);
5.核の小葉、間隙および小節が存在する;
6.核質(nuclear material)は多くの点彩を伴う過染色性を示す−染色質パターンに類似;
1.細胞は大きさおよび形状において著しく変化する;
2.通常は中等度異形成よりやや大きい細胞サイズ;
3.N/C比は高いが変化しうる(極端に):
4.単独の細胞が著しく多い;核はCISより中心的である;
5.核は細胞質の形状にしたがうことがある;核はCISより少ないゆがみを示す;
6.核の多形性は、存在する粗い染色質および核エンベロープに沿った濃厚さとともに増大する;
7.パラクロマチン、大きい核、集中的に厚くなったマルチ−ヌクラスタード(multi−nuclustered)核膜;
8.細胞は顕著に好酸性細胞質を示す。
1.単独または凝集体(塊)の細胞;
2.細胞の大きさは変化する−顕著な異形成細胞より小さいか大きい 通常は浸潤性扁平上皮がんよりも小さい;
3.細胞は対称に位置する核とともに大きく、丸い;
4.細胞の退化が存在する;
5.乏しい細胞質、核の周囲は分散して均一に角質化しているかまたは同心的に角質化していない(orangeophilicまたは好塩基性);
6.N/C比は変化しうる−正常より高いか低い:
7.粗い濃い核染色質顆粒は明瞭なゾーンによって隔離されている;
8.核膜の起伏をもつ均一に厚くなった染色質の縁;
9.核の小葉が見られる;
10.cannibalismが見られるが、常にではない;
11.多核細胞が存在することもある;
12.核内に核小体なし;有糸分裂細胞が存在することがある;および
13.きれいなバックグラウンド。
1.通常は単独のorangeophilicであるが、集塊で存在することもあり、そして退化した細胞;
2.細胞は大きいか小さい、角がある、よく保存された核と明確な細胞境界を有する;
3.細胞はイン・サイチューよりも通常は大きい そして多形で、大きさと形状とも広範囲;
4.パール形成が見られる(がんパール);
5.異常な「テーリング」(浸潤と合致する)を有する適当量の細胞質;異様な細胞形状−オタマジャクシ、星、紡錘型;過染色性を有する予測できない凝集および明確なパラクロマチンおよび明確に定まった染色質、パラクロマチン境界面を有する角ばった核染色質;
6.染色質は、特に核膜に沿って粗く凝集している;
7.核は、存在する場合大きくそして好酸性である;
8.核膜自体は厚く、そして不規則である;核染色質縁の厚さの不規則性;
9.N/C比は非常に高い:
10.形状、サイズ、数において顕著な核小体の不規則性(娘核小体);異常有糸分裂、多核化;
11.cannibalismおよび多核化が普通;および
12.壊死性バックグラウンド物質が共通している。
60サンプルを試験したブラインド研究では、結果は、異常細胞(軽度、中等度もしくは重度の異形成またはがん性)がPAP染色操作に比較してTCPP検出操作により正確に検出できることを示している(表1)。TCPP暴露細胞の2−3%が蛍光性であった場合は、サンプルは少なくとも軽度に異形成の診断と確実に相関した。標準の細胞形態学的PAP染色操作によって軽度に異形成ないしがん性であると決定された50の喀痰中50が、また、TCPP検出によって異常であると同定された。PAP染色操作に基づいて正常もしくは化生であると特徴付けられた10サンプル中、4サンプルが、TCPP法を用いて同じ形態を例証した。正常と診断されたサンプルは、TCPPの最少の取り込みを示したかまたは取り込みを示さなかった。
この実施例は、喀痰サンプル中に見いだされる細胞の異常を検出するために、細胞形態学的スライド検鏡法と組み合わせて、蛍光フローサイトメトリーと同時のTCPP染色の使用を開示する。TCPP染色の特異性のために、フローサイトメトリーとそれに続くスライド検鏡法の組み合わせは、特に威力があり、細胞形態学的なスライドの比較に関して内面的対照を提供する。
懸濁液およびモノレアースライドの作成において使用される喀痰処理操作.すべての懸濁液およびモノレアースライドは、早朝、自然な咳きの手段を行う患者を通じて収集された喀痰サンプルから作成された。具体的には、患者は、リファンピン0.03−0.05mg/mlを含有する50%アルコール/50%Saccomanno液中2%Carbowaxからなる固定液で満たされた容器中に3日連続の朝に咳きをしていかなるものでも吐き出すよう教育される。リファンピンは、M.チュバキュローシスを保持している患者またはN.メニンギチスの無症候性のキャリヤーであるかもしれない患者に対する予防薬剤として役立つよう固定液に添加される。
最終濃度は1mg/mlである。
スライド上に固定される。Thinprep Processorにおいて、細胞がポリカーボネートフィルター(孔径0.5mm)上に回収され、そしてガラススライドに移される。次いで、Thinprep Processorが、直ちに、95%エタノールを含有する固定液浴中にスライドを沈める(30分間維持)。
1.炎症細胞のほかにグレード1−2の色素をもつマクロファージと混じり合った好塩基性の繊毛のある上皮細胞;
2.基礎的に定位置にある上皮の丸い核;
3.平均に分散した染色質;
4.不明瞭な核膜;
5.不明瞭な核小体;および化生細胞および異形成細胞の不在。
1.繊毛のない好塩基性細胞の集塊;
2.均一な細胞および核の大きさ;
3.低い核/細胞質(N/C)比;
4.細かく顆粒状の核染色質;および
5.小さい丸い核小体(通常1個)が存在することがある。
1.化生細胞より小さい;
2.凝集した集塊、または単独で見られる;
3.細胞には両核と細胞質がはっきりと平らに(シート状に)存在している;
4.細胞は大きさにおいて変化は少ない;
5.細胞質は好エオシン性または好塩基性である;
6.鋭い細胞質の縁;
7.細胞は大きさにおいて変化は少なく、通常は丸ないし卵形、分割の場合、核の2つの半分は鏡像的であり、N/C比は変化が少ない;
8.核膜は平滑;
9.細かく顆粒状の核染色質(やや増加)、場合によっては染色中心;および
10.繊維状細胞、広がった細胞質と核膜の明瞭な核をもつ長い細胞−細かい網目状ないし顆粒状細胞質は通常明るい黄橙色−角質化して単独、は、ケラチンの中心コアの回りに渦巻きを形成して上皮パールを形成することがある。
1.大きさにおいて変化があり、通常は比較的大きいが軽度の異形成より小さいこともある;
2.形状およびN/C比において軽度異形成よりも変化がある:
3.細胞質は濃く、好酸性成分が著しく多い;非定型細胞数の増大;
4.核は半分ずつ等しくないこともある(鏡像的ではない);
5.核の小葉、間隙および小節が存在する;および
6.核質は多くの点彩を伴う過染色性を示す−染色質パターンに類似;
1.細胞は大きさおよび形状において著しく変化する;
2.通常は中等度異形成よりやや大きい細胞サイズ;
3.N/C比は高いが変化しうる(極端に):
4.単独の細胞が著しく多い;核はCISより中心にある;
5.核は細胞質の形状にしたがうことがある;核はCISより少ないゆがみを示す;
6.核の多形性は、存在する粗い染色質および核エンベロープに沿った濃厚さとともに増大する;
7.パラクロマチン、大きい核、集中的に厚くなったマルチ−ヌクラスタード(multi−nuclustered)核膜;
8.細胞は顕著に好酸性細胞質を示す。
1.単独または凝集体(集塊)の細胞;
2.細胞の大きさは変化する−顕著な異形成細胞より小さいか大きい 通常は浸潤性扁平上皮がんよりも小さい;
3.細胞は対称に位置する核とともに大きく、丸い;
4.細胞の退化が存在する;
5.乏しい細胞質、核の周囲は分散して均一に角質化しているかまたは同心的に角質化していない(orangeophilicまたは好塩基性);
6.N/C比は変化しうる−正常より高いか低い:
7.粗い濃い核染色質顆粒は明瞭なゾーンによって隔離されている;
8.核膜の起伏をもつ均一に厚くなった染色質の縁;
9.核の小葉が見られる;
10.cannibalismが見られるが、常にではない;
11.多核細胞が存在することもある;
12.核内に核小体なし;有糸分裂細胞が存在することがある;および
13.きれいなバックグラウンド。
1.細胞は、通常単独のorangeophilicであるが、集塊で存在することもあり、そして退化している;
2.細胞は大きいか小さい、角がある、よく保存された核と明確な細胞境界を有する;
3.細胞はイン・サイチューよりも通常は大きい そして多形で、大きさと形状とも広範囲;
4.パール形成が見られる(がんパール);
5.異常な「テーリング」(浸潤と合致する)を有する適当量の細胞質;異様な細胞形状−オタマジャクシ、星、紡錘型;過染色性を有する予測できない凝集および明確なパラクロマチンおよび明確に定まった染色質、パラクロマチン境界面を有する角ばった核染色質;
6.染色質は、特に核膜に沿って粗く凝集している;
7.核は、存在する場合大きくそして好酸性である;
8.核膜自体は厚く、そして不規則である;核染色質縁の厚さの不規則性;
9.N/C比は非常に高い:
10.形状、サイズ、数において顕著な核小体の不規則性(娘核小体);異常有糸分裂、多核化;
11.cannibalismおよび多核化が普通;および
12.壊死性バックグラウンド物質が共通している。
1.細胞サンプルが、異形成またはがん腫細胞を含有しているか否かを決定する方法であって、
a)いずれかが存在していれば、異常な前がんまたはがん細胞の成分へのTCPPの結合を可能にする条件下で、サンプルをTCPP溶液と接触させ;
b)未結合のTCPPをサンプルから除去し;そして
c)サンプルにおけるTCPP蛍光を検出して、TCPP蛍光の存在が、サンプルが異形成またはがん腫細胞を含有することを表す:
段階を含む、方法。
2.サンプルが、喀痰サンプル、頸部スワブ、気管支洗液、甲状腺および乳腺の微細針吸引およびコア生検、膀胱洗液、尿、口腔洗液、便サンプル、血液もしくはその画分、リンパ液、脳脊髄液、骨および骨髄からなる群から選ばれる、上記1の方法。
3.サンプルが、ホルムアルデヒド、メタノール、エタノール、イソプロパノールおよびそれらのすべての組み合わせ液からなる群から選ばれる固定液中で固定される、上記1の方法。
4.固定液が95%エタノールである、上記3の方法。
5.サンプルが固形支持体に付着される、上記1の方法。
6.固形支持体が顕微鏡スライドである、上記5の方法。
7.サンプルが液体中に懸濁される、上記1の方法。
8.TCPPの溶液が、塩基性アルコール中に予め溶解され、そしてバッファー水溶液中に希釈されたTCPPを含有する、上記1の方法。
9.TCPPの溶液がpH約5.8〜約6.7に緩衝化される、上記8の方法。
10.溶液が、バックグラウンドの蛍光を減少させ、TCPPの酸化を防止するか、またはTCPP蛍光の消光を防止する1種以上の試薬をさらに含有する、上記8の方法。
11.サンプルにおけるTCPPの濃度が約4〜約100μg/mlである、上記1の方法。
12.サンプルが約0.2分〜約2時間TCPPと接触される、上記1の方法。
13.接触の間、サンプルが温度約23℃〜約42℃において維持される、上記1の方法。
14.サンプルにおけるTCPP蛍光が肉眼的に検出される、上記5の方法。
15.サンプルにおけるTCPP蛍光がスライドリーダーにより検出される、上記5の方法。
16.TCPP蛍光が蛍光フローサイトメーターにより検出される、上記7の方法。
17.検出段階が、除去段階後約1時間〜約24時間に実施される、上記1の方法。
18.TCPP−蛍光性であるサンプル中の細胞のパーセントを決定する段階をさらに含む、上記1の方法。
19.約1%以上の蛍光細胞を含有するサンプルが、異常な前がんまたはがん細胞を含有するとして分類される、上記18の方法。
20.TCPP−蛍光性であるサンプル中の細胞のパーセントを決定する段階が、TCPPを含有しているサンプル中の細胞のパーセントと蛍光強度を相関させる方式で、サンプル中のTCPP蛍光強度を定量することを含む、上記18の方法。
21.TCPP蛍光が、サンプル中のすべての細胞に結合している検出可能なマーカーとサンプルを接触させ、未結合の検出可能なマーカーを除去し、そしてサンプルにおけるTCPP蛍光と検出可能なマーカー量の比率を確定することによって定量される、上記20の方法。
22.検出可能なマーカーが蛍光化合物である、上記21の方法。
23.サンプルにおけるTCPP蛍光を検出することにより、化生、異形成もしくはがん腫について蛍光細胞を特徴決定することをさらに含む、上記1の方法。
24.特徴決定が、蛍光細胞の蛍光強度を分類し、そして蛍光強度を細胞の化生、異形成もしくはがん腫状態と相関させることを含む、上記23の方法。
25.特徴決定が、細胞形状、細胞の大きさ、細胞の集塊、細胞もしくは細胞集塊の変性量、核の数、核の大きさ、細胞膜の可視性および核破片の存在からなる群から選ばれる1つ以上の形態学的特徴について蛍光細胞を分類し、そして形態学的特徴を細胞の化生、異形成もしくはがん腫状態と相関させることを含む、上記23の方法。
26.特徴決定が、蛍光強度について、ならびに細胞形状、細胞の大きさ、細胞の集塊、細胞もしくは細胞集塊の変性量、核の数、核の大きさ、細胞膜の可視性および核破片の存在からなる群から選ばれる1つ以上の形態学的特徴について蛍光細胞を分類し、そして蛍光強度および形態学的特徴を細胞の化生、異形成もしくはがん腫状態と相関させることを含む、上記23の方法。
27.蛍光細胞によって示される形態学的特徴と蛍光強度の総数が、化生、異形成もしくはがん腫について蛍光細胞を特徴決定する際のファクターとして使用される、上記26の方法。
28.形態学的特徴と蛍光強度のパターンが、化生、異形成もしくはがん腫について蛍光細胞を特徴決定する際のファクターとして使用される、上記26の方法。
29.サンプル中の蛍光細胞が、同じサンプルまたは同じ患者由来の第2のサンプルからの非蛍光細胞と比較される、上記23の方法。
30.蛍光細胞が、蛍光フローサイトメトリーによって非蛍光細胞から分離される、上記
29の方法。
31.選ばれた組織もしくは器官の早期がんまたは前がん症状について患者を診断する方法であって、
a)選ばれた組織もしくは器官から細胞のサンプルを得て;そして
b)細胞のサンプルが異常な前がんもしくはがん細胞を含有しているか否かを上記1の方法によって決定して、その陽性の決定が、患者の選ばれた組織もしくは器官の早期がんまたは前がん症状の陽性診断を表す:
ことを含む方法。
32.がん治療に対する患者の応答の予後を判定する方法であって、
a)治療の前に、がんについて治療される患者の組織もしくは器官からの細胞のサンプルにおいて上記1の方法を実施し;
b)治療中一定間隔でおよび治療に続いて、がんについて治療されている患者の組織もしくは器官からの細胞の別のサンプルにおいて上記1の方法を実施し;そして
c)治療中および治療後に試験されたサンプルにおける異常な前がんまたはがん細胞のパーセントが、治療前に試験されたサンプルと比較して低下されたか否かを決定して、低下が、がん治療に対する患者の応答の予後を判定する:
ことを含む方法。
33.蛍光フローサイトメトリーによって細胞を、正常細胞を含有する集団と異常な前がんおよびがん細胞を含有する集団とに分別することをさらに含む、上記32の方法。
34.がん治療に対する患者の応答の予後を判定する方法であって、
a)治療の前に、がんについて治療される患者の組織もしくは器官からの細胞の非固定サンプルにおいて上記1の方法を実施し;
b)蛍光フローサイトメトリーによって細胞を、低い蛍光または非蛍光集団は正常または化生、高い蛍光集団は異形成またはがん腫である、低い蛍光または非蛍光の集団と高い蛍光集団とに分離し;
c)分離した細胞集団を可能性のあるがん治療剤によってイン・ビトロで処理し;そしてd)2つの細胞集団の各々において薬剤の効果を観察して、薬剤が、異形成またはがん腫細胞集団では所望のネガティブ効果を発揮し、そして正常細胞では効果を発揮しないか、または低い量において発揮するという観察が、がん治療に対する患者の応答の予後を判定する:
段階を含む方法。
35.患者の選ばれた標的組織において異形成またはがん腫細胞を検出する方法であって、
a)いずれかが存在していれば、異形成またはがん腫細胞の成分へのTCPPの結合を可能にする条件下で、TCPP溶液を標的組織中に導入し;
b)未結合のTCPPを標的組織から除去し;そして
c)標的組織の細胞におけるTCPP蛍光を検出して、そこでのTCPP蛍光の存在が、標的組織が異形成またはがん腫細胞を含有することを表す:
段階を含む、方法。
36.標的組織が、肺、乳腺、前立腺、頸部、咽喉、膀胱、口腔咽頭、皮膚および胃腸管からなる群から選ばれる、上記35の方法。
37.pH約8.5〜約pH12.0における、約50%〜約90%のアルコールを含有するアルコール水溶液中にTCPPを溶解することを含む、TCPP溶液を作成する方法。
38.アルコールがイソプロパノールである、上記37の方法。
39.pHが重炭酸ナトリウムもしくは水酸化アンモニウムにより調整される、上記37の方法。
40.溶解されるTCPPが約2mg/ml以下である、上記37の方法。
41.約8.5〜約12.0のpHにおける約50%〜約90%アルコールのアルコール水溶液中に溶解されたTCPPを含有する組成物。
42.溶液中のTCPPの濃度が約2mg/ml以下である、上記41の組成物。
43.アルコールがイソプロパノールである、上記41の組成物。
44.重炭酸ナトリウムもしくは水酸化アンモニウムにより調整されるpHを有する、上記41の組成物。
45.50%イソプロパノールおよび50mM重炭酸ナトリウム中にTCPP1mg/mlを含有する、上記41の組成物。
46.サンプル中の異形成またはがん腫細胞を検出するキットであって、サンプル中の異常な前がんまたはがん細胞の検出に使用するために、容器中のTCPPおよび指図書を含有するキット。
47.上記41の組成物を含有する、上記46のキット。
48.a)細胞のサンプルを収集するための構成要素;
b)固形支持体にサンプルを付着させるための構成要素;
c)既知のがん、異形成、化生または正常状態の対照細胞サンプル;および
d)TCPP蛍光を定量するための構成要素:
の1つ以上をさらに含む、上記46のキット。
Claims (3)
- サンプル中の異形成またはがん腫細胞を検出するキットであって、サンプル中の異常な前がんまたはがん細胞の検出に使用するために、容器中の5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンおよび指図書を含有するキット。
- 8.5〜12.0のpHにおける50%〜90%アルコールのアルコール水溶液中に溶解された5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを含有する組成物を含有する、請求項1のキット。
- a)細胞のサンプルを収集するための構成要素;
b)固形支持体にサンプルを付着させるための構成要素;
c)既知のがん、異形成、化生または正常状態の対照細胞サンプル;および
d)5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィン蛍光を定量するための構成要素:
の1つ以上をさらに含む、請求項1のキット。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US24950500P | 2000-11-17 | 2000-11-17 | |
US60/249,505 | 2000-11-17 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008266490A Division JP4768005B2 (ja) | 2000-11-17 | 2008-10-15 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011185947A true JP2011185947A (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=22943735
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002544403A Expired - Fee Related JP4307070B2 (ja) | 2000-11-17 | 2001-11-19 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
JP2008266490A Expired - Fee Related JP4768005B2 (ja) | 2000-11-17 | 2008-10-15 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
JP2011108317A Pending JP2011185947A (ja) | 2000-11-17 | 2011-05-13 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002544403A Expired - Fee Related JP4307070B2 (ja) | 2000-11-17 | 2001-11-19 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
JP2008266490A Expired - Fee Related JP4768005B2 (ja) | 2000-11-17 | 2008-10-15 | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (8) | US6838248B2 (ja) |
EP (2) | EP1364044B1 (ja) |
JP (3) | JP4307070B2 (ja) |
CN (1) | CN1545557A (ja) |
AT (1) | ATE541214T1 (ja) |
AU (2) | AU3926902A (ja) |
CA (2) | CA2725716C (ja) |
DK (2) | DK1364044T3 (ja) |
ES (2) | ES2523378T3 (ja) |
MX (1) | MXPA03004406A (ja) |
WO (1) | WO2002042267A2 (ja) |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2725716C (en) * | 2000-11-17 | 2015-02-10 | Biomoda, Inc. | Method of making 5, 10, 15, 20-tetrakis(carboxyphenyl) porphine solutions and compositions thereof |
US7869033B2 (en) * | 2003-12-24 | 2011-01-11 | Vadivel Masilamani | Cancer detection by optical analysis of body fluids |
US8213005B2 (en) | 2003-07-22 | 2012-07-03 | King Saud University | Method for discriminating between benign and malignant prostate tumors |
US8208142B2 (en) * | 2003-12-24 | 2012-06-26 | King Salid University | Lung cancer detection by optical analysis of body fluids |
EP2270712A1 (en) * | 2009-06-30 | 2011-01-05 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Quality detection method and device for cell and tissue samples |
US8877509B2 (en) | 2009-07-17 | 2014-11-04 | Bioaffinity Technologies, Inc. | System and method for analyzing samples labeled with 5, 10, 15, 20 tetrakis (4-carboxyphenyl) porphine (TCPP) |
EP2638396B1 (en) * | 2010-11-12 | 2017-03-01 | incellDX, Inc. | Methods and systems for predicting whether a subject has a cervical intraepithelial neoplasia (cin) lesion from a suspension sample of cervical cells |
US9230063B2 (en) * | 2011-01-05 | 2016-01-05 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Automated prostate tissue referencing for cancer detection and diagnosis |
US9779283B2 (en) | 2011-01-05 | 2017-10-03 | The Board Of Trustees Of The University Of Illinois | Automated prostate tissue referencing for cancer detection and diagnosis |
US9645057B2 (en) | 2012-04-05 | 2017-05-09 | Becton, Dickiinson and Company | Method for improving analysis of microorganisms in complex matrices |
AU2013243378B2 (en) * | 2012-04-05 | 2019-04-11 | Becton, Dickinson And Company | Sample preparation for flow cytometry |
US9943529B2 (en) * | 2013-01-07 | 2018-04-17 | Brigham Young University | Methods for reducing cellular proliferation and treating certain diseases |
WO2014151411A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Brigham Young University | Methods for treating inflammation, autoimmune disorders and pain |
US11524015B2 (en) | 2013-03-15 | 2022-12-13 | Brigham Young University | Methods for treating inflammation, autoimmune disorders and pain |
WO2014168788A1 (en) | 2013-04-11 | 2014-10-16 | Cytocore, Inc. | Biological specimen evaluation methods using cytology and immunology |
US11690855B2 (en) | 2013-10-17 | 2023-07-04 | Brigham Young University | Methods for treating lung infections and inflammation |
US20150203527A1 (en) | 2014-01-23 | 2015-07-23 | Brigham Young University | Cationic steroidal antimicrobials |
CA3028122A1 (en) | 2016-06-16 | 2017-12-21 | Oncoselect Therapeutics, Llc | Porphyrin compounds and compositions useful for treating cancer |
EP3775164A4 (en) * | 2018-04-13 | 2022-11-02 | bioAffinity Technologies, Inc. | LUNG CANCER DETERMINATION SYSTEM AND METHOD |
US20240118284A1 (en) * | 2019-10-18 | 2024-04-11 | The Regents Of The University Of California | Compositions and methods for detecting plxdc1 and plxcd2 in human tissues |
JP2022552019A (ja) | 2019-10-18 | 2022-12-14 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | 病的血管障害の治療のための作用物質としての3-フェニルスルホニル-キノリン誘導体 |
CN110927369A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-27 | 安徽安龙基因科技有限公司 | 一种利用tcpp联合cep探针鉴定循环肿瘤细胞的试剂盒及应用 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06500164A (ja) * | 1990-06-15 | 1994-01-06 | ユナイテツド・ステーツ・デパートメント・オブ・エナーヂ | 肺ガンを検知するため5,10,15,20―テトラキス(γ―カルボキシフェニル)ポルフィンの使用 |
JP2002501479A (ja) * | 1996-12-16 | 2002-01-15 | ザ トラスティーズ オヴ ザ ユニヴァーシティー オヴ ペンシルバニア | 組織内の酸素を画像化するための、りん光性樹枝状巨大分子化合物 |
JP2002529696A (ja) * | 1998-10-30 | 2002-09-10 | ザ トラスティーズ オヴ ザ ユニヴァーシティー オヴ ペンシルバニア | 多次元の酸素分布の非観血的像形成方法及びその装置 |
JP2004536275A (ja) * | 2000-11-17 | 2004-12-02 | バイオモーダ・インコーポレーテツド | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4485086A (en) * | 1983-04-11 | 1984-11-27 | Wong Dennis W | Radiolabeled tumor imaging agent and method of preparation |
US4930516B1 (en) * | 1985-11-13 | 1998-08-04 | Laser Diagnostic Instr Inc | Method for detecting cancerous tissue using visible native luminescence |
US4783529A (en) * | 1985-12-03 | 1988-11-08 | Research Corporation Technologies | Rapid synthesis of radiolabeled porphyrin complexes for medical application |
US4857300A (en) * | 1987-07-27 | 1989-08-15 | Cytocorp, Inc. | Cytological and histological fixative formulation and methods for using same |
US5004811A (en) * | 1987-12-24 | 1991-04-02 | Nippon Petrochemicals Company, Ltd. | Tetrapyrrole aminocarboxylic acids |
NZ240057A (en) * | 1990-10-05 | 1994-07-26 | Univ Kingston | Tetrapyrrole derivatives |
ES2075875T3 (es) | 1990-12-20 | 1995-10-16 | Siemens Ag | Aparato de respiracion con sensibilidad de disparo dependiente del flujo de gas del paciente. |
DE19503163A1 (de) * | 1995-02-01 | 1996-08-08 | Bayer Ag | Verfahren zur Reinigung von 4-Hydroxybenzaldehyd enthaltenden Reaktionsgemischen |
US6706473B1 (en) | 1996-12-06 | 2004-03-16 | Nanogen, Inc. | Systems and devices for photoelectrophoretic transport and hybridization of oligonucleotides |
US6316215B1 (en) * | 1999-12-27 | 2001-11-13 | Edwin L. Adair | Methods of cancer screening utilizing fluorescence detection techniques and selectable imager charge integration periods |
JP3753866B2 (ja) | 1998-07-01 | 2006-03-08 | 株式会社日立製作所 | 自己救済型光ネットワーク |
US7904139B2 (en) | 1999-08-26 | 2011-03-08 | Non-Invasive Technology Inc. | Optical examination of biological tissue using non-contact irradiation and detection |
US6190877B1 (en) * | 1999-12-27 | 2001-02-20 | Edwin L. Adair | Method of cancer screening primarily utilizing non-invasive cell collection and fluorescence detection techniques |
US6750037B2 (en) * | 1999-12-27 | 2004-06-15 | Edwin L. Adair | Method of cancer screening primarily utilizing non-invasive cell collection, fluorescence detection techniques, and radio tracing detection techniques |
US6984498B2 (en) * | 1999-12-27 | 2006-01-10 | Adair Edwin L | Method of cancer screening primarily utilizing non-invasive cell collection, fluorescence detection techniques, and radio tracing detection techniques |
EP1925930A1 (en) | 2003-02-13 | 2008-05-28 | Hamamatsu Photonics K.K. | Flourescence correlation spectroscopy analyser |
US20070172392A1 (en) | 2005-12-13 | 2007-07-26 | Sen Chandan K | Apparatus, system and method for tissue oximetry |
US8983581B2 (en) | 2008-05-27 | 2015-03-17 | Massachusetts Institute Of Technology | System and method for large field of view, single cell analysis |
US9155471B2 (en) | 2009-05-27 | 2015-10-13 | Lumicell, Inc'. | Methods and systems for spatially identifying abnormal cells |
US8877509B2 (en) * | 2009-07-17 | 2014-11-04 | Bioaffinity Technologies, Inc. | System and method for analyzing samples labeled with 5, 10, 15, 20 tetrakis (4-carboxyphenyl) porphine (TCPP) |
-
2001
- 2001-11-19 CA CA2725716A patent/CA2725716C/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 CA CA2429526A patent/CA2429526C/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 EP EP01987011A patent/EP1364044B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 EP EP11159888.4A patent/EP2372361B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 JP JP2002544403A patent/JP4307070B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-11-19 AU AU3926902A patent/AU3926902A/xx active Pending
- 2001-11-19 AU AU2002239269A patent/AU2002239269B2/en not_active Ceased
- 2001-11-19 MX MXPA03004406A patent/MXPA03004406A/es active IP Right Grant
- 2001-11-19 ES ES11159888.4T patent/ES2523378T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 WO PCT/US2001/043238 patent/WO2002042267A2/en not_active Application Discontinuation
- 2001-11-19 ES ES01987011T patent/ES2380261T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 CN CNA018216951A patent/CN1545557A/zh active Pending
- 2001-11-19 US US09/989,092 patent/US6838248B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2001-11-19 AT AT01987011T patent/ATE541214T1/de active
- 2001-11-19 DK DK01987011.2T patent/DK1364044T3/da active
- 2001-11-19 DK DK11159888.4T patent/DK2372361T3/da active
-
2004
- 2004-09-02 US US10/933,140 patent/US7384764B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2004-09-02 US US10/932,533 patent/US20050079561A1/en not_active Abandoned
-
2008
- 2008-06-05 US US12/133,855 patent/US7670799B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2008-10-15 JP JP2008266490A patent/JP4768005B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2010
- 2010-03-02 US US12/715,627 patent/US7960138B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2011
- 2011-05-13 JP JP2011108317A patent/JP2011185947A/ja active Pending
- 2011-06-13 US US13/158,595 patent/US8486656B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2013
- 2013-07-16 US US13/943,476 patent/US8975038B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-03-10 US US14/643,194 patent/US9417241B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06500164A (ja) * | 1990-06-15 | 1994-01-06 | ユナイテツド・ステーツ・デパートメント・オブ・エナーヂ | 肺ガンを検知するため5,10,15,20―テトラキス(γ―カルボキシフェニル)ポルフィンの使用 |
JP2002501479A (ja) * | 1996-12-16 | 2002-01-15 | ザ トラスティーズ オヴ ザ ユニヴァーシティー オヴ ペンシルバニア | 組織内の酸素を画像化するための、りん光性樹枝状巨大分子化合物 |
JP2002529696A (ja) * | 1998-10-30 | 2002-09-10 | ザ トラスティーズ オヴ ザ ユニヴァーシティー オヴ ペンシルバニア | 多次元の酸素分布の非観血的像形成方法及びその装置 |
JP2004536275A (ja) * | 2000-11-17 | 2004-12-02 | バイオモーダ・インコーポレーテツド | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 |
Also Published As
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4768005B2 (ja) | 5,10,15,20−テトラキス(カルボキシフェニル)ポルフィンを使用する、細胞および組織サンプルにおける前がん症状を検出するための組成物および方法 | |
AU2002239269A1 (en) | Compositions and methods for detecting pre-cancerous conditions in cell and tissue samples using 5, 10, 15, 20-tetrakis (carboxyphenyl) porphine | |
US6750037B2 (en) | Method of cancer screening primarily utilizing non-invasive cell collection, fluorescence detection techniques, and radio tracing detection techniques | |
CA2395325C (en) | Method of cancer screening primarily utilizing non-invasive cell collection and fluorescence detection techniques | |
JP2002529704A (ja) | 単一細胞の複数マーカー特徴付け | |
Linden et al. | Flow cytometric prescreening of cervical smears. | |
Bostwick | 7-Urine Cytology | |
CN116359501A (zh) | 脂筏特征蛋白作为生物标志物在诊断乳腺癌中的应用 | |
Chadha | Fine Needle Aspiration Cytology of Thyroid Lesions | |
RU2322676C1 (ru) | Способ цитометрической диагностики опухолевых заболеваний предстательной железы | |
Ali et al. | Cytological Diagnosis of Follicular Patterned Lesion of Thyroid Nodule and its Follow-up Histopathology | |
Wiener-Holzer | Cytomorphology in urinary cancer care: past-present-future |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130625 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20130925 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20130930 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20131025 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20131030 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140402 |