JP2011182527A - 回転位置検出装置及びそれを備えた永久磁石同期モータ - Google Patents

回転位置検出装置及びそれを備えた永久磁石同期モータ Download PDF

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Abstract

【課題】回転部の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なうことができる回転位置検出装置を提供する。
【解決手段】N極及びS極が交互となるように複数の永久磁石6a〜6fを回転方向に沿って配列した回転部1と、複数の永久磁石6a〜6fと対向するように固定部2に固定され、回転部の磁極位置を検出することが可能な磁気検出素子4とを備えた回転位置検出装置である。磁気検出素子4は、回転部1が1回転する毎に、複数の永久磁石6a〜6dから1周期の割合で変化する磁束密度の情報を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転位置検出装置及びそれを備えた永久磁石同期モータに関する。
ブラシレスDCモータ、ACサーボモータ等の永久磁石同期モータは、N極及びS極の磁極が交互となるように複数の永久磁石を回転方向に沿って配列したロータと、複数の永久磁石と対向する位置に電機子コイルを設けたステータと、ロータの磁極位置を検出する磁気検出素子とを備え、磁気検出素子が検出したロータの磁極位置の信号に基づいて電機子コイルに電流を供給し、複数の永久磁石を、モータ回転トルク発生用永久磁石として回転磁界を発生させるものである(例えば、特許文献1)。
ここで、永久磁石同期モータは、ロータの回転禁止領域を認識したり、ロータの原点復帰動作を不要にするために、ロータの絶対位置を検出する機能(絶対位置検出機能)が必要となる場合がある。
特許文献1の装置は、ロータの絶対位置検出機能を備えておらず、この機能を備えた永久磁石同期モータとするには、例えばアブソリュートエンコーダなどの検出装置をモータに同軸配置する方法がある(例えば、特許文献2)。
特開平11−187633号公報 特開2005−39889号公報
しかし、特許文献2の装置は、アブソリュートエンコーダなどの検出装置を永久磁石同期モータに同軸配置するために、軸長が増大した永久磁石同期モータとなるので、コンパクト化の面で問題がある。
また、外付けによる検出装置を必要とすることで部品点数が増大してしまい、永久磁石同期モータの製造コストの面でも問題がある。
また、永久磁石同期モータ用として使用される従来の回転位置検出装置には、回転部の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なうものが存在していない。
そこで、本発明は上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、回転部の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なうことができる回転位置検出装置と、ロータの磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なう機能を備えても、コンパクト化及び製造コストの低減化を図ることができる永久磁石同期モータを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る請求項1記載の発明は、固定部と、N極及びS極が交互となるように複数の永久磁石を回転方向に沿って配列した回転部と、前記複数の永久磁石と前記回転部の軸方向で対向するように前記固定部側に固定され、前記回転部の磁極位置を検出することが可能な磁気検出素子と、を備えた回転位置検出装置において、前記磁気検出素子は、前記回転部が1回転する毎に、前記複数の永久磁石から1周期の割合で変化する磁束密度の情報を検出する。
この発明によると、回転部の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なう装置を提供することができる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の回転検出装置において、前記複数の永久磁石が、前記磁気検出素子との間の距離を前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化させて前記回転部に配列されている。
この発明によると、複数の永久磁石と磁気検出素子との間の距離を段階的に変化させるだけで、回転部が1回転する毎に、複数の永久磁石から1周期の割合で変化する磁束密度の情報を容易に得ることができる。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の回転位置検出装置において、前記回転部及び前記固定部の一方は筒状の部材であり、前記回転部及び前記固定部の他方が、前記一方の筒状の部材の内部に同軸に配置した部材であり、前記複数の永久磁石は、複数の棒状永久磁石であり、これら複数の棒状永久磁石は、長手方向が前記回転部の軸方向に延在し、且つ、前記回転部の回転方向に沿って平行に配列されているとともに、それぞれの長手方向の一端と、前記磁気検出素子との間の距離が段階的に変化している。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の回転位置検出装置において、前記複数の棒状永久磁石が、前記回転部の回転方向に隣接するもの同士の長手方向の長さが異なる部材であり、これら複数の棒状永久磁石の長手方向の一端と、前記磁気検出素子との間の距離が、前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化している。
また、請求項5記載の発明は、請求項3記載の回転位置検出装置において、前記複数の棒状永久磁石の全ては、長手方向の長さが同一の部材であり、長手方向の一端と前記磁気検出素子との間の距離が前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化するように、隣接する前記棒状永久磁石同士の軸方向の位置を異なる位置としている。
これら請求項3から請求項5によると、複数の棒状永久磁石の形状及び配置位置を変更するだけで、回転部が1回転する毎に1周期の割合で変化する磁束密度の情報のパターンを複数得ることができる。
また、請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転位置検出装置を備えた永久磁石同期モータであって、前記回転部を、前記複数の永久磁石を回転方向に沿って配列したロータとし、前記固定部を、前記複数の永久磁石と対向する位置に電機子コイルを設けたステータとし、前記複数の永久磁石を、前記電機子コイルへの制御電流の供給により回転磁界が発生するモータ回転トルク発生用の永久磁石として併用している。
この発明によると、軸長が増大せずにコンパクトであり、製造コストの低減化を図った永久磁石同期モータを提供することができる。また、複数の永久磁石を、モータ回転トルク発生用、磁極位置検出用及び絶対位置検出用の永久磁石として使用することができ、部品点数の減少を図ることができる。
本発明に係る回転位置検出装置によると、回転部の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なう装置を提供することができる。
また、本発明に係る永久磁石同期モータによると、軸長が増大せずにコンパクトであり、製造コストの低減化を図った永久磁石同期モータを提供することができる。また、複数の永久磁石を、モータ回転トルク発生用、磁極位置検出用及び絶対位置検出用の永久磁石として使用することができ、部品点数の減少を図ることができる。
本発明に係る永久磁石同期モータを軸に直交する方向から示した断面図である。 本発明に係る永久磁石同期モータを軸に沿う方向から示した要部断面図である。 本発明に係る永久磁石同期モータのロータに配列されている複数の永久磁石の配列パターンを示す周方向展開図である。 本発明に係る永久磁石同期モータの磁気検出素子に入力する信号を示すグラフである。 図3と異なる配列パターンでロータに配列されている複数の永久磁石を示す周方向展開図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る1実施形態としての永久磁石同期モータの構造を示すものである。
本実施形態の永久磁石同期モータはアウタロータ形モータであり、回転自在に配置されたロータ1と、ロータ1の内部空間に同軸に配置されたステータ2と、ステータ2から径方向外方に延在して固定されている検出素子支持部材3の自由端に配置されており、ロータ1の後述する棒状永久磁石6a〜6fの一端に対向している磁気検出素子4とを備えている。
ロータ1は、中空円筒形状のロータヨーク5と、このロータヨーク5の内周面の周方向に60°間隔で固定されている6個の棒状永久磁石6a〜6fとで構成されている。これら棒状永久磁石6a〜6fは、回転磁界が発生するモータ回転トルク発生用の永久磁石としても併用されている。
ステータ2は、中実円筒形状のステータ本体2aの外周から周方向に40°間隔で9個の突極7a〜7iが形成されており、各突極7a〜7iに電機子コイル8が巻装されている。なお、図2における符号9の部材は、各突極7a〜7iの電機子コイル8から磁気検出素子4への磁束の漏れを遮蔽する電磁遮蔽板である。
次に、図3は、ロータ1のロータヨーク5に固定されている棒状永久磁石6a〜6fの配列パターンを示す周方向展開図である。なお、図3では、ロータ1の回転の1周目を左側の周方向展開図で示し、ロータ1の回転の2周目を右側の周方向展開図で示している。
各棒状永久磁石6a〜6fは直方体形状の部材であり、長手方向がロータ1の軸線に延在するように向けられ、隣接する部材同士が平行となるように配列されている。
また、各棒状永久磁石6a〜6fは、ステータ2に対向する面とロータヨーク5に固定された面とが異なる磁極となるように形成されているとともに、隣接する棒状永久磁石同士のステータ2に対向する面が異なる磁極として形成されている。すなわち、図3の一番左側の棒状永久磁石6aのステータ2に対向する面はN極であり、これに隣接する棒状永久磁石6bのステータ2に対向する面はS極、同様に、棒状永久磁石6c〜6fのステータ2に対向する面は、順にN極、S極、N極、S極に設定されている。
ここで、各棒状永久磁石6a〜6fは、ロータ1の回転方向(図5のロータヨークの左右方向)に隣接するもの同士の長手方向の長さが異なる部材である。
そして、棒状永久磁石6a〜6fの全ては、磁気検出素子4に対して離間している他端の軸方向位置を一致させ、磁気検出素子4に対向している一端の軸方向位置が、ロータ1の回転方向に沿って段階的に変化している。すなわち、図3のロータ1の回転の1周目を示す左側の周方向展開図において、長手方向の長さが短い一番左側の棒状永久磁石6aの一端と磁気検出素子4との距離が長く、長手方向の長さが一番長い棒状永久磁石6d(左から4番目)の一端と磁気検出素子4との距離が短く設定され、他の棒状永久磁石6b,6c(左から2番目、3番目)の一端と磁気検出素子4との距離が段階的に長く設定されている。また、長手方向の長さが一番長い棒状永久磁石6d(左から4番目)より右側の棒状永久磁石6e,6fは、長手方向の長さが徐々に短く設定され、それらの一端と磁気検出素子4との距離が段階的に短く設定されている。
このように、本実施形態の棒状永久磁石6a〜6fは、ロータ1の回転方向に沿って、磁気検出素子4との距離が段階的に変化しながらロータヨーク5に配列されている。
また、磁気検出素子4は、ホール素子とその出力信号をデジタル信号に変換するICとがパッケージ化されたホールICなどであり、ロータ1の回転に伴う各棒状永久磁石6a〜6fの一端の磁束密度を検知することにより、ロータ1の磁極の位置検出を行なう。
そして、磁気検出素子4は、各棒状永久磁石6a〜6fの磁束密度を検出して制御部(不図示)に出力する。制御部は、磁気検出素子4の検出情報に基づいて、ステータ2の突極7a〜7iに巻装されている電機子コイル8に制御電流を供給する。各電機子コイル8への制御電流の供給により、ロータ1の棒状永久磁石6a〜6fが、モータ回転トルク発生用の永久磁石として回転磁界を発生し、ロータ1が回転するようになっている。
ここで、図4は、ロータ1の回転により棒状永久磁石6a〜6fの磁束密度を検出した磁気検出素子4の出力信号の変化を示すものである。
図4によると、回転するロータ1の磁極位置(図4の磁極信号)を検出することができる。また、本実施形態は、ロータ1が1回転する毎に、各棒状永久磁石6a〜6fと磁気検出素子4との距離が段階的に変化し、磁気検出素子4が検出する磁束密度を段階的に変化するので、ロータ1が1回転する毎に1周期の割合で変化する出力成分が得られる。この出力成分が得られることで、ロータ1の絶対位置を検出することができる(図4の絶対位置信号)。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態の永久磁石同期モータは、ロータ1の絶対位置を検出する方法を、磁気検出素子4が、棒状永久磁石6a〜6fからロータ1が1回転する毎に1周期の割合で変化する磁束密度の情報が得られるようにし、具体的には、ロータ1の回転方向に沿って磁気検出素子4と棒状永久磁石6a〜6fとの間の距離が段階的に変化するように配列しただけなので、簡便な方法でロータ1の絶対位置を検出することができる。
また、本実施形態の永久磁石同期モータは、ロータ1の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なうことができるので、従来のようにアブソリュートエンコーダなどの検出装置の外付けが不要となり、軸長が増大せずにコンパクトな永久磁石同期モータを提供することができる。
また、外付けの検出装置が不要となることで部品点数が増大せず、永久磁石同期モータの製造コストの低減化も図ることができる。
さらに、ロータ1の回転方向に沿って磁気検出素子4と棒状永久磁石6a〜6fとの間の距離を段階的に変化させる構造は、ロータ1の回転方向に隣接する棒状永久磁石6a〜6fを長手方向の長さが異なる部材とし、棒状永久磁石6a〜6fの他端の軸方向位置を一致させ、棒状永久磁石6a〜6fの一端と磁気検出素子4との間の距離を段階的に変化させた簡便な構造としてロータ1を容易に製作することができるので、さらに永久磁石同期モータの製造コストの低減化を図ることができる。
さらにまた、本実施形態の棒状永久磁石6a〜6fは、モータ回転トルク発生用、磁極位置検出用及び絶対位置検出用の永久磁石として使用されており、部品点数の減少を図ることができる。
ここで、本実施形態の永久磁石同期モータのロータ1、ステータ2、複数の棒状永久磁石6a〜6f及び磁気検出素子4が、本発明に係る回転位置検出装置の複数の永久磁石(複数の棒状永久磁石6a〜6f)、回転部(ロータ1)、固定部(ステータ2)及び磁気検出素子(磁気検出素子4)に対応しているので、本発明に係る回転位置検出装置は、回転部(ロータ1)の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なう装置を提供することができる。また、本発明に係る回転位置検出装置は、軸長が増大せずにコンパクトな装置であるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
次に、図5は、図3で示したものと異なるロータ1を備えた別の実施形態を示すものである。
本実施形態は、ロータ1のロータヨーク5に固定されている棒状永久磁石10a〜10fを、直方体形状であって長手方向の長さが同一寸法のものを使用している。
各棒状永久磁石10a〜10fは、長手方向がロータ1の軸線に延在するように向けられ、隣接する部材同士が平行となるように配列されている。
また、各棒状永久磁石10a〜10fは、図3で示した棒状永久磁石6a〜6fと同様に、ステータ2に対向する面とロータヨーク5に固定された面とが異なる磁極となるように形成されているとともに、隣接する棒状永久磁石同士のステータ2に対向する面が異なる磁極として形成されている。
そして、棒状永久磁石10a〜10fは、隣接するもの同士の軸方向位置を異なる位置としてロータ1の回転方向に沿って段階的に変化している。すなわち、図5のロータ1の回転の1周目を示す左側の周方向展開図において、一番左側の棒状永久磁石10aを磁気検出素子4から離れるように配置し、他の棒状永久磁石10b,10c,10dが磁気検出素子4に徐々に近接するように配置されている。また、左から5番目の棒状永久磁石6e,6fから磁気検出素子4に徐々に離間するように配置されている。
このように、本実施形態の棒状永久磁石10a〜10fは、ロータ1の回転方向に沿って、磁気検出素子4との距離が段階的に変化しながらロータヨーク5に配列されている。
本実施形態も、図1から図4で示した実施形態と同様に、コンパクトで製造コストの低減を図ることができる永久磁石同期モータを提供することができる。
また、磁気検出素子4が、棒状永久磁石10a〜10fからロータ1が1回転する毎に1周期の割合で変化する磁束密度の情報が得られるようにするために、本実施形態は、ロータ1の回転方向に沿って磁気検出素子4と棒状永久磁石10a〜10fとの間の距離が段階的に変化するように配列しただけなので、簡便な方法でロータ1の絶対位置を検出することができる。
また、ロータ1の回転方向に沿って隣接する棒状永久磁石10a〜10fを、長手方向の長さが同一の部材とし、且つ、軸方向の位置を異なる位置として配列することで、棒状永久磁石10a〜10fの一端と磁気検出素子4との間の距離を段階的に変化させた簡便な構造としてロータ1を容易に製作することができるので、さらに永久磁石同期モータの製造コストの低減化を図ることができる。
ここで、本実施形態の永久磁石同期モータのロータ1、ステータ2、複数の棒状永久磁石10a〜10f及び磁気検出素子4が、本発明に係る回転位置検出装置の複数の永久磁石(複数の棒状永久磁石10a〜10f)、回転部(ロータ1)、固定部(ステータ2)及び磁気検出素子(磁気検出素子4)に対応しているので、本発明に係る回転位置検出装置は、回転部(ロータ1)の磁極位置の検出及び絶対位置の検出を同時に行なう装置を提供することができる。また、本発明に係る回転位置検出装置は、軸長が増大せずにコンパクトな装置であるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
なお、上述した実施形態の永久磁石同期モータは、ステータ2のスロット数が9で、ロータ1の磁極数が6のもので構成したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、他のスロット数を備えたステータ、他の磁極数を備えたロータを備えた永久磁石同期モータであってもよい。
また、上述した実施形態の永久磁石同期モータはアウタロータ形モータとして構成したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、インナロータ形モータであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、磁気検出素子4が、ステータ2に固定した検出素子支持部材3の自由端に固定されている構造を示したが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、例えば、モータ内部保護のために設けたカバー(不図示)に磁気検出素子4が固定され、ロータ1の棒状永久磁石6a〜6f(或いは棒状永久磁石10a〜10f)の一端に対向するようにしてもよい。
さらにまた、上述した実施形態では、ステータ2のステータ本体2aを中実円筒形状としたが、所定の磁路厚さを設けた上で中心部を中空形状としたステータ本体2aであってもよい。
1…ロータ(回転部)、2…ステータ(固定部)、2a…ステータ本体、3…検出素子支持部材、4…磁気検出素子、5…ロータヨーク、6a〜6f…棒状永久磁石(永久磁石)、7a〜7i…突極、8…電機子コイル、9…遮蔽板、10a〜10f…棒状永久磁石(永久磁石)

Claims (6)

  1. 固定部と、N極及びS極が交互となるように複数の永久磁石を回転方向に沿って配列した回転部と、前記複数の永久磁石と前記回転部の軸方向で対向するように前記固定部側に固定され、前記回転部の磁極位置を検出することが可能な磁気検出素子と、を備えた回転位置検出装置において、
    前記磁気検出素子は、前記回転部が1回転する毎に、前記複数の永久磁石から1周期の割合で変化する磁束密度の情報を検出することを特徴とする回転位置検出装置。
  2. 前記複数の永久磁石は、前記磁気検出素子との間の距離を前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化させて前記回転部に配列されていることを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。
  3. 前記回転部及び前記固定部の一方は筒状の部材であり、前記回転部及び前記固定部の他方が、前記一方の筒状の部材の内部に同軸に配置した部材であり、
    前記複数の永久磁石は、複数の棒状永久磁石であり、
    これら複数の棒状永久磁石は、長手方向が前記回転部の軸方向に延在し、且つ、前記回転部の回転方向に沿って平行に配列されているとともに、それぞれの長手方向の一端と、前記磁気検出素子との間の距離が段階的に変化していることを特徴とする請求項2記載の回転位置検出装置。
  4. 前記複数の棒状永久磁石は、前記回転部の回転方向に隣接するもの同士の長手方向の長さが異なる部材であり、これら複数の棒状永久磁石の長手方向の一端と、前記磁気検出素子との間の距離が、前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化していることを特徴とする請求項3記載の回転位置検出装置。
  5. 前記複数の棒状永久磁石の全ては、長手方向の長さが同一の部材であり、長手方向の一端と前記磁気検出素子との間の距離が前記回転部の回転方向に沿って段階的に変化するように、隣接する前記棒状永久磁石同士の軸方向の位置を異なる位置としていることを特徴とする請求項3記載の回転位置検出装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の回転位置検出装置を備えた永久磁石同期モータであって、
    前記回転部を、前記複数の永久磁石を回転方向に沿って配列したロータとし、
    前記固定部を、前記複数の永久磁石と対向する位置に電機子コイルを設けたステータとし、
    前記複数の永久磁石を、前記電機子コイルへの制御電流の供給により回転磁界が発生するモータ回転トルク発生用の永久磁石として併用することを特徴とする永久磁石同期モータ。
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