JP2011183936A - プロペラシャフト及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】設備の大型化やスタブシャフトの不必要な長尺化など、従来の技術的課題を回避しつつ両筒状部材を摩擦圧接によって精度良く接合し得るプロペラシャフト等を提供する。
【解決手段】外周側に弾性部材9を介し配設されるブラケット8を介して車体フロアパネル下部に固定されるセンターベアリング7によって回転自在に支持される第1筒状部材11と、該第1筒状部材11に摩擦圧接により接合される第2筒状部材12と、第1筒状部材11に配設されて車体衝突時にブラケット8に対して衝突可能に設けられた衝突円板10と、を備えたプロペラシャフト1において、第1筒状部材11の接合部11a近傍、すなわち前記両筒状部材11,12の摩擦圧接の際に接合部11aの振動や変形等を抑制し得るような当該第1筒状部材11の所定の軸方向位置に衝突円板10を圧入固定した。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両の変速装置から駆動輪に動力を伝達するプロペラシャフト及びその製造方法の改良に関する。
近年、自動車に適用されるプロペラシャフトには、車両衝突時における乗員への傷害を軽減するための衝突安全性が要求されている。このため、自動車用のプロペラシャフトの場合、軸方向に伸縮可能に連結された第1、第2軸部材と、所定のブラケットを介して車体のフロア下部に固定されて、第1軸部材における第2軸部材との連結部近傍を回転自在に支持するセンターベアリングと、該センターベアリングより前方(トランスミッション側)に配置されて、車両衝突時において前記ブラケットと衝突可能に構成されたフランジ状の衝突円板と、を備えていて、例えば車両の前面衝突等によってエンジン側から過大な荷重が入力された際に、軸方向へと収縮して衝突円板をブラケットに衝突させることで、当該プロペラシャフトを車体から速やかに離脱させ、これによって、車体が潰れることによる衝撃吸収作用を阻害しないようになっている。
この種のプロペラシャフトとしては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られており、当該特許文献1に記載されたプロペラシャフトの場合、前記第1軸部材を形成するにあたり、前記第2軸部材との連結に供されるいわゆるスタブシャフト(本発明に係る第1筒状部材に相当)と、当該第1軸部材の本体を構成するチューブ(本発明に係る第2筒状部材に相当)と、をアーク溶接によって接合することとしている。
特開2006−290174号公報
ここで、アーク溶接によって前記両部材を接合する場合には、当該両部材を周方向に沿って徐々に接合する関係上、溶接時の熱影響によって軸部材に歪みが生じてしまうため、同時に全周の接合が可能な摩擦圧接による接合が望まれている。
しかしながら、かかる摩擦圧接を用いた接合を行うには、当該接合に対する衝突円板の圧入の先後等に応じて、下記に示す各種の問題がある。
まず、前記接合の前に衝突円板の圧入を行う場合であって、スタブシャフトにおいて衝突円板を挟んで接合部側をクランプする場合には、チャックが衝突円板を乗り越える必要があり、当該チャックのストローク量が多くなるため、設備の大型化を招来すると共に、当該クランプのための軸方向領域を確保する必要があるため、スタブシャフトの全長が必要以上に長尺化してしまうという問題がある。
一方、スタブシャフトにおいて衝突円板を挟んで反接合部側をクランプする場合には、接合時の突き当て面とクランプ位置とが大きく離間することとなるため、接合の際に振動が発生し易くなってしまうという問題がある。
また、前記接合の後に衝突円板の圧入を行う場合には、当該接合により長尺化した第1軸部材に対して衝突円板の圧入を行うこととなるために、作業性が悪く、また、組付設備の大型化を招来してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる技術的課題に鑑みて案出されたものであり、設備の大型化やスタブシャフトの不必要な長尺化など、従来の技術的課題を回避しつつ、両筒状部材を摩擦圧接によって精度良く接合し得るプロペラシャフトを提供するものである。
本願発明は、外周側に弾性部材を介して配設されるブラケットを介して車体に固定されるセンターベアリングと、該センターベアリングが圧入される軸部を一端側に有する第1筒状部材と、該第1筒状部材の他端に摩擦圧接によって接合される第2筒状部材と、前記第1筒状部材の接合部近傍となる当該第1筒状部材の所定の軸方向位置に圧入され、車体衝突時に前記ブラケットに対して衝突可能に設けられた衝突部材と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、第1筒状部材の接合部近傍に衝突部材を圧入したことで、該衝突部材が第1筒状部材の接合部近傍を全周に亘って外周側から締め付けることとなるため、第1筒状部材の接合部近傍の剛性を高めることに供される。これによって、第1筒状部材の衝突部材を挟んで反接合部側(軸部側)をクランプして前記両筒状部材を摩擦圧接させる場合でも、当該摩擦圧接時における第1筒状部材の接合部の振動や変形等を抑制することが可能となり、その結果、前記両筒状部材を精度良く接合することができる。
換言すれば、かかる構成に基づいて、第1筒状部材の軸部側をクランプして前記両筒状部材を摩擦圧接させることで、当該摩擦圧接に係る設備の大型化や、第1筒状部材の接合部近傍にクランプ代を設けることによる当該第1筒状部材の不必要な長尺化など、前記従来の技術的課題を回避しつつ、前記両筒状部材を摩擦圧接によって精度良く接合することができる。
本発明に係るプロペラシャフトの全体図である。 図1に示すプロペラシャフトの要部拡大図である。 本発明に係るプロペラシャフトの製造方法を示す図であって、当該製造方法に係る第1工程の内容の説明に供する要図である。 本発明に係るプロペラシャフトの製造方法を示す図であって、当該製造方法に係る第2工程の内容の説明に供する要図である。 本発明に係るプロペラシャフトの製造方法を示す図であって、当該製造方法に係る第3工程の内容の説明に供する要図である。
以下、本発明に係るプロペラシャフト及びその製造方法の実施形態を図面に基づいて詳述する。なお、本実施形態では、このプロペラシャフトを、従来と同様、自動車の動力伝達手段として適用した例を示している。
すなわち、このプロペラシャフト1は、いわゆる3ジョイント型と称されるものであって、図1に示すように、その軸方向一端に設けられる第1自在継手4を介して車両前方側(図中の左側)に配置される図外のトランスミッションに連係される第1軸部材2と、その軸方向一端に設けられる第2自在継手5を介して第1軸部材2と相対回転不能に、かつ、軸方向に沿って相対移動可能に連結され、その軸方向他端が第3自在継手6を介して車両後方側(図中の右側)に配置される図外のディファレンシャル装置に連係される第2軸部材3と、第1軸部材2の他端側外周に配置され、その外周に取り付けられるブラケット8を介して図外の車体フロアパネル下部に固定されることでプロペラシャフト1を回転自在に支持するセンターベアリング7と、該センターベアリング7より車両前方側に所定の間隔L1を隔てて配置され、車両衝突時にブラケット8と衝突可能に設けられたフランジ状の衝突部材である衝突円板10と、を備えている。
前記第1軸部材2は、その軸方向一端側に第2自在継手5との連結に供される軸部13を有する第1筒状部材11と、該第1筒状部材11の他端にその軸方向一端が接合され、その軸方向他端が第1自在継手4の一部を構成する入力側ヨーク4aと接合される第2筒状部材12と、から構成され、第2筒状部材12と入力側ヨーク4aは、共にいわゆる摩擦圧接によって第1筒状部材11と相対回転不能に接合されている。
なお、前記入力側ヨーク4aには、十字軸4bを介してフランジヨーク4cが連結され、これら入力側ヨーク4aと十字軸4bとフランジヨーク4cとによって第1自在継手4が構成されている。そして、フランジヨーク4cが前記トランスミッションに連結されることで、プロペラシャフト1と前記トランスミッションとが相互に連結されるようになっている。
前記第1筒状部材11は、一端側から他端側に向かって複数の段部を介して漸次縮径するようになっていて、その一端部には、第2筒状部材12の一端側接合部12aと同径に形成され、かつ、所定の軸方向幅L2が確保された接合部11aが設けられている。ここで、この接合部11aの前記軸方向幅L2は、少なくとも、前記両筒状部材11,12の摩擦圧接時において当該接合部11aの外周側に発生するカール11bの軸方向長さL3よりも大きくなるように設定されている。
また、前記第1筒状部材11には、衝突円板10の内径よりも僅かに大きい外径に設定されて当該衝突円板10が圧入固定される被圧入部11cが、前記接合部11aに隣接して段差状に縮径形成されている。かかる構成から、衝突円板10は、接合部11aと被圧入部11cとの間に存する段部11dに突き当てられた状態で当該被圧入部11cに固定されることとなる。ここで、この被圧入部11cは、前述した軸方向長さL3の条件を満足し、かつ、衝突円板10を圧入することによって前記摩擦圧接時における前記接合部11aの変形を抑制可能とする軸方向位置に設けられている。また、この被圧入部11cでは、その軸方向幅L4が衝突円板10の板厚L5とほぼ同じに設定されていて、当該被圧入部11cより先端側には、衝突円板10の内径より若干小さい外径に設定されて当該衝突円板10の圧入をガイドするガイド部11eが設けられている。
そして、このガイド部11eの先端側には、第2自在継手5との連結に供されると共にセンターベアリング7によって支持される前記軸部13が延設されていて、この軸部13の基端部には、センターベアリング7が圧入固定される軸受圧入部11fが設けられている。ここで、この軸受圧入部11fの基端側には段部11gが隣設される一方、当該軸受圧入部11fの先端側には後記の第2カバー部材16が圧入されるように構成されていて、この第2カバー部材16の内周側筒状部16aの端縁と前記段部11gとによってセンターベアリング7が挟持されるようになっている。
なお、前記センターベアリング7の外輪の外周側には、該センターベアリング7の軸方向長さよりも十分長い軸方向長さを有する円筒部材14が圧入固定されると共に、当該センターベアリング7の軸方向両端側にも、それぞれ筒状をなして径方向において円筒部材14と重合するように構成された第1、第2カバー部材15,16が圧入固定されている。このように、当該センターベアリング7の両端側の外周域には、円筒部材14と前記各カバー部材15,16とによって、いわゆるラビリンス構造が構成されており、これによって、当該センターベアリング7内部への粉塵や泥水等の侵入が抑制されている。
さらに、前記円筒部材14の外周側には、ほぼ円筒状に成形された弾性部材9を介して前記ブラケット8が配設されていて、これらの円筒部材14と弾性部材9とブラケット8とによって一体の車体取付部材20が構成されている。かかる構成により、車体取付部材20においては、弾性部材9が弾性変形することで、第1軸部材2の軸方向への移動が許容されるようになっている。
一方、前記第2軸部材3は、その一端に第2自在継手5が、また、その他端に第3自在継手6の一部を構成する出力側ヨーク6aが、それぞれ摩擦圧接によって相対回転不能に接合されている。
なお、前記出力側ヨーク6aにも、十字軸6bを介してフランジヨーク6cが連結され、これら出力側ヨーク6aと十字軸6bとフランジヨーク6cとによって第3自在継手6が構成されている。そして、フランジヨーク6cが前記ディファレンシャル装置に連結されることにより、プロペラシャフト1と前記ディファレンシャル装置とが相互に連結されるようになっている。
前記第2自在継手5は、いわゆるダブルオフセットジョイント(DOJ)であって、前記軸部13の先端部にスプライン構造をもって係合固定される図外の内輪部材と、該内輪部材の外周部に回転自在に保持された図外の複数の転動体と、第2軸部材3の一端に接合され、その内周面に前記各転動体が係合する図外の複数の軸方向溝が形成された外輪部材5aと、から主として構成されている。これによって、前記両軸部材2,3の軸方向への相対移動を許容しつつ、該両軸部材2,3が一体回転可能に連結され、プロペラシャフト1が車両前方側から軸方向入力を受けた際には、第1軸部材2が第2軸部材3に対して車両後方側へと相対移動することによって、当該プロペラシャフト1が収縮可能となっている。
そして、かかる構成から、本実施形態に係るプロペラシャフト1も、従来と同様、車両が前方衝突した場合には、その軸方向入力によって、第1軸部材2が車両後方側へスライド(第2軸部材3に対して相対移動)し、これに伴って衝突円板10がブラケット8に衝突することにより、当該ブラケット8の車体との係合が解除され、これによって、車体からの離脱が可能となっている。
以下に、本発明に係るプロペラシャフトの製造方法、具体的には、前記プロペラシャフト1の製造方法のうち本発明に係る第1軸部材2の製造方法につき、図3〜図5に基づいて説明する。
まず、第1工程として、図3に示すように、衝突円板10を第1筒状部材11の一端側からガイド部11eへと嵌挿して、さらに、このガイド部11eに沿って当該衝突円板10を段部11dに突き当たるまで押し込むことにより、当該衝突円板10を第1筒状部材11の被圧入部11cに圧入固定する。その後に、第1カバー部材15を第1筒状部材11の一端側からガイド部11eの先端側段部に突き当たるまで嵌挿することにより、当該第1カバー部材15を第1筒状部材11に圧入固定する。
ここで、前記第1筒状部材11では、前記被圧入部11cよりも先端側に該被圧入部11cとほぼ同径であって衝突円板10の内径よりも小さい外径を有する前記ガイド部11eが隣設されていることから、該ガイド部11eが衝突円板10を被圧入部11cに圧入する際の導入ガイドとなり、衝突円板10を被圧入部11cに直接圧入する場合に比べて、当該圧入作業を容易に行うことが可能となる。これによって、前記プロペラシャフト1の生産性の向上に供される。
また、このように、前記被圧入部11cの軸方向幅L4を、衝突円板10の板厚L5とほぼ同じに設定し、当該被圧入部11cよりも先端側については、衝突円板10の内径よりも小さい外径を有する前記ガイド部11eとしたことで、衝突円板10の圧入にあたり、第1筒状部材11の外周面における不必要な損傷の発生を回避することができ、プロペラシャフト1の品質低下の抑制に供される。
次に、第2工程として、図4に示すように、前記第1工程において衝突円板10と第1カバー部材15を第1筒状部材11に組み付けたものを図外の摩擦圧接装置にセットし、該摩擦圧接装置のチャック18によりガイド部11eをクランプした後に、第1筒状部材11を回転させながら当該第1筒状部材11の他端面を第2筒状部材12の一端面に押し付けることで、両筒状部材11,12を摩擦圧接させて第1軸部材2を構成する。
この際、本実施形態では、衝突円板10より接合部11a側ではなく、接合部11aの反対側であって当該接合部11aの端面からより離間したガイド部11eをクランプするように構成したことから、チャック18が衝突円板10を乗り越えるようなこともなく、当該チャック18のストローク量の増大化を抑制することが可能となるため、前記摩擦圧接装置が大型化してしまうという問題を回避することができる。
また、このように、前記ガイド部11eをクランプするようにしたことで、前記接合部11aに不必要なクランプ代を確保する必要もなくなる。この結果、第1筒状部材11の不必要な長尺化を抑制することができ、当該第1筒状部材11の全長の最適化に供される。
しかも、本実施形態では、前記衝突円板10の取付位置を、前記接合部11a近傍であって圧入固定された衝突円板10の拘束力(締め付け力)によって前記両筒状部材11,12の摩擦圧接時に当該接合部11aの振動や変形等を抑制し得るような軸方向位置に設定したことから、前述のように接合部11aの端面からより離間したガイド部11eクランプすることとしても、前記摩擦圧接時において接合部11aに振動や変形等が生じてしまうおそれもない。
具体的には、かかる衝突円板10の配置によって、圧入固定された当該衝突円板10が接合部11a近傍を全周に亘って外周側から締め付けるはたらきをすることとなり、これによって、接合部11aの剛性が高められ、この接合部11aについて当該接合部11aをクランプした場合と同様の剛性を確保することが可能となる。この結果、前記摩擦圧接時における接合部11aの振動や変形等の抑制が図れ、より高い精度でもって前記両筒状部材11,12を接合することができる。
さらには、前記両筒状部材11,12の接合前に衝突円板10を組み付けることとしたため、当該接合によって長尺化した第1軸部材2に対して衝突円板10を組み付ける必要がなくなることから、衝突円板10の圧入に係る装置の大型化を伴うおそれもない。
次に、第3工程として、図5に示すように、センターベアリング7の外周に車体取付部材20を組み付けたものを、第2工程において構成した第1軸部材2の一端側から段部11gに突き当たるまで嵌挿することによって、センターベアリング7を軸受圧入部11fに圧入固定する。そして、最後に、図外の第2カバー部材を第1筒状部材11の一端側からセンターベアリング7の端部に突き当たるまで嵌挿して組み付けることにより、当該第1軸部材2が完成する。
以上のように、本実施形態によれば、第1筒状部材11の接合部11a近傍に衝突円板10を圧入固定する構成とし、第1筒状部材11に衝突円板10を組み付けた後に当該第1筒状部材11において衝突円板10に対して反接合部側となるガイド部11eをクランプして前記両筒状部材11,12を摩擦圧接させるようにしたことから、前記圧入装置や前記摩擦圧接装置の大型化、第1筒状部材11の接合部11aにクランプ代を確保することによる当該第1筒状部材11の不必要な長尺化など、前記従来の技術的課題を回避しつつ、前記両筒状部材11,12を摩擦圧接によって精度良く接合することができる。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば前記摩擦圧接装置による第1筒状部材11のクランプ位置は、衝突円板10よりも軸部16側であれば、その摩擦圧接装置の仕様等に応じて自由に変更可能である。
また、以下に、前記各実施形態から把握される特許請求の範囲に係る各請求項に記載した以外の技術的思想について以下に説明する。
(a)その一端側に軸部を有する第1筒状部材と、その一端が前記第1筒状部材の他端に接合される第2筒状部材と、を有し、前記軸部の外周に圧入され、かつ、その外周側に弾性部材を介して配設されるブラケットを介して車体に固定されるセンターベアリングによって回転自在に支持されたプロペラシャフトの製造方法であって、
前記摩擦圧接時における前記第1筒状部材の接合部の変形を抑制可能な当該第1筒状部材の所定の軸方向位置に、その取付状態において車体衝突時に前記ブラケットに対し衝突可能に設けられる衝突部材を圧入する第1工程と、
前記第1筒状部材の前記衝突部材よりも前記接合部反対側をクランプして、前記第1筒状部材の他端面と前記第2筒状部材の一端面とを摩擦圧接によって接合する第2工程と、を有することを特徴とするプロペラシャフトの製造方法。
1…プロペラシャフト
7…センターベアリング
8…ブラケット
9…弾性部材
10…衝突円板(衝突部材)
11…第1筒状部材
11a…接合部
11e…ガイド部
12…第2筒状部材
13…軸部

Claims (3)

  1. 外周側に弾性部材を介して配設されるブラケットを介して車体に固定されるセンターベアリングと、
    該センターベアリングが圧入される軸部を一端側に有する第1筒状部材と、
    該第1筒状部材の他端に摩擦圧接によって接合される第2筒状部材と、
    前記第1筒状部材の接合部近傍となる当該第1筒状部材の所定の軸方向位置に圧入され、車体衝突時に前記ブラケットに対して衝突可能に設けられた衝突部材と、を備えたことを特徴とするプロペラシャフト。
  2. 外周側に弾性部材を介して配設されるブラケットを介して車体に固定されるセンターベアリングと、
    該センターベアリングが圧入される軸部を一端側に有する第1筒状部材と、
    該第1筒状部材の他端に摩擦圧接によって接合される第2筒状部材と、
    前記摩擦圧接時における前記第1筒状部材の接合部の変形を抑制可能な当該第1筒状部材の所定の軸方向位置に圧入され、車体衝突時に前記ブラケットに対して衝突可能に設けられた衝突部材と、を備えたことを特徴とするプロペラシャフト。
  3. その一端側に軸部を有する第1筒状部材と、その一端が前記第1筒状部材の他端に接合される第2筒状部材と、を有し、前記軸部の外周に圧入され、かつ、その外周側に弾性部材を介して配設されるブラケットを介して車体に固定されるセンターベアリングによって回転自在に支持されたプロペラシャフトの製造方法であって、
    前記第1筒状部材の接合部近傍となる当該第1筒状部材の所定の軸方向位置に、その取付状態において車体衝突時に前記ブラケットに対し衝突可能に設けられる衝突部材を圧入する第1工程と、
    前記第1筒状部材の前記衝突部材よりも前記接合部反対側をクランプして、前記第1筒状部材の他端面と前記第2筒状部材の一端面とを摩擦圧接によって接合する第2工程と、を有することを特徴とするプロペラシャフトの製造方法。
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