JP2011185549A - 熱交換器 - Google Patents

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賢哲 安嶋
Toshiaki Tsuchiya
敏章 土屋
Takeshi Matsubara
健 松原
Makoto Ishida
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Abstract

【課題】製造コストの低減化を図りながら、熱交換効率の向上を図ることができる熱交換器を提供すること。
【解決手段】一端部から流入した冷媒を、閉塞された他端部に向けて水平方向に沿って通過させる分配流路2412が内部に形成された分配ヘッダ241と、それぞれが上下方向に沿って延在する冷媒通路2431を有してなり、分配ヘッダ241の一端部から他端部に向けて所定の間隔毎にそれぞれの冷媒通路2431の入口となる上端開口2431aが分配流路2412を臨む態様で分配ヘッダ241の下部に取り付けられた複数の冷媒管243とを備え、分配ヘッダ241から各冷媒管243の冷媒通路2431に冷媒を分配して冷媒通路2431を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する流体との熱交換を行う熱交換器において、分配ヘッダ241には、該分配ヘッダ241の延在方向よりも傾斜させて冷媒を流入させる冷媒流入管2411が配設してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、熱交換器に関し、より詳細には、自動販売機等において商品を冷却等するのに用いられる冷凍サイクルを構成する蒸発器等の熱交換器に関するものである。
従来、例えば缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を販売する自動販売機では、自動販売機本体である本体キャビネットの商品収容庫の内部(庫内)に冷凍サイクルの構成機器である蒸発器等の熱交換器が設けられている。
この種の熱交換器として、分配ヘッダと、複数の冷媒管と、合流ヘッダとを備えてなるものが知られている。分配ヘッダは、一端部に冷媒の流入口となる開口が形成され、他端部が閉塞されてなるもので、水平方向に沿って配設されている。この分配ヘッダの内部には、一端部から他端部に向けて水平方向に沿って冷媒を通過させる分配流路が形成されている。
冷媒管は、扁平状をなしており、冷媒の流路となる冷媒通路が複数並設されてなるものである。これら冷媒管は、自身の冷媒通路が上下方向に沿って延在するとともに、冷媒の入口となる上端開口が上記分配流路を臨む態様で、分配ヘッダの下部において一端部から他端部に向けて所定の間隔毎に取り付けられている。つまり、これら冷媒管は、それぞれの冷媒通路の上端開口が分配流路を臨む態様で分配ヘッダの下部から挿入して取り付けられている。
合流ヘッダは、上記分配ヘッダと平行となる態様で配設されている。この合流ヘッダは、一端部に冷媒の流出口となる開口が形成され、他端部が閉塞されてなるものである。この合流ヘッダの内部には、水平方向に沿って冷媒を通過させる合流流路が形成されている。そして、合流ヘッダの上部には、自身の合流流路に各冷媒管の冷媒通路の出口となる下端開口が臨む態様で冷媒管が取り付けられている。
このような熱交換器においては、分配ヘッダに流入した冷媒を、分配流路を通過させながら各冷媒管の冷媒通路に分配させて進入させ、該冷媒通路を通過させる冷媒と、自身の周囲を通過する流体との熱交換を行うようにしており、冷媒通路を通過した冷媒は、合流ヘッダの合流流路に至り、かかる合流流路を通過して流出口より流出する。
しかしながら、分配ヘッダに流入する冷媒は、気液二相冷媒であり、分配流路を通過する際に、該分配流路の内壁面の粘性抵抗及び重力等により分配流路の下部に液相冷媒が分離し、結果的に一部の冷媒管の冷媒通路に液相冷媒が集中してしまう、分配不良が発生してしまい、この結果、熱交換効率の低下を招来していた。
そこで、分配ヘッダの分配流路における気液分離を抑制させるために、例えば針金状のステンレス線材を屈曲させた気液拡散体を該分配流路内に設置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−39304号公報
ところが、上述したような特許文献1に提案されている熱交換器においては、分配流路に気液拡散体を必要とするために、部品点数の増大化を招来し、製造コストを増大させてしまう問題があった。また、気液拡散体による圧力損失増大により冷媒の流量を低減させてしまい、熱交換効率が低下させてしまう虞れがあった。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの低減化を図りながら、熱交換効率の向上を図ることができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る熱交換器は、一端部から流入した冷媒を、閉塞された他端部に向けて水平方向に沿って通過させる分配流路が内部に形成された分配ヘッダと、それぞれが上下方向に沿って延在する冷媒通路を有してなり、前記分配ヘッダの一端部から他端部に向けて所定の間隔毎にそれぞれの冷媒通路の入口となる上端開口が前記分配流路を臨む態様で前記分配ヘッダの下部に取り付けられた複数の冷媒管とを備え、前記分配ヘッダから各冷媒管の冷媒通路に冷媒を分配して前記冷媒通路を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する流体との熱交換を行う熱交換器において、前記分配ヘッダには、該分配ヘッダの延在方向よりも傾斜させて冷媒を流入させる冷媒流入管が配設してあることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係る熱交換器は、上述した請求項1において、前記冷媒流入管は、前記分配ヘッダの一端部の下方側に設けられ、冷媒を分配ヘッダの他端部側に傾斜させて流入させることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係る熱交換器は、上述した請求項1又は請求項2において、前記冷媒管は、前記分配ヘッダに対する挿入突出量が一定となる態様で取り付けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係る熱交換器は、上述した請求項1〜3のいずれか一つにおいて、前記冷媒管は、複数の冷媒通路が並設されてなり、かつ扁平状をなすことを特徴とする。
本発明によれば、冷媒流入管が、分配ヘッダの延在方向よりも傾斜させて冷媒を流入させるので、冷媒が分配流路を螺旋状に一端部から他端部側に向けて流れ、該分配流路内での気液分離することを抑制することができる。従って、部品点数を増大させることなく、しかも冷媒が気液分離してしまうことを抑制して分配不良なく冷媒管に進入させることができる。よって、製造コストの低減化を図りながら、熱交換効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である熱交換器が蒸発器として適用された自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。 図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示す断面側面図である。 図3は、図2に示した蒸発器(本発明の実施の形態である熱交換器)を模式的に示す説明図である。 図4は、図3に示した冷媒管を上方から見た場合を模式的に示す説明図である。 図5は、図3に示した蒸発器の要部を拡大して示す拡大断面側面図である。 図6は、分配ヘッダの内部の分配流路を流れる冷媒の様子を模式的に示す模式図である。 図7は、従来の熱交換器の要部を模式的に示す説明図である。 図8は、図7に示した熱交換器における冷媒管と、各冷媒管を通過する冷媒流量との関係を示す図表である。 図9は、本実施の形態の熱交換器の要部を模式的に示す説明図である。 図10は、図9に示した熱交換器における冷媒管と、各冷媒管を通過する冷媒流量との関係を示す図表である。 図11は、図9に示した熱交換器の要部を拡大して示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る熱交換器の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である熱交換器が蒸発器として適用された自動販売機の内部構造を正面から見た場合を示す断面図である。ここで例示する自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の形態を成すものである。この本体キャビネット1には、その内部に例えば2つの断熱仕切板2によって仕切られた3つの独立した商品収容庫3が左右に並んだ態様で設けてある。この商品収容庫3は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品を所望の温度に維持した状態で収容するためのもので、断熱構造を有している。
図2は、図1に示した自動販売機の内部構造を示す断面側面図である。かかる図2に示すように、本体キャビネット1の前面には、外扉4及び内扉5が設けてある。外扉4は、本体キャビネット1の前面開口を開閉するためのものであり、内扉5は、商品収容庫3の前面を開閉するためのものである。この内扉5は、上下に分割してあり、上側の扉5aは商品を補充する際に開閉するものである。
上記商品収容庫3には、商品収納ラック6、搬出機構7及び搬出シュータ8が設けてある。商品収納ラック6は、商品を上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構7は、商品収納ラック6の下部に設けてあり、この商品収納ラック6に収納された商品群の最下位にある商品を1つずつ搬出するためのものである。搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品を外扉4に設けられた商品取出口4aに導くためのものである。
そして搬出シュータ8の下方域には蒸発器24及びヒータHが配設してある。蒸発器24は背面ダクトDの前面側に配設してあり、機械室9に配設された圧縮機21、凝縮器22、膨張機構23と冷媒配管25を通じて順次接続されて冷凍サイクル20を形成している。圧縮機21は、吸引口を通じて冷媒を吸引し、吸引した冷媒を圧縮して高温高圧の状態(高温高圧冷媒)にして吐出口より吐出するものである。凝縮器22は、通過する冷媒を凝縮させるものである。より詳細に説明すると、圧縮機21で圧縮され、かつ吐出口から吐出されて冷媒配管25を通じて送出された冷媒を周囲空気と熱交換させて凝縮させるものである。膨張機構23は、通過する冷媒を減圧して断熱膨張させるものである。
これら冷凍サイクル20で冷媒を循環させることにより、圧縮機21で圧縮された冷媒が凝縮器22で凝縮され、その後に膨張機構23で断熱膨張されて蒸発器24を通過する。冷媒が蒸発器24を通過する際に、該蒸発器24が配設された商品収容庫3の内部空気との間で熱交換が行われて、自身が蒸発して内部空気を冷却する。蒸発した冷媒は圧縮機21に吸引される。
冷却された内部空気は庫内送風ファンF1の駆動により商品収容庫3の内部を移動し、これにより該商品収容庫3の商品収納ラック6に収納された商品は所望の温度(例えば5℃)に冷却されることになる。
ヒータHは、蒸発器24の前面側に配設してある。このヒータHは通電状態となることにより周囲空気を加熱するものである。ヒータHにより加熱された空気は、庫内送風ファンF1の駆動により商品収容庫3の内部を移動し、これにより該商品収容庫3の商品収納ラック6に収納された商品は所望の温度(例えば55℃)に加熱されることになる。
図3は、図2に示した蒸発器(本発明の実施の形態である熱交換器)24を模式的に示す説明図である。ここで例示する蒸発器24は、いわゆるマルチフロー型の熱交換器であり、分配ヘッダ241と、合流ヘッダ242と、複数の冷媒管243とを備えて構成してある。
分配ヘッダ241は、水平方向に沿って配設されている。この分配ヘッダ241の一端部には、冷媒流入管2411が配設してある。かかる冷媒流入管2411は、膨張機構23の出口に連結された冷媒配管25に接続されたもので、自身の軸方向が上下方向から分配ヘッダ241の他端部側に傾斜している。つまり、冷媒流入管2411は、冷媒を分配ヘッダ241の他端部側に傾斜させて流入させるものである。
一方、分配ヘッダ241の他端部は閉塞されている。この分配ヘッダ241の内部には、一端部から他端部に向けて冷媒流入管2411より流入した冷媒を水平方向に沿って通過させる分配流路2412が形成してある。
合流ヘッダ242は、上記分配ヘッダ241の下方域において、該分配ヘッダ241と平行となる態様で水平方向に沿って配設してある。この合流ヘッダ242の一端部には、冷媒の冷媒流出管2421が配設してあり、他端部は閉塞されている。かかる冷媒流出管2421は、圧縮機21の吸引口に連結された冷媒配管25に連結している。この合流ヘッダ242の内部には、一端部から他端部に向けて水平方向に沿って合流流路2422が形成してある。
図4は、図3に示した冷媒管243を上方から見た場合を模式的に示す説明図である。この図4にも示すように、冷媒管243は、扁平状をなしている。このような冷媒管243は、冷媒の流路となる複数の冷媒通路2431が上下方向に沿って延在する態様で並設されてなるもので扁平多穴管と称されるものである。それぞれの冷媒管243における冷媒通路2431の上端開口2431aが冷媒の入口となるとともに、下端開口2431bが冷媒の出口となっている。
これら冷媒管243は、分配ヘッダ241の下部及び合流ヘッダ242の上部において一端部から他端部に向けて所定の間隔毎に平行に取り付けてある。より詳細に説明すると、これら冷媒管243は、自身の冷媒通路2431における上端開口2431aが分配ヘッダ241の分配流路2412を臨む態様で分配ヘッダ241の下部から挿入して取り付けてあるとともに、自身の冷媒通路2431における下端開口2431bが合流ヘッダ242の合流流路2422を臨む態様で合流ヘッダ242の上部から挿入して取り付けてある。
また、これら冷媒管243の外表面には、フィン244が配設してある。フィン244は、冷媒管243の冷媒通路2431を通過する冷媒と、蒸発器24の周囲の空気(流体)との熱交換を促進させるためのものである。
図5は、図3に示した蒸発器24の要部を拡大して示す拡大断面側面図である。この図5に示すように、分配ヘッダ241と合流ヘッダ242との間に取り付けられる冷媒管243は、上下方向の長さがいずれも等しいものであり、分配ヘッダ241に対する挿入突出量dが一定となる態様で取り付けてある。
以上のような構成を有する蒸発器24においては、膨張機構23で断熱膨張した冷媒が冷媒流入管2411を通じて分配流路2412に流入することになる。ここで、冷媒流入管2411は、冷媒を分配ヘッダ241の他端部側に傾斜させて流入させるものであるから、図6の(a)に示すように、分配ヘッダ241が円筒状をなすものであれば、冷媒流入管2411から流入した冷媒(気液二相冷媒)は、分配ヘッダ241の分配流路2412の内壁面に沿って螺旋状に流れることになる。また、図6の(b)に示すように、分配ヘッダ241が四角筒状をなすものであれば、冷媒流入管2411から流入した冷媒(気液二相冷媒)は、分配ヘッダ241の分配流路2412の内壁面に沿って螺旋状に流れることになる。
このように冷媒が分配流路2412を螺旋状に一端部から他端部側に向けて流れるので、該分配流路2412内で気液に分離してしまうことを抑制することができる。従って、部品点数を増大させることなく、しかも冷媒が気液分離してしまうことを抑制して分配不良なく冷媒管243に進入させることができる。よって、製造コストの低減化を図りながら、熱交換効率の向上を図ることができる。
また、上記蒸発器24によれば、冷媒管243の分配ヘッダ241に対する挿入突出量dが一定となる態様で取り付けてあるので、分配流路2412を通過する冷媒(気液二相冷媒)を冷媒管243で順次せき止めることで、分離される液相冷媒の流速を低下させることができ、しかも液相冷媒の液面高さを高くすることができる。よって、上端開口2431aが冷媒流入管2411近傍の冷媒管243の冷媒通路2431に対して液相冷媒の流入を促進することができ、これにより分配ヘッダ241から冷媒管243の冷媒通路2431に流入する冷媒の均一化を図ることができる。このように分配ヘッダ241から冷媒管243の冷媒通路2431に流入する冷媒の均一化を図ることができるので、熱交換量の増大化を図ることができる。
以下において、従来例との数値解析結果を比較しながら本実施の形態である熱交換器の優位性について説明する。
図7は、従来の熱交換器を示すもので、分配ヘッダ441の一端面に冷媒流入管4411を配設し、分配ヘッダ441の延在方向に沿って冷媒を流入させるようにしている。このような熱交換器において膨張機構23で断熱膨張した冷媒を冷媒流入管4411から分配ヘッダ441の分配流路4412に流入させると、該冷媒流入管4411の近くでは流速が大きいために、冷媒管443の冷媒通路4431に進入せず、冷媒流入管4411から離隔した特定の冷媒管443の冷媒通路4431に進入する冷媒が集中してしまう(図8(イ)参照)。
図9は、本実施の形態の一つである熱交換器を示すもので、分配ヘッダ241の一端部の下方側に冷媒流入管2411が配設してあり、かかる冷媒流入管2411は、冷媒を分配ヘッダ241の他端部側に傾斜させて流入させるものである。また、図9に示すように、冷媒管243の分配ヘッダ241に対する挿入突出量dが一定となる態様で取り付けてある。
このような熱交換器においては、膨張機構23で断熱膨張した冷媒を冷媒流入管2411から分配ヘッダ241の分配流路2412に流入させると、冷媒が分配流路2412の内壁面を螺旋状に流れることで、冷媒が特定の冷媒管243に集中してしまうことを抑制して、分散させながら各冷媒管243の冷媒通路2431へ冷媒を通過させることができる(図10(ハ)参照)。
また、分配ヘッダ241に対する冷媒管243の挿入突出量dを一定にしたことで、図11に示すように、突出する冷媒管243への流れによる粘性作用で下方(重力方向)への流れが発生し、しかも冷媒管243間の液滞留部の液面が上昇し、各冷媒管243への液相冷媒の流入を促進することができる。この結果、分配流路2412の上流側における冷媒管243への冷媒の流量を増大させることができ、結果的に分配ヘッダ241から冷媒管243の冷媒通路2431に流入する冷媒の均一化を図ることができる(図10(ロ)参照)。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、分配ヘッダ241に対して冷媒管243を挿入していたが、本発明においては、冷媒管が分配流路に突出させなくても良い。これによっても分配流路を冷媒が螺旋状に流れることができ、冷媒が特定の冷媒管に集中してしまうことを抑制して、分散させながら各冷媒管の冷媒通路へ冷媒を通過させることができる。
また上述した実施の形態では、冷媒流入管2411が分配ヘッダ241の一端部の下方側に配設してあったが、本発明においては、冷媒流入管は、分配ヘッダの延在方向よりも傾斜させて冷媒を流入させることができれば、配設個所は特に限定されない。
以上のように、本発明に係る熱交換器は、自動販売機等において商品を冷却等するのに用いられる冷凍サイクルを構成する蒸発器に有用である。
1 本体キャビネット
3 商品収容庫
20 冷凍サイクル
21 圧縮機
22 凝縮器
23 膨張機構
24 蒸発器
241 分配ヘッダ
2411 冷媒流入管
2412 分配流路
242 合流ヘッダ
2421 冷媒流出管
2422 合流流路
243 冷媒管
2431 冷媒通路
2431a 上端開口
2431b 下端開口
244 フィン
25 冷媒配管
F1 庫内送風ファン
H ヒータ

Claims (4)

  1. 一端部から流入した冷媒を、閉塞された他端部に向けて水平方向に沿って通過させる分配流路が内部に形成された分配ヘッダと、
    それぞれが上下方向に沿って延在する冷媒通路を有してなり、前記分配ヘッダの一端部から他端部に向けて所定の間隔毎にそれぞれの冷媒通路の入口となる上端開口が前記分配流路を臨む態様で前記分配ヘッダの下部に取り付けられた複数の冷媒管と
    を備え、前記分配ヘッダから各冷媒管の冷媒通路に冷媒を分配して前記冷媒通路を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する流体との熱交換を行う熱交換器において、
    前記分配ヘッダには、該分配ヘッダの延在方向よりも傾斜させて冷媒を流入させる冷媒流入管が配設してあることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記冷媒流入管は、前記分配ヘッダの一端部の下方側に設けられ、冷媒を分配ヘッダの他端部側に傾斜させて流入させることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記冷媒管は、前記分配ヘッダに対する挿入突出量が一定となる態様で取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記冷媒管は、複数の冷媒通路が並設されてなり、かつ扁平状をなすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の熱交換器。
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