JP2011182171A - 動画像再生表示装置,動画像再生表示方法,動画像再生表示プログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

動画像再生表示装置,動画像再生表示方法,動画像再生表示プログラムおよびその記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の要約レベルで階層的に要約された映像を視聴する際,階層の各レベル間を連続的に移動しながら,重複することなく再生表示することができるようにする。
【解決手段】要約動画像の再生単位をノードとするツリー状の階層構造を生成して表示し(手段141,142),ノード開閉の設定情報の入力を受け付ける(手段143)。動画像の再生では,親ノードが開いており自ノードが閉じているノードに対応する動画像を順番に表示し(手段149),再生位置保持手段147により再生位置を保持する。ノード開閉の設定情報の入力や再生ノードを指定する情報の入力に応じて,レベル間での再生処理を遷移する場合に,同じ再生位置の動画像の要素から連続的に表示されるように再生対象を切り替えて表示する。
【選択図】図10

Description

本発明は,動画像を再生表示する技術に関し,特に,要約した動画像の再生や,要約していない原動画像の再生への移動を,継ぎ目なく行うことができるようにした動画像再生表示装置に関するものである。なお,本明細書では,映像という語と動画像という語を同じ意味で用いる。
動画像を要約する先行技術として,例えば特許文献1に見られるように,指定された時間で再生するように,動画像中のセグメントに付与された優先度に基づいて,映像データを組み合わせて再生するものがある。また,このように要約された動画像を再生表示する際に,見たいところを素早く探すため,例えば特許文献2に見られるように,動画像のセグメントの代表画像を縮小して,いわゆるサムネイル画像にして一覧を表示し,選択した代表画像が対応する元の動画像を再生する技術が知られている。
しかし,要約した動画像を再生表示する際に,要約動画像を視聴しながら,より詳細な動画像を見たいときに,直ちに元の動画像の該当する部分を重複することなく再生したり,あるいは,要約動画像の視聴に再度戻ったりする手法において,複数の要約レベルがあったような場合に,どの要約レベルの間でも重複や不連続性を生じることなく遷移することが困難であった。
特開2002−320204号公報 特開平10−032773号公報
本発明が解決しようとする課題は,要約されていない動画像を含めた複数の要約レベルの動画像間を,任意のタイミングで,映像が途切れたり戻ったりすることなく切り替えて表示できるようにすることである。
本発明は,上記課題を解決するため,構造化された動画像を構成する要素(ひとまとまりの連続した動画像の一部)をノードとするツリー状の階層構造を表示し,再生する要約レベルを対話的に指定する手段を提供する。また,映像中の現在の再生ポイント(再生位置),および,現在の再生レベルを保持し,再生レベルが変化した際に,新規再生レベルにおける再生開始位置を,現在の再生ポイントと同じ位置とする。
これにより,複数の要約レベルで階層的に要約された映像を視聴する際,現在の時間的再生位置に対する要約レベルを対話的に指定し,階層の各レベル間を連続的に移動しながら,重複することなく再生表示することができるようになる。
詳しくは,本発明は,動画像およびその要約動画像を再生する動画像再生表示装置であって,再生対象の動画像を記憶する動画像記憶手段と,前記動画像を複数のレベルで要約した要約動画像を定義する情報であって,要約動画像ごとに,少なくとも要約のレベルとその要約動画像を構成する前記動画像の構成要素の情報とを含む要約情報を記憶する要約情報記憶手段と,前記要約情報記憶手段に記憶された要約情報をもとに,前記要約動画像および前記動画像の再生単位をノードとするツリー状の階層構造を生成し,生成した階層構造を表示装置に表示する手段と,前記階層構造の表示において,あるノードの下位レベルのノードを表示するか下位レベルのノードを表示しないかを指示するノード開閉の設定情報を入力装置から受け入れ,前記各ノードごとにノード開閉を示す情報を記憶し,ノードが開いていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示し,ノードが閉じていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示しないように階層構造の表示を更新する手段と,前記階層構造における最上位レベルのノードから順番に再生の処理対象として,前記ノード開閉を示す情報をチェックし,処理対象のノードが閉じており,処理対象のノードの親ノードが開いている場合に,前記処理対象のノードに対応する要約動画像または動画像の再生単位を再生する手段とを備えることを特徴とする。
また,上記発明において,現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する手段と,前記要約動画像または前記動画像を再生している最中に,前記階層構造の表示におけるノード開閉の設定情報の入力を入力装置から受け入れる手段と,再生中のノードが前記設定情報の入力により開かれた場合に,再生の処理対象のノードを,前記保持されている再生位置を区間に持つ下位レベルの子ノードに遷移させ,再生中のノードが属する上位レベルのノードが前記設定情報の入力により閉じられた場合に,前記上位レベルのノードに対応する要約動画像の前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分から再生する手段とを備えることを特徴とする。
また,上記発明において,現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する手段と,前記階層構造の表示において,再生するノードを指定する情報が入力装置から入力された場合に,指定されたノードに再生の処理対象となるノードを遷移させ,遷移先のノードが現在再生しているノードが属する上位レベルのノードまたは現在再生しているノードの下位レベルのノードである場合に,前記遷移先のノードに対応する要約動画像または動画像における前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分から再生する手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば,要約された動画像を再生する際に,再生しながら異なる要約レベルの動画像を視聴可能となり,興味があるところを詳細に見たり途中で簡略した動画像を視聴したりすることができる。このとき,異なる要約レベルの動画像に遷移したときでも時間的な不連続性が生じなくなるので,自然な視聴が可能となる。また,現在どの要約レベルで視聴しているか,動画像全体をどのように視聴するか/視聴しているかを直感的に把握できる。
動画像の要約レベルの例を示す図である。 要約情報(メタデータ)の例を示す図である。 動画像の再生位置を説明する図である。 要約レベル間の対応関係の例を示す図である。 階層構造の表示例を示す図である。 再生レベルの設定例を示す図である。 表示画面の例を示す図である。 動画像再生中に階層構造を開閉する例を示す図である。 図8の例に対応する再生位置の例を説明する図である。 本発明の装置構成例を示す図である。 本発明の実施形態に共通の処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態1の再生処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態2の再生処理の流れを示す図である。 本発明の実施形態3の再生処理の流れを示す図である。
一般的に,動画像中の,ひとまとまりの連続した一部を「シーン」あるいは「ショット」等と呼ぶが,本発明では,要約前の元の動画像の,意味的に連続した部分を「シーン」と称することにする。なお,そのシーンへの分割方法は,手動であったり,動画像解析に基づく分割装置やプログラムによるものであったりするが,本発明ではその手段を問わない。
また,本発明において動画像を要約するとは,編集等によって,要約の対象となる動画像の一部を抽出して連結し,1本の動画像とすることを意味する。その際,重要なシーンのみを抽出して連結することもあれば,シーンの一部から何らかの手段でさらに一部を抽出し,それを連結することもある。この「要約動画像」を構成する動画像の構成単位を「セグメント」と称することにする。
図1は,本発明における動画像の要約レベルの例を示す図である。要約レベルとは,元の動画像を要約した回数や段階を示す指標であり,まったく要約されていない動画像を「要約レベル0」,一度要約された動画像を「要約レベル1」,要約レベル1の動画像をさらに要約した動画像を「要約レベル2」と分類する。以下,要約の回数または段階が増えるにつれ,要約レベルの数は上がっていくものとする。
図1において,全動画像P0は,オリジナルの動画像であり,シーンやチャプターから構成されている。このチャプターは,シーンをさらに意味のあるまとまりに分けたものであるが,便宜的なものであり,必須ではなく,以下の説明においてチャプターを省いても何ら問題ない。このように,全動画像P0は,まったく要約されていない動画像であり,これが要約レベル0である。
また,この動画像からいくつかのセグメントsegを抽出して作成できる要約動画像P1を要約レベル1とする。この要約レベル1の動画像からさらにセグメントsegを抽出して作成できる要約動画像P2を要約レベル2とする。以下,簡単のため,要約レベルを0から2までの3段階で説明するが,2段階であっても,あるいは4段階以上であっても何ら差し支えない。
図1の例では,シーン番号には各チャプターごとに番号を振っているが,通番で振っても何ら差し支えない。また,チャプターを省く場合には,チャプター数を1とおいてもよい。
また,要約レベル0であれば,「セグメント番号」をシーン番号に置き換え,サムネイル画像はシーンごとに作成されてもよい。また,要約レベル1以上においては,サムネイル画像はチャプターごとに作成してもよい。チャプターを省く場合には,例えば,さらに上位の要約レベルの1セグメントを抽出する区間ごとにサムネイル画像を作成し,前記区間をチャプターと考えてもよい。
本発明の実施にあたって,このような複数段階の要約動画像を作成する手段については任意であり,従来技術のどのような要約動画像の作成方法を用いてもよいが,複数段階の要約動画像を作成した結果として,図2に示すようなメタデータが要約レベルごとに生成されており,各セグメントやチャプターごとに代表画像(いわゆるサムネイル画像)が生成されているものと想定する。
図2(A)は,要約情報(メタデータ)のデータ構造の例を示しており,図2(B)は,実際に格納される具体的なデータの例を示している。図2(B)の例では,要約レベル番号が1であり,チャプター数が4であり,合計再生時間はフレーム数で表して600フレームである。さらに,各チャプター番号ごとに,代表画像情報のファイル名,各セグメント番号とそのセグメントの開始位置,終了位置,再生時間などが格納されるようになっている。
図3は,動画像の再生位置を説明する図である。ここで「位置」とは,特に断らない限り動画像中のある時間的な位置,すなわち,動画像の先頭からの時間的経過を示す指標を意味し,空間的な位置(場所)を意味するものではない。特に動画像を再生している時に,現在表示している時間的位置を「再生位置」や「現在位置」,「カレントポイント」と称する。
図3において,丸付き数字の1(以下,○1と表す。他の数字も同様)や,○2,○3は,再生位置を表している。○1の位置は,図3の全ての要約レベルで再生されるが,○2の位置は,要約レベル2では再生されず,要約レベル2において,この位置が指定されたなら,次のセグメントにジャンプして再生することになる。同様に○3では,要約レベル0のみを再生し,要約レベル1や2においてこの位置が指定された場合,次のセグメントにジャンプして再生することになる。
以上の要約情報は広く用いられているものであるが,図2に示す要約情報のメタデータを具備していればどのような形式をしていてもかまわない。
本実施形態における要約情報を解釈する手段では,例えば,図1に示す要約の状態であれば,次のように要約情報を解釈する。
・要約レベル0は,4つのチャプターからなり,チャプター1は3つのシーン,チャプター2は2つのシーン,チャプター3は3つのシーン,チャプター4は2つのシーンからなる。代表画像は各シーンに1つである。
・要約レベル1は,4つのチャプターからなり,チャプター1は2つのセグメントからなり,チャプター2は1つのセグメントからなり,チャプター3は3つのセグメントからなり,チャプター4は2つのセグメントからなる。要約レベル0の1つのシーンから複数のセグメントが抽出されることもあり得る。逆に,要約レベル0における連続する複数のシーンにまたがるようなセグメントを抽出する際には,前記シーンの境目において,要約レベル1のセグメントは分割されていると解釈してもよい。代表画像は各チャプターに1つである。
・要約レベル2は,1つのチャプターからなり,そのチャプターは3つのセグメントからなる。代表画像は1つである。
この段階で,要約レベル1以上のある要約レベルのあるセグメントが,一つ下位の(要約レベルの番号が1つ少ない)要約レベルのどの範囲のセグメントを要約したものかがわかる。そのセグメントの開始位置,終了位置を含むようなセグメントを一つ下位の要約レベルの要約情報から探せばよい。逆に,下位の要約レベルのセグメントを,一つ上位の要約レベルのセグメントに対応づけることもできる。
図4は,要約レベル間の対応関係の例を示している。例えば,図1の例を,上位と下位とで対応させたのが図4である。注意を要するのは,要約レベル1のチャプター2はセグメントが抽出されていないため,要約レベル2のどのセグメントに対応づけるかという問題が生じることである。このような場合には,要約レベル1において,直前のセグメント(もちろん直後でもよい)が対応している上位レベルのセグメントに対応づけるとしてもよい。また,図1において,要約レベル0の動画像のシーン2−1からは,要約レベル1のセグメントが抽出されていないが,この場合にはシーンよりもチャプターを優先し,チャプター2に含まれるシーン2−1,シーン2−2を,要約レベル1の同じセグメントに対応づけてもよい。
この段階で,要約レベル0の動画像におけるある再生位置が,上位レベルのどの位置に対応づけられるかが明らかとなる。例えば,図3の例では,○1の位置は要約レベル1,要約レベル2いずれにも含まれるため,要約レベル1の第1のセグメント,要約レベル2の第1のセグメントに対応づけられる。また,この場合,上位レベルの位置を決めれば,下位レベルにおいても一意的に位置が定まる。○2では,要約レベル0と要約レベル1の間では,位置が1対1に対応づけられるが,要約レベル2では,該当するセグメントがないため,要約レベル2におけるセグメント1とセグメント2の間,または,要約レベル2のセグメント2の先頭に対応づけてもよい。
要するに,「上位レベルで位置を決めると,必ず下位レベルでは位置が一意的に決まる。逆に下位レベルで位置を決めても,ルールを決めれば,上位レベルのある位置に対応付けられる」ということになる。
以上の準備のもとに,後述する階層構造生成手段141(図10)において複数の要約レベル間の対応関係を階層構造化し,階層構造表示手段142(図10)において前記階層構造を可視化する。例えば,図5に示すように,あたかもパーソナルコンピュータにおけるディレクトリ構造をアイコンで可視化したような表現を用いてもよい。
図5にその例を示す。最上位の要約レベル2の代表画像からツリー状に要約レベル1,要約レベル0の縮小された代表画像がそれぞれ接続されて表示される。ここで,このアイコンは図6に示すように,視覚的に展開したり閉じたりすることができる。
図6は,再生レベルの設定例を示している。階層構造を閉じたり開いたりすることによって,どの要約レベルの動画像を再生するかしないかを設定することができるので,階層構造を閉じたり開いたりする操作を,ここでは再生レベルの設定という。
図6(A)は階層構造を閉じ,要約レベル2の代表画像のみを示している。このとき,図6(A)の代表画像の横に「+」で示した例のように,階層構造が閉じられており,展開することができるというマークを付与してもよい。これは,例えばWINDOWS(登録商標)のエクスプローラでディレクトリ構造を見るようなイメージである。また,同様に,図6(B)で示すように,「−」によって展開済みということを示してもよい。図6(C)は,さらに下位のレベルまで展開している例を示している。図6(C)の例では,図5における要約レベル1のチャプター2,チャプター3は閉じられており,チャプター1,チャプター4は展開されている。
この閉じたり展開したりする構成単位を,以下,「ノード」と呼ぶ。ノードには,複数のセグメントが含まれることがある。そして,ある要約レベルのノードに対し,上位の要約レベルのノードが存在すれば,当該上位の要約レベルのノードを「親ノード」と呼び,ある親ノードに対応づけられる下位の要約レベルのノードを「子ノード」と呼ぶ。
このツリー状の図を,動画像の再生を制御するスケジューラとして用いる。ここで,「高次の要約レベルから再生処理を開始し,現在の要約レベルにおいて,階層構造が閉じられていたらその要約レベルの動画像を再生し,階層構造が開いていたら,下位のレベルに制御を遷移する」ものとする。
図6(A)の場合,まず,要約レベル2の動画像を再生しようとし,階層構造が閉じられているため,そのまま要約レベル2の動画像を再生する。図6(B)の場合には,要約レベル2の動画像を再生しようとするところから処理を開始するが,階層構造が展開されているため,処理を要約レベル1に移す。要約レベル1において,まず先頭のチャプターを示す階層構造が閉じているため,そのまま要約レベル1におけるチャプター1の動画像を再生する。再生が終了したら直ちに同じ要約レベルの次のセグメントの再生を行う。
図6(B)では,要約レベル2の動画像が全て再生されることになる。図6(C)の場合には,「要約レベル2」→「要約レベル1のチャプター1」→「要約レベル0のシーン1−1」と再生処理が遷移する。要約レベル0は,さらに下位レベルが存在しないため,シーン1−1を再生する。再生が終了したら次のセグメント,すなわちシーン1−2,引き続きシーン1−3の順に再生して行く。要約レベル0において,シーン1−3の次のセグメントはシーン2−1であるが,要約レベル1において,シーン2−1を含むチャプター2が閉じられているため,要約レベル1に再生処理が遷移し,要約レベル1のチャプター2が再生される。この処理を繰り返すことで,階層構造の開閉に従って映像の再生レベルを設定することができる。
望ましくは,階層構造の開閉時に,トータルの再生時間を併せて表示すれば,階層構造を開いたり閉じたりすることで再生時間の調整が可能となる。
図7は,本発明の実施の形態における表示画面の例を示した例である。あくまで一例であって,配置やデザインはこれに限定されるものではない。この図の例では,右側にある階層構造表示部D2のツリー構造を開閉して再生レベルを設定し,左側の動画像再生部D1にて動画像が再生されることになる。また,望ましくは,現在の再生位置が含まれる代表画像を強調表示するなど,現在,どのレベルのどのセグメントが再生されているかを示してもよい。なお,図示省略しているが,表示画面には,動画像再生部D1の下部に,停止ボタン,再生ボタン,早送りボタン,逆再生ボタン,一時停止ボタン等の操作用インタフェースが設けられている。
図8は,動画像再生中に階層構造を開閉する例を示す図であり,図9は,図8の例に対応する再生位置の例を説明する図である。なお,図9における○1と○3は同じ位置とする。
例えば,図8(A)に示すように,要約レベル1の動画像のチャプター1部分を再生していたとする(再生位置は図9の○1)。この状態で,ユーザが詳細な動画像の視聴を望み,要約レベル1の再生中のノードがユーザの指示入力により開かれると,階層構造は,図8(B)に示すように展開され,要約レベル0の該当部分(シーン1−2)が再生される。すなわち,図9の○1と同じ○2の再生位置から要約レベル0の動画像が途切れることなく再生される。
逆に,図8(B)の状態で要約レベル0の動画像を再生中に,その上位の要約レベル1のノードが閉じられると,図8(C)のように階層構造の更新表示が行われ,要約レベル1の再生に戻り,再生位置は図9の○2と同じ○3の位置から動画像が途切れることなく再生される。
さらに,図8(D)に示すように,再生中のノードの上位にある要約レベル2のノードが閉じられると,要約レベル1の動画像から要約レベル2の動画像における該当部分が再生される。なお,図9に示す例では,要約レベル2においては,再生位置○3に直接対応する位置のセグメントが存在しない。この場合には,再生位置○3より大きい先頭位置を持つ直近のセグメントの先頭に再生位置が移される。すなわち,図9の例では要約レベル2における先頭が○4の再生位置にあるセグメントから再生が続けられる。
以上のように,再生位置を保持することにより,再生中にノードの開閉があっても,レベル間で動画像の再生を重複させたり,不自然に途切らせたりすることなく,シームレスに動画像を再生することができる。ノードの開閉だけではなく,ユーザが指示したノードの動画像に再生をジャンプするときも同様である。
以下,ノードを,要約レベルn(n=0,1,2,…,N)とその要約レベルでの順序mを用いてF[n,m]で表す。ノードF[n,m]は,
F[n,m]=(n,m,p,c,d)
n:要約レベル番号(最大N,最小0のN+1個)
m:その要約レベルにおけるノードの通し番号
p:F[n,m]の親ノード(n=NのときはNULL)
c:自ノードの子の先頭(レベル0のときはNULL)
d:そのノードが展開されている(d=1)か閉じられている(d=0)か
という情報を持つ。
図10は,本発明に係る動画像再生表示装置の構成例を示す。動画像再生表示装置10は,制御部100,動画像記憶手段110,要約情報記憶手段120,代表画像記憶手段130,階層構造生成手段141,階層構造表示手段142,階層構造の展開受け入れ手段143,ノード情報生成手段144,ノード情報更新手段145,処理ノード遷移手段146,再生位置保持手段147,再生位置更新手段148,動画像再生手段149を備える。また,動画像を表示するためのディスプレイ装置150,マウスやキーボードやリモコン等の入力装置160を備える。
動画像記憶手段110は,オリジナルの動画像を記憶する装置である。要約情報記憶手段120は,図2に示す要約情報を記憶する。代表画像記憶手段130は,図1に示す各セグメントやチャプターごとに生成された代表画像を記憶する。
階層構造生成手段141は,複数の要約レベル間の対応関係を階層構造化した図5に示すような階層構造の情報を内部メモリ内に生成する。階層構造表示手段142は,階層構造生成手段141が生成した階層構造を,表示画面の階層構造表示部D2(図7参照)に表示する。
階層構造の展開受け入れ手段143は,階層構造表示部D2におけるポインティングデバイスの操作によって,図6で説明したような階層構造のノードを開閉する指示の入力,すなわち階層構造を構成するノードに対し,さらに下位のノードを表示するかしないかの開閉情報を設定する再生レベルの設定入力を受け付ける。
ノード情報生成手段144は,各ノードについて,前述したF[n,m]のノード情報を生成する。なお,このノード情報の生成は,前述した階層構造生成手段141において行ってもよい。ノード情報更新手段145は,階層構造の展開受け入れ手段143による再生レベルの設定に対して,F[n,m]のノード情報を更新する。
処理ノード遷移手段146は,再生対象となるノードに対する処理を遷移させるものである。すなわち,階層構造における要約レベルNの最上位ノードから順番にノードを辿り,各ノードに対応する要約動画像またはシーンを表示するか否かの判定のための処理を行う。
再生位置保持手段147は,現在表示している動画像の再生位置を記憶して保持する。再生位置更新手段148は,動画像の表示に伴い,再生位置保持手段147が保持する再生位置を更新する。動画像再生手段149は,図7に示す表示画面における動画像再生部D1に,要約レベルに応じた動画像を動画像記憶手段110から読み出して表示する。制御部100は,動画像再生表示装置10における全体の制御を行う。
次に,動画像再生表示装置10が実行する動画像および要約動画像の再生処理について説明する。最初に,以下で説明する再生処理1〜3の事前に実行する共通処理について,図11に従って説明する。
図11は,本発明の実施形態に共通の処理の流れを示す図である。まず,ステップS1では,再生対象となる動画像を動画像記憶手段110に記憶する。ステップS2では,従来技術を用いて作成された動画像の要約情報を,要約情報記憶手段120に記憶する。ステップS3では,各要約レベルに応じた要約動画像の代表画像を,代表画像記憶手段130に記憶する。ステップS4では,要約情報記憶手段120に記憶された要約情報をもとに,階層構造生成手段141が図5に示すような階層構造の表示のための階層構造を生成する。
以上のステップS1〜S3の処理は,要約対象となる一つの動画像について一度だけ実行すればよく,また,ステップS4についても,生成された階層構造を記憶装置に保存しておくようにすれば,一度だけの実行でよい。
ステップS5では,階層構造の表示要求または動画像の再生要求に対して,階層構造表示手段142が,ディスプレイ装置150の表示画面に階層構造を表示する。続いて,ステップS6では,表示した階層構造に対する設定の入力があれば,階層構造の展開受け入れ手段143がその入力を受け入れ,階層構造のノードの開閉を行う。
ステップS7で,ノード情報生成手段144が,要約レベルn,順位mの各ノードのノード情報F[n,m]を作成する。このノード情報F[n,m]は,(n,m,p,c,d)情報を持つ。nは,要約レベルの番号である。後述する再生処理1,2では,nは初期値がNに設定される。mは要約レベルnにおける何番目のノードかを示すノードの通し番号である。pは,親ノードがどのノードであるかを示す親ノードの識別情報である。要約レベルがnのノードの親ノードの要約レベルはn−1であるので,要約レベルn−1におけるノードの番号m′の値を保持するようにしてもよい。最上位の要約レベルNにおけるpには,NULLが設定される。cは,自ノードF[n,m]の子ノードの先頭の番号が格納される。子ノードの要約レベルはn+1であるので,子ノードの中でmが最も小さい値をcとして保持するようにしてもよい。要約レベルが0のときは子ノードが存在しないので,cはNULLである。また,dはノードの開閉状態を示すノード状態フラグであり,ノードが開いている場合,すなわちノードが展開されているときにはd=1であり,閉じられているときにはd=0である。
ステップS8では,ステップS6における階層構造の展開受け入れに応じて,展開されたノードにd=1を設定し,閉じたノードにd=0を設定する。
次に,再生開始の指示に対して,図12〜図14に示す再生処理1〜3のいずれかの処理を行う。
[第1の実施形態]
図12は,第1の実施形態の再生処理1の流れを示す図である。本実施形態は,あらかじめツリー状の構造において,各ノードの開閉状況を設定しておき,動画像を先頭から再生させるものである。
n=N,m=1として,F[N,1]から処理をスタートし(ステップS101),以下の再生ルールに従って再生を行う。
基本は,自ノードがd==0で,かつ,親ノードがd==1であれば,動画像再生手段149が,そのノードF[n,m]の動画像を再生(ただし,n=Nのときは,親ノードがないため,自ノードがd==0であれば再生)することである。
ノードF[n,m]に処理が来たときに(ステップS102),フラグd==1(開)であれば(ステップS103で“YES”),子のノード(nを1つ減らす) の先頭F[n−1,m′]に処理を移し,ステップS102へ戻る。m′は,子ノードの先頭のm(すなわちcの情報から得る)である。
フラグd==0(閉)のとき(ステップS103で“NO”),現在のノードF[n,m]の要約レベルnが最上位レベルNであるかを判定する(ステップS105)。n==Nであれば,ステップS108へ進む。
n≠Nであれば,ステップS107において,親ノードpのフラグdを調べ,d==1(開)ならばステップS108へ進み,d==0(閉)ならば再生しないで,ステップS111へ進み,n=n+1として親ノードpに処理を遷移する(ステップS102へ)。これらの処理の遷移は,処理ノード遷移手段146が行う。
ステップS108では,動画像再生手段149がノードF[n,m]の動画像を再生する。再生終了後に,ステップS109でm=m+1とし,ステップS110ではF[n,m]が存在するかどうかを判定する。すなわち,ステップS108で再生が終了したノードF[n,m]に対して,F[n,m+1]が存在すれば,F[n,m+1]に処理を移し,ステップS102へ戻って同様に処理を繰り返し,F[n,m+1]が存在しなければ,処理を終了する。
[第2の実施形態]
図13は,第2の実施形態の再生処理2の流れを示す図である。第2の実施形態は,前記の階層構造の開閉を,動画像を再生視聴しながら実現するものである。前記の例では,動画像の再生前に階層構造を決定したが,再生の途中で,より詳細な動画像を視聴したくなったり,逆に短時間で見たいような場合である。
現在再生中の要約レベルにおいて,再生位置を含むノードよりも先(未再生部分)の階層構造については,実質上,第1の実施形態と同様であるから特に問題はない。現在の再生ノードや,あるいはその上位レベルの階層構造の開閉状況を変化させたときは,以下の再生処理2を行う。
あるノードを閉じたら,子ノードを全てd=0 にする。原則は第1の実施形態と同じであるが,現在再生しているノードを開閉したり,親(あるいは,さらに上位レベルのノード)を開閉した場合,以下のように処理する。
ノードF[n,m]を再生中(ということは閉じている) ,再生位置tがレベル0の動画像のどの再生位置に対応づけられるかは,要約情報(図2)からわかる。そこで,この再生位置tをもとに,階層の各レベル間でシームレスな再生を実現する。
(1)ノードF[n,m]を再生中,そのノードを展開したら,処理を「再生位置tを区間に持つ子ノード」に移す。
(2)ノードF[n,m]を再生中,そのノードの親を閉じたら,処理を親ノードに移す。その際,再生位置tは,親ノードが持つセグメント内にあればそこに移す。なければ,再生位置tよりも大きい先頭位置を持つセグメントの先頭にcを移す。
(3)ノードF[n,m]を再生中,そのノードのさらに上位にあるノードを閉じたら,処理をd=1である上位ノードに移す。その際,再生位置tは,当該上位ノードが持つセグメント内にあればそこに移す。なければ,再生位置tよりも大きい先頭位置を持つセグメントの先頭にtを移す。
図13において,まず,n=N,m=1とし(ステップS201)。再生位置tをノードF[n,m]の先頭とする(ステップS202)。次のステップS203からS207までは,第1の実施形態におけるステップS102〜S107(図12)と同じであり,ステップS208は,ステップS111(図12)と同じである。
ステップS209では,動画像再生手段149および再生位置更新手段148が,ノードF[n,m]の動画像を,再生位置tを増分しながら再生する。再生位置tは,再生位置保持手段147に保持される。以下,再生が終了するか,自ノードが展開または親ノードが閉じられるまで,ステップS209〜S217を繰り返す。
この再生の間,階層構造の展開受け入れ手段143は,ユーザによるノードの開閉処理を受け入れる(ステップS210)。開閉状態の変更を受け付けたならば,ノード情報更新手段145により,開閉情報を更新(関連ノードのフラグdを更新)し,階層構造を表示しなおす(ステップS211)。
次に,自ノードおよび親ノードのフラグdをチェックし(ステップS212),親ノードッドのフラグがd=1(開),自ノードのフラグがd=0(閉)のときには,そのまま再生を継続する。
自ノードのフラグdが1(開)になった場合には(ステップS213),ステップS214へ移り,ステップS214では,子ノードのうち,再生位置tを持つノードに処理を遷移し,再生位置tの値はそのまま保持して,ステップS203以降を繰り返す。
次に,親ノードのフラグがd=0(閉)になった場合には(ステップS215),ステップS216へ移り,ステップS216では,親ノードの再生位置tを持つセグメントに処理を遷移し,再生位置tの値はそのまま保持する。セグメントがないときは,再生位置tよりも大きな先頭位置を持つセグメントの先頭を再生位置tとし,ステップS203へ戻って,同様に処理を繰り返す。
自ノードの再生が終了したら(ステップS217),ステップS218で,m=m+1とし,ステップS219で,F[n,m]が存在するかどうかを判定する。すなわち,ステップS217で再生が終了したノードF[n,m]に対して,F[n,m+1]が存在すれば,F[n,m+1]に処理を移し,ステップS203へ戻って同様に処理を繰り返し,F[n,m+1]が存在しなければ,処理を終了する。
[第3の実施形態]
図14は,第3の実施形態の再生処理3の流れを示す図である。第3の実施形態は,ユーザの入力を受け入れて再生位置や要約レベルを変化させてもよいというものである。例えば,マウスポインタで指定したノードの代表画像に処理を移すような場合である。第3の実施形態では,次のように処理する。
(1)指定されたノードF[n,m]を再生し,そのまま指定されたノードに変化がなければ,mを増分し,同じ要約レベルの次のノードに処理を移す。
(2)上位ノードが指定されたら,指定された上位ノードに処理を移し,再生位置tを範囲に持つセグメントの当該再生位置から動画像を再生する。そのようなセグメントがないときは,再生位置tよりも大きな値の先頭位置を持つセグメントの先頭位置をtとし,その再生位置tから再生する。
(3)下位ノードが指定され,当該下位ノードが表示されているときは,当該下位ノードに処理を移し,再生位置tを範囲に持つセグメントの当該再生位置から動画像を再生する。そのようなセグメントがないときは,再生位置tよりも大きな値の先頭位置を持つセグメントの先頭位置をtとし,その再生位置tから再生する。
図14において,ステップS301では,ユーザのマウスポインタ操作などによるノードF[n,m]の指定を受け入れ,その先頭位置を再生位置tとする。以降,ノードF[n,m]について,以下の処理を行う(ステップS302)。
ステップS303では,ノードF[n,m]の動画像を,再生位置tを増分しながら再生する。この再生の間,ユーザによるノードの開閉や,再生を移すノードの指定を受け入れる(ステップS304)。ユーザの指定に応じて,ノードに開閉情報を設定し,更新された階層構造を表示する(ステップS305)。
再生を移すノードとして,自ノードF[n,m]よりも上位レベルのノードが指定された場合(ステップS306),ステップS307へ移り,ステップS307では,指定された上位ノードの再生位置tを範囲に持つセグメントに処理を遷移し,再生位置tの値はそのまま保持する。当該セグメントがないときは,再生位置tよりも大きな先頭位置を持つセグメントの先頭を再生位置tとし,ステップS302へ戻って,同様に処理を繰り返す。
また,ノードF[n,m]の再生中に,下位レベルのノードの指定があり(ステップS308),下位レベルの子ノードが表示されている場合には(ステップS309),ステップS310へ移り,ステップS310では,指定された下位ノードの再生位置tを範囲に持つセグメントに処理を遷移し,再生位置tの値はそのまま保持する。当該セグメントがないときは,再生位置tよりも大きな先頭位置を持つセグメントの先頭を再生位置tとし,ステップS302へ戻って,同様に処理を繰り返す。
ノードの開閉やノードの指定がない場合,ステップS311では,自ノードの再生が終了したかどうかを判定し,終了していなければ,ステップS303へ戻って,再生を続ける。再生がが終了したら,ステップS312で,m=m+1とし,ステップS313で,F[n,m]が存在するかどうかを判定する。すなわち,ステップS311で再生が終了したノードF[n,m]に対して,F[n,m+1]が存在すれば,F[n,m+1]に処理を移し,ステップS303へ戻って同様に処理を繰り返し,F[n,m+1]が存在しなければ,処理を終了する。
以上の第1の実施形態から第3の実施形態までの再生処理を組み合わせて,本発明を実施することもできる。
以上説明した動画像再生表示の処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
10 動画像再生表示装置
100 制御部
110 動画像記憶手段
120 要約情報記憶手段
130 代表画像記憶手段
141 階層構造生成手段
142 階層構造表示手段
143 階層構造の展開受け入れ手段
144 ノード情報生成手段
145 ノード情報更新手段
146 処理ノード遷移手段
147 再生位置保持手段
148 再生位置更新手段
149 動画像再生手段
150 ディスプレイ装置
160 入力装置

Claims (8)

  1. 動画像およびその要約動画像を再生する動画像再生表示装置であって,
    再生対象の動画像を記憶する動画像記憶手段と,
    前記動画像を複数のレベルで要約した要約動画像を定義する情報であって,要約動画像ごとに,少なくとも要約のレベルとその要約動画像を構成する前記動画像の構成要素の情報とを含む要約情報を記憶する要約情報記憶手段と,
    前記要約情報記憶手段に記憶された要約情報をもとに,前記要約動画像および前記動画像の再生単位をノードとするツリー状の階層構造を生成し,生成した階層構造を表示装置に表示する手段と,
    前記階層構造の表示において,あるノードの下位レベルのノードを表示するか下位レベルのノードを表示しないかを指示するノード開閉の設定情報を入力装置から受け入れ,前記各ノードごとにノード開閉を示す情報を記憶し,ノードが開いていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示し,ノードが閉じていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示しないように階層構造の表示を更新する手段と,
    前記階層構造における最上位レベルのノードから順番に再生の処理対象として,前記ノード開閉を示す情報をチェックし,処理対象のノードが閉じており,処理対象のノードの親ノードが開いている場合に,前記処理対象のノードに対応する要約動画像または動画像の再生単位を再生する手段とを備える
    ことを特徴とする動画像再生表示装置。
  2. 請求項1記載の動画像再生表示装置において,
    現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する手段と,
    前記要約動画像または前記動画像を再生している最中に,前記階層構造の表示におけるノード開閉の設定情報の入力を入力装置から受け入れる手段と,
    再生中のノードが前記設定情報の入力により開かれた場合に,再生の処理対象のノードを,前記保持されている再生位置を区間に持つ下位レベルの子ノードに遷移させ,再生中のノードが属する上位レベルのノードが前記設定情報の入力により閉じられた場合に,前記上位レベルのノードに対応する要約動画像の前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分から再生する手段とを備える
    ことを特徴とする動画像再生表示装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の動画像再生表示装置において,
    現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する手段と,
    前記階層構造の表示において,再生するノードを指定する情報が入力装置から入力された場合に,指定されたノードに再生の処理対象となるノードを遷移させ,遷移先のノードが現在再生しているノードが属する上位レベルのノードまたは現在再生しているノードの下位レベルのノードである場合に,前記遷移先のノードに対応する要約動画像または動画像における前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分から再生する手段とを備える
    ことを特徴とする動画像再生表示装置。
  4. 再生対象の動画像を記憶する動画像記憶手段と,前記動画像を複数のレベルで要約した要約動画像を定義する情報であって,要約動画像ごとに,少なくとも要約のレベルとその要約動画像を構成する前記動画像の構成要素の情報とを含む要約情報を記憶する要約情報記憶手段とを備える装置が,動画像およびその要約動画像を再生する動画像再生表示方法であって,
    前記要約情報記憶手段に記憶された要約情報をもとに,前記要約動画像および前記動画像の再生単位をノードとするツリー状の階層構造を生成し,生成した階層構造を表示装置に表示する過程と,
    前記階層構造の表示において,あるノードの下位レベルのノードを表示するか下位レベルのノードを表示しないかを指示するノード開閉の設定情報を入力装置から受け入れ,前記各ノードごとにノード開閉を示す情報を記憶し,ノードが開いていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示し,ノードが閉じていればその下位レベルのノードを階層構造中に表示しないように階層構造の表示を更新する過程と,
    前記階層構造における最上位レベルのノードから順番に再生の処理対象として,前記ノード開閉を示す情報をチェックし,処理対象のノードが閉じており,処理対象のノードの親ノードが開いている場合に,前記処理対象のノードに対応する要約動画像または動画像の再生単位を再生する過程とを有する
    ことを特徴とする動画像再生表示方法。
  5. 請求項4記載の動画像再生表示方法において,
    現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する過程と,
    前記要約動画像または前記動画像を表示している最中に,前記階層構造の表示におけるノード開閉の設定情報の入力を入力装置から受け入れる過程と,
    再生中のノードが前記設定情報の入力により開かれた場合に,再生の処理対象のノードを,前記保持されている再生位置を区間に持つ下位レベルの子ノードに遷移させ,再生中のノードが属する上位レベルのノードが前記設定情報の入力により閉じられた場合に,前記上位レベルのノードに対応する要約動画像の前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分を再生する過程とを有する
    ことを特徴とする動画像再生表示方法。
  6. 請求項4または請求項5記載の動画像再生表示方法において,
    現在再生している前記要約動画像または前記動画像の時間的な再生位置を更新し保持する過程と,
    前記階層構造の表示において,再生するノードを指定する情報が入力装置から入力された場合に,指定されたノードに再生の処理対象となるノードを遷移させ,遷移先のノードが現在再生しているノードが属する上位レベルのノードまたは現在再生しているノードの下位レベルのノードである場合に,前記遷移先のノードに対応する要約動画像または動画像における前記保持されている再生位置を持つ部分または再生位置より大きい直近の部分を再生する過程とを有する
    ことを特徴とする動画像再生表示方法。
  7. 請求項4,請求項5または請求項6記載の動画像再生表示方法を,コンピュータに実行させるための動画像再生表示プログラム。
  8. 請求項4,請求項5または請求項6記載の動画像再生表示方法を,コンピュータに実行させるための動画像再生表示プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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