JP2011182510A - 電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システム - Google Patents
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Abstract
【課題】出力短絡回路を具備する構成において、信頼性の向上及びコストの低減を実現できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】電力変換装置は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換するように構成され、交流電圧を一対の電源ラインに出力するインバータ回路3と、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、一対の電源ライン間を短絡するように構成された出力短絡回路4とを具備する。インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれに設けられたスイッチング素子は、該スイッチング素子を駆動するための駆動用電源の電位基準点として使用されるソースを有しており、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q5,Q6のソースは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q1,Q3のソースに接続されている。
【選択図】図1
【解決手段】電力変換装置は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換するように構成され、交流電圧を一対の電源ラインに出力するインバータ回路3と、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、一対の電源ライン間を短絡するように構成された出力短絡回路4とを具備する。インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれに設けられたスイッチング素子は、該スイッチング素子を駆動するための駆動用電源の電位基準点として使用されるソースを有しており、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q5,Q6のソースは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q1,Q3のソースに接続されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、太陽電池や燃料電池などの直流電源からの直流電圧を交流電圧に変換する電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システムに関する。
従来、この種の電力変換装置は、直流電源からの直流電圧を昇圧する直流−直流(DC−DC)変換回路と、直流−直流変換回路の出力電圧を交流電圧に変換し、交流電圧を一対の電源ラインに出力するインバータ回路とを有する。
近年では、インバータ回路の変換効率や、ノイズ、漏洩電流を改善するための回路方式として、一対の電源ライン間を短絡するように構成された出力短絡回路を具備する電力変換装置が提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の出力短絡回路は、一対の電源ライン間に接続された2つのスイッチング素子、具体的には、2つのパワーMOSFETを有し、これら2つのパワーMOSFETのそれぞれのソースは共通に接続されている。
ところで、電力変換装置において、MOSFETを駆動するための駆動用電源は、MOSFETのソースを電位基準点としている。また、他のスイッチング素子であるIGBTを駆動するための駆動用電源は、IGBTのエミッタを電位基準点としている。
このため、特許文献1に記載の電力変換装置は、出力短絡回路に設けられた2つのMOSFETを駆動するために、各MOSFETのソースの接続点を電位基準点とした駆動用電源、すなわち、出力短絡回路専用の駆動用電源を必要とする。
このような出力短絡回路専用の駆動用電源を設けると、当該駆動用電源の実装面積を確保する必要があり、且つ部品点数が増加するため、電力変換装置の信頼性の低下及びコストの増加につながるという問題がある。
そこで、本発明は、出力短絡回路を具備する構成において、信頼性の向上及びコストの低減を実現できる電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明に係る電力変換装置の特徴は、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換するように構成され、前記交流電圧を一対の電源ライン(電源ラインLp,Ln)に出力するインバータ回路(インバータ回路3)と、少なくとも1つのスイッチング素子を有し、前記一対の電源ライン間を短絡するように構成された出力短絡回路(出力短絡回路4)とを具備する電力変換装置であって、前記インバータ回路及び前記出力短絡回路のそれぞれに設けられたスイッチング素子は、該スイッチング素子を駆動するための駆動用電源の電位基準点として使用される基準端子を有しており、前記出力短絡回路に設けられたスイッチング素子の基準端子は、前記インバータ回路に設けられたスイッチング素子の基準端子に接続されていることを要旨とする。ここで、「基準端子」とは、MOSFETであればソースに相当し、IGBTであればエミッタに相当する。
このような特徴によれば、出力短絡回路に設けられたスイッチング素子の基準端子は、インバータ回路に設けられたスイッチング素子の基準端子に接続されることによって、各基準端子が同電位に保たれる構成となる。これにより、出力短絡回路に設けられたスイッチング素子とインバータ回路に設けられたスイッチング素子とを共通の駆動用電源を用いて駆動可能になる。すなわち、出力短絡回路専用の駆動用電源を省略できるため、当該駆動用電源の実装面積を確保する必要が無く、且つ部品点数が増加しない。従って、出力短絡回路を具備する構成において、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
本発明に係る電力変換装置の他の特徴は、上記の特徴に係る電力変換装置おいて、前記出力短絡回路は、直列に接続された第1のスイッチング素子(スイッチング素子Q5)及び第2のスイッチング素子(スイッチング素子Q6)を有し、前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は、前記一対の電源ライン間に接続され、前記インバータ回路は、前記第1のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第3のスイッチング素子(スイッチング素子Q1)と、前記第2のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第4のスイッチング素子(スイッチング素子Q3)とを有することを要旨とする。
このような特徴によれば、直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有する1アームの構成の出力短絡回路について、出力短絡回路に設けられた各スイッチング素子とインバータ回路に設けられた各スイッチング素子とを共通の駆動用電源を用いて駆動可能になる。従って、1アームの構成の出力短絡回路を具備する構成において、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
本発明に係る電力変換装置の他の特徴は、上記の特徴に係る電力変換装置おいて、前記出力短絡回路は、前記インバータ回路から延びる一対の電源ライン(電源ラインLp,Ln)間に並列に接続された第1のアーム回路及び第2のアーム回路を有し、前記第1のアーム回路は、前記一対の電源ライン間に直列に接続された第1のスイッチング素子(スイッチング素子Q5)及び第1のダイオード(ダイオードD8)を有し、前記第2のアーム回路は、前記一対の電源ライン間に直列に接続された第2のスイッチング素子(スイッチング素子Q6)及び第2のダイオード(ダイオードD9)を有し、前記インバータ回路は、前記第1のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第3のスイッチング素子(スイッチング素子Q1)と、前記第2のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第4のスイッチング素子(スイッチング素子Q3)とを有することを要旨とする。
このような特徴によれば、2アームの構成の出力短絡回路について、出力短絡回路に設けられた各スイッチング素子とインバータ回路に設けられた各スイッチング素子とを共通の駆動用電源を用いて駆動可能になる。従って、2アームの構成の出力短絡回路を具備する構成において、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。2アームの構成の出力短絡回路においては、第1のダイオード及び第2のダイオードは、スイッチング素子に逆並列接続されるダイオード(MOSFETの寄生ダイオード又はIGBTに内蔵されているダイオード)とは異なり、所望の特性を有するダイオードを選択可能である。すなわち、1アームの構成の出力短絡回路よりも、ダイオードの選択の自由度が高くなり、より適切な回路設計を行うことができるようになる。
本発明に係る電力変換装置の他の特徴は、上記の特徴に係る電力変換装置おいて、前記インバータ回路及び前記出力短絡回路のそれぞれに設けられたスイッチング素子(スイッチング素子Q1,Q3,Q5,Q6)には、ダイオード(ダイオードD1,D3,D5,D6)が逆並列接続されており、前記出力短絡回路に設けられたダイオード(ダイオードD5,D6)のアノードは、前記インバータ回路に設けられたダイオード(ダイオードD1,D3)のアノードに接続されていることを要旨とする。
このような特徴によれば、スイッチング素子に逆並列接続されるダイオードのアノード側は、スイッチング素子の基準端子側であるため、出力短絡回路に設けられたスイッチング素子の基準端子は、インバータ回路に設けられたスイッチング素子の基準端子に接続されることになる。これにより、出力短絡回路に設けられたスイッチング素子とインバータ回路に設けられたスイッチング素子とを共通の駆動用電源を用いて駆動可能になる。従って、出力短絡回路を具備する構成において、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
本発明に係る系統連系装置の特徴は、上記の特徴に係る電力変換装置を備え、前記電力変換装置は、直流電源を配電系統に連系可能に構成されていることを要旨とする系統連系装置であることを要旨とする。
このような特徴によれば、上記の特徴に係る電力変換装置を備えることによって、系統連系装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
本発明に係る系統連系システムの特徴は、直流電源と、上記の特徴に係る電力変換装置とを備え、前記電力変換装置は、前記直流電源を配電系統に連系可能に構成されていることを要旨とする系統連系システムであることを要旨とする。
このような特徴によれば、上記の特徴に係る電力変換装置を備えることによって、系統連系システムの信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
本発明によれば、出力短絡回路を具備する構成において、信頼性の向上及びコストの低減を実現できる電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システムを提供できる。
以下、本発明の電力変換装置を系統連系装置に適用する場合の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付す。
(1)第1実施形態
第1実施形態では、(1.1)回路構成、(1.2)系統連系装置の動作、(1.3)比較例、(1.4)作用・効果の順に説明する。
第1実施形態では、(1.1)回路構成、(1.2)系統連系装置の動作、(1.3)比較例、(1.4)作用・効果の順に説明する。
(1.1)回路構成
図1は、第1実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。本実施形態では、トランスレス方式の系統連系装置を例に説明する。なお、図1において、グラウンド(GND)記号は同じものを図示しているが、これらのグラウンドは相互に接続されておらず、電位が異なることに留意されたい。
図1は、第1実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。本実施形態では、トランスレス方式の系統連系装置を例に説明する。なお、図1において、グラウンド(GND)記号は同じものを図示しているが、これらのグラウンドは相互に接続されておらず、電位が異なることに留意されたい。
図1に示すように、系統連系システムは、直流電源1と配電系統10との間に接続された系統連系装置を有する。直流電源1としては、例えば、分散型の直流電源の一つである太陽電池を使用できる。太陽電池は、照射される太陽光に応じた発電により直流電力を出力する。
系統連系装置は、昇圧回路2と、昇圧回路2の後段に接続されたインバータ回路3と、インバータ回路3の後段に接続された出力短絡回路4と、出力短絡回路4の後段に接続されたフィルタ回路5と、制御回路20と、駆動回路31〜33とを有する。なお、前段とは直流電源1側を意味し、後段とは配電系統10側を意味する。
系統連系装置は、直流電源1からの直流電力を商用周波数(例えば50又は60Hz)の交流電力に変換する。系統連系装置と配電系統10との間には、需要家に設置された負荷(不図示)が接続されている。系統連系装置は、系統連系装置及び配電系統10の両方から負荷に交流電力を供給する連系運転を行う。
昇圧回路2は、直流電源1からの入力電圧を高周波スイッチングにより昇圧する。昇圧回路2は、リアクタL1、スイッチング素子Q7、ダイオードD7、及びコンデンサC1を有する。第1実施形態ではスイッチング素子Q7としてパワーMOSFETを例示しているが、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等でもよい。
リアクタL1は、直流電源1の正極とダイオードD7のアノードとの間に接続される。ダイオードD7のカソードは、インバータ回路3に接続される。
スイッチング素子Q7は、パワーMOSFETにより構成されており、ドレインがダイオードD7のアノードに接続され、ゲートが駆動回路32に接続され、ソースが直流電源1の負極に接続される。スイッチング素子Q7は、ダイオードDが逆並列接続されている。
コンデンサC1は、ダイオードD7のカソードと直流電源1の負極との間に接続される。スイッチング素子Q7は、制御回路20から駆動回路32を介してゲートに印加される駆動パルス信号に応じてスイッチング動作を行う。当該駆動パルス信号は、駆動回路32に設けられた駆動用電源32aにより生成される。コンデンサC1は、安定した出力電圧を維持するためのエネルギーバッファである。コンデンサC1の両端間の電圧は、昇圧回路2の出力電圧としてインバータ回路3に出力される。
インバータ回路3は、昇圧回路2が出力する直流電圧を交流に変換する。第1実施形態では、インバータ回路3は、フルブリッジ接続されたスイッチング素子Q1、スイッチング素子Q2、スイッチング素子Q3、及びスイッチング素子Q4を有する。第1実施形態ではスイッチング素子Q1〜スイッチング素子Q4としてパワーMOSFETを使用している。
スイッチング素子Q1は、ドレインがダイオードD7のカソードに接続され、ゲートが駆動回路31に接続され、ソースが駆動回路31及びスイッチング素子Q2のドレインに接続される。スイッチング素子Q1は、ダイオードD1が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD1は、アノードがスイッチング素子Q1のソースに接続され、カソードがスイッチング素子Q1のドレインに接続される。スイッチング素子Q2は、ドレインがスイッチング素子Q1のソースに接続され、ゲートが駆動回路32に接続され、ソースが直流電源1の負極に接続される。スイッチング素子Q2は、ダイオードD2が逆並列接続されている。スイッチング素子Q3は、ドレインがダイオードD7のカソードに接続され、ゲートが駆動回路33に接続され、ソースが駆動回路33及びスイッチング素子Q4のドレインに接続される。スイッチング素子Q3は、ダイオードD3が逆並列接続されている。スイッチング素子Q4は、ドレインがスイッチング素子Q3のソースに接続され、ゲートが駆動回路32に接続され、ソースが直流電源1の負極に接続される。スイッチング素子Q4は、ダイオードD4が逆並列接続されている。
スイッチング素子Q1は、制御回路20から駆動回路31を介してゲートに印加される駆動パルス信号に応じてスイッチング動作を行う。当該駆動パルス信号は、駆動回路31に設けられた駆動用電源31aにより生成される。スイッチング素子Q2,Q4は、制御回路20から駆動回路32を介して各ゲートに印加される駆動パルス信号に応じてスイッチング動作を行う。当該駆動パルス信号は、駆動回路32に設けられた駆動用電源32aにより生成される。スイッチング素子Q3は、制御回路20から駆動回路33を介してゲートに印加される駆動パルス信号に応じてスイッチング動作を行う。当該駆動パルス信号は、駆動回路33に設けられた駆動用電源33aにより生成される。
出力短絡回路4は、インバータ回路3から延びる一対の電源ラインLp,Ln間を短絡するように構成される。出力短絡回路4は、スイッチング素子Q5、スイッチング素子Q6、ダイオードD5、ダイオードD6を有する。出力短絡回路4は、インバータ回路3から延びる一対の電源ラインLp,Ln間に直列に接続されたスイッチング素子Q5,Q6を有する。スイッチング素子Q5は、ドレインがスイッチング素子Q6のドレインに接続され、ゲートが駆動回路31に接続され、ソースがスイッチング素子Q1のソースに接続される。スイッチング素子Q5は、ダイオードD5が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD5は、アノードがスイッチング素子Q5のソースに接続され、カソードがスイッチング素子Q5のドレインに接続される。スイッチング素子Q6は、ドレインがスイッチング素子Q5のドレインに接続され、ゲートが駆動回路33に接続され、ソースがスイッチング素子Q3のソースに接続される。スイッチング素子Q6は、ダイオードD6が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD6は、アノードがスイッチング素子Q6のソースに接続され、カソードがスイッチング素子Q6のドレインに接続される。
フィルタ回路5は、インバータ回路3が出力する交流電力の高周波成分を除去して配電系統10(及び負荷)に出力する。配電系統10は、例えば単相200Vの配電系統である。フィルタ回路5は、リアクタL2,L3及びコンデンサC2を有する。リアクタL2は電源ラインLp上に設けられ、リアクタL3は電源ラインLn上に設けられる。コンデンサC2は、電源ラインLp,Ln間に接続される。
制御回路20は、例えばマイコンにより構成されており、本系統連系装置の全体を制御する。駆動回路31は、駆動用電源31aを有しており、制御回路20の制御下で、駆動用電源31aの電源電位を用いてスイッチング素子Q1,Q5を駆動する。駆動用電源31aの電位基準点は、スイッチング素子Q1,Q5のソースである。駆動回路32は、駆動用電源32aを有しており、制御回路20の制御下で、駆動用電源32aの電源電位を用いてスイッチング素子Q7,Q2,Q4を駆動する。駆動用電源32aの電位基準点は、スイッチング素子Q7,Q2,Q4のソースである。駆動回路33は、駆動用電源33aを有しており、制御回路20の制御下で、駆動用電源33aの電源電位を用いてスイッチング素子Q3,Q5を駆動する。駆動用電源33aの電位基準点は、スイッチング素子Q3,Q5のソースである。
(1.2)系統連系装置の動作
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る系統連系装置の動作を説明する。ここでは、系統連系装置が正の電圧を出力する期間の動作を主として説明する。
次に、図2を参照して、第1実施形態に係る系統連系装置の動作を説明する。ここでは、系統連系装置が正の電圧を出力する期間の動作を主として説明する。
図2(a)は、昇圧回路2、インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれのスイッチング素子の動作を示すタイムチャートである。
図2(a)に示すように、制御回路20は、昇圧回路2の出力電圧、すなわちコンデンサC1の両端電圧が目標値になるように、昇圧回路2のスイッチング素子Q7のスイッチング動作をPWMパルスにより駆動する。系統連系装置が正の電圧を出力する期間では、制御回路20は、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4のスイッチング動作をPWMパルスにより駆動し、インバータ回路3のスイッチング素子Q2,Q3をオフ状態に保つ。制御回路20は、スイッチング素子Q1,Q4のスイッチング動作を同期して行わせる。系統連系装置が正の電圧を出力する期間では、制御回路20は、出力短絡回路4のスイッチング素子Q5をオン状態に保ち、出力短絡回路4のスイッチング素子Q6をオフ状態に保つ。このような状態では、出力短絡回路4を介し、電源ラインLnから電源ラインLpに向けて電流が流れるが、電源ラインLpから電源ラインLnに向けて電流は流れない。
図2(b)は、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4が共にオン状態であるときに電流の流れる方向を示す図である。図2(c)は、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4が共にオフ状態であるときに電流の流れる方向を示す図である。図2(d)は、インバータ回路3の出力電圧波形、具体的には、出力短絡回路4のスイッチング素子Q5,Q6の各ソース間の電圧波形を示す図である。
図2(b)に示すように、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4が共にオン状態であるとき、直流電源1側から、リアクタL1、ダイオードD7、スイッチング素子Q1及びリアクタL2を介し、配電系統10側へ電流が流れる。また、配電系統10側から、リアクタL3及びスイッチング素子Q4を介し、直流電源1へ電流が流れる。コンデンサC1の両端電圧をVc1とすると、図2(d)に示すように、インバータ回路3の出力電圧は略+Vc1となる。なお、電位の基準はスイッチング素子Q6のソースとしている。
図2(c)に示すように、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4が共にオフ状態であるとき、配電系統10側からリアクタL3、ダイオードD6、スイッチング素子Q5、及びリアクタL2を介し、配電系統10側へ電流が流れる。このとき、電源ラインLp,Lnは電気的に短絡されるため、図2(d)に示すように、インバータ回路3の出力電圧は0Vとなる。
このように、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4がオン状態とオフ状態とを繰り返すことによって、図2(d)に示すように、インバータ回路3の出力電圧波形は、正側半サイクルの矩形波波形となる。インバータ回路3の出力電圧波形は、リアクタL2,L3及びコンデンサC2からなるフィルタ回路5によって平滑化され、正側半サイクルの正弦波となる。
なお、系統連系装置が負の電圧を出力する期間では、制御回路20は、インバータ回路3のスイッチング素子Q1,Q4のスイッチング動作をオフ状態に保ち、インバータ回路3のスイッチング素子Q2,Q3をPWMパルスにより駆動する。制御回路20は、スイッチング素子Q2,Q3のスイッチング動作を同期して行わせる。
また、系統連系装置が負の電圧を出力する期間では、制御回路20は、出力短絡回路4のスイッチング素子Q5をオフ状態に保ち、出力短絡回路4のスイッチング素子Q6をオン状態に保つ。このような状態では、出力短絡回路4を介し、電源ラインLpから電源ラインLnに向けて電流が流れるが、電源ラインLnから電源ラインLpに向けて電流は流れない。
系統連系装置が負の電圧を出力する期間では、このような制御により、インバータ回路3の出力電圧波形は、0〜−Vc1の振幅を有する負側半サイクルの矩形波波形となる。インバータ回路3の出力電圧波形は、リアクタL2,L3及びコンデンサC2からなるフィルタ回路5によって平滑化され、負側半サイクルの正弦波となる。
(1.3)比較例
図3は、第1実施形態の比較例を説明するための図である。
図3は、第1実施形態の比較例を説明するための図である。
図3に示すように、比較例の系統連系装置では、出力短絡回路4’のスイッチング素子Q5,Q6は、ソースが共通に接続されている。ダイオードD5,D6は、アノードが共通に接続されている。また、スイッチング素子Q5のドレインは、スイッチング素子Q1のソースに接続される。スイッチング素子Q6のドレインは、スイッチング素子Q3のソースに接続される。
比較例に係る出力短絡回路4’においては、出力短絡回路4’のスイッチング素子Q5,Q6を駆動するために、スイッチング素子Q5,Q6の各ソースの接続点を電位基準点とした駆動用電源34a、すなわち、出力短絡回路4’専用の駆動用電源34aを必要とする。
(1.4)作用・効果
以上説明したように、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q5のソースは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q1のソースに接続されることによって、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれのソースが同電位に保たれる。これにより、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれを共通の駆動用電源31aを用いて駆動可能になる。
以上説明したように、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q5のソースは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q1のソースに接続されることによって、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれのソースが同電位に保たれる。これにより、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれを共通の駆動用電源31aを用いて駆動可能になる。
また、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q6のソースは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q4のソースに接続されることによって、スイッチング素子Q4及びスイッチング素子Q6のそれぞれのソースが同電位に保たれる。これにより、スイッチング素子Q4及びスイッチング素子Q6のそれぞれを共通の駆動用電源32aを用いて駆動可能になる。
このように、第1実施形態によれば、出力短絡回路4専用の駆動用電源を省略できるため、当該駆動用電源の実装面積を確保する必要が無く、且つ部品点数が増加しない。従って、出力短絡回路4を具備する構成において、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
(2)第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る系統連系装置は、昇圧回路2、インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれに使用されるスイッチング素子の種類がIGBTである点が第1実施形態とは異なる。図4は、第2実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る系統連系装置は、昇圧回路2、インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれに使用されるスイッチング素子の種類がIGBTである点が第1実施形態とは異なる。図4は、第2実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。
図4に示すように、スイッチング素子Q1は、コレクタがダイオードD7のカソードに接続され、ゲートが駆動回路31に接続され、エミッタが駆動回路31及びスイッチング素子Q2のコレクタに接続される。スイッチング素子Q1は、ダイオードD1が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD1は、アノードがスイッチング素子Q1のエミッタに接続され、カソードがスイッチング素子Q1のコレクタに接続される。スイッチング素子Q2は、コレクタがスイッチング素子Q1のエミッタに接続され、ゲートが駆動回路32に接続され、エミッタが直流電源1の負極に接続される。スイッチング素子Q2は、ダイオードD2が逆並列接続されている。スイッチング素子Q3は、コレクタがダイオードD7のカソードに接続され、ゲートが駆動回路33に接続され、エミッタが駆動回路33及びスイッチング素子Q4のコレクタに接続される。スイッチング素子Q3は、ダイオードD3が逆並列接続されている。スイッチング素子Q4は、コレクタがスイッチング素子Q3のエミッタに接続され、ゲートが駆動回路32に接続され、エミッタが直流電源1の負極に接続される。スイッチング素子Q4は、ダイオードD4が逆並列接続されている。
また、スイッチング素子Q5は、コレクタがスイッチング素子Q6のコレクタに接続され、ゲートが駆動回路31に接続され、エミッタがスイッチング素子Q1のエミッタに接続される。スイッチング素子Q5は、ダイオードD5が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD5は、アノードがスイッチング素子Q5のエミッタに接続され、カソードがスイッチング素子Q5のコレクタに接続される。スイッチング素子Q6は、コレクタがスイッチング素子Q5のコレクタに接続され、ゲートが駆動回路33に接続され、エミッタがスイッチング素子Q3のエミッタに接続される。スイッチング素子Q6は、ダイオードD6が逆並列接続されている。すなわち、ダイオードD6は、アノードがスイッチング素子Q6のエミッタに接続され、カソードがスイッチング素子Q6のコレクタに接続される。
第2実施形態では、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q5のエミッタは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q1のエミッタに接続されることによって、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれのエミッタが同電位に保たれる。これにより、スイッチング素子Q1及びスイッチング素子Q5のそれぞれを共通の駆動用電源31aを用いて駆動可能になる。
また、出力短絡回路4に設けられたスイッチング素子Q6のエミッタは、インバータ回路3に設けられたスイッチング素子Q4のエミッタに接続されることによって、スイッチング素子Q4及びスイッチング素子Q6のそれぞれのエミッタが同電位に保たれる。これにより、スイッチング素子Q4及びスイッチング素子Q6のそれぞれを共通の駆動用電源32aを用いて駆動可能になる。
従って、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、出力短絡回路4専用の駆動用電源を省略できるため、電力変換装置の信頼性の向上及びコストの低減を実現できる。
(3)第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る系統連系装置は、出力短絡回路4の構成が第1実施形態とは異なる。図5は、第3実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る系統連系装置は、出力短絡回路4の構成が第1実施形態とは異なる。図5は、第3実施形態に係る系統連系装置を具備する系統連系システムの構成を示す図である。
図5に示すように、出力短絡回路4は、インバータ回路3から延びる一対の電源ラインLp,Ln間に並列に接続された2つのアーム回路を有する2アームの構成である。
第1のアーム回路は、電源ラインLp,Ln間に直列に接続されたスイッチング素子Q5及びダイオードD8を有する。第2のアーム回路は、電源ラインLp,Ln間に直列に接続されたスイッチング素子Q6及びダイオードD9を有する。
スイッチング素子Q5は、ドレインがダイオードD8のカソードに接続され、ゲートが駆動回路31に接続され、ソースがスイッチング素子Q1のソースに接続される。スイッチング素子Q5は、ダイオードD5が逆並列接続されている。ダイオードD8のアノードは電源ラインLnに接続される。スイッチング素子Q6は、ドレインがダイオードD9のカソードに接続され、ゲートが駆動回路33に接続され、ソースがスイッチング素子Q3のソースに接続される。スイッチング素子Q6は、ダイオードD6が逆並列接続されている。ダイオードD9のアノードは電源ラインLpに接続される。
第3実施形態では、ダイオードD8,D9は、MOSFETの寄生ダイオード、又はIGBTに内蔵されるダイオードを利用するのではなく、独立したダイオードを使用することができる。すなわち、第1実施形態に係る出力短絡回路4よりも、ダイオードの選択の自由度が高くなり、より適切な回路設計を行うことができるようになる。なお、第3実施形態においては、第2実施形態と同様に、MOSFETに代えて適宜IGBTを使用可能である。
(4)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した各実施形態では、インバータ回路3が4つのスイッチング素子を有し、且つ出力短絡回路4が2つのスイッチング素子を有していたが、このような回路構成に限らず、インバータ回路3がスイッチング素子を2つのみ有する構成や、出力短絡回路4がスイッチング素子を1つのみ有する構成であってもよい。
第1実施形態では、インバータ回路3及び出力短絡回路4の何れも、スイッチング素子としてMOSFETを使用していた。第2実施形態では、インバータ回路3及び出力短絡回路4の何れも、スイッチング素子としてIGBTを使用していた。しかしながら、インバータ回路3及び出力短絡回路4のそれぞれに対し、異なる種類のスイッチング素子を使用してもよい。例えば、インバータ回路3にMOSFETを使用して且つインバータ回路3にIGBTを使用する構成としてもよく、インバータ回路3にIGBTを使用して且つインバータ回路3にMOSFETを使用する構成としてもよい。
上述した各実施形態では、昇圧回路2が使用されていたが、直流電源の電圧が配電系統の電圧よりも高いようなケースでは、昇圧回路2に代えて降圧回路を使用してもよい。
さらに、直流電源1とインバータ回路3との間に昇圧回路又は降圧回路を介する構成に限らず、昇圧回路又は降圧回路を介さずに、直流電源1の出力電圧を直接インバータ回路3の入力とする構成であってもよい。
上述した各実施形態では、直流電源1として太陽電池を例に挙げたが、太陽電池に限らず、燃料電池等の他の直流電源を使用可能である。
以上、本発明の電力変換装置を系統連系装置に適用する実施形態を説明したが、本発明の電力変換装置を系統連系装置に適用する場合に限らず、直流を交流に変換する回路構成を有する装置であれば、系統連系装置以外の装置にも適用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するものである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
D1〜D9…ダイオード、L1〜3…リアクタ、Lp,Ln…電源ライン、Q1〜Q6…スイッチング素子、1…直流電源、2…昇圧回路、3…インバータ回路、4…出力短絡回路、5…フィルタ回路、10…配電系統、20…制御回路、31〜33…駆動回路、31a,32a,33a,34a…駆動用電源
Claims (6)
- 少なくとも1つのスイッチング素子を有し、直流電圧を交流電圧に変換し、前記交流電圧を一対の電源ラインに出力するように構成されたインバータ回路と、
少なくとも1つのスイッチング素子を有し、前記一対の電源ライン間を短絡するように構成された出力短絡回路と
を具備する電力変換装置であって、
前記インバータ回路及び前記出力短絡回路のそれぞれに設けられたスイッチング素子は、該スイッチング素子を駆動するための駆動用電源の電位基準点として使用される基準端子を有しており、
前記出力短絡回路に設けられたスイッチング素子の基準端子は、前記インバータ回路に設けられたスイッチング素子の基準端子に接続されていることを特徴とする電力変換装置。 - 前記出力短絡回路は、直列に接続された第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素子を有し、
前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子は、前記一対の電源ライン間に接続され、
前記インバータ回路は、
前記第1のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第3のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第4のスイッチング素子とを有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記出力短絡回路は、前記インバータ回路から延びる一対の電源ライン間に並列に接続された第1のアーム回路及び第2のアーム回路を有し、
前記第1のアーム回路は、前記一対の電源ライン間に直列に接続された第1のスイッチング素子及び第1のダイオードを有し、
前記第2のアーム回路は、前記一対の電源ライン間に直列に接続された第2のスイッチング素子及び第2のダイオードを有し、
前記インバータ回路は、
前記第1のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第3のスイッチング素子と、
前記第2のスイッチング素子の基準端子に接続された基準端子を有する第4のスイッチング素子とを有することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。 - 前記インバータ回路及び前記出力短絡回路のそれぞれに設けられたスイッチング素子には、ダイオードが逆並列接続されており、
前記出力短絡回路に設けられたダイオードのアノードは、前記インバータ回路に設けられたダイオードのアノードに接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電力変換装置。 - 請求項1〜4の何れか一項に記載の電力変換装置を備え、
前記電力変換装置は、直流電源を配電系統に連系可能に構成されていることを特徴とする系統連系装置。 - 直流電源と、請求項1〜4の何れか一項に記載の電力変換装置とを備え、
前記電力変換装置は、前記直流電源を配電系統に連系可能に構成されていることを特徴とする系統連系システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010042374A JP2011182510A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システム |
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Publications (1)
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JP2011182510A true JP2011182510A (ja) | 2011-09-15 |
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Family Applications (1)
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JP2010042374A Withdrawn JP2011182510A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | 電力変換装置、系統連系装置及び系統連系システム |
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2010
- 2010-02-26 JP JP2010042374A patent/JP2011182510A/ja not_active Withdrawn
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