JP2011185545A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011185545A
JP2011185545A JP2010052133A JP2010052133A JP2011185545A JP 2011185545 A JP2011185545 A JP 2011185545A JP 2010052133 A JP2010052133 A JP 2010052133A JP 2010052133 A JP2010052133 A JP 2010052133A JP 2011185545 A JP2011185545 A JP 2011185545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
drying chamber
drying
unit
dried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010052133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5642982B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Kume
康広 久米
Yuji Ito
勇治 伊藤
Tetsuaki Ito
哲明 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2010052133A priority Critical patent/JP5642982B2/ja
Publication of JP2011185545A publication Critical patent/JP2011185545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5642982B2 publication Critical patent/JP5642982B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】大きさや形状が異なる被乾燥物を乾燥させた場合にも乾燥効率を低下させずにエネルギの消費量を低減できる乾燥装置を提供すること。
【解決手段】乾燥装置1は、複数種類の被乾燥物を乾燥可能な乾燥室4と、乾燥室4に空気を供給する空気供給部と、複数種類の被乾燥物それぞれから蒸発させる必要のある必要水分量と複数種類の被乾燥物それぞれとを関連付けて記憶する記憶部9と、乾燥室4において被乾燥物から蒸発した蒸発水分量を算出する蒸発水分量算出部81と、蒸発水分量算出部81により算出された所定の被乾燥物についての蒸発水分量と記憶部9に記憶された所定の被乾燥物についての必要水分量に基づいて空気供給部から乾燥室4に供給される空気を制御する空気制御部82と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、乾燥装置に関する。より具体的には、自動車の車体等に塗装を施す塗装設備等に設けられ、塗装が施された車体等の被乾燥物を乾燥させる乾燥装置に関する。
従来、自動車の車体等に塗装を施す塗装設備は、塗料が塗布された車体等の被乾燥物を、高温の空気により乾燥させる乾燥室を有する乾燥装置を備える。
例えば、特許文献1には、被乾燥物を、その被乾燥物ごとの最適乾燥速度で乾燥させることにより高品質の被乾燥製品が得られる乾燥装置が提案されている。この乾燥装置によれば、乾燥室内に被乾燥物の重量を測定する重量測定装置を配置し、この重量測定装置により測定される被乾燥物の重量の減少量から乾燥室内における被乾燥物の乾燥速度を求める。そして、この求められた被乾燥物の乾燥速度と、あらかじめ設定された最適乾燥速度データとを比較して、被乾燥物の乾燥速度が最適乾燥速度に一致するように、乾燥室に供給される乾燥空気の湿度を調整する。
また、特許文献2には、焼付乾燥を行う乾燥室において、被塗装物に対して送気する加熱空気の送気量を調整することで被乾燥物の焼付乾燥を短時間で行うことが可能な乾燥装置が提案されている。
特開平8−110162号公報 特開2003−24859号公報
ところで、乾燥装置では、大きさや形状が異なる被乾燥物を乾燥させる場合がある。ここで、被乾燥物の大きさや形状により、これらの被乾燥物から蒸発させる必要のある水分の量は異なる。そのため、蒸発させる必要のある水分の量の多い被乾燥物を十分に乾燥させることができる温度、湿度又は流量の空気を供給するように乾燥装置を稼動させた場合には、蒸発させる必要のある水分の量の少ない被乾燥物を乾燥させると、過剰なエネルギを消費してしまうこととなる。
一方、蒸発させる必要のある水分の量の少ない被乾燥物を乾燥させることができる程度の温度、湿度又は流量の空気を供給するように乾燥装置を稼動させた場合には、蒸発させる必要のある水分の量の多い被乾燥物を乾燥させると、被乾燥物の乾燥に時間がかかってしまい被乾燥物の乾燥効率が低下してしまう。
そのため、大きさや形状が異なる被乾燥物を乾燥させた場合であっても、乾燥効率を低下させずにエネルギの消費量を低減できる乾燥装置が求められている。
しかしながら、特許文献1で提案された乾燥装置は、高品質の被乾燥製品を得るために乾燥室に供給する空気の湿度を調整したものであり、乾燥装置におけるエネルギの消費量の低減を図るものではない。また、特許文献2で提案された乾燥装置は、焼付乾燥を行うために常に高温の加熱空気を送気する必要があり、多くのエネルギを消費してしまう。
従って、本発明は、大きさや形状が異なる被乾燥物を乾燥させた場合にも乾燥効率を低下させずにエネルギの消費量を低減できる乾燥装置を提供することを目的とする。
本発明は、複数種類の被乾燥物を乾燥可能な乾燥室と、前記乾燥室に空気を供給する空気供給部と、前記複数種類の被乾燥物それぞれから蒸発させる必要のある必要水分量と、該複数種類の被乾燥物それぞれとを関連付けてあらかじめ記憶する記憶部と、前記乾燥室において前記被乾燥物から蒸発した蒸発水分量を算出する蒸発水分量算出部と、前記蒸発水分量算出部により算出された所定の被乾燥物についての蒸発水分量と、前記記憶部にあらかじめ記憶された該所定の被乾燥物についての必要水分量とに基づいて前記空気供給部から前記乾燥室に供給される空気を制御する空気制御部と、を備える乾燥装置に関する。
また、前記空気制御部は、前記空気供給部から前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度、流量及び風速のうちの少なくとも一つを制御することが好ましい。
また、前記空気供給部は、外部の空気を導入して除湿する除湿装置と、前記除湿装置により除湿された空気を加熱して前記乾燥室に供給する加熱装置と、前記乾燥室から排出される空気の少なくとも一部を前記加熱装置に供給する空気循環部と、前記乾燥室に供給される空気の流量、温度及び絶対湿度を測定する第1測定部と、前記乾燥室から排出される空気の流量、温度及び絶対湿度を測定する第2測定部と、を備え、蒸発水分量算定部は、前記第1測定部により測定された前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度及び流量と、前記第2測定部により測定された前記乾燥室から排出される空気の絶対湿度及び流量と、に基づいて蒸発水分量を算出することが好ましい。
また、前記除湿装置は、外部の空気を吸引するファンと、該ファンにより吸引された空気を冷却して除湿する冷却室と、を備え、前記空気制御部は、前記ファンの駆動を制御して前記乾燥室に供給される空気の流量を制御し、前記冷却室の冷却状態を制御して前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度を制御することが好ましい。
また、前記乾燥室は、車両の塗膜乾燥装置又はフラッシュオフ装置であることが好ましい。
本発明の乾燥装置によれば、大きさや形状が異なる被乾燥物を乾燥させた場合にも乾燥効率を低下させずにエネルギの消費量を低減できる。
本発明の乾燥装置の構成を示す図である。 図1に示す乾燥装置の構成を示す機能ブロック図である。 乾燥装置において乾燥室に供給する空気を制御する流れの第1実施態様を示すフロー図である。 乾燥装置において乾燥室に供給する空気を制御する流れの第2実施態様を示すフロー図である。
以下、本発明の乾燥装置の好ましい一実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
本実施形態は、本発明を、自動車の車体等に塗装を施す塗装設備において、塗装が施された被乾燥物としての車体を乾燥させる乾燥装置に適用したものである。
本実施形態の乾燥装置1は、図1に示すように、乾燥室(例えば、フラッシュオフ装置)4と、外部の空気(以下「外気」ともいう)を吸引して除湿する除湿装置2と、この除湿装置2により除湿された空気を加熱して乾燥室4に供給する加熱装置3と、乾燥室4から排出された空気のうちの少なくとも一部を加熱装置3に循環させる空気循環部5と、乾燥室4に供給される空気を測定する第1測定部6と、乾燥室4から排出される空気を測定する第2測定部7と、これらを制御する制御装置8と、を備える。また、除湿装置2、加熱装置3、空気循環部5、第1測定部6及び第2測定部7により、乾燥室4に空気を供給する空気供給部が構成される。
乾燥室4は、被塗装物としての車体に対して塗料を塗布する塗装室(図示せず)の下流側に配置される。この乾燥室4では、塗装室において塗料が塗布された車体が被乾燥物として搬入され、高温、低湿度の空気により乾燥される。本実施形態の乾燥室4は、比較的低温(70〜90℃)の空気により車体を乾燥させるフラッシュオフ装置である。
乾燥室4には、空気供給口41、及び空気排出口42が設けられている。空気供給口41には、一端側が加熱装置3に接続された配管12の他端側が接続されており、高温、低湿度の空気は、この配管12を介して、加熱装置3から供給される。
空気排出口42には、後述する空気循環部5を構成する配管14の一端側が接続されている。この配管14の他端側は、除湿装置2と加熱装置3とを接続する配管13に接続されており、乾燥室4から排出された空気の少なくとも一部は、この配管12及び配管13を通って加熱装置3に再び供給される。
除湿装置2は、外気を冷却して除湿する除湿部21と、この除湿部21に冷媒を供給する冷却装置22と、を備える。除湿部21は、吸気口211と、冷却室212と、吸熱部としての冷却コイル213と、ファン214と、送風口215と、第1センサ216と、第2センサ217と、を備える。
吸気口211は、除湿部21における上流側の端部に設けられる。この吸気口211からは、外気が導入される。
冷却室212は、吸気口211から導入された空気を冷却して除湿するための区切られた空間である。
冷却コイル213は、冷却室212の内部に配置される。この冷却コイル213には、冷却装置22から供給された冷媒が流通しており、冷却室212内の空気は、冷媒が流通する冷却コイル213により冷却されて除湿される。
送風口215は、除湿部21における下流側に配置される。この送風口215には、配管13の一端側が接続されている。この配管13の他端側は、加熱装置3に接続されている。
ファン214は、冷却室212の下流側に配置される。このファン214を駆動させることにより、吸気口211から外気が冷却室212の内部に導入されると共に、冷却室212において除湿された空気が吸引され送風口215から配管13を通って加熱装置3に送られる。
冷却装置22は、環状に構成され内部を冷媒が循環する冷却配管221と、冷媒を冷却する冷却装置本体222と、を備える。上述の冷却コイル213は、冷却配管221の一部を構成している。
第1センサ216は、吸気口211の近傍に配置され、除湿装置2に導入される外気の温度、及び絶対湿度を測定する。
第2センサ217は、送風口215の近傍に配置され、除湿装置2から加熱装置3に供給される空気の温度、及び絶対湿度を測定する。
加熱装置3は、除湿装置2において除湿された空気を加熱し、この加熱された空気を乾燥室4に供給する。この加熱装置3は、乾燥室4に供給する空気の加熱を行う加熱部31と、この加熱部31に熱を供給する熱源としてのボイラ32とを備える。
ボイラ32は、加熱部31から離れた位置に配置され、配管11を介してヒータ314に蒸気を供給する。
加熱部31は、吸気口311と、ファン312と、加熱室313と、ヒータ314と、フィルタ315と、送風口316と、を備える。
吸気口311は、加熱部31における上流側の端部に設けられる。この吸気口311には、配管13が接続されている。
ファン312は、吸気口311の下流側に配置される。このファン312は、配管13及び吸気口311を介して、除湿装置2から供給された空気、及び乾燥室4から排出された空気の一部を吸引して加熱室313に送る。
加熱室313は、空気を加熱するための区切られた空間であり、この加熱室313の内部には、ヒータ314が配置される。
ヒータ314は、ボイラ32から供給された蒸気の熱を放出する発熱部であり、ファン312により加熱室313内に取り込まれた空気を加熱する。ヒータ314で熱を放出した蒸気は温水に変換され、ボイラ32に回収される。
フィルタ315は、加熱室313の下流側に設けられ、加熱室313から排出される空気に含まれる異物を除去する。
送風口316は、加熱部31における下流側に配置される。この送風口316には、配管12の一端側が接続されており、この配管12の他端側は、乾燥室4に接続されている。
空気循環部5は、配管14と、ファン51と、流路切替弁52と、を備える。配管14は、他端側が分岐端となった分岐配管により構成される。この配管14の一端側は、空気排出口42に接続される。配管14の分岐端のうちの一方の端部は、配管13の途中に接続される。
ファン51は、配管14の分岐端のうちの他方の端部に接続され、配管14を流通する空気の一部を外部に排出する。
流路切替弁52は、三方弁により構成される。この流路切替弁52は、乾燥室4から排出された空気の流路を切り替えて、外部に排出する空気の量及び加熱部3に循環(リサイクル)させる空気の量を調整する。
配管14の空気の絶対湿度やVOC濃度(配管14にVOCセンサを備えることが好ましい)が所定値を超えたとき等乾燥に適さない場合には、この流路切替弁52により、空気のリサイクル量を低下させて、空気を外部に放出する。
第1測定部6は、配管12に設けられる温度/湿度センサ61と、乾燥室4における空気供給口41の近傍に設けられる風速センサ62と、を含んで構成される。温度/湿度センサ61は、配管12を流通して乾燥室4に供給される空気の温度(℃)及び絶対湿度(g/m)を測定する。風速センサ62は、配管から乾燥室4に供給される空気の風速(m/sec)及び流量(m/min)を測定する。
第2測定部7は、配管14に設けられる温度/湿度センサ71と、乾燥室4における空気排出口42の近傍に設けられる流量センサ72と、を含んで構成される。温度/湿度センサ71は、乾燥室4から排出されて配管14を流通する空気の温度(℃)及び絶対湿度(g/m)を測定する。流量センサ72は、乾燥室4から配管14に排出される空気の流量(m/min)を測定する。
次に、乾燥装置1における空気の流れ及び被乾燥物としての車体を乾燥させる流れについて、説明する。
まず、除湿装置2では、ファン214の駆動により外気が吸気口211から吸引されて冷却室212に導入される。外気の温度及び絶対湿度は、第1センサ216により測定される。
冷却室212内には、冷却コイル213が配置されている。この冷却コイル213内を流通する冷媒は、冷却装置22において冷却されており、冷却室212内の空気は、冷却コイル213を流通する冷媒によって冷却されて低温となり、除湿される。
冷却室212内において除湿された空気は、送風口215から配管13を介して加熱装置3に供給される。除湿されて加熱装置3に送られる空気の温度及び絶対湿度は、第2センサ217により測定される。
加熱装置3では、配管13を介して供給された空気は、ファン312により吸引されて吸気口311から加熱室313内に導入される。加熱室313内に導入された空気は、ヒータ314により加熱される。
加熱室313で加熱された空気は、フィルタ315を通過した後、送風口316から配管12を介して乾燥室4に供給される。
乾燥室4には、塗装室(図示せず)において塗料が塗布された車体が移送される。この塗料が塗布された車体は、乾燥室4において、空気供給口41から供給された低湿度且つ高温の空気によって水分が蒸発されて乾燥される。乾燥室4に供給される空気の温度及び絶対湿度は、温度/湿度センサ61により測定される。また、乾燥室4に供給される空気の風速及び流量は、風速センサ62により測定される。
車体の乾燥に用いられた空気は、空気排出口42から配管14に排出される。配管14に排出された空気は、その一部がファン51から外部に排出され、残りが配管13を介して再び加熱装置3に供給される。乾燥室4から排出される空気の温度及び絶対湿度は、温度/湿度センサ71により測定される。また、乾燥室4から排出される空気の流量は、風量センサ72により測定される。
次に、乾燥装置1を制御する制御装置8について説明する。
図2は、乾燥装置1の構成を示す機能ブロック図である。
制御装置8は、各機能の処理を行うCPU(Central Processing Unit)や、データを記憶するテーブルや各機能を実行するプログラムを記憶するメモリ等により構成され、除湿装置2、加熱装置3及び空気循環部5を制御する。この制御装置8は、蒸発水分量算出部81と、空気制御部82と、記憶部9と、を備える。
記憶部9は、乾燥室4において乾燥されるすべての種類の車体について、車体の種類と、それぞれの車体から蒸発させる必要のある水分の量である必要水分量とを関連付けて記憶する。また、記憶部9は、乾燥室4において車体の表面に吹き付けられる空気の最適風速を記憶する。また、記憶部9は、配管13から乾燥室4に供給される空気の風速(配管13の出口における風速)と、乾燥室4に供給された空気が車体の表面に到達した場合における空気の風速と、を、車体の種類毎に関連付けて記憶する。また、記憶部9は、気温(空気の温度)と当該気温における飽和水蒸気量(g/m)とを関連付けて記憶する。更に、記憶部9は、乾燥装置1において乾燥される車体の種類や数量等の生産計画に関する情報を記憶する。この情報は、塗装設備全体を管理する生産管理システム(図示せず)から取得される。
蒸発水分量算出部81は、乾燥室4において車体から蒸発した水分の量である蒸発水分量を算出する。より具体的には、蒸発水分量算出部81は、第1測定部6により測定された乾燥室4に供給される空気の絶対湿度及び空気の供給量から乾燥室4に供給される空気中に含まれる水分の量を算出する。また、蒸発水分量算出部81は、第2測定部7により測定された乾燥室4から排出される空気の絶対湿度及び空気の供給量から乾燥室4から排出される空気中に含まれる水分の量を算出する。そして、蒸発水分量算出部81は、乾燥室4から排出される空気中に含まれる水分の量から乾燥室4に供給される空気中に含まれる水分の量を減じて、蒸発水分量を算出する。
飽和度算出部83は、温度/湿度センサ72により測定される絶対湿度及び温度に基づいて、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度を算出する。
空気制御部82は、蒸発水分量算出部81により算出された所定の種類の車体についての蒸発水分量と、記憶部9に記憶されたこの所定の種類の車体についての必要水分量と、に基づいて乾燥室4に供給される空気を制御する。
空気制御部82は、乾燥室4に供給される空気の温度、絶対湿度、風速及び流量のうちの少なくとも一つを制御する。
具体的には、空気制御部82は、蒸発水分量算出部81により算出された所定の種類の車体についての蒸発水分量がこの所定の種類の車体についての必要水分量よりも少ない場合には、乾燥室4に供給する空気の流量を増やすように除湿装置2を制御する。また、乾燥室4に供給する空気の絶対湿度を低下させるように除湿装置2を制御する。即ち、乾燥室4に供給する空気の流量を増やす場合には、除湿装置2のファン214の回転量を増やして、外気の導入量を増加させる。また、乾燥室4に供給する空気の絶対湿度を低下させる場合には、除湿装置2の冷却装置22の負荷を増大して、冷却配管221を循環する冷媒の温度を低下させる。
また、空気制御部82は、蒸発水分量算出部81により算出された所定の種類の車体についての蒸発水分量がこの所定の種類の車体についての必要水分量よりも多い場合には、乾燥室4に供給する空気の流量を減らすように除湿装置2を制御する。即ち、乾燥室4に供給する空気の流量を減らす場合には、除湿装置2のファン214の回転量を減らして、外気の導入量を減少させる。また、この場合には、除湿装置2の冷却装置22を停止させる。
また、空気制御部82は、乾燥室4において乾燥される車体の種類に応じて乾燥室4に供給する空気の風速を制御する。即ち、空気制御部82は、乾燥室4において乾燥される車体の表面に到達する空気の風速が記憶部9に記憶された最適風速になるように空気供給口41における風速を制御する。
より具体的には、乾燥室4において乾燥される車体が小型車両の車体の場合には、空気供給口41から車体の表面までの距離が遠くなる。そこで、空気制御部82は、ファン214及びファン312の回転量を増大させて空気供給口41から乾燥室4に供給される空気の風速を速くし、車体の表面に到達する空気の風速が最適風速となるように調整する。
また、乾燥室4において乾燥される車体が大型車両の車体の場合には、空気供給口41から車体の表面までの距離が近くなる。そこで、空気制御部82は、ファン214及びファン312の回転量を減少させて空気供給口41から乾燥室4に供給される空気の風速を遅くし、車体の表面に到達する空気の風速が最適風速となるように調整する。
また、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度に応じて、除湿装置2を制御する。より具体的には、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された飽和度が所定値以上になった場合には、除湿装置2の冷却装置22を稼動させて乾燥室4に供給される空気の湿度を低下させる。また、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された飽和度が所定値未満の場合には、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させる。
また、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度に応じて、流路切替弁52を制御する。
より具体的には、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された飽和度が所定値以上になった場合には、外部に排出される空気の量を増加させるように流路切替弁52を制御する。即ち、空気制御部82は、乾燥室4から排出される空気の湿度が高くなった場合には、加熱部3に循環させる空気の量を減少させる。また、空気制御部82は、飽和度算出部83により算出された飽和度が所定値未満の場合には、外部に排出される空気の量を減少させるように流路切替弁52を制御する。即ち、空気制御部82は、乾燥室4から排出される空気の湿度が低い場合には、加熱部3に循環させる空気の量を増加させる。また、乾燥室4のVOC温度が所定値を超えた場合には、外部に排出する空気の量を増加させるように制御する。
次に、本実施形態の乾燥装置1の動作の第1実施態様について、図3を参照しながら説明する。図3は、乾燥装置1において乾燥室4に供給する空気を制御する流れの第1実施態様を示すフロー図である。
ステップS1において、制御装置8は、乾燥装置1を稼動させる。
ステップS2において、制御装置8は、乾燥装置1において乾燥される車体の情報(種類や数量)を記憶部9から取得し、この取得した情報に基づいて、乾燥室4に搬入される車体に応じた温度、絶対湿度及び風速で空気を供給する。尚、この車体の情報は、塗装設備全体を管理する生産管理システムから取得される。
ステップS3において、乾燥室4に車体が搬入されると、蒸発水分量算出部81は、第1測定部6において測定された値、及び第2測定部7において測定された値に基づいて、乾燥室4において車体から蒸発した水分の量である蒸発水分量を算出する。
ステップS4において、飽和度算出部83は、第2測定部7において測定された値に基づいて、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度を算出する。
ステップS4において飽和度の算出を行った後、制御装置8は、除湿制御S100、加熱制御S200及び風速制御S300を行う。
除湿制御S100では、ステップS110において、制御装置8は、乾燥室4において所定時間後に乾燥される車体が現在乾燥されている車体と同じであるかを、記憶部9に記憶された生産計画に関する情報に基づいて判定する。制御装置8により、所定時間後に乾燥される車体が現在乾燥されている車体と同じであると判定された場合には、ステップS120に進み、実測制御を行う。制御装置8により、所定時間後に乾燥される車体が現在乾燥されている車体と同じでないと判定された場合には、ステップS160に進み、予測制御を行う。
実測制御では、ステップS120において、空気制御部82は、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が所定値以上であるかを判定する。空気制御部82により乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が所定値以上であると判定された場合には、ステップS130に進む。ステップS130において、空気制御部82は、除湿装置2の冷却装置22を稼動させてステップS2に戻る。
空気制御部82により乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が所定値以上でないと判定された場合には、ステップS140に進む。ステップS140において、空気制御部82は、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させてステップS2に戻る。
一方、予測制御では、ステップS150において、制御装置8は、所定時間後に乾燥室4で乾燥される車体は、現在乾燥されている車体よりも大きいかを、記憶部9に記憶された生産計画に関する情報に基づいて判定する。制御装置8により、所定時間後に乾燥室4で乾燥される車体が現在乾燥されている車体よりも大きいと判定された場合には、ステップS160に進む。制御装置8により、所定時間後に乾燥室4で乾燥される車体が現在乾燥されている車体よりも大きくないと判定された場合には、ステップS170に進む。
ステップS160において、空気制御部82は、所定時間後に除湿装置2の冷却装置22の稼動を開始させるよう、除湿装置2の稼動開始設定を行ってステップS130に進む。このように所定時間後に蒸発水分量が大きい車体を生産する計画がある場合には、除湿装置2をあらかじめ、早めに動作させておき、蒸発水分量の大きい車体の生産の準備をする。
ステップS170において、空気制御部82は、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させてステップS4に戻る。
次に加熱制御S200について説明する。
加熱制御S200では、ステップS210において、空気制御部82は、車体一台あたりの蒸発水分量が所定値以上であるかを判定する。空気制御部82により、車体一台あたりの蒸発水分量が所定値以上であると判定された場合には、空気制御部82は、空気中の水蒸気が早く飽和状態に至ると判断してステップS220に進む。空気制御部82により、車体一台あたりの蒸発水分量が所定値以上でないと判定された場合には、空気制御部82は、空気中の水蒸気がゆっくり飽和状態に至ると判断してステップS230に進む。
ステップS220において、空気制御部82は、加熱部3のボイラ32からヒータ314に供給する蒸気の量を増加させて乾燥室4に供給する空気の温度を上昇させ、ステップS3に戻る。
ステップS230において、空気制御部82は、加熱部3のボイラ32からヒータ314に供給する蒸気の量を減少させて乾燥室4に供給する空気の温度を低下させ、ステップS3に戻る。
次に、風速制御S300について説明する。
風速制御S300では、ステップS310において、空気制御部82は、乾燥室4において乾燥される車体の表面に到達する空気の風速が記憶部9に記憶された最適風速になるように空気供給口41における風速を制御してステップS4に戻る。
より具体的には、乾燥室4において乾燥される車体が小型車両の車体の場合には、空気制御部82は、ファン214及びファン312の回転量を増大させて空気供給口41から乾燥室4に供給される空気の風速を速くし、車体の表面に到達する空気の風速が最適風速となるように調整する。また、乾燥室4において乾燥される車体が大型車両の車体の場合には、空気制御部82は、ファン214及びファン312の回転量を減少させて空気供給口41から乾燥室4に供給される空気の風速を遅くし、車体の表面に到達する空気の風速が最適風速となるように調整する。
以上の乾燥装置1によれば、以下のような効果を奏する。
(1)乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が低い場合には、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させる。この状態で、乾燥装置1を稼動させていくと、乾燥室4において車体から蒸発した水分により、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度(湿度)は上昇していく。ここで、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が上昇して所定値以上になった場合に、除湿装置2の冷却装置22を稼動させる。このように、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度が低い状態、つまり湿度が低い状態では除湿装置の稼動を停止させ、乾燥室4から排出される空気の湿度が上昇し、水蒸気が飽和状態になる前に除湿装置を稼動させることで乾燥室4に供給される空気の湿度を低下させる。よって、乾燥室4から排出される空気における水蒸気の飽和度に応じて乾燥室4に供給する空気の湿度を調整するので、乾燥室4に供給する空気の温度を従来に比して低くすることが可能となる。結果として省エネルギ化、特にCO排出量を削減できる。
(2)記憶部9に、複数種類の被乾燥物それぞれから蒸発させる必要のある必要蒸発水分量と、これら複数種類の被乾燥物それぞれとを関連付けて記憶させ、空気制御部82に、乾燥室4で乾燥される被乾燥物についての蒸発水分量と、この被乾燥物について記憶部9に記憶された必要水分量に基づいて乾燥室4に供給される空気を制御させた。これにより、複数種類の被乾燥物を乾燥させる場合に、乾燥させる被乾燥物の種類に応じて乾燥室4に供給される空気を調整できる。よって、本発明の乾燥装置1を、単一のラインにて多種類の車両を生産する多機種混流生産方式の車両生産設備に適用した場合においても、生産される車体の種類に応じて乾燥室4に供給される空気を調整できるので、乾燥装置1の乾燥効率を低下させずにエネルギの消費量を低減できる。
(3)空気制御部82に、乾燥室4に供給される空気の絶対湿度、風速又は流量を調整させた。これにより、乾燥室4に供給する空気の温度を上昇させることなく、被乾燥物の種類に応じた空気の調整を行える。よって、エネルギの消費量の増加を抑制できる。
(4)蒸発水分量算出部81に、乾燥室4から排出される空気の絶対湿度及び排出量と、乾燥室4に供給される空気の絶対湿度及び供給量と、に基づいて蒸発水分量を算出させた。よって、乾燥室4の内部に重量測定装置等を配置することなく、乾燥室4において被乾燥物から蒸発する水分量を正確に算出できる。また、生産中の車種と乾燥室4の蒸発水分量とを比較して設備の各所を制御して省エネルギ化を実現できる。
(5)除湿装置2のファン214の駆動を制御して乾燥室4に供給される空気の流量を制御すると共に、除湿装置2を制御して乾燥室4に供給される空気の絶対湿度を制御した。これにより、乾燥室4に供給する空気の流量及び絶対湿度を容易に制御できる。
次に、本実施形態の乾燥装置1の動作の第2実施態様について、図4を参照しながら説明する。図4は、乾燥装置1において乾燥室4に供給する空気を制御する流れの第2実施態様を示すフロー図である。
ステップS11において、制御装置8は、乾燥装置1において乾燥される車体の情報(種類や数量)を記憶部9から取得し、この取得した情報に基づいて、乾燥室4に搬入される車体に応じた温度、絶対湿度及び風量の空気を供給する。
ステップS12において、乾燥室4に車体が搬入されると、蒸発水分量算出部81は、第1測定部6において測定された値、及び第2測定部7において測定された値に基づいて、乾燥室4において車体から蒸発した水分の量である蒸発水分量を算出する。
ステップS13において、空気制御部82は、蒸発水分量算出部81により算出された車体からの蒸発水分量が記憶部9に記憶されたこの車体についての必要水分量と等しいかを判定する。空気制御部82により、蒸発水分量と必要水分量とが等しいと判定された場合は、ステップS17に進む。また、蒸発水分量と必要水分量とが等しくないと判定された場合は、ステップS14に進む。
ステップS14において、空気制御部82は、蒸発水分量が必要水分量よりも多いかを判定する。空気制御部82により蒸発水分量よりも必要水分量が多いと判定された場合は、ステップS15に進む。空気制御部82により蒸発水分量よりも必要水分量が多くない(少ない)と判定された場合は、ステップS16に進む。
ステップS15において、空気制御部82は、乾燥室4に供給する空気の流量を減らすように除湿装置2を制御する。また、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させる。そして、ステップS13に戻る。
ステップS16において、空気制御部82は、乾燥室4に供給する空気の流量を増加させる、絶対湿度を低下させる、空気の温度を上昇させる等上記のいずれか一つ以上の制御を行う。そして、ステップS13に戻る。
ここで、ステップS11〜ステップS16では、空気制御部82は、具体的な一例として、以下のような制御を行う。
乾燥室4における乾燥時間が10分であり、乾燥される車体の必要水分量が1000gの場合には、1分あたりの必要水分量は100gとなる。ここで、蒸発水分量算出部81により算出された1分あたりの蒸発水分量が150gであった場合には、空気制御部82は、乾燥室4に供給される空気の流量が多すぎると判断する。そして、除湿装置2のファン214の回転量を減らして、外気の導入量を減少させ、乾燥室4に供給する空気の流量を減らす。また、空気制御部82は、乾燥室4に供給される空気の湿度は、車体を乾燥させるために十分である(十分低い湿度である)と判断する。そして、空気制御部82は、除湿装置2の冷却装置22の稼動を停止させる。これにより、車体を乾燥させるのに、過剰なエネルギを使用することを防げる。
一方、蒸発水分量算出部81により算出された1分あたりの蒸発水分量が70gであった場合には、空気制御部82は、乾燥室4に供給される空気の流量が少なすぎる、乾燥室4に供給される空気の絶対湿度が高すぎる、又は乾燥室4に供給される空気の温度が低すぎると判断する。そして、除湿装置2のファン214の回転量を増やして、外気の導入量を増加させ、乾燥室4に供給する空気の流量を増やす。また、除湿装置2の冷却装置22の負荷を増大させて、冷却配管221を循環する冷媒の温度を低下させ、乾燥室4に供給する空気の絶対湿度を低下させる。また、加熱部3のボイラ32からヒータ314に供給する蒸気の量を増加させて乾燥室4に供給する空気の温度を上昇させる。これにより、乾燥装置1による乾燥効率の低下を防げる。
ステップS17において、空気制御部82は、車体の乾燥が終了するまで乾燥装置1の稼動状態を維持させて、乾燥室4に供給される空気の状態(温度、絶対湿度及び流量)を一定に保つ。
尚、本発明は前記実施形態に制限されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、本実施形態では、除湿装置2を、除湿部21及び冷却装置22により構成したが、これに限らない。即ち、除湿装置を、吸熱部及び放熱部を有するヒートポンプにより構成してもよい。
また、本実施形態においては、熱源としてボイラ32を用いたがこれに限らない。即ち、熱源としてコージェネレーションシステムにより発生する排熱を用いてもよい。
また、本実施形態では、除湿装置2を制御して乾燥室4に供給する空気の流量や絶対湿度を制御したが、これに限らない。即ち、加熱装置3(ファン312)や空気循環部5(ファン51)の駆動を制御して乾燥室に供給する空気の流量を制御してもよい。
また、本実施形態では、乾燥室4に供給する空気の流量や絶対湿度を制御したが、これに限らない。即ち、乾燥室4に供給する空気の温度を、流量や絶対湿度と共に制御してもよい。
また、本実施形態では、本発明を、乾燥室4の一例として、フラッシュオフ装置に適用したが、これに限らない。即ち、本発明を、乾燥室としての塗膜乾燥装置に適用してもよい。
1 塗装装置
2 除湿装置
3 加熱装置
4 乾燥室
5 空気循環部
6 第1測定部
7 第2測定部
8 制御装置
9 記憶装置(記憶部)
81 蒸発水分量算出部
82 空気制御部
212 冷却室
214 ファン

Claims (5)

  1. 複数種類の被乾燥物を乾燥可能な乾燥室と、
    前記乾燥室に空気を供給する空気供給部と、
    前記複数種類の被乾燥物それぞれから蒸発させる必要のある必要水分量と、該複数種類の被乾燥物それぞれとを関連付けてあらかじめ記憶する記憶部と、
    前記乾燥室において前記被乾燥物から蒸発した蒸発水分量を算出する蒸発水分量算出部と、
    前記蒸発水分量算出部により算出された所定の被乾燥物についての蒸発水分量と前記記憶部にあらかじめ記憶された該所定の被乾燥物についての必要水分量とに基づいて、前記空気供給部から前記乾燥室に供給される空気を制御する空気制御部と、を備える乾燥装置。
  2. 前記空気制御部は、前記空気供給部から前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度、流量及び風速のうちの少なくとも一つを制御する請求項1に記載の乾燥装置。
  3. 前記空気供給部は、
    外部の空気を導入して除湿する除湿装置と、
    前記除湿装置により除湿された空気を加熱して前記乾燥室に供給する加熱装置と、
    前記乾燥室から排出される空気の少なくとも一部を前記加熱装置に供給する空気循環部と、
    前記乾燥室に供給される空気の温度、絶対湿度、流量及び風速を測定する第1測定部と、
    前記乾燥室から排出される空気の温度、絶対湿度及び流量を測定する第2測定部と、を備え、
    蒸発水分量算定部は、前記第1測定部により測定された前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度及び流量と、前記第2測定部により測定された前記乾燥室から排出される空気の絶対湿度及び流量と、に基づいて蒸発水分量を算出する請求項1又は2に記載の乾燥装置。
  4. 前記除湿装置は、外部の空気を吸引するファンと、該ファンにより吸引された空気を冷却して除湿する冷却室と、を備え、
    前記空気制御部は、前記ファンの駆動を制御して前記乾燥室に供給される空気の流量及び風速を制御し、前記冷却室の冷却状態を制御して前記乾燥室に供給される空気の絶対湿度を制御する請求項3に記載の乾燥装置。
  5. 前記乾燥室は、車両の塗膜乾燥装置又はフラッシュオフ装置である請求項1から4のいずれかに記載の乾燥装置。
JP2010052133A 2010-03-09 2010-03-09 乾燥装置 Expired - Fee Related JP5642982B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010052133A JP5642982B2 (ja) 2010-03-09 2010-03-09 乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010052133A JP5642982B2 (ja) 2010-03-09 2010-03-09 乾燥装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011185545A true JP2011185545A (ja) 2011-09-22
JP5642982B2 JP5642982B2 (ja) 2014-12-17

Family

ID=44792053

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010052133A Expired - Fee Related JP5642982B2 (ja) 2010-03-09 2010-03-09 乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5642982B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085100A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Techno Ryowa Ltd 乾燥システム、乾燥システムの制御方法、およびその制御装置
JP7481230B2 (ja) 2020-10-21 2024-05-10 株式会社ヒラノテクシード 熱処理装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150776A (en) * 1981-03-13 1982-09-17 Tatsumoto Akihiro Operation control of dryer
JPH01207098A (ja) * 1987-10-20 1989-08-21 Fuji Electric Co Ltd 乾燥機の制御装置
JP2005238012A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Taikisha Ltd 塗装設備

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57150776A (en) * 1981-03-13 1982-09-17 Tatsumoto Akihiro Operation control of dryer
JPH01207098A (ja) * 1987-10-20 1989-08-21 Fuji Electric Co Ltd 乾燥機の制御装置
JP2005238012A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Taikisha Ltd 塗装設備

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014085100A (ja) * 2012-10-26 2014-05-12 Techno Ryowa Ltd 乾燥システム、乾燥システムの制御方法、およびその制御装置
JP7481230B2 (ja) 2020-10-21 2024-05-10 株式会社ヒラノテクシード 熱処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5642982B2 (ja) 2014-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI468632B (zh) 溫度與濕度控制裝置以及溫度與濕度控制方法
JP5351707B2 (ja) 塗装設備
KR101613965B1 (ko) 배기식 의류 건조기의 제어방법
CN104024749A (zh) 进行温度和湿度调整的空调系统
KR101525880B1 (ko) 히트펌프를 이용한 연속식 농산물 건조기의 제어장치
JP5839483B2 (ja) 塗装ブース用空調装置
JP5642982B2 (ja) 乾燥装置
JP2715332B2 (ja) 乾式除湿機を用いた露点調整方法
JP2010131507A (ja) 調温調湿方法及び調温調湿装置
JP2007303756A (ja) 乾燥方法及び乾燥システム
KR20130068035A (ko) 가습량조절방법 및 이를 이용한 가습장치
JP5761733B2 (ja) 除染装置
JPH10227483A (ja) 空気調和装置
JP3993358B2 (ja) 空調装置の温湿度制御装置と温湿度制御方法と温湿度制御プログラムを記録した記録媒体
JP2010007961A (ja) 温湿度調整装置
JP4960292B2 (ja) 温湿度調整装置
JP4865758B2 (ja) 温湿度調整装置
US20210094058A1 (en) Painting system
JP2001246306A (ja) 乾燥装置
JP6429487B2 (ja) 乾燥装置、乾燥装置の制御方法、およびその制御装置
KR101337662B1 (ko) 의류건조기의 건조 제어방법
JP2007155297A (ja) 塗工シートの乾燥方法
JPH04139345A (ja) 恒温恒湿空気の供給方法及びその装置
JP5397611B2 (ja) 塗装用空調装置及びその空調方法
KR20180035275A (ko) 대류와 복사의 선택 제어가 가능한 항온항습기 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131022

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140527

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5642982

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees